説明

遊技機

【課題】営業中に設定変更をやり直す場合に設定値を遊技者に認識されないようにするとともに、安価かつ簡単な構成で、不正な設定変更行為を防止することにより、不正なメダル等の遊技媒体の払い出しを防止できるようにする。
【解決手段】開示される遊技機の1つであるスロットマシンは、出玉率を設定変更可能な設定モードに切り替えるための設定キーシリンダ80と、出玉率に関する複数の設定値のいずれかを選択するための設定スイッチ91と、可視化部材に照射されて可視化される不可視光を照射する7セグメント不可視光LEDを有する設定値表示器と、設定スイッチ91の操作に応じて設定モードに切り替え、設定スイッチ91の操作に応じて出玉率の設定変更を行うとともに、出玉率に関する設定値に対応して設定値表示器を動作させるメイン制御基板16とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ店等の遊技場に設置されるスロットマシン等のメダル遊技機、パチンコ遊技機あるいは雀球遊技機、アレンジボール等の弾球遊技機などの遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
遊技機の1つであるスロットマシンは、一般に、入賞役に当選する確率である出玉率を遊技場側で設定変更可能に構成されている。現在のスロットマシンでは、設定は、遊技者に最も不利な出玉率が設定された設定値1から遊技者に最も有利な出玉率が設定された設定値6まで6段階ある。
【0003】
ここで、出玉率を設定変更する手順について簡単に説明する。
(A)まず、スロットマシンの管理者等(以下単に「管理者」という。)は、スロットマシンを構成する筐体の開口部を閉塞している前扉を開放した後、筐体内部に設置されている電源装置の電源スイッチをオフする。
(B)次に、管理者は、電源スイッチをオフした状態で、電源装置に取り付けられている設定キーシリンダの鍵穴に設定キーを挿入してオンする。
(C)次に、管理者が上記電源スイッチをオンした後、前扉背面に設けられている中央表示基板の設定スイッチをオンすると、前扉前面に設けられている7セグメント発光ダイオード(LED)を有する払出枚数表示器に設定値1〜設定値6にそれぞれ対応した1〜6までのいずれかの数字が表示される。設定スイッチを操作するごとにインクリメントされた数字が上記払出枚数表示器に表示されるため、管理者は、所望の設定値に対応した数字が上記払出枚数表示器に表示された状態で、前扉に固設されているスタートレバーをオンした後、設定スイッチをオフする。これにより、設定変更が完了する。
【0004】
設定変更は、通常、遊技場の閉店以降に次の営業日に備えて行われる。ところが、営業中に、例えば、スロットマシンの故障などにより、設定変更のやり直しが必要となる場合がある。この場合、設定変更のやり直しをすべきスロットマシン近傍に遊技者が留まっている状態で、管理者が上記(A)〜(C)に示す手順に従って設定変更を行うため、払出枚数表示器に表示された設定値を遊技者に見られてしまうおそれがある。
【0005】
そこで、上記不都合を解決するために、従来、以下に示す構成を有するスロットマシンが提案されている。このスロットマシンでは、上記払出枚数表示器の他に、7セグメントLEDを有する設定値表示器を前扉背面に設け、切替スイッチの切替動作により払出枚数表示器による表示と設定値表示器による表示を択一的に制御している(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】特開平06−304295号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、遊技者のごく一部には、遊技場側が適法に設定している出玉率を高い設定値に設定変更することにより、不正にメダルを得る不正行為(いわゆるゴト行為)を行う者(以下「不正行為者」という。)がいる。
ところが、上記特許文献1に記載されたスロットマシンでは、結局、設定値表示器に設定値1〜設定値6にそれぞれ対応した1〜6までのいずれかの数字が表示されるため、設定値が直ちに把握でき、不正行為者による設定変更が容易になされてしまうという問題があった。
【0008】
上記した不都合は、スロットマシンだけでなく、メダルや遊技球などの遊技媒体の出玉率の設定値を変更する必要があるとともに、上記遊技媒体が不正に払い出される可能性のあるスロットマシン以外のメダル遊技機、パチンコ遊技機あるいは雀球遊技機、アレンジボール等の弾球遊技機などの他の遊技機についても、同様に当てはまる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、上述のような課題を解決することができる遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明に係る遊技機は、出玉率を設定変更可能な設定モードに切り替えるための設定モード切替手段と、前記出玉率に関する複数の設定値のいずれかを選択するための設定値変更手段と、可視化部材に照射されて可視化される不可視光を照射する不可視光発光素子を有する表示手段と、前記設定モード切替手段の操作に応じて前記設定モードに切り替え、前記設定値変更手段の操作に応じて前記出玉率の設定変更を行うとともに、前記出玉率に関する前記設定値に対応して前記表示手段を動作させる制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機に係り、前記表示手段は、7セグメントの前記不可視光発光素子を有し、前記可視化部材に照射されることにより、前記設定値に対応した数字、文字又は記号として可視化される前記不可視光を照射することを特徴としている。