説明

車両入退場管理システム

【課題】車両ナンバープレートが泥で汚れたりした場合でも、確実に車両ナンバープレートを認識すること。
【解決手段】車両ナンバープレート10の文字群を文字群毎に認識する文字認識部21と、車両ナンバープレートの複数の登録情報が予め格納してある車両登録データベースAと、文字認識部21による車両登録番号1の認識結果を基に、前記車両登録データベース内を検索する検索部28と、検索部28による検索の結果、抽出された登録情報を候補として記憶する候補抽出リストテーブルBと、車両登録番号1以外の他の文字群の認識結果によって、前記候補抽出リストテーブルB内の各登録情報について重み付けをして、その内の一つを登録車両と判定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等の車両のナンバープレートを読み取り、ゲートを開閉する車両入退場管理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の車両のナンバープレートを読み取り認識するナンバープレート読取装置においては、各種のものが提案されている。特開平11−306484号公報(特許文献1)には、駐車場の入出庫口で、車両のナンバープレートを読み取り、ナンバープレートデータによって車種を分類する駐車場管理システムが開示されている。また、特開平7−200725号公報(特許文献2)には、前面のナンバープレートが泥などで汚れて読み取れないとき、後面のナンバープレートを撮影することにより、前面と後面の読取結果から泥で読み取れなかった部分のナンバーを補正する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−306484号公報
【特許文献2】特開平7−200725号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら特許文献1による技術では、2台の撮像装置により2箇所撮影することにより精度向上を図っている。即ち、前面のナンバープレート読取結果と後面のナンバープレート読取結果の両方を使用しなければならない。また、前後両方のナンバープレートが泥で隠れてしまう可能性があるなど現場環境や状況に大きく影響される。更に、前後両方のナンバープレートともに誤認識する可能性があるという問題があった。一方、特許文献2においても、このような現場環境や誤認識に対する対策は採られていないため、信頼性が十分でない駐車場管理システムとなっている。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、1台の撮像装置により1回の撮影で、車両ナンバープレートの認識を行なうことを目的とし、車両ナンバープレートが泥で汚れたりした場合でも、確実に車両ナンバープレートを認識することが出来る車両入退場管理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本発明に関する車両入退場管理システムは、認識率の異なる複数の文字群からなる車両ナンバープレートを撮影した映像から、前記文字群を文字群毎に認識する文字認識部と、複数の車両ナンバープレートの登録情報が予め格納してある車両登録データベースと、前記文字認識部による認識結果の前記複数の文字群のうちの前記認識率の最も高い文字群の認識結果を基に、前記車両登録データベース内を検索する検索部と、前記検索部による検索の結果、抽出された登録情報を候補として記憶する候補抽出リストテーブルと、前記文字認識部により認識された前記認識結果のうち、前記認識率の最も高い文字群以外の文字群の認識結果によって、前記候補抽出リストテーブル内の各登録情報について重み付けを付与する重み付け部と、前記重み付け部の付与した重み付けを基準として、前記候補抽出リストテーブル内の登録情報のうち一つを登録車両と判定する登録車両判定部を有することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
上記構成を有する本発明によれば、複数の登録情報が予め格納してある車両登録データベースを設け、更に、車両ナンバープレートの「車両登録番号」、「用途仮名コード」、「車種数字コード」、「地名漢字コード」からなる複数の前記文字群がそれぞれ認識率の異なることを利用し、前記複数の文字群のうちの前記認識率の最も高い文字群である「車両登録番号」の認識結果をもとに、前記車両登録データベースに予め格納してある複数の前記登録情報から候補抽出リストテーブルを作成するので、信頼性のある車両入退場管理システムを提供することができる。
【0008】
更に、この候補抽出リストテーブルの各登録情報について、他の文字群である「用途仮名コード」、「車種数字コード」、「地名漢字コード」の認識結果をもとに、重み付けを付与する重み付け部を設け、重み付け部の付与した重み付けを基準として、前記候補抽出リストテーブルの各登録情報のうち一つを登録車両と判定する登録車両判定部を設けたので、1台の撮像装置により1回の撮影で、車両ナンバープレートが泥で汚れたりした場合でも、確実に車両ナンバープレートを認識することが出来る車両入退場管理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】第1の実施の形態に関する車両入退場管理システムの構成を示す説明図である。
【図2】車両ナンバープレートの正面図である。
