送風装置
【課題】 複数の送風機を連結装置により連結した送風装置について、送風機の吹出し方向の変更や角度の調節が容易な送風装置を得る。
【解決手段】 複数の送風機2a,2b,2cを連結装置により連結した送風装置について、連結装置は送風機2a,2b,2cを支持する支持部材72,73と、この支持部材72,73を取り付けて送風装置を天井等に固定する連結部材71とで構成し、支持部材72,73は連結部材71に送風機2a,2b,2cの送風方向を変更可能に取り付け、支持部材72,73には送風機2a,2b,2cを支持する回動部を設け、送風機2a,2b,2cは回動部を中心に送風方向を変更可能に取り付けられる。
【解決手段】 複数の送風機2a,2b,2cを連結装置により連結した送風装置について、連結装置は送風機2a,2b,2cを支持する支持部材72,73と、この支持部材72,73を取り付けて送風装置を天井等に固定する連結部材71とで構成し、支持部材72,73は連結部材71に送風機2a,2b,2cの送風方向を変更可能に取り付け、支持部材72,73には送風機2a,2b,2cを支持する回動部を設け、送風機2a,2b,2cは回動部を中心に送風方向を変更可能に取り付けられる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、気流を発生させる送風機を複数台連結装置で連結し、個々の送風機の送風方向を変更出来る送風装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の送風機は、特許3013686号に記載されているように、複数の軸流送風機を一列に並べて一体に構成し、取付装置により送風機の両端を回動自在に支えた構造で、取付装置により天井などに取付け固定されて、気流を一定の方向に吹出すもので、取付装置に固定された送風機は取付装置に回動可能支持されて、1つの回転軸で回動する方向に気流の吹出し方向が変更できるものである。
【0003】
【特許文献1】特許3013686号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の送風装置は、天井等に固定され1つの回転軸で回動可能に支持されて、気流の吹出し方向を変更させることが出来るが、例えば1つの回転軸の回転方向以外に別の回転軸の回転方向にも気流を生成させるように複数の方向に吹き出す場合には、送風機を吹出し方向に応じて別の送風機を設置して、台数を増やさなければならないという課題がある。
【0005】
また、送風機設置後は吹出方向の変更や角度調節は1つの回転軸の回転方向でしか変更できないため、複数の方向に同時に吹き出す場合や、複数の別の方向に気流の吹出方向を変更したり角度を調節する場合は、取付方向を変更する工事が必要になる等、吹出し方向の変更や角度の調節が容易でないといった課題がある。
また、従来の送風機では、設置場所合わせて、送風機の長さを合わせていた。このため、製品の種類が増え、生産性を高めにくく、輸送、取り扱い等手間が増え製品のコストアップになる等の課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明による送風装置は複数の送風機を、送風機を支持する支持部材と、支持部材を取り付けて送風装置を天井等に固定する連結部材とで構成し、支持部材は連結部材に送風機の送風方向を変更可能に取り付け、支持部材には送風機を支持する回動部を設け、送風機は回動部を中心に送風方向を変更可能に取り付けられたものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明は、複数の送風機を連結装置で連結し、気流の吹出し方向を変更できるようにしたので、各々の送風機の気流吹出し方向が容易に変更、調節でき、これにより設置時の取付工事が容易にできる効果がある。
また、個々の送風機の連結状態を変えることで送風方向が容易に変えられ、用途に応じた気流が得られる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
参考例としての実施の形態1.
