説明

遊技音響装置

【課題】音と光との競演による演出を遊技機枠の前側に適切に提供する。
【解決手段】スピーカ15から前に放出された音は、矢印X1で示すように、ユニット容器17の直接放音孔部19および遊技機枠1の放音孔部8を経由して遊技機枠1の前に放出され、スピーカ15から後に放出された音は、矢印X2で示すように、エンクロージャ18からユニット容器17の間接放音孔部20および遊技機枠1の放音孔部8を経由して遊技機枠1の前に放出され、表示灯基板16の表示灯21から放出された光は、矢印X3で示すように、ユニット容器17および遊技機枠1の光表示部10を経由して遊技機枠1の前に放出されるので、音と光との競演による演出が遊技者に与えられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、音と光との競演による演出が遊技機枠の前側に適切に提供される遊技音響装置に関する。
【背景技術】
【0002】
遊技音響装置には、次のような構造のものが知られている。その1つは、遊技機枠の裏側にスピーカとエンクロージャとが一体になったスピーカ構造体を設け、エンクロージャの音をパイプで遊技機枠の前側に誘導して放出するようにした構造であるが、この場合、スピーカ構造体のほかにパイプが必要で、構造が複雑となるという欠点がある。もう1つは、前扉のガラスを振動板として利用した構造であるが、この場合、ガラスの共振周波数が数百ヘルツであるため、低音再生用として使用するには適切でないという欠点がある。さらにもう1つは、圧電式のスピーカを前扉のガラスに接触した構造であるが、この場合、ガラスの共振周波数が数百ヘルツであるため、低音再生用として使用するには適切でないという欠点がある。最後の1つは、圧電式のスピーカを前扉に貼り付けた構造であるが、この場合、ガラスの共振周波数が数百ヘルツであるため、低音再生用として使用するには適切でないという欠点がある。
【特許文献1】特開2004−229183号公報
【特許文献2】特開平7−8601号公報
【特許文献3】特開平10−216325号公報
【特許文献4】特開2003−135804号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
発明が解決しようとする問題点は、光と音とによる遊技の演出が遊技機枠の前側に適切に提供できないという点である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明に係る遊技音響装置は、遊技機枠の前部には放音孔部および光表示部が設けられ、スピーカおよび表示灯基板をユニット容器で形成されたエンクロージャに収容した構造の音光ユニットが放音孔部および光表示部の後に配置されるように遊技機枠の前部に設けられ、ユニット容器の前部にはスピーカから前に放出された音を放出する直接放音孔部およびスピーカから後に放出された音を放出する間接放音孔部が設けられ、スピーカから前に放出された音がユニット容器の直接放音孔部および遊技機枠の放音孔部を経由して遊技機枠の前に放出され、スピーカから後に放出された音がエンクロージャからユニット容器の間接放音孔部および遊技機枠の放音孔部を経由して遊技機枠の前に放出され、表示灯基板に設けられた表示灯から放出された光がユニット容器および遊技機枠の光表示部を経由して遊技機枠の前に放出されることを最も主要な特徴とする。ユニット容器が前ユニット容器と後ユニット容器とから構成され、スピーカが前ユニット容器に取り付けられ、表示灯基板が後ユニット容器に取り付けられてもよい。
【発明の効果】
【0005】
本発明に係る遊技音響装置は、スピーカおよび表示灯基板が音光ユニットのエンクロージャに収容されたので、エンクロージャの容量確保と表示灯基板の配置確保との両立が図れることができるうえ、スピーカから放出された全ての音が遊技機枠の放音孔部から前に放出され、表示灯から放出された光がユニット容器を全体的に鮮明しつつ遊技機枠の光表示部から前に放出されるので、音と光との競演による演出を遊技者に与えることができるという利点がある。ユニット容器が前ユニット容器と後ユニット容器とから構成され、スピーカが前ユニット容器に取り付けられ、表示灯基板が後ユニット容器に取り付けられれば、スピーカおよび表示灯基板が前ユニット容器または後ユニット容器のいずれかに集中的に取り付けられた場合に比べ、取付構造が簡単になるという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
