説明

車両用部品への水かかり防止構造

【課題】ウィンドウの下縁の下方に設置される部品に水がかかることを防止することが可能な、車両用部品への水かかり防止構造を提供する。
【解決手段】フロントウィンドウ10の下縁を車室内面側から支持する支持部材31が、ボディより車両前方斜め上方に延設された延設部と、当該延設部の車両前方側の端部よりフロントウィンドウ10の下縁方に延設され、接着部材41及びダムラバー42が接着されている接着部31bと、当該接着部31bの下方側の端部より斜め下方に延設された棚部31cと、当該棚部31cの下方側の端部に延設された樋状の水受け部31dとから構成されている。このことにより、フロントウィンドウ10の車両側方の接着部材41及びダムラバー42を伝ってフロントウィンドウ10下縁に伝わる雨水を貯め、車両側方に排水することが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用部品への水かかり防止構造に関し、詳細には、ウィンドウの下縁の下方に設置される部品に水がかかることを防止する車両用部品への水かかり防止構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、フロントウィンドウの車両側方端部に設けられているレインガータ部から雨水が浸入し、フロントウィンドウ下縁に伝わって下方に落ち、フロントウィンドウ下縁の下方に設置されている、ワイパーを駆動するモータやリンク等の部品に被水してしまい、故障の原因となってしまうというという問題点があった。これに対し、フロントウィンドウの下縁に棚部材を設けることにより、雨水がフロントウィンドウの下縁に伝わって下方に落ち、部品にかかってしまうことを防ぐことが可能な、車体前部の水かかり防止構造が提案されている(特許文献1参照)。
【特許文献1】実開平2−40675号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1に記載の発明の水かかり防止構造では、フロントウィンドウ下縁の下方に設置されている部品への被水を完全に防ぐためには、フロントウィンドウ下縁部分すべてに棚部材を配置しなければならないため、棚部材分の重量が増加してしまい、車両の軽量化を阻害してしまうという問題点があった。
【0004】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、簡易な構造でウィンドウの下縁の下方に設置される部品に水がかかることを防止することが可能な、車両用部品への水かかり防止構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明の車両用部品への水かかり防止構造は、ウィンドウと、当該ウィンドウを室内側から支持する支持部材とを接続する接着部材を伝って落ちる水が、前記ウィンドウの下縁の下方に設置される部品にかかることを防止する車両用部品への水かかり防止構造であって、前記支持部材は、前記接着部材に接着されている接着部と、当該接着部の下方側の端部に延設された棚部と、当該棚部の下方側の端部に延設された樋状の水受け部とを備え、前記棚部の上面には、前記接着部側から前記水受け部側に向かって延設されたガイド溝が設けられている。
【0006】
また、請求項2に係る発明の車両用部品への水かかり防止構造は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記水受け部は、車両側方に向かって傾斜していることを特徴とする。
【0007】
また、請求項3に係る発明の車両用部品への水かかり防止構造は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記支持部材には、前記ガイド溝が間隔をおいて複数設けられている。
【0008】
また、請求項4に係る発明の車両用部品への水かかり防止構造は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記支持部材における車幅方向の中央部には、前記水受け部が設けられていないことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に係る発明の車両用部品への水かかり防止構造では、ウィンドウ下縁の下方に設置されている部品に、接着部材を伝って落ちる水がかかることを防止でき、当該部品が水で濡れてしまうことによる故障の発生を防止することが可能となる。また、ウィンドウと支持部材とを接続する接着部材を伝って落ちる水を水受け部へ誘導することが可能となり、水受け部の車幅方向の長さを最小限にすることが可能となるため、車両の軽量化が可能となる。
【0010】
また、請求項2に係る発明の車両用部品への水かかり防止構造では、水受け部が車両側方に向かって傾斜している。従って、請求項1に記載の発明の効果に加えて、水受け部に溜まった水を車両側方に排水することが可能となる。
【0011】
また、請求項3に係る発明の車両用部品への水かかり防止構造では、支持部材にガイド溝が間隔をおいて複数設けられている。従って、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、接着部材を伝って落ちる水を効率的に水受け部に誘導することが可能となる。
【0012】