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機に係り、前記表示手段は、複数個の前記不可視光発光素子を有し、前記可視化部材に照射されることにより、前記設定値に対応して、点灯、消灯、点滅又はこれらの組み合わせとして可視化されるように動作することを特徴としている。
【0012】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の遊技機に係り、前記表示手段は、異なる波長の不可視光を照射する複数個の不可視光発光素子を有し、前記可視化部材に照射されることにより、前記設定値に対応して、それぞれ異なる色の組み合わせを含めて可視化されるように動作することを特徴としている。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、営業中に設定変更のやり直しを行う場合に、設定値を遊技者に認識されるおそれがない。また、本発明によれば、安価かつ簡単な構成で、遊技場側が適法に設定している出玉率を高い設定値に設定変更することにより、不正にメダル等の遊技媒体を得る不正行為を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る遊技機の1つであるスロットマシン1の外観構成を示す正面図、図2は、図1に示すスロットマシン1の前扉3の内部構成を示す背面図である。また、図3は、図1に示すスロットマシン1の筐体2の内部構成を示す正面図、図4は、図1に示すスロットマシン1の電気的構成を示すブロック図である。本実施の形態1に係るスロットマシン1は、全体形状が略長方形状を呈している筐体2と、この筐体2の開口部を覆うようにして蝶番機構4(図2参照)により開閉可能に取り付けられた前扉3とを備えている。
【0015】
図3に示すように、筐体2内の中央からやや下端寄りにおいて、側板2aと側板2bとの間に架設された棚板11の上面には、回胴装置12が固設されている。この回胴装置12は、左リール21a、中リール21b及び右リール21cを備えている。左リール21a、中リール21b及び右リール21cは、いずれも略円筒状を呈しており、それぞれが回転自在に、かつ、各回転軸が略同一直線上に位置するように並設されている。左リール21a、中リール21b及び右リール21cの各外周面には、複数種類の図柄が入賞役に応じて1個又は数個ずつ略等間隔に描かれている。但し、図柄の配列は、左リール21a、中リール21b及び右リール21cそれぞれで異なっている。
【0016】
図3に示す左リール21a、中リール21b及び右リール21cの各回転軸には、ステッピングモータ22a、22b及び22c(図4参照)がそれぞれ連結されている。左リール21a、中リール21b及び右リール21cは、対応するステッピングモータ22a、22b及び22cによってそれぞれ駆動されて回転する。回胴装置12の上面には、図3には示さないが、回胴装置基板23(図4参照)が固設されている。
【0017】
回胴装置12の下方であって、筐体2の底板2cの上面略中央には、ホッパ装置13が固設されている。ホッパ装置13は、前扉3の操作卓3aに穿設されたメダル投入口31a(図1参照)から投入されたメダル(図示略)を貯留するとともに、入賞配当等の際にメダルを払い出す。
【0018】
このホッパ装置13の図中右隣の底板2c上面には、オーバーフロータンク14が固設されている。オーバーフロータンク14には、ホッパ装置13から溢れたメダルが収容される。一方、ホッパ装置13の図中左隣の底板2c上面には、電源装置15が固設されている。
【0019】
また、回胴装置12の上方であって、筐体2の背板2dには、メイン制御基板16が固設されている。メイン制御基板16は、スロットマシン1全体を集中制御する。メイン制御基板16は、中央処理装置(CPU)61、ROM62、RAM63、インターフェイス(I/F)回路64等を有するマイコンを中心として構成されている。
【0020】
一方、図1に示すように、前扉3の前面中央からやや下端寄りには、遊技者側に突出して、操作卓3aが前扉3と一体的に形成されている。前扉3は、例えば、硬質プラスチック等から構成されている。操作卓3aの段部3aaの図中右端近傍には、メダル投入部31が形成されている。メダル投入部31の略中央には、遊技者がメダルを投入するためのメダル投入口31aが穿設されている。
【0021】
