説明

送話音量通知装置およびその音量通知方法

【課題】通話者の発声をマイクより検出した音量を通話者本人に認識できるようにし、通話者が自分の話し声が相手側にとって充分聞き取れる音量であるか否かを判断できるようにする。
【解決手段】集音手段(マイク5)の出力から入力送話音声の音量レベルを検出する音量レベル検出手段21と、この音量レベル検出手段の出力からその音量のレベル判定を行う音量レベル判定手段22と、この音量レベル判定手段の音量レベルを表示する音量表示手段23(表示部3、ランプ9)とを備えることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,電子機器の送話音量通知装置およびその音量通知方法に関し、特に携帯電話等の送話音量を表示できるようにした電子機器の送話音量通知装置およびその音量通知方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の携帯電話においては、通話時のランプのイルミネーション機能が備えられているが、その点灯方法は、イルミネーションON−OFFの選択と、色・固定パターンの指定だけであった。この種の携帯電話について、従来例1として、図10,11により説明する。
【0003】
図10(a)(b)はこの携帯電話の正面および背面から見た斜視図、図11はそのブロック図である。図10(a)において、携帯電話1は無線基地局を介し、一般電話や他の携帯電話と接続するものである。レシーバ2は、使用者が通話相手の音声を聞くために耳を当てる部分である。表示部3および背面表示部7は、使用者に必要な情報を表示する部分であり、文字や記号、図形等で情報を通知する機能を有している。キー操作部4においては、携帯電話のダイヤル入力や携帯電話に備わっている各種設定の操作を行う部分である。マイク5は、使用者側の音声を相手側に送るために、音声を電気信号に変換する。
【0004】
図10(b)において、背面LED(イルミネーション部)8は、内部に二色以上の異なる色で発光可能なLEDが設置され、着信やメール受信時および通話中に任意の色で発光する。ランプ9は携帯電話1の電池が充電中の時は赤く点灯し、完了すると消灯する事を主な役割とし、背面LED8同様、着信やメール受信時および通話中に任意の色で発光することも可能である。スピーカ10は、着信時やメロディのダウンロード時に音(メロディ)を発し、着信を使用者に知らせ、音による情報を使用者に通知する。また、ハンズフリー機能使用時においては、通話相手の音声、受話音を出力する。アンテナ11は無線信号の送受信処理を行う部分である。なお、通常はカメラ部12が設けられている。
【0005】
図11は図10の携帯電話の構成を示すブロック図である。携帯電話1は内部においてアンテナ11に接続されており、無線部12を通して無線信号の処理を行う。制御部13aは各種の制御をする。着信(メール受信)時の通知手段としては、表示部3、背面表示部7、背面LED8、ランプ9、キー操作部LED15、スピーカ10、バイブレータ19があり、これらを制御部13aが制御する。通話時においては、ハンズフリー機能ON−OFFの設定に応じて受話音(通話相手の音声)の出力としてレシーバ2またはスピーカ10が用いられ、これらを制御部13aが制御する。制御部13aは、表示部3,背面表示部7の表示内容や、背面LED8、ランプ9、キー操作LED部15の点灯方法も制御する。
キー操作部LED15は、キー操作部4の構造部品としてキーシートの下に配置されたバックライト用LEDであり、キー操作時および着信時などに点灯する。電話帳・メモリ部14には、相手先電話番号,スケジュール情報や各種設定内容等が格納されている。スピーカ10は音声処理部16により、着信・受信時には任意の音量と音色(メロディ)で音を出力し、ハンズフリー通話時においては、通話相手の音声を出力する。レシーバ2は音声処理部17により、通話相手の音声を出力する。また、マイク5から検出した音声信号は通話時において音声処理部18を介し、制御部13a、無線部12、アンテナ11を経て相手側の受話音声として伝えられる。
【0006】
図12は図10の携帯電話の通話時におけるランプ9の制御方法について説明するための、通話開始から通話終了までの一連の動作のフローチャートを示す。制御部13aに着信信号が供給され、通話を開始し、さらにハンズフリー通話を開始すると(ステップS11)、以下の4つの動作フロー1〜4の処理が並列して実行される。
【0007】
・ 動作フロー1
制御部13aは、無線部12から受話音声信号データを受信し(ステップS12)、スピーカ10から受話音声を出力する(ステップS13)。
【0008】
・ 動作フロー2
制御部13aは、マイク5,音声処理回路18により、使用者が発声した送話音声を検出し(ステップS14)、制御部13aは、無線部12を介し送話音声信号を通話相手に送信する(ステップS15)。
【0009】
・ 動作フロー3