実施の形態1は複数の送風機を連結装置により連結し、中央の送風機に対して両側の送風機を回動自在に支持し、気流の吹出し方向の変更を自在にできるようにしたもので、図1から図11を用いて説明する。
【0009】
送風装置は、地下駐車場、機械室、倉庫、工場、店舗などの天井面に天吊又は天井固定や、もしくは床に床置き等の状態に設置され、ダクトレスによる換気の補助送風、もしくは室内空気のサーキュレーション、あるいは出入口等の空気遮断用のエアーカーテンとして用いられる。
図において、送風装置1は複数の送風機2a、2b、2cを連結装置12aと12bとで連結した構成である。
以下の説明は送風機2aと2bとの関係で説明し、送風機2aと2cとの関係は連結装置の構成部品の形状が対称である以外送風機2aと2bとの関係に同じであり省略する。
【0010】
送風機2a、2b、2cの内部構造は図4に示す構成をしているので送風機2aの場合で説明する。
送風機2aの本体3aには図4の構成が4組組み込まれている。本体3aの一方に4個並んだ複数の吸込口5を有し、他方に吸込口5に連通する吹出口6を設けて、吸込口5から吹出口6の間に軸流の羽根車4および電動機8とを備えている。
吸込口5はベルマウス状7に形成されている。吹出口6には吹出口6を平行の細長い形状の複数の開口に分けるガイド9を設け、そのガイド9は吹出口6側を底辺とする略五角形に構成され、このガイド9の角部9aと、この角部9aに対向する吹出口6の下端6aとに丸みを持たせて、帯状の気流が吹出されるようになっている。
【0011】
送風装置1はこの送風機を組み合わせて使用する。用途に応じて、この実施の形態のように組合せ個数を変え長さの違うものを組み合わせることも有る。また、この軸流式送風機と後述する還流式や多翼式送風機とを組み合わせるなど構造の違う送風機を組み合わせて使用することもできる。
連結装置は送風機2aの左側に取り付けられる12aと、右側に取り付けられる12bとがあるが、12aと12bは対称の関係にあり12aを代表として説明し、12bはこれを参照する。
【0012】
連結装置12aは送風機2aの側板10a側に取付けられる連結板13aと、送風機2bの側板10b側に取付けられる連結板13bとを、連結ねじ15で締付け連結して構成される。
送風機2aの側板10aには、送風機2bを回動自在に支持するために、連結板13aを取付けるための支持ねじ14aと、回動位置を決める角度ピッチねじ穴11を支持ねじ14aを中心として、ピッチ円状に角度10度間隔で180度の範囲に設けている。なお、送風機2aの回動は支持ねじ14aを回転軸として回転する。
【0013】
連結板13aは送風機2aの側板10aに設けられた支持ねじ14aが挿通され締付け固定される通し穴18と、送風機2aの回動位置を決める側板10aの角度ピッチねじ穴11の位置に一致し、止めねじ19aを挿通する位置決め穴19を取付面17に有している。支持ねじ14aと止めねじ19aを緩めれば、送風機2aを例えば上下方向に回動して気流の吹出し方向の位置を決めることができる。位置が決まれば支持ねじ14aと止めねじ19aを締めて固定支持する。
取付面17の上方には、送風装置1を建物の天井面等に取付けるための設置用取付手段としての取付面25が取付面17と直角に構成されている。取付面25にはねじを締付けるための取付穴25aが2個設けられている。
【0014】
また、取付面17の側辺には取付面17に直角に立上面20を形成し、立上面20の端部を取付面17と反対側へ直角に曲げて、連結支持部21を上下に2箇所形成している。連結支持部21には送風機2bに取付けられる連結板13bの連結支持部34に設けられた連結ねじ穴35と、角度ピッチ穴36に一致するように連結穴22と、止めねじ23aを締めつける止めねじ穴23が設けられている。連結板13aと13bを組合せて連結ねじ15を締付けることにより、連結板13aと13bは連結される。
【0015】
連結板13aと13bは連結ねじ15と止めねじ23aを緩めれば、連結ねじ15を中心に送風機2bを、例えば左右方向に回動させて、気流の吹出し方向の変更や調節をして位置を決めることができる。送風機2bの回動は連結ねじ15を回転軸として回動する。位置が決まれば連結ねじ15と止めねじ23aを締めて固定支持する。
【0016】
送風機2bに取付けられる連結板13bは、送風機2bの側板10bに設けられた支持ねじ14bが挿通され締付け固定される通し穴31と、送風機2bの回動位置を決める側板10bの角度ピッチねじ穴11の位置に一致する止めねじ32aを挿通する位置決め穴32を有する取付面30を有している。
また、連結板13bの取付面30の上下の両側に、送風機2a側に取り付けられた連結板13aの連結支持部21の連結穴22と止めねじ穴23に合うように、連結ねじ穴35と角度ピッチ穴36が設けられた連結支持部34が形成されている。
連結板13bの連結支持部34は連結板13aの連結支持部21の外側に挟むように取付けられる。
