通信システム、情報処理装置、撮像装置、プログラム
【課題】 ユーザPCにつなぐ機会の少ないプリンタのユーザにプリンタに合ったWebサービスの提供を実現する。
【解決手段】 プリンタとカメラが接続された際に、カメラはプリンタに関するプリンタ情報をプリンタから取得する。その後カメラがPCと接続した際に、カメラはPCにプリンタから取得したプリンタ情報をPCに送信する。PCはカメラから受信したプリンタ情報に基づき、プリンタ向けのWebサービスが利用可能である旨を表示する。
【解決手段】 プリンタとカメラが接続された際に、カメラはプリンタに関するプリンタ情報をプリンタから取得する。その後カメラがPCと接続した際に、カメラはPCにプリンタから取得したプリンタ情報をPCに送信する。PCはカメラから受信したプリンタ情報に基づき、プリンタ向けのWebサービスが利用可能である旨を表示する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置とプリンタが接続されたシステム、及び前記撮像装置と情報処理装置とが接続されたシステムにおいて、データを通信する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルカメラなどの撮像装置の普及に伴い、撮像装置のユーザ向けのサービスも多様化している。例えば、撮像装置のユーザはパーソナルコンピュータ(PC)を用いてWebサーバにアクセスし、Webサーバに自分のデジタルカメラを登録することで、Webサーバから様々なサービスを受けることができる。また、プリンタのユーザも、Webサーバに自分のプリンタを登録することで、サービスを受けることができる。
【0003】
また、近年、撮像装置とプリンタとを直接接続し、プリントを実行するシステムも普及している(例えば、特許文献1)。このような用途で用いられるプリンタも、Webサーバに登録することで各種サービスを受けることが可能となる。
【特許文献1】特開2006−155240号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のプリンタのように、撮像装置と直接接続してプリントすることを主な用途とするプリンタは、PCと直接接続する機会がない。したがって、ユーザはPCを操作してWebサーバにプリンタを登録することを忘れてしまい、サービスを受ける機会を失ってしまう場合がある。
【0005】
また、撮像装置と直接接続してプリントすることを主な用途とするプリンタは、プリンタの状態をWebサーバに通知することができないため、プリンタの状態に応じたWebサービスを受けることが難しかった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題のいずれかを解決するために、本発明に係る情報処理装置の一形態は、プリンタに接続可能な撮像装置と、サーバ装置とにそれぞれ接続可能な情報処理装置であって、前記撮像装置と接続した際に、前記撮像装置が接続したプリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得したプリンタ情報が示すプリンタを前記サーバ装置に登録することが可能か判定する判定手段と、前記判定手段により、前記プリンタ情報が示すプリンタが前記サーバ装置に登録することが可能であると判定した場合、前記プリンタ情報が示すプリンタを前記サーバ装置に登録することが可能である旨を表示部に表示する表示制御手段とを有することを特徴とする。
【0007】
上記課題のいずれかを解決するために、本発明に係る情報処理装置の一形態は、プリンタに接続可能な撮像装置と、サーバ装置とにそれぞれ接続可能な情報処理装置であって、前記撮像装置と接続した際に、前記撮像装置が接続したプリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得したプリンタ情報に基づき、前記サーバ装置から受けるサービスを決定する決定手段と、前記決定手段により決定されたサービスを前記サーバ装置から受けることが可能である旨を表示部に表示する表示制御手段とを有することを特徴とする。
【0008】
また、上記課題のいずれかを解決するために、本発明に係る撮像装置の一形態は、サーバ装置に接続可能な情報処理装置と、プリンタとにそれぞれ接続可能な撮像装置であって、前記プリンタと接続した場合に、前記プリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する第1の取得手段と、前記情報処理装置に接続した場合に、前記プリンタを前記サーバ装置に登録させるための情報として、前記第1の取得手段により取得したプリンタ情報を前記情報処理装置に送信する第1の送信手段を有することを特徴とする。
【0009】
また、上記課題のいずれかを解決するために、本発明に係る撮像装置の一形態は、サーバ装置に接続可能な情報処理装置と、プリンタとにそれぞれ接続可能な撮像装置であって、前記プリンタと接続した場合に、前記プリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する第1の取得手段と、前記情報処理装置に接続した場合に、前記プリンタに関するサービスを前記サーバ装置が提供するための情報として、前記取得手段により取得したプリンタ情報を前記情報処理装置に送信する送信手段を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、プリンタを、サーバ装置と接続可能な情報処理装置と直接接続しなくとも、プリンタの情報を情報処理装置に伝えることができるため、ユーザは情報処理装置を用いて容易にプリンタ用のサービスを受けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
<第1の実施形態>
図1(a)は、画像処理装置の一例であるデジタルカメラなどの撮像装置(以下「カメラ」)102と、カメラ102と接続可能な画像出力装置の一例であるプリンタ101とが接続された通信システムを示す図である。このようなシステムにおいては、カメラ102が自機に装着されたメモリカードなどに記憶された画像データをプリンタ101に送信し、プリンタが画像データを印刷することが可能である。
【0012】
一方、図1(b)は、カメラ102と情報処理装置の一例であるパーソナルコンピュータ(以下「PC」)103とが接続された通信システムを示す図である。この場合、カメラ102が自機に装着されたメモリカードなどに記憶された画像データをPC103に送信する。
【0013】
さらにPC103は、インターネット104などのネットワークを介して、サーバ装置の一例であるWebサーバ105にアクセスし、画像データをアップロードすることが可能である。Webサーバはいわゆるオンラインアルバムのようなサービスを提供することが可能であり、PC103からアップロードされた画像データをWebページ上に公開する。
【0014】
また、PC103のユーザは、PC103を操作してカメラ102の情報を入力し、Webサーバ105にカメラ102の情報を送信することで、Webサーバにカメラ102を登録することができる。Webサーバ105は、登録されたカメラ102に関する各種サービスを提供する。例えばWebサーバ105は、登録されたカメラ102の機種名などの情報に基づき、機種に適したアクセサリなどの広告をWebページに表示することができる。
【0015】
なお、図1(b)に示すように、PC103とカメラ102が接続されている状態であれば、PC103は自動的にカメラ102からカメラ102の情報を取得し、Webサーバ105に送信することもできる。このようにすれば、PC103のユーザはカメラ102の情報を1つずつ入力する操作をすることなく、カメラ102をWebサーバ105に登録することができる。
【0016】
また、PC103のユーザは、PC103を操作してプリンタ101の情報を入力し、Webサーバ105にプリンタ101の情報を送信することで、Webサーバにプリンタ101を登録することもできる。そしてカメラ102の場合と同様、Webサーバ105は、登録されたプリンタ101に関する各種サービスをPC103に提供する。
【0017】
上記(a)、(b)のようなシステムにおいては、プリンタ101とPC103が接続される場合がない。したがって、PC103のユーザは意識的にプリンタ101を登録しようとPC103を操作しなければ、Webサーバ105にプリンタ101を登録させることはできない。
【0018】
そこで、本実施形態では、プリンタ101を容易にWebサーバ105に登録させたり、プリンタ101に関する各種サービスを受けられるようにする。
【0019】
図2は、本実施形態における撮像装置の一例であるカメラ102の構成を示すブロック図である。撮像装置はデジタルカメラ、デジタルビデオカメラなど、被写体を撮像し画像データを得る装置を含む。
【0020】
カメラ102は、光学系201と、撮像素子202と、CPU203と、RAM204と、ROM205と、メモリカード206と、表示部207と、操作部208と、通信部209とから構成されている。
【0021】
光学系201は、レンズ、シャッター、絞りから構成されていて、被写体からの光を適切な量とタイミングで撮像素子202に結像させる。撮像素子202は、光学系201を通って結像した光を画像に変換する。
【0022】
CPU203は、入力された信号やプログラムに従って、各種の演算や、カメラ102を構成する各部分の制御を行う。
【0023】
RAM204は、一時的なデータを記憶し、CPU203の作業用に使われる。
【0024】
ROM205は、カメラ102を制御するためのプログラム(ファームウェア)や各種の設定情報を記憶する。
【0025】
メモリカード206は、撮影した画像データなどを記憶する。なお、撮影後にメモリカード206は取り外すことが可能であり、パーソナルコンピュータ(以下、PC)などに装着してデータを読み出すことが可能である。つまり、カメラ102はメモリカード206へのアクセス手段を有し、メモリカード206へのデータの読み書きが行えればよい。
【0026】
表示部207は、撮影時のビューファインダー画像の表示、撮影した画像の表示、対話的な操作のための文字表示などを行う。なお、表示部207はカメラ102が備える必要はなく、カメラ102は表示部207の表示を制御する表示制御機能を有していればよい。
【0027】
操作部208は、使用者の操作を受け付けるためのものである。操作部208は例えばボタンやレバー、タッチパネルなどを用いることが可能である。
【0028】
通信部209は、外部装置と接続し制御コマンドやデータの送受信を行う。接続を確立し、データ通信するのためのプロトコルとしては、例えばPTP(Picture Transfer Protocol)が用いられる。なお、前記通信部209は、例えばUSB(Universal Serial Bus)ケーブルなどの有線接続により通信を行ってもよい。また、無線LANなどの無線接続により通信を行ってもよい。また、外部装置と直接接続してもよいし、サーバを経由したりインターネットなどのネットワークを介して外部装置と接続してもよい。
【0029】
図3は、PC103の構成を示すブロック図である。
【0030】
PC103は、表示部301と、操作部302と、CPU303と、RAM304と、HDD305と、通信部306とから構成されている。各構成の基本的な機能はカメラ102と同様であるから、ここでは詳細な説明は省略する。なお、表示部301にはLCDなどのディスプレイ装置が用いられる。また表示部301はPC103が備える必要はなく、PC103は表示部301の表示を制御する表示制御機能を有していればよい。さらに、操作部302としては、キーボードやマウスなどを用いることが可能である。また、メモリカード206の代わりにハードディスク(以下「HDD」)305が用いられる。本実施形態では、HDD305に予め用紙購入サービスを利用するためのページ、インク購入サービスを利用するためのページなどへのURLが記憶されているものとする。
【0031】
なお、Webサーバ105についてのブロック図は省略するが、PC103と同様のハードウェア構成を有するものである。
【0032】
図4は、本発明に係る実施形態のプリンタの構成を示すブロック図である。本実施例のプリンタ101は、カメラ102から取り外されたメモリカード206を装着するか、カメラ102と接続することで印刷対象の画像を取得して印刷することが可能である。
【0033】
206はプリンタ101に装着されるメモリカードで、画像データが記録されている。メモリカード206等の記録媒体をプリンタのカードスロットに装着して、メモリカードに記録されている画像データを印刷することができる。
【0034】
401は、入力信号やプログラムに基づき、プリンタ101全体を制御して各種データ演算や処理を行うCPUである。
【0035】
402は、CPU401が演算や処理を行う際に各種データを格納したり、ワークスペーストして用いるRAMである。
【0036】
403は、CPU401で実行されるプログラムや各種データを予め格納しておくROMである。CPU401はROM403から必要なプログラムを読み出し、読み出したプログラムに基づいて各部の制御及び演算処理を行う。
【0037】
404はユーザインターフェースモジュールで、電源ボタンや画像送りボタンなどの操作キー等から構成される。ユーザにより操作キーを介して指示が入力されたことに応じて、その指示を受け付けて、CPU401に伝える。CPU401は、ユーザからの操作内容に応じて、各部の動作を制御する。
【0038】
405は、カメラ102と有線若しくは無線の通信インターフェースを介して接続し、データの送受信を行うための通信部である。
【0039】
406は、画像データを印刷するプリンタモジュールで、プリントヘッドや給排紙モータ、ヘッド、モータを制御するためのIC等を備えている。
【0040】
407は表示モジュールで、LCD、LCDドライバ、等から構成される。表示モジュール407は、LCDにメモリカード206に記録されている画像を表示させたり、起動待機画面、印刷設定変更画面を表示させたりする。また、表示モジュール407は、ユーザが不図示の操作キー等を操作したことに応じて、LCDの表示画面を変更したりする表示制御を行う。
【0041】
408は、メモリカード206にアクセスしてデータを取得するためのメモリカードインターフェースである。
【0042】
409は、プリンタ101に電源を供給する電源モジュールである。
【0043】
ここまで、各デバイスのハード構成について述べた。以下、本実施形態における各デバイスの具体的な動作について説明する。
【0044】
以下、カメラとプリンタとが接続した場合の処理について説明する。図5は、本実施形態において、カメラ102とプリンタ101とが接続した場合の処理を示すフローチャートである。点線より右側がプリンタ101、点線より左側がカメラ102の処理である。
【0045】
図5に示すフローチャートは、プリンタ101がカメラ102と接続したことを検知したことに応じて開始される。
【0046】
まず、ステップS501において、プリンタ101はカメラ102に対して、カメラ102に装着されたメモリカード206の内容を示すカード内情報を要求する。
【0047】
ステップS502において、カメラ102は、ステップS501で送信された要求を受信し、要求に対する応答としてカード内情報を送信する。このカード内情報には、プリンタ情報が含まれる。
【0048】
ここで、プリンタ情報について説明する。プリンタ情報とは、カメラが接続したプリンタの情報を示すものであり、カメラとプリンタの接続が切断された後でも、カメラのメモリカードに記憶される情報である。
【0049】
図7に、プリンタ情報の一例を示す。プリンタID701は、接続したプリンタを特定するためのIDである。IDは、例えばプリンタのシリアル番号やMACアドレスに基づいて決定される。プリンタ情報はプリンタID701ごとに作成される。また、実施形態ではプリンタID701からプリンタの機種名を取得できるものとする。例えば、プリンタIDの値にプリンタの機種名が含まれるように生成することにより、プリンタIDからプリンタの機種名を取得することができる。
