説明

車載用レーダ装置、及びレーダ汚れ報知方法

【課題】ユーザにとって煩わしさを感じさせないように、レーダの汚れの除去を促す報知を行うことができる車載用レーダ装置、及びレーダ汚れ報知方法を提供する。
【解決手段】車載用レーダ装置であって、反射波受信部が受信した反射波の受信強度に基づいて、レーダが汚れていることを検知する汚れ検知部と、ユーザがレーダの汚れを除去してから再度当該レーダが汚れていることが検知されるまでに、所定時間が経過したか否かを判定する時間経過判定部と、レーダが汚れていることを再度検知したときに、所定時間が経過したと判定された場合、レーダが不作動状態であることをユーザに報知すると共に、当該レーダの汚れの除去を促す報知をユーザに行い、所定時間が経過していないと判定された場合、当該レーダが不作動状態であることのみをユーザに報知する報知部とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載用レーダ装置、及びレーダ汚れ報知方法に関し、より特定的には、ユーザにとって煩わしさを感じさせないように、レーダの汚れの除去を促す報知を行うことができる車載用レーダ装置、及びレーダ汚れ報知方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、レーダのレドーム表面に汚れが付着したために、レーダが汚れていることを検知した場合、レーダの汚れの除去をユーザに促す報知を行うレーダ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このレーダ装置は、反射波のレーダが汚れていない場合の過去の受信強度と現在の受信強度とを比較し、現在の受信強度のレベルが低い場合に、レーダが汚れていることを検知する。レーダ装置がレーダの汚れを検知した場合、レーダの汚れの除去をユーザに促す報知を行う。
【特許文献1】特開2007−51888号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のレーダ装置は、車両が泥はねや雪はねの多い道路を走行している場合、レーダの汚れを一旦除去したとしてもまたすぐにレーダが汚れてしまい、レーダの汚れの除去を促す報知が頻繁に行われるため、ユーザはこの報知を煩わしく感じてしまう。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされた。すなわち、ユーザにとって煩わしさを感じさせないように、レーダの汚れの除去を促す報知を行うことができる車載用レーダ装置、及びレーダ汚れ報知方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の局面は、電磁波を照射することによって自車周辺の物体から反射される反射波を反射波受信部が受信し、当該反射波受信部が受信した反射波に基づいて、自車周辺の物体を検知する車載用レーダ装置に向けられている。本発明は、反射波受信部が受信した反射波の受信強度に基づいて、レーダが汚れていることを検知する汚れ検知部と、ユーザがレーダの汚れを除去してから汚れ検知部が再度当該レーダが汚れていること検知するまでに、所定時間が経過したか否かを判定する時間経過判定部と、汚れ検知部がレーダが汚れていることを再度検知したときに、時間経過判定部が所定時間が経過したと判定した場合、レーダが不作動状態であることをユーザに報知すると共に、当該レーダの汚れの除去を促す報知をユーザに行い、時間経過判定部が所定時間が経過していないと判定した場合、当該レーダが不作動状態であることのみをユーザに報知する報知部とを備える。
【0007】
これにより、ユーザにとって煩わしさを感じさせないように、レーダの汚れの除去を促す報知を行うことができる車載用レーダ装置を提供することができる。
【0008】
また、汚れ検知部は、反射波受信部によって受信された反射波の前記レーダが汚れていない場合の過去の受信強度と現在の受信強度とを比較し、現在の受信強度のレベルが低い場合に、レーダが汚れていることを検知することが好ましい。
【0009】
これにより、レーダが汚れていることを確実に検知できる車載用レーダ装置を提供することができる。
【0010】
また、汚れ検知部は、反射波受信部によって受信された反射波の前記レーダが汚れていない場合の過去の受信強度と現在の受信強度とを比較し、現在の受信強度のレベルの低い状態が所定時間以上継続した場合に、レーダが汚れていることを検知することが好ましい。