一方、操作卓3aの段部3aaの左端近傍に所定距離離れてそれぞれ穿設された2つの貫通孔(図示略)には、1ベットボタン32及びマックスベットボタン33がそれぞれ嵌合されている。1ベットボタン32及びマックスベットボタン33は、スロットマシン1の1ゲームに賭けるメダルの枚数を指示するためのものである。つまり、遊技者が1ベットボタン32を押圧操作することにより、内部的に貯留されているメダルから1枚のメダルが当該ゲームに対して賭けられる。同様に、遊技者がマックスベットボタン33を押圧操作することにより、内部的に貯留されているメダルから最大枚数(通常、3枚)のメダルが当該ゲームに対して賭けられる。
【0022】
また、操作卓3aの左端近傍に穿設された貫通孔(図示略)には、精算ボタン34が嵌合されている。精算ボタン34は、ゲームに使用するためにメダル投入口31aから投入されたメダルをキャンセルして払い出させることを指示するとともに、メイン制御基板16が内部的に貯留しているメダルを清算して払い出させることを指示するためのものである。さらに、操作卓3aにおいて、上記精算ボタン34の図中右隣には、スタートレバー35が固設されている。スタートレバー35は、上記回胴装置12を構成する左リール21a、中リール21b及び右リール21cの一斉回転の開始を指示するためのものである。
【0023】
また、操作卓3aの正面略中央には、ストップボタン36a、36b及び36cがそれぞれ所定間隔離れて並設されている。ストップボタン36a、36b及び36cは、上記左リール21a、上記中リール21b及び上記右リール21cの配列にそれぞれ対応しており、対応する上記左リール21a、上記中リール21b又は上記右リール21cのそれぞれの回転停止をそれぞれ指示するためのものである。
【0024】
一方、操作卓3aの図中右端近傍には、前扉3を開錠するための前扉キー(図示略)が挿入される鍵穴37が穿設されている。この鍵穴37にスロットマシン1の管理者等(以下単に「管理者」という。)が上記前扉キーを挿入して開錠操作すると、蝶番機構4によって筐体2に取り付けられている前扉3を上記蝶番機構4を軸として前方へ開くことができる。一方、管理者が前扉3を筐体2側に閉じ、前扉3の上記鍵穴37近傍を筐体2側に押し付ける操作をすると、自動的に施錠される。
【0025】
操作卓3aの上方には、中パネルユニット41が取り付けられている。この中パネルユニット41の略中央には、筐体2内の略中央に固設された回胴装置12に対応して、略長方形状を呈する透明な表示窓41aが形成されている。このため、遊技者は、回胴装置12を構成する左リール21a、中リール21b及び右リール21cがそれぞれ停止した状態において、上記表示窓41aから、各リール21a、21b及び21cのそれぞれの外周面に描かれた縦3行、横3列の図柄を目視することができる。
【0026】
中パネルユニット41において、表示窓41aの下方には、表示部42が設けられている。表示部42は、貯留枚数表示器51と、払出枚数表示器52と、設定値表示器53とから構成されている。貯留枚数表示器51及び払出枚数表示器52は、それぞれ7セグメント可視光発光ダイオード(LED)が2個並設され、「00」〜「99」までの数字が表示可能に構成されている。貯留枚数表示器51には、遊技停止中にメダルをクレジット(最大50枚まで)する際、遊技者がメダル投入口31aから連続投入したメダルの枚数に対応した数字が最大「50」まで表示される。払出枚数表示器52には、回胴装置12を構成する左リール21a、中リール21b及び右リール21cの回転停止に伴い、その有効ライン上に揃った図柄に応じて払い出されるメダルの枚数に対応した数字で表示される。
【0027】
一方、設定値表示器53は、7セグメント不可視光LEDを有し、「0」〜「9」までの数字、文字、記号等が表示可能に構成されている。不可視光LEDとしては、例えば、赤外線LEDや紫外線LEDがある。設定値表示器53には、スロットマシン1における入賞役に当選する確率である出玉率(メダルの払出率)を決定する際の設定値に対応した数字、文字又は記号等が表示される。なお、設定値表示器53を構成する7セグメント不可視光LEDからは、赤外線や紫外線などの不可視光が照射されるので、そのままでは、管理者は、設定値に対応した数字、文字又は記号等を視認することができない。そこで、管理者は、これらの数字、文字又は記号等を視認する際には、赤外線や紫外線などの不可視光を可視像に変換するビューア、フォスファ又はイメージコンバータ等の可視化部材を用いる。可視化部材には、反射型と透過型があり、例えば、波長が約180nm〜約1300nmである放射光、散乱光又は反射光を可視化することができる。
【0028】