制御部13aは、通話中、ランプ9の点灯開始を選択した場合(ステップS20)、ランプ9を指定した色、または連続的な点滅パターンで点灯を開始する(ステップS26)。通話中のランプ9点灯開始を選択しない場合(ステップS20)は、ランプ9は点灯せずに、(ステップS32)へ移る。
【0010】
・ 動作フロー4
表示部に通話開始からの経過時間が表示される(ステップS31)。また、ユーザ指定のイメージ画像を表示部に表示することも可能である。
【0011】
通話時の動作フロー1〜4(通話)が終了すると(ステップS32)、通話時の動作フロー1〜4が終了し待ち受け画面へ戻る(ステップS33)。また、通話が終了しない場合は、それぞれステップS12,14,20、31に戻り、通話が終了するまで、その動作を続ける。
【0012】
次に、従来例2の携帯電話機として、図13のブロック図に示すものがある。この携帯電話機は、通話時における通話者の通話音量が大きすぎる場合に、警告情報を出して通話者の周囲への騒音を防止させるようにしたものである。この携帯電話機は、図13のように、通話時の音声を音声信号に変換する通話音声入力用の通話用マイク51と、通話時の音声の音量を検出するために音声を入力する音量検出用マイク52とを備えている。そして、この音量検出用マイク52から入力した音声の音量を検出する機能を備えた制御部13aと、入力した音声の音量が所定のしきい値を超えたときに警告情報を出力する警告情報出力部31とを備えている。なお、音量検出用マイク52と、制御部13aと、警告情報出力部31とにより騒音警告装置を構成する。
【0013】
この携帯電話機の動作を説明する。携帯電話機の通話を開始すると、通話時の音声は音声を音声信号に変換する通話用マイク51と、音声の音量を検出するための音量検出用マイク52とに入力される。この入力された音声は音量を検出する機能を備えた制御部13aにより音量が検出される。制御部13bで検出された音量は、制御部13bにおいて特定のしきい値と比較される。そして、しきい値に満たない場合は通常に通話を継続できるが、しきい値を超過した場合は、制御部13bにより警告情報出力可と判定され、警告情報出力部31から警告情報が出力される(例えば特許文献1参照)。
【0014】
【特許文献1】特開2001−268168号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
しかし、前述の従来例1では、通話時のハンズフリー機能使用時において、使用者が送話音量レベルを把握できないことにより、次のような問題点があった。まず、マイク部5から離れた場所で話すため、声の小さい人の話し声は、相手側で聞き取りにくいが、使用者は、そのことに気づかない。また、使用者が、声量の調整を行おうとしても、どの程度が丁度良いかの判断が難しい。さらに、ハンズフリー通話時の送話音質は、使用者(音源)が遠くなることを考慮し、マイク感度を上げている。そのため、音量は確保できるものの、周囲雑音も大きくなってしまう問題があった。
【0016】
また、従来例2の携帯電話機では、通話者の通話音量が大きすぎる場合に、警告情報を出して通話者の周囲への騒音を防止させるようにしたものである。すなわち、この携帯電話機では、通話音量が所定レベル以上になった場合、警報情報が表示されるが、通話中の音声レベルが分からないため、その音声レベルがどのようになっているか不明であり、通話者が自分の音声レベルを調整することが非常に難しいという問題がある。
【0017】
本発明は、以上の問題点を解決するため、携帯電話での通話状態や音声認識機能使用時において、通話者の発声をマイクより検出した音量を通話者本人に認識できるようにし、通話者が自分の話し声が相手側にとって充分聞き取れる音量であるか否かを判断でき、通話者自身が声の大きさを調節することにより、通話音質や音声認識率の向上が可能にした送話音量通知装置および音量通知方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0018】
本発明の送話音量通知装置の構成は、集音手段の出力から入力音声の音量レベルを検出する音量レベル検出手段と、この音量レベル検出手段の出力からその音量のレベル判定を行う音量レベル判定手段と、この音量レベル判定手段の音量レベルを表示する音量表示手段とを備えることを特徴とする。
【0019】
本発明において、集音手段がマイクロフォン(マイク)からなり、音量表示手段がランプまたはLEDの発光により音量表示を行うことができ、また、音量表示手段は、複数のランプ,複数のLEDまたは液晶画面により、入力音声の音量レベルを色別表示・多色表示したり、入力音声の音量レベルをグラフ表示することができる。さらに、音量表示手段は、前面表示部、背面表示部、キー操作部のバックライト、または任意の箇所のイルミネーション部に設けられることができる。さらに、通話音声のない時の周囲雑音レベルを初期値として記憶する記憶手段を備え、この記憶手段に記憶した初期値より所定レベル以上大きい通話音声を入力音声として音量レベル検出手段に入力することができ、また、入力音声を音声認識する音声認識回路を備え、この音声認識回路により音声認識された出力の音量レベルを検出し、その音量レベルを表示することができる。
