説明

通信を確立するために識別子を使用すること

同じノード識別子を複数のノードに対して割り当てることからもたらされる混乱は、混乱検出技法の使用と、ノードについての固有の識別子の使用とを通して解決される。いくつかの態様においては、アクセスポイントおよび/またはアクセス端末は、混乱を解決するために、混乱を検出すること、および/または固有の識別子を提供することに関連したオペレーションを実行することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、一般に通信に関し、そしてより詳細には、但し排他的ではないが、通信ノードに関連する混乱(confusion)を解決することに関する。
【背景技術】
【0002】
[35U.S.C.§119の下の優先権の主張]
本願は、その各々の開示が、ここにおいて参照によってこれによって組み込まれており、共同所有された、2007年11月16日に出願され、そしてアトーニィドケット番号072326P1を割り当てられた米国仮特許出願第60/988,646号と、2008年6月6日に出願され、そしてアトーニィドケット番号081769P1を割り当てられた米国仮特許出願第61/059,654号と、2008年6月19日に出願され、そしてアトーニィドケット番号081869P1を割り当てられた米国仮特許出願第61/074,114号と、2008年6月23日に出願され、そしてアトーニィドケット番号081893P1を割り当てられた米国仮特許出願第61/074,935号との利益と優先権とを主張するものである。
【0003】
[関連出願の相互参照]
本願は、その開示が、ここにおいて参照によってこれによって組み込まれている、「ノード識別子の混乱を解決すること(RESOLVING NODE IDENTIFIER CONFUSION)」という名称の、そしてアトーニィドケット番号072326を割り当てられた、同時に出願され、そして共同所有された米国特許出願第12/269,666号に関する。
【0004】
ワイヤレス通信システムは、様々なタイプの通信(例えば、音声、データ、マルチメディアサービスなど)を多数のユーザに対して提供するために広く展開される。高速の、そしてマルチメディアのデータサービスについての要求が、急速に増大するにつれて、改良された性能を有する効率的な、そしてロバストな通信システムをインプリメントすべき課題が存在している。
【0005】
従来のモバイル電話ネットワーク基地局(例えば、マクロセル)を補完するために、小さなカバレッジの基地局が、よりロバストなインドアワイヤレスカバレッジ(indoor wireless coverage)をモバイルユニットに対して提供するために展開される(例えば、ユーザの家にインストールされる)ことができる。そのような小さなカバレッジの基地局は、一般にアクセスポイント基地局(access point base stations)、ホームNodeB(Home NodeBs)、またはフェムトセル(femto cells)として知られている。一般的に、そのような小さなカバレッジの基地局は、DSLルータ(DSL router)またはケーブルモデムを経由してインターネットと、モバイルオペレータのネットワークに接続される。
【0006】
実際には、ある与えられたエリアの中に(例えば、ある与えられたマクロセルのカバレッジエリア内に)展開される比較的多数の基地局(例えば、フェムトセル)が存在することができる。そのような場合には、これらの基地局を識別するための効果的な技法についての必要性があり、その結果、ネットワークの中の他のノードは、これらの基地局と通信することができる。
【発明の概要】
【0007】
本開示の例の態様についての概要は以下の通りである。ここにおいての用語、態様に対するどのような言及も、本開示の1つまたは複数の態様を意味することができることを理解すべきである。
【0008】
本開示は、ある態様においては、ノード識別子に関連する混乱を解決することに関する。例えば、限られた数のノード識別子は、ネットワークの中の複数のノード(例えばアクセスポイント)が、同じ識別子を割り当てられることができるように、ネットワーク内で定義されることができる。したがって、アクセス端末が、ソースノードからターゲットノードへとハンドオーバーされているときに、混乱が、ターゲットノードの識別情報(identity)について生ずる可能性がある。様々な技法が、そのような混乱を解決するためにここにおいて説明される。
【0009】
いくつかの態様においては、ターゲットノードへとハンドオーバーされるべきアクセス端末は、ターゲットノードに関連する固有の識別子を捕捉することにより、ターゲットノードに関連した混乱を解決することができる。いくつかのインプリメンテーションにおいては、アクセス端末は、この固有の識別子をハンドオーバーオペレーション(handover operations)を開始するソースノードに対して送信する。他のインプリメンテーションにおいては、アクセス端末は、ハンドオーバーオペレーションを開始するために固有の識別子を使用する。
【0010】
アクセス端末は、混乱を検出するように構成されることができる。いくつかの場合においては、アクセス端末は、混乱を自律的に検出する。例えば、アクセス端末は、受信信号に関連する識別子を監視し、そして複数のノードが同じ識別子を使用していることを示す測定報告を生成することができる。
【0011】
別の例として、信号閾値は、たぶん混乱を受けているものとして識別されている1組の識別子に対して割り当てられることができる。次いで、この閾値は、もっと固有の識別子の捕捉をトリガするために、あるいはソースノードにおける混乱決定オペレーション(confusion determination operation)をトリガするために使用されることができる。
【0012】
いくつかの場合においては、アクセス端末は、要求に応じて混乱を検出する。例えば、ソースノードは、アクセス端末が、測定報告を経由して混乱に関連した情報を送信することを要求するメッセージをアクセス端末に対して定期的に送信することができる。
【0013】
アクセスポイントは、混乱を検出するように構成されていることができる。例えば、アクセスポイントは、近隣の発見、ハンドオーバー要求の中で識別されるターゲットノード、または受信されたコンフィギュレーション情報に基づいて混乱を検出することができる。混乱を検出するとすぐに、アクセスポイントは、アクセス端末が、混乱を解決するために固有の識別子を捕捉することを要求するメッセージをアクセス端末に対して送信することができる。いくつかの場合においては、このメッセージは、アクセス端末に、ハンドオーバーオペレーションを開始するために固有の識別子を使用するように指示することができる。
【0014】
混乱の解決はまた、アクセス端末がターゲットノードに直接にアクセスするときに、使用されることもできる。例えば、アクセス端末についてのリソースがターゲットノードによって捕捉される前に、アクセス端末が、ターゲットノードとの通信を確立する場合に、アクセス端末は、ソースノードについての固有の識別子をターゲットノードに対して送信することができる。このようにして、ソースノードによって使用されるノード識別子が、混乱している可能性があるときでさえ、ターゲットノードは、ソースノードから適切なリソースを捕捉することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は、混乱を解決するように構成された通信システムのいくつかの例の態様の簡略化されたブロック図である。
【図2】図2は、ワイヤレス通信についてのカバレッジエリアを示す簡略化された図である。
【図3】図3は、第2のタイプの識別子の使用を指定するために実行されることができるオペレーションのいくつかの例の態様のフローチャートである。
【図4】図4は、通信ノードの中で使用されることができるコンポーネントのいくつかの例の態様の簡略化されたブロック図である。
【図5】図5は、ノードと通信するために第2のタイプの識別子を使用すべきかどうかを決定するために実行されることができるオペレーションのいくつかの例の態様のフローチャートである。
【図6】図6は、識別子のリストに基づいてノードと通信するために第2のタイプの識別子を使用すべきかどうかを決定するために実行されることができるオペレーションのいくつかの例の態様のフローチャートである。
【図7】図7は、ソースノードについての混乱を解決するために実行されることができるオペレーションのいくつかの例の態様のフローチャートである。
【図8】図8は、第2のタイプの識別子の捕捉を要求すべきかどうかを決定するために実行されることができるオペレーションのいくつかの例の態様のフローチャートである。
【図9A】図9Aは、第2のタイプの識別子を捕捉するようにアクセス端末をトリガするために実行されることができるオペレーションのいくつかの例の態様のフローチャートである。
【図9B】図9Bは、第2のタイプの識別子を捕捉するようにアクセス端末をトリガするために実行されることができるオペレーションのいくつかの例の態様のフローチャートである。
【図10A】図10Aは、第2のタイプの識別子を捕捉するようにアクセス端末をトリガするために実行されることができるオペレーションのいくつかの例の態様のフローチャートである。
【図10B】図10Bは、第2のタイプの識別子を捕捉するようにアクセス端末をトリガするために実行されることができるオペレーションのいくつかの例の態様のフローチャートである。
【図11】図11は、混乱を検出するアクセス端末に関連して実行されることができるオペレーションのいくつかの例の態様のフローチャートである。
【図12】図12は、混乱を検出するアクセス端末に関連して実行されることができるオペレーションのいくつかの例の態様のフローチャートである。
【図13】図13は、要求のすぐ後に混乱報告を提供するアクセス端末に関連して実行されることができるオペレーションのいくつかの例の態様のフローチャートである。
【図14】図14は、ワイヤレス通信システムの簡略化された図である。
【図15】図15は、フェムトノードを含むワイヤレス通信システムの簡略化された図である。
【図16】図16は、通信コンポーネントのいくつかの例の態様の簡略化されたブロック図である。
【図17】図17は、ここにおいて教示されるように混乱を解決するように構成された装置のいくつかの例の態様の簡略化されたブロック図である。
【図18】図18は、ここにおいて教示されるように混乱を解決するように構成された装置のいくつかの例の態様の簡略化されたブロック図である。
【図19】図19は、ここにおいて教示されるように混乱を解決するように構成された装置のいくつかの例の態様の簡略化されたブロック図である。
【図20】図20は、ここにおいて教示されるように混乱を解決するように構成された装置のいくつかの例の態様の簡略化されたブロック図である。
【図21】図21は、ここにおいて教示されるように混乱を解決するように構成された装置のいくつかの例の態様の簡略化されたブロック図である。
【詳細な説明】
【0016】
本開示のこれらおよび他の例の態様は、以下に続く詳細な説明、および添付の特許請求の範囲の中で、そして添付図面の中で説明されるであろう。
【0017】
慣行に従って、図面の中で示される様々な特徴は、スケール変更するように示されないことができる。したがって、様々な特徴の寸法は、明確にするために任意に拡大され、あるいは縮小されることができる。さらに、図面のうちのいくつかは、明確にするために簡略化されることができる。したがって、図面は、与えられた装置(例えば、デバイス)または方法についてのコンポーネントの必ずしもすべてを示さなくてもよい。最後に、同様な参照番号は、明細書と図面との全体を通して同様な特徴を示すために使用されることができる。
【0018】
本開示の様々な態様が、以下に説明される。ここにおける教示は、多種多様な形態で実施されることができることと、ここにおいて開示されている特定の任意の構造、機能、またはそれらの両方は、単に代表的なものにすぎないこととは、明らかであるべきである。ここにおける教示に基づいて、当業者は、ここにおいて開示される態様が、他の任意の態様とは独立にインプリメントされることができることと、これらの態様のうちの2つ以上が、様々なやり方で組み合わされることができることとを理解すべきである。例えば、ここにおいて述べられる任意の数の態様を使用して、装置は、インプリメントされることができ、あるいは方法は、実行されることができる。さらに、ここにおいて述べられる1つまたは複数の態様に加えて、あるいはそれら以外の、他の構造、機能、あるいは構造および機能を使用して、そのような装置は、インプリメントされることができ、あるいはそのような方法は、実行されることができる。さらに、一態様は、請求項の少なくとも1つの要素を備えることができる。
【0019】
図1は、一例の通信システム100の中のいくつかのノード(例えば、通信ネットワークの一部分)を示している。図示するために、本開示の様々な態様は、互いに通信する1つまたは複数のアクセス端末と、アクセスポイントと、ネットワークノードとの関連で説明されることになる。しかしながら、ここにおける教示は、他の専門用語(例えば、基地局、ユーザ装置など)を使用して言及される他のタイプの装置、あるいは他の類似した装置に対しても適用可能とすることができることを理解すべきである。
【0020】
システム100の中のアクセスポイントは、関連する地理的エリア内にインストールされることができ、あるいは関連する地理的エリア全体を通してローミングする(roam)ことができる1つまたは複数のワイヤレス端末(例えば、アクセス端末102)についての1つまたは複数のサービス(例えば、ネットワーク接続性)を提供する。例えば、時間における様々なポイントにおいて、アクセス端末102は、アクセスポイント104、1組のアクセスポイント1〜N(アクセスポイント106および108と、関連する省略記号とによって表される)のうちの任意の1つ、あるいはアクセスポイント110に対して接続することができる。アクセスポイント102〜110の各々は、ワイドエリアネットワークの接続性を容易にするために1つまたは複数のネットワークノード(便宜上、ネットワークノード112によって表される)と通信することができる。そのようなネットワークノードは、例えば、1つまたは複数の無線および/またはコアのネットワークエンティティ(例えば、コンフィギュレーションマネージャ(configuration manager)、モビリティ管理エンティティ、または何らかの他の適切なネットワークエンティティ)など、様々な形態を取ることができる。
【0021】
システム100の中の各アクセスポイントは、ここにおいてノード識別子と称される第1のタイプの識別子を割り当てられる。様々なインプリメンテーションにおいては、そのような識別子は、例えば、物理セル識別子(physical cell identifier)(「PCID」)、疑似乱数(pseudorandom number)(「PN」)オフセット、または捕捉パイロット(acquisition pilot)を備えることができる。一般的に、ノード識別子の固定量(例えば、504)は、与えられたシステムの中で定義される。そのような場合においては、混乱は、アクセスポイントの数が、ノード識別子の数を超過するときに生ずる可能性がある。図1は、この簡単な一例を示しており、ここでアクセスポイント106と、アクセスポイント110とは、両方ともに「識別子1」を割り当てられる。
【0022】
アクセス端末102が、システム100を通してローミングするときに、アクセス端末102は、1つのアクセスポイント(例えば、アクセスポイント104)から別のアクセスポイント(例えば、アクセスポイント110)へとハンドオーバーされることができる。アクセス端末102をアクセスポイント110へとハンドオーバーする決定は、アクセス端末102が、アクセスポイント110から特に強い信号を受信しているかどうかに基づいたものとすることができる。ここで、アクセス端末102は、これらの信号に関連する(例えば、内部に埋め込まれた)ノード識別子を経由してアクセスポイント110からの信号を識別する。ハンドオーバーを遂行するために、ソースアクセスポイント104(アクセス端末が現在接続されているアクセスポイント)によって保持される様々な情報は、ターゲットアクセスポイント110へと転送される。混乱のない場合には、これは、アクセスポイント110に関連するノード識別子(「識別子1」)の使用を通して遂行されることができる。しかしながら、混乱が、図1の例におけるように存在するときには、アクセスポイント104は、情報が、アクセスポイント106に送信されるべきか、またはアクセスポイント110に送信されるべきかを決定することができない可能性がある。
【0023】
このような混乱を解決するために、アクセス端末102および/またはアクセスポイント104は、その混乱を検出するように、そしてアクセスポイント110に関連する第2のタイプの識別子を決定するように構成されている。いくつかの態様においては、第2のタイプの識別子は、固有の識別子を備える。例えば、第2のタイプの識別子は、第1のタイプの識別子よりも大きな領域内で固有とすることができる。いくつかのインプリメンテーションにおいては、第2のタイプの識別子は、オペレータのネットワーク全体を通して固有とすることができる。様々なインプリメンテーションにおいては、そのような固有の識別子は、例えば、グローバルセル識別子(global cell identifier)(「GCI」)、アクセスノード識別子(access node identifier)(「ANID」)、セクタ識別子、インターネットプロトコルアドレス、あるいはネットワーク内でアクセスポイント110を固有に識別する何らかの他の識別子を備えることができる。
【0024】
いくつかのインプリメンテーションにおいては、アクセス端末102は、システム100の中のノードの間の実際の、または可能性のある混乱を検出することができる混乱検出器(confusion detector)114を含んでいる。混乱を検出するとすぐに、アクセス端末102(例えば、固有識別子コントローラ(unique identifier controller)116)は、固有の識別子を捕捉することができる。例えば、アクセス端末102は、アクセスポイント110によってブロードキャストされる固有の識別子を含む信号について監視することができる。混乱を検出するとすぐに、アクセス端末102は、混乱について、かつ/または固有の識別子についてアクセスポイント104に通知することもできる。
【0025】
いくつかのインプリメンテーションにおいては、アクセスポイント104は、システム100の中のノードの間の実際の、または可能性のある混乱を検出することができる混乱コントローラ118を含んでいる。例えば、混乱コントローラ118は、自律的に、あるいはアクセス端末102からの混乱のインジケーションの受信のすぐ後に、混乱を検出することができ、混乱コントローラ118は、混乱があるかどうかを決定するさらなるステップを取ることができる。混乱が検出される場合には、アクセスポイント104は、アクセス端末102に固有の識別子を捕捉するように要求することができる。
【0026】