【図3】第1の実施の形態に関する認識エンジン搭載サーバとデータベースサーバの構成を示すブロック図である。
【図4】文字認識部における認識結果の評価動作を示すフローチャートである。
【図5】用途仮名コードデータベースを示す説明図である。
【図6】第1の実施の形態に関する動作を示すフローチャートである。
【図7】同じく第1の実施の形態に関する動作を示すフローチャートである。
【図8】認識データXの内容を示す説明図である。
【図9】車両登録データベースの内容を示す説明図である。
【図10】候補抽出リストテーブルの内容を示す説明図である。
【図11】第1の実施の形態に関する用途仮名コードの照合動作を示すフローチャートである。
【図12】誤認識リストを示す説明図である。
【図13】車種数字コードの照合動作を示すフローチャートである。
【図14】第1の実施の形態に関する地名漢字コードの照合動作を示すフローチャートである。
【図15】第2の実施の形態に関する用途仮名コード2の照合動作を示すフローチャートである。
【図16】第2の実施の形態に関する地名漢字コード4の照合動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第1の実施の形態>
以下に本発明に係わる第1の実施の形態について説明する。図2は車両ナンバープレートの正面図である。車両ナンバープレート10は、エンジンが付いて公道を走る乗り物に対し、交付される番号標である。車両ナンバープレート10に表示される内容は、複数の文字群とプレートの色からなる。複数の文字群は、車両登録番号1、用途仮名コード2、車種数字コード3、地名漢字コード4からなる。プレートの色は、車両ナンバープレート10に表示された複数の文字群以外のプレート色5である。
【0011】
車両ナンバープレート10は後述するように車両毎に異なる。即ち、国内では、同じものは二つとないので、車両ナンバープレート10の情報が特定されれば、その車両が特定される。なお、わが国で現在使用されるナンバープレートの大きさは大型、中型、小型の3種類あり、車種や車両総重量、定員等によって異なる。そして、複数の文字群は、文字の大きさ、漢字、仮名、数字の性質から文字認識率が異なるものである。即ち、一般に車両登録番号1、用途仮名コード2、車種数字コード3、地名漢字コード4の順に認識率が高いものといわれている。
【0012】
車両登録番号1は、4桁の数字からなり、表示文字としては一番大きく表示されている。従って、認識率は一番高い。用途仮名コード2は、平仮名1文字からなる車両の用途、即ち自家用又は営業用によって異なる。プレート色5との関係で使用されない仮名文字があり、詳細は後述する。
【0013】
車種数字コード3は車両の種類によって異なる。例えば「1」は普通貨物車、「5」は排気量2000cc以下の普通乗用車等である。近年は2桁又は3桁となっているが、上1桁が意味を示す。地名漢字コード4は、車両ナンバープレート10を交付する全国各地の陸運支局、又は車検場がある場所の地名が表示されるのが一般的である。近年は、「ご当地ナンバー」というのも存在する。
【0014】
図1は第1の実施の形態に関する車両入退場管理システムの構成を示す説明図である。第1の実施の形態に関する車両入退場管理システム100は、一般の有料駐車場の車両入退場管理に設置されるものである。特に、登録された車両かどうか判定し、登録車両であれば、駐車料金を無料にする等の限定された利用者が利用可能な車両入退場管理の駐車場に設置される。
【0015】
駐車場の入庫口又は出庫口には、車両11のナンバープレート10を撮影する撮像装置6が設置されている。撮像装置6は予め決められたタイミングで、入庫又は出庫する車両11のナンバープレート10を撮影し、映像を電気信号に変換して、認識エンジン搭載サーバ7へ送信する。更に、駐車場の入庫口又は出庫口には、車両11の通過を許可する開閉可能なゲート部12が設置されている。ゲート部12の開閉動作は、認識エンジン搭載サーバ7からの指示により行なわれる。
【0016】
認識エンジン搭載サーバ7は、次に図3において説明する各動作を制御する。そして、認識エンジン搭載サーバ7は、その動作において、LAN回線9を介してデータベースサーバ8に指示し、後述する車両登録データベースAの内容の検索を行なう。
【0017】
図3は認識エンジン搭載サーバ7とデータベースサーバ8の構成を示すブロック図である。認識エンジン搭載サーバ7とデータベースサーバ8はLAN回線9を介して接続されている。それぞれ制御部17、18の制御により動作し、制御情報及びデータの送受信を行なう。認識エンジン搭載サーバ7の文字認識部21は制御部17の制御により、撮像装置6からの映像を受信し、文字認識を行なう。認識結果は後に図4に示すフローチャートに従って評価が行なわれ、認識データXとして記憶部25に格納される。
【0018】
制御部17は文字認識部21の認識結果をもとに、データベースサーバ8に対し、車両登録データベースA内の複数の登録情報を検索させる。この検索は、データベースサーバ8の検索部28が、制御部18の制御によって行なわれる。また、車両登録データベースAには、後に図9で説明する複数の登録情報が予め格納されている。予め格納される登録情報とは、例えば、駐車場を無料で利用することが可能な車両の登録情報である。限定された利用者であれば無料とし、そうでなければ、有料又は利用を制限することができる。そして、検索部28による検索の結果、抽出された登録情報は、候補として、後に図10で説明する候補抽出リストテーブルB−1が作成される。そして、候補抽出リストテーブルB−1は候補抽出データベースBに格納される。