【0020】
本発明の携帯電話機または携帯端末機の構成は、上述した送話音量通知装置を有することを特徴とする。また、ハンズフリー機能を有することができ、さらに、ハンズフリー機能を有する携帯電話機または携帯端末機において、ハンズフリー通話開始を再設定することにより、初期値がリセットされるようにできる。
【0021】
本発明の音量通知方法の構成は、集音手段の出力から入力送話音声の音量レベルを検出し、この音量レベルの検出出力からその音量のレベル判定を行い、この音量レベル判定出力の音量レベルを音量表示手段に表示することを特徴とする。
【0022】
本発明において、集音手段にマイクロフォン(マイク)を用い、音量表示手段にランプまたはLEDを用いることができ、また、音量表示手段は、複数のランプまたは複数のLEDにより、入力音声の音量レベルに対応してグラフ表示、色別表示または多色表示することができる。さらに、通話音声のない時の周囲雑音レベルを初期値として記憶し、この記憶した初期値より所定レベル以上大きい通話音声を入力音声として音量レベル検出手段に入力することができ、また、入力音声を音声認識し、この音声認識された出力の音量レベルを検出し、その音量レベルを音量表示手段に表示することができる。
【0023】
本発明の構成は、携帯電話または携帯端末に実装される機能を利用し、マイクの音量を通知する音量通知方法において、前記マイクの出力から入力音声の音量レベルを検出し、この検出音声の音量のレベル判定を行い、前記入力音声の音量レベルを音量表示手段に表示して、前記入力音声の音量レベルを通知することを特徴とする。
【0024】
本発明において、携帯電話または携帯端末のハンズフリー通話時に入力音声の音量レベルを表示して通知することができ、また、ハンズフリー通話開始を再設定することにより、初期値をリセットすることができる。
【発明の効果】
【0025】
以上説明したように、本発明によれば、マイクが検出する音量レベルの大きさに応じて、電子機器に実装されている表示機能を利用し、使用者にマイク音量レベルを通知することが可能となり、使用者が意識的に発声する声量を調整することができ、マイク音質を改善できる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
次に図面により本発明の実施形態を説明する。図1(a)(b)は本発明の実施形態の全体および主要部のブロック図である。本実施形態は、その概略構成が図11,図12と同様であり、その音量制御部分が図1(b)に示すようになっている。
【0027】
本実施形態においては、図11,図12と同様に、携帯電話1は内部においてアンテナ11に接続されており、無線部12を通して無線信号の処理を行う。制御部13は、着信(メール受信)時の通知手段として、表示部3、背面表示部7、背面LED8、ランプ9、キー操作部LED15、スピーカ10、バイブレータ19を制御する。また、制御部13は、通話時においては、ハンズフリー機能on−offの設定に応じて受話音(通話相手の音声)の出力としてレシーバ2またはスピーカ10を制御し、また表示部3,背面表示部7の表示内容や、背面LED8、ランプ9、キー操作部LED15の点灯方法を制御する。
キー操作部LED15は、キー操作部4の構造部品としてキーシートの下に配置されたバックライト用LEDであり、キー操作時および着信時などに点灯する。電話帳・メモリ部14には、相手先電話番号,スケジュール情報や各種設定内容等が格納されている。スピーカ10は音声処理部16により、着信・受信時には任意の音量と音色(メロディ)で音を出力し、ハンズフリー通話時においては、通話相手の音声を出力する。レシーバ2は音声処理部17により、通話相手の音声を出力する。また、通話時に、マイク5から検出した音声信号は、音声処理部18を介し、制御部13、無線部12、アンテナ11を経て相手側に送信される。
【0028】
また、図1(b)に示すように、通話時において、マイク5から検出した音声信号は音声処理部18によりA/D変換等の処理が行われる。処理された音声信号は、制御部13の音声検出部21に入力される。音声検出部21は、入力音声の大きさを検出し、この音声検出出力は、音声レベル判定部22に入力される。音声レベル判定部22は、その音声レベルを判定し、各判定音声レベルを音声レベル出力部23に出力する。音声レベル出力部23は、各判定音声レベルに従ってそのレベル表示のための表示出力を出力する。この表示出力はランプ9を点灯させる。
【0029】
図2は、本実施形態としての図1の基本動作を表すフローチャートである。マイク5からの音声検出を行う場合、制御部13は、マイク音声の検出レベルを携帯電話1に備わる各種表示・出力機能を活用し、使用者にマイク音量レベルを通知する。はじめに、携帯電話1がマイク音声を検出し(ステップS1)、検出したマイク音量レベルの通知開始を選択した場合(ステップS2)、音量レベルの通知を開始する(ステップS3)。マイク5の音声検出終了を選択すると(ステップS4)、マイク音量レベルの通知は終了する(ステップS5)。マイクの音声検出終了を選択しない場合(ステップS4)、引き続きマイク音量レベルの通知を行う。