また、図1において、貯留枚数表示器51及び払出枚数表示器52が実線で描かれているのに対し、設定値表示器53が破線で描かれているのは、以下に示す理由による。すなわち、貯留枚数表示器51及び払出枚数表示器52は、それぞれに表示される数字を遊技者に報知する必要があるので、注意喚起するために、例えば、中パネルユニット41の当該箇所周辺を枠で囲むとともに、「CREDIT」及び「WIN」等の文字が対応する貯留枚数表示器51及び払出枚数表示器52の周囲近傍に描かれている。これに対し、設定値表示器53は、表示される数字を遊技者に報知する必要がないばかりか、その存在自体を遊技者に知られてはならない。このため、中パネルユニット41は、上記7セグメント不可視光LEDから照射される不可視光を透過可能な素材により構成されているが、当該箇所に設定値表示器53が設けられていることが遊技者に認識されないように文字や模様等でカモフラージュされている。そこで、図1では、貯留枚数表示器51及び払出枚数表示器52と、設定値表示器53との以上説明した性質の相違を明確にするために、貯留枚数表示器51及び払出枚数表示器52を実線で描くとともに、設定値表示器53を破線で描いているのである。
【0029】
中パネルユニット41の左右には、サイドランプ43a及び43bが取り付けられている。また、中パネルユニット41の上方には、上パネル部44が設けられている。この上パネル部44は、上部ランプ44a、放音部44b及び44c並びに画像表示部44d等から概略構成されている。上部ランプ44aは、前扉3の上端略中央に取り付けられている。
【0030】
サイドランプ43a及び43b並びに上部ランプ44aは、それぞれ高輝度のLED等を内蔵している。放音部44b及び44cは、前扉3の左右それぞれの端部3b及び3c近傍であって、中パネルユニット41の上部に接して取り付けられている。放音部44b及び44cは、それぞれスピーカ44ba及び44ca(図2参照)を内蔵している。上記した放音部44bと放音部44cとの間には、画像表示部44dが設けられている。画像表示部44dは、例えば、液晶パネル又はプラズマディスプレイパネル(PDP)等のディスプレイを有している。
【0031】
一方、操作卓3aの下方には、下パネル45が取り付けられている。下パネル45には、スロットマシン1のモデルタイプ等を遊技者へ認識させるため、例えば登場キャラクターの絵等が描かれている。
【0032】
さらに、下パネル45の下方、すなわち、前扉3の下端には、受皿ユニット46が前扉3と一体的に形成されている。受皿ユニット46の図中右端から左端近傍にかけて、メダルを貯留するための受け皿46aが前扉3と一体的に形成されている。受皿ユニット46の背板46bのうち、上記受け皿46aの左右端近傍には、放音部46c及び46dがそれぞれ設けられている。放音部46c及び46dは、それぞれスピーカ46ca及び46da(図2参照)を内蔵している。
【0033】
また、受皿ユニット46の背板46bの中央やや左寄りには、入賞時にメダルが排出されたり、後述するメダルセレクタ74(図2及び図4参照)により不適であるとして排除され落下したメダル等が排出されたりするメダル払出口46eが穿設されている。メダル払出口46eは、略長方形状を呈している。受皿ユニット46の左端近傍には、遊技者の喫煙に供するための灰皿47が設けられている。
【0034】
次に、前扉3の背面側の構成について、図2を参照して説明する。図2において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。前扉3の背面の上端近傍、すなわち、図1に示す画像表示部44dの背面側には、サブ制御基板71が固設されている。サブ制御基板71は、主として、ゲームの演出に関して、前扉3に取り付けられている各部を制御する。サブ制御基板71は、CPU81、ROM82、RAM83、インターフェイス(I/F)回路84等を有するマイコンを中心として構成されている。
【0035】
サブ制御基板71の両端近傍には、上記した放音部44b及び44cをそれぞれ構成するスピーカ44ba及び44caがそれぞれ取り付けられている。サブ制御基板71の下方であって、表示窓41aの上方には、中パネルユニット41を構成するリール照明部72が取り付けられている。リール照明部72は、例えば、冷陰極蛍光管等を有し、左リール21a、中リール21b及び右リール21cの各外周面を照明する。
【0036】
一方、表示窓41aの下方には、中パネルユニット41を構成する中央表示基板73が取り付けられている。中央表示基板73の略中央には、内部動作に関する設定変更、例えば、入賞役に当選する確率である出玉率を設定変更を行うための設定スイッチ91が設けられている。
【0037】
中央表示基板73の図中左下端近傍、すなわち、図1に示すメダル投入部31の背面側には、メダルセレクタ74が取り付けられている。メダルセレクタ74は、上記メダル投入部31から投入されたメダルの適否を判別し振り分ける装置である。メダルセレクタ74は、投入されたメダルが適正であると判定した場合、上記中央表示基板73を介してメイン制御基板16へメダル受付信号を供給する。メイン制御基板16は、メダル受付信号を受信するごとにクレジットを加算して内部的にメダルを貯留する。
【0038】