【0019】
照合部22は、候補抽出データベースBの候補抽出リストテーブルB−1に格納された候補としての登録情報について、前記文字認識部21による認識結果としての認識データXとの照合を行なう。重み付け部23は、照合された候補としての登録情報について、データの重み付けを行なう。登録車両判定部24は、重み付け部23によりデータの重み付けが行なわれた後、登録車両かどうかの判定を行なう。記憶部25は、文字認識部21の認識結果としての認識データX、その他のデータを格納する。
【0020】
出力部26は、制御部17の制御により、前記ゲート部12の開閉動作のための制御信号を出力する。なお、データベースサーバ8の用途仮名コードデータベースCは、後に図5で説明するように用途仮名コード2とプレート色5の関係で使用が制限されている範囲の用途仮名コード2を格納する。更に、誤認識データベースDは、用途仮名コード2と、地名漢字コード4について、誤認識を生じやすいケース等を格納する。制御部17、18は図示しない記憶手段に記憶したプログラムにより、前述の各部の動作を制御する。
【0021】
図4は文字認識部21における認識結果の評価動作を示すフローチャートである。
ステップ1:制御部17は、文字認識部21から撮像装置6の映像を文字認識した認識結果を受け取る。
ステップ2:制御部17は、用途仮名コードデータベースCを使って、認識結果の用途仮名コード2と、プレート色5の組み合わせの照合を行なう。図5は用途仮名コードデータベースCを示す説明図である。用途仮名コードデータベースCには、わが国において現在適用されている用途仮名コード2とプレート色5の関係を示す。同図において、下段の車両ナンバープレート10のプレート色5と文字色は、左より白地に緑色文字プレート31、緑地に白色文字プレート32、黄地に黒色文字プレート33及び黒地に黄色文字プレート34である。
【0022】
同図左より、白地に緑色文字プレート31は自家用の普通車用であり、使用する仮名は「さ、す、せ・・・」に限られる。緑地に白色文字プレート32は営業車用であり、使用する仮名は「あ、い、う・・・」に限られる。黄地に黒色文字プレート33は自家用の軽自動車用であり、使用する仮名は「あ、い、う・・・」に限られる。黒地に黄色文字プレート34は営業車用の軽自動車用であり、使用する仮名は「り、れ」に限られる。制御部17は、制御部18を介して、この用途仮名コードデータベースCの内容を照合し、用途仮名コード2の認識結果に誤りがないか判定する。
【0023】
ステップ3:照合の結果、認識結果に誤りがある場合、即ち、用途仮名コードデータベースCより、現在適用されているはずのない用途仮名コード2を認識した場合、制御部17は文字認識部21に対して再認識を指示する。
【0024】
ステップ4:ステップ2による照合の結果、認識結果が正しい場合、次に、制御部17は、認識結果の用途仮名コード2及び地名漢字コード4について、誤認識データベースDに格納された誤認識リストD−1、D−2にあるかどうか照合する。図12は誤認識リストを示す説明図である。同図(1)は用途仮名コード2の誤認識リストD−1を示し、同図(2)は地名漢字コード4の誤認識リストD−2を示す。なお、これらの誤認識リストD−1、D−2についての説明は後述する。制御部17は、制御部18を介して誤認識データベースDの誤認識リストD−1、D−2を照合する。
【0025】
ステップ5:照合の結果、誤認識であると判定した場合、制御部17は、文字認識部21に対して再認識を指示する。
ステップ6:ステップ4による照合の結果、誤認識リストD−1、D−2にない場合、制御部17は、認識結果を前記記憶部25に記憶する。
【0026】
図6及び図7は第1の実施の形態に関する動作を示すフローチャートである。本実施の形態は前述のように、文字の認識率が、車両登録番号1、用途仮名コード2、車種数字コード3、地名漢字コード4の順に高いことを利用し、かつ、前記各種のデータベースを利用するものである。図6のフローチャートの動作の前に、制御部17は文字認識部21を制御することにより、文字認識部21は前記撮像装置6から送られてきた映像を受信し、文字認識を行なう。前述のように、文字認識の結果は、認識データXとして記憶部25に格納する。図8は認識データXの内容を示す説明図である。格納される認識データXは、地名漢字コード4は「千葉」、車種数字コード3は「300」、用途仮名コード2は「の」、車両登録番号1は「2003」、プレート色5は「白」である。
【0027】
ステップ101:制御部17は、記憶部25に記憶した認識データXの車両登録番号1「2003」について、車両登録データベースAに予め格納してある車両登録情報にあるかどうか検索する。図9は車両登録データベースAの内容を示す説明図である。車両登録データベースAには、例えば、駐車場を無料で利用することが可能な限定された利用者の車両の登録情報が格納されている。格納される車両登録情報は、連続番号としての項番13が「0001」等、地名漢字コード4が「品川」等、車種数字コード3が「500」等、用途仮名コード2が「わ」等、車両登録番号1が「1234」等、プレート色5が「白」等である。なお、複数の車両登録情報のうち、前記認識データXの車両登録番号1の「2003」と同じ番号のものは、図示のように項番13が「0002」、「0656」及び「6910」の3件格納されているものとする。
