説明

車両ルーフ

本発明は、車両内部を覆う閉鎖位置と車両内部を開放する格納位置との間で移動可能であり、閉鎖位置においては長手方向に縦に並んで配置され、かつ格納位置においては隠れた格納室に積み込まれる少なくとも2つの剛性のルーフ部分を備える車両ルーフに関する。ルーフは、スライディングルーフカバー要素を備え、そのスライディングルーフカバー要素は外部に延び、かつ車両の長手方向の両側に延在する構造部に案内される。ガイド構造部の領域から漏れた水を確実に排出するために、ガイド構造部の下に排水チャネル(56)を配置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両内部を覆う閉鎖位置と車両内部を開放する格納位置との間で移動可能である少なくとも2つの剛性のルーフセグメントを有する車両ルーフに関する。
【背景技術】
【0002】
この種の車両ルーフは、たとえば、特許文献1によって知られており、コンバーチブルの形態の自動車の「RHT(格納式ハードトップ)」ルーフとして設計されている。特許文献1から公知の車両ルーフは5つの部品で設計され、前側のルーフセグメントを備える。その前側のルーフセグメントはフロントカウルと境を成し、ルーフの閉鎖位置においては、両側がそれぞれルーフサイドレールセグメントと境を接する。前側のルーフセグメントは中央ルーフセグメントと境を成し、同様に、中央ルーフセグメントは後側のルーフセグメントと境を成す。閉鎖位置から、個々のルーフセグメントが、コンバーチブルトップ格納室に格納され得るように上下になって旋回され得る。
【0003】
前側のルーフセグメントが、外部に延びるスライディングルーフのカバー要素として設計される場合、カバー要素が、2つのルーフサイドレールの領域および中央ルーフセグメントの領域の双方に形成されることが必要である。特に中央ルーフセグメントの領域では、支持要素が、車両の長手方向に延在するスロットを通してガイドに係合できる必要がある。封止するために、スロットの領域に封止手段を設けることができる。封止手段にカバー要素の支持要素が届く。しかしながら、漏れに対する封止手段にもかかわらず、ガイドの領域に漏れた水が溜まることがあり、望ましくない。
【特許文献1】独国特許発明第195 39 086C1号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、スライディングルーフを備える、冒頭部に述べた一般的な種類の車両ルーフであって、そのスライディングルーフは外部に延び、かつスライディングルーフ内において、スライディングルーフのガイドの領域から単純な方法で漏水を除去することができる車両ルーフを提供するという目的に基づく。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この目的は、本発明による特許請求項1の特徴を有する車両ルーフによって達成される。
【0006】
従って、本発明の核心は、外部に延びるスライディングルーフのガイド構造部の領域に集水装置を備える、「RHT」として設計されるコンバーチブルの車両ルーフを提供することである。前記集水装置は漏水を収集し、かつそれを車両の長手方向に運び出すことができる。それゆえ、外側に開放できるスライディングルーフのガイド構造部に、ルーフにあるスロットを介して上から入り込む漏水は、スライディングルーフの作動および車両ルーフの開閉機構を損なうことがなく、およびまた、車両ルーフがコンバーチブルトップ格納室に格納されている場合には、制御されずにルーフセグメントから滴ることがなく、損害をもたらさずに除去され得る。排水チャネルを用いて、ガイド構造部のより深い領域も排水できる。
【0007】
特にプラスチックから製造された排水チャネルから漏水を除去するために、前記排水チャネルはその後方領域において排水用ホースを介して空にされ得る。特に後端側で分岐する排水用ホースを、たとえば、車両ルーフの開閉用の連動システムに沿って、関連するガイド構造部側のホイールハウスへまたはサイドウインドウシャフトへ案内する。
【0008】
連動システムの運動を吸収できるようにするために、排水用ホースが、重要な領域の排水用ホースの可撓性を増大させる伸張式蛇腹様挿入部を有すると、有利である。
【0009】
