車載オーディオ装置及びその画像データ表示方法
【課題】楽曲データに関連付けられた画像データを表示する際、ディスプレイ画面の眩しさを低減することができる「車載オーディオ装置及びその画像データ表示方法」を提供することである。
【解決手段】USBメモリ41に記憶されている楽曲データに関連する画像データを含む楽曲情報を表示部21に表示する際、制御部15により、各楽曲データに関連付けされている画像データの数を判定し、楽曲データに複数の画像データが関連付けられていたときには、各画像データの平均輝度値または最大輝度値と、周囲の明るさに関する情報(ディマー情報)とに基づいて表示部21に表示すべき画像データを決定するように構成した。
【解決手段】USBメモリ41に記憶されている楽曲データに関連する画像データを含む楽曲情報を表示部21に表示する際、制御部15により、各楽曲データに関連付けされている画像データの数を判定し、楽曲データに複数の画像データが関連付けられていたときには、各画像データの平均輝度値または最大輝度値と、周囲の明るさに関する情報(ディマー情報)とに基づいて表示部21に表示すべき画像データを決定するように構成した。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載オーディオ装置であり、特に、複数の楽曲データと、該楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報とを記憶した記憶媒体から楽曲データ及び画像データを読み出して再生する車載オーディオ装置及びその画像データ表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車載オーディオ装置は、楽曲データと該楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報とを記憶した記憶メディア(ハードディスク、USBメモリ等)に接続し、記憶メディアから楽曲データを読み出して再生できるようになっている。また、上記車載オーディオ装置では、楽曲データ検索時または楽曲データ再生時に楽曲データに関連付けられた画像データを表示することもできる(特許文献1、2参照)。さらに、最近では、1つの楽曲データに複数の画像データを関連付けることが可能になっており、このような楽曲データを検索したり再生したりする時には、最初に楽曲データに関連付けられた画像データを表示するようになっているのが一般的である。
【特許文献1】特開2002−351479号公報
【特許文献2】特開2006−065967号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、従来の車載オーディオ装置では、楽曲データに関連付けられた画像データを表示する際、1つの楽曲データに対し複数の画像データが関連付けられていた場合、最初に楽曲データに関連付けられた画像データを表示するようにしていたため、最初に楽曲データに関連付けられた画像データが高輝度の画像であり、周囲が暗い場合(夜間や天気が悪いなど)には、ディスプレイ画面が眩しく見えてしまい、安全走行を妨げる要因となっていた。
【0004】
本発明の目的は、楽曲データに関連付けられた画像データを表示する際、ディスプレイ画面の眩しさを低減することができる車載オーディオ装置及びその画像データ表示方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、車載オーディオ装置であり、複数の楽曲データと、該楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報とを記憶する記憶媒体を接続する接続部と、操作部と、前記各楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報を表示する表示部と、前記表示部の近傍に配置され、周囲の明るさを検出する外光検出部と、前記操作部から所定操作が行われたとき、各楽曲データに関連付けられた前記画像データを抽出して、該画像データの個数を判定し、前記画像データの個数が1つであると判定された場合、前記画像データを前記表示部に表示する画像データとし、前記画像データの個数が複数であると判定された場合、各画像データの平均輝度値を算出し、該平均輝度値と前記外光検出部により検出された周囲の明るさとに基づいて前記表示部に表示する画像データを決定する制御部とを備えている。
【0006】
本発明は、車載オーディオ装置であり、複数の楽曲データと、該楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報とを記憶する記憶媒体を接続する接続部と、操作部と、前記各楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報を表示する表示部と、前記表示部の近傍に配置され、周囲の明るさを検出する外光検出部と、前記操作部から所定操作が行われたとき、各楽曲データに関連付けられた前記画像データを抽出して、該画像データの個数を判定し、前記画像データの個数が複数であると判定された場合、各画像データの最大輝度値を算出し、該最大輝度値と前記外光検出部により検出された周囲の明るさとに基づいて前記表示部に表示する画像データを決定する制御部とを備えている。
【0007】