【0028】
ステップ101における検索動作は、データベースサーバ8の制御部18が検索部28を制御することにより行なわれる。認識データXの複数の文字群のうちの車両登録番号1についてまず検索する。これは車両登録番号1の認識率が一番高いからであり、こうすることにより、以後の照合の信頼性が増すことになる。
【0029】
ステップ102:検索の結果、制御部17は、車両登録番号「2003」と一致する車両登録情報について、候補抽出リストテーブルB−1を作成する。制御部17は、作成した候補抽出リストテーブルB−1を前記候補抽出データベースBに格納する。図10は候補抽出リストテーブルB−1の内容を示す説明図である。前記車両登録データベースAのうち、項番「0002」、「0656」及び「6910」の3件の車両登録情報が格納されたことを示す。候補抽出リストテーブルB−1に記憶される内容は、項番13が「0002」、「0656」及び「6910」、地名漢字コード4が「品川」、「千葉」及び「大阪」、車種数字コード3が「400」、「300」及び「500」、用途仮名コード2が「さ」、「の」及び「せ」、車両登録番号1が3件とも同じ「2003」、プレート色5が「白」、「白」及び「緑」であり、更に後述する照合結果欄Eには3桁の数字「000」が初期値として記憶される。
【0030】
ステップ103:ステップ101による検索の結果、車両登録番号「2003」と一致する車両登録情報がなかった場合、制御部17は、対象となる車両11は未登録車両であると判定する。その結果、認識エンジン搭載サーバ7の制御部17は、前記出力部26を介せずに図示しない出力手段によって、ゲート部12は開かないこと又は有料であることをアナウンスする。
【0031】
ステップ104:ステップ102において候補抽出リストテーブルB−1が作成されると、制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1の1行毎のデータについて、以下のステップ105〜106でループ処理を行なう。
【0032】
ステップ105:制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1の3件の抽出データのうち、まず項番「0002」について、後述する用途仮名コード2の照合、車種数字コード3の照合及び地名漢字コード4の照合を行なう。
ステップ106:その後、制御部17は用途仮名コード2、車種数字コード3及び地名漢字コード4の抽出データについて、後述する評価結果の重み付けを行なう。
ステップ107:制御部17は、用途仮名コード2、車種数字コード3及び地名漢字コード4の抽出データについて、ステップ105〜106のループ処理が終了すると、次のステップ108へ進む。
【0033】
ここで、ステップ108以降については後述することとし、前記ステップ105における用途仮名コード2、車種数字コード3及び地名漢字コード4の照合について説明する。 図11は第1の実施の形態に関する用途仮名コード2の照合動作を示すフローチャートである。
【0034】
ステップ201:制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1から3件の候補抽出データのうち、まず項番「0002」のデータを読み出す。そして、以下のステップ202〜208のループ処理を行なう。
ステップ202:制御部17は、照合部22を制御することにより、認識データXの用途仮名コード2「の」と、候補抽出リストテーブルB−1の項番「0002」の用途仮名コード2「さ」の照合を行なう。
ステップ203:照合の結果、一致していれば、制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1の項番「0002」の照合結果欄Eを「000」のままとする。
【0035】
ステップ204:この場合、照合の結果は不一致なので、制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1の項番「0002」の照合結果欄Eを「000」から「100」に変更するように制御部18に指示する。即ち、制御部18は、候補抽出リストテーブルB−1の項番「0002」の照合結果欄Eを「000」から「100」に書き換える。なお、照合結果欄Eの3桁のコードは、上1桁目が用途仮名コード2用の照合結果欄、上2桁目が車種数字コード3用の照合結果欄及び下1桁目が地名漢字コード4用の照合結果欄として割り当てられている。そして照合結果欄Eは、「+」になるほど、候補としての評価を下げることを意味する。
【0036】
ステップ205:その後、制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1の項番「0002」について、用途仮名コード2「さ」が誤認識リストD−1にあるかどうかを判断する。図12(1)は用途仮名コード2の誤認識リストD−1を示す説明図である。用途仮名コード2の誤認識リストD−1には、不存在コード欄41、誤認識コード欄42及び追加コード欄43がある。不存在コード欄41は現在車両ナンバープレート10の用途仮名コード2として使用されていないコード「お、し、へ、ん」が格納されている。誤認識コード欄42には相互に誤認識され易い文字例えば「う」と「つ」、「き」と「さ」及び「め」と「の」が格納されている。追加コード欄43には文字認識部21が誤認識し易い文字が格納されている。なお、追加コード欄43については後述する。