メダルセレクタ74の図中右隣には、メダルガイド部75が設けられている。このメダルガイド部75は、上記メダルセレクタ74によって選別され検出された適正なメダルを筐体2に固設されているホッパ装置13へ案内する。また、メダルセレクタ74の下方には、フローシュート76が設けられている。このフローシュート76は、上記メダルセレクタ74により不適であるとして排除され落下したメダル又は異物を、前扉3の受皿ユニット46の背板46bに穿設されているメダル払出口46eへ案内する。さらに、このフローシュート76と一体的にメダル払出通路77が設けられている。メダル払出通路77は、前扉3が施錠された状態において、筐体2に固設されているホッパ装置13のメダル排出口13a(図3参照)に当接し、ホッパ装置13から払い出されたメダルを、上記メダル払出口46eへ案内する。メダル払出通路77の図中右隣には、上記した放音部46cを構成するスピーカ46caが取り付けられている。一方、前扉3の背面の図中左下端近傍には、上記した放音部46dを構成するスピーカ46daが取り付けられている。
【0039】
次に、本発明の実施の形態1に係るスロットマシン1の電気的構成について、図4に示すブロック図を参照して、説明する。なお、図4では、サイドランプ43a及び43b並びに上部ランプ44aについて、便宜上、単に「ランプ」として示している。メイン制御基板16では、CPU61は、ROM62に予め記憶されているシステムプログラム及びスロットマシンゲーム用のプログラムを読み出し、RAM63を用いるなどして実行し、回胴装置基板23、サブ制御基板71、中央表示基板73及び電源装置基板78にそれぞれ所定の命令を含む制御信号を供給してそれぞれに分散制御を行わせることにより、スロットマシン1全体を集中制御する。
【0040】
I/F回路64は、メイン制御基板16と、サブ制御基板71、回胴装置基板23、中央表示基板73及び電源装置基板78との間で行われる信号の送受信の際に、タイミングの制御等を行う。但し、メイン制御基板16とサブ制御基板71との間では、メイン制御基板16からサブ制御基板71への信号の送信は行われるが、サブ制御基板71からメイン制御基板16への信号の送信は行われない。
【0041】
サブ制御基板71では、CPU81は、ROM82に予め記憶されているプログラム及びデータ等を読み出し、前扉3各部の制御、特に遊技者に対する演出の制御を行う。ROM82には、遊技中の演出(役の当選可能性の告知演出等)に必要なプログラム、演出内容等の各種の演出パターン及びデータ等が予め記憶されている。。一方、RAM83は、CPU81等が各種の制御を行ったり、画像を作成したりする時に用いられ、データ等が一時的に記憶される。
【0042】
サブ制御基板71は、メイン制御基板16から演出に関する制御信号が供給された場合には、サイドランプ43a及び43b、上部ランプ44a並びに放音部44b、44c、46c及び46dを駆動するとともに、画像表示部44dに演出に関する動画像データ又は静止画像データを供給することにより、遊技者の視覚及び聴覚に訴える演出を行う。
【0043】
中央表示基板73は、前扉3の操作卓3aに取り付けられている、1ベットボタン32、マックスベットボタン33、精算ボタン34、スタートレバー35、ストップボタン36a、36b及び36c等がそれぞれ操作されたことにより発生する各種信号を受信してメイン制御基板16へ転送する中継基板として機能する。また、中央表示基板73は、メダルセレクタ74から出力されるメダル受付信号等を受信してメイン制御基板16へ転送することにより、メダル投入部31に投入されたメダルの枚数、異物の投入や目詰まりの発生等を報知する。さらに、中央表示基板73は、設定スイッチ91が操作されたことにより発生する設定スイッチ信号をメイン制御基板16へ供給する。
【0044】
また、中央表示基板73は、メイン制御基板16から供給される、内部的に貯留されているメダルの枚数に対応した数字に関する信号を受信して貯留枚数表示器51に当該数字を表示させる。さらに、中央表示基板73は、メイン制御基板16から供給される、払い出されるメダルの枚数に対応した数字に関する信号を受信して払出枚数表示器52に当該数字を表示させる。また、中央表示基板73は、メイン制御基板16から供給される、出玉率(メダルの払出率)を決定する際の設定値に関する信号を受信して設定値表示器53に当該設定値に対応した数字、文字又は記号等を表示させる。以上説明した中央表示基板73とメイン制御基板16との間の信号の送受信は、図示せぬコネクタ及びハーネスを介して行われる。
【0045】
回胴装置基板23は、左リール21a、中リール21b及び右リール21cのそれぞれの回転と制動及び停止の制御を行うために、メイン制御基板16から供給される回胴駆動(励磁)パルスデータに基づいて、ステッピングモータ22a、22b及び22cへそれぞれ4相の駆動パルス信号を供給する。
【0046】
電源装置基板78には、上記ホッパ装置13及び上記電源装置15がそれぞれ接続されているとともに、図3に示すように、電源スイッチ79及び設定キーシリンダ80が取り付けられている。電源スイッチ79は、電源装置15のオン/オフを切り換えるためのスイッチである。設定キーシリンダ80には、内部動作に関する設定変更をする際に使用される設定キーが挿入される鍵穴(いずれも図示略)が穿設されている。
