説明

遊技機

【課題】遊技機外から投入された遊技媒体に備える記録媒体に対して、所定のデータの読み書きを確実に行い、記録内容が安定した遊技媒体を排出する。
【解決手段】機外から投入されるメダルを貯留するホッパーA40と、ホッパーA40から供給されるメダルを貯留するとともに、機外に払い出すホッパーB51と、ホッパーA40からホッパーB51にメダルを供給する供給路60と、を備え、供給路60に、メダルに埋設されたICチップに対して、所定のデータの読み書きを行うリーダ/ライタ部を設けた構成としてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、機内に貯留した遊技媒体を払い出す遊技機に関し、特に、遊技媒体に備えた記録媒体に対して、所定のデータの読み書きを行うリーダ/ライタを備える遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機が設置されている遊技場では、予め定めた貸出料金に基づいて、遊技球やメダルなどの遊技媒体を遊技者に貸し出して、営業を行っている。
近年では、この貸出料金の多様化が進み、遊技場の所定のエリア毎や、機種毎に異なる貸出料金を設定する営業形態が多く見受けられる。
このような営業形態では、異なる貸出料金で遊技を行った結果において遊技者が取得した遊技媒体は、低い貸出料金で取得した遊技媒体と、高い貸出料金で取得した遊技媒体とは、外見は同じ遊技媒体でも、それぞれ現金や景品に交換するときの交換率が異なるため、分けて管理する必要がある。そのために、貸出料金毎に遊技媒体を色分けしたり、貸出料金毎に専用の遊技媒体計数機を設置して、計数値が記録されたレシートなどの記録媒体に貸出料金を識別可能なマーク等を付すことで区別している。
【0003】
このように、外見が同一の遊技媒体に異なる有価価値を付与した場合に、この有価価値の違いを識別する手法として、RFIDタグ、ICチップなどの記録媒体が埋設された遊技媒体から交換率を読取る遊技機が特許文献1に提案されている。
この遊技機によると、メダルに埋設した記録媒体から交換率を読取るとともに、読取った交換率に対応する大当り抽せん確率を設定するように構成されている。
また、この遊技機では、記録媒体に交換率を書き込むこともできるようになっている。
これにより、外見が同一の遊技媒体に異なる有価価値を付与することができるとともに、有価価値の違いを所定の読取装置等により識別することができ、景品交換時の管理が容易になる。
そこで、この遊技機を利用して、読み書きを行う情報の対象を貸出料金とすることで、貸出料金の識別も行うことができるため、前述したように、遊技媒体を色分けすることなく、貸出料金毎に管理することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−125938号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、遊技媒体に対して、交換率や貸出料金などの有価価値を有するデータを、読み書きする場合には、確実性が要求される。
交換率や貸出料金は、現金や景品との交換する際の指標であり、一の遊技媒体の有価価値を定めたものであるため、これを読み書き仕損じることは、遊技者又は遊技場のいずれかが損失を蒙ることになるだけでなく、遊技場の信用を失墜させる問題に発展し兼ねない。
【0006】
そこで、特許文献1に記載された遊技機の適用を検討してみると、この遊技機では、遊技媒体を回転しながら機外に排出するホッパーにおいて、読み書きを行う構成であるため、読み込み時間や書き込み時間を十分に確保できず、読み書きされたデータの信頼性を保証できるものではなかった。
また、この遊技機では、遊技媒体を機外に排出する直前で読み書きを行う構成であるため、読み書き不能な遊技媒体も一緒に排出してしまい、均一な交換率や貸出料金に揃えることができず、有価価値毎に遊技媒体を正確に管理できないことは明らかであった。
このように、遊技機において、遊技媒体に備える記録媒体に交換率や貸出料金などのデータを記録させて、排出された遊技媒体を所定の読取装置等により識別可能にしたい要求はあるものの、データの読込み時や記録時の確実性が担保されないかぎり、採用することは困難である。
【0007】
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、機外から投入された遊技媒体に備える所定の記録媒体に対して、データの読み書きを確実に行い、記録内容が安定した遊技媒体を排出する遊技機の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため本発明の遊技機は、機外から投入される遊技媒体を貯留する第一の貯留部と、第一の貯留部から供給される遊技媒体を貯留するとともに、機外に払い出す第二の貯留部と、第一の貯留部から第二の貯留部に遊技媒体を供給する供給路と、を備え、前記供給路に、遊技媒体に備える記録媒体に対して、所定のデータの読み書きを行うリーダ/ライタ手段を設けた構成としてある。