図1乃至図5は、発明を実施するための最良の形態である。図1は、遊技音響装置を縦に切断した断面を示す。図2は、遊技音響装置を備えたパチンコ遊技機の正面を示す。図3は、上扉4を分解して示す。図4は、音光ユニット13を分解して示す。図5は、音光ユニット14を分解して示す。本明細書において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」の方向は、図2の状態に遊技機枠を置いて図2の紙面の前から見た場合に特定される方向である。
【0007】
遊技音響装置を備えた遊技機としてパチンコ遊技機を例として説明する。図2に示すように、遊技機枠1を前から見た場合、放音孔部8;9と光表示部10;11および音光ユニット13;14が左右に分かれて配置される。よって、図1のa図では、左における放音孔部8と光表示部10および音光ユニット13を例示して説明し、図1のb図では、右における放音孔部9と光表示部11および音光ユニット14を例示して説明する。
【0008】
図1のa図において、遊技機枠1の前部を構成する部材としての上扉4の前部には、放音孔部8および光表示部10が設けられ、音光ユニット13が放音孔部8および光表示部10の後に配置されるように上扉4の内部に設けられ、音光ユニット13がスピーカ15および表示灯基板16をユニット容器17の内部空間としてのエンクロージャ18に収容した構造であるので、エンクロージャ18の容量確保と表示灯基板16の配置確保との両立を図ることができるという利点がある。
【0009】
ユニット容器17の前部には、直接放音孔部19および間接放音孔部20が設けられる。そして、スピーカ15から前に放出された音は、矢印X1で示すように、ユニット容器17の直接放音孔部19および遊技機枠1の放音孔部8を経由して遊技機枠1の前に放出される。スピーカ15から後に放出された音は、矢印X2で示すように、エンクロージャ18からユニット容器17の間接放音孔部20および遊技機枠1の放音孔部8を経由して遊技機枠1の前に放出される。表示灯基板16の表示灯21から放出された光は、矢印X3で示すように、ユニット容器17および遊技機枠1の光表示部10を経由して遊技機枠1の前に放出される。よって、スピーカ15から放出された全ての音が遊技機枠1の放音孔部8から前に放出され、表示灯基板16の表示灯21から放出された光がユニット容器17を全体的に鮮明しつつ遊技機枠1の光表示部10から前に放出されるので、音と光との競演による演出を遊技者に与えることができるという利点がある。
【0010】
図1のb図において、遊技機枠1の前部を構成する部材としての上扉4の前部には、放音孔部9および光表示部11が設けられ、音光ユニット14が放音孔部9および光表示部11の後に配置されるように上扉4の内部に設けられ、音光ユニット14がスピーカ22および表示灯基板23をユニット容器24の内部空間としてのエンクロージャ25に収容した構造であるので、エンクロージャ25の容量確保と表示灯基板23の配置確保との両立を図ることができるという利点がある。
【0011】
ユニット容器24の前部には、直接放音孔部26および間接放音孔部27が設けられる。そして、スピーカ22から前に放出された音は、矢印X4で示すように、ユニット容器24の直接放音孔部26および遊技機枠1の放音孔部9を経由して遊技機枠1の前に放出される。スピーカ22から後に放出された音は、矢印X5で示すように、エンクロージャ25からユニット容器24の間接放音孔部27および遊技機枠1の放音孔部9を経由して遊技機枠1の前に放出される。表示灯基板23の表示灯28から放出された光は、矢印X6で示すように、ユニット容器24および遊技機枠1の光表示部11を経由して遊技機枠1の前に放出される。よって、スピーカ22から放出された全ての音が遊技機枠1の放音孔部9から前に放出され、表示灯基板23の表示灯28から放出された光がユニット容器24を全体的に鮮明しつつ遊技機枠1の光表示部から前に放出されるので、音と光との競演による演出を遊技者に与えることができるという利点がある。
【0012】
図1のa図およびb図において、遊技盤Aが可動枠3の盤設置構造体Bに装着され、上扉4が閉じられることによって、パネル構造体12と遊技盤Aの前面との間には球Pの流下する遊技領域CがガイドレールDで囲まれた領域として形成される。ガイドレールDは、遊技盤Aまたはパネル構造体12または上扉4に取り付けられる。音光ユニット13の詳細な構造については、図4で説明する。音光ユニット14の詳細な構造については、図5で説明する。
【0013】
