説明

通信試験を実行する通信装置、通信試験方法及びプログラム

【課題】通信装置相互間で行われる通信試験を短時間に行う。
【解決手段】予め外部装置20から、携帯電話40を遠隔操作することが可能な携帯電話30のメモリ33に通信試験用プログラムをアップロードする。そして、この通信試験用プログラムを携帯電話30の制御回路34に実行させることで、携帯電話30に携帯電話40の操作を行わせながら、携帯電話30と携帯電話40相互間の通信試験を行う。これにより、携帯電話30と携帯電話40相互間で行われる通信試験を、一方の携帯電話30のみにアップロードされた試験用プログラムによって行うことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信試験を実行する通信装置、通信試験方法及びプログラムに係り、更に詳しくは、受信した指令に基づいて動作する通信装置との間で通信試験を実行する通信装置、通信装置相互間で行われる通信試験方法、及び前記通信装置に用いられるプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯端末の開発段階では、商用網もしくは擬似基地局を含む試験環境網を使用して、携帯端末相互間の通信が正常に行われているか否かを確認するための通信試験が行われる。この種の通信試験では、携帯端末それぞれの操作を手動で行うと、通信試験に要する工数が増大してしまう。そこで、試験対象となる携帯端末それぞれに通信試験を行うためのプログラムを記憶させ、各携帯端末に当該プログラムを実行させることによって、通信試験を行う方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。この方法によると、通信試験はプログラムに基づいて自動的に行われるので、通信試験を実施するための工数が大幅に削減され、効率的である。
【0003】
【特許文献1】特開平5−130009号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、試験対象となる携帯端末それぞれに対して、通信試験を行うためのプログラムや試験の条件などを決定するためのパラメータをアップロードして記憶させる必要がある。このため、通信試験の準備にある程度の時間を要していた。また、携帯端末の製造時に、通信試験を行うためのプログラムを各携帯端末に記憶させておくことも考えられるが、この方法では携帯端末の製造コストが増加することが予想される。
【0005】
本発明は、上述の事情の下になされたもので、その第1の目的は、短時間に通信試験を行うことを可能とする通信装置を提供することにある。
【0006】
また、本発明の第2の目的は、短時間に行うことが可能な通信試験方法を提供することにある。
【0007】
また、本発明の第3の目的は、携帯電話の制御装置に実行させることで、短時間に通信試験を行うことを可能とするプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の観点にかかる通信装置は、受信した指令に基づいて動作する他の通信装置との間で所定の通信試験を実行する通信装置であって、前記通信試験の試験手順を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記試験手順に基づいて、前記他の通信装置に対して情報を発信する情報発信手段と、前記試験手順に基づいて他の通信装置を操作して、前記他の通信装置に前記発信した情報を受信するための指令を送信する遠隔操作手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の第2の観点にかかる通信装置は、受信した指令に基づいて動作する他の通信装置との間で所定の通信試験を実行する通信装置であって、前記通信試験の試験手順を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記試験手順に基づいて、前記他の通信装置に対して情報を発信させるための指令を送信する遠隔操作手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の第3の観点にかかる通信試験方法は、所定の試験手順に基づいて通信装置相互間で実行される通信試験方法であって、第1の通信装置に、前記第1の通信装置と異なる第2の通信装置に対して情報を発信させる工程と、前記第1の通信装置に前記第2の通信装置を操作させて、前記第2の通信装置に前記情報を受信させる工程と、を含むことを特徴とする。
【0011】