【0050】
接続回数702は、プリンタID701を有するプリンタと何回接続したかを示す。カメラとプリンタの接続を検知してから、切断を検知するまでを1回とカウントする。
【0051】
印刷履歴703は、過去にプリンタID701が示すプリンタで実行された印刷処理の履歴を示す情報であり、印刷処理が実行されるたびに作成されるため、複数回印刷が実行されている場合は、その回数分だけ印刷履歴が存在することになる。印刷日時704、印刷用紙種別705、印刷枚数706、インク種別707、インク残量708で構成される。これらについては後述する。
【0052】
ステップS503において、プリンタ101は、ステップS502で送信されたカード内情報を受信し、その中に含まれるプリンタ情報を解析する。この処理は、カメラ102が第1の取得手段として機能する一例である。自機と同じプリンタID701を含むプリンタ情報が存在するか判定する。自機と同じプリンタID701を含むプリンタ情報が存在しない場合、処理をステップS504に進める。自機と同じプリンタID701を含むプリンタ情報が存在する場合、処理をステップS505に進める。
【0053】
S504において、プリンタ101は新規にプリンタ情報を作成する。初期値として、プリンタID701は自機のプリンタID、接続回数702は0とする。
【0054】
ステップS505において、プリンタ101は、ステップS503で受信したプリンタ情報のうち、接続回数702を1加算することで、プリンタ情報更新処理を実行する。
【0055】
ステップS506において、プリンタ101は、カメラ102に更新したプリンタ情報を送信する。
【0056】
ステップS507において、カメラ102は、ステップS506でプリンタ101から送信されたプリンタ情報を受信し、メモリカード206内のプリンタ情報を更新する。
【0057】
以上の処理により、カメラ102には接続したプリンタの情報や、プリンタと接続した履歴が記憶されることになる。
【0058】
なお、図5の例では、プリンタ101がプリンタ情報を作成してカメラ102に送信することとしたが、カメラ102がプリンタ101の各種情報を取得し、カメラ102がプリンタ情報を作成・更新するようにしてもよい。
【0059】
次に、プリンタ101がカメラ102から画像データを受信し、印刷処理を行った場合の処理について説明する。図6に本処理の流れを示すフローチャートを示す。点線より右側がプリンタ101、点線より左側がカメラ102の処理である。
【0060】
本フローチャートは、プリンタ101が印刷処理を完了したことを検知したことに応じて開始される。
【0061】
まず、ステップS601において、プリンタ101は、RAM402に記憶されている、完了した印刷処理の印刷パラメータを取得する。印刷パラメータは印刷時の設定やプリントの状態を示すパラメータである。例えば、印刷を実行した日時や印刷枚数、用紙のタイプ(材質など)やサイズ、インクカセットの種類、印刷終了時の用紙やインクの残量などが含まれる。
【0062】
ステップS602において、プリンタ101は、ステップS601で取得した印刷パラメータに基づき、プリンタ情報を更新する。ここでは、図7に示すプリンタ情報のうち、印刷履歴703が新たに追加される。印刷履歴703のうち、印刷日時704は印刷が実行された日付である。印刷用紙種別705は、印刷に用いられた印刷用紙のタイプとサイズである。706は印刷枚数で、印刷した枚数である。707は印刷に用いたインクカセットの種別であり、プリンタの種類により単一のカセットであったり、色別のインクカセットなどがある。408はインク残量で、インク種別により単一のカセットでは残りの印刷可能枚数が取得されたり、色別のインクカセットではインク残量の色別の割合などを示す。
【0063】
ステップS603、S604の処理は図5のステップS506、S507と同様の処理であるから、説明を省略する。
【0064】
以上述べたように、本実施形態では、プリンタ101が印刷処理を実行した場合、自動的にプリンタ情報を更新し、カメラ102に送信することとした。このことにより、カメラ102のメモリカード206に最新のプリンタ情報を記憶しておくことが可能となる。
【0065】
なお、印刷処理により印刷物が出力された時点で、ユーザはケーブルを抜くなどの操作を行い、プリンタ101とカメラ102との接続を解除してしまうおそれがある。かかる事態を防止するため、本実施形態におけるプリンタ101は、S506でプリンタ情報を送信するまでは、「接続を解除しないでください」という表示を表示モジュール407に表示してもよい。同様にカメラ102も、S507でプリンタ情報を受信するまでは、「接続を解除しないでください」という表示を表示部207に表示してもよい。
【0066】
次に、カメラ102とPC103が接続した場合の処理について説明する。図8に、カメラ102とPC103が接続した場合の処理を示すフローチャートを示す。点線より右側がPC103、点線より左側がカメラ102の処理である。
【0067】
本フローチャートは、PC103がカメラ102との接続を検知したことに応じてアプリケーションを起動することで開始される。
【0068】
まず、ステップS801において、PC103はカメラ102に対してカード内情報を要求する。
【0069】
ステップS802において、カメラ102は、ステップS801で送信された要求を受信し、要求に対する応答としてカード内情報をPC103に送信する。このカード内情報には、プリンタ情報が含まれる。
【0070】
ステップS803において、PC103はカード内情報を受信し、カード内情報に含まれるプリンタ情報を受信し、解析する。
【0071】
ステップS804において、PC103は、プリンタ情報の解析結果に基づき、Webサーバ105と接続し、プリンタユーザ向けのページにアクセスする。
【0072】
ここで、図8のステップS803でプリンタ情報を解析し、ステップS804において解析結果に基づいたページにアクセスする処理について説明する。図9及び図10は、本処理においてPC103が実行する処理を示すフローチャートである。
【0073】
まずステップS901において、PC103は、プリンタ101がWebサーバ105への登録条件を満たしているかどうか判定する。具体的にPC103は、HDD305に記憶されたWebサーバに登録可能な機種のリストと、プリンタ情報に含まれる機種名とを比較することで判定する。ここでWebサーバに登録可能な機種であると判定された場合、PC103はさらに、プリンタ情報の接続回数702を参照し、接続回数が一定の回数以上であるかどうかを判定する。一定回数以上、例えば接続回数が5回以上である場合は、登録条件を満たしていると判定する。これは、例えば他人のプリンタと自分のカメラとを1回だけ接続した場合に、他人のプリンタをWebサーバ105に登録しないための処理である。登録条件を満たしていると判定した場合は処理をステップS902に進める。満たしていないと判断した場合には処理を終了する。
【0074】
次にステップS902において、PC103は、PC103のユーザが、Webサーバ105へのユーザ登録を既に行っているかどうか判定する。具体的には、例えばPC103は、登録済みユーザか否かの情報をHDD305に予め記憶しておき、本ステップにおいてその情報を参照することで判定できる。ここでユーザ登録とは、所有機器によらないユーザ単位での登録であり、機器の登録を行うためにはまずユーザ登録が必要となる。未登録のユーザであると判定した場合、処理をステップS903に進める。未登録のユーザでない、つまり登録済みのユーザであると判定した場合は処理をステップS904に進める。
【0075】
ステップS903において、PC103はHDD305からユーザ登録を実行するためのページのURLを自動的に読み出し、Webサーバ105と接続し、ユーザ登録を実行するためのページにアクセスする。PC103はWebページを取得し、ユーザ登録を行うための画面を表示するよう表示部301に対し表示制御を行うことで、表示部301に登録のためのWebページが表示される。ユーザはこの画面を見ることで、プリンタ101がWebサーバ105に登録可能であることが認識できる。ユーザがユーザIDなどの必要事項を入力すると、PC103がWebサーバ105に情報を送信し、ユーザ登録が完了する。
【0076】
次にステップS904において、PC103はプリンタ101がWebサーバ105に既に登録されているか判定する。具体的には、例えば登録済みのプリンタのプリンタIDをHDD305に記憶しておき、本ステップにおいてその情報を参照することで判定できる。未登録のプリンタであると判定した場合、処理をステップS905に進める。未登録のプリンタでない、つまり登録済みのプリンタであると判定した場合は処理をステップS906に進める。
【0077】
ステップS905において、PC103はHDD305からプリンタ登録を実行するためのページのURLを自動的に読み出し、Webサーバ105と接続し、プリンタ登録を実行するためのページにアクセスする。本フローにおいて他のページにアクセスする際も同様の処理を行う。PC103はWebページを取得し、表示部301に対し表示制御を行うことで、表示部301にプリンタ登録のためのWebページが表示される。ユーザはこの画面を見ることで、プリンタ101がWebサーバ105に登録可能であることが認識できる。ユーザがプリンタの機種名などの必要事項を入力すると、PC103がWebサーバ105に情報を送信し、プリンタ登録が完了する。この際、Webサーバ105は、ユーザ登録において入力された事項とプリンタ登録において入力された事項を関連付けて記憶する。
【0078】
なおPC103は、ステップS905において、カメラ102から受信したプリンタ情報をWebサーバ105に自動的に送信し、Webサーバ105はそのプリンタ情報を登録することも可能である。この処理は、PC103が第2の送信手段として機能する一例である。このようにすれば、ユーザが必要事項を入力する操作を行わなくとも、プリンタ101をWebサーバ105に自動的に登録することができる。
【0079】
以上が、プリンタをWebサーバ105に登録する処理の流れである。ステップS906以降は、登録済みのプリンタのユーザが受けられるサービスを提供する処理について述べる。
【0080】
一旦ユーザ登録及びユーザ登録を行えば、PC103はユーザIDをWebサーバ105に送信することで、Webサービスにログインすることが可能となる。Webサーバ105はログインしたユーザIDを参照し、ユーザIDに関連付けられたプリンタの機種名などを取得する。そして登録されたプリンタに合ったWebサービスを提供するためのWebページを、PC103に送信する。このようにすることで、PC103はプリンタ103に合ったWebサービスを受けることができる。
【0081】
また、PC103は以下の方法でもプリンタ用のWebサービスを受けることができる。
【0082】
ステップS906において、PC103は、プリンタサービスを利用可能か否かを判定する。具体的な内容は後述する。利用可能と判断した場合は処理をステップS907に進める。利用できないと判断した場合には処理をステップS908に進める。
【0083】
ここで、ステップS906における判定処理を、図11のフローチャートを用いて説明する。
【0084】
ステップS1101において、PC103は、現在のPC103のユーザがWebサーバ105に登録されたユーザであるかどうか判定する。登録ユーザであると判定した場合、処理をステップS1102に進める。登録ユーザでないと判定した場合、図9のステップS906においてNoと判定する。
【0085】
ステップS1102において、PC103は、プリンタ情報とHDD305に記憶された情報とを比較し、プリンタ101がステップS905の処理の結果Webサーバ105に登録されたプリンタであるか判定する。登録プリンタである場合、処理をステップS1103に進める。登録プリンタでないと判定した場合、図9のステップS906においてNoと判定する。
【0086】
ステップS1103において、PC103はWebサーバ105にアクセスし、プリンタ101に対するプリンタサービスがあるか判定する。ここでプリンタサービスとは、ドライバの更新情報、コンテンツの更新、仕様説明、バグ情報、便利機能などをWebページで提供するサービスである。
【0087】
具体的にステップS1103では、PC103がWebサーバ105にアクセスし、登録しているプリンタ101の機種に対応するプリンタサービスがあるか否かを問い合せる。本実施形態では、プリンタ登録時に必要事項としてプリンタ102の機種名をWebサーバ105に登録するものとする。そこでWebサーバ105は、登録されたプリンタ101の機種名に基づき、プリンタ101に対応するプリンタサービスを提供できるか否か、さらにはどのようなプリンタサービスを提供できるかを示す情報をPC103に送信する。PC103は、受信した情報に基づき、プリンタ101に対するプリンタサービスがあるか判定する。なお、ステップS1103において、PC103はプリンタ101の機種名をWebサーバ105に送信することで、プリンタ101に合ったプリンタサービスの情報を取得してもよい。
【0088】
プリンタサービスがあると判定した場合、図9のステップS906においてYesと判定する。プリンタサービスがないと判定した場合、図9のステップS906でNoと判定される。
【0089】
なお、ステップS1101で登録ユーザであることを判定するようにしたが、登録ユーザか否かによらず、プリンタサービスを提供するようにしてもよい。その場合、ステップS1101は常にYesと判定され、ステップS1102が実行される。
【0090】
同様に、ステップS1102で登録プリンタであることを判定するようにしたが、登録プリンタか否かによらず、プリンタサービスを提供するようにしてもよい。その場合、ステップS1102は常にYesと判定され、ステップS1103が実行される。
【0091】
説明を図10に戻す。ステップS907において、PC103は、Webサーバ105に接続し、プリンタサービスを利用するページにアクセスする。PC103はWebページを取得し、表示部301に対し表示制御を行うことで、表示部301にプリンタサービスを利用するためのWebページが表示される。ユーザはこの画面を見ることで、プリントサービスが利用可能であることが認識できる。
【0092】
ステップS908において、PC103は、用紙購入サービスに接続するか否かを判定する。この判定処理については後述する。用紙購入サービスに接続すると判定した場合は処理をステップS909に進める。用紙購入サービスに接続しないと判定した場合には処理をステップS910に進める。
【0093】
ここで、ステップS908における判定処理を、図12のフローチャートを用いて説明する。
【0094】
まず、ステップS1201において、PC103はプリンタ101がWebサーバ105に登録されているか判定する。登録されていると判定した場合、処理をステップS1202に進める。登録されていないと判断した場合、ステップS908においてNoと判定する。
【0095】
ステップS1202において、PC103はプリンタ情報を参照し、今までの累積の印刷枚数706が一定の枚数以上か判定する。なお、累積の印刷枚数は印刷用紙の種類毎に判定される。すべての種類の用紙の累積印刷枚数が予め定められた一定枚数以上であると判定された場合は処理をステップS1203に進める。少なくとも1種類の用紙の累積印刷枚数が一定枚数以上でないと判定された場合は、ステップS908においてNoと判定する。
【0096】
ステップS1202の処理において、PC103はプリンタ101で不足している用紙を判定することができる。
【0097】
ステップS1203において、PC103は、Webサーバ105にアクセスして問い合わせることにより、ステップS1202において不足していると判定した用紙を販売するWebサービスがあるか判定する。サービスがあると判定した場合、ステップS908においてYesと判定する。サービスがないと判定した場合、ステップS908においてNoと判定する。