【0037】
ステップ206:制御部17は用途仮名コード2「さ」が誤認識リストD−1にあるので、照合結果欄Eを「+1」変更するように制御部18に指示する。即ち、この場合、制御部18は、候補抽出リストテーブルB−1の項番「0002」の照合結果欄Eが「100」の場合であるので、「200」に書き換える。その理由は、項番「0002」の用途仮名コード2は誤認識され易いものだから、候補としての評価を下げるためである。
【0038】
ステップ207:用途仮名コード2「さ」が誤認識リストD−1にない場合、制御部17は照合結果欄Eの「000」又は「100」はそのままとする。
ステップ208:制御部17は、重み付け部23を制御することにより、照合結果欄Eを仮名文字評価の重み付けとする。
ステップ209:制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1の残りの項番「0656」及び「6910」の候補についてステップ202からステップ208を繰返す。
なお、候補抽出リストテーブルB−1の他の項番「0656」の場合、前記ステップ202において、認識データXの用途仮名コード2「の」と、候補抽出リストテーブルB−1の用途仮名コード2「の」の照合を行なうと、結果は一致する。この場合、前記図11に示すフローによると、ステップ205へ進み、用途仮名コード2「の」が誤認識リストD−1にあるかどうかを判断することになるが、これに限らない。即ち、前記ステップ202における照合の結果が一致する場合、候補リストとしての評価を行なう必要がないとして、ステップ208へ進むようにしてもよい。
【0039】
図13は車種数字コード3の照合動作を示すフローチャートである。
ステップ301:制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1から3件の候補抽出データのうち、まず項番「0002」のデータを読み出す。そして、以下のステップ302〜305のループ処理を行なう。
【0040】
ステップ302:制御部17は、照合部22を制御することにより、認識データXの車種数字コード3「300」と、候補抽出リストテーブルB−1の項番「0002」の車種数字コード3「400」の照合を行なう。
ステップ303:照合の結果、一致していれば、制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1の項番「0002」の照合結果欄Eを「000」のままとする。
【0041】
ステップ304:照合の結果が不一致であれば、制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1の項番「0002」の照合結果欄Eを「000」の場合「010」に、又は「100」の場合「110」に変更するように制御部18に指示する。即ち、この場合、制御部18は、候補抽出リストテーブルB−1の項番「0002」の照合結果欄Eを「200」から「210」に書き換える。項番「0002」の候補としての評価を下げるためである。なお、前述のように、照合結果欄Eの上2桁目が車種数字コード3用の照合結果欄として割り当てられている。
【0042】
ステップ305:制御部17は、重み付け部23を制御することにより、照合結果欄Eを車種数字コード3の評価の重み付けとする。
ステップ306:制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1の残りの項番「0656」及び「6910」の候補についてステップ302からステップ305を繰返す。
【0043】
図14は第1の実施の形態に関する地名漢字コード4の照合動作を示すフローチャートである。
ステップ401:制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1から3件の候補抽出データのうち、まず、項番「0002」のデータを読み出す。そして、以下のステップ402〜408のループ処理を行なう。
【0044】
ステップ402:制御部17は、照合部22を制御することにより、認識データXの地名漢字コード4「千葉」と、候補抽出リストテーブルB−1の項番「0002」の地名漢字コード4「品川」の照合を行なう。
ステップ403:照合の結果、一致していれば、制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1の項番「0002」の照合結果欄Eを「000」のままとする。
【0045】
ステップ404:照合の結果が不一致であれば、制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1の項番「0002」の照合結果欄Eを「000」の場合「001」に変更するように制御部18に指示する。即ち、この場合不一致であるので、制御部18は、候補抽出リストテーブルB−1の項番「0002」の照合結果欄Eを「210」から「211」に書き換え、項番「0002」の候補としての評価を下げる。なお、照合結果欄Eの下1桁目が地名漢字コード4用の照合結果欄として割り当てられる。
【0046】
