説明

転送装置、転送システム、転送方法および転送プログラム

【課題】 取引者の情報を十分に秘匿しないシステムを使用した取引を通じて、必要以上に取引者の情報が相手に知られる。
【解決手段】 本発明の一例の転送装置は、記憶部と、第1端末から、第2端末アドレス、第1情報、第2情報および第1端末アドレスを入力する入力部と、第1情報に対応づけて第1端末アドレスを記憶部に格納する送信格納部と、第2端末に第1情報および第2情報を送信する送信部と、第2端末から第1情報および第3情報を受信する受信部と、第1情報に基づいて記憶部から第1端末アドレスを取得して、第1端末に第1情報および第3情報を出力する出力部とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信網を介して情報の送受信をするための、転送装置、転送システム、転送方法および転送プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
通信網を介した商取引が一般的に行われている。特許文献1には、電話機を用いた取引仲介システムが開示されている。特許文献2には、ファクシミリを用いた商品受注・納入システムが開示されている。特許文献3には、電話機を利用した取引方法が開示されている。しかしながら、上記のいずれも取引者の情報を十分に秘匿するものではない。
【0003】
【特許文献1】特開2004−15470
【特許文献2】特開2002−92427
【特許文献3】特開昭57−162867
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の特許文献に開示されている技術は、はいずれも取引者の情報を十分に秘匿するものではない。したがって、取引を通じて、必要以上に取引者の情報が相手に知られるという課題があった。本発明は、この課題を解決するための転送装置、転送システム、転送方法および転送プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一例の転送装置は、記憶部と、第1端末から、第2端末アドレス、第1情報、第2情報および第1端末アドレスを入力する入力部と、前記第1情報に対応づけて前記第1端末アドレスを前記記憶部に格納する送信格納部と、前記第2端末に前記第1情報および第2情報を送信する送信部と、前記第2端末から前記第1情報および第3情報を受信する受信部と、前記第1情報に基づいて前記記憶部から前記第1端末アドレスを取得して、前記第1端末に前記第1情報および前記第3情報を出力する出力部とを備える。
【0006】
本発明の一例の転送方法は、第1端末から、第2端末アドレス、第1情報、第2情報および第1端末アドレスを入力する入力行程と、前記第1情報に対応づけて前記第1端末アドレスを記憶装置に格納する送信格納行程と、前記第2端末に前記第1情報および第2情報を送信する送信行程と、前記第2端末から前記第1情報および第3情報を受信する受信行程と、前記第1情報に基づいて前記記憶行程から前記第1端末アドレスを取得して、前記第1端末に前記第1情報および前記第3情報を出力する出力行程とを有する。
【0007】
本発明の一例の転送プログラムは、コンピュータに、第1端末から、第2端末アドレス、第1情報、第2情報および第1端末アドレスを入力する入力処理と、前記第1情報に対応づけて前記第1端末アドレスを記憶装置に格納する送信格納処理と、前記第2端末に前記第1情報および第2情報を送信する送信処理と、前記第2端末から前記第1情報および第3情報を受信する受信処理と、前記第1情報に基づいて前記記憶処理から前記第1端末アドレスを取得して、前記第1端末に前記第1情報および前記第3情報を出力する出力処理とを実行させる。
【発明の効果】
【0008】
取引を通じて、必要以上に取引者の情報が相手に知られることを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明の第1の実施例は以下の通りである。
【0010】
図1は、本発明の実施例である転送システム40を示す。転送システム40は、例えば企業間の受発注システムである。転送システム40は、ネットワークで接続された転送装置10と、一つまたは複数の発注端末(第1端末20n)および一つまたは複数の受注端末(第2端末30m)とから成る。発注端末(第1端末20n)は、同一の企業に設置されていても良いし、異なる企業に設置されていても良い。受注端末(第2端末30m)は、同一の企業に設置されていても良いし、異なる企業に設置されていても良い。
【0011】
