説明

車両用内装パネル部品の接合構造

【課題】内装パネル部品の接合状態の安定化を図ることである。
【解決手段】スカッフプレート1及びクォータトリム3の接合初期段階で、スカッフプレート1端部裏面の基準ピン15をクォータトリム3端部の基準孔25に挿入する。スカッフプレート1及びクォータトリム3の接合完了段階で、スカッフプレート1端部裏面の第1及び第2係止爪9,13をクォータトリム3端部の第1及び第2被係止部29,33に係止させる。スカッフプレート1及びクォータトリム3の接合途中段階で、第1係止爪9をクォータトリム3の第1ガイド面37に摺接させて両係止爪9,13の被係止部29,33に対する係止角度を整えるとともに、第1係止爪9をクォータトリム3端部の第2ガイド面39に当接させてスカッフプレート1のクォータトリム3に対する基準ピン15回りの回転角度を整える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、樹脂製の車両用第1内装パネル部品の端部を樹脂製の車両用第2内装パネル部品の端部に覆い被せて両内装パネル部品を互いに連続面を構成するように接合する車両用内装パネル部品の接合構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両の後部荷室開口の下縁部を構成する内装パネル部品であるバックドアスカッフプレートと、該バックドアスカッフプレートに隣接する内装パネル部品であるクォータトリムとの接合構造が開示されている。
【0003】
この特許文献1では、バックドアスカッフプレートの端部裏面に取付ピンを垂設し、一方、クォータトリムの端部下縁に舌片を側方に向かって突設するとともに、該舌片の上面にU字状リブをその開放側がクォータトリムの端部側に向くように突設している。
【0004】
そして、バックドアスカッフプレートの端部をクォータトリムの端部上方に配置して上記取付ピンを上記U字状リブに挿入することにより、バックドアスカッフプレートをクォータトリムに接合している。
【特許文献1】特開平9−226474号公報(第3頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記の特許文献1では、バックドアスカッフプレートの端部下端縁がクォータトリムの舌片に上方から当接し、かつ取付ピンがU字状リブに挿入されている接合構造であるため、両者は互いに固定されておらず、バックドアスカッフプレートがぐらついて両者の接合状態が不安定になることは否めない。
【0006】
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、内装パネル部品の接合状態の安定化を図ることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するため、この発明は、2つの内装パネル部品を互いに動かないように接合することを特徴とする。
【0008】
具体的には、この発明は、樹脂製の車両用第1内装パネル部品の端部を樹脂製の車両用第2内装パネル部品の端部に覆い被せて両内装パネル部品を互いに連続面を構成するように接合する車両用内装パネル部品の接合構造を対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0009】
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記第1内装パネル部品の端部裏面には、断面幅方向に互いに離れて対向する第1及び第2係止爪と、上記第1係止爪と断面幅方向に離れて上記第2係止爪側に位置する基準ピンとがそれぞれ一体に突設され、上記第2内装パネル部品の端部は、該端部外側部分と段差を有するように段下げ状に形成され、かつ上記第2内装パネル部品の端部には、両内装パネル部品の接合初期段階で上記基準ピンが挿入される基準孔と、両内装パネル部品の接合完了段階で上記第1及び第2係止爪が係止する第1及び第2被係止部と、上記第1被係止部に連続し両内装パネル部品の接合途中段階で上記第1係止爪が摺接して両係止爪の被係止部に対する係止角度を整える第1ガイド面と、該第1ガイド面両側に位置し両内装パネル部品の接合途中段階で上記第1係止爪が当接して第1内装パネル部品の第2内装パネル部品に対する基準ピン回りの回転角度を整える第2ガイド面とがそれぞれ形成されていることを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、第1係止爪は、第2係止爪よりも撓み剛性が高く設定されていることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、第1及び第2内装パネル部品の各々の端部は、断面略ヘの字状に形成され、第1係止爪は、第1内装パネル部品の端末裏面に直接突設されているとともに、第2係止爪は、上記第1内装パネル部品の裏面から一体に突出する突出片先端に形成され、一方、第1被係止部は、第2内装パネル部品の端面で構成されているとともに、第2被係止部は、上記第2内装パネル部品の端末裏面で構成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1に係る発明によれば、両内装パネル部品の接合初期段階で、第1内装パネル部品の基準ピンが第2内装パネル部品の基準孔に挿入されることで、両内装パネル部品の接合箇所の位置決めがなされる。