ひとたび混乱が上記に論じられるように解決された後に、アクセスポイント104(例えば、ハンドオーバーコントローラ120)は、固有の識別子に基づいてハンドオーバーオペレーションを開始することができる。このようにして、アクセス端末102は、望ましいターゲットアクセスポイントへと効率的にハンドオーバーされることができる。以下で説明されるように、いくつかのインプリメンテーションにおいては、アクセス端末102は、(例えば、図示されないハンドオーバーコントローラのオペレーションにより)固有の識別子に基づいて(例えば、ひとたびそれが混乱を解決した後に)ハンドオーバーオペレーションを開始することができる。
【0027】
上記に説明される混乱は、図2に示されるようなネットワーク200の中で生ずる可能性があり、ここで、いくつかのアクセスポイントは、マクロカバレッジ(macro coverage)を提供し、そして他のアクセスポイントは、より小さなカバレッジを提供する。ここで、マクロカバレッジエリア204は、例えば、一般的にマクロセルネットワーク、またはワイドエリアネットワーク(wide area network)(「WAN」)と称される、3Gネットワークなどの大面積のセルラネットワークのマクロアクセスポイントによって提供されることができる。さらに、より小さなカバレッジエリア206は、例えば、一般的にローカルエリアネットワーク(local area network)(「LAN」)と称される、住居ベースの、またはビルディングベースのネットワーク環境のアクセスポイントによって提供されることができる。アクセス端末(access terminal)(「AT」)が、そのようなネットワークを通して移動するときに、アクセス端末は、マクロカバレッジを提供するアクセスポイントによってある種のロケーションの中でサービスを提供される(served)ことができるが、アクセス端末は、より小面積のカバレッジを提供するアクセスポイントによって他のロケーションにおいてサービスを提供されることができる。いくつかの態様においては、より小面積のカバレッジのアクセスポイントは、増加する容量増大と、ビルディング内カバレッジ(in-building coverage)と、異なるサービスとを提供するために使用されることができ、すべては、よりロバストなユーザ経験をもたらす。
【0028】
ここにおける説明の中では、比較的大きなエリア上のカバレッジを提供するノード(例えば、アクセスポイント)は、マクロノード(macro node)と称されることができるが、比較的小さなエリア(例えば、住居)上のカバレッジを提供するノードは、フェムトノード(femto node)と称されることができる。ここにおける教示は、他のタイプのカバレッジエリアに関連するノードに対して適用可能とすることができることを理解すべきである。例えば、ピコノード(pico node)は、マクロエリアよりも小さく、そしてフェムトエリア(例えば、商用ビルディング内のカバレッジ)よりも大きなエリア上のカバレッジを提供することができる。様々なアプリケーションにおいては、他の専門用語が、マクロノード、フェムトノード、または他のアクセスポイントタイプのノードを言及するために使用されることができる。例えば、マクロノードは、アクセスノード、基地局、アクセスポイント、eNodeB、マクロセルなどとして構成され、あるいは称されることができる。また、フェムトノードは、ホームNodeB、ホームeNodeB、アクセスポイント、基地局、フェムトセルなどとして構成され、あるいは称されることもできる。いくつかのインプリメンテーションにおいては、ノードは、1つまたは複数のセルまたはセクタに関連づけられる(例えば、分割される)ことができる。マクロノード、フェムトノード、またはピコノードに関連するセルまたはセクタは、それぞれマクロセル、フェムトセル、またはピコセルと称されることができる。
【0029】
図2の例においては、各々がいくつかのマクロカバレッジエリア204を含むいくつかのトラッキングエリア(tracking area)202(あるいはルーティングエリア(routing areas)またはロケーションエリア)が、定義される。ここで、トラッキングエリア202A、202B、および202Cに関連するカバレッジのエリアは、幅広線によって示され、そしてマクロカバレッジエリア204は、六角形によって表される。上記に述べられるように、トラッキングエリア202は、フェムトカバレッジエリア206を含むこともできる。この例においては、フェムトカバレッジエリア206の各々(例えば、フェムトカバレッジエリア206C)は、1つまたは複数のマクロカバレッジエリア204(例えば、マクロカバレッジエリア204B)内に示される。しかしながら、フェムトカバレッジエリア206は、完全にマクロカバレッジエリア204内に存在しなくてもよいことを理解すべきである。また、1つまたは複数のピコまたはフェムトのカバレッジエリア(図示されず)は、与えられたトラッキングエリア202、またはマクロカバレッジエリア204の内部で定義されることもできる。
【0030】
フェムトノードやピコノードなど、多数のアクセスポイントが、与えられたエリア内で位置づけられる場合の展開(例えば、密度の高い都市展開)においては、これらのアクセスポイントのうちの2つ以上は、同じノード識別子を割り当てられることができる。例えば、マクロカバレッジエリア204Aの中で、フェムトカバレッジエリア206Aと206Dとは、同じ識別子を割り当てられることができる。そのような場合において、アクセス端末のサービングアクセスポイント(serving access point)の近くにある複数の隣接ノードが、同じノード識別子を公示するので、ノード識別子の混乱(例えば、PCID混乱)が、起こる可能性がある。例えば、図1において、アクセスポイント106と110とは、それぞれのブロードキャストパイロット信号を経由して「識別子1」を公示するフェムトノードまたはピコノードを備えることができる。さらに、これらのアクセスポイントの両方は、アクセス端末102に現在サービスを提供しているアクセスポイント104(例えば、マクロアクセスポイント)の近くにある可能性がある。そのような場合には、アクセスポイント104は、両方のアクセスポイント106と110とについて知っている可能性があり、そしてそれ故に、「識別子1」によって識別されるアクセスポイントに対するハンドオーバーが、示されるときに、混乱が生じる可能性がある。
【0031】
一般に、ここにおいて説明される混乱解決技法は、任意のタイプのノードに対して適用可能とすることができる。しかしながら、多数の展開においては、与えられたエリアにおけるマクロアクセスポイントは、マクロアクセスポイントに対するハンドオーバーに関連する混乱が存在しなくなるように計画されることになる。そのような場合には、ここにおいて教示される混乱解決技法は、ネットワークの中のどのような非マクロノード(non-macro nodes)に対しても適用可能とすることができる。そのような非マクロノードは、例えば、計画外の方法で展開されるノードを含むことができる。上記で指摘されるように、そのような非マクロノードは、フェムトノード(例えば、個人によって展開される)、ならびにオペレータ展開された低パワーピコノードを含むことができる。また、以下でより詳細に論じられるように、ノードは、ある方法において制限される(例えば、アクセスのために制限される)ことができる。それ故に、ここにおいて教示される混乱解決技法は、制限されたノード(例えば、閉ざされた加入者グループに関連するノード)に対して適用可能とすることができる。
【0032】
上記の概説を考慮して、ここにおける教示に従って混乱を解決するために使用されることができる様々な技法は、図3〜13を参照して説明されることになる。簡単に、図3は、アクセスポイントまたはアクセス端末の中で使用されることができるいくつかのコンポーネントを示しており、そして図4〜13のフローチャートは、混乱を解決するための様々な技法に関連している。
【0033】
図示するために、図4〜13のオペレーション(あるいはここにおいて論じられ、または教示される他の任意のオペレーション)は、特定のコンポーネント(例えば、システム100のコンポーネント、および/または図3に示されるコンポーネント)によって実行されるものとして説明されることができる。しかしながら、これらのオペレーションは、他のタイプのコンポーネントによって実行されることができ、そして異なる数のコンポーネントを使用して実行されることができることを理解すべきである。また、ここにおいて説明される1つまたは複数のオペレーションは、与えられたインプリメンテーションにおいて使用されなくてもよいことも理解すべきである。
【0034】
図3は、ここにおいて教示されるような混乱解決オペレーションを実行するために、アクセス端末102やアクセスポイント104などのノードに組み込まれることができるいくつかの例のコンポーネントを示している。説明されるコンポーネントはまた、通信システムの中で他のノードに組み込まれることもできる。例えば、システムの中の他のノードは、類似した機能を提供するために、アクセス端末102とアクセスポイント104とのために説明されるこれらと類似したコンポーネントを含むことができる。与えられたノードは、1つまたは複数の説明されるコンポーネントを含むことができる。例えば、アクセス端末は、アクセス端末が、複数の周波数上で動作し、かつ/または異なる技術を経由して通信することを可能にする複数のトランシーバコンポーネントを含むことができる。
【0035】
図3に示されるように、アクセス端末102とアクセスポイント104とは、他のノードと通信するために、それぞれトランシーバ302と304とを含むことができる。トランシーバ302は、信号(例えば、メッセージ)を送信するための送信機306と、(例えば、パイロット信号についてのサーチを行うことを含めて)信号を受信するための受信機308と、を含む。トランシーバ304は、信号を送信するための送信機310と、信号を受信するための受信機312と、を含む。
【0036】
アクセス端末102と、アクセスポイント104とはまた、ここにおいて教示されるような混乱解決オペレーションに関連して使用されることができる他のコンポーネントを含むこともできる。例えば、アクセス端末102と、アクセスポイントとは、他のノードとの通信(例えば、メッセージ/インジケーションを送信すること、および受信すること)を管理するために、そしてここにおいて教示されるような他の関連した機能を提供するために、それぞれ通信コントローラ314と、316とを含むことができる。アクセス端末102および/またはアクセスポイント104は、混乱を検出するために、そしてここにおいて教示されるような他の関連した機能を提供するために、それぞれ混乱検出器318および320を含むことができる。アクセス端末102および/またはアクセスポイント104は、ノード識別子を管理する(例えば、選択する、捕捉する、要求するなどの)ために、そしてここにおいて教示されるような他の関連した機能を提供するために、それぞれ識別子コントローラ322および324を含むことができる。図3の他のコンポーネントの例のオペレーションが、以下で説明される。
【0037】
便宜上、アクセスポイント102とアクセス端末104とは、図4〜13に関連して以下で説明される様々な例の中で使用されることができるコンポーネントを含むものとして、図3の中で示されている。実際には、1つまたは複数の示されたコンポーネントは、与えられた例の中で使用されなくてもよい。一例として、いくつかのインプリメンテーションにおいては、アクセス端末102は、混乱検出器318を備えなくてもよく、そしてあるインプリメンテーションにおいては、アクセスポイント104は、混乱検出器320を含まなくてもよい。
【0038】
次に図4および5を参照すると、いくつかの態様において、第1のタイプの識別子(例えば、PNオフセット、PCIDなど)に関連する混乱は、ハンドオーバーまたは他のオペレーションに関連して第2のタイプの識別子(例えば、ANID、GCIなど)の使用を指定することにより解決されることができる。
【0039】
このスキームは、例えば、マクロアクセスポイントに接続されたアクセス端末が、すぐ近くのフェムトノード(例えば、ホームフェムトノード)についてのサーチをアクティブにするときに、使用されることができる。アクセス端末が、フェムトノードからの信号を検出するときに、アクセス端末は、その信号から第1のタイプの識別子(例えば、パイロットID、セクタID、PCIDなど)を得ることができる。受信信号強度が、閾値の値より上にあり、かつ/またはアクセス端末が、発見されたフェムトノードにアクセスするように認可される(例えば、アクセスポイントが、アクセス端末の好ましいローミングリストの中でリストアップされる)場合、アクセス端末は、このアクセスポイントをアクセス端末についてのアクティブセットに追加することができる。
【0040】
マクロアクセスポイントからこのフェムトノードについてのルートオープンを行うべき(to do a route open)第1のアクセス端末は、マクロアクセスポイントにおいて第1のタイプの識別子から第2のタイプの識別子(例えば、ANID、GCIなど)へのマッピングを確立することになる。ここで、アクセス端末から第2のタイプの識別子を受信するとすぐに、マクロアクセスポイントは、そのフェムトノードを用いて近隣の発見を開始することができる。
【0041】
マクロカバレッジの中の第1のタイプの同じ識別子を有する後続のフェムトノードの存在は、第1のタイプの共通の識別子を使用する複数のアクセスポイントが存在することを決定する(すなわち、この識別子に関しての混乱を検出する)マクロアクセスポイントをもたらすことになる。ここで、マクロアクセスポイントは、例えば、近隣の発見から、あるいは混乱を発見しているアクセス端末からメッセージを受信することにより、これらの他のフェムトノードの存在を発見することができる。次いで、マクロアクセスポイントは、それが混乱を受けている識別子を含むメッセージ(例えば、ルートオープン(route open))を受信するときはいつでも、常に第2のタイプの識別子を要求することができる。アクセス端末から第2のタイプの識別子を受信するとすぐに、マクロアクセスポイントは、そのフェムトノードを用いて近隣の発見を開始することができる。
【0042】
さらに、いくつかのインプリメンテーションにおける最適化として、アクセス端末は、デフォルトにより、第2のタイプの識別子を有するメッセージを送信することができる。例えば、アクセス端末は、そのホームフェムトノードについてのルートオープンまたは他のメッセージを送信するときに、常に第2のタイプの識別子を使用することができる。
【0043】
最初に図4を参照すると、ブロック402によって表されるように、アクセスポイント(例えば、アクセスポイント104)は、アクセス端末からメッセージを受信し、ここで、そのメッセージは、第1のノード識別子によって識別されるノード(例えば、アクセスポイント110などのターゲットノード)に方向づけられる。例えば、上記で論じられるように、アクセス端末は、PNオフセットを含むルートオープン要求、または何らかの他のタイプの識別子を含む何らかの他のタイプのメッセージを受信することができる。そのようなメッセージは、様々な形態を取ることができることを理解すべきである。例えば、様々なインプリメンテーションにおいては、メッセージは、ハンドオーバーのためのリソースをセットアップするメッセージ、ハンドオーバー要求、アクティブセット追加要求(active set add request)、干渉管理信号、信号強度測定報告、または少なくとも1つのリソースを予約するためのメッセージを備えることができる。
【0044】
ブロック404によって表されるように、アクセスポイントは、別のノードが、第1のノード識別子によって識別されるかどうかを決定する。アクセスポイントは、様々なやり方で、そのような混乱を検出することができる。例えば、上記に論じられるように、アクセスポイントは、隣接ノードによって使用される識別子を示す、1つまたは複数のアクセス端末からのメッセージを受信することができる。いくつかの場合において、アクセスポイントは、近隣の発見を行い、そして2つ以上の隣接ノードが、同一の識別子を使用していることを決定することができる。いくつかの場合において、アクセスポイントは、どの識別子が、アクセスポイントの近隣によって使用されているかを示すコンフィギュレーション情報を(例えば、図1の中のノード112によって表されるようなコンフィギュレーションマネージャから)受信することができる。いくつかの場合において、ブロック404のオペレーションは、識別子が、アクセスポイントによって保持されるリストの識別子であるかどうかを決定することを備えることができる。ここにおいて論じられるように、このリストの識別子は、例えば、混乱フリー(confusion free)であるように保証されていない識別子、混乱を受ける可能性がある識別子、あるいは混乱を受けることが決定されている識別子、を備えることができる。いくつかの態様においては、そのリストの識別子は、ある範囲の識別子の値を備えることができる。
【0045】
ブロック406と408とによって表されるように、混乱が検出されない場合、アクセスポイントは、第1のノード識別子に基づいて適切なオペレーション(例えば、ハンドオーバーオペレーション)を実行することができる。
【0046】
ブロック410によって表されるように、混乱が検出される場合、アクセスポイントは、アクセス端末が、ノードとの通信を確立するために第2のノード識別子(例えば、ANID)を使用すべきであることを指定するメッセージをアクセス端末に対して送信する。そのようなメッセージは、様々な形態を取ることができる。例えば、メッセージは、アクセス端末に異なる識別子を使用するように指示する拒絶メッセージ(rejection message)(例えば、ルートオープン拒絶(route open reject))を備えることができる。
【0047】
ブロック412によって表されるように、アクセスポイントは、次いで、第2のノード識別子を含むメッセージをアクセス端末から受信することができる。アクセスポイントは、第2のノード識別子に基づいて適切なオペレーション(例えば、ハンドオーバーオペレーション)を実行することができる。いくつかのインプリメンテーションにおいては、これは、第2のノード識別子を含むメッセージをターゲットノードに対してトンネルすること(tunneling)を必要とする可能性がある。
【0048】
いくつかの態様において、図4のオペレーションは、ハンドオーバーオペレーションのために(例えば、アクティブセット追加オペレーション(active set add operation)に関連して)バックホール(backhaul)上でリソースを予約することに関連している。さらに、混乱を受けているノードが、いくつかの態様において制限される(例えば、以下に論じられるように、関連づけのために、または何らかの他のやり方で、制限される)可能性があるので、これらのオペレーションもまた、限られたノードのためにリソースを予約することに関連している可能性がある。
【0049】
図5は、いくつかの態様において、ノードとの通信を確立するために混乱させない識別子の使用を指定することに関連している。いくつかの態様においては、これらのオペレーションは、図4のオペレーションのうちのいくつかと相補的であるようにすることができる。
【0050】
ブロック502によって表されるように、アクセス端末(例えば、アクセス端末102)は、第1のノード識別子によって識別されるターゲットノードに対してメッセージを送信することを選ぶ。ブロック402において上記に述べられるように、このメッセージは、関連するアクセスポイント(例えば、アクセスポイント104)を経由して送信されることができる。
【0051】
