説明

通信装置及び通信方法

【課題】冗長構成を有するL2スイッチ等の通信装置によって切り替えられた系の不一致を抑止することを課題とする。
【解決手段】通信装置は、自装置と通信先の装置との間の構成に関する情報であって、自装置に選択された経路であるか否かの情報を含む構成情報を記憶する構成情報記憶部から構成情報を取得する。また、通信装置は、自装置と通信先の装置との間の構成それぞれの経路ごとに通信先の装置から受信されたフレーム数を記憶する受信フレーム数記憶部から受信フレーム数を取得する。また、通信装置は、取得された構成情報と受信フレーム数とを用いて、自装置に選択された経路で受信された受信フレーム数、及び、自装置に選択されない経路で受信された受信フレーム数が所定条件を満たすか否かを判定する。また、通信装置は、所定条件を満たす場合に自装置に選択された経路を切り替えることを検出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信装置及び通信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、L2スイッチ(Layer 2 Switch)等の通信装置を含むネットワークの伝送システムでは、冗長化の一つの態様として、該L2スイッチにおいて2組のカード又はポートをペアにする構成を有する。かかる冗長化の構成においては、ペアに構成されたカード又はポートの運用系でカードの故障やポートのリンクダウン等の要因で発生する警報が検出された場合に、運用系から予備系に伝送経路を切り替えることで障害を回避する。
【0003】
ここで、図9を用いて、従来技術に係る伝送システムの構成を説明する。図9は、従来技術に係る伝送システムの構成例を示す図である。例えば、図9に示すように、従来技術に係る伝送システムは、L2スイッチ1000と、L2スイッチ2000と、該L2スイッチ1000及びL2スイッチ2000の伝送路間にOADM(Optical Add‐Drop Multiplexer)等の複数の伝送装置を有する。
【0004】
また、伝送システムは、例えば、L2スイッチ1000及びL2スイッチ2000のポートで運用系と予備系とに分けられる。かかる運用系における伝送装置間には、例えば、運用系第1パスと運用系第2パスとの伝送経路が配置され、予備系における伝送装置間には、予備系第1パスと予備系第2パスとの伝送経路が配置される。
【0005】
運用系とは、L2スイッチ1000及びL2スイッチ2000それぞれによって選択された伝送経路を含む系のことであり、予備系とは、L2スイッチ1000及びL2スイッチ2000それぞれによって選択されない伝送経路を含む系のことである。図9では、L2スイッチ1000及びL2スイッチ2000によって選択された伝送経路を太線で示し、伝送装置間のパスは、運用系第1パスが利用される例を示す。上記構成において、冗長化された伝送装置間の運用系第1パスで障害が発生した場合には、例えば、運用系第2パスへの伝送経路の切り替えが発生する。
【0006】
次に、図10を用いて、従来技術に係る伝送システムのリンクダウンによるパスの切り替えを説明する。図10は、従来技術に係る伝送システムのリンクダウンによるパスの切り替えの例を示す図である。
【0007】
例えば、図10に示すように、リンクダウンは、伝送装置間の一方のパスで障害が発生し、該伝送装置間の他方へのパスへの切り替えが行なわれる場合に、L2スイッチ1000及びL2スイッチ2000によって検出される。すなわち、L2スイッチ1000及びL2スイッチ2000によってリンクダウンが検出された場合には、運用系第1パスから運用系第2パスへの切り替えのみで運用が継続可能であるにもかかわらず、各L2スイッチによって予備系への切り替えが実行される。
【0008】
このような切り替えを防止するため、従来では、各L2スイッチにおいてリンクダウンの保護時間を設定する技術がある。リンクダウンの保護時間を設定する技術では、例えば、各L2スイッチのポート及び伝送装置の間のリンクダウンの検出を一定時間マスクし、予備系への切り替えの実行を抑止する。例えば、L2スイッチ1000及びL2スイッチ2000の保護時間を1秒に設定する場合には、伝送装置間のリンクダウンが1秒以内に回復すれば、各L2スイッチによる予備系への切り替えは実行されない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開平11−243374号公報
【特許文献2】特許第3680405号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、従来技術では、冗長構成を有するL2スイッチ等の通信装置によって切り替えられた系の不一致が発生するという課題がある。以下に、図11〜図13を用いて従来技術に係る課題を説明する。
【0011】
図11を用いて、従来技術に係る伝送システムの保護時間の不一致による課題を説明する。図11は、従来技術に係る伝送システムの保護時間の不一致による課題を示す図である。
【0012】