【0011】
これにより、レーダが汚れていることを確実に検知できる車載用レーダ装置を提供することができる。
【0012】
また、報知部は、汚れ検知部がレーダが汚れていることを再度検知したときに、時間経過判定部が所定時間が経過していないと判定した場合、自車の走行している道路が悪状況であるために、前記レーダが不作動状態であることのみをユーザに報知することが好ましい。
【0013】
これにより、ユーザにとって煩わしさを感じさせないように、レーダの汚れの除去を促す報知を行うことができると共に、走行道路が悪状況であることを報知できる車載用レーダ装置を提供することができる。
【0014】
また、報知部は、音声、及び/又は表示によりユーザに報知を行うことが好ましい。また、電磁波は、ミリ波であることが好ましい。
【0015】
本発明の第2の局面は、電磁波を照射することによって自車周辺の物体から反射される反射波を反射波受信部が受信し、当該反射波受信部が受信した反射波に基づいて、自車周辺の物体を検知する車載用レーダ装置におけるレーダ汚れ報知方法であって、反射波受信部が受信した反射波の受信強度に基づいて、レーダが汚れていることを検知する汚れ検知ステップと、ユーザがレーダの汚れを除去してから汚れ検知ステップで再度当該レーダが汚れていること検知するまでに、所定時間が経過したか否かを判定する時間経過判定ステップと、汚れ検知ステップでレーダが汚れていることを再度検知したときに、時間経過判定ステップで所定時間が経過したと判定された場合、レーダが不作動状態であることをユーザに報知すると共に、当該レーダの汚れの除去を促す報知をユーザに行い、時間経過判定ステップで所定時間が経過していないと判定した場合、当該レーダが不作動状態であることのみをユーザに報知する報知ステップとを備える。
【0016】
これにより、ユーザにとって煩わしさを感じさせないように、レーダの汚れの除去を促す報知を行うことができるレーダ汚れ報知方法を提供することができる。
【0017】
また、汚れ検知ステップでは、反射波受信部によって受信された反射波の前記レーダが汚れていない場合の過去の受信強度と現在の受信強度とを比較し、現在の受信強度のレベルが低い場合に、レーダが汚れていることを検知することが好ましい。
【0018】
これにより、レーダが汚れていることを確実に検知できるレーダ汚れ報知方法を提供することができる。
【0019】
また、汚れ検知ステップでは、反射波受信部によって受信された反射波の前記レーダが汚れていない場合の過去の受信強度と現在の受信強度とを比較し、現在の受信強度のレベルの低い状態が所定時間以上継続した場合に、レーダが汚れていることを検知することが好ましい。
【0020】
これにより、レーダが汚れていることを確実に検知できるレーダ汚れ報知方法を提供することができる。
【0021】
また、報知ステップでは、汚れ検知ステップでレーダが汚れていることを再度検知したときに、時間経過判定ステップで所定時間が経過していないと判定された場合、自車の走行している道路が悪状況であるために、前記レーダが不作動状態であることのみをユーザに報知することが好ましい。
【0022】
これにより、ユーザにとって煩わしさを感じさせないように、レーダの汚れの除去を促す報知を行うことができると共に、走行道路が悪状況であることを報知できるレーダ汚れ報知方法を提供することができる。
【0023】
また、報知ステップでは、音声、及び/又は表示によりユーザに報知を行うことが好ましい。また、電磁波は、ミリ波であることが好ましい。
【発明の効果】
【0024】
以上説明したように、本発明の各局面によれば、ユーザにとって煩わしさを感じさせないように、レーダの汚れの除去を促す報知を行うことができる車載用レーダ装置、及びレーダ汚れ報知方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る車載用レーダ装置100の全体構成を示すブロック図である。図1において、車載用レーダ装置100は、電磁波照射部110、反射波受信部120、物体検知部130、汚れ検知部140、時間経過判定部160、及び報知部170を備える。
【0026】
電磁波照射部110は、例えば、複数の素子アンテナを所定の間隔で配列したアレーアンテナであって、アレー配列の一端に位置し空間に電波を送出する送信素子アンテナからなり、電磁波であるミリ波を自車周辺に照射する。
【0027】