角度ピッチ穴36は連結ねじ穴35を中心としたピッチ円上に角度10度間隔で180度の範囲に、穴と穴が破れて繋がった状態で形成されている。なお、送風機2bの回動は支持ねじ14bを回転軸として回動する。
【0017】
このように構成された送風装置1は連結装置の連結支持部21,34の連結穴22と連結ねじ穴35に締付けられた連結ねじ15を回転軸として角度10度毎に回動させ、また、連結板13a,13bの通し穴18,31に支持された支持ねじ14aを回転軸として角度10度毎に回動させるなど、複数の方向に各々回動させて吹出し方向の変更調節を自在にすることができる。
送風機2a,2b,2cは吸込口5から吸込んだ空気を吹出口6から帯状の気流を吹出すが、この吹出し気流は送風機の設置状態を変えることにより、室内の空気を例えば内側から外側へ向かってダクトレスで搬送することができたり、または、サーキュレーションさせて空気を攪拌したり、部屋の出入口に設置してエアーカーテンとして室内外空間の空気遮断を行うことなどができる。
【0018】
また、連結装置により、複数の送風機の吹出し方向を変えて各々異なった方向へ帯状気流を一台の送風装置で吹出すことができるので、吹出し方向毎に送風機を設置変更したり増設する必要がない。
また、送風機を設置した後に、吹出し方向を調節したリ、変更が容易にできるので、設置する際に位置決め精度を必要とせず、送風方向を変更する工事や、取付工事の作業を容易にすることができる。
また、送風装置1は設置する際の気流の吹出し角度を、例えば上下・左右方向の設定が、側板10a及び連結板13bに設けられた角度ピッチ穴11、36により細い調節が容易にできる。
【0019】
また、軸流送風機を使用することで、低騒音で、かつ到達距離の長い帯状気流を吹出すことが出来き、エアーカーテンなどに適しているので、この送風装置をエアーカーテンとして用いれば、連結装置12a,12bの角度を任意に設定して、曲線のカーテン流など、任意の形状のエアーカーテンが容易に可能となる。
また、送風機を連結する台数を変えることにより、取付け場所の幅に応じて送風装置の全長を変えることができるので、取付け場所毎に専用の長さを変えた送風装置を作る必要がなく、製品の種類を少なくして標準化により生産性を高くできる。
【0020】
また、送風装置は図10のように直線状態で使用する場合もあるが、輸送時には図11のように、左右の送風装置を折畳むことにより、製品長さを短くでき荷作りがコンパクトになり、取り扱いが容易で輸送し易くなる。
なお、この実施の形態では軸流ファンを一列に並べて帯状気流を吹出す送風機を用いて説明したが、使用する送風機の種類はこれに限らず、貫流式送風機や多翼式送風機等を使用して用途に応じた送風装置を構成することができる。例えば、貫流式送風機の場合は送風機の断面積を小型にし、細長い送風機ができ小さいスペースに設置ができる。また、多翼式送風機の場合は高静圧の吹出し流が生成でき、高速の空気流が得られる等それぞれの特徴を生かした利用ができる。
【0021】
参考例としての実施の形態2.
実施の形態2は送風装置の支持強度を高めた構成の送風装置で、連結装置に支持される送風機の外側に支持構造を設けたものである。図12、13を用いて説明するが、送風機の外側の支持構造に関する以外は参考例としての実施の形態1と同じであり説明は省略する。
図において、送風装置の説明は送風機2aと2bとの関係で説明し、送風機2aと2cとの関係は構成部品形状が対称以外は送風機2aと2bとの関係に同じであり省略する。
【0022】
送風機2bの連結装置12aに連結した反対側の側板10bに取り付けた支持板60と、送風機2aに取り付けられた連結装置12aの連結板13aの取付面25の端部に設けられた連結部61とを連結チャンネル62とで連結し、支持板60の振動を連結板13aで受けて送風機2bの振動による送風機2bの揺れを防止している。
【0023】
支持板60は送風機2bの側板10bに締付け固定する面60aに、送風機2bの側板10aの支持ねじ14bが挿通され締付け固定される通し穴63と、送風機2bを回動させて自在の位置に位置決めできる送風機2bの側板10aに設けられた複数個の角度ピッチ穴11に一致する位置決め穴64を設け、また、面60aの上方端に面60aに直角に形成された取付部60bには、連結チャンネル62を締付けるためのスリット66(穴を連続して加工し穴と穴が破れて繋がった状態のスリット)が面60aに対して角度を有して設けられている。その角度は送風機2bが回動できる軌道に沿うように設けられている。
【0024】
位置決め穴64と角度ピッチ穴11は送風機2bの吹出し方向を設定後、止めネジ64aで締付けられ取付部60bと送風機2bの側板10aが固定される。
以上構成を説明したように、送風機2bの外側端を取付板60と連結板13aとを連結チャンネル62連結して締付け固定することにより、設置場所周辺から伝わる振動や、送風機自身の振動や、地震等の揺れに対して、送風機の外側端の揺れを押さえて安定した取付が維持できる。特に長い形状の送風機に有効な方法である。
【0025】
実施の形態1.