例えば、図11に示すように、L2スイッチ1000とL2スイッチ2000との保護時間が異なる際には、各L2スイッチによる系の選択が不一致になる場合がある。具体的には、L2スイッチ1000に保護時間の機能がなく、L2スイッチ2000で保護時間が1秒に設定された伝送システムでは、0.5秒後にリンクダウンが回復した場合に、L2スイッチ1000ではリンクダウン発生と同時に系の切り替えが発生する。
【0013】
一方、L2スイッチ2000では、リンクダウンの検出を1秒間マスクするため、0.5秒後には切り替えが発生しない。これらの結果、保護時間の機能がないL2スイッチ1000と保護時間の機能を有するL2スイッチ2000とを有する伝送システムでは、一方のL2スイッチは予備系に切り替えて、他方のL2スイッチは運用系のままとなるので、系の不一致が発生する。
【0014】
また、例えば、L2スイッチ1000で保護時間が1秒に設定され、L2スイッチ2000で保護時間が3秒に設定された伝送システムでは、2秒後にリンクダウンが回復した場合に、L2スイッチ1000では1秒後に系の切り替えが発生する。一方、L2スイッチ2000では、リンクダウンの検出を3秒間マスクするため、2秒後には切り替えが発生しない。これらの結果、各L2スイッチで保護時間が異なる伝送システムでは、一方のL2スイッチは予備系に切り替えて、他方のL2スイッチは運用系のままとなるので、系の不一致が発生する。
【0015】
次に、図12を用いて、従来技術に係る伝送システムの保護時間が同一である場合の課題を説明する。図12は、従来技術に係る伝送システムの保護時間が同一である場合の課題を示す図である。なお、図12では、L2スイッチ1000及びL2スイッチ2000の保護時間が1秒である場合を例に挙げる。また、図12では、図12(A)でリンクダウンが発生し、図12(B)でリンクダウンが回復する場合を例に挙げ、1.2秒間のダウンリンクが発生する場合を説明する。
【0016】
例えば、図12に示すように、各L2スイッチで保護時間が同一であっても、各L2スイッチによる系の選択が不一致になる場合がある。具体的には、L2スイッチでは、装置の仕様により定められた一定の周期で各種障害に関する情報を収集している。そして、例えば、収集の周期が500msである場合には、発生したリンクダウンを検出するために500ms以内のタイムラグが発生する。
【0017】
すなわち、L2スイッチ1000では、図12(A)でリンクダウンが発生した直後に、図12(C)で該リンクダウンを検出して保護時間の計測が開始される。そして、L2スイッチ1000では、図12(B)でリンクダウンが回復する前に、図12(D)で保護時間がオーバーするため、系の切り替えが発生する。
【0018】
一方、L2スイッチ2000では、L2スイッチ1000と比較して遅い図12(E)でリンクダウンを検出して保護時間の計測が開始される。そして、L2スイッチ2000では、図12(B)でリンクダウンが回復した後に、図12(F)で保護時間の計測が終了するため、リンクダウンが回復した時点で保護時間がオーバーすることはなく、系の切り替えも発生しない。これらの結果、各L2スイッチで保護時間が同一である伝送システムでは、リンクダウンの保護時間の設定値が同一であっても系の不一致が発生する場合がある。
【0019】
次に、図13を用いて、従来技術に係る伝送システムの伝送装置の仕様の差異による課題を説明する。図13は、従来技術に係る伝送システムの伝送装置の仕様の差異による課題を示す図である。
【0020】
例えば、図13に示すように、L2スイッチ1000及びL2スイッチ2000の間の伝送装置における仕様が異なるために、各L2スイッチによる系の選択が不一致になる場合がある。具体的には、L2スイッチ1000側の運用系に含まれる伝送装置は、伝送装置間で障害が発生した場合に、該L2スイッチ1000に対してリンクダウンを通知する仕様であり、L2スイッチ2000側の運用系に含まれる伝送装置は、伝送装置間で障害が発生した場合に、該L2スイッチ2000に対してリンクダウンを通知しない仕様である。
【0021】
かかる仕様を有する伝送装置間の運用系第1パスで障害が発生した場合に、L2スイッチ1000では、リンクダウンが検出されるため系の切り替えが発生し、L2スイッチ2000では、リンクダウンが検出されないため系の切り替えが発生しない。これらの結果、伝送装置間で仕様が異なる伝送システムでは、一方のL2スイッチは予備系に切り替えて、他方のL2スイッチは運用系のままとなるので、系の不一致が発生する。
【0022】
そこで、本願に開示する技術は、上記に鑑みてなされたものであって、冗長構成を有するL2スイッチ等の通信装置によって切り替えられた系の不一致を抑止することが可能である通信装置及び通信方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0023】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本願に開示する通信装置は、自装置と通信先の装置との間の構成に関する情報であって、自装置に選択された経路であるか否かの情報を含む構成情報を記憶する構成情報記憶部から構成情報を取得する構成情報取得部を有する。また、通信装置は、自装置と通信先の装置との間の構成それぞれの経路ごとに通信先の装置から受信されたフレーム数を記憶する受信フレーム数記憶部から受信フレーム数を取得する受信フレーム数取得部を有する。また、通信装置は、構成情報取得部によって取得された構成情報と、受信フレーム数取得部によって取得された受信フレーム数とを用いて、自装置に選択された経路で受信された受信フレーム数、及び、自装置に選択されない経路で受信された受信フレーム数が所定条件を満たす場合に、自装置に選択された経路を切り替えることを検出する経路切替検出部を有する。