反射波受信部120は、電波を受信する受信素子アンテナからなり、電磁波照射部110がミリ波を照射することによって自車周辺の物体から反射される反射波を受信する。
【0028】
物体検知部130は、反射波受信部120が受信した反射波に基づいて、自車周辺の物体を検知する。
【0029】
汚れ検知部140は、反射波受信部120によって受信された反射波のレーダが汚れていない場合の過去の受信強度と現在の受信強度とを比較し、現在の受信強度のレベルが低い場合に、レーダが汚れていることを検知する。なお、汚れ検知部140は、反射波受信部120によって受信された反射波のレーダが汚れていない場合の過去の受信強度と現在の受信強度とを比較し、現在の受信強度のレベルの低い状態が所定時間以上継続した場合に、レーダが汚れていることを検知する構成としてもよい。これにより、レーダが汚れていることを確実に検知できる。
【0030】
時間経過判定部160は、ユーザがレーダの汚れを除去してから汚れ検知部140が再度当該レーダが汚れていることを検知するまでに、所定時間が経過したか否かを判定する。
【0031】
報知部170は、汚れ検知部140がレーダが汚れていることを再度検知したときに、時間経過判定部160が所定時間が経過したと判定した場合、レーダが不作動状態であることをユーザに報知すると共に、当該レーダの汚れの除去を促す報知をユーザに行い、時間経過判定部160が所定時間が経過していないと判定した場合、当該レーダが不作動状態であることのみをユーザに報知する。なお、このユーザへの報知は、音声出力装置や表示装置等により音声、及び/又は表示により行われる。
【0032】
このように構成される車載用レーダ装置100は、図2に示すように、自車前方の物体を検知するFRレーダ、自車側方の物体を検知する側方レーダ、自車後方の物体を検知するRRレーダからなる。
【0033】
以下、本発明の第1の実施の形態に係る車載用レーダ装置100の動作について、図3のフロー図に従って説明する。
【0034】
まず、電磁波照射部110は、自車周辺へのミリ波の照射を開始する(ステップS301)。
【0035】
次に、反射波受信部120は、電磁波照射部110がミリ波を照射することによって自車周辺の物体から反射される反射波を受信する(ステップS302)。
【0036】
次に、報知部170は、汚れ検知部140がレーダが汚れていることを検知したか否かを判定する(ステップS303)。
【0037】
ステップS303において、レーダが汚れていることを検知したと判定されなかった場合、報知部170はステップS301に処理を戻す。一方、ステップS303において、レーダが汚れていることを検知したと判定された場合、報知部170は、ユーザがレーダの汚れを除去してから汚れ検知部140が再度レーダの汚れを検知したか否かを判定する(ステップS304)。
【0038】
ステップS304において、再度レーダの汚れを検知したと判定されなかった場合、時間経過判定部160は待機する。一方、ステップS304において、再度レーダの汚れを検知したと判定された場合、時間経過判定部160は、ユーザがレーダの汚れを除去してから汚れ検知部140が再度当該レーダが汚れていることを検知するまでに、所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS305)。
【0039】
ステップS305において、所定時間が経過したと判定されなかった場合、報知部170は、レーダが不作動であることのみをユーザに報知する(ステップS306)。一方、ステップS305において、所定時間が経過したと判定された場合、報知部170は、レーダが不作動であることをユーザに報知すると共に、レーダの汚れの除去を促す報知をユーザに行う(ステップS307)。
【0040】
このように、本発明によれば、ユーザにとって煩わしさを感じさせないように、レーダの汚れの除去を促す報知を行うことができる車載用レーダ装置、及びレーダ汚れ報知方法を提供することができる。
【0041】
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施の形態に係る車載用レーダ装置100について、図面に従って詳細に説明する。なお、第1の実施の形態と同一の構成については、その説明を省略する。
【0042】
報知部170は、汚れ検知部140がレーダが汚れていることを再度検知したときに、時間経過判定部160が所定時間が経過していないと判定した場合、自車の走行している道路が悪状況であるためにレーダが不作動状態であることのみをユーザに報知する。