【0047】
電源装置基板78には、上記電源装置15で発生される各種電源電圧を上記ホッパ装置13その他の各部に配電する配電回路(図示略)が形成されており、この配電回路からスロットマシン1の動作に必要な電源を供給する。また、電源装置基板78は、メイン制御基板16からホッパモータ駆動信号が供給された場合には、ホッパ装置13を制御してメダルの払い出しを行わせる。
【0048】
次に、管理者が出玉率を適法に設定変更する手順について詳細に説明する。
(A)まず、管理者は、図1に示す前扉3を構成する操作卓3aの図中右端近傍に穿設されている鍵穴37に所定の前扉キーを挿入して開錠操作する。
(B)次に、管理者は、筐体2の電源装置基板78に取り付けられている電源スイッチ79(図3参照)をオフ操作する。これにより、電源装置基板78は、スロットマシン1の動作に必要な電源を各部に供給する通常給電状態からスタンバイ状態へ移行する。
【0049】
(C)次に、管理者は、電源スイッチ79をオフ状態にしたままで、電源装置基板78に取り付けられている設定キーシリンダ80(図3参照)に穿設されている鍵穴(図示略)に設定キーを挿入し、当該設定キーを所定方向(例えば、時計回り方向)へ所定角度回すことにより、設定キーをオン操作する。これにより、メイン制御基板16のCPU61は、スロットマシン1の動作モードを設定変更モードに切り換える。
(D)次に、管理者は、電源スイッチ79をオン操作して元に戻す。これにより、電源装置基板78は、上記スタンバイ状態から再び上記通常給電状態へ移行する。
【0050】
(E)次に、管理者は、前扉3の背面側略中央に取り付けられている中央表示基板73の略中央に設けられている設定スイッチ91(図2参照)を適宜オン操作する。これにより、中央表示基板73は、設定スイッチ91が操作されたことにより発生する設定スイッチ信号をメイン制御基板16へ供給する。したがって、メイン制御基板16のCPU61は、設定スイッチ91がオン操作されるごとに、中央表示基板73から供給される設定スイッチ信号に基づいて、設定値を設定値1から設定値6の範囲で1ずつ増加させ、設定値6に到達すると設定値1へ戻り、再び設定値1から1ずつ増加させていく。
【0051】
この際、メイン制御基板16のCPU61は、上記設定値に関する信号を中央表示基板73に供給する。これにより、中央表示基板73は、メイン制御基板16のCPU61から供給される上記設定値に関する信号を受信して設定値表示器53に当該設定値に対応した数字、文字又は記号等を表示させる。図5は、設定値1〜6に対応した数字(「例1」:1、2、3、4、5、6)、文字(「例2」:A、b、C、d、E、F)、記号(「例3」)が設定値表示器53に表示される一例である。図5の例では、設定値表示器53は、それぞれ不可視光を照射するセグメント不可視光LEDSG0〜SG6から構成されている。なお、例3として示している6個の記号は、特に意味のあるものではない。
【0052】
上記したように、設定値表示器53を構成する7セグメント不可視光LEDからは、赤外線や紫外線などの不可視光が照射されるので、そのままでは、管理者は、設定値に対応した数字、文字又は記号等を視認することができない。そこで、管理者は、設定値表示器53の前方に可視化部材をかざすことにより、上記した数字、文字又は記号等を視認する。
【0053】
(F)次に、管理者は、可視化部材を用いて認識した、設定値表示器53に表示された数字、文字又は記号等に対応した設定値が所望の設定値である場合には、前扉3を構成する操作卓3aの左端近傍に固設されているスタートレバー35をオン操作する。これにより、メイン制御基板16のCPU61は、その設定値に対応している出玉率を内部設定する。
(G)次に、管理者は、設定キーを反時計回り方向へ回して戻す。これにより、メイン制御基板16のCPU61は、上述の内部設定した出玉率を確定するとともに、設定変更モードを終了する。
【0054】
(H)次に、管理者は、設定キーを設定キーシリンダ80(図3参照)に穿設されている鍵穴(図示略)から抜いて、前扉3を筐体2側に閉じ、前扉3の上記鍵穴37近傍を筐体2側に押し付ける操作をする。これにより、スロットマシン1は、自動的に施錠され、上記確定された出玉率でゲームを行うことが可能となる。
【0055】
