説明

踏切警報機機能確認装置

【課題】警報音発生器と断続リレーとスピーカーと警報灯器の機能確認及びケーブル回線の回路確認を行い、踏切警報機の信頼性を高める。
【解決手段】交流導通試験部10からスピーカー4へ、直流導通試験部11から警報灯器5へ試験信号を送出し、踏切警報区間に列車不在時は、交流導通試験部と接点構成18と回線6とスピーカーで回路構成し、交流計測部12を回線6の回路に接続し試験信号を計測し、踏切警報区間に列車在線時は、警報音発生器2と接点構成18と回線6とスピーカーで回路構成し、回線6の回路に接続した交流計測部12で警報音発生器2の出力を計測し、断続リレー3と接点構成19と回線7と警報灯器5で回路構成し、回線7の回路に接続した直流計測部13で断続リレー3の出力を計測し、計測データをデータ判定処理部14で受信し、正常時の基準データと常時受信の計測データを比較し、比較値に基づき正常か異常か判定確認し警報出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道における踏切保安設備、特に踏切警報機の信頼性の向上化に関する
ものである。
【背景技術】
【0002】
図3は、従来の踏切警報機の構成図である。踏切警報機に於いて、踏切警報区間に
列車不在時、警報制御リレーR1のコイルが励磁し、警報音発生器2と断続リレー3
とスピーカー4と警報灯器5が動作停止し、踏切警報区間に列車在線時、警報制御リ
レーR1のコイルが非励磁となり、警報音発生器2と断続リレー3が動作し、ケーブ
ル回線6及びケーブル回線7を介してスピーカー4が鳴り、警報灯器5が点滅閃光動
作する。
【0003】
この踏切警報機の一連の動作中にスピーカー4から警報音が出ていないか、警報灯
器5が点滅閃光していない時、警報音発生器2か断続リレー3の異常によるものか、
ケーブル回線6及びケーブル回線7の線間短絡か断線によるもかの確認が出来ない。
また、踏切警報区間に列車不在時に踏切警報機の個々の異常、ケーブル回線6及びケ
ーブル回線7の線間短絡や断線が発生しても確認が出来ない。
【0004】
この装置において、警報音発生器2、スピーカー4、断続リレー3、警報灯器5の
いずれかが異常の場合、またはケーブル回線6及びケーブル回線7の線間短絡か断線
が起こった場合に速やかに異常の個所を検知確認することが要望される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−089666 公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、この要望を満たすためになされるものであり、踏切警報区間に列車不在
時に、スピーカー、警報灯器の異常及びケーブル回線の線間短絡や断線の確認ができ、
踏切警報区間に列車在線時に警報音発生器、断続リレー、スピーカー、警報灯器の異
常及びケーブル回線の線間短絡や断線の確認ができると共に、低コストで容易に施工
できる踏切警報機機能確認装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の踏切警報機機能確認装置は、交流導通試験部と直流導通試験部と切替リレ
ー回路部と交流計測部と直流計測部とデータ判定処理部を有し、交流導通試験部は、
交流信号を間歇的に生成出力してスピーカーへ送出し、直流導通試験部は、警報灯器
が発光しない程度のパルス信号を生成出力して警報灯器へ送出し、切替リレー回路部
は、切替リレーRTを有し、踏切警報区間に列車不在時は、切替リレーRTのフロン
ト接点を介して、交流導通試験部とケーブル回線とスピーカーとの回路と、直流導通
試験部とケーブル回線と警報灯器とで回路が構成され、踏切警報区間に列車在線時は、
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切替リレーRTのバック接点を介して警報音発生器とケーブル回線とスピーカーとの
回路と、断続リレーとケーブル回線と警報灯器とで回路が構成され、切替リレーRT
の動作により切替リレーRTの接点を介して回路構成を切替え、交流計測部は、切替
リレーRTのコモン接点とスピーカーとの間の回路に接続され、切替リレーRTの動
作により交流導通試験部と警報音発生器との出力信号を計測し、直流計測部は、切替
リレーRTのコモン接点と警報灯器との間の回路に接続し、切替リレーRTの動作に
より直流導通試験部と断続リレーとの出力信号を計測し、データ判定処理部は、交流
計測部と直流計測部の計測データを受信し、正常時の計測データを基準データとして
保存し、常時受信する計測データと基準データを比較して、比較値に基づいて正常か
異常かを判定処理し警報出力することを特徴とし、並列二重系の切替えリレーRTが
動作不一致のとき、一致リレーPTのコイルが非励磁となり、一致リレーPTの動作