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、遊技機外から投入された遊技媒体に備える所定の記録媒体に対して、読み書きを確実に行い、記録内容が安定した遊技媒体を排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施形態に係るスロットマシンを示す概略正面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るスロットマシンの内部構成を示す概略斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るスロットマシンの制御構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るスロットマシンにおけるメダルの投入経路を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るスロットマシンにおける貯留・払出部の構成を示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るスロットマシンにおける貯留・払出部の構成を示す平面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るスロットマシンにおける第一貯留部(ホッパーA)の構成を示す断面図である。
【図8】本発明の一実施形態に係るスロットマシンにおける第一貯留部(ホッパーA)の異なる実施例を示す断面図である。
【図9】本発明の一実施形態に係るスロットマシンの供給路におけるメダルの経路を示す説明図である。
【図10】本発明の一実施形態に係るスロットマシンにおける送出装置の動作を示す説明図である。
【図11】本発明の一実施形態に係るスロットマシンにおける切替装置の動作を示す説明図である。
【図12】本発明の一実施形態に係るスロットマシンにおいて行われる記録媒体に対する読み書き処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明に係る遊技機の好ましい実施形態について説明する。
遊技機には、遊技球を遊技媒体として用いるパチンコ機、アレンジボール、雀球や、メダルを遊技媒体として用いるスロットマシンなど様々な機類があるが、本実施形態では、メダルを遊技媒体とするスロットマシンに本発明を適用した場合について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、スロットマシンの概略正面図、図2は、スロットマシンの内部構成を示す概略斜視図、図3は、スロットマシンの制御構成を示すブロック図である。また、図4は、メダルセレクタ部におけるメダルの投入経路を示す説明図、図5は、貯留・払出部の斜視図、図6は、貯留・払出部の平面図である。
【0012】
これらの図に示すように、本実施形態に係るスロットマシン1は、一方向を開口した筐体1bと、この筐体1bにヒンジ等を介して開閉可能に取り付けられた前扉1aとからなる筐体構造を有し、前扉1aの前面側に、メダル投入口2と、MAXBETボタン6aと、1BETボタン6bと、スタートレバー4と、複数の停止ボタン5(5a〜5c)と、メダル払出口7と、表示器Lとを備え、また、前扉1aの後面側に、スピーカSPと、メダルセレクタ部20とを備え、さらに、筐体1bの内部に、ドラムユニット30と、貯留・払出部Rと、制御部80と、演出制御部90など、を備える回胴式遊技機として構成されている。
【0013】
スロットマシン1は、クロック発生回路、乱数発生回路、外部出力回路などの各種回路や、CPU80a、ROM80b、RAM80cなどを有するコンピュータとして構成された制御部80により制御され(図3参照)、CPU80aが、メダルセレクタ部20、スタートレバー(スタートスイッチ)4、停止ボタン(ストップスイッチ)5、貯留・払出部Rなどから入力される信号に基づいて、ドラムユニット30、貯留・払出部R、演出制御部90などの制御を行い、スロットマシン遊技を進行させるようになっている。
【0014】
また、このスロットマシン1で用いられる遊技媒体となるメダルには、遊技場を特定可能な店情報を示す自店IDと、遊技者に対して貸出される一メダル当りの貸出料金とを、書替え可能な揮発性記録媒体からなるICチップが埋設されている(不図示)。
このICチップは、後述のリーダ部201と、リーダ/ライタ部61から発信された電波を受信することで、この電波により発電して、反射波に自店IDと貸出料金を搬送して発信するとともに、受信したデータ(貸出料金)に基づいて、記憶した貸出料金を更新するパッシブタイプのRFタグで構成されている
そして、本実施形態のスロットマシン1では、このようなメダルに対して、自店IDと貸出料金の読み書きが貯留・払出部Rにおいて確実に行われるようになっている。以下に、スロットマシン1に備える各部の詳細について説明する。
【0015】
メダル投入口2は、ゲームに賭けるメダルを受け入れる投入口である。スロットマシン1では、ゲームにメダルを賭ける方法として、ゲーム毎にメダル投入口2からメダルを投入する方法と、クレジット機能により内部に貯留されたメダルをゲームに賭ける方法とがある。