発明の実施の形態としての本実施の形態1は送風機の連結を一つの連結部材に複数の送風機を回動自在に取り付けたものである。送風機は参考例としての実施の形態1と同じであり説明は省略し、ここでは連結構造について図14を用いて説明する。
図において、送風機2a、2b、2c、は連結部材71に各々支持部材72、73を介して回動自在に取付けられている。
中央の送風機2aは両側の側板10aに支持部材72を固定して連結部材71に吊下げるように取付けられる。
【0026】
この支持部材72は、2つの平面がL形に構成され、側板10aに取付く面72aには送風機を支持する支持ねじ14aを挿通する通し穴74と、側板10aに送風機を回動して位置決めするピッチ円状に複数設けられた角度ピッチ穴11に合う位置決め穴75を設け、L字のもう一方の面72bには連結部材71に固定するための取付けボルト76が固定されている。
連結部材71には、送風機2aを取付けるための支持部材72の取付けボルト76を締付け固定するための取付け穴77aが、送風機2aの長さに応じて所定の間隔で2箇所設けられている。
また、送風機2aの両側に取り付けられる送風機2b、2cを取付けるための取付け穴77bと、この穴を中心として、送風機1a,2b,2cを回動し位置決めする複数の穴を、角度10度間隔で連続して明けて穴が繋がった円弧状のスリット80を、取付穴77aと所定の距離を置いて設けている。
【0027】
送風機2b、2cはコの字状の支持部材73にて、両側の支持ねじ14bを支えるようにして連結部材71に締付け固定される。
支持部材73は、天板78とその両側に支持板81がコの字状に形成され、天板78の中央には連結部材71に固定するための取付けボルト79が固定されている。
支持板81には送風機を支持する軸受部82が設けられ、この軸受部82に送風機2bの支持ねじ14bを支持する。軸受部82の形状は逆U字型で、一端が切れた開口となっている。
また、軸受部82を中心として、送風機を回動して吹出し方向を位置決めする側板10bに設けられたピッチ円状に並ぶ複数の角度ピッチ穴11に合う位置決め穴83が設けてある。
【0028】
連結部材71は平面71aの両側に立上り部71bを設けた断面がコの字状をした長尺材で、平面部71aに前述した取付穴77a、77b、スリット80が設けられている。
また、その両端には建物の天井等に取り付け固定するための取付部71cが設けられている。
このように構成された送風装置は、連結部材71がコの字状になっており強度が高く、また、各送風機を連結部材71に各送風機の中央にボルトで吊下げるように取り付けているのでバランスが良く取付けが安定している。また、送風機の気流吹出し方向の変更も例えば上下方向、左右方向と複数の方向に自在に容易にできる。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本発明によれば、送風方向の変更、調節が自在にでき、設置後の変更も容易にできるので、室内空気の送風や循環等の気流が自由に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】参考例としての実施の形態1の送風装置の外観斜視図である。
【図2】参考例としての実施の形態1の送風装置の上平面図である。
【図3】参考例としての実施の形態1の送風装置の正面図である。
【図4】参考例としての実施の形態1の送風装置の送風機の断面図である。
【図5】参考例としての実施の形態1の送風装置の送風機の側面図である。
【図6】参考例としての実施の形態1の連結装置の連結板の正面図である。
【図7】参考例としての実施の形態1の連結装置の連結板の上平面図である。
【図8】参考例としての実施の形態1の連結装置の連結板の正面図である。
【図9】参考例としての実施の形態1の連結装置の連結板の下平面図である。
【図10】参考例としての実施の形態1の送風装置の直線状態の平面図である。
【図11】参考例としての実施の形態1の送風装置の折り曲げ状態の平面図である。
【図12】参考例としての実施の形態2の送風装置の外観斜視図である。
【図13】参考例としての実施の形態2の支持板の外観斜視図である。
【図14】発明の実施の形態1の送風装置の外観斜視図である。
【符号の説明】
【0031】
1 送風装置、 2a,2b,2c 送風機、 10a,b 側板、 12a 連結装置、 13a 連結板、 13b 連結板、 14a,b 支持ねじ、 15 連結ねじ、 21 連結支持部、 34 連結支持部、 60 支持板、 61 支持部、 62 連結チャンネル、 71 連結部材、 72 支持部材、 81 支持板。
【技術分野】
【0001】
この発明は、気流を発生させる送風機を複数台連結装置で連結し、個々の送風機の送風方向を変更出来る送風装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の送風機は、特許3013686号に記載されているように、複数の軸流送風機を一列に並べて一体に構成し、取付装置により送風機の両端を回動自在に支えた構造で、取付装置により天井などに取付け固定されて、気流を一定の方向に吹出すもので、取付装置に固定された送風機は取付装置に回動可能支持されて、1つの回転軸で回動する方向に気流の吹出し方向が変更できるものである。