接点が開になり、警報音発生器の出力と交流導通試験部の出力及び断続リレーの出力
と直流導通試験部の出力の混線を防ぐことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば踏切警報区間に列車不在時、警報制御リレーRに連動する切替リレ
ーRTの接点を介して交流導通試験部とケーブル回線とスピーカーとの回路が構成さ
れ、交流導通試験部からスピーカーへ試験信号を送出して、交流計測部で試験信号を
取り込み計測し、計測データをデータ判定処理部に送り、正常時の基準データと比較
し動作機能を確認し、また切替リレーRTの別の接点を介して、直流導通試験部とケ
ーブル回線と警報灯器との回路が構成され、直流導通試験部から警報灯器へ試験信号
を送出して、直流計測部で試験信号を取り込み計測し、計測データをデータ判定処理
部に送り、正常時の基準データと比較し動作機能を確認することができる。
【0009】
また踏切警報区間に列車在線時、警報制御リレーRに連動する切替リレーRTの接
点を介して警報音発生器とケーブル回線とスピーカーとの回路が構成され交流計測部
で信号を取り込み計測し、また切替えリレーRTの別の接点を介して断続リレーとケ
ーブル回線と警報灯器とで回路が構成され、直流計測部で信号を取り込み計測し、計
測データをデータ処理制御部に送り、正常時の基準データと比較し動作機能を確認す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の踏切警報機機能確認装置の構成図である
【図2】切替リレー回路部が一重系の踏切警報機機能確認装置の構成図である
【図3】従来の踏切警報機の構成図である
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の踏切警報機機能確認装置は、踏切警報区間に列車不在時にはスピーカーと
警報灯器の機能確認及びケーブル回線の線間短絡や断線の確認ができ、踏切警報区間
に列車在線時には警報音発生器と断続リレーとスピーカーと警報灯器の機能確認及び
ケーブル回線の線間短絡や断線の確認ができ、更に低コストで容易に施工できること
を目的とし、踏切異常検知器と切替リレー回路部で、踏切警報機の従来の機能を損な
うことなく実現した。
【0012】
交流導通試験部と直流導通試験部と切替リレー回路部と交流計測部と直流計測部と
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データ判定処理部を有し、交流導通試験部は可聴周波数帯域の上限値の交流信号を間
歇的に生成出力し、試験信号としてスピーカーへ送出し、直流導通試験部は警報灯器
がLEDの場合LEDの導通が確認でき、発光しない程度のパルス信号を生成し試験
信号とし、電球の場合フィラメントが発光しない程度のパルス信号を生成し試験信号
として警報灯器へ送出し、交流計測部は、入力部に非接触式の交流電流センサーを使
用し、切替リレー回路部の切替リレーRTの接点構成を介して警報音発生器の出力と
交流導通試験部の出力を計測し、直流計測部は、警報灯器がLEDの場合は微弱電流
を電圧に換算して計測し、電球の場合は入力部に非接触式の直流電流センサーを使用
し、切替リレー回路部の切替リレーRTの接点構成を介して断続リレー出力と直流導
通試験部の出力を計測し、切替リレー回路部は切替リレーRTを有し、踏切警報区間
に列車不在時は、警報制御リレーRのコイルが励磁となり、切替リレーRTのコイル
が励磁となり、切替リレーRTのフロント接点で交流導通試験部とケーブル回線とス
ピーカーで回路が構成され切替リレーRTの別のフロント接点で直流導通試験部とケ
ーブル回線と警報灯器で回路が構成され、踏切警報区間に列車在線時は、警報制御リ
レーRのコイルが非励磁となり、切替リレーRTのコイルが非励磁となり、切替リレ
ーRTのバック接点で警報音発生器とケーブル回線とスピーカーで回路が構成され、
切替リレーRTの別のバック接点で断続リレーとケーブル回線と警報灯器で回路が構
成され、切替リレーRTのコイルが励磁または非励磁となることで切替リレーRTの
接点を介して回路構成を切り替え、データ判定処理部は交流計測部と直流計測部の計
測データを受信し、踏切警報区間に列車不在時と列車在線時の正常時の警報音発生器
出力と交流導通試験部出力及び断続リレー出力と直流導通試験部出力の計測データを
受信し基準データとして保存し、常時受信する計測データと基準データを比較して、
比較値に基づき正常か異常か判断し警報出力することを特徴とする。
【実施例1】
【0013】
図1は本発明の踏切警報機機能確認装置の構成図である。踏切警報機機能確認装置
は、切替リレー回路部8と踏切異常検知器9を接続して一架に組込み、踏切付近に設
置された踏切器具函内に収容され、切替リレー回路部8は踏切器具函内の警報音発生