クレジット機能は、メダル投入口2から投入されたメダルや、ゲームの入賞内容に応じて払い出されるメダルを、最大クレジット枚数(例えば、50枚)を上限として内部に貯留(記憶)する機能であり、クレジットされたメダルの枚数は、所定の表示部に表示される。
【0016】
MAXBETボタン6a及び1BETボタン6bは、クレジットとして貯留されたメダルをゲームに賭けるためのスイッチである。1BETボタン6bは、クレジットとして貯留されたメダルを、一回の操作につき一枚ずつ賭けることができ、MAXBETボタン6aは、一回のゲームに賭けられる最大枚数(例えば、三枚)を、一回の操作で賭けることができる。
【0017】
スタートレバー4は、ゲームスタート手段として構成されている。ゲーム可能なメダル数が賭けられた状態でスタートレバー4が操作されると、ドラムユニット30に設けられるリール31a〜31cの回転が開始されるとともに、制御部80において、所定の内部抽せんが行われる。
停止ボタン5a〜5cは、リール31a〜31cと同数(通常は三つ)設けられている。これらの停止ボタン5a〜5cが押されると、このタイミングと内部抽せんに基づいて対応するリール31a〜31cの回転が停止制御され、停止した各リール31に表された図柄の組合せでゲームの入賞又は外れが決まる。
【0018】
メダル払出口7は、ゲームの入賞内容に応じて払い出されるメダルの排出口である。
表示器Lは、演出制御部90により制御される液晶ディスプレイで構成され、動画や静止画の表示により、遊技の演出を行う。
スピーカSPは、演出制御部90により制御され、効果音、払出音、音声メッセージなどの出音により、遊技の演出を行う。
【0019】
メダルセレクタ部20は、図4に示すように、メダル投入口2から貯留・払出部R(40,70)に至る傾斜したメダル投入経路を形成しており、このメダル投入経路において、自店ID以外のメダルを排除する第二の取捨手段としての動作と、メダルの通過検出と、を行うように構成されている。
メダルMの通過検出は、例えば、透過型や反射型のフォトインタラプタなどの光学センサからなる投入センサ204において行われる。
投入センサ204は、メダル投入経路の下流側に配置され、後述の貯留・払出部Rに備えるホッパーA40に導かれるメダルMを検出し、この検出信号を制御部80に出力する。
制御部80では、この検出信号を監視して、所定数のメダル通過を判定すると、スタートレバー4を操作可能な状態に制御する。
【0020】
自店ID以外のメダルMの排除は、メダルMから自店IDを読取るリーダ部201と、この読取結果に基づいて動作する切替ソレノイドA202と、この動作に連動して作動する切替レールA203によって行われる。
リーダ部201は、店情報読取手段の一例であり、内蔵された所定の光学センサによってメダルMの通過を検出するとともに、メダルMの通過検出により電波を発信し、この電波の反射波としてメダルMに埋設されたICチップから搬送されるIDデータを受信する。そして、メダルMの通過検出と、受信したIDデータを制御部80に出力する。
【0021】
切替ソレノイドA202は、第二の取捨手段の一部であり、制御部80により制御される電磁石で構成されている。
具体的には、制御部80に予め記憶された自店IDとリーダ部201が受信したIDデータとが異なる場合、又はリーダ部201がメダルMの通過を検出しつつもIDデータが受信不能な場合には、制御部80により、切替ソレノイドA202が非励磁(オフ)制御され、IDデータが自店IDのときには、励磁(オン)制御される。
切替レールA203は、第二の取捨手段の一部であり、切替ソレノイドA202の動作に連動してメダルMが流下する経路を切替える操作端として構成され、切替ソレノイドA202が非励磁(オフ)で、メダルMを後述の貯留・払出部Rに備える回収箱70へ誘導し、切替ソレノイドA202が励磁(オン)でメダルMを投入センサ204、さらには、ホッパーA40へ誘導するようになっている。
【0022】
このような構成からなるメダルセレクタ部20によれば、メダル投入口2から投入されたメダルMをリーダ部201において識別し、自店ID以外のメダルMを、投入センサ204に検出させることなく、ホッパーA40に供給される手前で回収箱70に回収するとともに、自店IDが記録されたメダルMを、投入センサ204で検出させつつ、ホッパーA40に供給することができる。
これにより、他店メダルが店内に流通することを回避できるとともに、自店メダル以外でのゲームが禁止されるため、他店メダルの混入により発生する遊技場の損失を解消できる。
なお、自店ID以外のメダルMは、回収箱70に回収することもできるが、シュート20aを介してメダル払出口7から遊技者に返却することもできる。
【0023】
ドラムユニット30は、複数のリール31a〜31cと、モータ駆動回路(図示せず)と、複数のステッピングモータ(図示せず)と、リール位置検出部(図示せず)とを有している。
リール31a〜31cの外周面には、複数の図柄が描かれている。これらの図柄は、前扉1aの表示窓3を介して、遊技者に目視される。