【0013】
また、両内装パネル部品の接合途中段階で、上記第1内装パネル部品の第1及び第2係止爪のうち第1係止爪が第2内装パネル部品の第1ガイド面を摺接することで、両係止爪の第1及び第2被係止部に対する係止角度が整えられるとともに、上記第1係止爪が第2内装パネル部品の第2ガイド面に当接することで、第1内装パネル部品の第2内装パネル部品に対する基準ピン回りの回転角度が整えられ、これにより、第1内装パネル部品が接合方向と直交する面内でぐらつかない。
【0014】
さらに、両内装パネル部品の接合完了段階で、上記第1及び第2係止爪が上記第1及び第2被係止部に係止することで、上記第1内装パネル部品の端部が第2内装パネル部品の端部に覆い被せられて離脱しないように接合され、両内装パネル部品が互いに連続面を構成している。
【0015】
したがって、第1内装パネル部品は第2内装パネル部品に一旦接合されると、3次元方向に動かず、接合状態の安定化が図られるとともに、両内装パネル部品の接合隙を見栄え良く一定にすることができ、また、第1及び第2係止爪に無理な力が作用しないようにしてその損傷を防止することができる。
【0016】
請求項2に係る発明によれば、第1係止爪は、撓み剛性が第2係止爪よりも高いことから、第1ガイド面に対して追従性が良く、両係止爪の被係止部に対する係止角度が確実に整えられ、接合作業をスムーズに行うことができる。
【0017】
請求項3に係る発明によれば、第1係止爪は、第1内装パネル部品の端末裏面に直接突設されているため高剛性であるのに対し、第2係止爪は、第1内装パネル部品の端末裏面に突出片を介して設けられているため、該突出片が撓むことで変位し易くなっている。したがって、第1及び第2係止爪の第1及び第2ガイド面に対する追従性がさらに良くなり、接合作業の円滑化を一層図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
【0019】
図2はこの発明の実施形態に係る車両用内装パネル部品の接合構造を示し、本例では、車両のサイドドアが装着される開口の下縁部を構成する樹脂製の車両用第1内装パネル部品であるスカッフプレート1と、該スカッフプレート1に隣接する樹脂製の車両用第2内装パネル部品であるクォータトリム3との接合構造に適用した場合を挙げる。
【0020】
上記スカッフプレート1の端部は、図1及び図3〜5に示すように、上壁部5と該上壁部5の一端から下方に垂下する側壁部7とで断面略ヘの字状に一体に形成されている。上記スカッフプレート1の端部における端末裏面、つまり上記側壁部7の下端裏面には、第1係止爪9が裏面側に向かって直接突設されて撓まないように高剛性に設定されている。
【0021】
上記スカッフプレート1の端部における裏面、つまり上記上壁部5の反側壁部7側の裏面には、突出片11が下方に向かって一体に突設され、該突出片11先端(下端)には、第2係止爪13が上記第1係止爪9よりも上方に位置するように、かつ上記第1係止爪9と断面幅方向に互いに離れて対向するように裏面側に向かって一体に突設され、これにより、上記第2係止爪13は、突出片11が外力の作用で変位することで撓むようになっている。したがって、上記第1係止爪9は第2係止爪13よりも撓み剛性が高く設定されている。
【0022】
上記スカッフプレート1の端部における裏面、つまり上記上壁部5の反側壁部7側には、基準ピン15が上記第1係止爪9と断面幅方向に離れて上記第2係止爪13側に位置するように下方に向かって一体に突設され、該基準ピン15の先端(下端)は斜めに削ぎ落とされて後述する基準孔25に挿入し易くなっている。
【0023】
一方、上記クォータトリム3の端部も、図1及び図3〜5に示すように、上壁部17と該上壁部17の一端から下方に垂下する側壁部19とで断面略ヘの字状に一体に形成されている。また、上記クォータトリム3の端部は、該端部外側部分と段差を有するように第1段下げ部21と第2段下げ部23とに2段階に段下げ状に形成され、これらも共に上壁部21a,23aと側壁部21b,23bとで断面略ヘの字状に一体に形成されている。上記第1段下げ部21の段下げ量は、スカッフプレート1及びクォータトリム3の接合状態で互いに連続面を構成するようにスカッフプレート1の厚みに相当し、スカッフプレート1をクォータトリム3に接合した状態で、スカッフプレート1の端部裏面がクォータトリム3の第1段下げ部21表面に接触支持されるようになっている。上記第2段下げ部23の段下げ量は、第2係止爪13が後述する第2被係止部33に係止することを考慮して上壁部23aが側壁部23bよりも多くなっている(図1参照)。
【0024】
上記クォータトリム3の第2段下げ部23における上壁部23aの反側壁部23b側には、基準孔25が貫通形成されている。この基準孔25には、図3(b)に示すように、スカッフプレート1及びクォータトリム3の接合初期段階で、上記スカッフプレート1の基準ピン15が挿入され、スカッフプレート1及びクォータトリム3の接合箇所の位置決めがなされるようになっている。