図2を参照し、パチンコ遊技機は、遊技機枠1の内部に遊技盤Aを交換可能に格納した形態である。遊技機枠1は、固定枠2の前に可動枠3を開閉可能に備え、可動枠3の前に上扉4および下扉5を開閉可能に備える。固定枠2は、遊技機設置構造体に取り付けるための外枠とも呼ばれる。遊技機設置構造体は、遊技店のパチンコ遊技機を設置する島とも呼ばれる設備である。可動枠3は、遊技盤Aや図外の制御装置など遊技に必要な部品を取り付ける前枠とも呼ばれる。可動枠3は、左側に位置する図外のヒンジを中心とし、固定枠2の前で前側に開かれかつ後側に閉じられるように、片開き可能であって、遊技盤Aを装着するための盤設置構造体B(図1参照)の前面に発射機構6を備える。発射機構6は、下扉5が閉じられて可動枠3に開閉不能に支持された場合、下扉5で覆い隠される。
【0014】
上扉4および下扉5は、遊技機枠1の前部を構成する部材としての前扉を構成するものであって、個別に、左側に位置する図外のヒンジを中心とし、可動枠3の前で前側に開かれかつ後側に閉じられるように、片開き可能である。上扉4は、パネル枠とも呼ばれ、前後方向に貫通する窓7を囲む額縁形状である。上扉4の前部には、放音孔部8;9と光表示部10;11とが、上扉4の上部で、窓7を境として左右に分かれて設けられる。上扉4の後部には、パネル構造体12が設けられる。パネル構造体12は、遊技機枠1の前から内部を見えるように、窓7を後から閉鎖する。上扉4の内部には、音光ユニット13;14が設けられる。音光ユニット13におけるスピーカ15が放音孔部8の後に対応して配置され、音光ユニット13における表示灯基板16が光表示部10の後に対応して配置される。音光ユニット14におけるスピーカ22が放音孔部9の後に対応して配置され、音光ユニット14における表示灯基板23が光表示部11の後に対応して配置される。下扉5は、皿構造体とも呼ばれる。下扉5の前部には、受皿29および発射操作機構30が設けられる。
【0015】
図3を参照し、上扉4の構造について説明する。上扉4は、扉化粧体31および扉基盤32を備える。扉化粧体31は、上扉4における前面の意匠を形成するものであって、放音孔部8;9と光表示部10;11および前窓部33を備える。放音孔部8;9は、扉化粧体31に形成された前後方向への貫通孔を後から金属からなる網または金属板に多数の貫通孔の開けられたパンチングメタルなどにより構成された保護部材で被覆した構造である。光表示部10;11は、光を透過する性質のある合成樹脂からなり、後面にダイヤカットされたような凹凸を備える。
【0016】
扉基盤32は、上扉4における部品を取り付ける躯体を形成するものであって、後窓部34および取付部35;36;37を備える。取付部35は、扉化粧体31を取り付けるものであって、扉基盤32の四隅に前後方向への貫通孔として設けられる。取付部36は、左の音光ユニット13を取り付けるものであって、扉基盤32の前面から前に筒状に突出する。取付部37は、右の音光ユニット14を取り付けるものであって、扉基盤32の前面から前に筒状に突出する。
【0017】
そして、タッピングスクリューなどの止ねじ38が音光ユニット13の前から音光ユニット13の取付部39を貫通して取付部36に締結されることによって、音光ユニット13が扉基盤32の前面に固定される。タッピングスクリューなどの止ねじ40が音光ユニット14の前から音光ユニット14の取付部41を貫通して取付部37に締結されることによって、音光ユニット14が扉基盤32の前面に固定される。その後、タッピングスクリューのような止ねじ42が扉基盤32の後から取付部35を経由して扉化粧体31の裏面に締結される。これによって、扉化粧体31および扉基盤32が互いに組み立てられ、前窓部33および後窓部34が前後方向に繋がって図1および図2の窓7を構成する。したがって、扉化粧体31が別の意匠を形成したものに交換されても、扉基盤32が共用することができるという利点がある。
【0018】
図4を参照し、左の音光ユニット13について説明する。音光ユニット13は、スピーカ15、表示灯基板16、前ユニット容器45、後ユニット容器46を備える。前ユニット容器45は、光を透過する性質のある合成樹脂により、板状の前壁の周縁部から後側に周壁を突出し、後側に開口した箱形に構成される。後ユニット容器46は、合成樹脂により、板状の後壁の周縁部から前側に周壁を突出し、前側に開口した箱形に構成される。後ユニット容器46を構成する合成樹脂は、光を透過する性質が有っても無くてもよい。前ユニット容器45には、直接放音孔部19、間接放音孔部20、結合部47、スピーカ取付部48、配線孔49が設けられる。直接放音孔部19および間接放音孔部20は、前後方向への貫通孔として形成される。後ユニット容器46には、取付部39、結合部50、基板取付部51が設けられる。
【0019】