上記車載オーディオ装置は、前記楽曲データを再生する再生部を更に備え、前記操作部を用いて前記表示部に表示された所定の楽曲情報を選択されたとき、前記再生部は、該楽曲情報に関連付けられた楽曲データを再生し、前記表示部は、該選択された楽曲情報を表示する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、表示部に画像データを含む楽曲情報を表示する際、楽曲データに複数の画像データが関連付けられていたときには、各画像データの平均輝度値または最大輝度値と、周囲の明るさとに基づいて表示すべき画像データを決定するようにしたため、ユーザに対し、ディスプレイ画面の眩しさを低減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本実施例では、車載オーディオ装置は、外部メディアを接続し、そこに記憶された楽曲ファイルを再生する機能を備える。外部メディアは、半導体メモリ、CDやDVD等のディスクドライブ装置、ハードディスクドライブ装置等の記憶媒体を含むデバイスであり、車載オーディオ装置において再生可能な楽曲ファイルを格納するものであればよい。楽曲ファイルの格納形式は、MP3やWMAのようなフォーマットで圧縮されたものであってもよい。また、外部メディアは、それ自身が再生機能を持たず、楽曲ファイルのみを記憶し、それを提供するものであってもよいし、それ自身が楽曲ファイルを再生する機能を備えるものであってもよい。以下の説明では、外部メディアとしてUSB端子をもつUSBメモリを用い、USBメモリが車載オーディオ装置に接続されるものとする。以下、本発明の好適な実施の形態について、図1を参照しながら説明する。
【0010】
・USBメモリの構成と動作
楽曲データ記憶手段としてのUSBメモリ41は、車載オーディオ装置10に接続され、制御部43、コネクタ45、記憶部47により構成される。記憶部47には、楽曲ファイルが複数記憶されている。この楽曲ファイルは、楽曲データと楽曲データに関連付けられた楽曲情報とが含まれる(図2)。制御部43は、USBメモリ41の動作全体を制御するものであり、CPU、ROM、RAMなどから構成される。USBメモリ41は、車載オーディオ装置10とコネクタ45を介してデータの送受信を行う。
【0011】
・車載オーディオ装置の構成と動作
車載オーディオ装置10は、USBメモリ41を接続するためのコネクタ13、各部を制御する制御部15、制御部15がUSBメモリ41から読み取ったオーディオ信号を増幅するアンプ17、増幅されたオーディオ信号を可聴音に変換するスピーカ19、USBメモリ41に記憶された楽曲ファイルに関する楽曲リスト等を表示する表示部21、表示部21の画面をその背面側から光照射し、表示画面に所要の輝度を与えるバックライト23(例えば、光源に冷陰極蛍光ランプ(CCFL)を用いたもの)と、制御部15からの制御に基づきバックライト23をPWM制御により駆動するインバータ25と、表示部21近傍の所定位置に設けられた外光センサ27と、この外光センサ27で検出された周囲の明るさ(光量)に応じた信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換して制御部15に出力するA/Dコンバータ29と、タッチパネルやリモートコントローラ等を含みユーザからの操作を入力する操作部31、USBメモリ41の楽曲ファイルに関する楽曲リストを一時格納する楽曲リスト記憶部33を備えている。
【0012】
また、制御部15は、USBメモリ41に記憶されている楽曲ファイルに関する楽曲リストを作成する楽曲リスト作成部35と、楽曲リスト作成部35で作成された楽曲リストに含まれる画像データを表示部21に表示する際、表示すべき画像データを特定する画像処理部37を備えている。楽曲リスト作成部35は、USBメモリ41の記憶部47に記憶された楽曲データに対応付けて記憶されている楽曲情報(アーティスト名、アルバム名、タイトル名、画像データ等)を抽出し、抽出された楽曲情報に基づいて楽曲リストを作成して楽曲リスト記憶部33に記憶する。これにより、USBメモリ41が接続されると、USBメモリ41の接続を認識し、それに応じてUSBメモリ41に記憶された楽曲データに関する楽曲リストを自動的に作成して記憶される。以下に、楽曲リスト作成処理の詳細を図3〜5を参照して説明する。
【0013】
図3は、USBメモリに記憶される楽曲データのファイルシステムを示す図であり、図4は、USBメモリに記憶される楽曲データに関する楽曲情報を示す図である。一般に、多くのデータを格納し、それらのデータ管理を効率良くするために、データは、階層構造またはツリー構造からなるファイル構成で記憶される。例えば、図3に示すように、フォルダ(A、C、・・・、Y)を作成し、その下層にフォルダ(B、D、・・・、Z)を作成し、最下層に楽曲データであるファイル(ABC.mp3、DEF.mp3、・・・、UVW.mp3、XYZ.mp3)が記憶されている。また、各楽曲データには、アーティスト名、アルバム名、タイトル名、ジャンル名、画像データ等の楽曲情報が対応付けされて記憶されている(図4)。なお、楽曲データに複数の画像データが関連付けられている場合(例えば、ABC.mp3)、左側の画像データが最初に楽曲データに関連付けされた画像データであるものとする。
【0014】
このようなファイルシステムにより楽曲データが格納されている場合、楽曲リストの作成処理は、次のようにして行われる。図5は、楽曲リスト作成処理を示すフローチャートである。
まず、楽曲データが記憶されたUSBメモリ41が接続されると、制御部15は、USBメモリ41の接続を認識する(ステップS1)。そして、制御部15は、このUSBメモリ41のファイルシステムを解析し、階層構造を構成するフォルダおよびファイル情報を収集する(ステップS3)。このとき、USBメモリ41のルートから各階層のフォルダおよびファイルまでのパス、フォルダ名およびファイル名等の情報が収集される。例えば、USBメモリ41が図3に示すようなファイルシステムであるとき、ルートからたどり最上位の階層のフォルダ名(A、C、・・・、Y)、次の階層のフォルダ名(B、D、・・・、Z)、次の階層のファイル名(ABC.mp3、DEF.mp3、・・・、UVW.mp3、XYZ.mp3)が抽出される。次に、収集されたファイルパスに基づいて、楽曲データに関連付けられた楽曲情報を抽出し(ステップS5)、この楽曲情報と、ファイルパスとに基づいて楽曲リストを作成して楽曲リスト記憶部33に記憶する(図6)(ステップS7)。なお、楽曲リストは、USBメモリ31のファイルシステムを反映するものであり、楽曲番号と、アーティスト名、アルバム名、タイトル名、ジャンル名、画像データ、ファイルパスの項目を有する。
【0015】
次に、楽曲リスト記憶部33に記憶された楽曲リストの表示処理について説明する。図7は、楽曲リストの表示処理を示すフローチャートである。