また、請求項4に係る発明の車両用部品への水かかり防止構造では、支持部材の車幅方向中央部に水受け部が設けられていない。従って、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、水受け部の面積を小さくすることにより、車両の軽量化が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の一実施の形態である車両用部品への水かかり防止構造について、図1乃至4を参照して説明する。図1は、水かかり防止構造が設けられている車両フロント構造1の運転席側を前側から見た斜視図である。また、図2は、支持部材31周辺の運転席側を前側斜め上方から見た斜視図である。また、図3は、車両フロント構造1の図1におけるA−A線での矢視方向断面図である。また、図4は、支持部材31の図1におけるA−A線での矢視方向断面図である。なお、図1及び2においては、発明の要部である支持部材31を明確に示すために、エンジンルームを上側から覆うフード(ボンネット)、ルーバー、及びワイパーアームを省略している。
【0014】
はじめに、図1乃至3を参照し、水かかり防止構造が設けられている車両フロント構造1について説明する。図1乃至図3に示すように、車両のフロント側には、車両前方に向かって斜め下方に傾斜するフロントウィンドウ10が設けられている。
【0015】
図1及び図2に示すように、フロントウィンドウ10の車室内方面の周縁には、フロントウィンドウ10をフロントピラー11のウィンドウ支持板30(後述)及び支持部材31(後述)に固定するための接着部材41が接続されている。また、当該接着部材41の外縁にはダムラバー42が接続されている。ダムラバー42は、フロントピラー11のウィンドウ支持板30(後述)及び支持部材31(後述)とフロントウィンドウ10との間の隙間から雨水等が車室内に浸入することを防止するために設けられている。そして、図1に示すように、接着部材41のうち、フロントウィンドウ10の車両側方部に接続されている接着部材41aは、フロントピラー11の車室内方側面より車室内方に延設されたウィンドウ支持板30に接続されている。これにより、フロントウィンドウ10の車両側方部がフロントピラー11に固定されている。さらに、フロントウィンドウ10の車両側方端部には、レインガータ(図示外)が取り付けられ、車室内への雨水の浸入を防止している。また、図3に示すように、接着部材41のうちフロントウィンドウ10の下縁部に接続されている接着部材41bは、ボディ12より車両前方に延設された支持部材31に接続されている。これにより、フロントウィンドウ10の下縁部がボディに固定されている。なお、支持部材31の形状については、後述にて詳説する。また、フロントウィンドウ10の下端分には、雨水が車室内方に侵入することを防止するためのレインガータ28が設けられている。
【0016】
また、図1に示すように、フロントウィンドウ10の下縁下方には、車幅方向にカウル13が延設されている。そして、カウル13内には、ワイパアーム(図示外)を駆動させるためのワイパモジュールが格納されている。ワイパモジュールとは、フロントウィンドウ10の水滴を拭うためのワイパアーム(図示外)を駆動させる機構部分である。なお、カウル13は、図3に示すように、ボディ12の車両前方側端部より下方に延設されたカウルインナパネル14aと、当該カウルインナパネル14aの下方端部より車両前方斜め上に延設されたカウルフロントパネル14bと、カウルインナパネル14aとカウルフロントパネル14bとの車両側方端部に配置されているサイドボディパネル(図示外)とで包囲された箱状態となっている。また、カウルフロントパネル14bの車両前方端部には、カウルルーバ15が接続されている。
【0017】
次いで、カウル13内に格納されているワイパモジュールについて説明する。図1に示すように、ワイパアーム(図示外)を揺動運動させるための動力源であるワイパモータ23が、カウル13内の車幅方向の略中央部に、回転軸(図示外)の凸設方向を車幅方向の運転席側に向けた状態で配置されている。また、ワイパモータ23より凸設された回転軸(図示外)は、ワイパモータ23の車幅方向の運転席側に隣接する平面視円形状のギアボックス51に挿設された状態となっている。
【0018】
ギアボックス51は、ワイパモータ23の回転軸の回転速度を調節する働きを有している。そして、ギアボックス51の平面視円形状の中心には、回転中心となるギアボックス中心軸51aが配置されており、平面視円形状の周回部分には、回転運動の動作点となるギアボックス軸51bが配置されている。
【0019】
そして、カウル13内の車幅方向の運転席側には、車幅方向に延びる伝導リンク24が配置されている。そして、延設方向の車両中央側の端部においてギアボックス軸51bに軸支されており、ギアボックス軸51bに軸支されている側と反対側の端部において、ワイパピポッド27aより凸設された伝導リンク軸26に軸支されている。伝導リンク24は、ワイパモータ23の回転運動を往復運動に変換し、ワイパピポッド27aに動力を伝えるために設けられている。
【0020】
ワイパピポッド27aは、図3に示すように、リンク支持板22aと、リンク支持板22aの車両後方端部に車両下方に凸設された伝導リンク軸26と、リンク支持板22aの車両後方端部に車両上方に凸設されたワイパリンク軸20aと、リンク支持板22aの車両前方端部に車両上方に凸設されたワイパピポッド軸17aとから構成されている。また、ワイパピポッド27aは、車両前方に傾斜した状態で、ワイパピポッド軸17aを支軸として回動可能な状態でピポッド固定部19aに軸支されている。そして、伝導リンク軸26には伝導リンク24が軸支され、ワイパピポッド軸17aには、車両運転席側のワイパアーム(図示外、以下「右ワイパアーム」という。)が軸支される。ワイパピポッド27aは、伝導リンク24のワイパモータ23の回転に伴う往復動作を右ワイパアームに伝え、右ワイパアームを揺動させるために設けられている。