転送装置10と、発注端末(第1端末20n)および受注端末(第2端末30m)との間の通信は、例えば、電子メール等により行われる。
【0012】
転送装置10は、入力部11,送信格納部12,送信部13を含んでいる。発注関連情報は、発注端末(第1端末20n)から入力され、入力部11,送信格納部12,送信部13を経由して受注端末(第2端末30m)に送信される。
【0013】
転送装置10は、また、受信部14,受信格納部15、出力部16も含んでいる。受注情報は、受注端末(第2端末30m)から入力され、受信部14,受信格納部15、出力部16を経由して発注端末(第1端末20n)に送信される。
【0014】
転送装置10は記憶部18と請求部17も備える。記憶部18は転送装置10を介して実行された取引の記録を格納する。請求部17は、記憶部18の記録から受発注に伴う請求書データなどを生成する。請求書データは、EDI(Electronic Data Interchange)システムの入力データとして利用できる。または、記憶部18の記録を基に取引の監査を行うこともできる。
【0015】
転送装置10は、その機能を果たす専用ハードウェア装置として実装されても良いし、転送プログラム19がメモリに格納されてプロセッサーで実行されることにより、その機能を果たすように実装されても良い。
【0016】
本実施例の転送システム40の動作は以下の通りである。図2は、発注処理の流れを示す。まず、発注企業に於いて担当者が、発注端末(第1端末20n)から以下の情報を入力する。
1)受注端末(第2端末30m)のアドレス(第2端末アドレス21)
2)取引番号(第1情報22):これは、発注企業ごとに採番される取引の識別子等である。
3)発注情報(第2情報23):これは、発注にかかる品番や数量等である。
【0017】
発注端末(第1端末20n)は、これらに自分のアドレス(第1端末アドレス24)を付加して発注関連情報として転送装置10に出力する。
【0018】
転送装置10では、入力部11が発注端末(第1端末20n)からこれらの発注関連情報を入力する(A1:入力行程)。
【0019】
送信格納部12は、発注関連情報のうち取引番号(第1情報22)、発注情報(第2情報23)、発注端末のアドレス(第1端末アドレス24)を互いに対応づけて、記憶部18に格納する(A2:送信格納行程)。
【0020】
その後、送信部13が、取引番号(第1情報22)、発注情報(第2情報23)を、受注端末のアドレス(第2端末アドレス21)に基づいて受注端末(第2端末30m)に送信する(A3:送信行程)。以上で発注処理は終了し、受注企業は、受注端末から受注に必要な情報を得ることができる。
【0021】
図3は、受注処理の流れを示す。受注企業は、受信した発注情報(第2情報23)から受注の可否や納期を決める。そして、同企業は、発注企業に受注の可否や納期の情報を送ろうとする。
【0022】
まず、受注企業に於いて担当者が、受注端末(第2端末30m)から以下の情報を入力する。
1)取引番号(第1情報22):これは、発注端末(第1端末20n)から受信したものである。
2)受注情報(第3情報25):これは、受注の可否や納期の情報である。
【0023】
転送装置10では、受信部14が受注端末(第2端末30m)から取引番号(第1情報22)および受注情報(第3情報25)を受信する(B1:受信行程)。
【0024】
次に受信格納部15が、取引番号(第1情報22)をキーに記憶部18を検索し、送信格納部12が格納した情報を探して、受注情報(第3情報25)を当該取引番号(第1情報22)に対応づけて記憶部18に格納する。同時に、受信格納部15は発注端末のアドレス(第1端末アドレス24)を得る(B2:受信格納行程)。
【0025】
出力部16は、取引番号(第1情報22)および受注情報(第3情報25)を、発注端末アドレス(第1端末アドレス24)に基づいて発注端末(第1端末20n)に出力する(B3:出力行程)。これで、発注企業は発注に対する回答を知ることができる。
【0026】
請求部17は、記憶部18を検索して受注可能を示す受注情報(第3情報25)について請求書データを作成する(B4:請求行程)。本行程では、請求部17は、記憶部18を走査して格納されている取引番号(第1情報22)を読み出す。同部は、読み出した取引番号(第1情報22)をキーに、対応する発注情報(第2情報23)および受注情報(第3情報25)を読み出す。受注情報(第3情報25)が受注可を示していれば、同部は読み出した取引番号(第1情報22)、発注情報(第2情報23)および受注情報(第3情報25)をまとめて、一つの請求書データとして作成し、図示せぬ請求書ファイルに順次格納する。作成された請求書データは、発注端末(第1端末20n)に対応して予め登録されている経理部や監査部の端末に送信することができる。請求部17は、受注端末(第2端末30m)から受注可を示す受注情報(第3情報25)が受信される都度起動されても良いし、一定期間間隔で起動されてもよい。一定期間毎に起動された場合、請求部17は、当該一定期間分の受注情報(第3情報25)の処理を一括して行う。