【0043】
以下、本発明の第2の実施の形態に係る車載用レーダ装置100の動作について、図4のフロー図に従って説明する。
【0044】
まず、電磁波照射部110は、自車周辺へのミリ波の照射を開始する(ステップS401)。
【0045】
次に、反射波受信部120は、電磁波照射部110がミリ波を照射することによって自車周辺の物体から反射される反射波を受信する(ステップS402)。
【0046】
次に、報知部170は、汚れ検知部140がレーダが汚れていることを検知したか否かを判定する(ステップS403)。
【0047】
ステップS403において、レーダが汚れていることを検知したと判定されなかった場合、報知部170はステップS401に処理を戻す。一方、ステップS403において、レーダが汚れていることを検知したと判定された場合、報知部170は、ユーザがレーダの汚れを除去してから汚れ検知部140が再度レーダの汚れを検知したか否かを判定する(ステップS404)。
【0048】
ステップS404において、再度レーダの汚れを検知したと判定されなかった場合、時間経過判定部160は待機する。一方、ステップS404において、再度レーダの汚れを検知したと判定された場合、時間経過判定部160は、ユーザがレーダの汚れを除去してから汚れ検知部140が再度当該レーダが汚れていることを検知するまでに、所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS405)。
【0049】
ステップS405において、所定時間が経過したと判定されなかった場合、報知部170は、自車の走行している道路が悪状況であるためにレーダが不作動であることのみをユーザに報知する(ステップS406)。一方、ステップS405において、所定時間が経過したと判定された場合、報知部170は、レーダが不作動であることをユーザに報知すると共に、レーダの汚れの除去を促す報知をユーザに行う(ステップS407)。
【0050】
このように、本発明によれば、ユーザにとって煩わしさを感じさせないように、レーダの汚れの除去を促す報知を行うことができると共に、走行道路が悪状況であることを報知できる車載用レーダ装置、レーダ汚れ報知方法を提供することができる。
【0051】
上記実施の形態で説明した構成は、単に具体例を示すものであり、本願発明の技術的範囲を制限するものではない。本願の効果を奏する範囲において、任意の構成を採用することが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0052】
ユーザにとって煩わしさを感じさせないように、レーダの汚れの除去を促す報知を行うことができる車載用レーダ装置、及びレーダ汚れ報知方法等として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る車載用レーダ装置の全体構成を示すブロック図
【図2】車載用レーダ装置の検知エリアを示す模式図
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る車載用レーダ装置の動作を示すフロー図
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る車載用レーダ装置の動作を示すフロー図
【符号の説明】
【0054】
100 車載用レーダ装置
110 電磁波照射部
120 反射波受信部
130 物体検知部
140 汚れ検知部
160 時間経過判定部
170 報知部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電磁波を照射することによって自車周辺の物体から反射される反射波を反射波受信部が受信し、当該反射波受信部が受信した反射波に基づいて、自車周辺の物体を検知する車載用レーダ装置であって、
前記反射波受信部が受信した反射波の受信強度に基づいて、レーダが汚れていることを検知する汚れ検知部と、
ユーザが前記レーダの汚れを除去してから前記汚れ検知部が再度当該レーダが汚れていることを検知するまでに、所定時間が経過したか否かを判定する時間経過判定部と、
前記汚れ検知部がレーダが汚れていることを再度検知したときに、前記時間経過判定部が所定時間が経過したと判定した場合、前記レーダが不作動状態であることをユーザに報知すると共に、当該レーダの汚れの除去を促す報知をユーザに行い、前記時間経過判定部が所定時間が経過していないと判定した場合、当該レーダが不作動状態であることのみをユーザに報知する報知部とを備える、車載用レーダ装置。