【0021】
また、図1及び図2に示すように、ワイパピポッド軸17aの周囲には、平面視略円形状を有する断面凹状に形成された皿状部材である雨受け皿18aが設けられている。雨受け皿18aは、ワイパピポッド軸17aに付着する雨水を溜めて車両前方に排水可能なように、車両前方に向かって斜め下方に傾斜している。
【0022】
また、図1及び図2に示すように、ワイパピポッド27aより凸設したワイパリンク軸20aは、ワイパリンク21を軸支した状態となっている。ワイパリンク21は、カウル13内の車両運転席側に車幅方向に延設されており、その運転席側の端部が、上述のワイパリンク軸20aに軸支され、他端側が、カウル13内の略中央部に設けられているワイパピポッド27bより凸設されたワイパリンク軸20bに軸支されている。ワイパピポッド27bは、右ワイパアームと対になって駆動する、車幅方向の中央部のワイパアーム(以下「左ワイパアーム」という。)を駆動するために設けられており、ワイパリンク21は、ワイパモータ23の動力をワイパピポッド27bに伝え、左ワイパアーム(図示外)を揺動させるために設けられている。
【0023】
ワイパピポッド27bは、図1に示すように、リンク支持板22bと、リンク支持板22bの車両後方端部に車両上方に凸設されたワイパリンク軸20bと、リンク支持板22bの車両前方端部に車両上方に凸設されたワイパピポッド軸17bとから構成されている。そして、ワイパピポッド27aと同様、ワイパピポッド27bは、車両前方に傾斜した状態で、ワイパピポッド軸17bを支軸として回動可能な状態でピポッド固定部19bに軸支されている。そして、ワイパピポッド軸17bには左ワイパアームが軸支される。ワイパピポッド27bは、ワイパリンク21の往復動作を左ワイパアームに伝え、左ワイパアーム(図示外)を揺動させるために設けられている。
【0024】
さらに、図1に示すように、ワイパピポッド27bの周囲には、ワイパピポッド27aと同様、平面視略円形状を有する皿状の雨受け皿18bが設けられている。雨受け皿18bは、図3における雨受け皿18aと同様、ワイパピポッド軸17bに付着する雨水を溜めて車両前方に排水可能なように、車両前方に向かって斜め下方に傾斜している。
【0025】
次に、本実施の形態の要部である、車両運転席側及び運転席側と反対側の支持部材31について、図2乃至図4を参照して説明する。支持部材31は、図3に示すように、ボディ12より車両前方に延設され、フロントウィンドウ10の下縁部と接着部材41bを介して接着し、フロントウィンドウ10を下縁部から固定している。そして、図4に示すように、ボディ12より車両前方斜め上方に延設された延設部31aと、当該延設部31aの車両前方側の端部よりフロントウィンドウ10の下縁方に延設され、接着部材41b及びダムラバー42が接着されている接着部31bと、当該接着部31bの下方側の端部より斜め下方に延設された棚部31cと、当該棚部31cの下方側の端部に延設された樋状の水受け部31dとを備えている。そして、棚部31cの上面には、接着部31b側から水受け部31d側に向かって延設されたガイド溝31e、31f、31gが設けられている。また水受け部31dは、図2に示すように、車両側方に向かって傾斜するように設けられている。従って、水受け部31dに水が溜まった場合には、車両側方に流れるようになっている。なお、図2においては、車両運転席側に設けられている支持部材31のみ示しているが、車両運転席側と反対側にも、車両運転席側と同様に延設部、接着部、棚部、水受け部、及びガイド溝部を備えた支持部材31が設けられている。また、図2に示すように、車幅方向の中央部に設けられている支持部材31には、水受け部が設けられていない。
【0026】
次に、上述のガイド溝部、及び水受け部を伝って雨水が流れる様子について、図1乃至図3を参照して説明する。フロントウィンドウ10の車両側方端部に設けられているレインガータ(図示外)とウィンドウ支持板30(図1)との隙間から雨水が車室内に浸入すると、フロントウィンドウ10とウィンドウ支持板30(図1)とを接続する接着部材41a及びダムラバー42(図1)を伝って、雨水が下方に伝わる。そして、フロントウィンドウ10の下縁部に到達する(図2中、フロントウィンドウ10の車両側方端部から下縁方に向かう矢印)。
【0027】
ここで、図3に示すように、フロントウィンドウ10の下縁部と支持部材31とを接続する接着部材41b及びダムラバー42の下方には、ワイパピポッド27aより凸設したワイパリンク軸20aが配置されている。そしてこの部分に雨水がかかると、ワイパリンク軸20a、及び、ワイパリンク軸20aに軸支されているワイパリンク21(図1参照)等の部品の動作不良を誘発し、故障発生の原因となってしまう可能性がある。しかしながら、支持部材31に水受け部31dを設け、この水受け部31dを車両側方にむかって傾斜させることにより、図2にて示すように、フロントウィンドウ10の下縁に到達した雨水を水受け部31dに溜め、車両側方に排水することができる(図2中、水受け部31dの右方から左方に向かう矢印)。従って、ワイパリンク軸20aに水がかかることを防ぎ、故障発生を防止することが可能となる。