【0030】
以上のような動作から、使用者にマイク音量レベルを通知することが可能な構成となり、使用者が意識的に発声する声量を調整することができることは明かである。
【実施例1】
【0031】
図1、図2で説明した実施形態は、本発明の第1の実施例としての基本動作を示している。以下に示す実施例は、第1の実施例の基本動作を元に、通話時(特にハンズフリー通話時)の動作、音声認識機能使用時の動作を説明するものである。
【実施例2】
【0032】
図3は本発明の第2の実施例の動作の、通話開始から通話終了までの一連の動作を説明するフローチャートである。このフローを説明する前に、本実施例の通話状態を、図1を参照して説明する。本実施例の通話状態において、受話音声信号がアンテナ11に入力されると、無線部12で復調され制御部13に供給される。通常の通話ではレシーバ2より、ハンズフリー機能使用時はスピーカ10より受話音声を出力し使用者に伝える。またマイク5から検出した送話音声は、制御部13,音声処理部18により変調する等の所定の信号処理を行い、アンテナ9より送信される。表示部3には、通話時間および任意の画像が表示される。
【0033】
ここで、ランプ9は携帯電話1の通話時において任意の色で発光し、使用者にマイク検出音量(送話音量)を通知する。また、予め送話音量の大きさに応じて、LEDの各色を割り当てて設定しておくことにより、LEDの発光色を目視することで使用者の送話音量の大きさを知ることが可能となる。
【0034】
第2の実施例は、ハンズフリー通話時において送話音量を使用者に通知するための方法に関するものであり、ランプ9の点灯を制御するものである。
【0035】
図3のフローチャートにおいて、ステップS11〜S15、S20〜S24はハンズフリー通話時における各処理ステップを示す。制御部13に着信信号が供給され、通話を開始し、さらにハンズフリー通話を開始すると(ステップS11)、以下の3つの処理が並列して実行される。
【0036】
・動作フロー1
制御部13は、無線部12より受話音声信号データを受信し(ステップS12)、スピーカ10から受話音声を出力する(ステップS13)。
【0037】
・動作フロー2
制御部13は、マイク5,音声処理回路18により、使用者が発声した送話音声を検出する(ステップS14)。次に、通話中、ランプ9の点灯開始を選択するかどうか決め(ステップS20)、ランプ9の点灯開始を選択する場合は、次に検出した送話音量レベルの通知開始を選択するかどうか決める(ステップS21)。送話音量レベルの通知開始を選択する場合、ランプ9を任意の点灯方法で点灯させ音量レベルの通知を開始する(ステップS23)。また検出した送話音量レベルの通知開始を選択しない場合(ステップS21)、固定の色または点灯パターンでランプ9の点灯を開始する(ステップS24)。さらに、検出した送話音声について無線部12を介しアンテナ11より、通話相手側へ送信される(ステップS15)。通話中のランプ9点灯開始を選択しない場合(ステップS20)は、ランプは点灯せずに、(ステップS15)へ移る。
【0038】
・動作フロー3
また、表示部に通話開始からの経過時間が表示される(ステップS31)。なお、ユーザ指定のイメージ画像を表示部に表示することも可能である。
【0039】
通話時の動作フロー1〜3(通話)が終了すると(ステップS32)、通話時の動作フロー1〜3が終了し待ち受け画面へ戻る(ステップS33)。また、通話が終了しない場合は、それぞれステップS12,14,31に戻り、通話が終了するまで、その動作を続ける。
【0040】
ここで図4は、本実施例の(ステップS23)における音量レベルの通知例(ランプ9の点灯方法)についてまとめた、表である。マイクの電気信号の音圧レベルは、94dBspl(sound pressure level)の音量相当をセンター値とし、マイクレベル4とする。マイクレベルは、4dBのレベル差で段階を設ける。マイクレベル4に対し、音量が4dB大きい場合はマイクレベル5とし、さらに4dB大きい場合(8dBアップ)はマイクレベル6となる。また、反対に音量が4dB小さい場合はマイクレベル3、さらに4dB小さい場合(8dBダウン)はマイクレベル2、さらに4dB小さい場合(12dBダウン)はマイクレベル1、さらに4dB小さい場合(16dBダウン)はマイクレベル0とする。
【0041】
また、パターン1〜4は、通話中の送話音声レベルに応じて、0〜6の段階に割り振られたマイクレベルに対応した色を指定する例である。パターン1は、通話の相手側(受話側)が、おおよそ聞き取り可能なマイクレベルとしてマイクレベル3(センター値はレベル4であるが、若干マージンを持って設定)以上の送話音量レベルを検出した場合、ランプ9のLEDは赤く点灯し、マイクレベル2以下の送話音量レベルではLEDは点灯しない。