【請求項2】
前記汚れ検知部は、前記反射波受信部によって受信された反射波の前記レーダが汚れていない場合の過去の受信強度と現在の受信強度とを比較し、現在の受信強度のレベルが低い場合に、レーダが汚れていることを検知することを特徴とする、請求項1に記載の車載用レーダ装置。
【請求項3】
前記汚れ検知部は、前記反射波受信部によって受信された反射波の前記レーダが汚れていない場合の過去の受信強度と現在の受信強度とを比較し、現在の受信強度のレベルの低い状態が所定時間以上継続した場合に、レーダが汚れていることを検知することを特徴とする、請求項1に記載の車載用レーダ装置。
【請求項4】
前記報知部は、前記汚れ検知部がレーダが汚れていることを再度検知したときに、前記時間経過判定部が所定時間が経過していないと判定した場合、自車の走行している道路が悪状況であるために、前記レーダが不作動状態であることのみをユーザに報知することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の車載用レーダ装置。
【請求項5】
前記報知部は、音声、及び/又は表示によりユーザに報知を行うことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の車載用レーダ装置。
【請求項6】
前記電磁波は、ミリ波であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の車載用レーダ装置。
【請求項7】
電磁波を照射することによって自車周辺の物体から反射される反射波を反射波受信部が受信し、当該反射波受信部が受信した反射波に基づいて、自車周辺の物体を検知する車載用レーダ装置におけるレーダ汚れ報知方法であって、
前記反射波受信部が受信した反射波の受信強度に基づいて、レーダが汚れていることを検知する汚れ検知ステップと、
ユーザが前記レーダの汚れを除去してから前記汚れ検知ステップで再度当該レーダが汚れていることを検知するまでに、所定時間が経過したか否かを判定する時間経過判定ステップと、
前記汚れ検知ステップでレーダが汚れていることを再度検知したときに、前記時間経過判定ステップで所定時間が経過したと判定された場合、前記レーダが不作動状態であることをユーザに報知すると共に、当該レーダの汚れの除去を促す報知をユーザに行い、前記時間経過判定ステップで所定時間が経過していないと判定した場合、当該レーダが不作動状態であることのみをユーザに報知する報知ステップとを備える、レーダ汚れ報知方法。
【請求項8】
前記汚れ検知ステップでは、前記反射波受信部によって受信された反射波の前記レーダが汚れていない場合の過去の受信強度と現在の受信強度とを比較し、現在の受信強度のレベルが低い場合に、レーダが汚れていることを検知することを特徴とする、請求項7に記載のレーダ汚れ報知方法。
【請求項9】
前記汚れ検知ステップでは、前記反射波受信部によって受信された反射波の前記レーダが汚れていない場合の過去の受信強度と現在の受信強度とを比較し、現在の受信強度のレベルの低い状態が所定時間以上継続した場合に、レーダが汚れていることを検知することを特徴とする、請求項7に記載のレーダ汚れ報知方法。
【請求項10】
前記報知ステップでは、前記汚れ検知ステップでレーダが汚れていることを再度検知したときに、前記時間経過判定ステップで所定時間が経過していないと判定された場合、自車の走行している道路が悪状況であるために、前記レーダが不作動状態であることのみをユーザに報知することを特徴とする、請求項7〜9のいずれかに記載のレーダ汚れ報知方法。
【請求項11】
前記報知ステップでは、音声、及び/又は表示によりユーザに報知することを特徴とする、請求項7〜10のいずれかに記載のレーダ汚れ報知方法。
【請求項12】
前記電磁波は、ミリ波であることを特徴とする、請求項7〜11のいずれかに記載のレーダ汚れ報知方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−250640(P2009−250640A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−95464(P2008−95464)
【出願日】平成20年4月1日(2008.4.1)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】