ステップ405:その後、制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1の項番「0002」について、地名漢字コード4「品川」が誤認識リストD−2にあるかどうかを判断する。図12(2)は地名漢字コード4の誤認識リストD−2を示す説明図である。地名漢字コード4の誤認識リストD−2には、誤認識され易い文字例えば「山形」と「山梨」及び「福山」と「福井」、更に画数が多く複雑な文字として「豊橋」と「倉敷」が格納されている。
【0047】
ステップ406:この場合、地名漢字コード4「品川」が誤認識リストD−2にないので、制御部17は、照合結果欄Eの「211」はそのままとする。
ステップ407:制御部17は、地名漢字コード4「品川」が誤認識リストD−2にある場合、照合結果欄Eを「+1」変更するように制御部18に指示する。即ち、制御部18は、候補抽出リストテーブルB−1の項番「0002」の照合結果欄Eが「000」の場合「001」に書き換える。
【0048】
ステップ408:制御部17は、重み付け部23を制御することにより、照合結果欄Eを地名漢字評価の重み付けとする。
ステップ409:制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1の残りの項番「0656」及び「6910」の候補についてステップ402からステップ408を繰返す。
なお、候補抽出リストテーブルB−1の他の項番「0656」の場合、前記ステップ402において、認識データXの地名漢字コード4「千葉」と、候補抽出リストテーブルB−1の地名漢字コード4「千葉」の照合を行なうと、結果は一致する。この場合、前記図14に示すフローによると、ステップ405へ進み、地名漢字コード4「千葉」が誤認識リストD−2にあるかどうかを判断することになるが、これに限らない。即ち、前記ステップ402における照合の結果が一致する場合、候補リストとしての評価を行なう必要がないとして、ステップ408へ進むようにしてもよい。
【0049】
以上、図11、図13及び図14において説明したように、用途仮名コード2の照合、車種数字コード3の照合及び地名漢字コード4の照合を行なう。その後、制御部17は、重み付け部23を制御することにより、用途仮名コード2、車種数字コード3及び地名漢字コード4の抽出データについて、評価結果の重み付けを行なう。用途仮名コード2の取り得る重み付けの値は、個別に述べると、照合結果欄E「000」、「100」又は「200」である。また、車種数字コード3の取り得る重み付けの値は、照合結果欄E「000」又は「010」であり、地名漢字コード4の取り得る重み付けの値は、照合結果欄E「000」、「001」又は「002」である。重み付け部23によって行なわれる重み付けは、合計すると照合結果欄Eには「000」〜「212」が取り得る値となる。
【0050】
なお、候補抽出リストテーブルB−1の項番「0002」の照合結果欄Eの合計は前述の通り「211」であり、評価が低いことになる。また、項番「0656」の照合結果欄Eの合計は「000」であり、評価は高いことが分かる。更に、項番「6910」は、用途仮名コード2が一致しないので、ステップ204で照合結果欄「100」となり、車種数字コード3が一致しないので、ステップ304で照合結果欄「110」となり、地名漢字コード4が一致しないので、ステップ404で照合結果欄「111」となり、その合計は「111」であり、評価が低いことになる。
【0051】
次に、図6及び図7に戻って説明する。
ステップ108:制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1に抽出されたデータの数により場合分けする。即ち、制御部17は候補抽出リストテーブルB−1に抽出されたデータの数が1件か2件以上か判断する。データの数が1件の場合は、ステップ109へ進み、2件以上の場合は図7のステップ113へ進む。
【0052】
ステップ109:候補抽出リストテーブルB−1に抽出されたデータの数が1件の場合、制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1の照合結果欄Eの「0」の数が、2以上か1以下か判断する。
ステップ110:照合結果欄Eの「0」の数が2以上の場合、制御部17は、前記記憶部25に格納した認識データXは、候補抽出リストデータと同一であると判定する。
ステップ111:そして制御部17は、認識対象となる車両は登録車両であると判定する。
ステップ112:前記ステップ109において、照合結果欄Eの「0」の数が、1以下の場合、制御部17は、認識対象となる車両は未登録車両であると判定する。
【0053】
ステップ113(図7):候補抽出リストテーブルB−1に抽出されたデータの数が2件以上の場合、制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1の1行毎のデータについて、以下のステップ114〜116でループ処理を行なう。この場合、候補抽出リストテーブルB−1のデータは、項番「0002」、「0656」及び「6910」の3件であるので、ステップ114へ進む。
【0054】
ステップ114:制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1の3件の抽出データのうち、項番「0002」について、候補抽出リストテーブルB−1の照合結果欄Eの「0」の数が、2以上か1以下か判断する。
ステップ115:照合結果欄Eの「0」の数が2以上の場合、制御部17は認識対象となる車両は登録車両であると判定する。この場合、項番「0656」の照合結果欄Eは「000」であり、照合結果欄Eの「0」の数が2以上である。従って、項番「0656」が登録車両であると判定される。