まず、ユーザから操作部31により楽曲検索指示されると(ステップS11)、制御部15は、楽曲リスト記憶部33に記憶されている楽曲リストから楽曲データに関連する楽曲情報(アーティスト名、アルバム名、タイトル名、ジャンル名、画像データ)を読み出す(ステップS13)。そして、制御部15は、読み出された楽曲情報のうち、楽曲データに関連付けられている画像データ数を判定する(ステップS15)。制御部15により画像データ数が1つであると判定された場合には、該画像データを表示部21に表示すべき画像データと特定し、読み出された楽曲情報を表示部21に表示する(ステップS17)。一方、制御部15により画像データ数が複数であると判定された場合には、各画像データは画像処理部37に入力される。その後、画像処理部37は、入力された各画像データの平均輝度値を算出する(ステップS19)。この算出方法については後述する。また、制御部15は、外光センサ27で検出された外光の光量に応じた信号(ディマー情報)を取得し、図示しない自動調光処理用のテーブルを参照して、当該外光の光量に応じたバックライト23の調光率を決定する(ステップS21)。そして、制御部15は、この調光率が所定値以下(例えば、調光率30%以下)であるか判定し、周囲が暗いか否かを判定する(ステップS23)。制御部15により、周囲が暗い(特定された調光率が30%以下)と判定された場合、画像処理部37により算出された各画像データの平均輝度値の内、最小の平均輝度値である画像データ(最も暗い画像データ)を表示部21に表示すべき画像データとして決定する(ステップS25)。一方、制御部15により、周囲が明るい(特定された調光率が30%以上)と判定された場合、楽曲データに最初に関連付けされた画像データ(図5の左側の画像データ)を表示部21に表示すべき画像データとして決定する(ステップS27)。そして、制御部15は、ステップS25またはステップS27において決定された画像データを含む楽曲情報を表示部21に表示する(ステップS29)。次に、制御部15は楽曲リストより読み出されていない楽曲情報があるか判定し、楽曲リストより読み出されていない楽曲情報があれば、上記ステップS13に戻る。一方、楽曲リストより読み出されていない楽曲情報がなければ、楽曲リスト表示処理を終了する。
【0016】
従って、図6に示した楽曲リストを表示する際、周囲が明るい場合には、図8に示すような楽曲検索画面が表示され、周囲が暗い場合には、図9に示すような暗い画像データが選択された楽曲検索画面が表示される。このとき、ユーザは操作部31を用いて、楽曲検索画面より所望の楽曲情報を選択すると、制御部15は、該選択された楽曲情報に関連付けられた楽曲データをファイルパス情報に基づいてUSBメモリ41の記憶部47から読み出し、読み出された楽曲データはアンプ17を介して増幅されてスピーカ19より出力される。また、このとき、制御部15は、選択された楽曲情報を表示部21に表示する。これにより、ユーザが例えば、図9に示した楽曲検索画面から、楽曲タイトル「ABC」を選択した場合、図10に示すような再生画面が表示部21に表示される。
【0017】
ここで、ステップS15における楽曲データに関連付けられた画像データが複数ある場合の画像データの平均輝度値の算出方法について説明する。図11は、楽曲データに関連付けられた画像データ(カラー画像)の一例を示したものである。図示の例では、説明の簡単化のため、ピクチャー部分の画像が3×3=9画素から構成され、各画素が3つの原色(R=赤、G=緑、B=青)の画素値から構成されている場合を示している。例えば、図11(A)の画像データの上から2列目に注目すると、左側の画素は、R4=100、G4=0、B4=0の画素値からなる「赤色」を規定し、中央の画素は、R5=0、G5=100、B5=0の画素値からなる「緑色」を規定し、右側の画素は、R6=0、G6=0、B6=100の画素値からなる「青色」を規定している。次に、画像処理部37に楽曲データに関連付けられた画像データが入力されると、式1を用いて、各画素の輝度値を算出する。
Yi = 0.3×Ri+ 0.6×Gi + 0.1×Bi (i≧1)・・・式1
なお、式1で、Yi:i画素目の輝度値、Ri:i画素目の赤の画素値、Gi:i画素目の緑の画素値、Bi:i画素目の青の画素値である。
そして、式1で算出した各画素の輝度値の和を算出して、この値を全画素数で割ることにより画像データの平均輝度値を算出する。画像処理部37は、入力される画像データ全てに対して上記処理を行い、各画像データの平均輝度値を算出する。従って、図11(A)に示す画像データが画像処理部37に入力された場合、式1を用いて各画素の輝度値を算出すると、図11(B)に示すような値になり、これにより、この画像データの平均輝度値は「50」となる。
【0018】
なお、本発明を特徴付ける処理ではないので詳細な説明は省略するが、上述した楽曲リスト作成・表示処理と並行して、制御部15により、外光センサ27で検出された外光(ディマー情報)に応じた自動調光処理も行っている。すなわち、制御部15では、外光センサ27で検出された外光の光量に応じた信号(ディマー情報)をA/Dコンバータ29を介して受信し、RAMに格納されている自動調光処理用のテーブルを参照して、当該外光の光量に応じた調光率を特定し、インバータ25を介してバックライト23に対し、その調光率に見合った発光量(輝度)の調整を行っている。
【0019】
以上、説明したように上記車載オーディオ装置によれば、表示部に画像データを含む楽曲情報を表示する際、楽曲データに複数の画像データが関連付けられていたときには、周囲の明るさを判定し、周囲が暗い場合には平均輝度値が小さい画像(暗い画像)を表示すべき画像データとして決定するようにしたため、ユーザに対し、ディスプレイ画面の眩しさを低減することができ、安全走行を行うことができる。
【0020】
上記実施例では、暗い画像を判定する手段として平均輝度値を用いたが、画像データが有する最大輝度値を算出し、周囲が暗い場合には最大輝度値が最も小さい画像を表示すべき画像データとして決定するようにしてもよい。この場合には、式1により各画素の輝度値を算出して、各輝度値を比較することにより最大の輝度値を検出することにより求めることができる。