【発明の効果】
【0024】
本願に開示する通信装置及び通信方法の一つの様態は、冗長構成を有するL2スイッチ等の通信装置によって切り替えられた系の不一致を抑止することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】図1は、実施例1に係る通信装置の構成例を示す図である。
【図2】図2は、実施例2に係るL2スイッチの構成例を示す図である。
【図3】図3は、受信フレーム数記憶部に記憶される情報の例を示す図である。
【図4】図4は、構成情報記憶部に記憶される情報の例を示す図である。
【図5】図5は、実施例2に係る受信フレーム数比較処理の流れの例を示すフローチャートである。
【図6】図6は、実施例3に係る受信フレーム数比較処理の流れの例を示すフローチャートである。
【図7】図7は、実施例4に係る受信フレーム数比較処理の流れの例を示すフローチャートである。
【図8】図8は、実施例5に係る受信フレーム数比較処理の流れの例を示すフローチャートである。
【図9】図9は、従来技術に係る伝送システムの構成例を示す図である。
【図10】図10は、従来技術に係る伝送システムのリンクダウンによるパスの切り替えの例を示す図である。
【図11】図11は、従来技術に係る伝送システムの保護時間の不一致による課題を示す図である。
【図12】図12は、従来技術に係る伝送システムの保護時間が同一である場合の課題を示す図である。
【図13】図13は、従来技術に係る伝送システムの伝送装置の仕様の差異による課題を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下に添付図面を参照して、本願に開示する通信装置及び通信方法の実施例を説明する。なお、以下の実施例により本発明が限定されるものではない。また、各実施例は、内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【実施例1】
【0027】
図1を用いて、実施例1に係る通信装置の構成例を説明する。図1は、実施例1に係る通信装置の構成例を示す図である。なお、実施例1に係る伝送システムの構成については、図9等と同様であるためその説明を省略する。
【0028】
例えば、図1に示すように、通信装置10は、構成情報記憶部11と、受信フレーム数記憶部12と、構成情報取得部13と、受信フレーム数取得部14と、経路切替検出部15とを有する。かかる通信装置10は、例えば、L2スイッチ(Layer 2 Switch)等のネットワーク内のデータ伝送を中継する機器に含まれる。
【0029】
構成情報記憶部11は、通信装置10と通信先の装置との間の構成に関する情報であって、該通信装置10に選択された経路であるか否かの情報を含む構成情報を記憶する。受信フレーム数記憶部12は、通信装置10と通信先の装置との間の構成それぞれの経路ごとに通信先の装置から受信されたフレーム数を記憶する。
【0030】
構成情報取得部13は、構成情報記憶部11から構成情報を取得し、取得された構成情報を経路切替検出部15に出力する。受信フレーム数取得部14は、受信フレーム数取得部12から受信フレーム数を取得し、経路切替検出部15に出力する。経路切替検出部15は、構成情報取得部13によって取得された構成情報と、受信フレーム数取得部14によって取得された受信フレーム数とを受け付ける。そして、経路切替検出部15は、通信装置10に選択された経路で受信された受信フレーム数、及び、通信装置10に選択されない経路で受信された受信フレーム数が所定条件を満たす場合に、通信装置10に選択された経路を切り替えることを検出する。
【0031】
このように、通信装置10は、自装置が選択している系で受信された受信フレーム数と、選択していない系で受信された受信フレーム数とに基づいて、選択している系を切り替えるか否かの判定を行なう。この結果、通信装置10は、リンクダウン等の障害発生をトリガとして系を切り替える従来技術と比較して、冗長構成を有するL2スイッチ等の通信装置によって切り替えられた系の不一致を抑止することができる。
【実施例2】
【0032】
[実施例2に係るL2スイッチの構成]
図2を用いて、実施例2に係るL2スイッチの構成例を説明する。図2は、実施例2に係るL2スイッチの構成例を示す図である。なお、実施例2に係る伝送システムの構成については、図9等と同様であるためその説明を省略する。
【0033】
例えば、図2に示すように、L2スイッチ100は、回線IF(InterFace)部101と、回線IF部102と、保守IF部103と、記憶部110と、制御部120とを有する。なお、L2スイッチ100は、例えば、ネットワーク内のデータ伝送を中継する機器であり、実施例1に係る通信装置10の一例である。
【0034】