【0027】
上述の説明では、第2情報23および第3情報25は発注情報と受注情報としたが、これに限定されない。第2情報23および第3情報25は、見積依頼情報と見積情報でも良いし、検収依頼と検収報告でも良い。
【0028】
なお、本実施例の転送システム40は、請求部17を除いて実装することも可能である。この場合、送信格納部12は第2情報23を、受信格納部15は第3情報25を、記憶部18に格納しない。図4は、この場合の構成を示す。
【0029】
本実施例によれば、受発注取引を適正に管理しつつ、発注者は、受注者に発注端末のアドレス(第1端末アドレス24)を知られなくてすむ。その理由は、送信格納部12が、発注関連情報のうち取引番号(第1情報22)と発注端末のアドレス(第1端末アドレス24)を対応づけて、記憶部18に格納するからである。
【0030】
本発明の第2の実施例は以下の通りである。
【0031】
実施例1では、第2情報23および第3情報25は一種類とした。第2の実施例の転送システム40では、複数種類の第2情報23および第3情報25を混在させることができる。すなわち、本実施例の転送システム40は、発注情報と受注情報、見積依頼情報と見積情報および検収依頼と検収報告のすべてを扱うことが可能である。このためには、例えば、第1情報22の一部に第2情報23および第3情報25の種別およびフォーマットを識別するフォーマット識別子(第4情報)を包含させ、他の部分に取引番号(連番など)を包含させるなどをすればよい。
【0032】
本発明の第3の実施例は以下の通りである。
【0033】
第3の実施例の転送システム40は、転送装置10としてPBX(Private Branch eXchange)のような電話交換機能を有する装置を使用する。第1端末20nおよび第2端末30mは電話機である。図5はこの実施例を示す。PBXは、例えば発注企業に設置されている。本実施例に於いても、転送装置10(PBX)は、入力部11、送信格納部12、送信部13、受信部14、受信格納部15、出力部16を包含する。図6は本実施例における記憶部18に格納されるデータを示す。
【0034】
本実施例の転送システム40の動作は以下の通りである。発注処理は以下のように扱われる。まず、発注企業に於いて担当者が、電話機1(第1端末20n)から発注用の特定番号に発呼する。これで、電話機1(第1端末20n)は、PBX(転送装置10)の入力部11に接続される。次に発注者は、電話機1(第1端末20n)から以下の情報を入力する。入力は、電話番号入力用のキースイッチ等を使って行う。入力は、入力部11の音声ガイダンスに従って行っても良い。
1)電話機2(第2端末30m)の電話番号(第2端末アドレス21)
2)取引番号(第1情報22):これは、発注企業ごとに採番される取引の識別子等である。
3)発注情報(第2情報23):これは、発注にかかる品番や数量等である。
【0035】
電話機1(第1端末20n)は、これらに自分の電話番号(第1端末アドレス24)を付加して発注関連情報として転送装置10に出力する。
【0036】
転送装置10では、入力部11が電話機1(第1端末20n)からこれらの発注関連情報を入力する(入力行程)。
【0037】
発注者は、電話機2の電話番号に代えて取引先番号を入力し、入力部11で電話機2の電話番号に変換するように構成しても良い。この場合、入力部11は、取引先番号と取引先電話番号の対応表を備える。
【0038】
送信格納部12は、発注関連情報のうち取引番号(第1情報22)、発注情報(第2情報23)、電話機1の電話番号(第1端末アドレス24)を互いに対応づけて、記憶部18に格納する(送信格納行程)。
【0039】
その後、送信部13が取引番号(第1情報22)、発注情報(第2情報23)を電話機2の電話番号(第2端末アドレス21)に基づいて電話機2(第2端末30m)に送信する(送信行程)。このとき、送信部13は、取引番号(第1情報22)、発注情報(第2情報23)を音声信号に変換して送信する。
【0040】
受注処理は、以下のように扱われる。受注企業は、受信した発注情報(第2情報23)から受注の可否や納期を決める。そして、同企業は、発注企業に受注の可否や納期の情報を送る。