ブロック504によって表されるように、アクセス端末は、別のノードが、第1のノード識別子によって識別されることができるかどうかを決定する。この決定は、様々なやり方で行われることができる。上記で論じられるように、アクセス端末は、第1のノード識別子を使用してアクセスポイント104に対してメッセージを送信しており、そして混乱があることを示す(そして第2のノード識別子の使用を指定する)メッセージをアクセスポイント104から受信している可能性がある。いくつかの場合において、この決定は、ターゲットノードと通信しようと試みることと、通信が認可されていないことを示すメッセージをターゲットノードから受信することと、を必要とする可能性がある。アクセス端末についてのコンテキスト(context)が、ノード識別子の混乱に起因して意図されたターゲットノード以外のノードに対して送信されたので、そのような拒絶メッセージが、受信される可能性がある。また、アクセス端末は、それが、これらのアクセスポイントによって使用される識別子を示す隣接するアクセスポイントから受信する信号に基づいて混乱を識別することもできる。
【0052】
ブロック506および508によって表されるように、混乱が検出されない場合、アクセス端末は、ターゲットノードとの通信を確立するために第1のノード識別子を使用することができる。
【0053】
ブロック510によって表されるように、混乱が検出される場合、アクセス端末は、ターゲットノードとの通信を確立するために第2のノード識別子を使用することができる。
【0054】
さらに、ブロック512によって表されるように、アクセス端末は、ターゲットノードとの通信を確立するために第2のノード識別子を使用するように構成されていることができる。例えば、アクセス端末は、アクセス端末が混乱を検出した後にこのようにして構成されることができる。代わりに、ここにおいて論じられるように、アクセス端末は、デフォルトによって第2のノード識別子を送信することができる。
【0055】
図6は、いくつかの態様において、混乱解決を簡単にするために非マクロノードについてのノード識別子空間(例えば、PCID空間)のサブセットを予約することに関連している。このようにして、そのサブセットから識別子を受信するノードは、混乱の可能性があり、または可能性が高いことを簡単に決定することができる。いくつかのインプリメンテーションにおいては、サブセットは、混乱フリー(confusion-free)ではないとして指定されるアクセスポイントに関連づけられる1組の指定値を備える。いくつかのインプリメンテーションにおいては、サブセットは、(例えば、以下で論じられるような)閉ざされた加入者グループに関連づけられる1組の指定値を備える。いくつかのインプリメンテーションにおいては、サブセットは、少なくとも1つの指定タイプ(例えば、ノードタイプ)のアクセスポイントに関連づけられる1組の指定値を備える。そのような指定タイプは、例えば、送信パワー、カバレッジエリア、または中継能力のうちの1つまたは複数に関連していることができる。
【0056】
ブロック602によって表されるように、アクセス端末(例えば、アクセス端末102)は、ノード識別子のリストを受信する。このリストは、例えば、上記で論じられるノード識別子のサブセットを備えることができる。いくつかのインプリメンテーションにおいては、このリストは、リストを公示するサービングアクセスポイント(例えば、アクセスポイント104)から受信されることができる。いくつかのインプリメンテーションにおいては、ターゲットアクセスポイントまたは何らかの他のアクセスポイント(例えば、近隣のリスト情報を経由した)は、ターゲットアクセスポイントにアクセスするときに、第2のタイプの識別子(例えば、GCI)が、使用されるべきであることを示すインジケーションを公示することができる。いくつかのインプリメンテーションにおいては、このリストは、リストからの識別子を割り当てられるノードの予約された組を追跡するコンフィギュレーションマネージャ(例えば、ネットワークノード112)から受信されることができる。
【0057】
ブロック604によって表されるように、アクセス端末は、ターゲットアクセスポイントと通信するための第1の識別子を決定する。例えば、ここにおいて論じられるように、そのような識別子は、パイロット信号または何らかの他の適切な信号を経由して受信されることができる。
【0058】
ブロック606によって表されるように、アクセス端末は、アクセスポイントとの通信を確立するための第2の識別子(例えば、GCI)を使用すべきかどうかを(例えば、自律的に)決定することができる。いくつかの態様においては、この決定は、(例えば、第1の識別子のタイプを決定することにより)第1の識別子に基づいたものとすることができる。例えば、ブロック604で得られる識別子が、ブロック602で得られるリスト上にある場合、アクセス端末は、第2の識別子を捕捉することができる。ここで、第2の識別子を捕捉することは、第2の識別子を含む(ターゲットアクセスポイントからの)他の信号について監視することを備えることができる。一例として、ターゲットアクセスポイントは、ターゲットアクセスポイントが第1の識別子をブロードキャストする間隔よりも頻繁でない間隔で第2の識別子をブロードキャストすることができる。
【0059】
ブロック608によって表されるように、アクセス端末は、ターゲットアクセスポイントとの通信を確立するために第2の識別子を備えるメッセージを送信することができる。このメッセージは、様々なシナリオにおいて様々な形態を取ることができる。例えば、メッセージは、信号強度測定メッセージ、無線リソース報告、またはハンドオーバー要求を備えることができる。典型的なインプリメンテーションにおいては、アクセス端末(例えば、アクセス端末102)は、アクセス端末が、そのサービングアクセスポイント(例えば、アクセスポイント104)に対して送信する測定報告の中に関連するPCID値とGCI値とを含む。さらに、図7に関連して以下で説明されるように、ある種の状況の下で、アクセス端末は、この情報をターゲットアクセスポイントへと送信することができる。
【0060】
ブロック610によって表されるように、この情報の受信のすぐ後に、サービングアクセスポイントは、GCI値を使用してハンドオーバープロシージャを開始することができる。したがって、サービングアクセスポイントは、ターゲットセルにおいてリソースをセットアップし、そしてハンドオーバーコマンドをアクセス端末に対して送信することになる。
【0061】
図7は、いくつかの態様において、ターゲットアクセスポイントに対して提供されるべき識別子を選択することに関連しており、ここでその識別子は、ソースアクセスポイントに関連づけられる。例えば、アクセス端末が、事前のハンドオーバーの準備なしに直接にターゲットアクセスポイントにアクセスする場合に、アクセス端末は、ソースアクセスポイントのGCIを使用することができる。この場合に、アクセス端末は、ターゲットアクセスポイントにアクセスしながら、ソースアクセスポイントのGCIを含むことができる。これにより、ターゲットアクセスポイントは、ソースアクセスポイントの識別情報についてのどのような混乱も解決することができるようになる。次いで、ターゲットアクセスポイントは、適切なソースアクセスポイントからアクセス端末についてのコンテキストをフェッチし、そしてハンドオーバーを完了することができる。これらのオペレーションは、図7のブロック702〜706の中で説明される。
【0062】
ブロック702によって表されるように、アクセス端末は、ターゲットアクセスポイント(例えば、アクセスポイント110)に関連する1組の識別子(例えば、PCIDなど第1の識別子と、GCIなど第2の識別子と)のうちの識別子(例えば、GCI)を選択する。いくつかの態様においては、第2の識別子の選択は、図6に関連して上記に論じられるのと同様にして、第1の識別子が、識別子の受信リスト(例えば、混乱フリーではないとして指定された、アクセスポイントのノードタイプに基づいたなど)の中にあるかどうかに基づいたものとすることができる。上記で述べられるように、いくつかの態様においては、第2の識別子の選択は、ソースアクセスポイント(例えば、アクセスポイント104)との通信の喪失に基づいたものとすることができる。
【0063】
ブロック704によって表されるように、アクセス端末は、ターゲットアクセスポイントとの通信を確立するときに、選択された識別子をターゲットアクセスポイントに対して送信する。例えば、アクセス端末は、接続要求メッセージの中にソースアクセスポイントのGCIを含むことができる。
【0064】
ブロック706によって表されるように、次いで、ソースアクセスポイントは、ソースアクセスポイントとの通信を確立し、かつ/またはソースアクセスポイントからコンフィギュレーション情報を得るために、選択された識別子を使用することができる。このようにして、ソースアクセスポイントは、ハンドオーバーを完了するためにアクセス端末についてのコンテキスト情報を得ることができる。
【0065】
図8は、いくつかの態様において、アクセスポイントおよび/またはアクセス端末が、ノード識別子の混乱を検出すること、および解決することに関連して実行することができるオペレーションに関連している。いくつかの態様においては、これらのオペレーションは、図5に関連して上記に説明されるオペレーションに対して相補的である。
【0066】
ブロック802によって表されるように、アクセスポイント(例えば、アクセスポイント104)は、複数のノードが、同じ識別子を使用するかどうかを決定し、ここで識別子は、第1のタイプ(例えば、PCID)である。上記で述べられるように、アクセスポイントは、測定報告、近隣の発見、および受信メッセージに基づいてそのような混乱を検出することができる。
【0067】
ブロック804および806によって表されるように、混乱が検出されない場合、アクセスポイントは、通常のオペレーションを継続することができる。例えば、アクセスポイントは、測定報告を経由して受信される第1のタイプの識別子に基づいてハンドオーバーを実行すべきかどうかを決定することができる。
【0068】
ブロック808によって表されるように、混乱が検出される場合、アクセスポイントは、混乱を受ける第1のタイプの識別子に関連する第2のタイプの識別子を得る要求を発行することができる。例えば、混乱を受けるPCIDが、アクセス端末(例えば、アクセス端末102)から測定報告を経由して受信された場合、アクセスポイントは、PCIDに関連するGCIを捕捉する要求をアクセス端末に対して送信することができる。次いで、アクセス端末は、例えば、ここにおいて論じられるように、GCIを捕捉することができる。
【0069】
ブロック810によって表されるように、アクセスポイントは、次いで、GCIを含む応答をアクセス端末から受信することができる。混乱は、今や(例えば、アクセスポイントにおいて)解決されることになるので、ブロック812において、ハンドオーバーオペレーションは、受信されたGCIを使用して(例えば、アクセスポイントによって)開始されることができる。
【0070】
図9Aおよび9Bは、いくつかの態様において、固有の識別子(例えば、GCI)の捕捉をトリガするための閾値の使用に関連している。いくつかの場合においては、アクセス端末は、いつ固有の識別子を捕捉すべきかを自律的に、すなわち、別のノード(例えば、アクセスポイント)によってそうするように指示されずに、決定することができる。
【0071】
ブロック902によって表されるように、アクセス端末は、定義された1組の第1のタイプの識別子(例えば、上記で説明されるノード識別子のリスト)を受信することができる。いくつかのインプリメンテーションにおいては、この情報は、サービングアクセスポイント(例えば、識別子コントローラ324)または何らかの他のノードによって定義され、かつ/またはそれによって提供されることができる。例えば、サービングアクセスポイントは、混乱を受け、または受ける可能性があるPCID識別子のすべてを識別し、そしてこれらの識別子のリストをアクセス端末に対して供給することができる。
【0072】
ブロック904によって表されるように、アクセス端末はまた、定義された1組の識別子に関連する閾値を受信することもできる。例えば、この閾値は、アクセス端末によるGCI捕捉をトリガする受信信号についての閾値信号強度値を指定することができる。いくつかのインプリメンテーションにおいては、この閾値は、サービングアクセスポイント(例えば、閾値コントローラ334)または何らかの他のノードによって定義され、かつ/またはそれによって提供されることができる。例えば、この閾値は、ハンドオーバーオペレーションをトリガする受信信号強度閾値よりも(例えば、数dBだけ)低くなるように定義されることができる。いくつかのインプリメンテーションにおいては、閾値は、ターゲットアクセスポイント信号強度からの相対オフセットとして、あるいはターゲットアクセスポイントからのキャリア対干渉(「C/I」)値についての絶対閾値として、指定されることができる。
【0073】
ブロック906によって表されるように、ある時点において、アクセス端末は、第1のタイプの識別子に関連する信号を受信することになる。ブロック908によって表されるように、アクセス端末(例えば、コンパレータ330)は、受信された識別子が、識別子のリストの中にあるかどうかを決定することができる。さらに、アクセス端末(例えば、受信機308の中にインプリメントされ、または受信機308と協力して動作することができる信号プロセッサ332)は、ブロック906によって受信される信号の受信信号強度が、閾値以上であるかどうかを決定する。
【0074】
ブロック910および912によって表されるように、ブロック908の判断基準が、満たされない場合、アクセス端末は、隣接するアクセスポイントからの信号について監視することを継続することができる。
【0075】
ブロック914によって表されるように、ブロック908の判断基準が、満たされる場合、アクセス端末は、ブロック906において受信される識別子に関連する第2のタイプの識別子(例えば、GCI)を捕捉する。上記で論じられるように、これは、特定の周期性を有するブロードキャスト信号について監視することを必要とする可能性がある。
【0076】
ブロック916によって表されるように、アクセス端末(例えば、報告ジェネレータ328)は、ブロック906および910において捕捉される識別子と、関連する信号(例えば、ブロック906において受信される信号)の受信信号強度と、を含むメッセージをアクセスポイントに対して送信する。このメッセージは、固有の識別子が、ブロック910において捕捉された直後に、あるいは何らかの他の時刻に、送信されることができる。いくつかのインプリメンテーションにおいては、この情報は、測定報告の中で送信される。例えば、この報告は、ひとたび(例えば、ターゲットアクセスポイントからの)受信信号の受信信号強度が、ハンドオーバー閾値を超過した後に、送信されることができる。
【0077】
ブロック918によって表されるように、どのような混乱も、今や解決されることになるので、アクセスポイント(例えば、ハンドオーバーコントローラ326)は、このメッセージの中で提供される識別子と受信信号強度とに基づいてハンドオーバーオペレーションを開始すべきかどうかを決定する。ここにおいて論じられるように、ハンドオーバーオペレーションが示される場合、アクセスポイントは、ターゲットアクセスポイントを準備するために固有の識別子を使用し、そしてハンドオーバーコマンドをアクセス端末に対して送信することになる。
【0078】
いくつかの態様においては、図9のスキームは、高移動性環境(high mobility environment)において有利であることを立証することができる。例えば、GCIは、ターゲットアクセスポイントの信号強度が、必要とされるべきハンドオーバーのために十分に強くなる前に、読み取られることができるので、このスキームは、より高速のハンドオーバーを提供することができる。
【0079】
図10Aおよび10Bは、いくつかの態様において、アクセス端末が、閾値(例えば、GCI閾値)を超過する信号の受信をアクセスポイントに対して報告するというスキームに関連している。この場合においては、アクセスポイントは、混乱の可能性があるかどうかを決定し、そしてもしそうである場合には、アクセス端末に固有の識別子(例えば、GCI)を捕捉するように指示することができる。ここで、ブロック1002〜1012のオペレーションは、それぞれブロック902〜912のオペレーションに類似したものとすることができる。
【0080】
ブロック1014においては、しかしながら、判断基準がブロック1010において満たされる場合、アクセス端末は、ブロック1006において捕捉される識別子と、関連する信号の受信信号強度とを含むメッセージをアクセスポイントに対して送信する。このメッセージは、識別子がブロック1006において捕捉された直後に、あるいは何らかの他の時刻に送信されることができる。いくつかのインプリメンテーションにおいては、この情報は、測定報告の中で送信される。
【0081】
ブロック1016によって表されるように、アクセスポイントは、受信情報に基づいて混乱が起こり得るかどうかを決定する。例えば、この決定は、複数のノードが同じ識別子を使用するかどうかに基づいたものとすることができる。さらに、この決定は、オプショナルに、この識別子を含む任意の検出された信号の受信信号強度に基づいたものとすることができる。
【0082】
ブロック1018および1020によって表されるように、混乱が検出されない場合、アクセスポイントは、通常のオペレーションを継続することができる。例えば、アクセスポイントは、測定報告を経由して受信される第1のタイプの識別子に基づいてハンドオーバーを実行すべきかどうかを決定することができる。
【0083】
ブロック1022によって表されるように、混乱が検出される場合、アクセスポイントは、アクセス端末に混乱を受ける識別子に関連する固有の識別子(例えば、CGI)を捕捉するように要求しているメッセージをアクセス端末に対して送信する。ブロック1024によって表されるように、次いで、アクセス端末は、ここにおいて論じられるように識別子を捕捉し、そして識別子をアクセスポイントに対して(例えば、測定報告を経由して)送信することができる。
【0084】
ブロック1026および1028によって表されるように、アクセスポイントは、それによって混乱を解決し、そして固有の識別子と受信信号強度とに基づいて(例えば、ここにおいて論じられるように)ハンドオーバーを開始すべきかどうかを決定する。
【0085】
図11は、いくつかの態様において、アクセス端末による衝突検出(例えば、自律的検出)に関連している。特に、このスキームは、衝突情報を有する測定報告を提供するアクセス端末に関連している。
【0086】
ブロック1102によって表されるように、アクセス端末は、第1のタイプの与えられた識別子についての衝突を検出する。例えば、監視されたパイロット信号、または他の適切な信号に基づいて、アクセス端末は、複数のアクセスポイントが、ここにおいて論じられるように同じPCIDを使用することを決定することができる。
【0087】
ブロック1104によって表されるように、アクセス端末は、衝突が示されている識別子に関連する第2のタイプの識別子(例えば、GCI)をオプショナルに捕捉することができる。この場合もやはり、このオペレーションは、上記に論じられるように実行されることができる。
【0088】