回線IF部101は、例えば、Port番号1〜X(Xは自然数)の複数のポートを有し、該ポートを介して送受信されるフレーム等の各種データを制御する。回線IF部102は、例えば、Port番号1〜Y(Yは自然数)の複数のポートを有し、該ポートを介して送受信されるフレーム等の各種データを制御する。保守IF部103は、例えば、他のIF部と同様に複数のポートを有し、該ポートを介して送受信される保守に関する各種データを制御する。
【0035】
記憶部110は、例えば、制御部120による各種処理に要するデータや、制御部120による各種処理結果を記憶し、受信フレーム数記憶部111と、構成情報記憶部112とを有する。また、記憶部110は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置である。
【0036】
受信フレーム数記憶部111は、例えば、L2スイッチ100と通信先のL2スイッチとの間の構成それぞれの経路ごとに該通信先のL2スイッチから受信されたフレーム数を記憶する。なお、受信フレーム数記憶部111は、実施例1に係る受信フレーム数記憶部12の一例である。
【0037】
ここで、図3を用いて、受信フレーム数記憶部111に記憶される情報を説明する。図3は、受信フレーム数記憶部111に記憶される情報の例を示す図である。例えば、図3に示すように、受信フレーム数記憶部111は、回線IFごとに各ポートで周期内に受信された受信フレーム数を記憶する。具体的に例を挙げると、受信フレーム数記憶部111は、回線IF番号「1」と、Port番号1受信フレーム数「3」と、Port番号2受信フレーム数「0」とを記憶する。
【0038】
構成情報記憶部112は、例えば、L2スイッチ100と通信先のL2スイッチとの間の構成に関する情報であって、該L2スイッチ100に選択された経路であるか否かの情報を含む構成情報を記憶する。なお、構成情報記憶部112は、実施例1に係る構成情報記憶部11の一例である。
【0039】
ここで、図4を用いて、構成情報記憶部112に記憶される情報を説明する。図4は、構成情報記憶部112に記憶される情報の例を示す図である。例えば、図4に示すように、構成情報記憶部112は、登録された構成ごとにペアとなる回線IF番号、ポート番号及び選択された系であるか否かの情報を記憶する。具体的に例を挙げると、構成情報記憶部112は、構成番号「1」の構成情報1に回線IF番号「1」と、Port番号「1」と、選択/非選択「選択」とを対応付けて記憶する。また、構成情報記憶部112は、構成番号「1」の構成情報2に回線IF番号「2」と、Port番号「1」と、選択/非選択「非選択」とを対応付けて記憶する。なお、構成情報1と構成情報2とにおける選択/非選択の項目は、一方が「選択」で他方が「非選択」の背反値となる。
【0040】
制御部120は、例えば、制御プログラム、各種の処理手順等を規定したプログラム及び所要データを格納するための内部メモリを有するとともに、受信フレーム数検出部121と、受信フレーム数比較部122と、系切替部123とを有する。また、制御部120は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路、又は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の電子回路である。
【0041】
受信フレーム数検出部121は、例えば、回線IF部101や回線IF部102等を介して所定周期で受信された受信フレームの数を検出し、検出された受信フレーム数を受信フレーム数記憶部111に格納する。また、受信フレーム数検出部121は、例えば、検出された受信フレーム数を受信フレーム数記憶部111に格納した場合に、該格納したことを受信フレーム数比較部122に通知する。
【0042】
受信フレーム数比較部122は、例えば、受信フレーム数検出部121によって受信フレーム数記憶部111が更新されたことを示す通知を受け付ける。そして、受信フレーム数比較部122は、伝送システムにおけるL2スイッチ100に関する冗長構成の全ての組み合わせを構成情報記憶部112から取得する。続いて、受信フレーム数比較部122は、L2スイッチ100によって選択された系の経路で受信された受信フレーム数と、選択されない系の経路で受信された受信フレーム数とを受信フレーム数記憶部111から取得する。その後、受信フレーム数比較部122は、選択された系の受信フレーム数と、選択されない系の受信フレーム数とを比較して選択された系の不一致についての検出を実施する。
【0043】
受信フレーム数比較部122による系の不一致についての検出では、例えば、「選択された経路で受信された受信フレーム数=0」、且つ、「選択されない経路で受信された受信フレーム数>0」を満たす場合に、系の不一致が発生していることを検出する。すなわち、受信フレーム数比較部122は、L2スイッチ100において運用系ではなく予備系の所定経路で受信フレームを受信していることから、通信先のL2スイッチが選択する系と該L2スイッチ100が選択する系とが一致していないことを検出する。また、受信フレーム数比較部122は、系の不一致を検出した場合に、該系の不一致を検出したことを系切替部123に通知する。なお、受信フレーム数比較部122は、実施例1に係る構成情報取得部13、受信フレーム数取得部14及び経路切替検出部15の一例である。