【0042】
パターン2は、通話の相手側(受話側)が、おおよそ聞き取り可能なマイクレベルとしてマイクレベル3(センター値はレベル4であるが、若干マージンを持って設定)以上の送話音量レベルを検出した場合、ランプ9のLEDは赤く点灯し、マイクレベル2以下の送話音量レベルではLEDは青く点灯する。
【0043】
パターン3は、通話の相手側(受話側)が、おおよそ聞き取り可能なマイクレベルとしてマイクレベル2〜4に相当する送話音量レベルを検出した場合、ランプ9のLEDは緑に点灯し、マイクレベル1以下の送話音量レベルではLEDは青く点灯する。また基準値よりも大きいマイクレベル5〜6の送話音量レベルを検出した場合,LEDは赤く点灯する。さらに、パターン4は、マイクレベル毎に、LEDの点灯色を変化させるものであり、色の指定についてはデフォルトとして設定するが、使用者の好みで変更可能である。
【0044】
以上のような制御動作により、ハンズフリー通話時のランプ9のLEDのレベル表示が可能となる。これら表示方法では、固定の発光色・点灯パターンの設定の他に、送話音量レベルの大きさにより、点灯色を変化させたり、小さいレベルの場合は消灯させている。これら表示方法によれば、使用者に送話音量レベルを通知することが可能な構成となり、ハンズフリー機能を使用した場合、使用者が意識的に発声する声量を調整することができ、通話音質が改善される。
【0045】
本実施例によれば、携帯電話のハンズフリー通話時において、送話音量レベルの大きさに応じてランプ9を点灯させたり、表示部3にレベルを表示する事により、使用者に送話音量レベルを通知することが可能となり、使用者が意識的に発声する声量を調整することができ、通話音質の改善につながる。
【実施例3】
【0046】
図5は本発明の第3の実施例の動作を説明するフローチャートである。第2の実施例では、ランプ9を多色に発光させる方法であるのに対し、第3の実施例は、表示部3または背面表示部7に、音圧レベルを、図6のように、複数のLEDや液晶画面によりグラフ表示させるものである。図5のフローチャートの各処理ステップは次の通りである。
【0047】
制御部13に着信信号が供給され、通話を開始し、さらにハンズフリー通話を開始すると(ステップS11)、以下の3つの処理が並列して実行される。
【0048】
・動作フロー1
制御部13は、無線部12より受話音声信号データを受信し(ステップS12)、スピーカ10から受話音声を出力する(ステップS13)。
【0049】
・動作フロー2
制御部13は、マイク5,音声処理回路18により、使用者が発声した送話音声を検出する(ステップS14)。そして、送話音量レベルの通知開始を選択するかどうか決め(ステップS20)、送話音量レベルの通知開始を選択する場合、表示部3または、背面表示部7を任意の表示方法で表示させ送話音量レベルの通知を開始する(ステップS25)。さらに検出した送話音声について無線部12を介しアンテナ11より、通話相手に送信する(ステップS15)。送話音量レベルの通知開始を選択しない場合、そのままステップS15で送信をする。
【0050】
・動作フロー3
なお、表示部に通話開始からの経過時間が表示される(ステップS31)。また、ユーザ指定のイメージ画像を表示部に表示することも可能である。
通話が終了すると(ステップS32)、実施例1,2と同様に通話時の動作フロー1〜3が終了し待ち受け画面へ戻る(ステップS33)。
【0051】
ここで図6は、本実施例の(ステップS25)における音量レベルの通知例であり、表示部3または背面表示部7の音量レベル表示方法について、図示したものである。
【0052】
実施例2の説明と同様、マイク5から検出した電気信号のレベルについて、センター値(0dB)をマイクレベル4とし、4dBのレベル差で段階を設ける。マイクレベル4に対し、音量が4dB大きい場合はマイクレベル5とし、さらに4dB大きい場合(8dBアップ)はマイクレベル6となる。また、反対に音量が4dB小さい場合はマイクレベル3、さらに4dB小さい場合(8dBダウン)はマイクレベル2、さらに4dB小さい場合(12dBダウン)はマイクレベル1、さらに4dB小さい場合(16dBダウン)はマイクレベル0とする。
【0053】
通話中の送話音声レベルに応じて、0〜6の段階に割り振られたマイクレベルに対応した色を指定し、マイクレベルの変動に応じて、表示部3または、背面表示部7に図6のグラフ表示を行う。色の指定についてはデフォルトとして設定するが、使用者の好みで変更可能である。
【0054】
以上のような動作により、ハンズフリー通話時の表示部3または、背面表示部7の制御方法において、送話音量レベルの大きさによりグラフ表示された送話音量レベルを変動させることで、使用者に送話音量レベルを通知することが可能な構成となる。
【実施例4】
【0055】