また、本発明の第4の観点にかかる通信試験方法は、遠隔操作される通信装置に対して実行される通信試験方法であって、所定の試験手順に従って前記通信装置を操作して、前記通信装置に情報を発信させる工程と、前記試験手順に従って前記通信装置を操作して、所定の情報を受信させる工程と、を含むことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の第5の観点にかかるプログラムは、受信した指令に基づいて動作する他の通信装置との間で所定の通信試験を実行する通信装置の制御装置に、前記他の通信装置に対して情報を発信する手順と、前記他の通信装置を操作して、前記他の通信装置に前記情報を受信させる手順と、前記他の通信装置を操作して、前記他の通信装置に情報を発信させる手順と、前記他の通信装置から発信された情報を受信する手順と、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
所定の試験手順に従って、通信装置から情報が発信され、この情報は、情報が発信された通信装置が別の通信手段を遠隔操作することにより、この遠隔操作された通信装置によって受信される。これにより、通信試験の対象となる通信装置それぞれに、試験手順を記憶させるなどの処理が不要になり、通信試験の準備を短時間のうちに容易に行うことができ、結果的に通信試験を容易にかつ短時間のうちに完了することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下本発明の一実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。図1は本実施形態にかかる通信試験を行う際の機器構成を示す図である。本実施形態にかかる通信試験が実施される試験環境は、図1に示されるように、外部装置20と、商用網10を介して相互通信が可能な携帯電話30及び携帯電話40を含んで構成される。
【0015】
外部装置20は、携帯電話30及び携帯電話40相互間の通信試験を実行するための手順が規定されたプログラム(以下、通信試験用プログラムという)を保有するパソコン、又はワークステーションである。この外部装置20は、例えばUSBインターフェイス、LANポートなどの有線インターフェイスを有している。そして、外部装置20には、この有線インターフェイスを介して携帯電話30が接続されている。
【0016】
携帯電話30は、有線インターフェイス31、通信回路32、メモリ33、制御回路34、無線インターフェイス35を有している。
【0017】
前記有線インターフェイス31は、上述の外部装置20に設けられた有線インターフェイスと同等のものであり、携帯電話30は、有線インターフェイス31を介して外部装置20に接続されている。
【0018】
前記通信回路32は、一例として直交変調回路、直交復調回路、位相同期回路などが集積して形成されたRFIC(Radio Frequency Integrated Circuit)チップ、バンドパスフィルタ、デュプレクサ、及び増幅器などを含んで構成されている。この通信回路32は、携帯電話の商用網10を介して、携帯電話40と音声情報を含む情報の送受信を行う。
【0019】
前記メモリ33は、例えばRAMなどの半導体記憶装置を含んで構成され、外部装置20から送信された通信試験用プログラムを記憶する。
【0020】
前記無線インターフェイス35は、変調された赤外線を発信することで、携帯電話40に対して情報を送信し、また、変調された赤外線を受信することで、外部から情報を受信する。
【0021】
前記制御回路34は、CPU(中央演算処理装置)を含んで構成されている。この制御回路34は、メモリ33に記憶された通信試験用プログラムを読み出し、この通信試験用プログラムに基づいて、上記各部を統括的に制御する。
【0022】
携帯電話40は、携帯電話30が有する通信回路32、制御回路34、無線インターフェイス35と同等の機能を有する通信回路42、制御回路44、無線インターフェイス45を有し、有線インターフェイス、通信試験用プログラムを記憶するメモリを持たない点で、携帯電話30と相違している。この携帯電話40では、制御回路44によって通信回路42、無線インターフェイス45が統括的に制御されることで、携帯電話30との間で相互通信が行われる。
【0023】
次に、携帯電話30及び携帯電話40相互間で実施される通信試験方法について説明する。前提として、携帯電話30と携帯電話40とは、無線インターフェイス35及び無線インターフェイス45を介して赤外線通信が可能な状態となっているものとする。
【0024】