【0098】
説明を図10に戻す。ステップS909において、PC103はWebサーバ105に接続し、用紙購入サービスを利用するページにアクセスする。PC103はWebページを取得し、用紙購入サービスを利用するための画面を表示するよう表示部301に対し表示制御を行うことで、表示部301に用紙購入のためのWebページが表示される。ユーザはこの画面を見ることで、用紙購入サービスを利用可能であることが認識できるとともに、プリンタ101の用紙が残り少ないことを認識できる。ここで表示されるページの指示にしたがって操作することで、ユーザはプリンタ101に用いる用紙を購入することが可能である。
【0099】
本実施形態におけるプリンタ情報は、図7に示すように、用紙種別毎に印刷された枚数が設定される。したがってPC103は印刷履歴703を参照し、用紙種別毎に使用量が一定枚数を超えたか否かを判定し、超えている場合は印刷用紙を購入するページにアクセスすることができる。
【0100】
ステップS908において、PC103は、インク購入サービスに接続するか否かを判定する。この判定処理については後述する。インク購入サービスに接続すると判定した場合は処理をステップS910に進める。インク購入サービスに接続しないと判定した場合には処理をステップS911に進める。
【0101】
ここで、ステップS908における判定処理を、図13のフローチャートを用いて説明する。
【0102】
まず、ステップS1301において、PC103はプリンタ101がWebサーバ105に登録されているか判定する。登録されていると判定した場合、処理をステップS1302に進める。登録されていないと判断した場合、ステップS910においてNoと判定する。
【0103】
ステップS1302において、PC103はプリンタ情報を参照し、インク残量708の値が存在するか判定する。プリンタによってインク残量を計測しないものがあるため、本処理により判定する。
【0104】
ステップS1303において、PC103はプリンタ情報を参照し、インク残量708が一定量以下か判定する。予め定められた一定量以下であると判定された場合は処理をステップS1305に進める。一定量以下でないと判定された場合は、ステップS910においてNoと判定する。インク種別がインクの色別のカセットになっている場合、各色のインクごとに判定する。
【0105】
また、ステップS1304においては、PC103は印刷枚数706を参照し、一定以上の枚数を印刷しているか否かを判断する。一定枚数以上印刷している場合、インク残量が少なくなっていると判断し、処理をステップS1305に進める。
【0106】
ステップS1303、S1304の処理において、PC103はプリンタ101で不足しているインクを判定することができる。
【0107】
ステップS1305において、PC103はWebサーバ105にアクセスして問い合わせることにより、ステップS1303、S1304において不足していると判定したインクカセットを販売するWebサービスがあるか判定する。サービスがあると判定した場合、ステップS910においてYesと判定する。サービスがないと判定した場合、ステップS910においてNoと判定する。
【0108】
説明を図10に戻す。ステップS911において、PC103はWebサーバ105に接続し、インク購入サービスを利用するページにアクセスする。このページでも用紙購入サービスの場合と同様、ユーザはプリンタ101に用いるインクカセットを購入することが可能である。
【0109】
なお、本実施形態では、Webサーバ105に登録可能な機種のリストや、Webサーバ105へのユーザ登録及びプリンタ登録を行っているか否かの情報をHDD305に記憶しておくこととした。他の実施形態として、これらの情報をWebサーバ105が記憶しておき、PC103は必要に応じてWebサーバ105にアクセスしてこれらの情報を取得するようにしてもよい。この場合、PC103はユーザID及びプリンタIDとともに、ユーザ登録及びプリンタ登録を行っているか否かの情報の取得要求をWebサーバ105に送信する。そして取得要求を受信したWebサーバ105は、PC103から受信したユーザID及びプリンタIDが登録されているか否かを判定し、その結果をPC103に送信する。
【0110】
以上述べたように、本実施形態にかかるカメラ102は、プリンタ101と接続した際にプリンタ情報を受信し、PC103と接続した際にPC103に送信することとした。また、本実施形態にかかるPC103は、カメラ102から受信したプリンタ情報に基づいてプリンタ101をWebサーバ105に登録することとした。
【0111】
このことにより、PCと直接接続する機会がないプリンタであっても、ユーザはプリンタ101をWebサーバ105に登録する機会を逃すことがなくなり、プリンタユーザ向けの多様なサービスを受けることができる。
【0112】
また、PC103は、Webサーバ105に登録済みのプリンタ101のインクや用紙の情報を取得することにより、プリンタ101の状態に合わせてアクセスするページを制御する。したがって、ユーザはプリンタ101の状態に合ったWebサービスを受けることが可能となる。
【0113】
ここで、PC103は、例えばステップS905のように必ずしもWebサーバ105と自動的に接続する必要はない。例えば、プリンタ101がWebサーバ105に登録可能である旨や、Webサービスを受けられる旨を表示部301にポップアップ表示するなどして報知する。このようにすることで、プリンタ101をWebサーバ105に登録したり、Webサービスを利用することをユーザに促してもよい。
【0114】
また、PC103は、ステップS906、S908、S910の判定の結果をWebサーバ105に送信してもよい。この場合、Webサーバ105は判定の結果に応じたバナー広告などを表示したページをPC103に送信することができる。
【0115】
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、プリンタ101のプリンタ情報をPC103が取得し、プリンタ情報に基づいてWebサーバ105への登録やWebサービスを受けるための制御を行っていた。
【0116】
しかしながら、第1の実施形態の場合は、PC103にプリンタ情報を解釈する能力が必要となるため、特別なアプリケーションをPC103にインストールする必要がある。
【0117】
そこで本実施形態では、特別なアプリケーションをPC103にインストールすることなく、ユーザが簡単にWebサービスを受けられるようにする。
【0118】
なお、本実施形態は第1の実施形態と共通する部分が多い。したがって、第1の実施形態と共通する部分については説明を省略し、本実施形態に特有の部分を中心に説明する。
【0119】
図14は、本実施形態におけるプリンタ101とカメラ102とが接続した場合の処理を示すフローチャートである。点線より右側がプリンタ101、点線より左側がカメラ102の処理である。
【0120】
図14に示すフローチャートは、プリンタ101がカメラ102と接続したことを検知したことに応じて開始される。
【0121】
ステップS1401〜S1404までの処理は、図5のステップS501〜S505と同様の処理であるから、ここでは説明を省略する。
【0122】
ステップS1405において、プリンタ101はプリンタ情報を解析する。具体的には、図10に示すような処理を行い、用紙不足やインク不足の判定を行う。
【0123】
ステップS1406において、プリンタ101は、ステップS1405における解析の結果に基づき、Webサーバ105のプリントユーザ用のページへのリンク情報を含むファイルを作成する。本実施形態では、Webブラウザソフトを用いて閲覧可能なページ記述ファイルの一種である、HTML(Hyper Text Markup Language)ファイルを作成する。本実施形態では、プリンタ101のROM403に予め用紙購入サービスを利用するページ、インク購入サービスを利用するページなどへのURLが記憶されているものとする。したがって、プリンタ101の状態が用紙不足であれば用紙購入サービスを利用するページ、インク不足であればインク購入サービスを利用するページへのリンク情報を含むHTMLファイルを作成する。
【0124】
ステップS1407において、プリンタ101はステップS1406で作成したHTMLファイルをカメラ102に送信する。
【0125】
ステップS1408において、カメラ102は、HTMLファイルを受信し、メモリカード206に記憶する。
【0126】
このようにすることで、カメラ102のメモリカード206には、プリンタ101向けのサービスを利用するためのリンク情報を含むHTMLファイルが記憶されることになる。
【0127】
したがって、PC103は、カメラ102のメモリカード206にアクセスし、HTMLファイルを開いてリンク情報を取得することにより、プリンタ101向けのサービスを利用するためのページにアクセスすることが可能となる。つまり、マスストレージのカメラなどを接続した場合であっても、通常のブラウザでプリンタ101向けのサービスを利用するためのページにアクセスできるため、ユーザPCが独自のアプリケーションを持つ必要がない。図15(a)、(b)にプリントユーザ用の用紙購入サービスを利用するページ、インク購入サービスを利用するページへのリンクを含む各HTMLファイルを開いた画面の一例を示す。
【0128】
なお、図14の例では、プリンタ101がHTMLファイルを作成してカメラ102に送信することとしたが、カメラ102がプリンタ101の情報を取得し、カメラ102がHTMLファイルを作成するようにしてもよい。
【0129】
<第3の実施形態>
本実施形態では、カメラ102及びプリンタ101も、プリンタ101がWebサーバ105に登録されているかを認識できるようにする。なお、本実施形態は第1及び第2の実施形態と共通する部分が多い。したがって、第1及び第2の実施形態と共通する部分は説明を省略し、本実施形態に特有の部分を中心に説明する。
【0130】
以下、カメラとプリンタとが接続した場合の処理について説明する。図16は、本実施形態において、カメラ102とプリンタ101とが接続した場合の処理を示すフローチャートである。点線より右側がプリンタ101、点線より左側がカメラ102の処理である。
【0131】
なお、本実施形態では、Webサーバ105へのプリンタの登録状態を示す情報である登録情報を取り扱う。登録情報の一例を図17に示す。図17に示すように、登録情報はWebサーバ105に登録されたプリンタのIDと、登録ユーザを識別するためのユーザIDとが関連付けて保持される。登録情報のやりとりについては後述する。
【0132】
図16に示すフローチャートは、プリンタ101がカメラ102と接続したことを検知したことに応じて開始される。
【0133】
まず、ステップS1601において、プリンタ101はカメラ102に対して、カメラ102に装着されたメモリカード206の内容を示すカード内情報を要求する。
【0134】
ステップS1602において、カメラ102は、ステップS1601で送信された要求を受信し、要求に対する応答としてカード内情報を送信する。本実施形態におけるカード内情報には、プリンタ情報に加えて、メモリカード206に登録情報が存在する場合は、その登録情報も含まれる。この処理は、カメラ102が第2の送信手段として機能する一例である。
【0135】
ステップS1603〜S1607の処理は、図5のステップS503〜S507の処理と同様であるから、ここでは説明を省略する。
【0136】
ステップS1608において、プリンタ101は、登録情報の更新を行う。以下、登録情報の更新について図18を用いて説明する。
【0137】
図18は、登録情報を更新する処理を示すフローチャートである。図16において、本処理は便宜上プリンタ101の処理として記載してあるが、実際にはプリンタ101とカメラ102がデータのやりとりを行う処理である。図18において点線より右側がプリンタ101、点線より左側がカメラ102の処理である。
【0138】
まず、ステップS1801において、プリンタ101はプリンタ101のROM403を参照し、既に登録情報が記憶されているか否かを判定する。プリンタに登録情報が記憶されていると判定した場合、処理をステップS1802に進める。記憶されていないと判定した場合、処理をステップS1804に進める。まず、登録情報が記憶されていないと判定した場合について説明する。
【0139】
ステップS1802において、プリンタ101は、カメラ102内に登録情報が記憶されているか否かを判定する。具体的には、図16のステップS1602で送信されたカメラ内情報を参照し、登録情報が含まれるか否かを判定する。登録情報が記憶されていると判定した場合、処理をステップS1803に進める。記憶されていないと判定した場合は処理を終了する。
【0140】
ステップS1803において、プリンタ101は、カメラ内情報に含まれる登録情報のうち、自機のプリンタIDを有する項目を抽出し、新たな登録情報としてROM403に記憶する。このことにより、プリンタ101は自機がWebサーバ105に登録されていることを認識することができる。
【0141】
次にステップS1801において、プリンタ101に登録情報が記憶されていると判断した場合について説明する。なお、登録情報が記憶されていると判断される場合とは、過去にステップS1803の処理を実行した場合が考えられる。
【0142】
ステップS1804において、プリンタ101はカメラ102にROM403に記憶された登録情報を送信する。
【0143】
ステップS1805において、カメラ102は、ステップS1804において送信された登録情報を受信し、対応するプリンタの項目を更新して本処理を終了する。
【0144】
ステップS1804、S1805の処理を行う理由は以下の通りである。例えば、ステップS1803の処理が行われた後に、カメラ102のメモリカード206が空のメモリカードに交換された場合、プリンタ101側に登録情報が記憶されているが、カメラ102側に登録情報が記憶されていないことになる。かかる場合を想定し、ステップS1804では、プリンタ101側に登録情報が記憶されている場合は、その登録情報をカメラ102側に送信することとした。
【0145】
次に、カメラ102とPC103が接続した場合の処理について説明する。図9に、カメラ102とPC103が接続した場合の処理を示すフローチャートを示す。点線より右側がPC103、点線より左側がカメラ102の処理である。
【0146】
本フローチャートは、PC103がカメラ102との接続を検知したことに応じてアプリケーションを起動することで開始される。
【0147】
ステップS1901、S1902の処理は、図8のステップS801、802の処理と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0148】
ステップS1903において、PC103はカード内情報を受信し、カード内情報に含まれるプリンタ情報及び登録情報を解析する。
【0149】
ステップS1904において、PC103は、プリンタ情報の解析結果に基づき、Webサーバ105と接続し、プリンタユーザ向けのページにアクセスする。ここでの処理は図9及び図10に示す処理と同様の処理を行うが、登録済みか否かの判定をカード内情報に含まれる登録情報に基づいて行うことが可能である。
【0150】
ステップS1905において、PC103は、プリンタユーザ向けのページにアクセスした結果、登録情報が更新されたか否かを判定する。具体的には、Webサーバ105から現状の登録情報を受信し、PC103が記憶している登録情報との差異があるか否かに基づき判定する。更新されたと判定した場合には処理をステップS1906に進める。更新されていないと判定した場合には処理を終了する。
【0151】
ステップS1906において、PC103は、更新された登録情報をカメラ102に送信する。この処理は、PC103が第1の送信手段として機能する一例である。
【0152】
ステップS1907において、カメラ102は登録情報を受信し、処理を終了する。この処理は、カメラ102が第2の取得手段として機能する一例である。
【0153】