【0024】
モータ駆動回路は、制御部80からのパルス信号にもとづき、ステッピングモータを駆動制御して、リール31a〜31cの回転を始動・停止させる。
リール位置検出部は、リール31a〜31cの回転が停止すると、このリール31a〜31cに記されたマーカに基づいて、リール31a〜31cの回転停止位置を検出し、この検出により制御部80が停止図柄の組合せを判定する。
【0025】
演出制御部90は、CPU等を有するコンピュータで構成され、表示駆動回路、サウンド回路、ランプ駆動回路を備え、制御部80からの制御信号に基づいて、表示器L、スピーカSP、LED等のランプを駆動制御して、所定の演出を行わせる。
【0026】
貯留・払出部Rは、第一の貯留部として動作するホッパーA40と、第二の貯留部として動作するメダル払出装置50(ホッパーB51)と、ホッパーA40からメダル払出装置50(ホッパーB51)にメダルを供給する供給路60と、回収箱70とを備え、供給路60に設けられたリーダ/ライタ部61において、メダルMに対して、自店IDと貸出料金の読み書きが確実に行われるようになっている。以下、貯留・払出部Rの各部について図5〜図12を参照しつつ説明する。
図7は、ホッパーA40の側面図(断面図)、図8は、ホッパーA40の異なる実施形態を示す側面図(断面図)である。また、図9は、図6において供給路60をZ方向から見た側面図、図10は、送出装置62の動作を示す説明図、図11は、切替装置63の動作を示す説明図である。また、図12は、メダルMに対して行われる読み書き処理を示すフローチャートである。
【0027】
ホッパーA40は、第一の貯留部の一例であり、図5に示すように、上方に開口した有底筒状の容器として構成され、メダル投入口2から投入される、投入センサ204により検出されたメダルMと、遊技場の店員又は自動補給装置等によって機外から補給されるメダルMとを貯留する。
このホッパーA40に貯留されるメダルMは、バラバラな貸出料金が記憶されている可能性が高く、メダル投入口2から投入されるメダルMに関しては、メダルセレクタ部20により自店ID以外のメダルMは排除されているものの、遊技場の店員又は自動補給装置等によって機外から補給されるメダルMに関しては、自店ID以外のメダルMが混在している可能性がある。
【0028】
図7に示すように、ホッパーA40の底部には、貯留したメダルMを搬送するベルトコンベア41が設けられている。
ベルトコンベア41は、ベルトモータ41aにより駆動され、ベルトコンベア41に載置されたメダルMは供給路60に向けて誘導されるとともに、誘導されたメダルMは供給路60のレール60aに投入されるようになっている。
また、このベルトコンベア41は、調整手段の一例として動作し、後述のホッパーB51に備える数量センサ55からの供給開始・停止信号に基づいて制御部80がベルトモータ41aを回転・停止制御させることで、ホッパーB51に供給されるメダルMの数量を調整することができる。
【0029】
また、同図に示すように、ホッパーA40内の傾斜面下端部に位置する傾斜端40aとベルトコンベア41とは、一以上二未満のメダル厚相当の間隙を有している(整流手段)。
このような構成により、傾斜端40aが、ベルトコンベア41に重なって載置されたメダルMを一枚ずつにならし、レール60aに誘導されるメダルの重なりを解消するようになっている。
【0030】
また、図8に示した異なる実施形態のホッパーA40のように、メダルMの自重を利用してメダルMを自然落下させ、レール60aに直接投入することもできる。このように、モータ等の動力を設けずに、メダルMをレール60aに誘導することで、製造コストが低減でき、省力化が図られる。
また、この例では、メダルMの落下方向に複数の整流板42a,42bを重ねて設けてある(整流手段)。これにより、鉛直方向に重なるメダルMを分散させることができ、メダルMが重なって停滞するメダル詰まりを回避できるようにしてある。
【0031】
供給路60は、図5及び図6に示すように、ホッパーA40に貯留されたメダルMをホッパーB51に供給するための通路として構成され、レール60aと、リーダ/ライタ部61と、送出装置62と、切替装置63とを備えている。
レール60aは、図9に示すように、メダルMが自重によってホッパーB51に向けて転動可能に傾斜した通路であり、一以上二未満のメダル厚相当の通路幅を有して形成されている(図10参照)。
このように構成されたレール60aにより、ホッパーA40からレール60aに投入されたメダルMは、一列に並んでこのレール60a上を転動して、ホッパーB51に誘導される。これにより、リーダ/ライタ部61が、一列に並んだメダルMに対して、一枚ずつ読み書きを行うことができる。
【0032】
送出装置62は、レール60aを転動するメダルMを停留させるとともに、停留したメダルMを一ずつホッパーB51に向けて送出する送出手段の一例であり、メダルMの転動・停留を制御するリンク621と、リンク621を駆動させる送出ソレノイド623を備えている。