図2のフローチャート1、及び図3のフローチャート2は、携帯電話30の制御回路34によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。携帯電話30の制御回路34は、外部装置20から通信試験用プログラムがメモリ33にアップロードされると、図2のフローチャート1に示される処理を開始する。
【0025】
最初のステップS301では、制御回路34は、携帯電話40の呼び出し信号を発信する。この呼び出し信号は、携帯電話30の通信回路32から出力され、商用網10を介して携帯電話40へ到達する。
【0026】
次のステップS302では、制御回路34は、携帯電話30からの呼び出し信号が発信されたことにより、携帯電話40が呼び出し状態となっているか否かを判断する。この判断は、携帯電話30が、例えば商用網10に含まれる交換機などからの信号を受信し、この受信した信号に基づいて行う。
【0027】
ステップS302での判断が否定された場合にはステップS309へ移行し、制御回路34は、通信試験が失敗したことを外部装置20へ通知して、処理を終了する。一方、ステップS302での判断が肯定された場合には、次のステップS303へ移行する。
【0028】
ステップS303では、制御回路34は、携帯電話40へ応答指令を送信する。この応答指令は、携帯電話30の無線インターフェイス35から出力され、携帯電話40の無線インターフェイス45を介して携帯電話40の制御回路44に受信される。制御回路44は、この応答指令を受信すると、携帯電話40に対する呼び出しに応答する。これにより、携帯電話30と携帯電話40とが通話状態となる。
【0029】
次のステップS304では、制御回路34は、携帯電話40が呼び出しに対して応答したか、すなわち、携帯電話30と携帯電話40とが通話状態となっているか否かを判断する。そして、ここでの判断が肯定されると、次のステップS305へ移行する。
【0030】
次のステップS305では、制御回路34は、試験情報の通信を実行する。この通信は例えば、携帯電話30の通信回路32と携帯電話40の通信回路42との間で、商用網10を介して所定の情報を送受信することにより行う。
【0031】
次のステップS306では、制御回路44は、携帯電話40に対する通信を終了する。これにより、携帯電話30と携帯電話40との通話状態が解消される。
【0032】
次のステップS307では、ステップS305で行われた情報の送受信が正常に行われたか否かを検証する。そして、ステップS307での判断が否定された場合にはステップS309へ移行し、制御回路34は、外部装置20に通信試験の失敗を通知した後、フローチャート1に示される処理を終了する。
【0033】
一方、ステップS307での判断が肯定された場合には、ステップS308へ移行し、制御回路34は、外部装置20に対して通信試験の正常終了を通知した後、フローチャート1に示される処理を終了し、図3のフローチャート2に示される一連の処理を開始する。
【0034】
フローチャート2のステップS401では、制御回路34は、携帯電話40へ呼び出し開始指令を送信する。この呼び出し開始指令は、携帯電話30の無線インターフェイス35から出力され、携帯電話40の無線インターフェイス45を介して制御回路44に受信される。制御回路44は、この呼び出し開始指令を受信すると、携帯電話30に対して呼び出し信号を発信する。この呼び出し信号は、携帯電話40の通信回路42から出力され、商用網10を介して携帯電話30へ到達する。
【0035】
次のステップS402では、制御回路34は、携帯電話40からの呼び出し信号が発信されたことにより、携帯電話30が呼び出し状態となっているか否かを判断する。この判断は、携帯電話30が、例えば商用網10に含まれる交換機などからの信号を受信し、この受信した信号に基づいて判断する。
【0036】
ステップS402での判断が否定された場合にはステップS409へ移行し、制御回路34は、通信試験が失敗したことを外部装置20へ通知して、処理を終了する。一方、ステップS402での判断が肯定された場合には、次のステップS403へ移行する。
【0037】
ステップS403では、制御回路34は、携帯電話30に対する呼び出しに応答する。これにより、携帯電話30と携帯電話40とが通話状態となる。
【0038】
次のステップS404では、制御回路34は、試験情報の通信を実行する。この通信は例えば、携帯電話30の通信回路32と携帯電話40の通信回路42との間で、商用網10を介して所定の情報を送受信することにより行う。
【0039】