さらに、排水チャネルがその前端側に、車両ルーフの閉鎖位置ではフロントカウルの開口部に係合する接続部品を備えると、有利である。次に前記開口部を、たとえば関連する車両側のAピラーを介して前側ホイールハウスに至りそれを介して漏水を除去する排水路に接続することが好都合である。その結果、車両または排水チャネルの傾斜方向と関係なく、漏水を除去できる。
【0010】
ルーフセグメント間に配置された封止・排水装置に溜まる漏水を制御された態様で除去できるようにするために、後方排水用ホースが、ルーフシステム間に配置された封止・排水装置の流路が開口するT字形の部品を備えると、有利である。その結果、封止・排水装置は、煩わしい可能性のある車両の外側への開口部を備える必要がない。
【0011】
本発明の文脈において車両ルーフの設計は、車両ルーフが2つのルーフサイドレールセグメントを有し、その間に、外側に開放するスライドカバーとして機能する前側のルーフセグメント、および閉鎖位置において後側のルーフセグメントに隣接する中央ルーフセグメントを配置し、スライドカバーを外側に開放するためのガイド構造部をそれぞれ、一方ではルーフサイドレールセグメントと、他方では前側のルーフセグメントおよび中央ルーフセグメントとの間に配置し、かつ閉鎖位置では、封止・排水装置を、個別のセグメントの間の移行領域に配置すると、特に有利である。次に、外部に延びるスライディングルーフカバー要素用のガイド構造部は、ルーフサイドレールセグメントおよび中央ルーフセグメントに固定される。
【0012】
本発明による車両ルーフの特別な実施形態においては、ルーフサイドレールセグメントを車両の長手方向中心面に対して外側に旋回させ、次に、ルーフサイドレールセグメントの前端が後方ベンチに側方向に隣接して格納される状態で、コンバーチブルトップ格納室に格納できる。このようなルーフサイドレールセグメントの旋回によって、車両の後方領域の側方向のスペースを増大する。この実施形態では、外部に延びるスライディングルーフカバー要素の両側にあるガイド構造部がそれぞれ2つの小部分から形成されると、好都合である。その結果前方小部分は、個々のルーフサイドレールセグメントと共に外側に旋回される一方で、後方小部分は中央ルーフセグメントと接続されたままとなる。個々のガイド構造部の2つの小部分間の相対運動を吸収できるようにするために、個々のガイド構造部に割り当てられた排水チャネルは、小部分間の移行部の領域に弾性的に伸縮可能な部分を備えることが好ましい。前記部分を特に蛇腹式に設計してもよい。
【0013】
封止・排水装置は、後方排水用ホースのT部分に至る流路が現れる少なくとも1つの溝状部分を備えるように設計されることが好ましい。これはまた、漏水が大量にある場合に封止・排水装置が溢れないようにする。
【0014】
排水チャネルの取り付けは様々な方法で行えるが、本発明による車両ルーフの好ましい実施形態では、排水チャネルをガイド構造部にラッチするように設計する。これは、排水チャネルの両側に形成されてそれぞれ当該ガイド構造部の対応する刻み目に係合するラッチングレールによって起こり得る。
【0015】
本発明による主題のさらなる利点および有利な改良形態は、説明、図面および特許請求の範囲から明らかになり得る。
【0016】
本発明による車両ルーフの例示的実施形態を、簡略化した形態で概略的に図面に示し、かつ下記の説明においてさらに詳細に説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図1は、コンバーチブルの形態の自動車の「RHT」(格納式ハードトップ)であり、車両内部を覆う閉鎖位置と車両内部を開放する格納位置との間で任意に移動可能な車両ルーフ10を示す。図1は、車両ルーフ10が車両の剛性のルーフスキンを形成する閉鎖位置を示す。車両内部を開放するために、車両ルーフ10を後部のコンバーチブルトップ格納室に格納できる。これに関しては本明細書では特に図示せず、従来どおり設計される。
【0018】
車両ルーフ10は、前側のルーフセグメント12、中央ルーフセグメント14、および自動車のリヤウインドウ18を収容しかつ車両の主要構造体の「C」ピラー20を備える後側のルーフセグメント16を備える。さらに、車両ルーフ10は、左側ルーフサイドレールセグメント22Aおよび右側ルーフサイドレールセグメント22Bを備え、それらは、車両の長手方向に延在し、かつ車両ルーフ10の閉鎖位置においては、側方向において前側のルーフセグメント12および中央ルーフセグメント14と境を接する。図5から分かるように、図1に示す閉鎖位置においては、ルーフサイドレールセグメント22Aおよび22Bの前側の自由端側が、車体のAピラーに接続するフロントカウル84と境を成す。