リンク621は、軸622を中心に振り子動作することで、図9に示すように、リンク前部621aとリンク後部621bをレール60a内に交互に突出させて、レール60aを通過するメダルMの転動・停留を制御する。
送出ソレノイド623は、制御部80により制御される電磁石で構成され、励磁/非励磁によって挿入されるプランジャ623bをレール60aに沿って伸縮させるとともに、このプランジャ623bに連結されたリンク621を振り子動作させる。
プランジャ623bには、プランジャ623bを伸長させるように付勢するバネ623aが巻回されている。これにより、送出ソレノイド623が非励磁状態(オフ)においては、リンク後部621bがレール60aに突出するとともに、励磁状態(オン)においては、リンク前部621aがレール60aに突出するようになっている(図10参照)。
【0033】
リーダ/ライタ部61は、レール60aを通過する一のメダルMを検出するとともに、このメダルMに埋設されたICチップに対して、非接触で自店IDと貸出料金の読み書きを行う。
具体的には、リーダ/ライタ部61は、内蔵された所定の光学センサによって一のメダルMの通過を検出するとともに、メダルMの通過検出により電波を発信し、この電波の反射波としてメダルMに埋設されたICチップから搬送されるIDデータと貸出料金データを受信する。そして、メダルMの通過検出と、受信したIDデータ及び貸出料金データを制御部80に出力する。
また、リーダ/ライタ部61は、制御部80に予め設定・記憶された貸出料金と異なる貸出料金データを発信したメダルMに対して、制御部80に記憶した貸出料金を返送して、ICチップに記録された貸出料金データを正規な貸出料金に更新させる。
さらに、リーダ/ライタ部61は、この貸出料金データを返送したメダルMが正規な貸出料金に更新したか否かを制御部80が判定するために、このメダルMから再び貸出料金データを受信し、制御部80に出力することもできる。これにより書込み不能なメダルMを排除することもできる。
【0034】
このように構成されたリーダ/ライタ部61と送出装置62は、制御部80により制御されることで、上述したようなリーダ/ライタ部61によるメダルMに対する自店IDと貸出料金の読み書きと、送出装置62の動作は、以下のように連動して行われる。
制御部80は、通常状態において、図10(a)に示すように、送出ソレノイド623を励磁(オン)制御してプランジャ623bを吸引させている。その結果、通常状態では、プランジャ623bが縮まり、リンク前部621aを、メダルMの転動を妨げて停留させるようにレール60aに突出した状態としておく。
この通常状態において、リーダ/ライタ部61に内蔵された所定の光学センサがメダルM1を検出した場合、リーダ/ライタ部61は、リンク前部621aによって停留状態となったメダルM1に対して電波を発信し、メダルM1に埋設されたICチップから搬送されるIDデータと貸出料金データを受信する読取動作と、制御部80に設定・記憶された貸出料金と異なる貸出料金データを発信したメダルM1に対しては、制御部80に設定・記憶した貸出料金を返送して、ICチップに記録された貸出料金を正規な貸出料金に更新させる書込動作とを行う。
このように、メダルM1を停留状態にして、読取動作と書込動作とを行うことで、読取時間や書込時間を十分に確保でき、ICチップに対して正確な読み書きを行うことかできるとともに、書き込まれた貸出料金の安定化を図ることができ、読み書きされたデータの信頼性を向上させることができる。
【0035】
また、制御部80は、リーダ/ライタ部61による読取動作と書込動作が終了すると、図10(b)に示すように、送出ソレノイド623を非励磁(オフ)制御する。
これにより、プランジャ623bがバネ623aの復元力で伸長し、リンク後部621bがレール60aに突出することで、メダルM2及びM3の転動を妨げて停留させるとともに、読み書き済みのメダルM1を停留から解放させ、メダルM1をホッパーB51に向けて転動させる。
この状態におけるメダルM1は、後続するメダルM2及びM3と分断されていることから、制御部80は、このタイミングで、読み書きの結果に基づいて切替装置63を制御し、このメダルM1をホッパーB51又は回収箱70のいずれかに誘導するようになっている(後述)。
そして、制御部80は、切替装置63を制御した後は、図10(c)に示すように、送出ソレノイド623を再び励磁(オン)制御し、メダルM2に対して上記の動作を繰り返して行う。
【0036】
また、このように動作する送出装置62は、前述のベルトコンベア41と同様に、調整手段の一例として動作し、後述のホッパーB51に備える数量センサ55からの検出信号に基づいて制御部80が送出ソレノイド623を励磁/非励磁制御する間隔を変化させることで、ホッパーB51に供給されるメダルMの数量を調整することができる。
【0037】
切替装置63は、リーダ/ライタ部61による読取動作と書込動作に基づいて、メダルMの誘導先をホッパーB51又は回収箱70のいずれかに切替える第一の取捨手段として動作し、メダルMの誘導先を切替える切替レールB631と、切替レールB631を駆動させる切替ソレノイドB632とを備えている。