【0021】
その他、車載オーディオ装置の構成や制御手順等についても、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明に係る車載オーディオ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】楽曲ファイルのデータ構成を示す図である。
【図3】USBメモリに記憶される楽曲データのファイルシステムを示す図である。
【図4】USBメモリに記憶される楽曲データに関する楽曲情報を示す図である。
【図5】本発明に係る楽曲リスト作成処理を示すフローチャートである。
【図6】楽曲リスト記憶部に記憶される楽曲情報を示す図である。
【図7】本発明に係る楽曲リストの表示処理を示すフローチャートである。
【図8】周囲が明るい場合に表示される楽曲検索画面を示す図である。
【図9】周囲が暗い場合に表示される楽曲検索画面を示す図である。
【図10】楽曲再生画面を示す図である。
【図11】楽曲データに関連付けられた画像データ(カラー画像)の一例を示したものである。
【符号の説明】
【0023】
10: 車載オーディオ装置
15:制御部
27:外光センサ
33:楽曲リスト記憶部
35:楽曲リスト作成部
37:画像処理部
41:USBメモリ
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載オーディオ装置であり、特に、複数の楽曲データと、該楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報とを記憶した記憶媒体から楽曲データ及び画像データを読み出して再生する車載オーディオ装置及びその画像データ表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車載オーディオ装置は、楽曲データと該楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報とを記憶した記憶メディア(ハードディスク、USBメモリ等)に接続し、記憶メディアから楽曲データを読み出して再生できるようになっている。また、上記車載オーディオ装置では、楽曲データ検索時または楽曲データ再生時に楽曲データに関連付けられた画像データを表示することもできる(特許文献1、2参照)。さらに、最近では、1つの楽曲データに複数の画像データを関連付けることが可能になっており、このような楽曲データを検索したり再生したりする時には、最初に楽曲データに関連付けられた画像データを表示するようになっているのが一般的である。
【特許文献1】特開2002−351479号公報
【特許文献2】特開2006−065967号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、従来の車載オーディオ装置では、楽曲データに関連付けられた画像データを表示する際、1つの楽曲データに対し複数の画像データが関連付けられていた場合、最初に楽曲データに関連付けられた画像データを表示するようにしていたため、最初に楽曲データに関連付けられた画像データが高輝度の画像であり、周囲が暗い場合(夜間や天気が悪いなど)には、ディスプレイ画面が眩しく見えてしまい、安全走行を妨げる要因となっていた。
【0004】
本発明の目的は、楽曲データに関連付けられた画像データを表示する際、ディスプレイ画面の眩しさを低減することができる車載オーディオ装置及びその画像データ表示方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、車載オーディオ装置であり、複数の楽曲データと、該楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報とを記憶する記憶媒体を接続する接続部と、操作部と、前記各楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報を表示する表示部と、前記表示部の近傍に配置され、周囲の明るさを検出する外光検出部と、前記操作部から所定操作が行われたとき、各楽曲データに関連付けられた前記画像データを抽出して、該画像データの個数を判定し、前記画像データの個数が1つであると判定された場合、前記画像データを前記表示部に表示する画像データとし、前記画像データの個数が複数であると判定された場合、各画像データの平均輝度値を算出し、該平均輝度値と前記外光検出部により検出された周囲の明るさとに基づいて前記表示部に表示する画像データを決定する制御部とを備えている。
【0006】
本発明は、車載オーディオ装置であり、複数の楽曲データと、該楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報とを記憶する記憶媒体を接続する接続部と、操作部と、前記各楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報を表示する表示部と、前記表示部の近傍に配置され、周囲の明るさを検出する外光検出部と、前記操作部から所定操作が行われたとき、各楽曲データに関連付けられた前記画像データを抽出して、該画像データの個数を判定し、前記画像データの個数が複数であると判定された場合、各画像データの最大輝度値を算出し、該最大輝度値と前記外光検出部により検出された周囲の明るさとに基づいて前記表示部に表示する画像データを決定する制御部とを備えている。
【0007】