【0028】
さらに、図2に示すように、支持部材31の棚部31cにガイド溝31e、31f、31gを設けることにより、接着部材41及びダムラバー42(図1)を伝う雨水を、車両側方部のみに設けられた水受け部31dに誘導することが可能となる(図2中、ガイド溝31e、31f、及び31g上を右斜め下に向う矢印)。従って、車幅方向の中央部の支持部材31に水受け部31dが不要となり、水受け部31dの配置面積を極力小さくすることが可能となる。このことにより、車両の軽量化が可能となる。
【0029】
以上説明したように、本発明の車両用部品への水かかり防止構造では、フロントウィンドウ10の下縁部を支持する支持部材31が、接着部31b、棚部31c、水受け部31d、及びガイド溝31e、31f、31gを備えている。このことにより、フロントウィンドウ10の車両側方端部より車室内方に浸入し、接着部材41及びダムラバー42を伝ってフロントウィンドウ10の下縁に到達する雨水が、カウル13内に配置される部品等にかかることを防止することが可能となる。また、水受け部31dには、車両側方に向かって下方に傾斜が設けられているため、水受け部31dに溜まった雨水を車両側方に排水することが可能となる。また、支持部材31のうち棚部31cの上面にガイド溝31e、31f、31gが設けられているため、接着部材41及びダムラバー42を伝ってフロントウィンドウ10の下縁に伝わる水を容易に水受け部31dに誘導することが可能となる。従って、ガイド溝31e、31f、31gを支持部材31の車両側方に設けることにより、車幅方向の中央の水受け部31dが不要となり、水受け部31dの面積を小さくして車両を軽量化することが可能となる。
【0030】
なお、図1乃至3におけるフロントウィンドウ10が、本発明の「ウィンドウ」に相当し、接着部材41及びダムラバー42が、本発明の「接着部材」に相当する。
【0031】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。本実施の形態においては、フロントウィンドウ10の下縁にてフロントウィンドウ10を支持する支持部材31に接着部31b、棚部31c、水受け部31d、及びガイド溝31e、31f、31gを設けることにより、フロントウィンドウ10の下縁の下方に配置されるカウル13内に水がかかることを防止したが、これに限定されるものではない。従って、フロントウィンドウ10に限らず、リヤガラスの下縁を支持する支持部材に水受け部、及びガイド溝を設け、リヤガラスの下方に配置される部品等に水がかかることを防止する構造としてもかまわない。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】水かかり防止構造が設けられている車両フロント構造1の運転席側を前側から見た斜視図である。
【図2】支持部材31周辺の運転席側を前側から見た拡大斜視図である。
【図3】車両フロント構造1のA−A線における矢視方向断面図である。
【図4】支持部材31のA−A線における矢視方向拡大断面図である。
【符号の説明】
【0033】
1 車両フロント構造
10 フロントウィンドウ
31 支持部材
31a 延設部
31b 接着部
31c 棚部
31d 水受け部
31e、31f、31g、 ガイド溝
41、41a、41b 接着部材
42 ダムラバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウィンドウと、当該ウィンドウを室内側から支持する支持部材とを接続する接着部材を伝って落ちる水が、前記ウィンドウの下縁の下方に設置される部品にかかることを防止する車両用部品への水かかり防止構造であって、
前記支持部材は、
前記接着部材に接着されている接着部と、
当該接着部の下方側の端部に延設された棚部と、
当該棚部の下方側の端部に延設された樋状の水受け部とを備え、
前記棚部の上面には、前記接着部側から前記水受け部側に向かって延設されたガイド溝が設けられていることを特徴とする車両用部品への水かかり防止構造。
【請求項2】
前記水受け部は、
車両側方に向かって傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の車両用部品への水かかり防止構造。
【請求項3】
前記支持部材には、
前記ガイド溝が間隔をおいて複数設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用部品への水かかり防止構造。
【請求項4】
前記支持部材における車幅方向の中央部には、前記水受け部が設けられていないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車両用部品への水かかり防止構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−184400(P2009−184400A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−23636(P2008−23636)
【出願日】平成20年2月4日(2008.2.4)
【出願人】(000110321)トヨタ車体株式会社 (1,272)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】