図7は本発明の第4の実施例の動作の、通話開始から通話終了までの一連の動作を説明するフローチャートである。本実施例は、第2の実施例と第3の実施例の両方の動作を盛り込んだものであり、ハンズフリー通話時における、使用者が選択設定した任意のLEDと表示部の制御方法を示す。まず、制御部13に着信信号が供給され、通話を開始し、さらにハンズフリー通話を開始すると(ステップS11)、以下の3つの処理が並列して実行される。
【0056】
・ 動作フロー1
制御部13は、無線部12より受話音声信号データを受信し(ステップS12)、スピーカ10から受話音声を出力する(ステップS13)。
【0057】
・ 動作フロー2
制御部13は、マイク5,音声処理回路18により、使用者が発声した送話音声を検出し(ステップS14)、通話中、ランプ9の点灯開始をするかどうか決める(ステップS20)。送話音量レベルの通知開始を選択した場合、検出した送話音量レベルの通知開始をするかどうか決める(ステップS21)、送話音量レベルの通知開始を選択した場合、ランプ9を図5に示す点灯方法で点灯させ送話音量レベルの通知を開始する(ステップS23)。さらに、表示部に図6に示すような送話音量レベルの表示を開始する(ステップS25)。また検出した送話音量レベルの通知開始を選択しない場合(ステップS21)、固定の色または点灯パターンでランプ9の点灯を開始する(ステップS24)。さらに検出した送話音声について無線部12を介しアンテナ11より、通話相手に送信する(ステップS15)。通話中のランプ9点灯開始を選択しない場合(ステップS20)は、ランプは点灯せずに、(ステップS15)へ移る。
【0058】
・ 動作フロー3
表示部には、ステップS25の送話音量レベル表示だけでなく、通話開始からの経過時間が表示される(ステップS31)。また、ユーザ指定のイメージ画像を表示部に表示することも可能である。
通話が終了されると(ステップS32)、実施例2,3と同様に、通話時の動作フロー1〜3が終了し待ち受け画面へ戻る(ステップS33)。
【0059】
以上のような動作から、ハンズフリー通話時の送話音量レベルの大きさにより、ランプ9のLEDを多色に点灯させ、表示部3(または背面表示部7)には、送話音量レベルをグラフ表示することができる。これにより、光とグラフ表示により使用者に送話音量レベルを通知することが可能な構成となる。
【実施例5】
【0060】
図8は本発明の第5の実施例の動作フローチャートである。第2〜4の実施例の動作は、使用者の音声のみを対象にした送話音声レベルの表示方法であるが、第5の実施例の動作は、周囲雑音が大きい使用シーンを想定した送話音声レベル表示方法である。ハンズフリー通話開始時の送話音声レベル(初期値)を検出し記憶しておき(S11a)、通話中の送話音量レベルが初期値に対し4dB以上大きい場合、周囲雑音ではなく通話音声と判断し、送話音声レベルの通知するものである。
【0061】
制御部13に着信信号が供給され、通話を開始し、さらにハンズフリー通話を開始し(ステップS11)、ハンズフリー通話を開始直後(まだスピーカ10から受話音が出力される前)の送話音声レベルをマイク5,音声処理回路18により検出し、記憶しておく(ステップS11a)。次に以下の3つの処理が並列して実行される。
【0062】
・ 動作フロー1
制御部13は、無線部12より受話音声信号データを受信し(ステップS12)、スピーカ10から受話音声を出力する(ステップS13)。
【0063】
・ 動作フロー2
制御部13は、マイク5,音声処理回路18により、使用者が発声した送話音声と周囲雑音を検出し(ステップS14)、通話中に、ランプ9の点灯開始をするかどうかを決める(ステップS20)。ランプ9の点灯開始を選択した場合、検出した送話音量レベルの通知開始をするかどうかを決める(ステップS21)。送話音量レベルの通知開始を選択した場合、送話音量レベルが、ステップS11aで記憶した初期値に対して4dB以上のレベル差があるかどうかを判定する(ステップS22)。初期値に対して4dB以上のレベル差があると判定した場合、ランプ9は任意の点灯方法で点灯し(ステップS23)、音量レベルの通知を開始する。さらに、表示部には、図6に示すような送話音量レベルの表示を開始する(ステップS25)。また検出した送話音量レベルの通知開始を選択しない場合(ステップS21)、固定の色または点灯パターンでランプ9の点灯を開始する(ステップS24a)。続いて、検出した送話音声について無線部12を介しアンテナ11より、通話相手側へ送信される(ステップS15)。通話中のランプ9点灯開始を選択しない場合(ステップS20)および、送話音量レベルと初期値とのレベル差が4dB以下の場合(ステップS22)、ランプは点灯せずに、ステップS15へ移る。
【0064】
・ 動作フロー3
表示部に通話開始からの経過時間が表示される(ステップS31)。また、ユーザ指定のイメージ画像を表示部に表示することも可能である。
通話が終了すると(ステップS32)、他の実施例と同様に、通話時の動作フロー1〜3が終了し、待ち受け画面へ戻る(ステップS33)。
【0065】