上記車載オーディオ装置は、前記楽曲データを再生する再生部を更に備え、前記操作部を用いて前記表示部に表示された所定の楽曲情報を選択されたとき、前記再生部は、該楽曲情報に関連付けられた楽曲データを再生し、前記表示部は、該選択された楽曲情報を表示する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、表示部に画像データを含む楽曲情報を表示する際、楽曲データに複数の画像データが関連付けられていたときには、各画像データの平均輝度値または最大輝度値と、周囲の明るさとに基づいて表示すべき画像データを決定するようにしたため、ユーザに対し、ディスプレイ画面の眩しさを低減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本実施例では、車載オーディオ装置は、外部メディアを接続し、そこに記憶された楽曲ファイルを再生する機能を備える。外部メディアは、半導体メモリ、CDやDVD等のディスクドライブ装置、ハードディスクドライブ装置等の記憶媒体を含むデバイスであり、車載オーディオ装置において再生可能な楽曲ファイルを格納するものであればよい。楽曲ファイルの格納形式は、MP3やWMAのようなフォーマットで圧縮されたものであってもよい。また、外部メディアは、それ自身が再生機能を持たず、楽曲ファイルのみを記憶し、それを提供するものであってもよいし、それ自身が楽曲ファイルを再生する機能を備えるものであってもよい。以下の説明では、外部メディアとしてUSB端子をもつUSBメモリを用い、USBメモリが車載オーディオ装置に接続されるものとする。以下、本発明の好適な実施の形態について、図1を参照しながら説明する。
【0010】
・USBメモリの構成と動作
楽曲データ記憶手段としてのUSBメモリ41は、車載オーディオ装置10に接続され、制御部43、コネクタ45、記憶部47により構成される。記憶部47には、楽曲ファイルが複数記憶されている。この楽曲ファイルは、楽曲データと楽曲データに関連付けられた楽曲情報とが含まれる(図2)。制御部43は、USBメモリ41の動作全体を制御するものであり、CPU、ROM、RAMなどから構成される。USBメモリ41は、車載オーディオ装置10とコネクタ45を介してデータの送受信を行う。
【0011】
・車載オーディオ装置の構成と動作
車載オーディオ装置10は、USBメモリ41を接続するためのコネクタ13、各部を制御する制御部15、制御部15がUSBメモリ41から読み取ったオーディオ信号を増幅するアンプ17、増幅されたオーディオ信号を可聴音に変換するスピーカ19、USBメモリ41に記憶された楽曲ファイルに関する楽曲リスト等を表示する表示部21、表示部21の画面をその背面側から光照射し、表示画面に所要の輝度を与えるバックライト23(例えば、光源に冷陰極蛍光ランプ(CCFL)を用いたもの)と、制御部15からの制御に基づきバックライト23をPWM制御により駆動するインバータ25と、表示部21近傍の所定位置に設けられた外光センサ27と、この外光センサ27で検出された周囲の明るさ(光量)に応じた信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換して制御部15に出力するA/Dコンバータ29と、タッチパネルやリモートコントローラ等を含みユーザからの操作を入力する操作部31、USBメモリ41の楽曲ファイルに関する楽曲リストを一時格納する楽曲リスト記憶部33を備えている。
【0012】
また、制御部15は、USBメモリ41に記憶されている楽曲ファイルに関する楽曲リストを作成する楽曲リスト作成部35と、楽曲リスト作成部35で作成された楽曲リストに含まれる画像データを表示部21に表示する際、表示すべき画像データを特定する画像処理部37を備えている。楽曲リスト作成部35は、USBメモリ41の記憶部47に記憶された楽曲データに対応付けて記憶されている楽曲情報(アーティスト名、アルバム名、タイトル名、画像データ等)を抽出し、抽出された楽曲情報に基づいて楽曲リストを作成して楽曲リスト記憶部33に記憶する。これにより、USBメモリ41が接続されると、USBメモリ41の接続を認識し、それに応じてUSBメモリ41に記憶された楽曲データに関する楽曲リストを自動的に作成して記憶される。以下に、楽曲リスト作成処理の詳細を図3〜5を参照して説明する。
【0013】
図3は、USBメモリに記憶される楽曲データのファイルシステムを示す図であり、図4は、USBメモリに記憶される楽曲データに関する楽曲情報を示す図である。一般に、多くのデータを格納し、それらのデータ管理を効率良くするために、データは、階層構造またはツリー構造からなるファイル構成で記憶される。例えば、図3に示すように、フォルダ(A、C、・・・、Y)を作成し、その下層にフォルダ(B、D、・・・、Z)を作成し、最下層に楽曲データであるファイル(ABC.mp3、DEF.mp3、・・・、UVW.mp3、XYZ.mp3)が記憶されている。また、各楽曲データには、アーティスト名、アルバム名、タイトル名、ジャンル名、画像データ等の楽曲情報が対応付けされて記憶されている(図4)。なお、楽曲データに複数の画像データが関連付けられている場合(例えば、ABC.mp3)、左側の画像データが最初に楽曲データに関連付けされた画像データであるものとする。
【0014】
このようなファイルシステムにより楽曲データが格納されている場合、楽曲リストの作成処理は、次のようにして行われる。図5は、楽曲リスト作成処理を示すフローチャートである。
まず、楽曲データが記憶されたUSBメモリ41が接続されると、制御部15は、USBメモリ41の接続を認識する(ステップS1)。そして、制御部15は、このUSBメモリ41のファイルシステムを解析し、階層構造を構成するフォルダおよびファイル情報を収集する(ステップS3)。このとき、USBメモリ41のルートから各階層のフォルダおよびファイルまでのパス、フォルダ名およびファイル名等の情報が収集される。例えば、USBメモリ41が図3に示すようなファイルシステムであるとき、ルートからたどり最上位の階層のフォルダ名(A、C、・・・、Y)、次の階層のフォルダ名(B、D、・・・、Z)、次の階層のファイル名(ABC.mp3、DEF.mp3、・・・、UVW.mp3、XYZ.mp3)が抽出される。次に、収集されたファイルパスに基づいて、楽曲データに関連付けられた楽曲情報を抽出し(ステップS5)、この楽曲情報と、ファイルパスとに基づいて楽曲リストを作成して楽曲リスト記憶部33に記憶する(図6)(ステップS7)。なお、楽曲リストは、USBメモリ31のファイルシステムを反映するものであり、楽曲番号と、アーティスト名、アルバム名、タイトル名、ジャンル名、画像データ、ファイルパスの項目を有する。