次のステップS405では、制御回路34は、携帯電話40へ通話終了指令を送信する。この通話終了指令は、携帯電話30の無線インターフェイス35から出力され、携帯電話40の無線インターフェイス45を介して制御回路44に受信される。制御回路44は、この応答指令を受信すると、携帯電話30に対する通信を終了する。これにより、携帯電話30と携帯電話40との通話状態が解消される。
【0040】
次のステップS406では、制御回路34は、携帯電話40による携帯電話30に対する通信が終了されたか否かを判断する。この判断は、例えば商用網10に含まれる交換機からの信号に基づいて行う。
【0041】
ステップS406での判断が否定された場合にはステップS409へ移行し、制御回路34は、通信試験が失敗したことを外部装置20へ通知して、処理を終了する。一方、ステップS406での判断が肯定された場合には、次のステップS407へ移行する。
【0042】
ステップS407では、ステップS404で行われた情報の送受信が正常に行われたか否かを検証する。そして、ステップS407での判断が否定された場合には、ステップS409へ移行し、制御回路34は、外部装置20に通信試験の失敗を通知した後、フローチャート2に示される処理を終了する。
【0043】
一方、ステップS407での判断が肯定された場合には、ステップS408へ移行し、制御回路34は、外部装置20に通信試験の正常終了を通知した後、フローチャート2に示される処理を終了する。これにより、携帯電話30と携帯電話40相互間の通信試験が完了する。
【0044】
以上説明したように、本実施形態では、予め外部装置20から携帯電話30のメモリ33に通信試験用プログラムがアップロードされる。そして、この通信試験用プログラムが携帯電話30の制御回路34に実行されることで、携帯電話30と携帯電話40相互間の通信試験が行われる。したがって、試験対象となる携帯電話の一方にのみ、通信試験を行う通信試験用のプログラムをアップロードすればよいので、通信試験の対象となる通信装置それぞれに、試験手順を記憶させるなどの処理が不要になり、通信試験の準備を短時間のうちに容易に行うことができ、結果的に通信試験を容易にかつ短時間のうちに完了することが可能となる。
【0045】
また、本実施形態では、通信試験の対象となるすべての携帯電話30,40を外部装置20に物理的に接続する必要がない。このため、試験設備の簡素化を図ることができる。
【0046】
なお、本実施形態では、携帯電話30が外部装置20と接続された状態で、通信試験が実施されたが、外部装置20は、携帯電話30に対する試験用プログラムがアップロードされた後に取り外してもよい。また、携帯電話30の製造段階で、予め試験用プログラムをメモリ33に記憶させておき、外部装置20を用いることなく、通信試験を行ってもよい。これにより、試験設備の更なる簡素化を実現することができる。
【0047】
また、本実施形態では、携帯電話30の制御回路34が、ステップS305及びステップS404での処理結果の検証を行ったが、これに限らず、例えば携帯電話30と携帯電話40との通信結果を外部装置20へ出力し、外部装置20が、通信結果の評価を行ってもよい。
【0048】
また、本実施形態では、外部装置20と携帯電話30とが有線接続されているが、これに限らず、外部装置20と携帯電話30とは無線接続されていてもよい。
【0049】
また、本実施形態では、携帯電話30と携帯電話40とは、商用網10を介して通信試験を行ったが、これに限らず、例えば試験用の基地局を含む試験網を介して通信試験を行ってもよい。
【0050】
また、本実施形態では、携帯電話30と携帯電話40相互間は、赤外線による通信が行われることとしたが、これに限らず、携帯電話30と携帯電話40とは、電波などを用いた他の方式の通信を行うこととしてもよい。
【0051】
なお、本実施形態では、携帯電話相互間で実施される通信試験について説明したが、本発明はこれに限らず、携帯電話以外の、例えばPHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)などの携帯端末に対しても適用することができる。また、通信試験が実施される携帯端末は、相互に異なる形態のものであってもよい。具体的には、携帯電話とPDA、携帯電話とPHSなどを組み合わせて、これら相互間で通信試験を行うこともできる。
【0052】
また、本実施形態では、携帯電話30が携帯電話40を遠隔操作することにより、携帯電話30と携帯電話40相互間で通信試験が行われる場合について説明したが、例えば、図4に示されるように、外部装置20に、無線インターフェイス35を設け、この無線インターフェイス35を介して、携帯電話40に試験手順に基づく指令を送信することによっても、携帯電話40に試験用プログラムをアップロードすることなく、当該携帯電話40に対して通信試験を実施することができる。この場合には、例えば、外部装置20によって、2台あるいはそれ以上の複数の携帯端末を操作しながら、各携帯端末相互間の通信試験を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】通信試験を行う際の機器構成を示す図である。