ここで第5の実施例の動作における、音量レベルの通知例(ランプ9の点灯方法および表示部のグラフ表示方法)について、図4、図6を参考に説明する。マイク5から検出したハンズフリー通話開始時の送話音声レベル(初期値)は、周囲雑音として扱うため、検出したマイクレベルの大きさに関係なく、ランプ9は点灯しない。また、表示部のグラフ表示はマイクレベル0のままにする。
【0066】
例えば、初期値が85dBsplとなる周囲雑音下でハンズフリー通話をする場合、周囲雑音のみのマイク検出レベルが、マイクレベルの区分でマイクレベル2に相当するが、ランプ9の点灯は行わず、グラフ表示もマイクレベル0のままにする。マイク検出レベルが89dBspl以上の音圧(初期値対して4dbB上アップ)になると、マイクレベル3として、ランプ9の点灯と表示部を制御しマイクレベル3が通知される。マイク検出レベルが89dBspl以下に下がってしまった場合、初期値(85dBspl )までは音量レベルの通知を行うが、初期値以下になると再びランプ9は点灯せず、表示部はマイクレベル0になる。
【0067】
なお、初期値となる周囲雑音のレベルがマイクレベル0での最大音圧(80dBspl)よりも4dB低い76dBspl以下の場合、他の実施例と同様の動作を行う。
【0068】
また、ハンズフリー通話開始を再設定することにより、初期値をリセットする動作を追加すれば、突発的に大きくなってしまった周囲雑音のため、マイクレベルが通知されない問題を解決することも可能である。
【0069】
本実施例によれば、通常(受話器に耳を当てて)の通話時において、送話音量レベルの大きさに応じてランプ9を点灯させる事により、携帯電話1の受話部から耳を離して話す(電話帳機能で電話番号を検出し、読み上げる時など)時、相手側にとって充分聞き取れる音量であるか判断が可能となる。
【実施例6】
【0070】
図9は本発明の第6の実施例の構成を示すブロック図である。本実施例は、図2に示す本発明の実施例の構成に音声認識回路20を追加したもので、音声認識機能を使用している。本実施例において、使用者が発声した言葉(ワード)が、マイク5により音声信号として検出される。この音声信号は、音声処理部18によりA/D変換等の処理が行われる。さらに、音声信号は、音声認識回路20によりワードと認識し、この認識したワードと、電話帳・メモリ部14に格納されたワードを検索し、合致したワードによる機能を実行する。
【0071】
音声認識機能実行時においても、制御部13は、実施例1と同様の制御を行い、携帯電話に実装されている機能を利用し、マイク検出音量を使用者に通知する。また、実施例2〜5で説明したランプ9および表示部3の制御を行っても構わない。
【0072】
また、本実施例(第2〜第5)において、ランプ9のLED発光により送話音量レベルを使用者に通知する方法を説明したが、光による通知が可能である部品であれば、同様な点灯方法が可能である。例えば、図1の背面LED8や、背面表示部・正面表示部・キー操作部に設置されているバックライト(内部から光を当てることにより、表示部やキー操作部などを見やすくするために設置されているLED)に本実施例(第2〜第5)の制御方法を適用し、送話音量レベルの通知を行っても構わない。
【0073】
また、本実施例(第2〜第5)の動作はハンズフリー通話を行っている場合について説明したが、通常(受話器に耳を当てて)の通話時において、適用しても構わない。
【0074】
これら実施例(第2〜第5)において、マイク音声レベルのレベル区分の方法は、任意に設定可能であり、4dB毎に区切らなくても構わない。また、本実施例(第2〜第5)では94dBsplをマイクレベル4に相当するように設定したが、このマイクレベルの基準値についても、任意に設定して構わない。
【0075】
本実施例によれば、携帯電話の音声認識機能使用時において、マイク5が検出した音量レベルの大きさに応じてランプ9を点灯させたり、表示部3にレベルを表示する事により、使用者にマイク音量レベルを通知することが可能となり、使用者が意識的に発声する声量を調整することができ、音声認識率の改善につながる。
【産業上の利用可能性】
【0076】
本発明は、携帯電話機または携帯端末機ばかりでなく、音声入力を行う全ての電子機器に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0077】
【図1】本発明の第1の実施形態を説明する携帯電話の制御部のブロック図である。
【図2】図1の動作を説明するフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施例を説明するフローチャートである。
【図4】図3の動作の色組合せを説明する図である。
【図5】本発明の第3の実施例を説明するフローチャートである。
【図6】図5の動作のレベル表示を説明する図である。
【図7】本発明の第4の実施例を説明するフローチャートである。
【図8】本発明の第5の実施例を説明するフローチャートである。
【図9】本発明の第6の実施例を説明する携帯電話のブロック図である。
【図10】従来例1の携帯電話を説明するブロック図である。