器2と断続リレー3と踏切器具函の外部のスピーカー4と警報灯器5とに接続され、
警報制御リレーR1に連動し、切替リレーRT15と切替リレーRT16が動作し、
切替リレーRT15と切替リレーRT16は複数組の接点が同時に動作する信号用リ
レーを使用し、切替リレーRT15と切替リレーRT16のリレー接点の融着と接触
不良防止対策として並列2重系とし、切替リレーRT15と切替リレーRT16とが
接点構成20で、同一動作した時に一致リレーPT17が動作して、一致リレーPT
17の接点と切替リレーRT16の接点構成18と接点構成19とケーブル回線6と
ケーブル回線7で回路が構成され、接点構成18で交流導通試験部10の出力と警報
音発生器2の出力及び接点構成19で直流導通試験部11の出力と断続リレー3の出
力との混線を防ぐように構成し、切替リレーRT15と切替リレーRT16との動作
が不一致の場合、一致リレーPT17のコイルが非励磁になり、動作接点が開になり
交流導通試験部10の出力と直流導通試験部11の出力が一致リレーPT17の接点
で遮断され、交流導通試験部10の出力と警報音発生器2の出力の混線と直流導通試
験部11の出力と断続リレー3の出力の混線を防ぐ。
【0014】
踏切異常検知器9は交流導通試験部10と直流導通試験部11と交流計測部12と
直流計測部13とデータ判定処理部14とから成り、それぞれ半導体素子を用いた論
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理回路で構成されている。警報制御リレーR1のフロント接点に切替リレーRT15
と切替リレーRT16が並列接続され、踏切警報区間に列車不在時、警報制御リレ
ーR1のコイルが励磁となり切替リレーRT15と切替リレーRT16のコイルが励
磁となり、切替リレーRT15と切替リレーRT16の接点構成18のフロント接点
に交流導通試験部10がPTの接点を介して接続され、切替リレーRT15と切替リ
レーRT16の接点構成18のコモン接点にケーブル回線6を介してスピーカー4が
接続され、切替リレーRT15と切替リレーRT16との別の接点構成19のフロン
ト接点に直流導通試験部11がPTの接点を介して接続され、切替リレーRT15と
切替リレーRT16の別の接点構成19のコモン接点にケーブル回線7を介して警報
灯器5が接続され、踏切警報区間に列車在線時、切替リレーRT15と切替リレーR
T16のコイルが非励磁となり、切替リレーRT15と切替リレーRT16との接点
構成18のバック接点に警報音発生器2が接続され、切替リレーRT15と切替リレ
ーRT16の別の接点構成19のバック接点に断続リレー3が接続され、交流計測部
12は切替リレーRT15と切替リレーRT16の接点構成18のコモン接点とスピ
ーカー4の間の回線6と接続され、直流計測部13は切替リレーRT15と切替リレ
ーRT16の別の接点構成19のコモン接点と警報灯器5の間の回線7と接続され、
交流計測部12の出力と直流計測部13の出力はデータ判定処理部14に接続され、
切替リレーRTの接点構成21はデータ判定処理部14に接続され、データ判定処理
部14の出力は警報出力として外部に接続されている。
【0015】
次に動作を説明する。
この踏切警報機機能確認装置では踏切異常検知器9の交流導通試験部10及び直流
導通試験部11でそれぞれ試験信号が生成され、切替リレー回路部8の、切替リレー
RT15と切替リレーRT16の接点構成18のフロント接点及び接点構成19のフ
ロント接点へ送信される。
【0016】
例えば、踏切警報区間に列車不在時、警報制御リレーR1は励磁され、切替リレー
RT15と切替リレーRT16は励磁となり、切替リレーRT15と切替リレーRT
16の接点構成18及び接点構成19はフロント接点とコモン接点で構成され、交流
導通試験部10からPTの接点を介して接点構成18のフロント接点とケーブル回線
6を介してスピーカー4へ試験信号が送信され、直流導通試験部11からPTの接点
を介して接点構成19のフロント接点とケーブル回線7を介して警報灯器5へ試験信
号が送信され、交流導通試験部10の試験信号出力はケーブル回線6と接続している
交流計測部12で計測し、直流導通試験部11の試験信号出力はケーブル回線7と接
続している直流計測部13で計測し、それぞれデータ判定処理部14に送信する。
【0017】
踏切警報区間に列車在線時、警報制御リレーR1は非励磁され、切替リレーRT1
5と切替リレーRT16は非励磁となり、切替リレーRT15と切替リレーRT16
の接点構成18及び接点構成19はバック接点とコモン接点で構成され、警報音発生
器2から接点構成18のバック接点とケーブル回線6を介してスピーカー4へ警報音
信号が送信され、断続リレー3から接点構成19のバック接点とケーブル回線7を介