【0025】
上記クォータトリム3の第2段下げ部23における側壁部23b下端には、上記第1係止爪9が挿入可能なように矩形状の切欠部27が形成され、該切欠部27の上縁端面により第1被係止部29が構成されている。この第1被係止部29には、図5(a)に示すように、スカッフプレート1及びクォータトリム3の接合完了段階で、上記第1係止爪9が係止するようになっている。
【0026】
上記クォータトリム3の第2段下げ部23における上壁部23aの反側壁部23b側端末にも、矩形状の切欠部31が形成され、該切欠部31の奥縁裏面により第2被係止部33が構成されている。この第2被係止部33には、図5(a)に示すように、スカッフプレート1及びクォータトリム3の接合完了段階で、上記第2被係止部33が係止するようになっている。
【0027】
上記クォータトリム3の第2段下げ部23における側壁部23b上側部分には、第1係止爪9の圧接を回避するための凹陥面35が形成され、該凹陥面35下端には、第1ガイド面37が上記第1被係止部29に傾斜しながら連続するように形成されている。この第1ガイド面37には、図4(a)に示すように、スカッフプレート1及びクォータトリム3の接合途中段階で、上記第1係止爪9が摺接して両係止爪9,13の被係止部29,33に対する係止角度を整えるようになっている。
【0028】
上記クォータトリム3の第2段下げ部23における側壁部23bには、左右一対の第2ガイド面39が上記第1ガイド面37両側から凹陥面35に亘って位置するように、かつ下方に行くに従って横幅が次第に狭くなるように形成されている。この第2ガイド面39には、スカッフプレート1及びクォータトリム3の接合途中段階で、上記第1係止爪9が当接してスカッフプレート1のクォータトリム3に対する基準ピン15回りの回転角度を整えるようになっている。そして、この第2ガイド面39による第1係止爪9の回転角度調整と、上記第1ガイド面37による両係止爪9,13の係止角度調整とにより、スカッフプレート1が接合方向と直交する面内でぐらつかないようになっている。
【0029】
なお、図3〜5において、41はサイドシル、43は該サイドシル41にクリップ45により取り付けられた電装部品用のハーネスである。
【0030】
このように構成されたスカッフプレート1をクォータトリム3に接合するには、まず、スカッフプレート1の端部をクォータトリム3の端部(第1及び第2段下げ部21,23)の上方に配置し、この状態からスカッフプレート1の端部をクォータトリム3の端部に覆い被せるように下方に移動させる。このスカッフプレート1及びクォータトリム3の接合初期段階で、スカッフプレート1の基準ピン15がクォータトリム3の基準孔25に挿入され始め、スカッフプレート1及びクォータトリム3の接合箇所の位置決めがなされる(図3(b)参照)。この接合初期段階では、第1係止爪9は凹陥面35に圧接しないように位置しているとともに、第2係止爪13は第2被係止部33上方に位置している(図3(a)参照)。
【0031】
次いで、スカッフプレート1の端部をさらに下方に移動させる。このスカッフプレート1及びクォータトリム3の接合途中段階で、上記基準ピン15が基準孔25にさらに挿入される(図4(b)参照)。また、上記第1係止爪9が撓むことなく上記第1ガイド面37を摺接し始め、下方に移動するに従って第2ガイド面39に当接するようになる(図4(a)参照)。これにより、両係止爪9,13の被係止部29,33に対する係止角度が整えられるとともに、上記第1係止爪9が第2ガイド面39に当接することで、スカッフプレート1のクォータトリム3に対する基準ピン15回りの回転角度が整えられ、スカッフプレート1の接合方向と直交する面内でのぐらつきが防止される。この接合途中段階では、上記第2係止爪13は切欠部31に入り始めるが、まだ第2被係止部33に係止していない。
【0032】
その後、スカッフプレート1端部をさらに下方に移動させる。上記基準ピン15が基準孔25にさらに挿入されてスカッフプレート1及びクォータトリム3の接合が完了する(図5(b)参照)。この接合完了段階で、上記第1及び第2係止爪9,13が上記第1及び第2被係止部29,33にそれぞれ係止するとともに、スカッフプレート1の端部裏面がクォータトリム3の第1段下げ部21表面に接触支持される。これにより、上記スカッフプレート1の端部がクォータトリム3の端部に覆い被せられて離脱しないように接合され、スカッフプレート1及びクォータトリム3が互いに連続面を構成している(図2参照)。
【0033】
このように、スカッフプレート1側に基準ピン15と第1及び第2係止爪9,13を突設するとともに、クォータトリム3側に第1及び第2被係止部29,33と第1及び第2ガイド面37,39を設けたので、スカッフプレート1を3次元方向に動かないようにクォータトリム3に安定して接合することができるとともに、スカッフプレート1及びクォータトリム3の接合隙47を一定にして見栄えを良くすることができ、また、第1及び第2係止爪9,13を損傷しないように無理な力が作用しないようにすることができる。