ブロック1106によって表されるように、アクセス端末は、衝突が示されている識別子についての複数の入力を含む測定報告を送信する。例えば、2つのアクセス端末が、12というPCID値を使用する場合、測定報告は、12というPCID値に対応する2つの別々の入力を含むことができる。さらに、測定報告は、これらの入力の各々に関連する固有の識別子(例えば、GCI)をオプショナルに含むことができる。
【0089】
図12は、いくつかの態様において、アクセス端末による自律的な衝突検出に関連している。特に、このスキームは、アクセス端末が衝突を検出する場合に、測定報告を送信するアクセス端末に関連している。
【0090】
ブロック1202によって表されるように、アクセス端末は、第1のタイプの与えられた識別子について衝突を検出する。上記のように、アクセス端末は、ここにおいて論じられるように、複数のアクセスポイントが、監視されたパイロット信号、または他の適切な信号に基づいて同じPCIDを使用することを決定することができる。
【0091】
いくつかの態様においては、衝突の検出は、少なくとも2つのノードが、現在この同じ識別子を使用しているか、あるいは最近同じ識別子を使用しているかに基づいて示されることができる。例えば、衝突は、アクセス端末が、同じPCIDを使用する複数のアクセスポイントから現在、同期信号またはパイロット信号を受信している場合に、示されることができる。さらに、衝突は、アクセス端末が、定義された期間(例えば、最後の10秒)内に複数のアクセスポイントから同期信号またはパイロット信号を受信した場合に、示されることができる。ある条件下で、この期間は、ゼロに(例えば、非常に高速に移動するアクセス端末について)設定されることができる。また、衝突は、アクセス端末が、定義された数のハンドオーバー(例えば、最後の4つのハンドオーバー)に関連する期間上で複数のアクセスポイントから同期信号またはパイロット信号を受信した場合に、示されることができる。この後者のスキームにより、有利に、ゆっくり移動するアクセスポイントが送信した報告は、望ましい地理的エリアをカバーすることができるようになる可能性がある。言い換えれば、このスキームは、より広い地理的エリア上で、反復するノード識別子の検出を可能にする。
【0092】
ブロック1204によって表されるように、アクセス端末は、衝突が示されている識別子に関連する第2のタイプの識別子(例えば、GCI)をオプショナルに捕捉することができる。この場合もやはり、このオペレーションは、上記に論じられるように実行されることができる。
【0093】
ブロック1206によって表されるように、アクセス端末は、衝突が、ブロック1202において検出された場合に、測定報告を送信する。さらに、測定報告は、これらの入力の各々に関連する固有の識別子(例えば、GCI)をオプショナルに含むことができる。
【0094】
図13は、いくつかの態様において、要求のすぐ後に衝突報告を提供するアクセス端末に関連している。ブロック1302によって表されるように、アクセス端末は、衝突報告についての要求を受信する。例えば、ネットワークは、アクセス端末に、衝突情報を有する測定報告を送信するように定期的に要求することができる。この要求は、衝突情報が要求される1つまたは複数の識別子(例えば、PCID)を指定することができる。この識別子は、要求ノード(例えば、サービングアクセスポイント)の識別子とすることができる。代わりに、この要求は、ワイルドカード識別子(wildcard identifier)を含むことができ、ここで、アクセス端末は、すべての検出された衝突を報告するように要求される。ブロック1304によって表されるように、アクセス端末は、隣接するアクセスポイントからの信号を監視し、そして適用可能な場合に衝突を検出する(ブロック1306)。ブロック1308によって表されるように、アクセス端末は、衝突が、ブロック1306において検出された場合に、衝突報告を送信する。アクセス端末が、どのような衝突情報も有さない場合には、アクセス端末は、「ノーイベント(no event)」メッセージで応答することができ、あるいはどのような応答も提供しなくてもよい。図11〜13の1つまたは複数のオペレーションは、異なるインプリメンテーションにおいては様々なやり方で組み合わされることができることを理解すべきである。
【0095】
上記で述べられるように、ここにおける教示は、マクロアクセスポイントとフェムトノードとを使用するネットワークの中でインプリメントされることができる。図14および15は、どのようにしてアクセスポイントが、そのようなネットワークの中で展開されることができるかの例を示している。図14は、簡略化された方法で、どのようにしてワイヤレス通信システム1400のセル1402(例えば、マクロセル1402A〜1402G)が、対応するアクセスポイント1404(例えば、アクセスポイント1404A〜1404G)によってサービスされることができるかを示している。ここで、マクロセル1402は、図2のマクロカバレッジエリア204に対応することができる。図14に示されるように、アクセス端末1406(例えば、アクセス端末1406A〜1406L)は、長い間にシステム全体を通して様々なロケーションに分散されることができる。各アクセス端末1406は、例えば、アクセス端末1406がアクティブであるかどうかと、それがソフトハンドオーバーの中にあるかどうかとに応じて、与えられた瞬間に順方向リンク(forward link)(「FL」)および/または逆方向リンク(reverse link)(「RL」)上で1つまたは複数のアクセスポイント1404と通信することができる。このセルラスキームの使用を通して、ワイヤレス通信システム1400は、大きな地理的領域上でサービスを提供することができる。例えば、マクロセル1402A〜1402Gの各々は、近隣の数ブロック、または農村環境における数平方マイルをカバーすることができる。
【0096】
図15は、どのようにして1つまたは複数のフェムトノードが、ネットワーク環境(例えば、システム1400)内で展開されることができるかの一例を示している。図15のシステム1500において、複数のフェムトノード1510(例えば、フェムトノード1510Aおよび1510B)は、比較的小面積のカバレッジネットワーク環境の中で(例えば、1つまたは複数のユーザ住居1530の中で)インストールされる。各フェムトノード1510は、DSLルータ、ケーブルモデム、ワイヤレスリンク、または他の接続手段(図示されず)を経由して、ワイドエリアネットワーク1540(例えば、インターネット)と、モバイルオペレータコアネットワーク1550とに結合されることができる。
【0097】
フェムトノード1510の所有者は、モバイルオペレータコアネットワーク1550を通して提供される、例えば、3Gモバイルサービスなどのモバイルサービスに加入することができる。さらに、アクセス端末1520は、マクロ環境と、より小さな面積カバレッジの(例えば、住居の)ネットワーク環境との両方の中で動作することができる可能性がある。言い換えれば、アクセス端末1520の現在のロケーションに応じて、アクセス端末1520は、モバイルオペレータコアネットワーク1550に関連するマクロセルアクセスポイント1560により、あるいは1組のフェムトノード1510(例えば、対応するユーザ住居1530内に存在するフェムトノード1510Aと1510Bと)のうちのどれか1つにより、サービスを提供されることができる。例えば、加入者が、彼の家の外にいるときに、加入者は、標準のマクロアクセスポイント(例えば、アクセスポイント1560)によってサービスを提供されることができ、そして加入者が、彼の家の近く、または彼の家の内部にいるときには、加入者は、フェムトノード(例えば、ノード1510A)によってサービスを提供されることができる。ここで、フェムトノード1510は、レガシーアクセス端末(legacy access terminals)1520と後方互換性がある(backward compatible)ことができる。
【0098】
フェムトノード1510は、単一周波数上で、あるいは代替案においては、多周波数上で展開されることができる。特定のコンフィギュレーションに応じて、単一周波数、あるいは1つまたは複数の多周波数は、マクロアクセスポイント(例えば、アクセスポイント1560)によって使用される1つまたは複数の周波数とオーバーラップすることができる。
【0099】
いくつかの態様においては、アクセス端末1520は、そのような接続が可能なときはいつでも、好ましいフェムトノード(例えば、アクセス端末1520のホームフェムトノード)に接続するように構成されていることができる。例えば、アクセス端末1520Aが、ユーザの住居1530内にあるときはいつでも、アクセス端末1520Aは、ホームフェムトノード1510Aまたは1510Bとだけ通信することが望ましい可能性がある。
【0100】
いくつかの態様においては、アクセス端末1520が、マクロセルラネットワーク1550内で動作するが、その最も好ましいネットワーク上に(例えば、好ましいローミングリストにおいて定義されるように)存在していない場合、アクセス端末1520は、ベターシステムリセレクション(Better System Reselection)(「BSR」)を使用して最も好ましいネットワーク(例えば、好ましいフェムトノード1510)をサーチし続けることができ、このベターシステムリセレクションは、よりよいシステムが現在使用可能であるかどうかを決定する、使用可能なシステムの定期的なスキャニングと、そのような好ましいシステムに関連づける後続の努力とを必要とする可能性がある。捕捉入力を用いて、アクセス端末1520は、特定の帯域とチャネルとについてサーチを制限することができる。例えば、最も好ましいシステムについてのサーチは、定期的に反復されることができる。好ましいフェムトノード1510の発見のすぐ後に、アクセス端末1520は、そのカバレッジエリア内で留まる(camping)ためにフェムトノード1510を選択する。
【0101】
フェムトノードは、いくつかの態様において制限される可能性がある。例えば、与えられたフェムトノードは、あるアクセス端末に対して、あるサービスを提供することだけができる。いわゆる制限された(あるいは閉ざされた)関連付けを有する展開においては、与えられたアクセス端末は、マクロセルモバイルネットワークと、定義された1組のフェムトノード(例えば、対応するユーザ住居1530内に存在するフェムトノード1510)とによってサービスを提供されるだけとすることができる。いくつかのインプリメンテーションにおいては、ノードは、少なくとも1つのノードについて、信号方式、データアクセス、登録、ページング、またはサービスのうちの少なくとも1つを提供しないように、制限される可能性がある。
【0102】
いくつかの態様においては、制限されたフェムトノード(これは、閉ざされた加入者グループホームNodeB(Closed Subscriber Group Home NodeB)とも称される)は、制限され用意された1組のアクセス端末に対してサービスを提供するノードである。この組は、必要に応じて、一時的に、あるいは恒久的に拡張されることができる。いくつかの態様においては、閉ざされた加入者グループ(Closed Subscriber Group)(「CSG」)は、アクセス端末の共通アクセス制御リストを共用するアクセスポイント(例えば、フェムトノード)の組として定義されることができる。ある領域におけるすべてのフェムトノード(またはすべての制限されたフェムトノード)が動作するチャネルは、フェムトチャネルと称されることができる。
【0103】
様々な関係は、それ故に、与えられたフェムトノードと、与えられたアクセス端末との間に存在することができる。例えば、アクセス端末の観点から、オープンフェムトノード(open femto node)は、制限された関連付けを有さないフェムトノードを意味することができる(例えば、フェムトノードは、任意のアクセス端末に対するアクセスを可能にする)。制限されたフェムトノードは、何らかの方法で制限される(例えば、関連付けおよび/または登録について制限される)フェムトノードを意味することができる。ホームフェムトノード(home femto node)は、アクセス端末が、アクセスし、そして動作することを認可される(例えば、恒久的アクセスが、定義された1組の1つまたは複数のアクセス端末のために提供される)フェムトノードを意味することができる。ゲストフェムトノード(guest femto node)は、アクセス端末が、アクセスし、または動作することを一時的に認可されるフェムトノードを意味することができる。エイリアンフェムトノード(alien femto node)は、アクセス端末が、おそらく緊急事態状況(例えば、911呼出し)を除いて、アクセスし、または動作することを認可されないフェムトノードを意味することができる。
【0104】
制限されたフェムトノードの観点から、ホームアクセス端末は、制限されたフェムトノードにアクセスすることを認可されるアクセス端末(例えば、アクセス端末は、フェムトノードに対する恒久的アクセスを有する)を意味することができる。ゲストアクセス端末は、制限されたフェムトノード(例えば、最終期限、使用時間、バイト、接続カウント、または何らかの他の判断基準(単数または複数)に基づいて制限された)に対する一時的アクセスを有するアクセス端末を意味することができる。エイリアンアクセス端末は、おそらく、例えば、911呼出しなどの緊急事態状況を除いて、制限されたフェムトノードにアクセスする許可を有さないアクセス端末(例えば、制限されたフェムトノードに登録する証明書(credentials)または許可を有さないアクセス端末)を意味することができる。
【0105】
便宜上、ここにおける開示は、フェムトノードとの関連で様々な機能を説明している。しかしながら、ピコノードは、より大きなカバレッジエリアについても同じ、または類似した機能を提供することができることを理解すべきである。例えば、ピコノードは、制限されることができ、ホームピコノードは、与えられたアクセス端末について定義されることができ、その他いろいろである。
【0106】
ここにおける教示は、様々なタイプの通信デバイスの中でインプリメントされることができる。いくつかの態様においては、ここにおける教示は、複数のワイヤレスアクセス端末についての通信を同時にサポートすることができる多元接続通信システムの中で展開されることができるワイヤレスデバイスの中でインプリメントされることができる。ここで、各端末は、順方向リンクおよび逆方向リンクの上の送信を経由して1つまたは複数のアクセスポイントと通信することができる。順方向リンク(またはダウンリンク)は、アクセスポイントから端末への通信リンクを意味し、そして逆方向リンク(またはアップリンク)は、端末からアクセスポイントへの通信リンクを意味する。この通信リンクは、単一入力単一出力システム、多入力多出力(「MIMO」)システム、または何らかの他のタイプのシステムを経由して確立されることができる。
【0107】
図示するために、図16は、MIMOベースのシステム800との関連でワイヤレスデバイスの中で使用されることができる例の通信コンポーネントを説明している。システム1600は、データ送信のために複数の(N個の)送信アンテナと、複数の(N個の)受信アンテナと、を使用する。N個の送信アンテナと、N個の受信アンテナとによって形成されるMIMOチャネルは、N個の独立チャネルへと分解されることができ、これらの独立チャネルは、空間チャネルとも呼ばれ、ここで、N≦min{N,N}である。N個の独立チャネルの各々は、次元(dimension)に対応する。複数の送信アンテナと、受信アンテナとによって作り出される(created)追加の次元(dimensionalities)が、利用される場合、MIMOシステムは、改善された性能(例えば、より高いスループットおよび/またはより高い信頼性)を提供することができる。
【0108】
システム1600は、時分割複信(「TDD」)と、周波数分割複信(「FDD」)と、をサポートすることができる。TDDシステムにおいては、順方向リンク送信と、逆方向リンク送信とは、同じ周波数領域上にあり、その結果、その相互主義(reciprocity principle)は、逆方向リンクチャネルからの順方向リンクチャネルの推定を可能にする。これにより、アクセスポイントは、複数のアンテナがアクセスポイントにおいて使用可能であるときに、順方向リンク上で送信ビーム形成利得(transmit beam-forming gain)を抽出することができるようになる。
【0109】
システム1600は、ワイヤレスデバイス1610(例えば、アクセスポイント)と、ワイヤレスデバイス1650(例えば、アクセス端末)と、を含む。デバイス1610においては、いくつかのデータストリームについてのトラフィックデータが、データソース1612から送信(「TX」)データプロセッサ1614へと供給される。
【0110】
いくつかの態様においては、各データストリームは、それぞれの送信アンテナ上で送信される。TXデータプロセッサ1614は、符号化されたデータを提供するために、そのデータストリームのために選択される特定の符号化スキームに基づいて各データストリームについてトラフィックデータをフォーマットし、符号化し、そしてインターリーブする。
【0111】
各データストリームについての符号化されたデータは、OFDM技法を使用してパイロットデータと多重化されることができる。パイロットデータは、一般的に知られている方法で処理される、知られているデータパターンであり、そしてチャネル応答を推定するために受信機システムにおいて使用されることができる。次いで、各データストリームについての多重化されたパイロットデータと、符号化されたデータとは、そのデータストリームが変調シンボルを供給するために選択される特定の変調スキーム(例えば、BPSK、QSPK、M−PSK、またはM−QAM)に基づいて変調される(すなわち、シンボルマッピングされる)。各データストリームについてのデータレート、符号化、および変調は、プロセッサ1630によって実行される命令によって決定されることができる。データメモリ1632は、デバイス1610のプロセッサ1630または他のコンポーネントによって使用されるプログラムコード、データ、および他の情報を記憶することができる。
【0112】
次いで、すべてのデータストリームについての変調シンボルは、TX MIMOプロセッサ1620に対して供給され、このTX MIMOプロセッサは、さらに変調シンボルを(例えば、OFDMについて)処理することができる。次いで、TX MIMOプロセッサ1620は、N個の変調シンボルストリームをN個のトランシーバ(「XCVR」)1622Aないし1622Tへと供給する。いくつかの態様においては、TX MIMOプロセッサ1620は、データストリームのシンボルに対して、そしてシンボルが送信されているアンテナに対して、ビーム形成重み(beam-forming weights)を適用する。
【0113】
各送信機1622は、1つまたは複数のアナログ信号を供給するためにそれぞれのシンボルストリームを受信し、処理し、そしてさらにMIMOチャネル上での送信のために適切な被変調信号を供給するためにそれらのアナログ信号を調整する(例えば、増幅し、フィルタをかけ、そしてアップコンバートする)。次いで、トランシーバ1622Aないし1622TからのN個の被変調信号は、それぞれN個のアンテナ1624Aないし1624Tから送信される。
【0114】