【図2】携帯電話30の制御回路34が実行する処理を説明するためのフローチャート1を示す図である。
【図3】携帯電話30の制御回路34が実行する処理を説明するためのフローチャート2を示す図である。
【図4】通信試験の変形例を説明するための図である。
【符号の説明】
【0054】
10…商用網
20…外部装置
30…携帯電話
31…有線インターフェイス
32…通信回路
33…メモリ
34…制御回路
35…無線インターフェイス
40…携帯電話
42…通信回路
44…制御回路
45…無線インターフェイス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信した指令に基づいて動作する他の通信装置との間で所定の通信試験を実行する通信装置であって、
前記通信試験の試験手順を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記試験手順に基づいて、前記他の通信装置に対して情報を発信する情報発信手段と、
前記試験手順に基づいて他の通信装置を操作して、前記他の通信装置に前記発信した情報を受信するための指令を送信する遠隔操作手段と、
を備える通信装置。
【請求項2】
受信した指令に基づいて動作する他の通信装置との間で所定の通信試験を実行する通信装置であって、
前記通信試験の試験手順を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記試験手順に基づいて、前記他の通信装置に対して情報を発信させるための指令を送信する遠隔操作手段と、
を備える通信装置。
【請求項3】
前記試験手順を外部装置から受信し、前記記憶手段に記憶する処理手段を更に備える請求項1又は2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記遠隔操作手段及び前記他の通信装置それぞれは、相互に通信可能な無線インターフェイスを備え、
前記遠隔操作手段は、前記無線インターフェイスを介して、前記試験手順に基づく指令を、前記他の通信装置に送信する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項5】
所定の試験手順に基づいて通信装置相互間で実行される通信試験方法であって、
第1の通信装置に、前記第1の通信装置と異なる第2の通信装置に対して情報を発信させる工程と、
前記第1の通信装置に、前記第2の通信装置を操作させて、前記第2の通信装置に前記情報を受信させる工程と、
を含む通信試験方法。
【請求項6】
前記第1の通信装置に、予め前記試験手順を送信する工程を更に含む請求項5に記載の通信試験方法。
【請求項7】
前記第1の通信装置に前記第2の通信装置を操作させて、前記第2の通信装置に情報を発信させる工程と、
前記第1の通信装置に、前記第2の通信装置から発信された情報を受信させる工程と、
を更に含む請求項5又は6に記載の通信試験方法。
【請求項8】
遠隔操作される通信装置に対して実行される通信試験方法であって、
所定の試験手順に従って前記通信装置を操作して、前記通信装置に情報を発信させる工程と、
前記試験手順に従って前記通信装置を操作して、所定の情報を受信させる工程と、
を含む通信試験方法。
【請求項9】
前記通信装置の操作は、前記試験手順を記憶する外部装置によって行われる請求項8に記載の通信試験方法。
【請求項10】
受信した指令に基づいて動作する他の通信装置との間で所定の通信試験を実行する通信装置の制御装置に、
前記他の通信装置に対して情報を発信する手順と、
前記他の通信装置を操作して、前記他の通信装置に前記情報を受信させる手順と、
前記他の通信装置を操作して、前記他の通信装置に情報を発信させる手順と、
前記他の通信装置から発信された情報を受信する手順と、
を実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−124145(P2010−124145A)
【公開日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−294856(P2008−294856)
【出願日】平成20年11月18日(2008.11.18)
【出願人】(390010179)埼玉日本電気株式会社 (1,228)
【Fターム(参考)】