【0015】
次に、楽曲リスト記憶部33に記憶された楽曲リストの表示処理について説明する。図7は、楽曲リストの表示処理を示すフローチャートである。
まず、ユーザから操作部31により楽曲検索指示されると(ステップS11)、制御部15は、楽曲リスト記憶部33に記憶されている楽曲リストから楽曲データに関連する楽曲情報(アーティスト名、アルバム名、タイトル名、ジャンル名、画像データ)を読み出す(ステップS13)。そして、制御部15は、読み出された楽曲情報のうち、楽曲データに関連付けられている画像データ数を判定する(ステップS15)。制御部15により画像データ数が1つであると判定された場合には、該画像データを表示部21に表示すべき画像データと特定し、読み出された楽曲情報を表示部21に表示する(ステップS17)。一方、制御部15により画像データ数が複数であると判定された場合には、各画像データは画像処理部37に入力される。その後、画像処理部37は、入力された各画像データの平均輝度値を算出する(ステップS19)。この算出方法については後述する。また、制御部15は、外光センサ27で検出された外光の光量に応じた信号(ディマー情報)を取得し、図示しない自動調光処理用のテーブルを参照して、当該外光の光量に応じたバックライト23の調光率を決定する(ステップS21)。そして、制御部15は、この調光率が所定値以下(例えば、調光率30%以下)であるか判定し、周囲が暗いか否かを判定する(ステップS23)。制御部15により、周囲が暗い(特定された調光率が30%以下)と判定された場合、画像処理部37により算出された各画像データの平均輝度値の内、最小の平均輝度値である画像データ(最も暗い画像データ)を表示部21に表示すべき画像データとして決定する(ステップS25)。一方、制御部15により、周囲が明るい(特定された調光率が30%以上)と判定された場合、楽曲データに最初に関連付けされた画像データ(図5の左側の画像データ)を表示部21に表示すべき画像データとして決定する(ステップS27)。そして、制御部15は、ステップS25またはステップS27において決定された画像データを含む楽曲情報を表示部21に表示する(ステップS29)。次に、制御部15は楽曲リストより読み出されていない楽曲情報があるか判定し、楽曲リストより読み出されていない楽曲情報があれば、上記ステップS13に戻る。一方、楽曲リストより読み出されていない楽曲情報がなければ、楽曲リスト表示処理を終了する。
【0016】
従って、図6に示した楽曲リストを表示する際、周囲が明るい場合には、図8に示すような楽曲検索画面が表示され、周囲が暗い場合には、図9に示すような暗い画像データが選択された楽曲検索画面が表示される。このとき、ユーザは操作部31を用いて、楽曲検索画面より所望の楽曲情報を選択すると、制御部15は、該選択された楽曲情報に関連付けられた楽曲データをファイルパス情報に基づいてUSBメモリ41の記憶部47から読み出し、読み出された楽曲データはアンプ17を介して増幅されてスピーカ19より出力される。また、このとき、制御部15は、選択された楽曲情報を表示部21に表示する。これにより、ユーザが例えば、図9に示した楽曲検索画面から、楽曲タイトル「ABC」を選択した場合、図10に示すような再生画面が表示部21に表示される。
【0017】
ここで、ステップS15における楽曲データに関連付けられた画像データが複数ある場合の画像データの平均輝度値の算出方法について説明する。図11は、楽曲データに関連付けられた画像データ(カラー画像)の一例を示したものである。図示の例では、説明の簡単化のため、ピクチャー部分の画像が3×3=9画素から構成され、各画素が3つの原色(R=赤、G=緑、B=青)の画素値から構成されている場合を示している。例えば、図11(A)の画像データの上から2列目に注目すると、左側の画素は、R4=100、G4=0、B4=0の画素値からなる「赤色」を規定し、中央の画素は、R5=0、G5=100、B5=0の画素値からなる「緑色」を規定し、右側の画素は、R6=0、G6=0、B6=100の画素値からなる「青色」を規定している。次に、画像処理部37に楽曲データに関連付けられた画像データが入力されると、式1を用いて、各画素の輝度値を算出する。
Yi = 0.3×Ri+ 0.6×Gi + 0.1×Bi (i≧1)・・・式1
なお、式1で、Yi:i画素目の輝度値、Ri:i画素目の赤の画素値、Gi:i画素目の緑の画素値、Bi:i画素目の青の画素値である。
そして、式1で算出した各画素の輝度値の和を算出して、この値を全画素数で割ることにより画像データの平均輝度値を算出する。画像処理部37は、入力される画像データ全てに対して上記処理を行い、各画像データの平均輝度値を算出する。従って、図11(A)に示す画像データが画像処理部37に入力された場合、式1を用いて各画素の輝度値を算出すると、図11(B)に示すような値になり、これにより、この画像データの平均輝度値は「50」となる。
【0018】
なお、本発明を特徴付ける処理ではないので詳細な説明は省略するが、上述した楽曲リスト作成・表示処理と並行して、制御部15により、外光センサ27で検出された外光(ディマー情報)に応じた自動調光処理も行っている。すなわち、制御部15では、外光センサ27で検出された外光の光量に応じた信号(ディマー情報)をA/Dコンバータ29を介して受信し、RAMに格納されている自動調光処理用のテーブルを参照して、当該外光の光量に応じた調光率を特定し、インバータ25を介してバックライト23に対し、その調光率に見合った発光量(輝度)の調整を行っている。
【0019】
以上、説明したように上記車載オーディオ装置によれば、表示部に画像データを含む楽曲情報を表示する際、楽曲データに複数の画像データが関連付けられていたときには、周囲の明るさを判定し、周囲が暗い場合には平均輝度値が小さい画像(暗い画像)を表示すべき画像データとして決定するようにしたため、ユーザに対し、ディスプレイ画面の眩しさを低減することができ、安全走行を行うことができる。
【0020】