デバイス1650において、送信された被変調信号は、N個のアンテナ1652Aないし1652Rによって受信され、そして各アンテナ1652からの受信信号は、それぞれのトランシーバ(「XCVR」)1654Aないし1654Rへと供給される。各トランシーバ1654は、それぞれの受信信号を調整し(例えば、フィルタをかけ、増幅し、そしてダウンコンバートし)、サンプルを供給するために調整された信号をデジタル化し、そしてさらに対応する「受信された」シンボルストリームを供給するためにサンプルを処理する。
【0115】
次いで、受信(「RX」)データプロセッサ1660は、N個の「検出された」シンボルストリームを供給するために、特定の受信機処理技法に基づいてN個のトランシーバ1654からのN個の受信シンボルストリームを受信し、そして処理する。次いで、RXデータプロセッサ1660は、データストリームについてのトラフィックデータを回復するために、検出された各シンボルストリームを復調し、デインターリーブし、そして復号する。RXデータプロセッサ1660による処理は、デバイス1610におけるTX MIMOプロセッサ1620と、TXデータプロセッサ1614とによって実行される処理と相補的である。
【0116】
プロセッサ1670は、どのプリコーディング行列(pre-coding matrix)を使用すべきかを定期的に決定する(下記に論じられる)。プロセッサ1670は、行列インデックス部分(matrix index portion)と、ランク値部分(rank value portion)とを備える逆方向リンクメッセージを定式化する。データメモリ1672は、デバイス1650のプロセッサ1670または他のコンポーネントによって使用されるプログラムコード、データ、および他の情報を記憶することができる。
【0117】
逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する様々なタイプの情報を備えることができる。次いで、逆方向リンクメッセージは、データソース1636からいくつかのデータストリームについてのトラフィックデータも受信するTXデータプロセッサ1638によって処理され、変調器1680によって変調され、トランシーバ1654Aないし1654Rによって調整され、そしてデバイス1610へと返信される。
【0118】
デバイス1610において、デバイス1650からの被変調信号は、アンテナ1624によって受信され、トランシーバ1622によって調整され、復調器(「DEMOD」)1640によって復調され、そしてデバイス1650によって送信される逆方向リンクメッセージを抽出するためにRXデータプロセッサ1642によって処理される。次いで、プロセッサ1630は、ビーム形成重みを決定するために、どのプリコーディング行列を使用すべきかを決定し、次いで抽出されたメッセージを処理する。
【0119】
図16はまた、通信コンポーネントが、ここにおいて教示されるように混乱制御オペレーションを実行する1つまたは複数のコンポーネントを含むことができることも示している。例えば、混乱制御コンポーネント1690は、ここにおいて教示されるように別のデバイス(例えば、デバイス1650)へと/から信号を送信/受信するためにデバイス1610のプロセッサ1630および/または他のコンポーネントと協力することができる。同様に、混乱制御コンポーネント1692は、別のデバイス(例えば、デバイス1610)へと/から信号を送信/受信するためにデバイス1650のプロセッサ1670および/または他のコンポーネントと協力することができる。各デバイス1610および1650では、2つ以上の説明されたコンポーネントの機能は、単一のコンポーネントによって提供されることができることを理解すべきである。例えば、単一の処理コンポーネントは、混乱制御コンポーネント1690とプロセッサ1630との機能を提供することができ、そして単一の処理コンポーネントは、混乱制御コンポーネント1692とプロセッサ1670との機能を提供することができる。
【0120】
ここにおける教示は、様々なタイプの通信システムおよび/またはシステムコンポーネントへと組み込まれることができる。いくつかの態様においては、ここにおける教示は、使用可能なシステムリソースを共用することにより(例えば、1つまたは複数の帯域幅、送信パワー、符号化、インターリービングなどを指定することにより)複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続システムの中で使用されることができる。例えば、ここにおける教示は、以下の技術:符号分割多元接続(「CDMA」)システム、マルチキャリアCDMA(「MCCDMA」)、広帯域CDMA(「W−CDMA」)、高速パケットアクセス(「HSPA」、「HSPA+」)システム、時分割多元接続(「TDMA」)システム、周波数分割多元接続(「FDMA」)システム、シングルキャリアFDMA(「SC−FDMA」)システム、直交周波数分割多元接続(「OFDMA」)システム、または他の多元接続技法、のうちの任意の1つまたは組合せに対して適用されることができる。ここにおける教示を使用したワイヤレス通信システムは、IS−95規格、cdma2000規格、IS−856規格、W−CDMA規格、TDSCDMA規格、他の規格など、1つまたは複数の規格をインプリメントするように設計されることができる。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上波無線アクセス(「UTRA」)技術、cdma2000技術、何らかの他の技術などの無線技術をインプリメントすることができる。UTRAは、W−CDMAと、低チップレート(「LCR」)と、を含む。cdma2000技術は、IS−2000規格と、IS−95規格と、IS−856規格と、をカバーする。TDMAネットワークは、移動通信用グローバルシステム(「GSM」)などの無線技術をインプリメントすることができる。OFDMAネットワークは、先進UTRA(Evolved UTRA)(「E−UTRA」)、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、フラッシュ−OFDM(登録商標)などの無線技術をインプリメントすることができる。UTRA、E−UTRA、およびGSMは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(「UMTS」)の一部分である。ここにおける教示は、3GPPロングタームエボリューション(「LTE」)システムと、ウルトラモバイルブロードバンド(「UMB」)システムと、他のタイプのシステムとの中でインプリメントされることができる。LTEは、E−UTRAを使用するUMTSのリリースである。本開示のある種の態様は、3GPPの専門用語を使用して説明されることができるが、ここにおける教示は、3GPP(Rel99、Rel5、Rel6、Rel7)技術、ならびに3GPP2(IxRTT、1xEV−DO、RelO、RevA、RevB)技術および他の技術に対して適用されることができることを理解すべきである。
【0121】
ここにおける教示は、様々な装置(例えば、ノード)へと組み込まれる(例えば、内部にインプリメントされ、あるいはそれによって実行される)ことができる。いくつかの態様においては、ここにおける教示に従ってインプリメントされるノード(例えば、ワイヤレスノード)は、アクセスポイントまたはアクセス端末を備えることができる。
【0122】
例えば、アクセス端末は、ユーザ装置、加入者局、加入者ユニット、移動局、モバイル、モバイルノード、リモート局、リモート端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、または何らかの他の専門用語、を備え、としてインプリメントされ、あるいはとして知られていることができる。いくつかのインプリメンテーションにおいては、アクセス端末は、セルラ電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(「SIP」)電話、ワイヤレスローカルループ(「WLL」)局、携帯情報端末(「PDA」)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の適切な処理デバイス、を備えることができる。したがって、ここにおいて教示される1つまたは複数の態様は、電話(例えば、セルラ電話またはスマートフォン)、コンピュータ(例えば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ポータブルコンピューティングデバイス(例えば、パーソナルデータアシスタント(personal data assistant))、娯楽デバイス(例えば、音楽デバイス、ビデオデバイス、または衛星無線)、全地球測位システムデバイス、あるいはワイヤレス媒体を経由して通信するように構成された他の適切な任意のデバイス、へと組み込まれることができる。
【0123】
アクセスポイントは、NodeB、eNodeB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、基地局(「BS」)、無線基地局(「RBS」)、基地局コントローラ(「BSC」)、基地トランシーバ局(「BTS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線トランシーバ、無線ルータ、基本サービスセット(「BSS」)、拡張サービスセット(「ESS」)、または何らかの他の類似した専門用語、を備え、としてインプリメントされ、あるいはとして知られていることができる。
【0124】
いくつかの態様においては、ノード(例えば、アクセスポイント)は、通信システムについてのアクセスノードを備えることができる。そのようなアクセスノードは、例えば、ネットワークに対する有線またはワイヤレスの通信リンクを経由したネットワーク(例えば、インターネットやセルラネットワークなどのワイドエリアネットワーク)のための、あるいはそれに対する接続性を提供することができる。したがって、アクセスノードは、別のノード(例えば、アクセス端末)が、ネットワークまたは何らかの他の機能にアクセスすることを可能にすることができる。さらに、ノードの一方または両方は、ポータブルであり、あるいはいくつかの場合には比較的ポータブルでないようにすることができることを理解すべきである。
【0125】
また、ワイヤレスノードは、非ワイヤレスの方法で(例えば、有線接続を経由して)情報を送信すること、および/または受信することができるようにすることができることも理解すべきである。したがって、ここにおいて論じられるような受信機および送信機は、非ワイヤレス媒体を経由して通信する適切な通信インターフェースコンポーネント(例えば、電気または光のインターフェースコンポーネント)を含むことができる。
【0126】
ワイヤレスノードは、適切な任意のワイヤレス通信技術に基づいている、あるいはそうでなければサポートする1つまたは複数のワイヤレス通信リンクを経由して通信することができる。例えば、いくつかの態様においては、ワイヤレスノードは、ネットワークに関連づけることができる。いくつかの態様においては、ネットワークは、ローカルエリアネットワークまたはワイドエリアネットワークを備えることができる。ワイヤレスデバイスは、ここにおいて論じられるもの(例えば、CDMA、TDMA、OFDM、OFDMA、WiMAX、Wi−Fiなど)など、1つまたは複数の様々なワイヤレス通信技術、プロトコル、または規格をサポートする、あるいはそうでなければ使用することができる。同様に、ワイヤレスノードは、1つまたは複数の様々な対応する変調または多重化のスキームをサポートする、あるいはそうでなければ使用することができる。ワイヤレスノードは、それ故に、上記の、または他のワイヤレス通信技術を使用して、1つまたは複数のワイヤレス通信リンクを経由して確立し、そして通信すべき適切なコンポーネント(例えば、エアインターフェース)を含むことができる。例えば、ワイヤレスノードは、ワイヤレス媒体上での通信を容易にする様々なコンポーネント(例えば、信号ジェネレータおよび信号プロセッサ)を含むことができる関連する送信機コンポーネントと受信機コンポーネントとを有するワイヤレストランシーバを備えることができる。
【0127】
ここにおいて説明されるコンポーネントは、様々なやり方でインプリメントされることができる。図17〜21を参照すると、装置1700、1800、1900、2000、および2100は、一連の相互に関連した機能ブロックとして表される。いくつかの態様においては、これらのブロックの機能は、1つまたは複数のプロセッサコンポーネントを含む処理システムとしてインプリメントされることができる。いくつかの態様においては、これらのブロックの機能は、例えば、1つまたは複数の集積回路(例えば、ASIC)の少なくとも一部分を使用してインプリメントされることができる。ここにおいて論じられるように、集積回路は、プロセッサ、ソフトウェア、他の関連したコンポーネント、またはそれらの何らかの組合せを含むことができる。これらのブロックの機能はまた、ここにおいて教示されるように何らかの他の方法でインプリメントされることもできる。いくつかの態様においては、図17〜21の中の1つまたは複数の破線のブロックは、オプショナルである。
【0128】
装置1700、1800、1900、2000、および2100は、様々な図に関して上記に説明される1つまたは複数の機能を実行することができる1つまたは複数のモジュールを含むことができる。例えば、受信手段1702、メッセージ受信手段1806、要求受信手段1906、信号受信手段2012、または受信手段2108は、例えば、ここにおいて論じられるような受信機および/または通信コントローラに対応することができる。識別決定手段1704または同一識別子決定手段1902は、例えば、ここにおいて論じられるような混乱検出器に対応することができる。メッセージ送信手段1706、識別子送信手段1802、識別子定義手段1808、識別子決定手段1908、タイプ決定手段2004、第2の識別子決定手段2006、または識別子選択手段2104は、例えば、ここにおいて論じられるような識別子コントローラに対応することができる。送信手段1706または送信手段2008は、例えば、ここにおいて論じられるような送信機および/または通信コントローラに対応することができる。閾値送信手段1804または閾値定義手段1810は、例えば、ここにおいて論じられるような閾値コントローラに対応することができる。報告送信手段1904は、例えば、ここにおいて論じられるような報告ジェネレータに対応することができる。第1の識別子決定手段2002、識別子使用手段2010、通信手段2102、または送信手段2106は、例えば、ここにおいて論じられるような通信コントローラに対応することができる。信号強度決定手段2014は、例えば、ここにおいて論じられるような信号プロセッサおよび/または受信機に対応することができる。
【0129】
「第1の」、「第2の」などの指定を使用した、ここにおける要素に対するどのような言及も、一般にこれらの要素の量または順序を限定しないことを理解すべきである。もっと正確に言えば、これらの指定は、2つ以上の要素、または要素のインスタンスの間で区別する便利な方法としてここにおいて使用されることができる。したがって、第1および第2の要素に対する言及は、2つの要素だけが、そこで使用されることができること、あるいは第1の要素が、何らかの方法で第2の要素に先行しなければならないことを意味してはいない。また、別の方法で述べられない限り、1組の要素は、1つまたは複数の要素を備えることができる。さらに、明細書または特許請求の範囲の中で使用される「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」という形式の述語(terminology)は、「AまたはBまたはC、あるいはこれらの要素の任意の組合せ」を意味する。
【0130】
当業者は、情報および信号が、様々な異なる技術および技法のうちのどれを使用しても表されることができることを理解するであろう。例えば、上記の説明全体を通して参照されることができるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁気の場または粒子、光学的な場または粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表されることができる。
【0131】
当業者はさらに、ここにおいて開示される態様に関連して説明される様々な例示の論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、およびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア(例えば、ソースコーディング(source coding)または何らかの他の技法を使用して設計されることができるデジタルインプリメンテーション、アナログインプリメンテーション、またはそれら2つの組合せ)、命令を組み込んだ様々な形態のプログラムまたは設計コード(これは、ここにおいて便宜上、「ソフトウェア」または「ソフトウェアモジュール」と称されることができる)、あるいは両方の組合せとしてインプリメントされることができる。ハードウェアとソフトウェアとのこの交換性を明確に示すために、様々な例示のコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能の観点から一般的に上記に説明されてきている。そのような機能が、ハードウェアとしてインプリメントされるか、あるいはソフトウェアとしてインプリメントされるかは、特定のアプリケーションと、全体的なシステムに課される設計制約条件と、に依存する。当業者は、特定の各アプリケーションについて様々なやり方で、説明された機能をインプリメントすることができるが、そのようなインプリメンテーションの決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものとして解釈されるべきではない。
【0132】
ここにおいて開示される態様に関連して説明される様々な例示の論理ブロック、モジュール、および回路は、集積回路(「IC」)、アクセス端末、またはアクセスポイントの内部にインプリメントされ、あるいはそれらによって実行されることができる。ICは、ここにおいて説明される機能を実行するように設計された汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、電気コンポーネント、光コンポーネント、機械コンポーネント、あるいはそれらの任意の組合せを備えることができ、そしてIC内部に、ICの外部に、あるいは両方に存在するコードまたは命令を実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、代替案においては、プロセッサは、従来の任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってもよい。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと組み合わされた1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは他のそのような任意のコンフィギュレーションとしてインプリメントされることもできる。
【0133】