【0055】
ステップ116:前記ステップ114において、照合結果欄Eの「0」の数が、1以下の場合、制御部17は、認識対象となる車両は未登録車両であると判定する。この場合、項番「0002」の照合結果欄Eは「211」であり、項番「6910」の照合結果欄Eは「111」であり、いずれも照合結果欄Eの「0」の数が1以下である。従って、項番「0002」及び「6910」は未登録車両であると判定される。
【0056】
ステップ117:制御部17は、ステップ114〜116のループ処理が終了すると、次のステップ118へ進む。
【0057】
ステップ118:制御部17は、ステップ115において登録車両と判定した数を判断する。登録車両と判定した数が「0」の場合はステップ119へ、「1」の場合はステップ120へ、「2以上」の場合はステップ122へそれぞれ進む。
ステップ119:登録車両と判定した数が「0」の場合、制御部17は、登録車両判定部24を制御することにより、認識対象となる車両は未登録車両であると判定する。
【0058】
ステップ120:登録車両と判定した数が「1」の場合、制御部17は、前記記憶部25に格納した認識データXは、候補抽出リストデータと同一であると判定する。
ステップ121:そして制御部17は、登録車両判定部24を制御することにより、認識対象となる車両は登録車両であると判定する。この場合、項番「0656」の車両が最終的に登録車両と判定される。
【0059】
ステップ122:登録車両と判定した数が「2以上」の場合、制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1の認識結果欄の値が最も小さいものを抽出する。
ステップ123:制御部17は、登録車両判定部24を制御することにより、候補抽出リストテーブルB−1の認識結果欄の値が最も小さいものを登録車両と判定する。
【0060】
なお、前記ステップ109及び114において、照合結果欄の「0」の数を判定し、2以上の場合、次のステップ110及び115で登録車両と判定することを説明した。ここで、照合結果欄の「0」の数が2の場合、例えば、用途仮名コード2のみが「0」ではない場合について説明する。
【0061】
この場合は、ステップ202において、認識データXの用途仮名コード2と、候補抽出リストテーブルB−1の項番「0002」の用途仮名コード2の照合が不一致であるとき、及びステップ205において、候補抽出リストテーブルB−1の項番「0002」の用途仮名コード2が誤認識リストD−1にあるときである。これらのとき、制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1の該当する用途仮名コード2、例えば「の」を蓄積することとする。制御部17は、記憶部25にこのデータを蓄積する。
【0062】
こうして、用途仮名コード2の「の」を所定の件数蓄積されることによって、制御部17は前記文字認識部21が用途仮名コード2「の」を誤り易い文字であると判定することができる。その場合、制御部17は当該文字「の」を前記誤認識データベースDの誤認識リストD−1の追加コード欄43に追加する。誤認識リストD−1の追加コード欄43は、前述のように、文字認識部21が誤認識し易い文字を格納し、蓄積するもので、このようにすることで、文字認識部21のいわゆる癖を考慮した判定をすることができるようになる。
【0063】
<第2の実施の形態>
次に本発明に係わる第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、前記第1の実施の形態に比較し、用途仮名コード2の誤認識リストD−1及び地名漢字コード4の誤認識リストD−2の使い方が異なる。即ち、前記第1の実施の形態では、例えば認識データXの用途仮名コード2と、候補抽出リストテーブルB−1の用途仮名コード2の照合で不一致の場合、照合結果欄Eを「000」から「100」に変更する。しかしながら、第2の実施の形態では、誤認識リストD−2における誤認識コード欄42の相互に誤認識され易い文字、例えば「う」であれば「つ」に、又は「つ」であれば「う」に文字コードを変換して、その後再度、候補抽出リストテーブルB−1の用途仮名コード2の照合を行なうものである。
【0064】
第2の実施の形態の構成は、前記第1の実施の形態と同じ構成であるので、説明は省略する。図15は第2の実施の形態に関する用途仮名コード2の照合動作を示すフローチャートである。ステップ201からステップ205は、前記第1の実施の形態と同じである。
【0065】
図15におけるステップ205において、制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1の例えば項番「0656」について、用途仮名コード2「の」が誤認識リストD−1にあるかどうかを判断する。誤認識リストD−1にある場合、ステップ501へ進む。誤認識リストD−1にない場合、ステップ207へ進む。
【0066】
ステップ501:制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1の用途仮名コード2「の」が、誤認識リストD−1のうち、相互に誤認識され易い文字が格納されている誤認識コード欄42にある場合、文字コードの変換を行なう。例えば「の」であれば「め」に変換する。そして、候補抽出リストテーブルB−1の項番「0002」の用途仮名コード2と一致するかどうか再度照合する。