【0003】
【特許文献1】特許3013686号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の送風装置は、天井等に固定され1つの回転軸で回動可能に支持されて、気流の吹出し方向を変更させることが出来るが、例えば1つの回転軸の回転方向以外に別の回転軸の回転方向にも気流を生成させるように複数の方向に吹き出す場合には、送風機を吹出し方向に応じて別の送風機を設置して、台数を増やさなければならないという課題がある。
【0005】
また、送風機設置後は吹出方向の変更や角度調節は1つの回転軸の回転方向でしか変更できないため、複数の方向に同時に吹き出す場合や、複数の別の方向に気流の吹出方向を変更したり角度を調節する場合は、取付方向を変更する工事が必要になる等、吹出し方向の変更や角度の調節が容易でないといった課題がある。
また、従来の送風機では、設置場所合わせて、送風機の長さを合わせていた。このため、製品の種類が増え、生産性を高めにくく、輸送、取り扱い等手間が増え製品のコストアップになる等の課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明による送風装置は複数の送風機を、送風機を支持する支持部材と、支持部材を取り付けて送風装置を天井等に固定する連結部材とで構成し、支持部材は連結部材に送風機の送風方向を変更可能に取り付け、支持部材には送風機を支持する回動部を設け、送風機は回動部を中心に送風方向を変更可能に取り付けられたものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明は、複数の送風機を連結装置で連結し、気流の吹出し方向を変更できるようにしたので、各々の送風機の気流吹出し方向が容易に変更、調節でき、これにより設置時の取付工事が容易にできる効果がある。
また、個々の送風機の連結状態を変えることで送風方向が容易に変えられ、用途に応じた気流が得られる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
参考例としての実施の形態1.
実施の形態1は複数の送風機を連結装置により連結し、中央の送風機に対して両側の送風機を回動自在に支持し、気流の吹出し方向の変更を自在にできるようにしたもので、図1から図11を用いて説明する。
【0009】
送風装置は、地下駐車場、機械室、倉庫、工場、店舗などの天井面に天吊又は天井固定や、もしくは床に床置き等の状態に設置され、ダクトレスによる換気の補助送風、もしくは室内空気のサーキュレーション、あるいは出入口等の空気遮断用のエアーカーテンとして用いられる。
図において、送風装置1は複数の送風機2a、2b、2cを連結装置12aと12bとで連結した構成である。
以下の説明は送風機2aと2bとの関係で説明し、送風機2aと2cとの関係は連結装置の構成部品の形状が対称である以外送風機2aと2bとの関係に同じであり省略する。
【0010】
送風機2a、2b、2cの内部構造は図4に示す構成をしているので送風機2aの場合で説明する。
送風機2aの本体3aには図4の構成が4組組み込まれている。本体3aの一方に4個並んだ複数の吸込口5を有し、他方に吸込口5に連通する吹出口6を設けて、吸込口5から吹出口6の間に軸流の羽根車4および電動機8とを備えている。
吸込口5はベルマウス状7に形成されている。吹出口6には吹出口6を平行の細長い形状の複数の開口に分けるガイド9を設け、そのガイド9は吹出口6側を底辺とする略五角形に構成され、このガイド9の角部9aと、この角部9aに対向する吹出口6の下端6aとに丸みを持たせて、帯状の気流が吹出されるようになっている。
【0011】
送風装置1はこの送風機を組み合わせて使用する。用途に応じて、この実施の形態のように組合せ個数を変え長さの違うものを組み合わせることも有る。また、この軸流式送風機と後述する還流式や多翼式送風機とを組み合わせるなど構造の違う送風機を組み合わせて使用することもできる。
連結装置は送風機2aの左側に取り付けられる12aと、右側に取り付けられる12bとがあるが、12aと12bは対称の関係にあり12aを代表として説明し、12bはこれを参照する。
【0012】
連結装置12aは送風機2aの側板10a側に取付けられる連結板13aと、送風機2bの側板10b側に取付けられる連結板13bとを、連結ねじ15で締付け連結して構成される。
送風機2aの側板10aには、送風機2bを回動自在に支持するために、連結板13aを取付けるための支持ねじ14aと、回動位置を決める角度ピッチねじ穴11を支持ねじ14aを中心として、ピッチ円状に角度10度間隔で180度の範囲に設けている。なお、送風機2aの回動は支持ねじ14aを回転軸として回転する。
【0013】