任意の開示されたプロセスの中のステップの特定の任意の順序または階層は、例のアプローチについての一例であることが理解される。設計の好みに基づいて、プロセスの中のステップの特定の順序または階層は、現在の開示の範囲内にとどまりながら再構成されることができることが理解される。付随する方法は、例の順序における様々なステップの現在の要素を要求しており、そして提示される特定の順序または階層だけに限定されるようには意味されない。
【0134】
説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せの形でインプリメントされることができる。ソフトウェアでインプリメントされる場合、それらの機能は、コンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令またはコードとして記憶され、あるいは送信されることができる。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含めて、コンピュータ記憶媒体と、通信媒体との両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることができる使用可能な任意の媒体とすることができる。例として、限定するものではないが、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスク記憶、磁気ディスク記憶または他の磁気記憶デバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態で望ましいプログラムコードを搬送し、または記憶するために使用されることができ、そしてコンピュータによってアクセスされることができる他の任意の媒体、を備えることができる。また、任意の接続は、コンピュータ可読媒体と適切に名づけられることもある。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、マイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、そのときには同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、マイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義の中に含まれる。ここにおいて使用されるようなディスク(Disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピディスク、およびブルーレイディスクを含み、ここでディスク(disks)は通常、データを磁気的に再生するが、ディスク(discs)は、レーザを用いて光学的にデータを再生する。上記の組合せもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含められるべきである。要約すれば、コンピュータ可読媒体は、適切な任意のコンピュータプログラムプロダクト(computer-program product)の中にインプリメントされることができることを理解すべきである。
【0135】
上記を考慮して、いくつかの態様においては、通信の第1の方法は、第1のノード識別子によって識別されるノードについてのメッセージを受信することと、別のノードが、第1のノード識別子によって識別されるかどうかを決定することと、その決定の結果として、そのノードとの通信を確立するために第2のノード識別子の使用を指定するメッセージを送信することと、を備える。さらに、いくつかの態様においては、以下のうちの少なくとも1つはまた、通信の第1の方法に対して適用することもできる:別のノードが、第1のノード識別子によって識別されるかどうかを決定することは、複数のセルが、指定されたセル識別子を使用するかどうかを決定することを備える;第2のノード識別子は、ノードを固有に識別する;第1のノード識別子は、第1の領域の中で固有であり、そして第2のノード識別子は、第1の領域よりも大きい第2の領域の中で固有である;メッセージは、ハンドオーバー要求、干渉管理信号方式、信号強度測定報告、または少なくとも1つのリソースを予約するためのメッセージを備える;本方法は、ノードについての第2のノード識別子を備える別のメッセージを受信することと、その別のメッセージをノードに対してトンネルすることと、をさらに備える;決定は、近隣の発見を行うこと、または第1の識別子が、識別子のリストの中で見出されるかどうかを決定すること、を備える;識別子のリストは、範囲を備える;メッセージは、第1のノード識別子のインジケーションを備え、そして決定は、そのインジケーションをノード識別子のインジケーションのリストと比較することを備える;ノード識別子のインジケーションのリストは、エリアの中の複数のノードに共通であるノード識別子を備え、そしてノード識別子は、別のメッセージを経由して、あるいは近隣の発見を通して受信される;第1のノード識別子は、物理セル識別子、パイロット識別子、または疑似乱数シーケンスを備え、そして第2のノード識別子は、セルグローバル識別子、アクセスネットワーク識別子、またはセクタ識別子を備える;ノードは、アクセスポイントを備える;ノードは、フェムトセルまたはピコセルを備える;ノードは、少なくとも1つの他のノードについて、信号方式、データアクセス、登録、ページング、またはサービスのうちの少なくとも1つを提供しないように制限される。
【0136】
いくつかの態様においては、通信のための装置は、第1のノード識別子によって識別されるノードについてのメッセージを受信するように構成された受信機と、別のノードが、第1のノード識別子によって識別されるかどうかを決定するように構成された混乱検出器と、その決定の結果として、ノードとの通信を確立するために第2のノード識別子の使用を指定するメッセージを送信するように構成された識別子コントローラと、を備える。
【0137】
いくつかの態様においては、通信のための装置は、第1のノード識別子によって識別されるノードについてのメッセージを受信するための手段と、別のノードが、第1のノード識別子によって識別されるかどうかを決定するための手段と、その決定の結果として、ノードとの通信を確立するために第2のノード識別子の使用を指定するメッセージを送信するための手段と、を備える。
【0138】
いくつかの態様においては、コンピュータプログラムプロダクトは、コンピュータに、第1のノード識別子によって識別されるノードについてのメッセージを受信するように、別のノードが、第1のノード識別子によって識別されるかどうかを決定するように、そしてその決定の結果として、ノードとの通信を確立するために第2のノード識別子の使用を指定するメッセージを送信するように、させるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体を備える。
【0139】
いくつかの態様においては、通信の第2の方法は、第1のノード識別子によって識別されるノードに対してメッセージを送信するように選ぶことと、別のノードが、第1のノード識別子によって識別されることができるかどうかを決定することと、その決定に基づいて、そのノードとの通信を確立するために第2のノード識別子を使用することと、を備える。さらに、いくつかの態様においては、以下のうちの少なくとも1つはまた、通信の第2の方法に対して適用することもできる:第2のノード識別子は、固有にノードを識別する;第1のノード識別子は、第1の領域の中で固有であり、第2のノード識別子は、第1の領域よりも大きい第2の領域の中で固有である;メッセージは、ハンドオーバー要求、干渉管理信号方式、信号強度測定報告、または少なくとも1つのリソースを予約するためのメッセージ、を備える;決定は、別のノードが、第1のノード識別子によって識別されるかどうかを示すメッセージを受信することを備える;本方法は、通信を確立するために第1のノード識別子のインジケーションを備えるメッセージを送信することをさらに備え、ここで決定は、第2のノード識別子が、通信を確立するために使用されるべきであることを指定する、メッセージに対する応答を受信することを備える;決定は、別のノードと通信しようと試みることと、通信が認可されないことを示すメッセージを別のノードから受信することと、を備える;本方法は、ノードとの通信を確立する後続の試みのために第2のノード識別子を使用することをさらに備える;第1のノード識別子は、物理セル識別子、パイロット識別子、または疑似乱数シーケンスを備え、そして第2のノード識別子は、セルグローバル識別子、アクセスネットワーク識別子、またはセクタ識別子を備える;ノードは、アクセスポイントを備える;ノードは、フェムトセルまたはピコセルを備える;ノードは、少なくとも1つの他のノードについて、信号方式、データアクセス、登録、ページング、またはサービスのうちの少なくとも1つを提供しないように制限される。
【0140】
いくつかの態様においては、通信のための装置は、第1のノード識別子によって識別されるノードに対してメッセージを送信するように選ぶように構成された通信コントローラと、別のノードが、第1のノード識別子によって識別されることができるかどうかを決定するように構成された混乱検出器と、を備え、その通信コントローラは、さらに、その決定に基づいて、ノードとの通信を確立するために第2のノード識別子を使用するように構成されている。
【0141】
いくつかの態様においては、通信のための装置は、第1のノード識別子によって識別されるノードに対してメッセージを送信するように選ぶための手段と、別のノードが、第1のノード識別子によって識別されることができるかどうかを決定するための手段と、その決定に基づいて、ノードとの通信を確立するために第2のノード識別子を使用するための手段と、を備える。
【0142】
いくつかの態様においては、コンピュータプログラムプロダクトは、コンピュータに、第1のノード識別子によって識別されるノードに対してメッセージを送信するように選ぶように、別のノードが、第1のノード識別子によって識別されることができるかどうかを決定するように、そしてその決定に基づいて、ノードとの通信を確立するために第2のノード識別子を使用するように、させるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体、を備える。
【0143】
いくつかの態様においては、通信の第3の方法は、アクセスポイントとの通信を確立するための第1の識別子決定することと、第1の識別子のタイプを決定することと、第1の識別子のタイプに基づいて、アクセスポイントとの通信を確立するための第2の識別子を決定することと、を備える。さらに、いくつかの態様においては、以下のうちの少なくとも1つはまた、通信の第3の方法に対して適用することもできる:第1の識別子のタイプを決定することは、別のノードが、第1の識別子によって識別されるかどうかを示すメッセージを受信すること、を備える;本方法は、アクセスポイントとの通信を確立する後続の試みのために第2の識別子を使用すること、をさらに備える;第1の識別子のタイプを決定することは、複数のセルが、第1のタイプの同一のセル識別子を使用するかどうかを決定すること、を備える;本方法は、同一のセル識別子についての複数の入力を備える測定報告を送信すること、をさらに備える;第1の識別子は、アクセスポイントに関連する物理セル識別子、アクセスポイントに関連する疑似乱数オフセット、またはアクセスポイントに関連する捕捉パイロットを備え、そして第2の識別子は、アクセスポイントに関連するグローバルセル識別子、アクセスポイントに関連するインターネットプロトコルアドレス、またはネットワーク内でアクセスポイントを固有に識別する識別子を備える;第2の識別子の決定は、アクセスポイントとの通信を確立するときに、そうでなければ第1の識別子の使用によって引き起こされることになる混乱を回避するために呼び出される;第2の識別子の決定は、第1の識別子の値が、1組の指定された値のうちの1つであるかどうかに基づいている;その1組の指定された値は、混乱フリーではないとして指定されるアクセスポイントに関連づけられる;1組の指定された値は、閉ざされた加入者グループに関連づけられる;1組の指定された値は、少なくとも1つの指定されたタイプのアクセスポイントに関連づけられる;少なくとも1つの指定されたタイプは、送信パワーと、カバレッジエリアと、中継能力とから成る群のうちの少なくとも1つに関連している;本方法は、別のアクセスポイントから1組の指定された値のリストを受信すること、をさらに備える;アクセスポイントとの通信を確立することは、信号強度測定メッセージ、無線リソース報告、またはハンドオーバー要求と一緒に第2の識別子を送信すること、を備える;第2の識別子は、アクセスポイントに対するハンドオーバーを開始する別のアクセスポイントに対して送信される;本方法は、第2の識別子を使用してアクセスポイントに対してメッセージを送信すること、をさらに備える;アクセスポイントは、フェムトセルまたはピコセルを備える;アクセスポイントは、制限された1組の少なくとも1つのアクセス端末にサービスを提供する。
【0144】
いくつかの態様においては、通信のための装置は、アクセスポイントとの通信を確立するための第1の識別子を決定するように構成された通信コントローラと、第1の識別子に基づいて、アクセスポイントとの通信を確立するための第2の識別子を決定するように構成された識別子コントローラと、を備える。
【0145】
いくつかの態様においては、通信のための装置は、アクセスポイントとの通信を確立するための第1の識別子を決定するための手段と、第1の識別子に基づいて、アクセスポイントとの通信を確立するための第2の識別子を決定するための手段と、を備える。
【0146】
いくつかの態様においては、コンピュータプログラムプロダクトは、コンピュータに、アクセスポイントとの通信を確立するための第1の識別子を決定するように、そして第1の識別子に基づいて、アクセスポイントとの通信を確立するための第2の識別子を決定するように、させるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体、を備える。
【0147】
いくつかの態様においては、通信の第4の方法は、第1のアクセスポイントと通信することと、第1のアクセスポイントに関連する1組の識別子のうちの1つの識別子を選択することと、第2のアクセスポイントとの通信を確立するときにその選択された識別子を第2のアクセスポイントに対して送信することと、を備える。さらに、いくつかの態様においては、以下のうちの少なくとも1つはまた、通信の第4の方法に対して適用することもできる:識別子の選択は、第1のアクセスポイントに関連するノードタイプに基づいている;識別子の組は、第1の識別子と、第2の識別子とを備え、そして選択された識別子は、第2の識別子を備える;第1の識別子は、第1のアクセスポイントに関連する物理セル識別子、第1のアクセスポイントに関連する疑似乱数オフセット、または第1のアクセスポイントに関連する捕捉パイロットを備え、そして第2の識別子は、第1のアクセスポイントに関連するグローバルセル識別子、第1のアクセスポイントに関連するインターネットプロトコルアドレス、またはネットワーク内で第1のアクセスポイントを固有に識別する識別子を備える;第2の識別子は、第2のアクセスポイントとの通信を確立するときに、そうでなければ第1の識別子の使用によって引き起こされる可能性がある混乱を回避するために選択される;その識別子の選択は、第1の識別子の値が、1組の指定された値のうちの1つであるかどうかに基づいている;その1組の指定された値は、混乱フリーではないとして指定されるアクセスポイントと、閉ざされた加入者グループと、少なくとも1つの指定されたタイプのアクセスポイントとから成る群のうちの少なくとも1つに関連づけられる;少なくとも1つの指定されたタイプは、送信パワーと、カバレッジエリアと、中継能力とから成る群のうちの少なくとも1つに関連している;本方法は、第1のアクセスポイントから1組の指定された値のリストを受信すること、をさらに備える;選択された識別子は、接続要求と一緒に送信される;識別子の選択は、第1のアクセスポイントとの通信の喪失によってトリガされる;選択された識別子は、第1のアクセスポイントとの通信を確立するために、かつ/または第1のアクセスポイントからコンフィギュレーション情報を得るために、第2のアクセスポイントによって使用される;第1のアクセスポイントは、フェムトセルまたはピコセルを備える;第1のアクセスポイントは、制限された1組の少なくとも1つのアクセス端末にサービスを提供する。
【0148】
いくつかの態様においては、通信のための装置は、第1のアクセスポイントと通信するように構成された通信コントローラと、第1のアクセスポイントに関連する1組の識別子のうちの1つの識別子を選択するように構成された識別子コントローラと、を備え、ここで通信コントローラは、さらに、第2のアクセスポイントとの通信を確立するときに、選択された識別子を第2のアクセスポイントに対して送信するように構成されている。
【0149】
いくつかの態様においては、通信のための装置は、第1のアクセスポイントと通信するための手段と、第1のアクセスポイントに関連する1組の識別子のうちの1つの識別子を選択するための手段と、第2のアクセスポイントとの通信を確立するときに、選択された識別子を第2のアクセスポイントに対して送信するための手段と、を備える。
【0150】
いくつかの態様においては、コンピュータプログラムプロダクトは、コンピュータに、第1のアクセスポイントと通信するように、第1のアクセスポイントに関連する1組の識別子のうちの1つの識別子を選択するように、そして第2のアクセスポイントとの通信を確立するときに、選択された識別子を第2のアクセスポイントに対して送信するように、させるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体、を備える。
【0151】
いくつかの態様においては、通信の第5の方法は、複数のセルが、第1のタイプの同一のセル識別子を使用するかどうかを決定することと、その決定に基づいて第1のタイプのセル識別子に関連する第2のタイプのセル識別子についての要求を送信することと、を備える。さらに、いくつかの態様においては、以下のうちの少なくとも1つはまた、通信の第5の方法に対して適用することもできる:第1のタイプのセル識別子は、物理セル識別子を備え、そして第2のタイプのセル識別子は、グローバルセル識別子を備える;本方法は、セルのうちの1つが、混乱を引き起こす可能性があるセル識別子を使用することを示す測定報告を受信すること、をさらに備える;決定は、セルによって使用されるセル識別子を示す近隣の発見に基づいている;決定は、セルによって使用されるセル識別子を示す受信メッセージに基づいている;本方法は、要求に対する、第2のタイプのセル識別子を備える応答を受信することと、第2のタイプのセル識別子を使用してハンドオーバーを開始することと、をさらに備える;セルは、フェムトセルまたはピコセルを備える;本方法は、基地局によって実行される。
【0152】
いくつかの態様においては、通信のための装置は、第1のセルと第2のセルとが、第1のタイプの同一のセル識別子を使用するかどうかを決定するように構成された混乱検出器と、その決定に基づいて第1のタイプのセル識別子に関連する第2のタイプのセル識別子についての要求を送信するように構成された識別子コントローラと、を備える。
【0153】
いくつかの態様においては、通信のための装置は、第1のセルと第2のセルとが、第1のタイプの同一のセル識別子を使用するかどうかを決定するための手段と、その決定に基づいて第1のタイプのセル識別子に関連する第2のタイプのセル識別子についての要求を送信するための手段と、を備える。