【0019】
車両ルーフ10を以下のように開放する。まず、外部に延びるスライディングルーフカバー要素として設計される前側のルーフセグメント12を中央ルーフセグメント14の上に動かし、ルーフサイドレールセグメント22A、22Bを車両の長手方向中心面に対して外側に旋回させ、後側のルーフセグメント16を、前側のルーフセグメント12および中央ルーフセグメント14から形成されたユニットの上に旋回させ、次に中央ルーフセグメント14、前側のルーフセグメント12、後側のルーフセグメント16を備える一式およびルーフサイドレールセグメント22A、22Bを連動システム(ここでは特に図示せず)によってコンバーチブルトップ格納室に収納する。
【0020】
外部に延びるスライディングルーフカバー要素として設計される前側のルーフセグメント12は、中央ルーフセグメント14の上へ後方に独立して移動でき、そうでなければ車両ルーフ10が閉鎖している状態で、ルーフサイドレールセグメント22A、22B、フロントカウルおよび中央ルーフセグメント14と境を接するルーフ開口部を開放する。前側のルーフセグメント12を案内するためにガイド構造部24A、24Bが設けられ、車両ルーフ10の閉鎖位置においては、前記ガイド構造部24A、24Bは、個々に割り当てられたルーフサイドレールセグメント22Aおよび22Bに沿って延在し、左側のルーフ領域に関して特に図7から分かるように、それぞれガイドレール26を備え、そこで、前側のルーフセグメント12に支持体30を介して接続される摺動要素28が車両の長手方向に移動可能に案内される。前側のルーフセグメント12が中央ルーフセグメント14の上へ後ろへ動く場合、剣状の支持体30は、中央ルーフセグメント14と個々に割り当てられたルーフサイドレールセグメント22Aおよび22Bとの間のスロットに達する。スロットは、特に図2に示す封止・排水装置32によって封止される。
【0021】
封止・排水装置32は、車両ルーフ10の境界に沿っておよび個別のルーフセグメント12、14、16、22Aおよび22Bの間の移行部に沿って延在する。図2に、車両ルーフ10の走行方向の左側の領域用の封止・排水装置32を示す。車両ルーフ10の右側領域においては、封止・排水装置32は、それに対して鏡面対称設計のものである。
【0022】
車両ルーフ10の右側領域においては、封止・排水装置32は、ルーフサイドレールセグメント22Aと車両サイドウインドウ(ここでは特に図示せず)との間に配置された外側封止異形材34、および封止異形材34に隣接し、後側のルーフセグメント16と側方向で境を接し、かつ車体の後部のサイドウインドウに隣接する封止異形材35を備える。さらに、後側のルーフセグメント16の下縁には後部封止異形材40を形成し、車両ルーフ10の閉鎖状態においては、前記封止異形材は、後側のルーフセグメント16とコンバーチブルトップ格納コンパートメントカバーとの間の間隙を封止する。後側のルーフセグメント16と中央ルーフセグメント14との間の間隙を封止するために、車両の左右方向に延在する封止異形材42を設ける。中央ルーフセグメント14と前側のルーフセグメント12との間の間隙を封止するために、同様に車両の左右方向に延在する封止異形材44を形成する。車両の長手方向に延在し、かつルーフサイドレールセグメント22Aに固定される封止異形材46が、ルーフサイドレールセグメント22Aの内部に沿って延在する。ルーフサイドレールセグメント22Aと中央ルーフセグメント14との間の領域に別の封止異形材48を形成する。外部に延びるスライディングルーフとして設計される前側のルーフセグメント14が後ろへ動かされる場合、封止異形材48と封止異形材46との間にある支持体30が後方へ動く、あるいは前側のルーフセグメント12が閉鎖している場合には、前方へ動く。
【0023】
封止異形材34および46に関して特に図7から分かるように、封止異形材はそれぞれ1次管50および2次リップ部52を有する。1次管50と2次リップ部52との間にはそれぞれ漏水チャネル54が配置される。
【0024】
さらに、封止異形材46とガイドレール26との間には可撓性の水案内用フィルム55が締結されるので、ルーフサイドレールセグメント22Aをガイドレール26に封止して接続し、生じたいかなる漏水もガイドレール26の領域に導く。これは特に、ルーフ接合異形材がガイドレールと平行に延びていない場合に有利である。