【0034】
また、第1係止爪9の撓み剛性を第2係止爪13よりも高く設定しているので、第1係止爪9の第1ガイド面37に対する追従性が良く、両係止爪9,13の被係止部29,33に対する係止角度を確実に整えてスムーズな接合作業を行うことができる。
【0035】
さらに、第1係止爪9をスカッフプレート1の端末裏面に直接突設して高剛性にしているが、第2係止爪13をスカッフプレート1の裏面に突出片11を介して設けることで該突出片11の撓みにより変位し易くしているので、第1及び第2係止爪9,13を第1及び第2ガイド面37,39にさらに追従し易くして円滑な接合作業を確実に行うことができる。
【0036】
なお、上記実施形態では、スカッフプレート1及びクォータトリム3を車両のサイドドアが装着される開口の下縁部に適用した場合を例示したが、特許文献1のように車両の後部荷室開口の下縁部を構成するバックドアスカッフプレートと該バックドアスカッフプレートに隣接するクォータトリムとの接合や、ピラートリムとルーフサイドトリムとの接合等にも適用することができるものである。
【産業上の利用可能性】
【0037】
この発明は、樹脂製の車両用第1内装パネル部品の端部を樹脂製の車両用第2内装パネル部品の端部に覆い被せて両内装パネル部品を互いに連続面を構成するように接合する車両用内装パネル部品の接合構造について有用である。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】スカッフプレートをクォータトリムに接合する前の斜視図である。
【図2】スカッフプレートをクォータトリムに接合した状態の斜視図である。
【図3】スカッフプレートの基準ピンがクォータトリムの基準孔に挿入し始めている状態を示し、(a)は図2のA−A線に相当する断面図、(b)は図2のB−B線に相当する断面図である。
【図4】スカッフプレートの第1係止爪がクォータトリムの第1ガイド面に摺接している状態を示し、(a)は図2のA−A線に相当する断面図、(b)は図2のB−B線に相当する断面図である。
【図5】スカッフプレートの第1係止爪がクォータトリムの第1被係止部に係止するとともに、スカッフプレートの第2係止爪がクォータトリムの第2被係止部に係止している状態を示し、(a)は図2のA−A線に相当する断面図、(b)は図2のB−B線に相当する断面図である。
【符号の説明】
【0039】
1 スカッフプレート(第1内装パネル部品)
3 クォータトリム(第2内装パネル部品)
9 第1係止爪
11 突出片
13 第2係止爪
15 基準ピン
25 基準孔
29 第1被係止部
33 第2被係止部
37 第1ガイド面
39 第2ガイド面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
樹脂製の車両用第1内装パネル部品の端部を樹脂製の車両用第2内装パネル部品の端部に覆い被せて両内装パネル部品を互いに連続面を構成するように接合する車両用内装パネル部品の接合構造であって、
上記第1内装パネル部品の端部裏面には、断面幅方向に互いに離れて対向する第1及び第2係止爪と、上記第1係止爪と断面幅方向に離れて上記第2係止爪側に位置する基準ピンとがそれぞれ一体に突設され、
上記第2内装パネル部品の端部は、該端部外側部分と段差を有するように段下げ状に形成され、かつ上記第2内装パネル部品の端部には、両内装パネル部品の接合初期段階で上記基準ピンが挿入される基準孔と、両内装パネル部品の接合完了段階で上記第1及び第2係止爪が係止する第1及び第2被係止部と、上記第1被係止部に連続し両内装パネル部品の接合途中段階で上記第1係止爪が摺接して両係止爪の被係止部に対する係止角度を整える第1ガイド面と、該第1ガイド面両側に位置し両内装パネル部品の接合途中段階で上記第1係止爪が当接して第1内装パネル部品の第2内装パネル部品に対する基準ピン回りの回転角度を整える第2ガイド面とがそれぞれ形成されていることを特徴とする車両用内装パネル部品の接合構造。
【請求項2】
請求項1に記載の車両用内装パネル部品の接合構造において、
第1係止爪は、第2係止爪よりも撓み剛性が高く設定されていることを特徴とする車両用内装パネル部品の接合構造。
【請求項3】
請求項2に記載の車両用内装パネル部品の接合構造において、
第1及び第2内装パネル部品の各々の端部は、断面略ヘの字状に形成され、
第1係止爪は、第1内装パネル部品の端末裏面に直接突設されているとともに、第2係止爪は、上記第1内装パネル部品の裏面から一体に突出する突出片先端に形成され、
一方、第1被係止部は、第2内装パネル部品の端面で構成されているとともに、第2被係止部は、上記第2内装パネル部品の端末裏面で構成されていることを特徴とする車両用内装パネル部品の接合構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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