【0154】
いくつかの態様においては、コンピュータプログラムプロダクトは、コンピュータに、第1のセルと第2のセルとが、第1のタイプの同一のセル識別子を使用するかどうかを決定するように、そしてその決定に基づいて第1のタイプのセル識別子に関連する第2のタイプのセル識別子についての要求を送信するように、させるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体、を備える。
【0155】
いくつかの態様においては、通信の第6の方法は、セル識別子に関連する信号を受信することと、セル識別子が、定義された1組の第1のタイプのセル識別子のうちの1つであるかどうかを決定することと、信号の信号強度が、定義された1組のセル識別子に関連する閾値以上であるかどうかを決定することと、セル識別子が、定義された1組のセル識別子のうちの1つであり、そして信号強度が、その閾値以上である場合に、セル識別子に関連する第2のタイプの識別子のセル識別子を捕捉することと、捕捉されたセル識別子を備えるメッセージを送信することと、を備える。さらに、いくつかの態様においては、以下のうちの少なくとも1つはまた、通信の第6の方法に対して適用することもできる:第1のタイプのセル識別子は、物理セル識別子を備え、そして第2のタイプのセル識別子は、グローバルセル識別子を備える;定義された組は、第1のタイプのすべてのセル識別子のサブセットを備え、そして定義された組は、別のセルのカバレッジエリア内の複数のセルに割り当てられることができるセル識別子を識別する;セル識別子の捕捉は、信号を送信したセルからセル識別子を受信すること、を備える;メッセージは、測定報告を備える;本方法は、メッセージを送信することの結果として捕捉されたセル識別子に関連するセルに対するハンドオーバーを実行するコマンドを受信すること、をさらに備える;本方法は、定義された1組のセル識別子と、無線の閾値(threshold over-the-air)とを受信すること、をさらに備える;第1のタイプのセル識別子は、フェムトセルまたはピコセルを識別する;本方法は、アクセス端末によって実行される。
【0156】
いくつかの態様においては、通信のための装置は、セル識別子に関連する信号を受信するように構成された受信機と、セル識別子が、定義された1組の第1のタイプのセル識別子のうちの1つであるかどうかを決定するコンパレータと、信号の信号強度が、定義された1組のセル識別子に関連する閾値以上であるかどうかを決定するように構成された信号プロセッサと、セル識別子が、定義された1組のセル識別子のうちの1つであり、そして信号強度が、その閾値以上である場合に、セル識別子に関連する第2のタイプの識別子のセル識別子を捕捉するように構成された識別子コントローラと、捕捉されたセル識別子を備えるメッセージを送信するように構成された送信機と、を備える。
【0157】
いくつかの態様においては、通信のための装置は、セル識別子に関連する信号を受信するための手段と、セル識別子が、定義された1組の第1のタイプのセル識別子のうちの1つであるかどうかを決定するための手段と、信号の信号強度が、定義された1組のセル識別子に関連する閾値以上であるかどうかを決定するための手段と、セル識別子が、定義された1組のセル識別子のうちの1つであり、そして信号強度が、その閾値以上である場合に、セル識別子に関連する第2のタイプの識別子のセル識別子を捕捉するための手段と、捕捉されたセル識別子を備えるメッセージを送信するための手段と、を備える。
【0158】
いくつかの態様においては、コンピュータプログラムプロダクトは、コンピュータに、セル識別子に関連する信号を受信するように、セル識別子が、定義された1組の第1のタイプのセル識別子のうちの1つであるかどうかを決定するように、信号の信号強度が、定義された1組のセル識別子に関連する閾値以上であるかどうかを決定するように、セル識別子が、定義された1組のセル識別子のうちの1つであり、そして信号強度が、その閾値以上である場合に、セル識別子に関連する第2のタイプの識別子のセル識別子を捕捉するように、そして捕捉されたセル識別子を備えるメッセージを送信するように、させるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体、を備える。
【0159】
いくつかの態様においては、通信の第7の方法は、定義された1組の第1のタイプのセル識別子をノードに対して送信することと;定義された1組のセル識別子に関連する閾値をノードに対して送信することと、なおその閾値は、第2のタイプのセル識別子を捕捉すべきかどうかを決定するためのものである;第2のタイプのセル識別子のうちの1つを備えるメッセージをノードから受信することと;を備える。さらに、いくつかの態様においては、以下のうちの少なくとも1つはまた、通信の第7の方法に対して適用することもできる:第1のタイプのセル識別子は、物理セル識別子を備え、そして第2のタイプのセル識別子は、グローバルセル識別子を備える;定義された組は、第1のタイプのセル識別子のスーパーセットのサブセットを備え、そして定義された組は、別のセルのカバレッジエリア内の複数のセルに割り当てられることができるセル識別子を識別する;本方法は、定義された1組のセル識別子を定義すること、をさらに備える;定義された1組のセル識別子の定義は、第1のタイプの共通のセル識別子を使用する複数の近隣のセルを識別すること、を備える;本方法は、閾値を定義すること、をさらに備える;メッセージは、測定報告を備える;本方法は、第2のタイプの受信されたセル識別子に関連するセルに対してハンドオーバーを実行するようにノードに指示すること、をさらに備える;第1のタイプのセル識別子は、フェムトセルまたはピコセルを識別する;本方法は、基地局によって実行される。
【0160】
いくつかの態様においては、通信のための装置は、定義された1組の第1のタイプのセル識別子をノードに対して送信するように構成された識別子コントローラと;定義された1組のセル識別子に関連する閾値をノードに対して送信するように構成された閾値コントローラと、なおその閾値は、第2のタイプのセル識別子を捕捉すべきかどうかを決定するためのものである;第2のタイプのセル識別子のうちの1つを備えるメッセージをノードから受信するように構成された受信機と;を備える。
【0161】
いくつかの態様においては、通信のための装置は、定義された1組の第1のタイプのセル識別子をノードに対して送信するための手段と;定義された1組のセル識別子に関連する閾値をノードに対して送信するための手段と、なおその閾値は、第2のタイプのセル識別子を捕捉すべきかどうかを決定するためのものである;第2のタイプのセル識別子のうちの1つを備えるメッセージをノードから受信するための手段と;を備える。
【0162】
いくつかの態様においては、コンピュータプログラムプロダクトは、コンピュータに、定義された1組の第1のタイプのセル識別子をノードに対して送信するように;定義された1組のセル識別子に関連する閾値をノードに対して送信するように、なおその閾値は、第2のタイプのセル識別子を捕捉すべきかどうかを決定するためのものである;そして第2のタイプのセル識別子のうちの1つを備えるメッセージをノードから受信するように;させるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体、を備える。
【0163】
いくつかの態様においては、通信の第8の方法は、第1のタイプの指定されたセル識別子を備えるメッセージを受信することと、複数のセルが、指定されたセル識別子を使用するかどうかを決定することと、その決定に基づいて、指定されたセル識別子に関連する第2のタイプのセル識別子についての要求を送信することと、を備える。さらに、いくつかの態様においては、以下のうちの少なくとも1つはまた、通信の第8の方法に対して適用することもできる:第1のタイプのセル識別子は、物理セル識別子を備え、そして第2のタイプのセル識別子は、グローバルセル識別子を備える;メッセージは、指定されたセル識別子を使用するセルのうちの第1のセルからの第1の信号の受信信号強度の第1のインジケーション、をさらに備え、本方法は、セル識別子の混乱が、受信信号強度の第1のインジケーションと、指定されたセル識別子を使用するセルのうちの第2のセルからの第2の信号の受信信号強度の第2のインジケーションとに基づいて、起こり得るかどうかを決定することと、そして要求を送信することは、さらに、セル識別子の混乱が、起こり得るかどうかの決定に基づいている;メッセージを送信したノードに対して定義された1組の第1のタイプのセル識別子を送信することと、定義された1組のセル識別子に関連する閾値をノードに対して送信することと、なおその閾値は、第2のタイプのセル識別子を捕捉すべきかどうかを決定するためのものである;定義された組は、第1のタイプのセル識別子のスーパーセットのサブセットを備え、そして定義された組は、別のセルのカバレッジエリア内の複数のセルに対して割り当てられることができるセル識別子を識別する;メッセージは、測定報告を備える;本方法は、ノードに、第2のタイプの受信されたセル識別子に関連するセルに対してハンドオーバーを実行するように指示すること、をさらに備える;第1のタイプのセル識別子は、フェムトセルまたはピコセルを識別する;本方法は、基地局によって実行される。
【0164】
いくつかの態様においては、通信のための装置は、第1のタイプの指定されたセル識別子を備えるメッセージを受信するように構成された受信機と、複数のセルが、指定されたセル識別子を使用するかどうかを決定するように構成された混乱検出器と、その決定に基づいて、指定されたセル識別子に関連する第2のタイプのセル識別子についての要求を送信するように構成された識別子コントローラと、を備える。
【0165】
いくつかの態様においては、通信のための装置は、第1のタイプの指定されたセル識別子を備えるメッセージを受信するための手段と、複数のセルが、指定されたセル識別子を使用するかどうかを決定するための手段と、その決定に基づいて、指定されたセル識別子に関連する第2のタイプのセル識別子についての要求を送信するための手段と、を備える。
【0166】
いくつかの態様においては、コンピュータプログラムプロダクトは、コンピュータに、第1のタイプの指定されたセル識別子を備えるメッセージを受信するように、複数のセルが、指定されたセル識別子を使用するかどうかを決定するように、そしてその決定に基づいて、指定されたセル識別子に関連する第2のタイプのセル識別子についての要求を送信するように、させるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体、を備える。
【0167】
いくつかの態様においては、通信の第9の方法は、複数のセルが、第1のタイプの同一のセル識別子を使用するかどうかを決定することと、同一のセル識別子についての複数の入力を備える測定報告を送信することと、を備える。さらに、いくつかの態様においては、以下のうちの少なくとも1つはまた、通信の第9の方法に対して適用することもできる:本方法は、同一のセル識別子に関連する第2のタイプのセル識別子を決定すること、をさらに備え、そして測定報告は、第2のタイプのセル識別子をさらに備える;第1のタイプのセル識別子は、物理セル識別子を備え、そして第2のタイプのセル識別子は、グローバルセル識別子を備える;決定は、複数のセルから信号を受信すること、を備え、そして信号は、同一のセル識別子を備える;セルは、フェムトセルまたはピコセルを備える;本方法は、アクセス端末によって実行される。
【0168】
いくつかの態様においては、通信のための装置は、複数のセルが、同一のセル識別子を使用するかどうかを決定するように構成された混乱検出器と、同一のセル識別子についての複数の入力を備える測定報告を送信するように構成された測定報告ジェネレータと、を備える。
【0169】
いくつかの態様においては、通信のための装置は、複数のセルが、同一のセル識別子を使用するかどうかを決定するための手段と、同一のセル識別子についての複数の入力を備える測定報告を送信するための手段と、を備える。
【0170】
いくつかの態様においては、コンピュータプログラムプロダクトは、コンピュータに、複数のセルが、同一のセル識別子を使用するかどうかを決定するように、そして同一のセル識別子についての複数の入力を備える測定報告を送信するように、させるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体、を備える。
【0171】
いくつかの態様においては、通信の第10の方法は、複数のセルが、同一のセル識別子を使用するかどうかを決定することと、その決定に基づいて測定報告を送信することと、を備える。さらに、いくつかの態様においては、以下のうちの少なくとも1つはまた、通信の第10の方法に対して適用することもできる:本方法は、混乱情報についての要求を受信すること、をさらに備える;測定報告は、要求に応じて送信され、そして決定のインジケーションを備える;同一のセル識別子は、物理セル識別子を備える;セルは、同期信号および/またはパイロット信号が、現在受信されているセルを備える;セルは、我々が、定義された期間中に同期信号および/またはパイロット信号を受信したセルを備える;セルは、我々が、定義された数のハンドオーバーに関連する期間中に同期信号および/またはパイロット信号を受信したセルを備える;同一のセル識別子は、第1のタイプのセル識別子であり、本方法は、同一のセル識別子に関連する第2のタイプのセル識別子を決定すること、をさらに備え、そして測定報告は、第2のタイプのセル識別子をさらに備える;第1のタイプのセル識別子は、物理セル識別子を備え、そして第2のタイプのセル識別子は、グローバルセル識別子を備える;決定は、複数のセルから信号を受信すること、を備え、そして信号は、同一のセル識別子を備える;セルは、フェムトセルまたはピコセルを備える;本方法は、アクセス端末によって実行される。
【0172】
いくつかの態様においては、通信のための装置は、複数のセルが、同一のセル識別子を使用するかどうかを決定するように構成された混乱検出器と、その決定に基づいて測定報告を送信するように構成された測定報告ジェネレータと、を備える。
【0173】
いくつかの態様においては、通信のための装置は、複数のセルが、同一のセル識別子を使用するかどうかを決定するための手段と、その決定に基づいて測定報告を送信するための手段と、を備える。
【0174】
いくつかの態様においては、コンピュータプログラムプロダクトは、コンピュータに、複数のセルが、同一のセル識別子を使用するかどうかを決定するように、そしてその決定に基づいて測定報告を送信するように、させるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体、を備える。
【0175】
上記を考慮して、いくつかの態様においては、通信の第11の方法は、混乱情報についての要求を受信することと、複数のセルが、同一のセル識別子を使用するかどうかを決定することと、要求に応じてメッセージを送信することと、を備え、ここでメッセージは、決定のインジケーションを備える。さらに、いくつかの態様においては、以下のうちの少なくとも1つはまた、通信の第11の方法に対して適用することもできる:同一のセル識別子は、物理セル識別子を備える;混乱情報についての要求は、指定されたセル識別子に関連している;メッセージは、複数のセルが、同一のセル識別子を使用するという決定の結果として送信される;要求は、測定報告についての要求を備える;メッセージは、測定報告を備える;セルは、フェムトセルまたはピコセルを備える;本方法は、アクセス端末によって実行される。
【0176】
いくつかの態様においては、通信のための装置は、混乱情報についての要求を受信するように構成された受信機と、複数のセルが、同一のセル識別子を使用するかどうかを決定するように構成された混乱検出器と、要求に応じてメッセージを送信するように構成された送信機と、を備え、ここでメッセージは、決定のインジケーションを備える。
【0177】
いくつかの態様においては、通信のための装置は、混乱情報についての要求を受信するための手段と、複数のセルが、同一のセル識別子を使用するかどうかを決定するための手段と、要求に応じてメッセージを送信するための手段と、を備え、ここでメッセージは、決定のインジケーションを備える。
【0178】
いくつかの態様においては、コンピュータプログラムプロダクトは、コンピュータに、混乱情報についての要求を受信するように、複数のセルが、同一のセル識別子を使用するかどうかを決定するように、そして要求に応じてメッセージを送信するように、させるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体、を備え、ここでメッセージは、決定のインジケーションを備える。
【0179】
いくつかの態様においては、通信の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9、第10、および第11の方法に関連した1つまたは複数の上記の態様に対応する機能は、例えば、ここにおいて教示されるような構造を使用して装置の中でインプリメントされることができる。さらに、コンピュータプログラムプロダクトは、コンピュータに、通信の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9、第10、および第11の方法に関連した1つまたは複数の上記の態様に対応する機能を提供するようにさせるように構成されたコードを備えることができる。
【0180】
開示された態様についての上記の説明は、どのような当業者でも、本開示を作り、または使用することを可能にするために提供される。これらの態様に対する様々な修正は、当業者には簡単に明らかになり、そしてここにおいて定義される包括的な原理は、本開示の範囲を逸脱することなしに他の態様に対しても適用されることができる。したがって、本開示は、ここにおいて示される態様だけに限定されるようには意図されず、ここにおいて開示される原理および新規の特徴と整合した最も広い範囲を与えられるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクセスポイントとの通信を確立するための第1の識別子を決定することと、
前記第1の識別子のタイプを決定することと、
前記第1の識別子の前記タイプに基づいて、前記アクセスポイントとの通信を確立するための第2の識別子を決定することと、
を備える通信の方法。
【請求項2】
前記第1の識別子の前記タイプの前記決定は、別のノードが、前記第1の識別子によって識別されるかどうかを示すメッセージを受信すること、を備える、請求項1の方法。
【請求項3】
前記通信を確立するために前記第1の識別子のインジケーションを備えるメッセージを送信すること、をさらに備え、前記第2の識別子の前記決定は、前記第2の識別子が前記通信を確立するために使用されるべきであることを指定する前記メッセージに対する応答を受信すること、を備える、請求項1の方法。
【請求項4】
前記アクセスポイントとの通信を確立する後続の試みのために前記第2の識別子を使用すること、をさらに備える請求項1の方法。
【請求項5】
前記方法は、前記第1の識別子に関連する信号を受信すること、をさらに備え、
前記タイプの前記決定は、前記第1の識別子が、定義された1組の第1のタイプのセル識別子のうちの1つであるかどうかを決定すること、を備え、