【0041】
まず、受注企業に於いて担当者が、電話機2(第2端末30m)から受注用の特定番号に発呼する。これで、電話機2(第2端末30m)は、PBX(転送装置10)の受信部14に接続される。次に受注者は、電話機2(第2端末30m)から以下の情報を入力する。入力は、電話番号入力用のキースイッチ等を使って行う。入力は、受信部14の音声ガイダンスに従って行っても良い。
1)取引番号(第1情報22):これは、電話機1(第1端末20n)から受信したものである。
2)受注情報(第3情報25):これは、受注の可否や納期の情報である。
【0042】
PBX(転送装置10)では、受信部14が電話機2(第2端末30m)から取引番号(第1情報22)および受注情報(第3情報25)を受信する(受信行程)。
【0043】
次に受信格納部15が、取引番号(第1情報22)をキーに記憶部18を検索し、送信格納部12が格納した情報を探して、受注情報(第3情報25)を当該取引番号(第1情報22)に対応づけて記憶部18に格納する。同時に、受信格納部15は電話機1の電話番号(第1端末アドレス24)を得る(受信格納行程)。
【0044】
出力部16は、取引番号(第1情報22)および受注情報(第3情報25)を、電話機1の電話番号(第1端末アドレス24)に基づいて電話機1(第1端末20n)に出力する(出力行程)。このとき、出力部16は、取引番号(第1情報22)および受注情報(第3情報25)を音声信号に変換して送信する。これで、発注企業は発注に対する回答を知ることができる。
【0045】
むろん本実施例の転送システム40は、PBX(転送装置10)に実施例1と同様の請求部17を備えても良い。
【0046】
本実施例は、電話機を用いて転送システム40を構成することを可能とする。電話交換機能を有する装置が、転送装置10として用いられているからである。
【0047】
本発明の第4の実施例は以下の通りである。
【0048】
第4の実施例の転送システム40は、転送装置10としてPBXのような電話およびファックス交換機能を有する装置を使用し、第1端末20nおよび第2端末30mとしてファクシミリ装置を用いている。本実施例の転送システム40は、第3の実施例とは下記の点が異なる。
1)入力部11は、発注者のファクシミリ装置1(第1端末20n)から入力された用紙の特定位置に記載された取引番号(第1情報22)、発注情報(第2情報23)を読み取ってコード化する。
2)送信部13は、受注者のファクシミリ装置2(第2端末30m)へファクシミリ信号を出力する。
3)受信部14は、受注者のファクシミリ装置2(第2端末30m)から入力された用紙の特定位置に記載された取引番号(第1情報22)、受注情報(第3情報25)を読み取ってコード化する。
4)出力部16は、発注者のファクシミリ装置1(第1端末20n)へファクシミリ信号を出力する。
【0049】
本実施例は、ファクシミリ装置を用いて転送システム40を構成することを可能とする。電話およびファクシミリ交換機能を有する装置が、転送装置10として用いられているからである。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】転送システム40の全体構成を示す図である。
【図2】転送装置10の発注処理のフローチャートである。
【図3】転送装置10の受注処理のフローチャートである。
【図4】転送装置10の全体構成を示す図である。
【図5】第3の実施例の転送システム40の全体構成を示す図である。
【図6】第3の実施例の記憶部18の構成を示す図である。
【符号の説明】
【0051】
10 転送装置
11 入力部
12 送信格納部
13 送信部
14 受信部
15 受信格納部
16 出力部
17 請求部
18 記憶部
19 転送プログラム
20n 第1端末
21 第2端末アドレス
22 第1情報
23 第2情報
24 第1端末アドレス
25 第3情報
30m 第2端末

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶部と、
第1端末から、第2端末アドレス、第1情報、第2情報および第1端末アドレスを入力する入力部と、
前記第1情報に対応づけて前記第1端末アドレスを前記記憶部に格納する送信格納部と、
前記第2端末に前記第1情報および第2情報を送信する送信部と、
前記第2端末から前記第1情報および第3情報を受信する受信部と、
前記第1情報に基づいて前記記憶部から前記第1端末アドレスを取得して、前記第1端末に前記第1情報および前記第3情報を出力する出力部と、を備える転送装置。