連結板13aは送風機2aの側板10aに設けられた支持ねじ14aが挿通され締付け固定される通し穴18と、送風機2aの回動位置を決める側板10aの角度ピッチねじ穴11の位置に一致し、止めねじ19aを挿通する位置決め穴19を取付面17に有している。支持ねじ14aと止めねじ19aを緩めれば、送風機2aを例えば上下方向に回動して気流の吹出し方向の位置を決めることができる。位置が決まれば支持ねじ14aと止めねじ19aを締めて固定支持する。
取付面17の上方には、送風装置1を建物の天井面等に取付けるための設置用取付手段としての取付面25が取付面17と直角に構成されている。取付面25にはねじを締付けるための取付穴25aが2個設けられている。
【0014】
また、取付面17の側辺には取付面17に直角に立上面20を形成し、立上面20の端部を取付面17と反対側へ直角に曲げて、連結支持部21を上下に2箇所形成している。連結支持部21には送風機2bに取付けられる連結板13bの連結支持部34に設けられた連結ねじ穴35と、角度ピッチ穴36に一致するように連結穴22と、止めねじ23aを締めつける止めねじ穴23が設けられている。連結板13aと13bを組合せて連結ねじ15を締付けることにより、連結板13aと13bは連結される。
【0015】
連結板13aと13bは連結ねじ15と止めねじ23aを緩めれば、連結ねじ15を中心に送風機2bを、例えば左右方向に回動させて、気流の吹出し方向の変更や調節をして位置を決めることができる。送風機2bの回動は連結ねじ15を回転軸として回動する。位置が決まれば連結ねじ15と止めねじ23aを締めて固定支持する。
【0016】
送風機2bに取付けられる連結板13bは、送風機2bの側板10bに設けられた支持ねじ14bが挿通され締付け固定される通し穴31と、送風機2bの回動位置を決める側板10bの角度ピッチねじ穴11の位置に一致する止めねじ32aを挿通する位置決め穴32を有する取付面30を有している。
また、連結板13bの取付面30の上下の両側に、送風機2a側に取り付けられた連結板13aの連結支持部21の連結穴22と止めねじ穴23に合うように、連結ねじ穴35と角度ピッチ穴36が設けられた連結支持部34が形成されている。
連結板13bの連結支持部34は連結板13aの連結支持部21の外側に挟むように取付けられる。
角度ピッチ穴36は連結ねじ穴35を中心としたピッチ円上に角度10度間隔で180度の範囲に、穴と穴が破れて繋がった状態で形成されている。なお、送風機2bの回動は支持ねじ14bを回転軸として回動する。
【0017】
このように構成された送風装置1は連結装置の連結支持部21,34の連結穴22と連結ねじ穴35に締付けられた連結ねじ15を回転軸として角度10度毎に回動させ、また、連結板13a,13bの通し穴18,31に支持された支持ねじ14aを回転軸として角度10度毎に回動させるなど、複数の方向に各々回動させて吹出し方向の変更調節を自在にすることができる。
送風機2a,2b,2cは吸込口5から吸込んだ空気を吹出口6から帯状の気流を吹出すが、この吹出し気流は送風機の設置状態を変えることにより、室内の空気を例えば内側から外側へ向かってダクトレスで搬送することができたり、または、サーキュレーションさせて空気を攪拌したり、部屋の出入口に設置してエアーカーテンとして室内外空間の空気遮断を行うことなどができる。
【0018】
また、連結装置により、複数の送風機の吹出し方向を変えて各々異なった方向へ帯状気流を一台の送風装置で吹出すことができるので、吹出し方向毎に送風機を設置変更したり増設する必要がない。
また、送風機を設置した後に、吹出し方向を調節したリ、変更が容易にできるので、設置する際に位置決め精度を必要とせず、送風方向を変更する工事や、取付工事の作業を容易にすることができる。
また、送風装置1は設置する際の気流の吹出し角度を、例えば上下・左右方向の設定が、側板10a及び連結板13bに設けられた角度ピッチ穴11、36により細い調節が容易にできる。
【0019】
また、軸流送風機を使用することで、低騒音で、かつ到達距離の長い帯状気流を吹出すことが出来き、エアーカーテンなどに適しているので、この送風装置をエアーカーテンとして用いれば、連結装置12a,12bの角度を任意に設定して、曲線のカーテン流など、任意の形状のエアーカーテンが容易に可能となる。
また、送風機を連結する台数を変えることにより、取付け場所の幅に応じて送風装置の全長を変えることができるので、取付け場所毎に専用の長さを変えた送風装置を作る必要がなく、製品の種類を少なくして標準化により生産性を高くできる。
【0020】
また、送風装置は図10のように直線状態で使用する場合もあるが、輸送時には図11のように、左右の送風装置を折畳むことにより、製品長さを短くでき荷作りがコンパクトになり、取り扱いが容易で輸送し易くなる。
なお、この実施の形態では軸流ファンを一列に並べて帯状気流を吹出す送風機を用いて説明したが、使用する送風機の種類はこれに限らず、貫流式送風機や多翼式送風機等を使用して用途に応じた送風装置を構成することができる。例えば、貫流式送風機の場合は送風機の断面積を小型にし、細長い送風機ができ小さいスペースに設置ができる。また、多翼式送風機の場合は高静圧の吹出し流が生成でき、高速の空気流が得られる等それぞれの特徴を生かした利用ができる。
【0021】
参考例としての実施の形態2.