このように、本発明の実施の形態1によれば、7セグメント不可視光LEDから構成されている設定値表示器53に表示されている数字、文字又は記号等を可視化部材を用いて視認することにより初めて、これらの数字、文字又は記号等に対応した設定値の判別可能に構成されている。したがって、不正行為者が、例えば、電源装置基板78に取り付けられている設定キーシリンダ80にセルや針金等の不正行為治具を挿入してオン操作することにより、スロットマシン1が強制的に設定変更モードに切り換えられた場合でも、不正行為者は、設定値を認識することができない。何故なら、設定値表示器53自体がスロットマシン1のどの箇所に存在するかを認識できないとともに、たとえ設定値表示器53の存在を認識できたとしても、可視化部材を入手しなければ、設定値表示器53に表示されている数字、文字又は記号等を視認できないからである。さらに、設定値表示器53に表示されている記号等が、例えば、図5の例3のように、それ自体何ら意味をなすものでない場合には、可視化部材を入手して上記記号等を視認できたとしても、設定値と記号等との対応関係を知らなければ、設定値を判別できないからである。この結果、不正行為者による設定変更が容易になされることがなく、安価かつ簡単な構成で、不正にメダル等の遊技媒体を得る不正行為を防止することができる。
【0056】
また、営業中に、例えば、スロットマシン1の故障などにより、設定変更のやり直しを行うために、管理者が上記した(A)〜(H)に示す手順に従って設定変更を行った場合であっても、設定値を遊技者に認識されるおそれがない。
【0057】
実施の形態2.
上述の実施の形態1では、貯留枚数表示器51と払出枚数表示器52との間に、7セグメント不可視光LEDを有する設定値表示器53を設ける例を示したが、これに限定されない。例えば、貯留枚数表示器51と払出枚数表示器52との間に、図6に示すように、2個の不可視光LED101a及び101bを有する設定値表示器101を設けても良い。不可視光LED101a及び101bとしては、例えば、赤外線LEDや紫外線LEDがある。この不可視光LED101a又は101bそれぞれの動作状態を認識するためには、上述の実施の形態1で説明した可視化部材を用いる。なお、設定変更の手順は、上述の実施の形態1で説明した(A)〜(H)と同様である。
【0058】
ここで、図7に設定値と不可視光LED101a又は101bそれぞれの動作状態との対応関係の一例を示す。この対応関係は、予め設定していても良く、管理者が定期的に又は不定期に変更しても良い。このように、本発明の実施の形態2によれば、上記した実施の形態1と略同様の効果を得ることができる。さらに、本発明の実施の形態2によれば、たとえ不法行為者が上記可視化部材を入手して上記不可視光LED101a又は101bそれぞれの動作状態を視認できたとしても、図7に示すような設定値と上記不可視光LED101a又は101bそれぞれの動作状態との対応関係を知らなければ、設定値を判別できないため、不正行為者による設定変更が容易になされることがなく、安価かつ簡単な構成で、不正にメダル等の遊技媒体を得る不正行為を防止することができる。
【0059】
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、上述の各実施の形態では、貯留枚数表示器51と払出枚数表示器52との間に、設定値表示器53又は101を設ける例を示したが、これに限定されない。設定値表示器53又は101は、前扉3の背面側、例えば、中パネルユニット41を構成する中央表示基板73の設定スイッチ91近傍に設けても良い。さらに、設定値表示器53又は101は、設定スイッチ91とともに、メイン制御基板16等、筐体2側に設けても良い。
【0060】
また、上述の各実施の形態では、設定値表示器53又は101を赤外線LED又は紫外線LEDのいずれか一方で構成する例を示したが、これに限定されず、設定値表示器53又は101を赤外線LED及び紫外線LEDの両方で構成しても良い。この場合、可視化部材が赤外線が照射された場合と紫外線が照射された場合とで判別可能な可視像が結像されるものであれば、設定値と赤外線LED又は紫外線LEDそれぞれの動作状態との対応関係について、様々なバリエーションを設定することができる。
【0061】
さらに、実施の形態1では、設定値表示器53を1個の7セグメント不可視光LEDで構成する例を示したが、これに限定されず、設定値表示器53を2個以上の7セグメント不可視光LEDで構成しても良い。同様に、実施の形態2では、設定値表示器101を2個の不可視光LED101a及び101bで構成する例を示したが、これに限定されず、設定値表示器101を3個以上の不可視光LEDで構成しても良い。また、設定値表示器53又は101は、赤外線LED又は紫外線LEDで構成する他、赤外線レーザダイオード又は紫外線レーザダイオードのいずれか一方又は両方で構成しても良い。赤外線LED、紫外線LED、赤外線レーザダイオード及び紫外線レーザダイオード並びにこれらに類似する発光素子は、「不可視光発光素子」と総称することができる。
【0062】
また、上述の各実施の形態では、本発明をスロットマシン1等の遊技機に適用する例を示したが、これに限定されず、本発明は、スロットマシン以外のメダル遊技機、パチンコ遊技機あるいは雀球遊技機、アレンジボール等の弾球遊技機などの他の遊技機にも適用することができる。つまり、これらの遊技機も、上記したスロットマシン1と同様に、設定スイッチと、遊技機全体を制御するとともに、設定スイッチからの設定スイッチ信号に基づいて出玉率の設定変更を行う制御手段とを備えている。そして、遊技場側が適法に設定している出玉率を高い設定値に設定変更する不正行為が行われることがある。従って、これらの遊技機においても、上述の各実施の形態と同様に構成することにより、上述の各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明の実施の形態1に係る遊技機の1つであるスロットマシンの外観構成を示す正面図である。