ステップ502:再度照合の結果、一致していれば、制御部17は、前記照合結果欄Eを「−1」を行なう。このとき照合結果欄Eは例えば「100」が「000」に変更されることになる。そうすることにより、仮に認識データXに誤認識があって用途仮名コード2が「め」と認識していた場合、ステップ204で照合結果欄Eが「100」となっても、ステップ501で照合結果欄Eが「000」となり、候補抽出リストテーブルB−1の項番「0656」は候補としての評価が下がらないで済む。
【0067】
ステップ503:制御部17は、ステップ501で文字コードを変換しても不一致の場合は、前記ステップ206と同様に、制御部17は用途仮名コード2「さ」が誤認識リストD−1にあるので、照合結果欄Eを「+1」変更するように制御部18に指示する。ステップ207以降は第1の実施の形態と同様である。
【0068】
図16は第2の実施の形態に関する地名漢字コード4の照合動作を示すフローチャートである。ステップ401からステップ405は、前記第1の実施の形態と同じである。
ステップ405において、制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1の例えば項番「0656」について、地名漢字コード4「品川」が誤認識リストD−1にあるかどうかを判断する。誤認識リストD−1にある場合、ステップ601へ進む。誤認識リストD−1にない場合、ステップ207へ進む。
【0069】
ステップ601:制御部17は、候補抽出リストテーブルB−1の地名漢字コード4「品川」が、相互に誤認識され易い文字が格納されている誤認識リストD−2の誤認識地名漢字コード欄にある場合、文字コードの変換を行なう。例えば「山形」であれば「山梨」に変換する。そして、認識データXの地名漢字コード4と一致するかどうか再度照合する。
【0070】
ステップ602:再度照合の結果、一致していれば、制御部17は、前記照合結果欄Eを「−1」を行なう。このとき照合結果欄Eは例えば「001」が「000」に変更されることになる。そうすることにより、仮に認識データXの地名漢字コード4に誤認識があっても、候補抽出リストテーブルB−1の例えば項番「0002」は候補としての評価が下がらないで済む。
【0071】
ステップ603:制御部17は、ステップ601で漢字コードを変換しても不一致の場合は、前記ステップ407と同様に、制御部17は地名漢字コード4「品川」が誤認識リストD−1にあれば、照合結果欄Eを「+1」変更するように制御部18に指示する。ステップ406及び408以降は第1の実施の形態と同様である。
【0072】
前記実施の形態の説明において、認識エンジン搭載サーバ7とデータベースサーバ8はLAN回線9を介して接続されている別々のものとして説明したが、両者の機能を備えた1つのサーバであっても本発明を適用可能である。
【0073】
本発明によれば、工場や建設現場のゲート等、ナンバープレートが汚れたままの車両の出入りが多い場所において特に有効である。
【符号の説明】
【0074】
1 車両登録番号
2 用途仮名コード
3 車種数字コード
4 地名漢字コード
10 車両ナンバープレート
17、18 制御部
21 文字認識部
A 車両登録データベース
B 候補抽出データベース
C 用途仮名コードデータベース
D 誤認識データベース


【特許請求の範囲】
【請求項1】
認識率の異なる複数の文字群からなる車両ナンバープレートを撮影した映像から、前記文字群を文字群毎に認識する文字認識部と、
複数の車両ナンバープレートの登録情報が予め格納してある車両登録データベースと、
前記文字認識部による認識結果の前記複数の文字群のうちの前記認識率の最も高い文字群の認識結果を基に、前記車両登録データベース内を検索する検索部と、
前記検索部による検索の結果、抽出された登録情報を候補として記憶する候補抽出リストテーブルと、
前記文字認識部により認識された前記認識結果のうち、前記認識率の最も高い文字群以外の文字群の認識結果によって、前記候補抽出リストテーブル内の各登録情報について重み付けを付与する重み付け部と、
前記重み付け部の付与した重み付けを基準として、前記候補抽出リストテーブル内の登録情報のうち一つを登録車両と判定する登録車両判定部を有することを特徴とする車両入退場管理システム。
【請求項2】
更に、前記車両ナンバープレートを撮影し、前記映像を出力する撮像装置と、
前記登録車両判定部による判定結果に基づいてゲートを開閉する出力部を有することを特徴とする請求項1記載の車両入退場管理システム。
【請求項3】
認識率の異なる複数の前記文字群は、車両登録番号、用途仮名コード、車種数字コード、地名漢字コードであることを特徴とする請求項1記載の車両入退場管理システム。



【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate


【公開番号】特開2011−70339(P2011−70339A)
【公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−219971(P2009−219971)
【出願日】平成21年9月25日(2009.9.25)
【出願人】(000000295)沖電気工業株式会社 (6,645)
【Fターム(参考)】