【図11】(a)(b)は図10の携帯電話の正面および背面の斜視図である。
【図12】図11の動作を説明するフローチャートである。
【図13】従来例2の携帯電話の構成を説明するブロック図である。
【符号の説明】
【0078】
1 携帯電話
2 レシーバ
3 表示部
4 キー操作部
4a 操作部
5 マイク(ロフォン)
6 カメラ部
7 背面表示部
8 背面LED
9 ランプ
10 スピーカ
11 アンテナ
12 無線部
13,13a 制御部
14 電話・メモリ部
15 キー操作部LED
16,17,18 音声処理部
19 バイブレータ
20 音声認識回路
21 音声検出部
22 音声レベル判定部
23 音声レベル出力部
31 警告情報出力部
51 通話用マイク
52 音量検出用マイク
S1〜S33 処理ステップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
集音手段の出力から入力送話音声の音量レベルを検出する音量レベル検出手段と、この音量レベル検出手段の出力からその音量のレベル判定を行う音量レベル判定手段と、この音量レベル判定手段の音量レベルを表示する音量表示手段とを備えることを特徴とする送話音量通知装置。
【請求項2】
集音手段がマイクロフォン(マイク)からなり、音量表示手段がランプまたはLED(Light Emitting Diode)の発光により音量表示を行う請求項1記載の送話音量通知装置。
【請求項3】
音量表示手段は、複数のランプまたは複数のLEDにより、入力音声の音量レベルに対応した色別表示または多色表示を行う請求項1または2記載の送話音量通知装置。
【請求項4】
音量表示手段は、複数のランプ、複数のLEDまたは液晶画面により、入力音声の音量レベルに対応したグラフ表示を行う請求項1または2記載の送話音量通知装置。
【請求項5】
音量表示手段は、前面表示部、背面表示部、キー操作部のバックライト、または任意の箇所のイルミネーション部に設けられた請求項1,2,3または4記載の送話音量通知装置。
【請求項6】
通話音声のない時の周囲雑音レベルを初期値として記憶する記憶手段を備え、この記憶手段に記憶した初期値より所定レベル以上大きい通話音声を入力音声として音量レベル検出手段に入力する請求項1,2,3,4または5記載の音量通知装置。
【請求項7】
入力音声を音声認識する音声認識回路を備え、この音声認識回路により音声認識された出力の音量レベルを検出し、その音量レベルを表示する請求項1,2,3,4,5または6記載の送話音量通知装置。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれか1項に記載の送話音量通知装置を備えることを特徴とする携帯電話機または携帯端末機。
【請求項9】
ハンズフリー機能を有する請求項8記載の携帯電話機または携帯端末機。
【請求項10】
請求項6に記載の送話音量通知装置を備えハンズフリー機能を有する携帯電話機または携帯端末機において、ハンズフリー通話開始を再設定することにより、初期値がリセットされるようにした携帯電話機または携帯端末機。
【請求項11】
集音手段の出力から入力送話音声の音量レベルを検出し、この音量レベルの検出出力からその音量のレベル判定を行い、この音量レベル判定出力の音量レベルを音量表示手段に表示することを特徴とする送話音量通知方法。
【請求項12】
集音手段にマイクロフォン(マイク)を用い、音量表示手段にランプまたはLEDを用いる請求項11記載の送話音量通知方法。
【請求項13】
音量表示手段は、複数のランプ,複数のLEDまたは液晶画面により、入力音声の音量レベルに対応してグラフ表示、色別表示または多色表示する請求項11または12記載の送話音量通知方法
【請求項14】
通話音声のない時の周囲雑音レベルを初期値として記憶し、この記憶した初期値より所定レベル以上大きい通話音声を入力音声として音量レベル検出手段に入力する請求項11,12または13記載の送話音量通知方法。
【請求項15】
入力音声を音声認識し、この音声認識された出力の音量レベルを検出し、その音量レベルを音量表示手段に表示する請求項11,12,13または14記載の送話音量通知方法。
【請求項16】
携帯電話または携帯端末に実装される機能を利用し、マイクの音量を通知する音量通知方法において、前記マイクの出力から入力音声の音量レベルを検出し、この検出音声の音量のレベル判定を行い、前記入力音声の音量レベルを音量表示手段に表示して、前記入力音声の音量レベルを通知することを特徴とする送話音量通知方法。
【請求項17】
携帯電話または携帯端末のハンズフリー通話時に入力音声の音量レベルを表示して通知する請求項16記載の送話音量通知方法。
【請求項18】
ハンズフリー通話開始を再設定することにより、初期値をリセットする請求項17記載の送話音量通知方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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