切替レールB631は、軸631aを中心に振り子動作することで、図9に示すように、送出装置62による停留から解放されたメダルMをホッパーB51又は回収箱70のいずれかに誘導する。
切替ソレノイドB632は、制御部80により制御される電磁石で構成され、励磁(オン)制御されると鋼製の切替レールB631を直接吸引し、非励磁制御されると吸引を解除する。
切替装置63の具体的な動作について、図11を用いて以下に説明する。
【0038】
図11(a)は、切替ソレノイドB632が励磁(オン)された状態を示し、図11(b)は、切替ソレノイドB632が非励磁(オフ)された状態を示している。
図11(a)に示すように、切替ソレノイドB632が励磁(オン)された状態では、切替レールB631が吸引されることで、切替レールB631がレール60a底面の一部となり、メダルMがホッパーB51に誘導されるようになっている。
一方、図11(b)に示すように、切替ソレノイドB632が非励磁(オフ)の状態では、切替レールB631がバネ632aの復元力によって傾くことで、レール60a底面に開口が形成されて、メダルMが回収箱70に誘導されるようになっている。
【0039】
そして、このような切替装置63の動作は、制御部80により制御されて、上述したようなリーダ/ライタ部61によるメダルMに対する自店IDと貸出料金の読み書きと、送出装置62の動作と連動して行われる。
具体的には、制御部80は、リーダ/ライタ部61が受信したIDデータと制御部80に予め記憶された自店IDとが異なる場合、又はリーダ/ライタ部61がメダルMの通過を検出しつつもIDデータが受信不能な場合、又はリーダ/ライタ部61が貸出料金を返送しつつも正規な貸出料金に更新されなかった場合は、送出ソレノイド623を非励磁(オフ)制御したとき、すなわち、送出装置62が停留させていたメダルMを解放して、ホッパーB51に向けて転動させたときに、切替ソレノイドB632を非励磁(オフ)の状態としておく。
これにより、自店ID以外のメダルMと、貸出料金が書込み不能なメダルMは、ホッパーB51に供給される手前で、回収箱70に回収される。
【0040】
一方、制御部80は、リーダ/ライタ部61が受信したIDデータが制御部80に予め記憶された自店IDの場合であり、かつ、リーダ/ライタ部61が受信した貸出料金データが制御部80に設定・記憶された貸出料金の場合は、送出ソレノイド623を非励磁(オフ)制御したとき、すなわち、送出装置62が停留させていたメダルMを解放して、ホッパーB51に向けて転動させたときに、切替ソレノイドB632を励磁(オン)の状態としておく。
これにより、自店IDであって、かつ、ICチップに正規の貸出料金が記録されたメダルMはホッパーB51に誘導される。
このように、供給路60では、リーダ/ライタ部61と、送出装置62と、切替装置63とが連動して動作することで、ホッパーB51に供給されるメダルMを、遊技場に流通可能な一の貸出料金が記録されたメダルMに揃えるようになっている。すなわち、ホッパーA40に貯留されるメダルMに、自店ID以外のメダルMとバラバラな貸出料金が記憶されているメダルMが混在していても、ホッパーB51に貯留されるメダルMを、自店IDであって、かつ、ICチップに正規の貸出料金が記録されたメダルMに揃えることができる。
【0041】
メダル払出装置50は、ホッパーB51と、底部にホッパー駆動機構を有している。
ホッパーB51は、第二の貯留部の一例であり、供給路60を介してホッパーA40から供給されるメダルMを貯留可能な容器として形成されている。
本実施形態のホッパーB51は、上方を開口させているが、店員等が誤ってホッパーB51にメダルを補給することを防止するために、開口を蓋状部材で覆うこともできる。
【0042】
ホッパーB51には、貯留されているメダルMの有無を検出する数量センサ55が設けられている。
数量センサ55は、例えば、一対の発光素子55aと受光素子55bとからなる光センサで構成され、受光素子55bが発光素子55aからの光を受光することで、メダル供給開始を指示する供給開始信号が、制御部80に入力され、発光素子55aからの光が貯留メダルMにより遮られることで、メダル供給停止を指示する供給停止信号が制御部80に入力される。
その結果、制御部80は、調整手段として動作し、供給開始信号が入力されると、ベルトコンベヤ41と供給路60(リーダ/ライタ部61,送出装置62,切替装置63)を制御して、メダルMの供給を開始し、供給停止信号が入力されると、これらを停止させ、メダルMの供給を停止する。
これにより、ホッパーB51には、自店IDであって、かつ、ICチップに正規の貸出料金が記録された一定量のメダルMが貯留されるようになる。
【0043】
ホッパー駆動機構には、案内孔53bに誘導されたメダルMを回転してメダル排出口52に送出する回転板53と、この回転板53を駆動させる払出モータ53aと、メダル排出口52から払出されるメダルを検出する払出センサ54と、が設けられている。