【0044】
系切替部123は、例えば、受信フレーム数比較部122によって系の不一致を検出したことを通知された場合に、回線IF部101や回線IF部102等を介して、自律的に系の切り替えを実行する。そして、系の切り替えを実行した系切替部123は、系の切り替えを構成情報記憶部112に反映する。なお、系切替部123は、系の切り替えが完了したことを受信フレーム数検出部121に通知し、受信フレーム数検出部121は、受信フレーム数記憶部111を初期化する。
【0045】
[実施例2に係る受信フレーム数比較処理]
次に、図5を用いて、実施例2に係る受信フレーム数比較処理を説明する。図5は、実施例2に係る受信フレーム数比較処理の流れの例を示すフローチャートである。なお、受信フレーム数比較処理とは、受信フレーム数比較部122による処理を指す。
【0046】
例えば、図5に示すように、受信フレーム数比較部122は、受信フレーム数検出部121によって受信フレーム数記憶部111が更新されたことを通知された場合に(ステップS101肯定)、構成情報記憶部112から構成情報を取得する(ステップS102)。ここでは、構成情報記憶部112から取得される構成情報が、構成情報1と、構成情報2とである場合を説明する。なお、受信フレーム数比較部122は、受信フレーム数検出部121によって受信フレーム数記憶部111が更新されたことを通知されない場合に(ステップS101否定)、該通知待ちの状態となる。
【0047】
そして、受信フレーム数比較部122は、L2スイッチ100に関する冗長構成の全ての組み合わせの構成についての受信フレーム数を受信フレーム数記憶部111から取得する(ステップS103)。続いて、受信フレーム数比較部122は、取得された構成情報1がL2スイッチ100に選択された系であるか否かを判定する(ステップS104)。
【0048】
このとき、受信フレーム数比較部122は、取得された構成情報1が選択された系である場合に(ステップS104肯定)、該構成情報1を運用系とし、構成情報2を予備系とする(ステップS105)。一方、受信フレーム数比較部122は、取得された構成情報1が選択されない系である場合に(ステップS104否定)、該構成情報1を予備系とし、構成情報2を運用系とする(ステップS106)。
【0049】
その後、受信フレーム数比較部122は、「運用系の受信フレーム数=0」且つ「予備系の受信フレーム数>0」を満たすか否かを判定する(ステップS107)。このとき、受信フレーム数比較部122は、「運用系の受信フレーム数=0」且つ「予備系の受信フレーム数>0」を満たす場合に(ステップS107肯定)、系切替部123に選択された系の切り替えを依頼する(ステップS108)。そして、受信フレーム数比較部122は、全ての冗長構成について処理したか否かを判定する(ステップS109)。一方、受信フレーム数比較部122は、「運用系の受信フレーム数=0」且つ「予備系の受信フレーム数>0」を満たさない場合に(ステップS107否定)、ステップS109の処理を実行する。
【0050】
その後、受信フレーム数比較部122は、全ての冗長構成について処理した場合に(ステップS109肯定)、処理を終了し、全ての冗長構成について処理していない場合に(ステップS109否定)、ステップS102の処理を実行することになる。
【0051】
[実施例2による効果]
上述したように、L2スイッチ100は、自装置で選択している系でフレームが受信されない、且つ、選択していない系でフレームが受信された場合に、選択している系を切り替えるので、系の不一致を抑止することができる。
【実施例3】
【0052】
ところで、上記実施例2では、「運用系の受信フレーム数=0」且つ「予備系の受信フレーム数>0」を満たす場合に系を切り替えることとして説明したが、これ以外の条件で判定することとしても良い。そこで、実施例3では、実施例2とは異なる条件で系を切り替えるか否かを判定する例を説明する。
【0053】
[実施例3に係る受信フレーム数比較処理]
図6を用いて、実施例3に係る受信フレーム数比較処理を説明する。図6は、実施例3に係る受信フレーム数比較処理の流れの例を示すフローチャートである。なお、図6では、実施例2に係る受信フレーム数比較処理と同様のステップについては同一のステップを付している。
【0054】
例えば、図6に示すように、受信フレーム数比較部122は、受信フレーム数検出部121によって受信フレーム数記憶部111が更新されたことを通知された場合に(ステップS101肯定)、構成情報記憶部112から構成情報を取得する(ステップS102)。ここでは、構成情報記憶部112から取得された構成情報が、構成情報1と、構成情報2とである場合を説明する。なお、受信フレーム数比較部122は、受信フレーム数検出部121によって受信フレーム数記憶部111が更新されたことを通知されない場合に(ステップS101否定)、該通知待ちの状態となる。
【0055】
そして、受信フレーム数比較部122は、L2スイッチ100に関する冗長構成の全ての組み合わせの構成についての受信フレーム数を受信フレーム数記憶部111から取得する(ステップS103)。続いて、受信フレーム数比較部122は、取得された構成情報1がL2スイッチ100に選択された系であるか否かを判定する(ステップS104)。