前記方法は、前記信号の信号強度が、前記定義された1組のセル識別子に関連する閾値以上であるかどうかを決定すること、をさらに備え、
前記第2の識別子の前記決定は、前記第1の識別子が、前記定義された1組のセル識別子のうちの1つであり、そして前記信号強度が、前記閾値以上である場合に、前記第1の識別子に関連する第2のタイプの識別子のセル識別子を捕捉すること、を備える、請求項1の方法。
【請求項6】
前記定義された組は、前記第1のタイプのすべてのセル識別子のサブセットを備え、
前記定義された組は、別のセルのカバレッジエリア内の複数のセルに対して割り当てられることができるセル識別子を識別する、請求項5の方法。
【請求項7】
前記第1の識別子は、前記アクセスポイントに関連する物理セル識別子、前記アクセスポイントに関連する疑似乱数オフセット、または前記アクセスポイントに関連する捕捉パイロットを備え、
前記第2の識別子は、前記アクセスポイントに関連するグローバルセル識別子、前記アクセスポイントに関連するインターネットプロトコルアドレス、またはネットワーク内で前記アクセスポイントを固有に識別する識別子を備える、請求項1の方法。
【請求項8】
前記第2の識別子の前記決定は、前記第1の識別子の値が1組の指定された値のうちの1つであるかどうかに基づいている、請求項1の方法。
【請求項9】
前記1組の指定された値は、混乱フリーではないとして指定されるアクセスポイントに関連づけられる、請求項8の方法。
【請求項10】
前記1組の指定された値は、少なくとも1つの指定されたタイプのアクセスポイントに関連づけられる、請求項8の方法。
【請求項11】
前記少なくとも1つの指定されたタイプは、送信パワーと、カバレッジエリアと、中継能力とから成る群のうちの少なくとも1つに関連している、請求項10の方法。
【請求項12】
アクセスポイントとの通信を確立するための第1の識別子を決定するように構成された通信コントローラと、
前記第1の識別子のタイプを決定するように構成され、そしてさらに、前記第1の識別子の前記タイプに基づいて、前記アクセスポイントとの通信を確立するための第2の識別子を決定するように構成された識別子コントローラと、
を備える通信のための装置。
【請求項13】
前記第1の識別子の前記タイプの前記決定は、別のノードが、前記第1の識別子によって識別されるかどうかを示すメッセージを受信すること、を備える、請求項12の装置。
【請求項14】
前記通信を確立するために前記第1の識別子のインジケーションを備えるメッセージを送信するように構成された送信機、をさらに備え、前記第2の識別子の前記決定は、前記第2の識別子が前記通信を確立するために使用されるべきであることを指定する前記メッセージに対する応答を受信すること、を備える、請求項12の装置。
【請求項15】
前記通信コントローラは、さらに、前記アクセスポイントとの通信を確立する後続の試みのために前記第2の識別子を使用するように構成されている、請求項12の装置。
【請求項16】
前記装置は、前記第1の識別子に関連する信号を受信するように構成された受信機、をさらに備え、
前記タイプの前記決定は、前記第1の識別子が、定義された1組の第1のタイプのセル識別子のうちの1つであるかどうかを決定すること、を備え、
前記装置は、前記信号の信号強度が、前記定義された1組のセル識別子に関連する閾値以上であるかどうかを決定するように構成された信号プロセッサ、をさらに備え、
前記第2の識別子の前記決定は、前記第1の識別子が、前記定義された1組のセル識別子のうちの1つであり、そして前記信号強度が、前記閾値以上である場合に、前記第1の識別子に関連する第2のタイプの識別子のセル識別子を捕捉すること、を備える、請求項12の装置。
【請求項17】
前記定義された組は、前記第1のタイプのすべてのセル識別子のサブセットを備え、
前記定義された組は、別のセルのカバレッジエリア内の複数のセルに対して割り当てられることができるセル識別子を識別する、請求項16の装置。
【請求項18】
前記第1の識別子は、前記アクセスポイントに関連する物理セル識別子、前記アクセスポイントに関連する疑似乱数オフセット、または前記アクセスポイントに関連する捕捉パイロットを備え、
前記第2の識別子は、前記アクセスポイントに関連するグローバルセル識別子、前記アクセスポイントに関連するインターネットプロトコルアドレス、またはネットワーク内で前記アクセスポイントを固有に識別する識別子を備える、請求項12の装置。
【請求項19】
前記第2の識別子の前記決定は、前記第1の識別子の値が1組の指定された値のうちの1つであるかどうかに基づいている、請求項12の装置。
【請求項20】
前記1組の指定された値は、混乱フリーではないとして指定されるアクセスポイントに関連づけられる、請求項19の装置。
【請求項21】
前記1組の指定された値は、少なくとも1つの指定されたタイプのアクセスポイントに関連づけられる、請求項19の装置。
【請求項22】
前記少なくとも1つの指定されたタイプは、送信パワーと、カバレッジエリアと、中継能力とから成る群のうちの少なくとも1つに関連している、請求項21の装置。
【請求項23】
アクセスポイントとの通信を確立するための第1の識別子を決定するための手段と、
前記第1の識別子のタイプを決定するための手段と、
前記第1の識別子の前記タイプに基づいて、前記アクセスポイントとの通信を確立するための第2の識別子を決定するための手段と、
を備える通信のための装置。
【請求項24】
前記第1の識別子の前記タイプの前記決定は、別のノードが、前記第1の識別子によって識別されるかどうかを示すメッセージを受信すること、を備える、請求項23の装置。
【請求項25】
前記通信を確立するために前記第1の識別子のインジケーションを備えるメッセージを送信するための手段、をさらに備え、前記第2の識別子の前記決定は、前記第2の識別子が前記通信を確立するために使用されるべきであることを指定する前記メッセージに対する応答を受信すること、を備える、請求項23の装置。
【請求項26】
前記アクセスポイントとの通信を確立する後続の試みのために前記第2の識別子を使用するための手段、をさらに備える請求項23の装置。
【請求項27】
前記装置は、前記第1の識別子に関連する信号を受信するための手段、をさらに備え、
前記タイプの前記決定は、前記第1の識別子が、定義された1組の第1のタイプのセル識別子のうちの1つであるかどうかを決定すること、を備え、
前記装置は、前記信号の信号強度が、前記定義された1組のセル識別子に関連する閾値以上であるかどうかを決定するための手段、をさらに備え、
前記第2の識別子の前記決定は、前記第1の識別子が、前記定義された1組のセル識別子のうちの1つであり、そして前記信号強度が、前記閾値以上である場合に、前記第1の識別子に関連する第2のタイプの識別子のセル識別子を捕捉すること、を備える、請求項23に記載の装置。
【請求項28】
前記定義された組は、前記第1のタイプのすべてのセル識別子のサブセットを備え、
前記定義された組は、別のセルのカバレッジエリア内の複数のセルに対して割り当てられることができるセル識別子を識別する、請求項27の装置。
【請求項29】
前記第1の識別子は、前記アクセスポイントに関連する物理セル識別子、前記アクセスポイントに関連する疑似乱数オフセット、または前記アクセスポイントに関連する捕捉パイロットを備え、
前記第2の識別子は、前記アクセスポイントに関連するグローバルセル識別子、前記アクセスポイントに関連するインターネットプロトコルアドレス、またはネットワーク内で前記アクセスポイントを固有に識別する識別子を備える、請求項23の装置。
【請求項30】
前記第2の識別子の前記決定は、前記第1の識別子の値が1組の指定された値のうちの1つであるかどうかに基づいている、請求項23の装置。
【請求項31】
前記1組の指定された値は、混乱フリーではないとして指定されるアクセスポイントに関連づけられる、請求項30の装置。
【請求項32】
前記1組の指定された値は、少なくとも1つの指定されたタイプのアクセスポイントに関連づけられる、請求項30の装置。
【請求項33】
前記少なくとも1つの指定されたタイプは、送信パワーと、カバレッジエリアと、中継能力とから成る群のうちの少なくとも1つに関連している、請求項32の装置。
【請求項34】
コンピュータに、
アクセスポイントとの通信を確立するための第1の識別子を決定するように、
前記第1の識別子のタイプを決定するように、
前記第1の識別子の前記タイプに基づいて、前記アクセスポイントとの通信を確立するための第2の識別子を決定するように、
させるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体、
を備えるコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項35】
前記第1の識別子の前記タイプの前記決定は、別のノードが、前記第1の識別子によって識別されるかどうかを示すメッセージを受信すること、を備える、請求項34のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項36】
前記コンピュータ可読媒体は、前記コンピュータに、前記通信を確立するために前記第1の識別子のインジケーションを備えるメッセージを送信するようにさせるためのコードをさらに備え、前記第2の識別子の前記決定は、前記第2の識別子が前記通信を確立するために使用されるべきであることを指定する前記メッセージに対する応答を受信すること、を備える、請求項34のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項37】
前記コンピュータ可読媒体は、前記コンピュータに、前記アクセスポイントとの通信を確立する後続の試みのために前記第2の識別子を使用するようにさせるためのコードをさらに備える、請求項34のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項38】
第1のアクセスポイントと通信することと、
前記第1のアクセスポイントに関連する1組の識別子のうちの識別子を選択することと、
前記第2のアクセスポイントとの通信を確立するときに前記選択された識別子を第2のアクセスポイントに対して送信することと、
を備える通信の方法。
【請求項39】
前記識別子の前記選択は、前記第1のアクセスポイントに関連するノードタイプに基づいている、請求項38の方法。
【請求項40】
前記1組の識別子は、第1の識別子と、第2の識別子とを備え、前記選択された識別子は、前記第2の識別子を備える、請求項38の方法。
【請求項41】
前記第1の識別子は、前記第1のアクセスポイントに関連する物理セル識別子、前記第1のアクセスポイントに関連する疑似乱数オフセット、または前記第1のアクセスポイントに関連する捕捉パイロットを備え、
前記第2の識別子は、前記第1のアクセスポイントに関連するグローバルセル識別子、前記第1のアクセスポイントに関連するインターネットプロトコルアドレス、またはネットワーク内で前記第1のアクセスポイントを固有に識別する識別子を備える、請求項40の方法。
【請求項42】
前記第2の識別子は、そうでなければ、前記第2のアクセスポイントとの通信を確立するときに前記第1の識別子の使用によって引き起こされる可能性がある混乱を回避するために選択される、請求項40の方法。
【請求項43】
前記識別子の前記選択は、前記第1の識別子の値が、1組の指定された値のうちの1つであるかどうかに基づいている、請求項40の方法。
【請求項44】
前記1組の指定された値は、混乱フリーではないとして指定されるアクセスポイントと、閉ざされた加入者グループと、少なくとも1つの指定されたタイプのアクセスポイントとから成る群のうちの少なくとも1つに関連づけられる、請求項43の方法。
【請求項45】
前記少なくとも1つの指定されたタイプは、送信パワーと、カバレッジエリアと、中継能力とから成る群のうちの少なくとも1つに関連している、請求項44の方法。
【請求項46】
前記第1のアクセスポイントから前記1組の指定された値のリストを受信すること、をさらに備える請求項43の方法。
【請求項47】
前記識別子の前記選択は、前記第1のアクセスポイントとの通信の喪失によってトリガされる、請求項38の方法。
【請求項48】
第1のアクセスポイントと通信するように構成された通信コントローラと、
前記第1のアクセスポイントに関連する1組の識別子のうちの識別子を選択するように構成された識別子コントローラと、
を備え、
前記通信コントローラは、さらに、前記第2のアクセスポイントとの通信を確立するときに前記選択された識別子を第2のアクセスポイントに対して送信するように構成されている、通信のための装置。
【請求項49】
前記識別子の前記選択は、前記第1のアクセスポイントに関連するノードタイプに基づいている、請求項48の装置。
【請求項50】
前記1組の識別子は、第1の識別子と、第2の識別子とを備え、前記選択された識別子は、前記第2の識別子を備える、請求項48の装置。
【請求項51】
前記第1の識別子は、前記第1のアクセスポイントに関連する物理セル識別子、前記第1のアクセスポイントに関連する疑似乱数オフセット、または前記第1のアクセスポイントに関連する捕捉パイロットを備え、
前記第2の識別子は、前記第1のアクセスポイントに関連するグローバルセル識別子、前記第1のアクセスポイントに関連するインターネットプロトコルアドレス、またはネットワーク内で前記第1のアクセスポイントを固有に識別する識別子を備える、請求項50の装置。
【請求項52】
前記第2の識別子は、そうでなければ、前記第2のアクセスポイントとの通信を確立するときに前記第1の識別子の使用によって引き起こされる可能性がある混乱を回避するために選択される、請求項50に記載の装置。
【請求項53】
前記識別子の前記選択は、前記第1の識別子の値が、1組の指定された値のうちの1つであるかどうかに基づいている、請求項50の装置。
【請求項54】
前記1組の指定された値は、混乱フリーではないとして指定されるアクセスポイントと、閉ざされた加入者グループと、少なくとも1つの指定されたタイプのアクセスポイントとから成る群のうちの少なくとも1つに関連づけられる、請求項53の装置。
【請求項55】
前記少なくとも1つの指定されたタイプは、送信パワーと、カバレッジエリアと、中継能力とから成る群のうちの少なくとも1つに関連している、請求項54の装置。
【請求項56】
前記第1のアクセスポイントから前記1組の指定された値のリストを受信するように構成された受信機、をさらに備える請求項53の装置。
【請求項57】
前記識別子の前記選択は、前記第1のアクセスポイントとの通信の喪失によってトリガされる、請求項48の装置。
【請求項58】
第1のアクセスポイントと通信するための手段と、
前記第1のアクセスポイントに関連する1組の識別子のうちの識別子を選択するための手段と、
前記第2のアクセスポイントとの通信を確立するときに前記選択された識別子を第2のアクセスポイントに対して送信するための手段と、
を備える通信のための装置。
【請求項59】
前記識別子の前記選択は、前記第1のアクセスポイントに関連するノードタイプに基づいている、請求項58の装置。
【請求項60】
前記1組の識別子は、第1の識別子と、第2の識別子とを備え、前記選択された識別子は、前記第2の識別子を備える、請求項58の装置。
【請求項61】
前記第1の識別子は、前記第1のアクセスポイントに関連する物理セル識別子、前記第1のアクセスポイントに関連する疑似乱数オフセット、または前記第1のアクセスポイントに関連する捕捉パイロットを備え、
前記第2の識別子は、前記第1のアクセスポイントに関連するグローバルセル識別子、前記第1のアクセスポイントに関連するインターネットプロトコルアドレス、またはネットワーク内で前記第1のアクセスポイントを固有に識別する識別子を備える、請求項60の装置。
【請求項62】
前記第2の識別子は、そうでなければ、前記第2のアクセスポイントとの通信を確立するときに前記第1の識別子の使用によって引き起こされる可能性がある混乱を回避するために選択される、請求項60の装置。
【請求項63】
前記識別子の前記選択は、前記第1の識別子の値が、1組の指定された値のうちの1つであるかどうかに基づいている、請求項60の装置。
【請求項64】
前記1組の指定された値は、混乱フリーではないとして指定されるアクセスポイントと、閉ざされた加入者グループと、少なくとも1つの指定されたタイプのアクセスポイントとから成る群のうちの少なくとも1つに関連づけられる、請求項63の装置。
【請求項65】
前記少なくとも1つの指定されたタイプは、送信パワーと、カバレッジエリアと、中継能力とから成る群のうちの少なくとも1つに関連している、請求項64の装置。
【請求項66】
前記第1のアクセスポイントから前記1組の指定された値のリストを受信するための手段、をさらに備える請求項63の装置。
【請求項67】
前記識別子の前記選択は、前記第1のアクセスポイントとの通信の喪失によってトリガされる、請求項58の装置。
【請求項68】
コンピュータに、
第1のアクセスポイントと通信するように、
前記第1のアクセスポイントに関連する1組の識別子のうちの識別子を選択するように、
前記第2のアクセスポイントとの通信を確立するときに前記選択された識別子を第2のアクセスポイントに対して送信するように、
させるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体、
を備えるコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項69】
前記識別子の前記選択は、前記第1のアクセスポイントに関連するノードタイプに基づいている、請求項68のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項70】
前記1組の識別子は、第1の識別子と、第2の識別子とを備え、
前記第1の識別子は、前記第1のアクセスポイントに関連する物理セル識別子、前記第1のアクセスポイントに関連する疑似乱数オフセット、または前記第1のアクセスポイントに関連する捕捉パイロットを備え、
前記第2の識別子は、前記第1のアクセスポイントに関連するグローバルセル識別子、前記第1のアクセスポイントに関連するインターネットプロトコルアドレス、またはネットワーク内で前記第1のアクセスポイントを固有に識別する識別子を備え、
前記選択された識別子は、前記第2の識別子を備える、請求項68のコンピュータプログラムプロダクト。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10A】
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【図10B】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公表番号】特表2011−504690(P2011−504690A)
【公表日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−534238(P2010−534238)
【出願日】平成20年11月14日(2008.11.14)
【国際出願番号】PCT/US2008/083658
【国際公開番号】WO2009/065053
【国際公開日】平成21年5月22日(2009.5.22)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】