上記実施例では、暗い画像を判定する手段として平均輝度値を用いたが、画像データが有する最大輝度値を算出し、周囲が暗い場合には最大輝度値が最も小さい画像を表示すべき画像データとして決定するようにしてもよい。この場合には、式1により各画素の輝度値を算出して、各輝度値を比較することにより最大の輝度値を検出することにより求めることができる。
【0021】
その他、車載オーディオ装置の構成や制御手順等についても、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明に係る車載オーディオ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】楽曲ファイルのデータ構成を示す図である。
【図3】USBメモリに記憶される楽曲データのファイルシステムを示す図である。
【図4】USBメモリに記憶される楽曲データに関する楽曲情報を示す図である。
【図5】本発明に係る楽曲リスト作成処理を示すフローチャートである。
【図6】楽曲リスト記憶部に記憶される楽曲情報を示す図である。
【図7】本発明に係る楽曲リストの表示処理を示すフローチャートである。
【図8】周囲が明るい場合に表示される楽曲検索画面を示す図である。
【図9】周囲が暗い場合に表示される楽曲検索画面を示す図である。
【図10】楽曲再生画面を示す図である。
【図11】楽曲データに関連付けられた画像データ(カラー画像)の一例を示したものである。
【符号の説明】
【0023】
10: 車載オーディオ装置
15:制御部
27:外光センサ
33:楽曲リスト記憶部
35:楽曲リスト作成部
37:画像処理部
41:USBメモリ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の楽曲データと、該楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報とを記憶する記憶媒体を接続する接続部と、
操作部と、
前記各楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報を表示する表示部と、
前記表示部の近傍に配置され、周囲の明るさを検出する外光検出部と、
前記操作部から所定操作が行われたとき、各楽曲データに関連付けられた前記画像データを抽出して、該画像データの個数を判定し、前記画像データの個数が1つであると判定された場合、前記画像データを前記表示部に表示する画像データとし、前記画像データの個数が複数であると判定された場合、各画像データの平均輝度値を算出し、該平均輝度値と前記外光検出部により検出された周囲の明るさとに基づいて前記表示部に表示する画像データを決定する制御部と、
を備えることを特徴とする車載オーディオ装置。
【請求項2】
複数の楽曲データと、該楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報とを記憶する記憶媒体を接続する接続部と、
操作部と、
前記各楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報を表示する表示部と、
前記表示部の近傍に配置され、周囲の明るさを検出する外光検出部と、
前記操作部から所定操作が行われたとき、各楽曲データに関連付けられた前記画像データを抽出して、該画像データの個数を判定し、前記画像データの個数が1つであると判定された場合、前記画像データを前記表示部に表示する画像データとし、前記画像データの個数が複数であると判定された場合、各画像データの最大輝度値を算出し、該最大輝度値と前記外光検出部により検出された周囲の明るさとに基づいて前記表示部に表示する画像データを決定する制御部と、
を備えることを特徴とする車載オーディオ装置。
【請求項3】
前記楽曲データを再生する再生部を更に備え、
前記操作部を用いて前記表示部に表示された所定の楽曲情報を選択されたとき、前記再生部は、該楽曲情報に関連付けられた楽曲データを再生し、前記表示部は、該選択された楽曲情報を表示する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の車載オーディオ装置。
【請求項4】
複数の楽曲データと、該楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報とを記憶する記憶媒体を接続する第1ステップと、
前記各楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報を表示部に表示する第2ステップと、
周囲の明るさを検出する第3ステップと、
ユーザから所定操作が行われたとき、各楽曲データに関連付けられた前記画像データを抽出して、該画像データの個数を判定する第4ステップと、
前記第4ステップにより、前記画像データの個数が1つであると判定された場合、前記画像データを前記表示部に表示する画像データとし、前記画像データの個数が複数であると判定された場合、各画像データの平均輝度値を算出し、該平均輝度値と前記第3ステップにより検出された周囲の明るさとに基づいて前記表示部に表示する画像データを決定する第5ステップと、
を有することを特徴とする車載オーディオ装置の画像データ表示方法。
【請求項5】
複数の楽曲データと、該楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報とを記憶する記憶媒体を接続する第1ステップと、
前記各楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報を表示部に表示する第2ステップと、
周囲の明るさを検出する第3ステップと、
ユーザから所定操作が行われたとき、各楽曲データに関連付けられた前記画像データを抽出して、該画像データの個数を判定する第4ステップと、
前記第4ステップにより、前記画像データの個数が1つであると判定された場合、前記画像データを前記表示部に表示する画像データとし、前記画像データの個数が複数であると判定された場合、各画像データの最大輝度値を算出し、該最大輝度値と前記第3ステップにより検出された周囲の明るさとに基づいて前記表示部に表示する画像データを決定する第5ステップと、