【図2】図1に示すスロットマシンの前扉の内部構成を示す背面図である。
【図3】図1に示すスロットマシンの筐体の内部構成を示す正面図である。
【図4】図1に示すスロットマシンの電気的構成を示すブロック図である。
【図5】設定値に対応した数字、文字、記号が設定値表示器に表示される一例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る遊技機の1つであるスロットマシンを構成する設定値表示器の概略構成の一例を示す正面図である。
【図7】図6に示す設定値表示器に設定値を表示する一例を示す図である。
【符号の説明】
【0064】
1…スロットマシン、2…筐体、2a,2b…側板、2c…底板、2d…背板、3…前扉、3a…操作卓、3aa…段部、3b,3c…端部、4…蝶番機構、11…棚板、12…回胴装置、13…ホッパ装置、13a…メダル排出口、14…オーバーフロータンク、15…電源装置、16…メイン制御基板(制御手段)、21a…左リール、21b…中リール、21c…右リール、22a,22b,22c…ステッピングモータ、23…回胴装置基板、31…メダル投入部、31a…メダル投入口、32…1ベットボタン、33…マックスベットボタン、34…精算ボタン、35…スタートレバー、36a,36b,36c…ストップボタン、37…鍵穴、41…中パネルユニット、41a…表示窓、42…表示部、43a,43b…サイドランプ、44…上パネル部、44a…上部ランプ、44b,44c…放音部、44ba,44ca…スピーカ、44d…画像表示部、45…下パネル、46…受皿ユニット、46a…受皿、46b…背板、46c,46d…放音部、46ca,46da…スピーカ、46e…メダル払出口、47…灰皿、51…貯留枚数表示器、52…払出枚数表示器、53,101…設定値表示器(表示手段)、61,81…CPU、62,82…ROM、63,83…RAM、64,84…I/F回路、71…サブ制御基板、72…リール照明部、73…中央表示基板、74…メダルセレクタ、75…メダルガイド部、76…フローシュート、77…メダル払出通路、78…電源装置基板、79…電源スイッチ、80…設定キーシリンダ(設定モード切替手段)、91…設定スイッチ(設定値変更手段)、101a,101b…不可視光LED(不可視光発光素子)、SG0〜SG6…セグメント不可視光LED(不可視光発光素子)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
出玉率を設定変更可能な設定モードに切り替えるための設定モード切替手段と、
前記出玉率に関する複数の設定値のいずれかを選択するための設定値変更手段と、
可視化部材に照射されて可視化される不可視光を照射する不可視光発光素子を有する表示手段と、
前記設定モード切替手段の操作に応じて前記設定モードに切り替え、前記設定値変更手段の操作に応じて前記出玉率の設定変更を行うとともに、前記出玉率に関する前記設定値に対応して前記表示手段を動作させる制御手段と
を備えていることを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記表示手段は、7セグメントの前記不可視光発光素子を有し、前記可視化部材に照射されることにより、前記設定値に対応した数字、文字又は記号として可視化される前記不可視光を照射することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
前記表示手段は、複数個の前記不可視光発光素子を有し、前記可視化部材に照射されることにより、前記設定値に対応して、点灯、消灯、点滅又はこれらの組み合わせとして可視化されるように動作することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項4】
前記表示手段は、異なる波長の不可視光を照射する複数個の不可視光発光素子を有し、前記可視化部材に照射されることにより、前記設定値に対応して、それぞれ異なる色の組み合わせを含めて可視化されるように動作することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の遊技機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−56041(P2009−56041A)
【公開日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−224708(P2007−224708)
【出願日】平成19年8月30日(2007.8.30)
【出願人】(390031783)サミー株式会社 (5,279)
【Fターム(参考)】