【0056】
このとき、受信フレーム数比較部122は、取得された構成情報1が選択された系である場合に(ステップS104肯定)、該構成情報1を運用系とし、構成情報2を予備系とする(ステップS105)。一方、受信フレーム数比較部122は、取得された構成情報1が選択されない系である場合に(ステップS104否定)、該構成情報1を予備系とし、構成情報2を運用系とする(ステップS106)。
【0057】
その後、受信フレーム数比較部122は、「運用系の受信フレーム数<予備系の受信フレーム数」を満たすか否かを判定する(ステップS207)。このとき、受信フレーム数比較部122は、「運用系の受信フレーム数<予備系の受信フレーム数」を満たす場合に(ステップS207肯定)、系切替部123に選択された系の切り替えを依頼する(ステップS108)。そして、受信フレーム数比較部122は、全ての冗長構成について処理したか否かを判定する(ステップS109)。一方、受信フレーム数比較部122は、「運用系の受信フレーム数<予備系の受信フレーム数」を満たさない場合に(ステップS207否定)、ステップS109の処理を実行する。
【0058】
その後、受信フレーム数比較部122は、全ての冗長構成について処理した場合に(ステップS109肯定)、処理を終了し、全ての冗長構成について処理していない場合に(ステップS109否定)、ステップS102の処理を実行することになる。
【0059】
[実施例3による効果]
上述したように、L2スイッチ100は、自装置で選択している系で受信されたフレームの数よりも選択していない系で受信されたフレームの数の方が多い場合に、選択している系を切り替えるので、系の不一致を抑止することができる。
【実施例4】
【0060】
ところで、上記実施例2及び3で説明した系を切り替える条件の他にもさらに異なる条件で系を切り替えることとしても良い。そこで、実施例4では、実施例2や3等とは異なる条件で系を切り替えるか否かを判定する例を説明する。
【0061】
[実施例4に係る受信フレーム数比較処理]
図7を用いて、実施例4に係る受信フレーム数比較処理を説明する。図7は、実施例4に係る受信フレーム数比較処理の流れの例を示すフローチャートである。なお、図7では、実施例2に係る受信フレーム数比較処理と同様の処理については同一のステップを付している。
【0062】
例えば、図7に示すように、受信フレーム数比較部122は、受信フレーム数検出部121によって受信フレーム数記憶部111が更新されたことを通知された場合に(ステップS101肯定)、構成情報記憶部112から構成情報を取得する(ステップS102)。ここでは、構成情報記憶部112から取得される構成情報が、構成情報1と、構成情報2とである場合を説明する。なお、受信フレーム数比較部122は、受信フレーム数検出部121によって受信フレーム数記憶部111が更新されたことを通知されない場合に(ステップS101否定)、該通知待ちの状態となる。
【0063】
そして、受信フレーム数比較部122は、L2スイッチ100に関する冗長構成の全ての組み合わせの構成についての受信フレーム数を受信フレーム数記憶部111から取得する(ステップS103)。続いて、受信フレーム数比較部122は、取得された構成情報1がL2スイッチ100に選択された系であるか否かを判定する(ステップS104)。
【0064】
このとき、受信フレーム数比較部122は、取得された構成情報1が選択された系である場合に(ステップS104肯定)、該構成情報1を運用系とし、構成情報2を予備系とする(ステップS105)。一方、受信フレーム数比較部122は、取得された構成情報1が選択されない系である場合に(ステップS104否定)、該構成情報1を予備系とし、構成情報2を運用系とする(ステップS106)。
【0065】
その後、受信フレーム数比較部122は、「(予備系の受信フレーム数−運用系の受信フレーム数)>所定閾値」を満たすか否かを判定する(ステップS307)。このとき、受信フレーム数比較部122は、「(予備系の受信フレーム数−運用系の受信フレーム数)>所定閾値」を満たす場合に(ステップS307肯定)、系切替部123に選択された系の切り替えを依頼する(ステップS108)。そして、受信フレーム数比較部122は、全ての冗長構成について処理したか否かを判定する(ステップS109)。一方、受信フレーム数比較部122は、「(予備系の受信フレーム数−運用系の受信フレーム数)>所定閾値」を満たさない場合に(ステップS307否定)、ステップS109の処理を実行する。
【0066】
その後、受信フレーム数比較部122は、全ての冗長構成について処理した場合に(ステップS109肯定)、処理を終了し、全ての冗長構成について処理していない場合に(ステップS109否定)、ステップS102の処理を実行することになる。
【0067】
[実施例4による効果]
上述したように、L2スイッチ100は、自装置で選択していない系で受信されたフレーム数から選択している系で受信されたフレーム数を減算した値が所定閾値を超えた場合に、選択している系を切り替えるので、系の不一致を抑止することができる。