【0025】
さらに、プラスチックから製造された排水チャネル56が、ガイドレール26の下方に配置され、かつガイドレール26の対応するラッチングレール60Aおよび60Bに、ラッチングレール58Aおよび58Bによって固定される。
【0026】
後ろ側では、排水チャネル56は、排水用ホース64が隣接している開口部を備える端壁62を有する。車両ルーフの開閉用の連動システムの運動を吸収するための蛇腹様部分66を備える排水用ホース64は、車両ルーフの開閉用の連動システムに沿って案内され、かつ後部左側のホイールハウスの領域において車両の外側へ接続される。それゆえ、排水チャネル56に収集された水は、排水用ホース64およびホイールハウスを介して制御された態様で周辺部から除去され得る。
【0027】
排水用ホース64は蛇腹様部分66の上流にT字形の部品68を備え、そこに流路70が開口する。その流路は、封止異形材42の漏水チャネルの領域において溝状部分72に接続される。この封止異形材は、後側のルーフセグメント16と中央ルーフセグメント14との間に配置され、かつ同様に、間に漏水チャネルが配置される1次管および2次リップ部を備える。さらに前記漏水チャネルは仕切り74によって遮断される。その仕切りは、車両の長手方向中心面に対して、溝状部分72よりもさらに外側に位置し、かつ確実に、封止異形材42に溜まる漏水を、実質的に全く外側に流れないようにして、溝状部分72およびそこから分岐する流路70を介して排水用ホース64へ案内し、およびそこから当該ホイールハウスへ案内する。
【0028】
さらに排水チャネル56は、筒口様の排水用接続部品78を備える前端壁76を有し、その排水用接続部品78は、車両ルーフ10の閉鎖位置においては、フロントカウル84の取り付け具82の対応する開口部80と相互作用し、かつこのようにするために、封止リップ部86を有する。排水用接続部品78を閉鎖ピン88によって開口部80に対して心合わせする。その閉鎖ピンは、関連するルーフサイドレールセグメント22Aまたは22Bに形成され、かつ取り付け具82の対応する開口部90に係合する。前方へ排出される漏水は、排水チャネル56から排水用接続部品を介して、ホース81へ流れる。ホースは、開口部80に隣接し、取り付け具82まで差し込まれかつ車体のAピラーによって前側ホイールハウスへ案内される。
【0029】
さらに、排水チャネル56は、中央領域において、可撓性の弾性的に伸縮可能な蛇腹様部分92を有する。その蛇腹様部分は、ガイドレール26の前方小部分と後方小部分との間の移行領域に位置し、2つのガイドレール小部分の間の相対運動を吸収することができる。それゆえ、前方ガイドレール小部分をルーフサイドレールセグメント22Aまたは22Bと共に、車両の長手方向中心面に対して外側へ旋回できる一方で、後方ガイドレール小部分を中央ルーフセグメント14に固定する。
【0030】
右側ガイド構造部24Bの領域に、対応する排水チャネル(ここでは特に図示せず)を配置する。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明による車両ルーフの斜視平面図
【図2】図1による車両ルーフの封止・排水装置を示した図
【図3】図2の領域IIIの拡大図
【図4】排水チャネルの前端領域の拡大図
【図5】ルーフサイドレールセグメントが接続されたカウルを通る部分の断面を非常に概略的に示した図
【図6】図2のVI領域の拡大図
【図7】図1の線VII−VIIに沿った断面を概略的に示した図
【符号の説明】
【0032】
10…車両ルーフ、12…前側のルーフセグメント、14…中央ルーフセグメント、16…後側のルーフセグメント、18…リヤウインドウ、20…Cピラー、22A、22B…ルーフサイドレールセグメント、24A、24B…ガイド構造部、26…ガイドレール、28…摺動要素、30…支持体、32…封止・排水装置、34…封止異形材、36…封止異形材、38…封止異形材、40…封止異形材、42…封止異形材、44…封止異形材、46…封止異形材、48…封止異形材、50…1次管、52…2次リップ部、54…漏水チャネル、55…水案内フィルム、56…排水チャネル、58A、58B…ラッチングレール、60A、60B…ラッチングレール、62…端側、64…排水用ホース、66…部分