また、本実施形態においても、第2の実施形態と同様に、プリンタ101がHTMLファイルを作成してもよい。本実施形態の場合は、プリンタ101が登録情報を記憶しておくことが可能であるため、登録のためのWebページへのリンクを含むHTMLファイルを作成することができる。つまり、プリンタ情報に登録情報が含まれていなければ、プリンタ登録のためのWebページへのリンクを含むHTMLファイルを作成し、カメラ102に送信する。そしてPC103からカメラ102にアクセスしてHTMLファイルの内容を参照することにより、PC103はプリンタ登録のためのWebページへアクセスすることができる。
【0154】
登録のためのWebページへのリンクを含むHTMLファイルをPC103で参照したときに表示される画面を図15(c)に示す。
【0155】
以上説明したように、本実施形態によれば、プリンタ101もしくはカメラ102側で登録情報を記憶しておくことができるため、登録情報に基づいて適切なWebページにアクセスすることができる。この際、PC103が登録情報を記憶、管理する必要がない。したがって、プリンタ101及びカメラ102は、どのようなPCと接続しても、Webサーバにプリンタ101の状態を通知することが可能となる。また、プリンタ101に登録情報を記憶するようにすれば、どのようなカメラと接続しても、Webサーバにプリンタ101の状態を通知することが可能となる。
【0156】
<第4の実施形態>
第1〜第3の実施形態では、カメラ102とプリンタ101、もしくはカメラ102とPC103をケーブルで直接接続した場合を想定して説明した。しかしながら、必ずしもこれらの機器を直接接続する必要はなく、各機器にユーザがメモリカード206を抜き差しすることで、プリンタ情報や登録情報のやりとりを行ってもよい。
【0157】
<他の実施形態>
上記の実施形態は、本発明を実施するための一例であり、必ずしも上記の形態に限定されるものではない。また、複数の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
【0158】
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給しても達成可能である。すなわち、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0159】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0160】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性の半導体メモリカード、ROMなどを用いることができる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現される場合もある。
【0161】
しかし、さらにプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0162】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる場合も有得る。その後、プログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0163】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る、通信システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る、カメラの構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る、PCの構成を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る、プリンタの構成を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る、カメラとプリンタとが接続した場合の処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る、プリンタが印刷を実行した場合の処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る、プリンタ情報を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施形態に係る、カメラとPCとが接続した場合の処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第1の実施形態に係る、Webサービス実行処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第1の実施形態に係る、Webサービス実行処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第1の実施形態に係る、プリンタサービス条件判定処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第1の実施形態に係る、用紙購入サービス条件判定処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第1の実施形態に係る、インク購入サービス条件判定処理を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第2の実施形態に係る、カメラとプリンタとが接続した場合の処理を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第2の実施形態に係る、表示画面の一例を示す図である。
【図16】本発明の第3の実施形態に係る、カメラとプリンタとが接続した場合の処理を示すフローチャートである。
【図17】本発明の第3の実施形態に係る、登録情報を示す図である。
【図18】本発明の第3の実施形態に係る、登録情報の更新処理を示すフローチャートである。
【図19】本発明の第3の実施形態に係る、カメラとPCとが接続した場合の処理を示すフローチャートである。
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置とプリンタが接続されたシステム、及び前記撮像装置と情報処理装置とが接続されたシステムにおいて、データを通信する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルカメラなどの撮像装置の普及に伴い、撮像装置のユーザ向けのサービスも多様化している。例えば、撮像装置のユーザはパーソナルコンピュータ(PC)を用いてWebサーバにアクセスし、Webサーバに自分のデジタルカメラを登録することで、Webサーバから様々なサービスを受けることができる。また、プリンタのユーザも、Webサーバに自分のプリンタを登録することで、サービスを受けることができる。
【0003】
また、近年、撮像装置とプリンタとを直接接続し、プリントを実行するシステムも普及している(例えば、特許文献1)。このような用途で用いられるプリンタも、Webサーバに登録することで各種サービスを受けることが可能となる。
【特許文献1】特開2006−155240号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のプリンタのように、撮像装置と直接接続してプリントすることを主な用途とするプリンタは、PCと直接接続する機会がない。したがって、ユーザはPCを操作してWebサーバにプリンタを登録することを忘れてしまい、サービスを受ける機会を失ってしまう場合がある。
【0005】
また、撮像装置と直接接続してプリントすることを主な用途とするプリンタは、プリンタの状態をWebサーバに通知することができないため、プリンタの状態に応じたWebサービスを受けることが難しかった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題のいずれかを解決するために、本発明に係る情報処理装置の一形態は、プリンタに接続可能な撮像装置と、サーバ装置とにそれぞれ接続可能な情報処理装置であって、前記撮像装置と接続した際に、前記撮像装置が接続したプリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得したプリンタ情報が示すプリンタを前記サーバ装置に登録することが可能か判定する判定手段と、前記判定手段により、前記プリンタ情報が示すプリンタが前記サーバ装置に登録することが可能であると判定した場合、前記プリンタ情報が示すプリンタを前記サーバ装置に登録することが可能である旨を表示部に表示する表示制御手段とを有することを特徴とする。
【0007】
上記課題のいずれかを解決するために、本発明に係る情報処理装置の一形態は、プリンタに接続可能な撮像装置と、サーバ装置とにそれぞれ接続可能な情報処理装置であって、前記撮像装置と接続した際に、前記撮像装置が接続したプリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得したプリンタ情報に基づき、前記サーバ装置から受けるサービスを決定する決定手段と、前記決定手段により決定されたサービスを前記サーバ装置から受けることが可能である旨を表示部に表示する表示制御手段とを有することを特徴とする。
【0008】
また、上記課題のいずれかを解決するために、本発明に係る撮像装置の一形態は、サーバ装置に接続可能な情報処理装置と、プリンタとにそれぞれ接続可能な撮像装置であって、前記プリンタと接続した場合に、前記プリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する第1の取得手段と、前記情報処理装置に接続した場合に、前記プリンタを前記サーバ装置に登録させるための情報として、前記第1の取得手段により取得したプリンタ情報を前記情報処理装置に送信する第1の送信手段を有することを特徴とする。
【0009】
また、上記課題のいずれかを解決するために、本発明に係る撮像装置の一形態は、サーバ装置に接続可能な情報処理装置と、プリンタとにそれぞれ接続可能な撮像装置であって、前記プリンタと接続した場合に、前記プリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する第1の取得手段と、前記情報処理装置に接続した場合に、前記プリンタに関するサービスを前記サーバ装置が提供するための情報として、前記取得手段により取得したプリンタ情報を前記情報処理装置に送信する送信手段を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、プリンタを、サーバ装置と接続可能な情報処理装置と直接接続しなくとも、プリンタの情報を情報処理装置に伝えることができるため、ユーザは情報処理装置を用いて容易にプリンタ用のサービスを受けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
<第1の実施形態>
図1(a)は、画像処理装置の一例であるデジタルカメラなどの撮像装置(以下「カメラ」)102と、カメラ102と接続可能な画像出力装置の一例であるプリンタ101とが接続された通信システムを示す図である。このようなシステムにおいては、カメラ102が自機に装着されたメモリカードなどに記憶された画像データをプリンタ101に送信し、プリンタが画像データを印刷することが可能である。
【0012】
一方、図1(b)は、カメラ102と情報処理装置の一例であるパーソナルコンピュータ(以下「PC」)103とが接続された通信システムを示す図である。この場合、カメラ102が自機に装着されたメモリカードなどに記憶された画像データをPC103に送信する。
【0013】
さらにPC103は、インターネット104などのネットワークを介して、サーバ装置の一例であるWebサーバ105にアクセスし、画像データをアップロードすることが可能である。Webサーバはいわゆるオンラインアルバムのようなサービスを提供することが可能であり、PC103からアップロードされた画像データをWebページ上に公開する。
【0014】
また、PC103のユーザは、PC103を操作してカメラ102の情報を入力し、Webサーバ105にカメラ102の情報を送信することで、Webサーバにカメラ102を登録することができる。Webサーバ105は、登録されたカメラ102に関する各種サービスを提供する。例えばWebサーバ105は、登録されたカメラ102の機種名などの情報に基づき、機種に適したアクセサリなどの広告をWebページに表示することができる。
【0015】
なお、図1(b)に示すように、PC103とカメラ102が接続されている状態であれば、PC103は自動的にカメラ102からカメラ102の情報を取得し、Webサーバ105に送信することもできる。このようにすれば、PC103のユーザはカメラ102の情報を1つずつ入力する操作をすることなく、カメラ102をWebサーバ105に登録することができる。
【0016】
また、PC103のユーザは、PC103を操作してプリンタ101の情報を入力し、Webサーバ105にプリンタ101の情報を送信することで、Webサーバにプリンタ101を登録することもできる。そしてカメラ102の場合と同様、Webサーバ105は、登録されたプリンタ101に関する各種サービスをPC103に提供する。
【0017】
上記(a)、(b)のようなシステムにおいては、プリンタ101とPC103が接続される場合がない。したがって、PC103のユーザは意識的にプリンタ101を登録しようとPC103を操作しなければ、Webサーバ105にプリンタ101を登録させることはできない。
【0018】
そこで、本実施形態では、プリンタ101を容易にWebサーバ105に登録させたり、プリンタ101に関する各種サービスを受けられるようにする。
【0019】
図2は、本実施形態における撮像装置の一例であるカメラ102の構成を示すブロック図である。撮像装置はデジタルカメラ、デジタルビデオカメラなど、被写体を撮像し画像データを得る装置を含む。
【0020】
カメラ102は、光学系201と、撮像素子202と、CPU203と、RAM204と、ROM205と、メモリカード206と、表示部207と、操作部208と、通信部209とから構成されている。
【0021】
光学系201は、レンズ、シャッター、絞りから構成されていて、被写体からの光を適切な量とタイミングで撮像素子202に結像させる。撮像素子202は、光学系201を通って結像した光を画像に変換する。
【0022】
CPU203は、入力された信号やプログラムに従って、各種の演算や、カメラ102を構成する各部分の制御を行う。
【0023】
RAM204は、一時的なデータを記憶し、CPU203の作業用に使われる。
【0024】
ROM205は、カメラ102を制御するためのプログラム(ファームウェア)や各種の設定情報を記憶する。
【0025】
メモリカード206は、撮影した画像データなどを記憶する。なお、撮影後にメモリカード206は取り外すことが可能であり、パーソナルコンピュータ(以下、PC)などに装着してデータを読み出すことが可能である。つまり、カメラ102はメモリカード206へのアクセス手段を有し、メモリカード206へのデータの読み書きが行えればよい。
【0026】
表示部207は、撮影時のビューファインダー画像の表示、撮影した画像の表示、対話的な操作のための文字表示などを行う。なお、表示部207はカメラ102が備える必要はなく、カメラ102は表示部207の表示を制御する表示制御機能を有していればよい。
【0027】
操作部208は、使用者の操作を受け付けるためのものである。操作部208は例えばボタンやレバー、タッチパネルなどを用いることが可能である。
【0028】
通信部209は、外部装置と接続し制御コマンドやデータの送受信を行う。接続を確立し、データ通信するのためのプロトコルとしては、例えばPTP(Picture Transfer Protocol)が用いられる。なお、前記通信部209は、例えばUSB(Universal Serial Bus)ケーブルなどの有線接続により通信を行ってもよい。また、無線LANなどの無線接続により通信を行ってもよい。また、外部装置と直接接続してもよいし、サーバを経由したりインターネットなどのネットワークを介して外部装置と接続してもよい。