スピーカ15は、円錐形なコーン52の後部に音響変換部53を備え、コーン52の前縁部から外側にフランジ54を突出し、フランジ54に複数のねじ挿入孔55を備え、音響変換部53が音響変換部53から外側に突出した被覆電線からなるスピーカ配線56から入力された音電流を機械的な振動に変換してコーン52に伝達し、コーン52が伝達された振動を中高音波として拡大して放出する。スピーカ配線56にはコネクタ57が設けられる。そして、コーン52が前側に向けられ、タッピングスクリューなどの止ねじ58がスピーカ15の後からねじ挿入孔55を経由してスピーカ取付部48に締結されることによって、コーン52が直接放音孔部19を被覆し、スピーカ15が前ユニット容器45に固定される。間接放音孔部20は、スピーカ15で塞がれない。
【0020】
表示灯基板16には、LEDのような表示灯21およびコネクタ59が実装され、取付孔60が前後方向への貫通孔として設けられる。コネクタ59に接続されたコネクタ配線61にはコネクタ62が設けられる。そして、表示灯21が前ユニット容器45の側である前に向けられ、タッピングスクリューのような止ねじ63が表示灯基板16の前から取付孔60を経由して基板取付部51に締結されることによって、表示灯基板16が後ユニット容器46の前面に固定される。
【0021】
前記のようにスピーカ15が前ユニット容器45に取り付けられ、表示灯基板16が後ユニット容器46に取り付けられ、スピーカ配線56およびコネクタ配線61が配線孔49に通されつつ前ユニット容器45の内側と外側とに配置された後、タッピングスクリューのような止ねじ64が前ユニット容器45の前から結合部47を経由して結合部50に締結されることによって、前ユニット容器45および後ユニット容器46が互いに内部空間としてのエンクロージャ18(図1のa図参照)を形成しつつ当該エンクロージャ18にスピーカ15および表示灯基板16を収容した構造に組み立てられる。このようにユニット容器17が前ユニット容器45と後ユニット容器46とから構成され、スピーカ15が前ユニット容器45に取り付けられ、表示灯基板16が後ユニット容器46に取り付けられたので、スピーカ15および表示灯基板16が前ユニット容器45または後ユニット容器46のいずれかに集中的に取り付けられた場合に比べ、取付構造が簡単になるという利点がある。
【0022】
図5を参照し、音光ユニット14について説明する。音光ユニット14は、スピーカ22、表示灯基板23、前ユニット容器65、後ユニット容器66を備える。前ユニット容器65は、光を透過する性質のある合成樹脂により、板状の前壁の周縁部から後側に周壁を突出し、後側に開口した箱形に構成される。後ユニット容器66は、合成樹脂により、板状の後壁の周縁部から前側に周壁を突出し、前側に開口した箱形に構成される。後ユニット容器66を構成する合成樹脂は、光を透過する性質が有っても無くてもよい。前ユニット容器65には、直接放音孔部26、間接放音孔部27、結合部67、スピーカ取付部68、配線孔69が設けられる。直接放音孔部26および間接放音孔部27は、前後方向への貫通孔として形成される。後ユニット容器66には、取付部41、結合部70、基板取付部71が設けられる。
【0023】
スピーカ22は、円錐形なコーン72の後部に音響変換部73を備え、コーン72の前縁部から外側にフランジ74を突出し、フランジ74に複数のねじ挿入孔75を備え、音響変換部73が音響変換部73から外側に突出した被覆電線からなるスピーカ配線76から入力された音電流を機械的な振動に変換してコーン72に伝達し、コーン72が伝達された振動を中高音波として拡大して放出する。スピーカ配線76にはコネクタ77が設けられる。そして、コーン72が前側に向けられ、タッピングスクリューなどの止ねじ78がスピーカ22の後からねじ挿入孔75を経由してスピーカ取付部68に締結されることによって、コーン72が直接放音孔部19を被覆し、スピーカ22が前ユニット容器65に固定される。間接放音孔部27は、スピーカ22で塞がれない。
【0024】
表示灯基板23には、LEDのような表示灯28およびコネクタ79が実装され、取付孔80が前後方向への貫通孔として設けられる。コネクタ79に接続されたコネクタ配線81にはコネクタ82が設けられる。そして、表示灯28が前ユニット容器65の側である前に向けられ、タッピングスクリューのような止ねじ83が表示灯基板23の前から取付孔80を経由して基板取付部71に締結されることによって、表示灯基板23が後ユニット容器66の前面に固定される。
【0025】