実施の形態2は送風装置の支持強度を高めた構成の送風装置で、連結装置に支持される送風機の外側に支持構造を設けたものである。図12、13を用いて説明するが、送風機の外側の支持構造に関する以外は参考例としての実施の形態1と同じであり説明は省略する。
図において、送風装置の説明は送風機2aと2bとの関係で説明し、送風機2aと2cとの関係は構成部品形状が対称以外は送風機2aと2bとの関係に同じであり省略する。
【0022】
送風機2bの連結装置12aに連結した反対側の側板10bに取り付けた支持板60と、送風機2aに取り付けられた連結装置12aの連結板13aの取付面25の端部に設けられた連結部61とを連結チャンネル62とで連結し、支持板60の振動を連結板13aで受けて送風機2bの振動による送風機2bの揺れを防止している。
【0023】
支持板60は送風機2bの側板10bに締付け固定する面60aに、送風機2bの側板10aの支持ねじ14bが挿通され締付け固定される通し穴63と、送風機2bを回動させて自在の位置に位置決めできる送風機2bの側板10aに設けられた複数個の角度ピッチ穴11に一致する位置決め穴64を設け、また、面60aの上方端に面60aに直角に形成された取付部60bには、連結チャンネル62を締付けるためのスリット66(穴を連続して加工し穴と穴が破れて繋がった状態のスリット)が面60aに対して角度を有して設けられている。その角度は送風機2bが回動できる軌道に沿うように設けられている。
【0024】
位置決め穴64と角度ピッチ穴11は送風機2bの吹出し方向を設定後、止めネジ64aで締付けられ取付部60bと送風機2bの側板10aが固定される。
以上構成を説明したように、送風機2bの外側端を取付板60と連結板13aとを連結チャンネル62連結して締付け固定することにより、設置場所周辺から伝わる振動や、送風機自身の振動や、地震等の揺れに対して、送風機の外側端の揺れを押さえて安定した取付が維持できる。特に長い形状の送風機に有効な方法である。
【0025】
実施の形態1.
発明の実施の形態としての本実施の形態1は送風機の連結を一つの連結部材に複数の送風機を回動自在に取り付けたものである。送風機は参考例としての実施の形態1と同じであり説明は省略し、ここでは連結構造について図14を用いて説明する。
図において、送風機2a、2b、2c、は連結部材71に各々支持部材72、73を介して回動自在に取付けられている。
中央の送風機2aは両側の側板10aに支持部材72を固定して連結部材71に吊下げるように取付けられる。
【0026】
この支持部材72は、2つの平面がL形に構成され、側板10aに取付く面72aには送風機を支持する支持ねじ14aを挿通する通し穴74と、側板10aに送風機を回動して位置決めするピッチ円状に複数設けられた角度ピッチ穴11に合う位置決め穴75を設け、L字のもう一方の面72bには連結部材71に固定するための取付けボルト76が固定されている。
連結部材71には、送風機2aを取付けるための支持部材72の取付けボルト76を締付け固定するための取付け穴77aが、送風機2aの長さに応じて所定の間隔で2箇所設けられている。
また、送風機2aの両側に取り付けられる送風機2b、2cを取付けるための取付け穴77bと、この穴を中心として、送風機1a,2b,2cを回動し位置決めする複数の穴を、角度10度間隔で連続して明けて穴が繋がった円弧状のスリット80を、取付穴77aと所定の距離を置いて設けている。
【0027】
送風機2b、2cはコの字状の支持部材73にて、両側の支持ねじ14bを支えるようにして連結部材71に締付け固定される。
支持部材73は、天板78とその両側に支持板81がコの字状に形成され、天板78の中央には連結部材71に固定するための取付けボルト79が固定されている。
支持板81には送風機を支持する軸受部82が設けられ、この軸受部82に送風機2bの支持ねじ14bを支持する。軸受部82の形状は逆U字型で、一端が切れた開口となっている。
また、軸受部82を中心として、送風機を回動して吹出し方向を位置決めする側板10bに設けられたピッチ円状に並ぶ複数の角度ピッチ穴11に合う位置決め穴83が設けてある。
【0028】
連結部材71は平面71aの両側に立上り部71bを設けた断面がコの字状をした長尺材で、平面部71aに前述した取付穴77a、77b、スリット80が設けられている。
また、その両端には建物の天井等に取り付け固定するための取付部71cが設けられている。
このように構成された送風装置は、連結部材71がコの字状になっており強度が高く、また、各送風機を連結部材71に各送風機の中央にボルトで吊下げるように取り付けているのでバランスが良く取付けが安定している。また、送風機の気流吹出し方向の変更も例えば上下方向、左右方向と複数の方向に自在に容易にできる。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本発明によれば、送風方向の変更、調節が自在にでき、設置後の変更も容易にできるので、室内空気の送風や循環等の気流が自由に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】参考例としての実施の形態1の送風装置の外観斜視図である。