【0029】
図3は、PC103の構成を示すブロック図である。
【0030】
PC103は、表示部301と、操作部302と、CPU303と、RAM304と、HDD305と、通信部306とから構成されている。各構成の基本的な機能はカメラ102と同様であるから、ここでは詳細な説明は省略する。なお、表示部301にはLCDなどのディスプレイ装置が用いられる。また表示部301はPC103が備える必要はなく、PC103は表示部301の表示を制御する表示制御機能を有していればよい。さらに、操作部302としては、キーボードやマウスなどを用いることが可能である。また、メモリカード206の代わりにハードディスク(以下「HDD」)305が用いられる。本実施形態では、HDD305に予め用紙購入サービスを利用するためのページ、インク購入サービスを利用するためのページなどへのURLが記憶されているものとする。
【0031】
なお、Webサーバ105についてのブロック図は省略するが、PC103と同様のハードウェア構成を有するものである。
【0032】
図4は、本発明に係る実施形態のプリンタの構成を示すブロック図である。本実施例のプリンタ101は、カメラ102から取り外されたメモリカード206を装着するか、カメラ102と接続することで印刷対象の画像を取得して印刷することが可能である。
【0033】
206はプリンタ101に装着されるメモリカードで、画像データが記録されている。メモリカード206等の記録媒体をプリンタのカードスロットに装着して、メモリカードに記録されている画像データを印刷することができる。
【0034】
401は、入力信号やプログラムに基づき、プリンタ101全体を制御して各種データ演算や処理を行うCPUである。
【0035】
402は、CPU401が演算や処理を行う際に各種データを格納したり、ワークスペーストして用いるRAMである。
【0036】
403は、CPU401で実行されるプログラムや各種データを予め格納しておくROMである。CPU401はROM403から必要なプログラムを読み出し、読み出したプログラムに基づいて各部の制御及び演算処理を行う。
【0037】
404はユーザインターフェースモジュールで、電源ボタンや画像送りボタンなどの操作キー等から構成される。ユーザにより操作キーを介して指示が入力されたことに応じて、その指示を受け付けて、CPU401に伝える。CPU401は、ユーザからの操作内容に応じて、各部の動作を制御する。
【0038】
405は、カメラ102と有線若しくは無線の通信インターフェースを介して接続し、データの送受信を行うための通信部である。
【0039】
406は、画像データを印刷するプリンタモジュールで、プリントヘッドや給排紙モータ、ヘッド、モータを制御するためのIC等を備えている。
【0040】
407は表示モジュールで、LCD、LCDドライバ、等から構成される。表示モジュール407は、LCDにメモリカード206に記録されている画像を表示させたり、起動待機画面、印刷設定変更画面を表示させたりする。また、表示モジュール407は、ユーザが不図示の操作キー等を操作したことに応じて、LCDの表示画面を変更したりする表示制御を行う。
【0041】
408は、メモリカード206にアクセスしてデータを取得するためのメモリカードインターフェースである。
【0042】
409は、プリンタ101に電源を供給する電源モジュールである。
【0043】
ここまで、各デバイスのハード構成について述べた。以下、本実施形態における各デバイスの具体的な動作について説明する。
【0044】
以下、カメラとプリンタとが接続した場合の処理について説明する。図5は、本実施形態において、カメラ102とプリンタ101とが接続した場合の処理を示すフローチャートである。点線より右側がプリンタ101、点線より左側がカメラ102の処理である。
【0045】
図5に示すフローチャートは、プリンタ101がカメラ102と接続したことを検知したことに応じて開始される。
【0046】
まず、ステップS501において、プリンタ101はカメラ102に対して、カメラ102に装着されたメモリカード206の内容を示すカード内情報を要求する。
【0047】
ステップS502において、カメラ102は、ステップS501で送信された要求を受信し、要求に対する応答としてカード内情報を送信する。このカード内情報には、プリンタ情報が含まれる。
【0048】
ここで、プリンタ情報について説明する。プリンタ情報とは、カメラが接続したプリンタの情報を示すものであり、カメラとプリンタの接続が切断された後でも、カメラのメモリカードに記憶される情報である。
【0049】
図7に、プリンタ情報の一例を示す。プリンタID701は、接続したプリンタを特定するためのIDである。IDは、例えばプリンタのシリアル番号やMACアドレスに基づいて決定される。プリンタ情報はプリンタID701ごとに作成される。また、実施形態ではプリンタID701からプリンタの機種名を取得できるものとする。例えば、プリンタIDの値にプリンタの機種名が含まれるように生成することにより、プリンタIDからプリンタの機種名を取得することができる。
【0050】
接続回数702は、プリンタID701を有するプリンタと何回接続したかを示す。カメラとプリンタの接続を検知してから、切断を検知するまでを1回とカウントする。
【0051】
印刷履歴703は、過去にプリンタID701が示すプリンタで実行された印刷処理の履歴を示す情報であり、印刷処理が実行されるたびに作成されるため、複数回印刷が実行されている場合は、その回数分だけ印刷履歴が存在することになる。印刷日時704、印刷用紙種別705、印刷枚数706、インク種別707、インク残量708で構成される。これらについては後述する。
【0052】
ステップS503において、プリンタ101は、ステップS502で送信されたカード内情報を受信し、その中に含まれるプリンタ情報を解析する。この処理は、カメラ102が第1の取得手段として機能する一例である。自機と同じプリンタID701を含むプリンタ情報が存在するか判定する。自機と同じプリンタID701を含むプリンタ情報が存在しない場合、処理をステップS504に進める。自機と同じプリンタID701を含むプリンタ情報が存在する場合、処理をステップS505に進める。
【0053】
S504において、プリンタ101は新規にプリンタ情報を作成する。初期値として、プリンタID701は自機のプリンタID、接続回数702は0とする。
【0054】
ステップS505において、プリンタ101は、ステップS503で受信したプリンタ情報のうち、接続回数702を1加算することで、プリンタ情報更新処理を実行する。
【0055】
ステップS506において、プリンタ101は、カメラ102に更新したプリンタ情報を送信する。
【0056】
ステップS507において、カメラ102は、ステップS506でプリンタ101から送信されたプリンタ情報を受信し、メモリカード206内のプリンタ情報を更新する。
【0057】
以上の処理により、カメラ102には接続したプリンタの情報や、プリンタと接続した履歴が記憶されることになる。
【0058】
なお、図5の例では、プリンタ101がプリンタ情報を作成してカメラ102に送信することとしたが、カメラ102がプリンタ101の各種情報を取得し、カメラ102がプリンタ情報を作成・更新するようにしてもよい。
【0059】
次に、プリンタ101がカメラ102から画像データを受信し、印刷処理を行った場合の処理について説明する。図6に本処理の流れを示すフローチャートを示す。点線より右側がプリンタ101、点線より左側がカメラ102の処理である。
【0060】
本フローチャートは、プリンタ101が印刷処理を完了したことを検知したことに応じて開始される。
【0061】
まず、ステップS601において、プリンタ101は、RAM402に記憶されている、完了した印刷処理の印刷パラメータを取得する。印刷パラメータは印刷時の設定やプリントの状態を示すパラメータである。例えば、印刷を実行した日時や印刷枚数、用紙のタイプ(材質など)やサイズ、インクカセットの種類、印刷終了時の用紙やインクの残量などが含まれる。
【0062】
ステップS602において、プリンタ101は、ステップS601で取得した印刷パラメータに基づき、プリンタ情報を更新する。ここでは、図7に示すプリンタ情報のうち、印刷履歴703が新たに追加される。印刷履歴703のうち、印刷日時704は印刷が実行された日付である。印刷用紙種別705は、印刷に用いられた印刷用紙のタイプとサイズである。706は印刷枚数で、印刷した枚数である。707は印刷に用いたインクカセットの種別であり、プリンタの種類により単一のカセットであったり、色別のインクカセットなどがある。408はインク残量で、インク種別により単一のカセットでは残りの印刷可能枚数が取得されたり、色別のインクカセットではインク残量の色別の割合などを示す。
【0063】
ステップS603、S604の処理は図5のステップS506、S507と同様の処理であるから、説明を省略する。
【0064】
以上述べたように、本実施形態では、プリンタ101が印刷処理を実行した場合、自動的にプリンタ情報を更新し、カメラ102に送信することとした。このことにより、カメラ102のメモリカード206に最新のプリンタ情報を記憶しておくことが可能となる。
【0065】
なお、印刷処理により印刷物が出力された時点で、ユーザはケーブルを抜くなどの操作を行い、プリンタ101とカメラ102との接続を解除してしまうおそれがある。かかる事態を防止するため、本実施形態におけるプリンタ101は、S506でプリンタ情報を送信するまでは、「接続を解除しないでください」という表示を表示モジュール407に表示してもよい。同様にカメラ102も、S507でプリンタ情報を受信するまでは、「接続を解除しないでください」という表示を表示部207に表示してもよい。
【0066】
次に、カメラ102とPC103が接続した場合の処理について説明する。図8に、カメラ102とPC103が接続した場合の処理を示すフローチャートを示す。点線より右側がPC103、点線より左側がカメラ102の処理である。
【0067】
本フローチャートは、PC103がカメラ102との接続を検知したことに応じてアプリケーションを起動することで開始される。
【0068】
まず、ステップS801において、PC103はカメラ102に対してカード内情報を要求する。
【0069】
ステップS802において、カメラ102は、ステップS801で送信された要求を受信し、要求に対する応答としてカード内情報をPC103に送信する。このカード内情報には、プリンタ情報が含まれる。
【0070】
ステップS803において、PC103はカード内情報を受信し、カード内情報に含まれるプリンタ情報を受信し、解析する。
【0071】
ステップS804において、PC103は、プリンタ情報の解析結果に基づき、Webサーバ105と接続し、プリンタユーザ向けのページにアクセスする。
【0072】
ここで、図8のステップS803でプリンタ情報を解析し、ステップS804において解析結果に基づいたページにアクセスする処理について説明する。図9及び図10は、本処理においてPC103が実行する処理を示すフローチャートである。
【0073】
まずステップS901において、PC103は、プリンタ101がWebサーバ105への登録条件を満たしているかどうか判定する。具体的にPC103は、HDD305に記憶されたWebサーバに登録可能な機種のリストと、プリンタ情報に含まれる機種名とを比較することで判定する。ここでWebサーバに登録可能な機種であると判定された場合、PC103はさらに、プリンタ情報の接続回数702を参照し、接続回数が一定の回数以上であるかどうかを判定する。一定回数以上、例えば接続回数が5回以上である場合は、登録条件を満たしていると判定する。これは、例えば他人のプリンタと自分のカメラとを1回だけ接続した場合に、他人のプリンタをWebサーバ105に登録しないための処理である。登録条件を満たしていると判定した場合は処理をステップS902に進める。満たしていないと判断した場合には処理を終了する。
【0074】
次にステップS902において、PC103は、PC103のユーザが、Webサーバ105へのユーザ登録を既に行っているかどうか判定する。具体的には、例えばPC103は、登録済みユーザか否かの情報をHDD305に予め記憶しておき、本ステップにおいてその情報を参照することで判定できる。ここでユーザ登録とは、所有機器によらないユーザ単位での登録であり、機器の登録を行うためにはまずユーザ登録が必要となる。未登録のユーザであると判定した場合、処理をステップS903に進める。未登録のユーザでない、つまり登録済みのユーザであると判定した場合は処理をステップS904に進める。
【0075】
ステップS903において、PC103はHDD305からユーザ登録を実行するためのページのURLを自動的に読み出し、Webサーバ105と接続し、ユーザ登録を実行するためのページにアクセスする。PC103はWebページを取得し、ユーザ登録を行うための画面を表示するよう表示部301に対し表示制御を行うことで、表示部301に登録のためのWebページが表示される。ユーザはこの画面を見ることで、プリンタ101がWebサーバ105に登録可能であることが認識できる。ユーザがユーザIDなどの必要事項を入力すると、PC103がWebサーバ105に情報を送信し、ユーザ登録が完了する。
【0076】
次にステップS904において、PC103はプリンタ101がWebサーバ105に既に登録されているか判定する。具体的には、例えば登録済みのプリンタのプリンタIDをHDD305に記憶しておき、本ステップにおいてその情報を参照することで判定できる。未登録のプリンタであると判定した場合、処理をステップS905に進める。未登録のプリンタでない、つまり登録済みのプリンタであると判定した場合は処理をステップS906に進める。
【0077】
ステップS905において、PC103はHDD305からプリンタ登録を実行するためのページのURLを自動的に読み出し、Webサーバ105と接続し、プリンタ登録を実行するためのページにアクセスする。本フローにおいて他のページにアクセスする際も同様の処理を行う。PC103はWebページを取得し、表示部301に対し表示制御を行うことで、表示部301にプリンタ登録のためのWebページが表示される。ユーザはこの画面を見ることで、プリンタ101がWebサーバ105に登録可能であることが認識できる。ユーザがプリンタの機種名などの必要事項を入力すると、PC103がWebサーバ105に情報を送信し、プリンタ登録が完了する。この際、Webサーバ105は、ユーザ登録において入力された事項とプリンタ登録において入力された事項を関連付けて記憶する。
【0078】
なおPC103は、ステップS905において、カメラ102から受信したプリンタ情報をWebサーバ105に自動的に送信し、Webサーバ105はそのプリンタ情報を登録することも可能である。この処理は、PC103が第2の送信手段として機能する一例である。このようにすれば、ユーザが必要事項を入力する操作を行わなくとも、プリンタ101をWebサーバ105に自動的に登録することができる。
【0079】
以上が、プリンタをWebサーバ105に登録する処理の流れである。ステップS906以降は、登録済みのプリンタのユーザが受けられるサービスを提供する処理について述べる。
【0080】
一旦ユーザ登録及びユーザ登録を行えば、PC103はユーザIDをWebサーバ105に送信することで、Webサービスにログインすることが可能となる。Webサーバ105はログインしたユーザIDを参照し、ユーザIDに関連付けられたプリンタの機種名などを取得する。そして登録されたプリンタに合ったWebサービスを提供するためのWebページを、PC103に送信する。このようにすることで、PC103はプリンタ103に合ったWebサービスを受けることができる。
【0081】
また、PC103は以下の方法でもプリンタ用のWebサービスを受けることができる。