ホッパー駆動機構は、制御部50からの払出信号に基づいて払出モータ53aが駆動され、ホッパーB51に貯留されている所定枚数のメダルを、メダル排出口52から排出させて、メダル払出口7から払い出す。
払出センサ54は、メダル排出口52から排出されるメダルの枚数をカウントし、これを制御部50へ送る。
このように、メダル払出装置50は、ホッパーB51に貯留されたメダルMを払い出すため、メダル払出口7から払い出されるメダルMは、自店IDであって、かつ、ICチップに正規の貸出料金が記録されたメダルとなる。
【0044】
以上のように構成されたスロットマシン1は、制御部80により制御されて動作する。
制御部80のROM80bには、スロットマシン1を制御するプログラムを記憶しており、このプログラムにしたがってCPU80aが動作される。
また、ROM80bには、メダルMに対して行われる読み書き処理に関するプログラムと、自店IDと貸出料金の読み書きに関する各種データも記憶され、CPU80aがこのプログラムを実行することにより、メダルセレクタ部20と貯留・払出部Rが制御され、メダルMに対して読み書き動作を行う。
以下に、制御部80で実行される読み書き処理について、図12を参照しつつ説明する。
【0045】
制御部80は、メダルセレクタ部20におけるリーダ部201からのメダルMの通過信号を監視し、メダルMが通過すると、リーダ部201から電波を発信させるとともに、この電波に基づくメダルMからの反射波に搬送されたIDデータを読取る(S1)。
制御部80は、ROM80bに記憶した自店IDと、読取ったIDデータとを比較・照合する(S2)。
制御部80は、比較・照合の結果、IDデータ受信不能な場合も含め、IDデータが自店IDと不一致のときは(S2−No)、切替ソレノイドAを非励磁(オフ)制御し(S3)、これに連動して、切替レールA203は、メダルMが流下する経路を回収箱70に向ける。
一方、IDデータが自店IDと一致したときは(S2−Yes)、切替ソレノイドAを励磁(オン)制御し(S4)、これに連動して、切替レールA203は、メダルMが流下する経路をホッパーA40に向け、自店IDが記録されたメダルMをホッパーA40に貯留する(S5)。
これにより、自店ID以外のメダルMをすべて回収できるとともに、ホッパーA40に誘導されるすべてのメダルMを自店IDが記録されたメダルとすることができる。
【0046】
次に、制御部80は、数量センサ55から供給開始信号が入力されると、ベルトコンベア41を駆動制御するとともに(S6)、送出ソレノイドを励磁(オン)して(S7)、一のメダルMをリーダ/ライタ部61が読取可能な位置に停留させる。
制御部80は、リーダ/ライタ部61からのメダルMの通過信号を監視し、メダルMが通過すると、リーダ/ライタ部61から電波を発信させるとともに、メダルMからの反射波に搬送されたIDデータと貸出料金データを読取る(S8)。
制御部80は、ROM80bに記憶した自店IDと、読取ったIDデータとを比較・照合とする(S9)。
比較・照合の結果、IDデータ受信不能な場合も含め、IDデータが自店IDと不一致のときは(S9−No)、制御部80は、送出ソレノイドを非励磁(オフ)制御して(S10)、メダルMをリンク621による停留から解放するとともに、切替ソレノイドBを非励磁(オフ)制御し(S11)、これに連動して、切替レールB631を、下方に開口させ、メダルMを回収箱70に誘導する。
このように、供給路60では、メダルセレクタ部20と異なり、メダルMを停留させて、自店IDか否かの比較・照合するため、正確な判定ができ、メダルセレクタ部20での読み取りミスにより、ホッパーA40に自店ID以外のメダルが混在したときでも、この供給路60で確実に排除するようになっている。
【0047】
一方、IDデータが自店IDと一致したときは(S9−Yes)、制御部80は、ROM80bに設定・記憶した貸出料金と、読取った貸出料金データとを比較・照合とする(S12)。
比較・照合の結果、貸出料金データが設定・記憶した貸出料金と不一致のときは(S12−No)、制御部80は、リーダ/ライタ部61を制御して、設定・記憶した貸出料金をメダルMに埋設されたICチップに書き込み、正規な貸出料金に更新させる。
ここで、制御部80が、リーダ/ライタ部61を制御して再発信させるとともに、メダルMからの反射波に搬送された貸出料金データを再び読取り、正規の貸出料金への更新の成否を確認することもできる。この確認の結果、正規の貸出料金への更新が確認できないときには、書込み不能なメダルMとして、上記のS10とS11の処理を実行し、このメダルMを回収箱70に誘導することもできる。
【0048】
その後、制御部80は、比較・照合の結果、貸出料金データが設定・記憶した貸出料金と一致のときも含め(S12−Yes)、メダルMに正規な貸出料金が記録(更新)されたときには、送出ソレノイドを非励磁(オフ)制御して(S14)、メダルMをリンク621による停留から解放する。これとともに、切替ソレノイドBを励磁(オン)制御し(S15)、これに連動して、切替レールB631を、レール60a底面の一部とさせ、メダルMがホッパーB51に誘導されて、貯留される(S16)。そして、制御部80は、以上のような処理(S6〜S16)を、数量センサ55から供給停止信号が入力されるまで繰り返すようになっている。