を有することを特徴とする車載オーディオ装置の画像データ表示方法。
【請求項6】
前記楽曲データを再生する第6ステップを更に備え、
ユーザから前記表示部に表示された所定の楽曲情報を選択操作されたとき、前記第6ステップは、該楽曲情報に関連付けられた楽曲データを再生し、前記表示部は、該選択された楽曲情報を表示する、
ことを特徴とする請求項4または請求項5記載の車載オーディオ装置の画像データ表示方法。
【請求項1】
複数の楽曲データと、該楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報とを記憶する記憶媒体を接続する接続部と、
操作部と、
前記各楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報を表示する表示部と、
前記表示部の近傍に配置され、周囲の明るさを検出する外光検出部と、
前記操作部から所定操作が行われたとき、各楽曲データに関連付けられた前記画像データを抽出して、該画像データの個数を判定し、前記画像データの個数が1つであると判定された場合、前記画像データを前記表示部に表示する画像データとし、前記画像データの個数が複数であると判定された場合、各画像データの平均輝度値を算出し、該平均輝度値と前記外光検出部により検出された周囲の明るさとに基づいて前記表示部に表示する画像データを決定する制御部と、
を備えることを特徴とする車載オーディオ装置。
【請求項2】
複数の楽曲データと、該楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報とを記憶する記憶媒体を接続する接続部と、
操作部と、
前記各楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報を表示する表示部と、
前記表示部の近傍に配置され、周囲の明るさを検出する外光検出部と、
前記操作部から所定操作が行われたとき、各楽曲データに関連付けられた前記画像データを抽出して、該画像データの個数を判定し、前記画像データの個数が1つであると判定された場合、前記画像データを前記表示部に表示する画像データとし、前記画像データの個数が複数であると判定された場合、各画像データの最大輝度値を算出し、該最大輝度値と前記外光検出部により検出された周囲の明るさとに基づいて前記表示部に表示する画像データを決定する制御部と、
を備えることを特徴とする車載オーディオ装置。
【請求項3】
前記楽曲データを再生する再生部を更に備え、
前記操作部を用いて前記表示部に表示された所定の楽曲情報を選択されたとき、前記再生部は、該楽曲情報に関連付けられた楽曲データを再生し、前記表示部は、該選択された楽曲情報を表示する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の車載オーディオ装置。
【請求項4】
複数の楽曲データと、該楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報とを記憶する記憶媒体を接続する第1ステップと、
前記各楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報を表示部に表示する第2ステップと、
周囲の明るさを検出する第3ステップと、
ユーザから所定操作が行われたとき、各楽曲データに関連付けられた前記画像データを抽出して、該画像データの個数を判定する第4ステップと、
前記第4ステップにより、前記画像データの個数が1つであると判定された場合、前記画像データを前記表示部に表示する画像データとし、前記画像データの個数が複数であると判定された場合、各画像データの平均輝度値を算出し、該平均輝度値と前記第3ステップにより検出された周囲の明るさとに基づいて前記表示部に表示する画像データを決定する第5ステップと、
を有することを特徴とする車載オーディオ装置の画像データ表示方法。
【請求項5】
複数の楽曲データと、該楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報とを記憶する記憶媒体を接続する第1ステップと、
前記各楽曲データに関連付けられた画像データを含む楽曲情報を表示部に表示する第2ステップと、
周囲の明るさを検出する第3ステップと、
ユーザから所定操作が行われたとき、各楽曲データに関連付けられた前記画像データを抽出して、該画像データの個数を判定する第4ステップと、
前記第4ステップにより、前記画像データの個数が1つであると判定された場合、前記画像データを前記表示部に表示する画像データとし、前記画像データの個数が複数であると判定された場合、各画像データの最大輝度値を算出し、該最大輝度値と前記第3ステップにより検出された周囲の明るさとに基づいて前記表示部に表示する画像データを決定する第5ステップと、
を有することを特徴とする車載オーディオ装置の画像データ表示方法。
【請求項6】
前記楽曲データを再生する第6ステップを更に備え、
ユーザから前記表示部に表示された所定の楽曲情報を選択操作されたとき、前記第6ステップは、該楽曲情報に関連付けられた楽曲データを再生し、前記表示部は、該選択された楽曲情報を表示する、
ことを特徴とする請求項4または請求項5記載の車載オーディオ装置の画像データ表示方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2009−179207(P2009−179207A)
【公開日】平成21年8月13日(2009.8.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−20963(P2008−20963)
【出願日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年8月13日(2009.8.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】
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