、68…T字形の部品、70…流路、72…部分、74…仕切り、76…端壁、78…排水用接続部品、80…開口部、81…ホース、82…取り付け具、84…カウル、86…封止リップ部、88…閉鎖ピン、90…開口部、92…部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両内部を覆う閉鎖位置と前記車両内部を開放する格納位置との間で移動可能であり、かつ前記閉鎖位置においては、車両の長手方向に連続して配置され、前記格納位置においては、コンバーチブルトップ格納室に積み込まれる少なくとも2つの剛性のルーフセグメント(12、14、16)を備える車両ルーフにおいて、
1つのルーフセグメント(12)は、外部に延びるスライディングルーフカバー要素として設計され、かつ両側を個々のガイド構造部(24A、24B)で案内され、前記個々のガイド構造部は、前記車両の長手方向に延在して、かつその下方に、前記車両の長手方向に延在する排水チャネル(56)が配置されることを特徴とする車両ルーフ。
【請求項2】
前記排水チャネル(56)は、その後方領域において、前記車両の外側へ至る排水用ホース(64)を介して空にされ得ることを特徴とする請求項1に記載の車両ルーフ。
【請求項3】
前記排水用ホース(64)は、連動システムに沿って前記車両のホイールハウスに至ることを特徴とする請求項2に記載の車両ルーフ。
【請求項4】
前記排水用ホース(64)は、伸張式蛇腹様挿入部(66)を有することを特徴とする請求項2または3に記載の車両ルーフ。
【請求項5】
前記排水チャネル(56)は、その前端側に接続部品(78)を備え、接続部品は、前記閉鎖位置では、前記車両のフロントカウル(84)の領域において排水路()の対応する開口部(80)に係合することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両ルーフ。
【請求項6】
前記後方排水用ホース(64)はT字形の部品(68)を備え、そこに、前記ルーフセグメント(12、14、16)の間に配置された封止・排水装置(32)の流路(70)が開口することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の車両ルーフ。
【請求項7】
2つのルーフサイドレールセグメント(22A、22B)が設けられ、その間に、外部に延びるスライドカバーとして機能する前側のルーフセグメント(12)、および前記閉鎖方向において後側のルーフセグメント(16)に隣接する中央ルーフセグメント(14)が配置され、前記ガイド構造部(24A、24B)が、一方では前記ルーフサイドレールセグメント(22A、22B)と、他方では前記前側のルーフセグメント(12)および前記中央ルーフセグメント(14)との間にそれぞれ配置され、かつ、前記個別のセグメント間の前記閉鎖位置では、前記封止・排水装置(32)が前記個別のセグメント(12、14、16、22A、22B)の間の移行領域に配置されることを特徴とする請求項6に記載の車両ルーフ。
【請求項8】
前記排水チャネル(56)が前記ガイド構造部(24A、24B)にラッチされることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の車両ルーフ。
【請求項9】
前記ガイド構造部(24A、24B)は少なくとも2つの小部分から形成され、前記排水チャネル(56)は、前記小部分間の移行部の領域に、弾性的に伸縮可能な部分(92)を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の車両ルーフ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2009−506937(P2009−506937A)
【公表日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−529463(P2008−529463)
【出願日】平成18年9月6日(2006.9.6)
【国際出願番号】PCT/DE2006/001566
【国際公開番号】WO2007/028371
【国際公開日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【出願人】(591018763)ベバスト・アクチィエンゲゼルシャフト (102)
【Fターム(参考)】