【0082】
ステップS906において、PC103は、プリンタサービスを利用可能か否かを判定する。具体的な内容は後述する。利用可能と判断した場合は処理をステップS907に進める。利用できないと判断した場合には処理をステップS908に進める。
【0083】
ここで、ステップS906における判定処理を、図11のフローチャートを用いて説明する。
【0084】
ステップS1101において、PC103は、現在のPC103のユーザがWebサーバ105に登録されたユーザであるかどうか判定する。登録ユーザであると判定した場合、処理をステップS1102に進める。登録ユーザでないと判定した場合、図9のステップS906においてNoと判定する。
【0085】
ステップS1102において、PC103は、プリンタ情報とHDD305に記憶された情報とを比較し、プリンタ101がステップS905の処理の結果Webサーバ105に登録されたプリンタであるか判定する。登録プリンタである場合、処理をステップS1103に進める。登録プリンタでないと判定した場合、図9のステップS906においてNoと判定する。
【0086】
ステップS1103において、PC103はWebサーバ105にアクセスし、プリンタ101に対するプリンタサービスがあるか判定する。ここでプリンタサービスとは、ドライバの更新情報、コンテンツの更新、仕様説明、バグ情報、便利機能などをWebページで提供するサービスである。
【0087】
具体的にステップS1103では、PC103がWebサーバ105にアクセスし、登録しているプリンタ101の機種に対応するプリンタサービスがあるか否かを問い合せる。本実施形態では、プリンタ登録時に必要事項としてプリンタ102の機種名をWebサーバ105に登録するものとする。そこでWebサーバ105は、登録されたプリンタ101の機種名に基づき、プリンタ101に対応するプリンタサービスを提供できるか否か、さらにはどのようなプリンタサービスを提供できるかを示す情報をPC103に送信する。PC103は、受信した情報に基づき、プリンタ101に対するプリンタサービスがあるか判定する。なお、ステップS1103において、PC103はプリンタ101の機種名をWebサーバ105に送信することで、プリンタ101に合ったプリンタサービスの情報を取得してもよい。
【0088】
プリンタサービスがあると判定した場合、図9のステップS906においてYesと判定する。プリンタサービスがないと判定した場合、図9のステップS906でNoと判定される。
【0089】
なお、ステップS1101で登録ユーザであることを判定するようにしたが、登録ユーザか否かによらず、プリンタサービスを提供するようにしてもよい。その場合、ステップS1101は常にYesと判定され、ステップS1102が実行される。
【0090】
同様に、ステップS1102で登録プリンタであることを判定するようにしたが、登録プリンタか否かによらず、プリンタサービスを提供するようにしてもよい。その場合、ステップS1102は常にYesと判定され、ステップS1103が実行される。
【0091】
説明を図10に戻す。ステップS907において、PC103は、Webサーバ105に接続し、プリンタサービスを利用するページにアクセスする。PC103はWebページを取得し、表示部301に対し表示制御を行うことで、表示部301にプリンタサービスを利用するためのWebページが表示される。ユーザはこの画面を見ることで、プリントサービスが利用可能であることが認識できる。
【0092】
ステップS908において、PC103は、用紙購入サービスに接続するか否かを判定する。この判定処理については後述する。用紙購入サービスに接続すると判定した場合は処理をステップS909に進める。用紙購入サービスに接続しないと判定した場合には処理をステップS910に進める。
【0093】
ここで、ステップS908における判定処理を、図12のフローチャートを用いて説明する。
【0094】
まず、ステップS1201において、PC103はプリンタ101がWebサーバ105に登録されているか判定する。登録されていると判定した場合、処理をステップS1202に進める。登録されていないと判断した場合、ステップS908においてNoと判定する。
【0095】
ステップS1202において、PC103はプリンタ情報を参照し、今までの累積の印刷枚数706が一定の枚数以上か判定する。なお、累積の印刷枚数は印刷用紙の種類毎に判定される。すべての種類の用紙の累積印刷枚数が予め定められた一定枚数以上であると判定された場合は処理をステップS1203に進める。少なくとも1種類の用紙の累積印刷枚数が一定枚数以上でないと判定された場合は、ステップS908においてNoと判定する。
【0096】
ステップS1202の処理において、PC103はプリンタ101で不足している用紙を判定することができる。
【0097】
ステップS1203において、PC103は、Webサーバ105にアクセスして問い合わせることにより、ステップS1202において不足していると判定した用紙を販売するWebサービスがあるか判定する。サービスがあると判定した場合、ステップS908においてYesと判定する。サービスがないと判定した場合、ステップS908においてNoと判定する。
【0098】
説明を図10に戻す。ステップS909において、PC103はWebサーバ105に接続し、用紙購入サービスを利用するページにアクセスする。PC103はWebページを取得し、用紙購入サービスを利用するための画面を表示するよう表示部301に対し表示制御を行うことで、表示部301に用紙購入のためのWebページが表示される。ユーザはこの画面を見ることで、用紙購入サービスを利用可能であることが認識できるとともに、プリンタ101の用紙が残り少ないことを認識できる。ここで表示されるページの指示にしたがって操作することで、ユーザはプリンタ101に用いる用紙を購入することが可能である。
【0099】
本実施形態におけるプリンタ情報は、図7に示すように、用紙種別毎に印刷された枚数が設定される。したがってPC103は印刷履歴703を参照し、用紙種別毎に使用量が一定枚数を超えたか否かを判定し、超えている場合は印刷用紙を購入するページにアクセスすることができる。
【0100】
ステップS908において、PC103は、インク購入サービスに接続するか否かを判定する。この判定処理については後述する。インク購入サービスに接続すると判定した場合は処理をステップS910に進める。インク購入サービスに接続しないと判定した場合には処理をステップS911に進める。
【0101】
ここで、ステップS908における判定処理を、図13のフローチャートを用いて説明する。
【0102】
まず、ステップS1301において、PC103はプリンタ101がWebサーバ105に登録されているか判定する。登録されていると判定した場合、処理をステップS1302に進める。登録されていないと判断した場合、ステップS910においてNoと判定する。
【0103】
ステップS1302において、PC103はプリンタ情報を参照し、インク残量708の値が存在するか判定する。プリンタによってインク残量を計測しないものがあるため、本処理により判定する。
【0104】
ステップS1303において、PC103はプリンタ情報を参照し、インク残量708が一定量以下か判定する。予め定められた一定量以下であると判定された場合は処理をステップS1305に進める。一定量以下でないと判定された場合は、ステップS910においてNoと判定する。インク種別がインクの色別のカセットになっている場合、各色のインクごとに判定する。
【0105】
また、ステップS1304においては、PC103は印刷枚数706を参照し、一定以上の枚数を印刷しているか否かを判断する。一定枚数以上印刷している場合、インク残量が少なくなっていると判断し、処理をステップS1305に進める。
【0106】
ステップS1303、S1304の処理において、PC103はプリンタ101で不足しているインクを判定することができる。
【0107】
ステップS1305において、PC103はWebサーバ105にアクセスして問い合わせることにより、ステップS1303、S1304において不足していると判定したインクカセットを販売するWebサービスがあるか判定する。サービスがあると判定した場合、ステップS910においてYesと判定する。サービスがないと判定した場合、ステップS910においてNoと判定する。
【0108】
説明を図10に戻す。ステップS911において、PC103はWebサーバ105に接続し、インク購入サービスを利用するページにアクセスする。このページでも用紙購入サービスの場合と同様、ユーザはプリンタ101に用いるインクカセットを購入することが可能である。
【0109】
なお、本実施形態では、Webサーバ105に登録可能な機種のリストや、Webサーバ105へのユーザ登録及びプリンタ登録を行っているか否かの情報をHDD305に記憶しておくこととした。他の実施形態として、これらの情報をWebサーバ105が記憶しておき、PC103は必要に応じてWebサーバ105にアクセスしてこれらの情報を取得するようにしてもよい。この場合、PC103はユーザID及びプリンタIDとともに、ユーザ登録及びプリンタ登録を行っているか否かの情報の取得要求をWebサーバ105に送信する。そして取得要求を受信したWebサーバ105は、PC103から受信したユーザID及びプリンタIDが登録されているか否かを判定し、その結果をPC103に送信する。
【0110】
以上述べたように、本実施形態にかかるカメラ102は、プリンタ101と接続した際にプリンタ情報を受信し、PC103と接続した際にPC103に送信することとした。また、本実施形態にかかるPC103は、カメラ102から受信したプリンタ情報に基づいてプリンタ101をWebサーバ105に登録することとした。
【0111】
このことにより、PCと直接接続する機会がないプリンタであっても、ユーザはプリンタ101をWebサーバ105に登録する機会を逃すことがなくなり、プリンタユーザ向けの多様なサービスを受けることができる。
【0112】
また、PC103は、Webサーバ105に登録済みのプリンタ101のインクや用紙の情報を取得することにより、プリンタ101の状態に合わせてアクセスするページを制御する。したがって、ユーザはプリンタ101の状態に合ったWebサービスを受けることが可能となる。
【0113】
ここで、PC103は、例えばステップS905のように必ずしもWebサーバ105と自動的に接続する必要はない。例えば、プリンタ101がWebサーバ105に登録可能である旨や、Webサービスを受けられる旨を表示部301にポップアップ表示するなどして報知する。このようにすることで、プリンタ101をWebサーバ105に登録したり、Webサービスを利用することをユーザに促してもよい。
【0114】
また、PC103は、ステップS906、S908、S910の判定の結果をWebサーバ105に送信してもよい。この場合、Webサーバ105は判定の結果に応じたバナー広告などを表示したページをPC103に送信することができる。
【0115】
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、プリンタ101のプリンタ情報をPC103が取得し、プリンタ情報に基づいてWebサーバ105への登録やWebサービスを受けるための制御を行っていた。
【0116】
しかしながら、第1の実施形態の場合は、PC103にプリンタ情報を解釈する能力が必要となるため、特別なアプリケーションをPC103にインストールする必要がある。
【0117】
そこで本実施形態では、特別なアプリケーションをPC103にインストールすることなく、ユーザが簡単にWebサービスを受けられるようにする。
【0118】
なお、本実施形態は第1の実施形態と共通する部分が多い。したがって、第1の実施形態と共通する部分については説明を省略し、本実施形態に特有の部分を中心に説明する。
【0119】
図14は、本実施形態におけるプリンタ101とカメラ102とが接続した場合の処理を示すフローチャートである。点線より右側がプリンタ101、点線より左側がカメラ102の処理である。
【0120】
図14に示すフローチャートは、プリンタ101がカメラ102と接続したことを検知したことに応じて開始される。
【0121】
ステップS1401〜S1404までの処理は、図5のステップS501〜S505と同様の処理であるから、ここでは説明を省略する。
【0122】
ステップS1405において、プリンタ101はプリンタ情報を解析する。具体的には、図10に示すような処理を行い、用紙不足やインク不足の判定を行う。
【0123】
ステップS1406において、プリンタ101は、ステップS1405における解析の結果に基づき、Webサーバ105のプリントユーザ用のページへのリンク情報を含むファイルを作成する。本実施形態では、Webブラウザソフトを用いて閲覧可能なページ記述ファイルの一種である、HTML(Hyper Text Markup Language)ファイルを作成する。本実施形態では、プリンタ101のROM403に予め用紙購入サービスを利用するページ、インク購入サービスを利用するページなどへのURLが記憶されているものとする。したがって、プリンタ101の状態が用紙不足であれば用紙購入サービスを利用するページ、インク不足であればインク購入サービスを利用するページへのリンク情報を含むHTMLファイルを作成する。
【0124】
ステップS1407において、プリンタ101はステップS1406で作成したHTMLファイルをカメラ102に送信する。
【0125】
ステップS1408において、カメラ102は、HTMLファイルを受信し、メモリカード206に記憶する。
【0126】
このようにすることで、カメラ102のメモリカード206には、プリンタ101向けのサービスを利用するためのリンク情報を含むHTMLファイルが記憶されることになる。
【0127】
したがって、PC103は、カメラ102のメモリカード206にアクセスし、HTMLファイルを開いてリンク情報を取得することにより、プリンタ101向けのサービスを利用するためのページにアクセスすることが可能となる。つまり、マスストレージのカメラなどを接続した場合であっても、通常のブラウザでプリンタ101向けのサービスを利用するためのページにアクセスできるため、ユーザPCが独自のアプリケーションを持つ必要がない。図15(a)、(b)にプリントユーザ用の用紙購入サービスを利用するページ、インク購入サービスを利用するページへのリンクを含む各HTMLファイルを開いた画面の一例を示す。
【0128】
なお、図14の例では、プリンタ101がHTMLファイルを作成してカメラ102に送信することとしたが、カメラ102がプリンタ101の情報を取得し、カメラ102がHTMLファイルを作成するようにしてもよい。
【0129】
<第3の実施形態>
本実施形態では、カメラ102及びプリンタ101も、プリンタ101がWebサーバ105に登録されているかを認識できるようにする。なお、本実施形態は第1及び第2の実施形態と共通する部分が多い。したがって、第1及び第2の実施形態と共通する部分は説明を省略し、本実施形態に特有の部分を中心に説明する。
【0130】
以下、カメラとプリンタとが接続した場合の処理について説明する。図16は、本実施形態において、カメラ102とプリンタ101とが接続した場合の処理を示すフローチャートである。点線より右側がプリンタ101、点線より左側がカメラ102の処理である。
【0131】
なお、本実施形態では、Webサーバ105へのプリンタの登録状態を示す情報である登録情報を取り扱う。登録情報の一例を図17に示す。図17に示すように、登録情報はWebサーバ105に登録されたプリンタのIDと、登録ユーザを識別するためのユーザIDとが関連付けて保持される。登録情報のやりとりについては後述する。
【0132】
図16に示すフローチャートは、プリンタ101がカメラ102と接続したことを検知したことに応じて開始される。
【0133】
まず、ステップS1601において、プリンタ101はカメラ102に対して、カメラ102に装着されたメモリカード206の内容を示すカード内情報を要求する。