【実施例5】
【0068】
ところで、上記実施例2〜4で説明した系を切り替える条件の他にもさらに異なる条件で系を切り替えることとしても良い。そこで、実施例5では、実施例2〜4とは異なる条件で系を切り替えるか否かを判定する例を説明する。
【0069】
[実施例5に係る受信フレーム数比較処理]
図8を用いて、実施例5に係る受信フレーム数比較処理を説明する。図8は、実施例5に係る受信フレーム数比較処理の流れの例を示すフローチャートである。なお、図8では、実施例2に係る受信フレーム数比較処理と同様の処理については同一のステップを付している。
【0070】
例えば、図8に示すように、受信フレーム数比較部122は、受信フレーム数検出部121によって受信フレーム数記憶部111が更新されたことを通知された場合に(ステップS101肯定)、構成情報記憶部112から構成情報を取得する(ステップS102)。ここでは、構成情報記憶部112から取得される構成情報が、構成情報1と、構成情報2とである場合を説明する。なお、受信フレーム数比較部122は、受信フレーム数検出部121によって受信フレーム数記憶部111が更新されたことを通知されない場合に(ステップS101否定)、該通知待ちの状態となる。
【0071】
そして、受信フレーム数比較部122は、L2スイッチ100に関する冗長構成の全ての組み合わせの構成についての受信フレーム数を受信フレーム数記憶部111から取得する(ステップS103)。続いて、受信フレーム数比較部122は、取得された構成情報1がL2スイッチ100に選択された系であるか否かを判定する(ステップS104)。
【0072】
このとき、受信フレーム数比較部122は、取得された構成情報1が選択された系である場合に(ステップS104肯定)、該構成情報1を運用系とし、構成情報2を予備系とする(ステップS105)。一方、受信フレーム数比較部122は、取得された構成情報1が選択されない系である場合に(ステップS104否定)、該構成情報1を予備系とし、構成情報2を運用系とする(ステップS106)。
【0073】
その後、受信フレーム数比較部122は、「予備系の受信フレーム数>所定閾値」を満たすか否かを判定する(ステップS407)。このとき、受信フレーム数比較部122は、「予備系の受信フレーム数>所定閾値」を満たす場合に(ステップS407肯定)、系切替部123に選択された系の切り替えを依頼する(ステップS108)。そして、受信フレーム数比較部122は、全ての冗長構成について処理したか否かを判定する(ステップS109)。一方、受信フレーム数比較部122は、「予備系の受信フレーム数>所定閾値」を満たさない場合に(ステップS407否定)、ステップS109の処理を実行する。
【0074】
その後、受信フレーム数比較部122は、全ての冗長構成について処理した場合に(ステップS109肯定)、処理を終了し、全ての冗長構成について処理していない場合に(ステップS109否定)、ステップS102の処理を実行することになる。
【0075】
[実施例5による効果]
上述したように、L2スイッチ100は、自装置で選択していない系で受信されたフレームの数が所定閾値を超えた場合に、選択している系を切り替えるので、系の不一致を抑止することができる。
【実施例6】
【0076】
さて、これまで本願に開示する通信装置及び通信方法の実施例について説明したが、上述した実施例以外にも種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、(1)系の不一致判定、(2)保守者への通知、(3)装置の構成、において異なる実施例を説明する。
【0077】
(1)系の不一致判定
上記実施例では、種々の条件を満たす場合に選択された系の不一致を検出する場合を説明したが、1回の検出では系の不一致として検出せずに、連続して検出された回数が所定閾値を超えた場合に不一致として検出することにしても良い。
【0078】
(2)保守者への通知
また、L2スイッチ100と通信先のL2スイッチとで選択された系の不一致が検出された場合には、保守IF部103を介して保守者が監視する情報処理装置等に通知することとしても良い。例えば、受信フレーム数比較部122は、系の不一致を検出した場合に、保守IF部103を介して保守者が監視する情報処理装置に対して通知する。また、例えば、受信フレーム数比較部122は、系の不一致を検出した場合に、保守IF部103を介して保守者が監視する情報処理装置に対して通知するとともに、系切替部123に対する系の切り替え依頼を行なわないことにしても良い。系切替部123に対して系の切り替え依頼が行なわれない場合には、系の不一致の通知を認識した保守者によって系の切り替えが行なわれることになる。
【0079】
(3)装置の構成
また、上記文書中や図面中等で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータ等を含む情報(例えば、「構成情報記憶部112」に記憶された情報等)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。すなわち、構成情報記憶部112に記憶された情報は、L2スイッチ100と通信先のL2スイッチとの冗長構成によって変化する。