【図2】参考例としての実施の形態1の送風装置の上平面図である。
【図3】参考例としての実施の形態1の送風装置の正面図である。
【図4】参考例としての実施の形態1の送風装置の送風機の断面図である。
【図5】参考例としての実施の形態1の送風装置の送風機の側面図である。
【図6】参考例としての実施の形態1の連結装置の連結板の正面図である。
【図7】参考例としての実施の形態1の連結装置の連結板の上平面図である。
【図8】参考例としての実施の形態1の連結装置の連結板の正面図である。
【図9】参考例としての実施の形態1の連結装置の連結板の下平面図である。
【図10】参考例としての実施の形態1の送風装置の直線状態の平面図である。
【図11】参考例としての実施の形態1の送風装置の折り曲げ状態の平面図である。
【図12】参考例としての実施の形態2の送風装置の外観斜視図である。
【図13】参考例としての実施の形態2の支持板の外観斜視図である。
【図14】発明の実施の形態1の送風装置の外観斜視図である。
【符号の説明】
【0031】
1 送風装置、 2a,2b,2c 送風機、 10a,b 側板、 12a 連結装置、 13a 連結板、 13b 連結板、 14a,b 支持ねじ、 15 連結ねじ、 21 連結支持部、 34 連結支持部、 60 支持板、 61 支持部、 62 連結チャンネル、 71 連結部材、 72 支持部材、 81 支持板。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の送風機を連結装置により連結した送風装置であって、前記連結装置は前記送風機を支持する支持部材と、この支持部材を取り付けて前記送風装置を天井等に固定する連結部材とで構成し、前記支持部材は前記連結部材に送風機の送風方向を変更可能に取り付けたことを特徴とする送風装置。
【請求項2】
複数の送風機を連結装置により連結した送風装置であって、前記連結装置は前記送風機を支持する支持部材と、この支持部材を取り付けて前記送風装置を天井等に固定する連結部材とで構成し、前記支持部材には前記送風機を支持する回動部を設け、前記送風機は前記回動部を中心に送風方向を変更可能に取り付けられていることを特徴とする送風装置。
【請求項3】
複数の送風機を連結装置により連結した送風装置であって、前記連結装置は前記送風機を支持する支持部材と、この支持部材を取り付けて前記送風装置を天井等に固定する連結部材とで構成し、前記支持部材は前記連結部材に送風機の送風方向を変更可能に取り付け、前記支持部材には前記送風機を支持する回動部を設け、前記送風機は前記回動部を中心に送風方向を変更可能に取り付けられていることを特徴とする送風装置。
【請求項1】
複数の送風機を連結装置により連結した送風装置であって、前記連結装置は前記送風機を支持する支持部材と、この支持部材を取り付けて前記送風装置を天井等に固定する連結部材とで構成し、前記支持部材は前記連結部材に送風機の送風方向を変更可能に取り付けたことを特徴とする送風装置。
【請求項2】
複数の送風機を連結装置により連結した送風装置であって、前記連結装置は前記送風機を支持する支持部材と、この支持部材を取り付けて前記送風装置を天井等に固定する連結部材とで構成し、前記支持部材には前記送風機を支持する回動部を設け、前記送風機は前記回動部を中心に送風方向を変更可能に取り付けられていることを特徴とする送風装置。
【請求項3】
複数の送風機を連結装置により連結した送風装置であって、前記連結装置は前記送風機を支持する支持部材と、この支持部材を取り付けて前記送風装置を天井等に固定する連結部材とで構成し、前記支持部材は前記連結部材に送風機の送風方向を変更可能に取り付け、前記支持部材には前記送風機を支持する回動部を設け、前記送風機は前記回動部を中心に送風方向を変更可能に取り付けられていることを特徴とする送風装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2008−145099(P2008−145099A)
【公開日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−2222(P2008−2222)
【出願日】平成20年1月9日(2008.1.9)
【分割の表示】特願2003−334943(P2003−334943)の分割
【原出願日】平成15年9月26日(2003.9.26)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年1月9日(2008.1.9)
【分割の表示】特願2003−334943(P2003−334943)の分割
【原出願日】平成15年9月26日(2003.9.26)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】
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