【請求項2】
前記第1情報に対応づけて前記第3情報を前記記憶部に格納する受信格納部を備え、
前記送信格納部は、前記第1情報に対応づけて前記第2情報も前記記憶部に格納する請求項1に記載の転送装置。
【請求項3】
前記第1情報に第4情報が包含され、第4情報の値に基づいて、前記第2情報および前記第3情報の様式が決定される請求項2に記載の転送装置。
【請求項4】
前記第1情報は取引番号、前記第2情報は発注情報、前記第3情報は納品情報であり、
前記格納部に格納された前記取引番号、前記発注情報および前記納品情報に基づいて請求データを生成する請求部を備える請求項3に記載の転送装置。
【請求項5】
前記第1端末および前記第2端末は電話機であり、
前記第1端末アドレスは前記第1端末の電話番号であり、
前記第2端末アドレスは前記第2端末の電話番号であり、
前記第1情報、前記第2情報および前記第3情報は前記第1端末または前記第2端末の電話番号入力部から入力され、
前記送信部は、前記第1情報および前記第2情報を音声データに変換して前記第2端末に送信し、
前記出力部は、前記第1情報および前記第3情報を音声データに変換して前記第1端末に出力し、
前記第2端末は、予め定められた電話番号に接続して前記受信部に前記第1情報および前記第3情報を送信する電話交換機能を有する請求項1乃至4に記載の転送装置。
【請求項6】
前記第1端末と、前記第2端末と、請求項1乃至5のいずれかに記載の転送装置とから成る転送システム。
【請求項7】
第1端末から、第2端末アドレス、第1情報、第2情報および第1端末アドレスを入力する入力行程と、
前記第1情報に対応づけて前記第1端末アドレスを記憶部に格納する送信格納行程と、
前記第2端末に前記第1情報および第2情報を送信する送信行程と、
前記第2端末から前記第1情報および第3情報を受信する受信行程と、
前記第1情報に基づいて前記記憶部から前記第1端末アドレスを取得して、前記第1端末に前記第1情報および前記第3情報を出力する出力行程と、を有する転送方法。
【請求項8】
前記第1情報に対応づけて前記第3情報を前記記憶部に格納する受信格納行程を備え、
前記送信格納行程は、前記第1情報に対応づけて前記第2情報も前記記憶部に格納する請求項7に記載の転送方法。
【請求項9】
前記第1情報に第4情報が包含され、第4情報の値に基づいて、前記第2情報および前記第3情報の様式が決定される請求項8に記載の転送方法。
【請求項10】
前記第1情報は取引番号、前記第2情報は発注情報、前記第3情報は納品情報であり、
前記格納行程に格納された前記取引番号、前記発注情報および前記納品情報に基づいて請求データを生成する請求行程を備える請求項9に記載の転送方法。
【請求項11】
コンピュータに、
第1端末から、第2端末アドレス、第1情報、第2情報および第1端末アドレスを入力する入力処理と、
前記第1情報に対応づけて前記第1端末アドレスを記憶装置に格納する送信格納処理と、
前記第2端末に前記第1情報および第2情報を送信する送信処理と、
前記第2端末から前記第1情報および第3情報を受信する受信処理と、
前記第1情報に基づいて前記記憶部から前記第1端末アドレスを取得して、前記第1端末に前記第1情報および前記第3情報を出力する出力処理と、を実行させる転送プログラム。
【請求項12】
前記コンピュータに、前記第1情報に対応づけて前記第3情報を前記記憶部に格納する受信格納処理と、
前記第1情報に対応づけて前記第2情報も前記記憶部に格納する前記送信格納処理を実行させる請求項11に記載の転送プログラム。
【請求項13】
前記第1情報に第4情報が包含され、第4情報の値に基づいて、前記第2情報および前記第3情報の様式が決定される請求項12に記載の転送プログラム。
【請求項14】
前記第1情報は取引番号、前記第2情報は発注情報、前記第3情報は納品情報であり、
前記コンピュータに、前記記憶部に格納された前記取引番号、前記発注情報および前記納品情報に基づいて請求データを生成する請求処理を実行させる請求項13に記載の転送プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−15426(P2009−15426A)
【公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−174045(P2007−174045)
【出願日】平成19年7月2日(2007.7.2)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】