【0080】
また、図示したL2スイッチ100の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は、図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負担や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合することができる。例えば、受信フレーム数比較部122は、「構成情報取得部」と、「受信フレーム数取得部」と、「経路切替検出部」とに分散しても良い。なお、構成情報取得部は、構成情報記憶部112から構成情報を取得し、受信フレーム数取得部は、受信フレーム数記憶部111から受信フレーム数を取得し、経路切替検出部は、系の不一致により経路の切り替えを検出する。
【符号の説明】
【0081】
100 L2スイッチ
101 回線IF部
102 回線IF部
103 保守IF部
110 記憶部
111 受信フレーム数記憶部
112 構成情報記憶部
120 制御部
121 受信フレーム数検出部
122 受信フレーム数比較部
123 系切替部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自装置と通信先の装置との間の構成に関する情報であって、前記自装置に選択された経路であるか否かの情報を含む構成情報を記憶する構成情報記憶部から構成情報を取得する構成情報取得部と、
前記構成それぞれの経路ごとに前記通信先の装置から受信されたフレーム数を記憶する受信フレーム数記憶部から受信フレーム数を取得する受信フレーム数取得部と、
前記構成情報取得部によって取得された構成情報と、前記受信フレーム数取得部によって取得された受信フレーム数とを用いて、前記自装置に選択された経路で受信された受信フレーム数、及び、前記自装置に選択されない経路で受信された受信フレーム数が所定条件を満たす場合に、前記自装置に選択された経路を切り替えることを検出する経路切替検出部と
を有することを特徴とする通信装置。
【請求項2】
前記経路切替検出部は、前記自装置に選択された経路で受信された受信フレーム数が0、且つ、前記自装置に選択されない経路で受信された受信フレーム数が0より大きい場合に、前記自装置に選択された経路を切り替えることを検出することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記経路切替検出部は、前記自装置に選択された経路で受信された受信フレーム数よりも前記自装置に選択されない経路で受信された受信フレーム数が多い場合に、前記自装置に選択された経路を切り替えることを検出することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項4】
前記経路切替検出部は、前記自装置に選択されない経路で受信された受信フレーム数から前記自装置に選択された経路で受信された受信フレーム数を減算した値が所定閾値を超えた場合に、前記自装置に選択された経路を切り替えることを検出することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項5】
前記経路切替検出部は、前記自装置に選択されない経路で受信された受信フレーム数の値が所定閾値を超えた場合に、前記自装置に選択された経路を切り替えることを検出することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項6】
前記経路切替検出部は、前記所定条件を満たす回数が所定閾値を超えた場合に、前記自装置に選択された経路を切り替えることを検出することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項7】
自装置と通信先の装置との間の構成に関する情報であって、前記自装置に選択された経路であるか否かの情報を含む構成情報を記憶する構成情報記憶部から構成情報を取得する構成情報取得ステップと、
前記構成それぞれの経路ごとに前記通信先の装置から受信されたフレーム数を記憶する受信フレーム数記憶部から受信フレーム数を取得する受信フレーム数取得ステップと、
前記構成情報取得ステップによって取得された構成情報と、前記受信フレーム数取得ステップによって取得された受信フレーム数とを用いて、前記自装置に選択された経路で受信された受信フレーム数、及び、前記自装置に選択されない経路で受信された受信フレーム数が所定条件を満たす場合に、前記自装置に選択された経路を切り替えることを検出する経路切替検出ステップと
を含んだことを特徴とする通信方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2011−223267(P2011−223267A)
【公開日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−89757(P2010−89757)
【出願日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【出願人】(000237662)富士通テレコムネットワークス株式会社 (682)
【Fターム(参考)】