して警報灯器5へ警報閃光信号が送信される。警報音発生器2の警報音信号出力はケ
ーブル回線6と接続している交流計測部12で計測し、断続リレー3の閃光信号出力
はケーブル回線7と接続している直流計測部13で計測し、それぞれデータ判定処理
部14に送信する。
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【0018】
データ判定処理部14に於いて、踏切警報区間に車両不在時、切替リレーRTの接
点構成21が閉になり、交流導通試験部10と直流導通試験部11にそれぞれの試験
信号の生成を命令し出力送信し、交流計測部12と直流計測部13で切替リレー回路
部の接点構成18を介して試験信号を入力受信し、正常時の計測データを基準データ
として保存し、常時受信する計測データを処理し、基準データと比較して、比較値に
基づいて正常か異常かを判定処理し、警報出力として外部に出力する。
【0019】
踏切警報区間に列車在線時、切替リレーRTの接点構成21が開になり、交流導通
試験部10と直流導通試験部11にそれぞれの試験信号の生成停止を命令し、同時に
切替リレー回路部の接点構成18を介して、警報音発生器2の警報音信号出力をケー
ブル回線6と接続している交流計測部12で計測し、切替リレーRT15と切替リレ
ーRT16の接点構成19を介して、断続リレー3の閃光信号出力をケーブル回線7
と接続している直流計測部13で計測し、入力受信し、正常時の計測データを基準デ
ータとして保存し、常時、警報音発生器2の警報音信号出力、断続リレー3の閃光信
号出力を受信し、データを処理し、基準データと比較して、比較値に基づいて正常か
異常かを判定し、警報出力として外部に出力する。
【0020】
なお本発明は、上記実施形態に限定されず,種々の形態が可能である。この形態例
としては、例えば、次の(a)〜(c)のようなものがある。
(a)切替リレー回路部のリレーは高信頼性の信号用リレーを使用しているのでリレ
ー接点の溶着や接触不良を考慮のうえ容認した場合は、図2のように一重系の
構成も可能である。
(b)データ判定処理部での基準値は警報機の設置場所、環境により異なるので現場
ごとに基準設定値を決めると良い。
(c)回線7につながる警報灯器は電球式でもLED式でも良い。
【符号の説明】
【0021】
1;警報制御リレーR
2;警報音発生器
3;断続リレー
4;スピーカー
5;警報灯器
6、7;信号線
8;切替リレー回路部
9;踏切異常検知器
10;交流導通試験部
11;直流導通試験部
12;交流計測部
13;直流計測部
14;データ判定処理部
15,16;切替リレーRT
17;一致リレーPT
18、19、20、21;リレー接点構成

【特許請求の範囲】
【請求項1】
交流導通試験部と直流導通試験部と切替リレー回路部と交流計測部と直流計測部と
データ判定処理部を有し、前記交流導通試験部は、交流信号を間歇的に生成出力して
スピーカーへ送出し、前記直流導通試験部は、警報灯器が発光しない程度のパルス信
号を生成出力して警報灯器へ送出し、前記切替リレー回路部は、切替リレーRTを有
し、踏切警報区間に列車不在時は、切替リレーRTのフロント接点を介して、前記交
流導通試験部とケーブル回線とスピーカーとの回路と、前記直流導通試験部とケーブ
ル回線と警報灯器とで回路が構成され、踏切警報区間に列車在線時は、切替リレーR
Tのバック接点を介して警報音発生器とケーブル回線とスピーカーとの回路と、断続
リレーとケーブル回線と警報灯器とで回路が構成され、切替リレーRTの動作により
切替リレーRTの接点を介して回路構成を切替え、前記交流計測部は、切替リレーR
Tのコモン接点とスピーカーとの間の回路に接続され、切替リレーRTの動作により
前記交流導通試験部と警報音発生器との出力信号を計測し、前記直流計測部は、切替
リレーRTのコモン接点と警報灯器との間の回路に接続し、切替リレーRTの動作に
より前記直流導通試験部と断続リレーとの出力信号を計測し、前記データ判定処理部
は、前記交流計測部と前記直流計測部の計測データを受信し、正常時の計測データを
基準データとして保存し、常時受信する計測データと基準データを比較して、比較値
に基づいて正常か異常かを判定処理し警報出力することを特徴とする踏切警報機機能
確認装置。
【請求項2】
並列二重系の切替リレーRTが動作不一致のとき、一致リレーPTのコイルが非励磁
となり、一致リレーPTの動作接点が開になり、警報音発生器の出力と交流導通試験
部の出力及び断続リレーの出力と直流導通試験部の出力の混線を防ぐことを特徴とす
る請求項1の踏切警報機機能確認装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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