【0049】
以上のように構成された本実施形態のスロットマシン1によれば、機外から投入されたメダルMに埋設されたICチップに対して、自店IDの読取動作、貸出料金の書込動作をメダルM毎に確実に行い、記録内容が安定したメダルMをメダル払出口7から排出することができる。
【0050】
以上、本発明について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、特許請求の範囲内で種々の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、制御部80がリーダ部201、切替ソレノイドAや、貯留・払出部Rを制御したが、これらを演出制御部90に接続することで、演出制御部90が制御することもできる。
また、ROM80bに設定・記憶されている貸出料金は一つの貸出料金に限らず、複数の貸出料金を設定・記憶することもできる。この場合には、メダルMに埋設されたICチップに書き込む貸出料金を外部からの操作に基づき適宜選択することもできる。
例えば、3種類の貸出料金を予め記憶している場合には、電源投入時からの所定時間内に、3種類の貸出料金に対応させた停止ボタン5a〜5cのいずれかを押下操作することで、メダルMに書き込む一の貸出料金を選択して設定することもできる。
【0051】
また、リーダ/ライタ部61に、上記の複数の貸出料金を設定・記憶可能な不揮発性ROM等の記憶手段を設けるとともに、CPU、RAMなどを設けることで、リーダ/ライタ部61をコンピュータとして構成することもできる。そして、リーダ/ライタ部61に、貸出料金を設定・変更可能なスイッチ等の入力手段を設けるとともに、リーダ部201、切替ソレノイドA202、送出ソレノイド623、切替ソレノイドB632、数量センサ55、ベルトモータ41a等を接続して、前述した制御部80と同様に、これらを制御させることもできる。これにより、制御部80の負荷を軽減できる。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明は、所定の記録媒体を備える遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機に広く利用できる。
【符号の説明】
【0053】
1 スロットマシン
20 メダルセレクタ部(第二の取捨手段)
40 ホッパーA(第一の貯留部)
50 メダル払出装置
51 ホッパーB(第二の貯留部)
60 供給路
61 リーダ/ライタ部(リーダ/ライタ手段)
62 送出装置(送出手段)
63 切替装置(第一の取捨手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
機外から投入される遊技媒体を貯留する第一の貯留部と、
第一の貯留部から供給される遊技媒体を貯留するとともに、機外に払い出す第二の貯留部と、
第一の貯留部から第二の貯留部に遊技媒体を供給する供給路と、を備え、
前記供給路に、遊技媒体に備える記録媒体に対して、所定のデータの読み書きを行うリーダ/ライタ手段を設けたことを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記供給路を、遊技媒体が一列に並んで通過する通路幅で形成した請求項1記載の遊技機。
【請求項3】
前記リーダ/ライタ手段による読み書きに際して、遊技媒体を停留させるとともに、停留した遊技媒体を一ずつ第二の貯留部に向けて送出する送出手段を設けた請求項1又は2記載の遊技機。
【請求項4】
第二の貯留部に供給される遊技媒体の数量を調整する調整手段を設けた請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊技機。
【請求項5】
遊技媒体を整流して前記供給路に導入する整流手段を設けた請求項1〜4のいずれか一項に記載の遊技機。
【請求項6】
前記リーダ/ライタ手段が読み書きを行った結果に基づいて、非正規な遊技媒体を第二の貯留部に供給される手前で排除する第一の取捨手段を設けた請求項1〜5のいずれか一項に記載の遊技機。
【請求項7】
遊技媒体の投入口から第一の貯留部に至る遊技媒体の投入経路において、
前記記録媒体に記録された所定の店情報を読み取る店情報読取手段と、
前記店情報読取手段が読み取った結果に基づいて、自店以外の遊技媒体を第一の貯留部に供給される手前で排除する第二の取捨手段と、を設けた請求項1〜6のいずれか一項に記載の遊技機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−19660(P2011−19660A)
【公開日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−166345(P2009−166345)
【出願日】平成21年7月15日(2009.7.15)
【出願人】(591142507)株式会社北電子 (348)
【Fターム(参考)】