【0134】
ステップS1602において、カメラ102は、ステップS1601で送信された要求を受信し、要求に対する応答としてカード内情報を送信する。本実施形態におけるカード内情報には、プリンタ情報に加えて、メモリカード206に登録情報が存在する場合は、その登録情報も含まれる。この処理は、カメラ102が第2の送信手段として機能する一例である。
【0135】
ステップS1603〜S1607の処理は、図5のステップS503〜S507の処理と同様であるから、ここでは説明を省略する。
【0136】
ステップS1608において、プリンタ101は、登録情報の更新を行う。以下、登録情報の更新について図18を用いて説明する。
【0137】
図18は、登録情報を更新する処理を示すフローチャートである。図16において、本処理は便宜上プリンタ101の処理として記載してあるが、実際にはプリンタ101とカメラ102がデータのやりとりを行う処理である。図18において点線より右側がプリンタ101、点線より左側がカメラ102の処理である。
【0138】
まず、ステップS1801において、プリンタ101はプリンタ101のROM403を参照し、既に登録情報が記憶されているか否かを判定する。プリンタに登録情報が記憶されていると判定した場合、処理をステップS1802に進める。記憶されていないと判定した場合、処理をステップS1804に進める。まず、登録情報が記憶されていないと判定した場合について説明する。
【0139】
ステップS1802において、プリンタ101は、カメラ102内に登録情報が記憶されているか否かを判定する。具体的には、図16のステップS1602で送信されたカメラ内情報を参照し、登録情報が含まれるか否かを判定する。登録情報が記憶されていると判定した場合、処理をステップS1803に進める。記憶されていないと判定した場合は処理を終了する。
【0140】
ステップS1803において、プリンタ101は、カメラ内情報に含まれる登録情報のうち、自機のプリンタIDを有する項目を抽出し、新たな登録情報としてROM403に記憶する。このことにより、プリンタ101は自機がWebサーバ105に登録されていることを認識することができる。
【0141】
次にステップS1801において、プリンタ101に登録情報が記憶されていると判断した場合について説明する。なお、登録情報が記憶されていると判断される場合とは、過去にステップS1803の処理を実行した場合が考えられる。
【0142】
ステップS1804において、プリンタ101はカメラ102にROM403に記憶された登録情報を送信する。
【0143】
ステップS1805において、カメラ102は、ステップS1804において送信された登録情報を受信し、対応するプリンタの項目を更新して本処理を終了する。
【0144】
ステップS1804、S1805の処理を行う理由は以下の通りである。例えば、ステップS1803の処理が行われた後に、カメラ102のメモリカード206が空のメモリカードに交換された場合、プリンタ101側に登録情報が記憶されているが、カメラ102側に登録情報が記憶されていないことになる。かかる場合を想定し、ステップS1804では、プリンタ101側に登録情報が記憶されている場合は、その登録情報をカメラ102側に送信することとした。
【0145】
次に、カメラ102とPC103が接続した場合の処理について説明する。図9に、カメラ102とPC103が接続した場合の処理を示すフローチャートを示す。点線より右側がPC103、点線より左側がカメラ102の処理である。
【0146】
本フローチャートは、PC103がカメラ102との接続を検知したことに応じてアプリケーションを起動することで開始される。
【0147】
ステップS1901、S1902の処理は、図8のステップS801、802の処理と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0148】
ステップS1903において、PC103はカード内情報を受信し、カード内情報に含まれるプリンタ情報及び登録情報を解析する。
【0149】
ステップS1904において、PC103は、プリンタ情報の解析結果に基づき、Webサーバ105と接続し、プリンタユーザ向けのページにアクセスする。ここでの処理は図9及び図10に示す処理と同様の処理を行うが、登録済みか否かの判定をカード内情報に含まれる登録情報に基づいて行うことが可能である。
【0150】
ステップS1905において、PC103は、プリンタユーザ向けのページにアクセスした結果、登録情報が更新されたか否かを判定する。具体的には、Webサーバ105から現状の登録情報を受信し、PC103が記憶している登録情報との差異があるか否かに基づき判定する。更新されたと判定した場合には処理をステップS1906に進める。更新されていないと判定した場合には処理を終了する。
【0151】
ステップS1906において、PC103は、更新された登録情報をカメラ102に送信する。この処理は、PC103が第1の送信手段として機能する一例である。
【0152】
ステップS1907において、カメラ102は登録情報を受信し、処理を終了する。この処理は、カメラ102が第2の取得手段として機能する一例である。
【0153】
また、本実施形態においても、第2の実施形態と同様に、プリンタ101がHTMLファイルを作成してもよい。本実施形態の場合は、プリンタ101が登録情報を記憶しておくことが可能であるため、登録のためのWebページへのリンクを含むHTMLファイルを作成することができる。つまり、プリンタ情報に登録情報が含まれていなければ、プリンタ登録のためのWebページへのリンクを含むHTMLファイルを作成し、カメラ102に送信する。そしてPC103からカメラ102にアクセスしてHTMLファイルの内容を参照することにより、PC103はプリンタ登録のためのWebページへアクセスすることができる。
【0154】
登録のためのWebページへのリンクを含むHTMLファイルをPC103で参照したときに表示される画面を図15(c)に示す。
【0155】
以上説明したように、本実施形態によれば、プリンタ101もしくはカメラ102側で登録情報を記憶しておくことができるため、登録情報に基づいて適切なWebページにアクセスすることができる。この際、PC103が登録情報を記憶、管理する必要がない。したがって、プリンタ101及びカメラ102は、どのようなPCと接続しても、Webサーバにプリンタ101の状態を通知することが可能となる。また、プリンタ101に登録情報を記憶するようにすれば、どのようなカメラと接続しても、Webサーバにプリンタ101の状態を通知することが可能となる。
【0156】
<第4の実施形態>
第1〜第3の実施形態では、カメラ102とプリンタ101、もしくはカメラ102とPC103をケーブルで直接接続した場合を想定して説明した。しかしながら、必ずしもこれらの機器を直接接続する必要はなく、各機器にユーザがメモリカード206を抜き差しすることで、プリンタ情報や登録情報のやりとりを行ってもよい。
【0157】
<他の実施形態>
上記の実施形態は、本発明を実施するための一例であり、必ずしも上記の形態に限定されるものではない。また、複数の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
【0158】
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給しても達成可能である。すなわち、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0159】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0160】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性の半導体メモリカード、ROMなどを用いることができる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現される場合もある。
【0161】
しかし、さらにプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0162】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる場合も有得る。その後、プログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0163】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る、通信システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る、カメラの構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る、PCの構成を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る、プリンタの構成を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る、カメラとプリンタとが接続した場合の処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る、プリンタが印刷を実行した場合の処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る、プリンタ情報を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施形態に係る、カメラとPCとが接続した場合の処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第1の実施形態に係る、Webサービス実行処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第1の実施形態に係る、Webサービス実行処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第1の実施形態に係る、プリンタサービス条件判定処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第1の実施形態に係る、用紙購入サービス条件判定処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第1の実施形態に係る、インク購入サービス条件判定処理を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第2の実施形態に係る、カメラとプリンタとが接続した場合の処理を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第2の実施形態に係る、表示画面の一例を示す図である。
【図16】本発明の第3の実施形態に係る、カメラとプリンタとが接続した場合の処理を示すフローチャートである。
【図17】本発明の第3の実施形態に係る、登録情報を示す図である。
【図18】本発明の第3の実施形態に係る、登録情報の更新処理を示すフローチャートである。
【図19】本発明の第3の実施形態に係る、カメラとPCとが接続した場合の処理を示すフローチャートである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリンタと接続可能な撮像装置と、サーバ装置に接続可能な情報処理装置とからなる通信システムであって、
前記撮像装置は、
前記プリンタと接続した場合に、前記プリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する取得手段と、
前記情報処理装置と接続した場合に、前記取得手段により取得されたプリンタ情報を前記情報処理装置に送信する送信手段とを有し、
前記情報処理装置は、
前記送信手段により送信されたプリンタ情報に基づき、前記プリンタ情報が示すプリンタを前記サーバ装置に登録することが可能である旨を表示部に表示する表示制御手段とを有する通信システム。
【請求項2】
プリンタに接続可能な撮像装置と、サーバ装置とにそれぞれ接続可能な情報処理装置であって、
前記撮像装置と接続した際に、前記撮像装置が接続したプリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得したプリンタ情報が示すプリンタを前記サーバ装置に登録することが可能か判定する判定手段と、
前記判定手段により、前記プリンタ情報が示すプリンタが前記サーバ装置に登録することが可能であると判定した場合、前記プリンタ情報が示すプリンタを前記サーバ装置に登録することが可能である旨を表示部に表示する表示制御手段とを有する情報処理装置。
【請求項3】
前記判定手段は、前記プリンタ情報が示すプリンタが前記サーバ装置に登録されているかを判定することにより、前記プリンタ情報が示すプリンタを前記サーバ装置に登録することが可能か判定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記取得手段はさらに、前記撮像装置から前記プリンタの前記サーバ装置への登録状態を示す登録情報を取得し、
前記判定手段は、前記登録情報に基づき、前記プリンタ情報が示すプリンタが前記サーバ装置に登録されているかを判定することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記プリンタ情報は、前記撮像装置と前記プリンタとの接続回数を含み、
前記判定手段は、前記接続回数が一定の回数以上であるかを判定することにより、前記プリンタ情報が示すプリンタが前記サーバ装置に登録することが可能か判定することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記撮像装置と接続した場合に、前記プリンタの前記サーバ装置への登録状態を示す登録情報を前記撮像装置に送信する第1の送信手段をさらに有する請求項2乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記取得手段により取得したプリンタ情報を前記サーバ装置に送信する第2の送信手段を有する請求項2乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記表示制御手段は、前記プリンタをサーバ装置に登録するためのWebページを表示することで、前記プリンタを前記サーバ装置に登録することが可能である旨を表示することを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
サーバ装置に接続可能な情報処理装置と、プリンタとにそれぞれ接続可能な撮像装置であって、
前記プリンタと接続した場合に、前記プリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する第1の取得手段と、
前記情報処理装置に接続した場合に、前記プリンタを前記サーバ装置に登録させるための情報として、前記第1の取得手段により取得したプリンタ情報を前記情報処理装置に送信する第1の送信手段を有する撮像装置。
【請求項10】
前記プリンタの前記サーバ装置への登録状態を示す登録情報を前記情報処理装置から取得する第2の取得手段と、
前記第2の取得手段により取得した登録情報を前記プリンタに送信する第2の送信手段とをさらに有する請求項9に記載の撮像装置。
【請求項11】
前記第1の取得手段はさらに、前記プリンタの前記サーバ装置への登録状態を示す登録情報を前記プリンタから取得し、
前記第1の送信手段は、前記取得手段により取得した登録情報を前記情報処理装置に送信することを特徴とする請求項9または10に記載の撮像装置。
【請求項12】
プリンタに接続可能な撮像装置と、サーバ装置とにそれぞれ接続可能な情報処理装置であって、
前記撮像装置と接続した際に、前記撮像装置が接続したプリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得したプリンタ情報に基づき、前記サーバ装置から受けるサービスを決定する決定手段と、