前記のようにスピーカ22が前ユニット容器65に取り付けられ、表示灯基板23が後ユニット容器66に取り付けられ、スピーカ配線76およびコネクタ配線81が配線孔69に通されつつ前ユニット容器65の内側と外側とに配置された後、タッピングスクリューのような止ねじ84が前ユニット容器65の前から結合部67を経由して結合部70に締結されることによって、前ユニット容器65および後ユニット容器66が互いに内部空間としてのエンクロージャ25(図1のb図参照)を形成しつつ当該エンクロージャ25にスピーカ22および表示灯基板23を収容した構造に組み立てられる。このようにユニット容器24が前ユニット容器65と後ユニット容器66とから構成され、スピーカ22が前ユニット容器65に取り付けられ、表示灯基板23が後ユニット容器66に取り付けられたので、スピーカ22および表示灯基板23が前ユニット容器65または後ユニット容器66のいずれかに集中的に取り付けられた場合に比べ、取付構造が簡単になるという利点がある。
【産業上の利用可能性】
【0026】
図2において、音光ユニット13および音光ユニット14は、左右対称形に構成されたり、または、左右同じ形状に構成されたりしてもよい。放音孔部8;9、光表示部10;11、音光ユニット13;14は、上扉4の上下方向の中間部、上扉4の下部、下扉5に設けてもよい。放音孔部8;9、光表示部10;11、音光ユニット13;14は、1個ずつであってもよい。遊技機としては、スロットマシンでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】遊技音響装置の縦断面図(最良の形態)。
【図2】遊技音響装置を備えパチンコ遊技機の正面図(最良の形態)。
【図3】上扉の分解斜視図(最良の形態)。
【図4】左の音光ユニットの分解斜視図(最良の形態)。
【図5】右の音光ユニットの分解斜視図(最良の形態)。
【符号の説明】
【0028】
1は遊技機枠、2は固定枠、3は可動枠、4は上扉、5は下扉、6は発射機構、7は窓、8;9は放音孔部、10;11は光表示部、12はパネル構造体、13;14は音光ユニット、15はスピーカ、16は表示灯基板、17はユニット容器、18はエンクロージャ、19は直接放音孔部、20は間接放音孔部、21は表示灯、22はスピーカ、23は表示灯基板、24はユニット容器、25はエンクロージャ、26は直接放音孔部、27は間接放音孔部、28は表示灯、29は受皿、30は発射操作機構、31は扉化粧体、32は扉基盤、33は前窓部、34は後窓部、35乃至37は取付部、38は止ねじ、39は取付部、40は止ねじ、41は取付部、42は止ねじ、43;44は欠番、45は前ユニット容器、46は後ユニット容器、47は結合部、48はスピーカ取付部、49は配線孔、50は結合部、51は基板取付部、52はコーン、53は音響変換部、54はフランジ、55はねじ挿入孔、56はスピーカ配線、57はコネクタ、58は止ねじ、59はコネクタ、60は取付孔、61はコネクタ配線、62はコネクタ、63;64は止ねじ、65は前ユニット容器、66は後ユニット容器、67は結合部、68はスピーカ取付部、69は配線孔、70は結合部、71は基板取付部、72はコーン、73は音響変換部、74はフランジ、75はねじ挿入孔、76はスピーカ配線、77はコネクタ、78は止ねじ、79はコネクタ、80は取付孔、81はコネクタ配線、82はコネクタ、83;84は止ねじ、Aは遊技盤、Bは盤設置構造体、Cは遊技領域、Dはガイドレール、Pは球。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技機枠の前部には放音孔部および光表示部が設けられ、スピーカおよび表示灯基板をユニット容器で形成されたエンクロージャに収容した構造の音光ユニットが放音孔部および光表示部の後に配置されるように遊技機枠の前部に設けられ、ユニット容器の前部にはスピーカから前に放出された音を放出する直接放音孔部およびスピーカから後に放出された音を放出する間接放音孔部が設けられ、スピーカから前に放出された音がユニット容器の直接放音孔部および遊技機枠の放音孔部を経由して遊技機枠の前に放出され、スピーカから後に放出された音がエンクロージャからユニット容器の間接放音孔部および遊技機枠の放音孔部を経由して遊技機枠の前に放出され、表示灯基板に設けられた表示灯から放出された光がユニット容器および遊技機枠の光表示部を経由して遊技機枠の前に放出されることを特徴とする遊技音響装置。
【請求項2】
ユニット容器が前ユニット容器と後ユニット容器とから構成され、スピーカが前ユニット容器に取り付けられ、表示灯基板が後ユニット容器に取り付けられたことを特徴とする請求項1記載の遊技音響装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−212514(P2008−212514A)
【公開日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−56657(P2007−56657)
【出願日】平成19年3月7日(2007.3.7)
【出願人】(000154679)株式会社平和 (1,976)
【Fターム(参考)】