前記決定手段により決定されたサービスを前記サーバ装置から受けることが可能である旨を表示部に表示する表示制御手段とを有する情報処理装置。
【請求項13】
前記プリンタ情報には、前記プリンタで実行された印刷の履歴を含み、
前記決定手段は、前記印刷の履歴に基づき、前記サーバ装置から受けるサービスを決定することを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
【請求項14】
前記プリンタ情報には、前記プリンタの用紙の残り枚数、用紙の種類、インクの残量、インクの種類の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項12又は13に記載の情報処理装置。
【請求項15】
前記表示制御手段は、前記決定手段により決定されたサービスを受けるためのWebページを表示することで、前記決定手段により決定されたサービスを前記サーバ装置から受けることが可能である旨を表示することを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項16】
サーバ装置に接続可能な情報処理装置と、プリンタとにそれぞれ接続可能な撮像装置であって、
前記プリンタと接続した場合に、前記プリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する第1の取得手段と、
前記情報処理装置に接続した場合に、前記プリンタに関するサービスを前記サーバ装置が提供するための情報として、前記取得手段により取得したプリンタ情報を前記情報処理装置に送信する送信手段を有する撮像装置。
【請求項17】
前記プリンタ情報には、前記プリンタで実行された印刷の履歴を含み、
前記サーバ装置が前記情報処理装置に提供するサービスは、前記印刷の履歴に基づき決定されることを特徴とする請求項16に記載の撮像装置。
【請求項18】
前記プリンタ情報には、前記プリンタの用紙の残り枚数、用紙の種類、インクの残量、インクの種類の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項16又は17に記載の撮像装置。
【請求項19】
前記送信手段は、前記サーバ装置がサービスを提供するためのWebページへのリンクを含むファイルを、前記情報処理装置に送信することを特徴とする請求項16乃至18のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項20】
コンピュータに、
プリンタに接続可能な撮像装置と、サーバ装置とにそれぞれ接続可能な情報処理装置を制御する制御方法であって、
前記情報処理装置が撮像装置と接続した際に、前記撮像装置が接続したプリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する取得工程と、
前記取得工程において取得したプリンタ情報が示すプリンタが前記サーバ装置に登録することが可能か判定する判定工程と、
前記判定工程において、前記プリンタ情報が示すプリンタが前記サーバ装置に登録することが可能であると判定した場合、前記プリンタ情報が示すプリンタを前記サーバ装置に登録することが可能である旨を表示部に表示する表示工程とを有する情報処理装置の制御方法を実行させる、コンピュータが読み取り可能なプログラム。
【請求項21】
コンピュータに、
サーバ装置に接続可能な情報処理装置と、プリンタとにそれぞれ接続可能な撮像装置の制御方法であって、
前記撮像装置がプリンタと接続した場合に、前記プリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する第1の取得工程と、
前記撮像装置が情報処理装置に接続した場合に、前記プリンタを前記サーバ装置に登録させるための情報として、前記取得工程において取得したプリンタ情報を前記情報処理装置に送信する第1の送信工程を有する撮像装置の制御方法を実行させる、コンピュータが読み取り可能なプログラム。
【請求項22】
コンピュータに、
プリンタに接続可能な撮像装置と、サーバ装置とにそれぞれ接続可能な情報処理装置の制御方法であって、
前記撮像装置と接続した際に、前記撮像装置が接続したプリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する取得工程と、
前記取得工程において取得したプリンタ情報に基づき、前記サーバ装置から受けるサービスを決定する決定工程と、
前記決定工程において決定されたサービスを前記サーバ装置から受けることが可能である旨を表示部に表示する表示工程とを有する情報処理装置の制御方法を実行させる、コンピュータが読み取り可能なプログラム。
【請求項23】
コンピュータに、
サーバ装置に接続可能な情報処理装置と、プリンタとにそれぞれ接続可能な撮像装置の制御方法であって、
前記プリンタと接続した場合に、前記プリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する第1の取得工程と、
前記情報処理装置に接続した場合に、前記プリンタに関するサービスを前記サーバ装置が提供するための情報として、前記取得工程において取得したプリンタ情報を前記情報処理装置に送信する送信工程を有する撮像装置の制御方法を実行させる、コンピュータが読み取り可能なプログラム。
【請求項1】
プリンタと接続可能な撮像装置と、サーバ装置に接続可能な情報処理装置とからなる通信システムであって、
前記撮像装置は、
前記プリンタと接続した場合に、前記プリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する取得手段と、
前記情報処理装置と接続した場合に、前記取得手段により取得されたプリンタ情報を前記情報処理装置に送信する送信手段とを有し、
前記情報処理装置は、
前記送信手段により送信されたプリンタ情報に基づき、前記プリンタ情報が示すプリンタを前記サーバ装置に登録することが可能である旨を表示部に表示する表示制御手段とを有する通信システム。
【請求項2】
プリンタに接続可能な撮像装置と、サーバ装置とにそれぞれ接続可能な情報処理装置であって、
前記撮像装置と接続した際に、前記撮像装置が接続したプリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得したプリンタ情報が示すプリンタを前記サーバ装置に登録することが可能か判定する判定手段と、
前記判定手段により、前記プリンタ情報が示すプリンタが前記サーバ装置に登録することが可能であると判定した場合、前記プリンタ情報が示すプリンタを前記サーバ装置に登録することが可能である旨を表示部に表示する表示制御手段とを有する情報処理装置。
【請求項3】
前記判定手段は、前記プリンタ情報が示すプリンタが前記サーバ装置に登録されているかを判定することにより、前記プリンタ情報が示すプリンタを前記サーバ装置に登録することが可能か判定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記取得手段はさらに、前記撮像装置から前記プリンタの前記サーバ装置への登録状態を示す登録情報を取得し、
前記判定手段は、前記登録情報に基づき、前記プリンタ情報が示すプリンタが前記サーバ装置に登録されているかを判定することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記プリンタ情報は、前記撮像装置と前記プリンタとの接続回数を含み、
前記判定手段は、前記接続回数が一定の回数以上であるかを判定することにより、前記プリンタ情報が示すプリンタが前記サーバ装置に登録することが可能か判定することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記撮像装置と接続した場合に、前記プリンタの前記サーバ装置への登録状態を示す登録情報を前記撮像装置に送信する第1の送信手段をさらに有する請求項2乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記取得手段により取得したプリンタ情報を前記サーバ装置に送信する第2の送信手段を有する請求項2乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記表示制御手段は、前記プリンタをサーバ装置に登録するためのWebページを表示することで、前記プリンタを前記サーバ装置に登録することが可能である旨を表示することを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
サーバ装置に接続可能な情報処理装置と、プリンタとにそれぞれ接続可能な撮像装置であって、
前記プリンタと接続した場合に、前記プリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する第1の取得手段と、
前記情報処理装置に接続した場合に、前記プリンタを前記サーバ装置に登録させるための情報として、前記第1の取得手段により取得したプリンタ情報を前記情報処理装置に送信する第1の送信手段を有する撮像装置。
【請求項10】
前記プリンタの前記サーバ装置への登録状態を示す登録情報を前記情報処理装置から取得する第2の取得手段と、
前記第2の取得手段により取得した登録情報を前記プリンタに送信する第2の送信手段とをさらに有する請求項9に記載の撮像装置。
【請求項11】
前記第1の取得手段はさらに、前記プリンタの前記サーバ装置への登録状態を示す登録情報を前記プリンタから取得し、
前記第1の送信手段は、前記取得手段により取得した登録情報を前記情報処理装置に送信することを特徴とする請求項9または10に記載の撮像装置。
【請求項12】
プリンタに接続可能な撮像装置と、サーバ装置とにそれぞれ接続可能な情報処理装置であって、
前記撮像装置と接続した際に、前記撮像装置が接続したプリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得したプリンタ情報に基づき、前記サーバ装置から受けるサービスを決定する決定手段と、
前記決定手段により決定されたサービスを前記サーバ装置から受けることが可能である旨を表示部に表示する表示制御手段とを有する情報処理装置。
【請求項13】
前記プリンタ情報には、前記プリンタで実行された印刷の履歴を含み、
前記決定手段は、前記印刷の履歴に基づき、前記サーバ装置から受けるサービスを決定することを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
【請求項14】
前記プリンタ情報には、前記プリンタの用紙の残り枚数、用紙の種類、インクの残量、インクの種類の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項12又は13に記載の情報処理装置。
【請求項15】
前記表示制御手段は、前記決定手段により決定されたサービスを受けるためのWebページを表示することで、前記決定手段により決定されたサービスを前記サーバ装置から受けることが可能である旨を表示することを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項16】
サーバ装置に接続可能な情報処理装置と、プリンタとにそれぞれ接続可能な撮像装置であって、
前記プリンタと接続した場合に、前記プリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する第1の取得手段と、
前記情報処理装置に接続した場合に、前記プリンタに関するサービスを前記サーバ装置が提供するための情報として、前記取得手段により取得したプリンタ情報を前記情報処理装置に送信する送信手段を有する撮像装置。
【請求項17】
前記プリンタ情報には、前記プリンタで実行された印刷の履歴を含み、
前記サーバ装置が前記情報処理装置に提供するサービスは、前記印刷の履歴に基づき決定されることを特徴とする請求項16に記載の撮像装置。
【請求項18】
前記プリンタ情報には、前記プリンタの用紙の残り枚数、用紙の種類、インクの残量、インクの種類の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項16又は17に記載の撮像装置。
【請求項19】
前記送信手段は、前記サーバ装置がサービスを提供するためのWebページへのリンクを含むファイルを、前記情報処理装置に送信することを特徴とする請求項16乃至18のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項20】
コンピュータに、
プリンタに接続可能な撮像装置と、サーバ装置とにそれぞれ接続可能な情報処理装置を制御する制御方法であって、
前記情報処理装置が撮像装置と接続した際に、前記撮像装置が接続したプリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する取得工程と、
前記取得工程において取得したプリンタ情報が示すプリンタが前記サーバ装置に登録することが可能か判定する判定工程と、
前記判定工程において、前記プリンタ情報が示すプリンタが前記サーバ装置に登録することが可能であると判定した場合、前記プリンタ情報が示すプリンタを前記サーバ装置に登録することが可能である旨を表示部に表示する表示工程とを有する情報処理装置の制御方法を実行させる、コンピュータが読み取り可能なプログラム。
【請求項21】
コンピュータに、
サーバ装置に接続可能な情報処理装置と、プリンタとにそれぞれ接続可能な撮像装置の制御方法であって、
前記撮像装置がプリンタと接続した場合に、前記プリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する第1の取得工程と、
前記撮像装置が情報処理装置に接続した場合に、前記プリンタを前記サーバ装置に登録させるための情報として、前記取得工程において取得したプリンタ情報を前記情報処理装置に送信する第1の送信工程を有する撮像装置の制御方法を実行させる、コンピュータが読み取り可能なプログラム。
【請求項22】
コンピュータに、
プリンタに接続可能な撮像装置と、サーバ装置とにそれぞれ接続可能な情報処理装置の制御方法であって、
前記撮像装置と接続した際に、前記撮像装置が接続したプリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する取得工程と、
前記取得工程において取得したプリンタ情報に基づき、前記サーバ装置から受けるサービスを決定する決定工程と、
前記決定工程において決定されたサービスを前記サーバ装置から受けることが可能である旨を表示部に表示する表示工程とを有する情報処理装置の制御方法を実行させる、コンピュータが読み取り可能なプログラム。
【請求項23】
コンピュータに、
サーバ装置に接続可能な情報処理装置と、プリンタとにそれぞれ接続可能な撮像装置の制御方法であって、
前記プリンタと接続した場合に、前記プリンタに関する情報を示すプリンタ情報を取得する第1の取得工程と、
前記情報処理装置に接続した場合に、前記プリンタに関するサービスを前記サーバ装置が提供するための情報として、前記取得工程において取得したプリンタ情報を前記情報処理装置に送信する送信工程を有する撮像装置の制御方法を実行させる、コンピュータが読み取り可能なプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【公開番号】特開2009−260617(P2009−260617A)
【公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−106801(P2008−106801)
【出願日】平成20年4月16日(2008.4.16)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年4月16日(2008.4.16)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
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