説明

運搬台車

【課題】台車本体の裏面の周辺部の少なくとも四隅にキャスターを取付けた運搬台車において、ブレーキ付きキャスターの存在位置を容易に認識でき、坂道等でも、確実かつ迅速にブレーキをかけることができ、事故を未然に防ぐことができる。
【解決手段】台車本体の四隅のコーナー部のうち、ブレーキ付きキャスターを裏側に設けたコーナー部を着色した。また、ブレーキ付きキャスターは、ヨークと、車輪と、ブレーキシュー、ブレーキペダルとからなり、ブレーキペダルは一端の操作部を踏み付けて揺動させることにより、ブレーキシューを車輪に押しつけて車輪を固定するものであり、ブレーキシューに一端を軸支し、他の一端を前記操作部として跳ね上げるように形成し、かつ、この部分がブレーキ解除時に車輪が前後方向に向いた場合に、平面視して、台車本体の周囲から顕出するものとした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、運搬台車に関するものである。
【背景技術】
【0002】
荷物を載置して運搬する運搬台車として、出願人は下記特許文献に示すような、平坦度のない場所でも安定状態で運搬移動できるようにした運搬台車を提案した。
【特許文献1】特開2009−220653号公報
【0003】
これは、図10〜図12に示すように、鉄製またはアルミニウム合金製の角パイプによるフレーム6と、このフレーム6の上部に接合される鉄製またはアルミニウム合金製の載置板であるベース7とで構成される台車本体の下側に、台座2bに車輪2aを回転自在に取付けたキャスター2を設けたものである。
【0004】
前記フレーム6は角パイプを縦横方向に付き合わせ溶接にて格子状に形成し、この格子状のフレーム6の下面で、キャスター2の取付けが予想される箇所の区画8に、キャスター2の取付板9をブラインドリベット10にて取付ける。取付板9の取付箇所は左右中央の区画8の合計6箇所を除いた全部の合計が6箇所である。
【0005】
このようにフレーム6上にベース7を取付けた台車本体の裏面の周辺部の少なくとも四隅にキャスター2を取付けた運搬台車において、前記少なくとも四隅に取付けた旋回キャスター2をつなぐ輪郭線の内側で、使用時の進行方向と同じ方向の縦列に2輪以上のキャスター2を設けた。このキャスター2は旋回キャスターまたは固定キャスターである。
【0006】
次に溝αを乗り越える方法を図13について説明する。図中3は手押し棒で、運搬台車を押して図13(b)のように溝αにキャスター2の左右の前輪が嵌っても、この状態でその後方の中央縦列の2輪のキャスター2と左右後の2輪のキャスター2との、合計4輪で台車本体を安定した状態に支持でき、台車本体が傾くことはない。
【0007】
さらに前進して図8(c)の位置に達し、中央縦列の2輪のキャスター2のうちの前の1輪が溝αに嵌ったときは、前後左右の4輪のキャスター2と中央縦列の残りの後方の1輪のキャスター2の合計5輪で台車本体を安定状態に支持できる。
【0008】
最後に、左右後輪の2輪のキャスター2が溝αに嵌っても、この状態でその前方の中央縦列の2輪のキャスター2と左右前輪の2輪のキャスター2との、合計4輪で台車本体を安定した状態に支持でき、いずれの場合も台車本体が傾くことはなく、安全に溝αを順次乗り越えていくことができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、キャスター2には、ブレーキ付きキャスターとブレーキ付きでないキャスターとがあり、通常、ブレーキ付きキャスターは台車本体の四隅のコーナー部のうち、前後のいずれかの左右の双方、もしくは一方に設けられる。
【0010】
前記6輪のキャスター2のうち、台車本体の四隅の角部に配置されるものは、ここに手押し棒3を挿着するためのコーナー部材5が取付けられることから、手押し棒3、コーナー部材5を避けて回転できるように「旋回偏心半径+キャスター半径」の分だけ垂下部分から台車本体の内側に入った箇所に取付けられる。
【0011】
一方、ブレーキ付きキャスターは、図14に示すように取付板9に結合するキャスター2のヨーク2cから足踏式のブレーキペダル33を出したものであるが、このブレーキペダル33の存在は台車本体の下側となり、台車本体に隠れてしまった、その存在の確認が困難であった。
【0012】
それゆえ、ブレーキのかけ忘れ等が生じ、事故にもつながるおそれもある。
【0013】
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、ブレーキ付きキャスターの存在位置を容易に認識でき、坂道等でも、確実かつ迅速にブレーキをかけることができ、事故を未然に防ぐことができる運搬台車を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、台車本体の裏面の周辺部の少なくとも四隅にキャスターを取付けた運搬台車において、台車本体の四隅のコーナー部のうち、ブレーキ付きキャスターを裏側に設けたるコーナー部を着色したことを要旨とするものである。
【0015】
請求項1記載の本発明によればコーナー部のうち、ブレーキ付きキャスターを裏側に設けたるコーナー部を着色したことにより、この着色を目視すれば、どこのコーナー部の下のキャスターが、ブレーキ付きものであるかを即時に知ることができる。
【0016】
請求項2記載の本発明は、コーナー部は、台車本体のフレームを構成する縦横の角パイプを接合するものとして、全体形状が平面L字形であるコーナー部材で形成し、コーナー部材は、手押し棒が挿着される筒状で外周面が円弧状の挿入孔をL字形の角部に形成し、この挿入孔の箇所から互いに直交する方向に前記フレームの取付部として対向する側壁部材をそれぞれ垂直に突設したもので、前記着色は前記側壁部材のうち、外側に位置する側壁部材について行うことを要旨とするものである。
【0017】
請求項2記載の本発明によれば、コーナー部材を取付けた運搬台車は、他物に接触しやすい角部に外周部が円弧状のコーナー部材が取付けられているから、衝撃が吸収され、コーナー部材が損傷するなどして交換する場合は、リベットなどを外すだけで取外しでき、新規のコーナー部材もリベットで固定するだけでよいから簡単に交換でき、前記着色は、コーナー部材の側壁部材のうち、外側に位置する側壁部材につい行うものであるので、運搬台車を組み立てる際に、あらかじめ着色されたコーナー部材を持ち入れば、簡単に行うことができる。
【0018】
請求項3記載の本発明は、外側に位置する側壁部材は、前記挿入孔の外周部に連成するものであり、挿入孔との接続部分では挿入孔と同じ高さを備え、端部ではフレームとほぼ同じ高さを備えて、底辺が傾斜部に形成されることを要旨とするものである。
【0019】
請求項3記載の本発明によれば、前記着色は、コーナー部材の側壁部材のうち、外側に位置する側壁部材について行うものであり、比較的広い面積に渡るので、目立たせることができる。
【0020】
請求項4記載の本発明は、ブレーキ付きキャスターは、ヨーク(把持体)と、車輪と、ブレーキシュー、ブレーキペダルとからなり、ブレーキペダルは一端の操作部を踏み付けて揺動させることにより、ブレーキシューを車輪に押しつけて車輪を固定するものであり、ブレーキシューに一端を軸支し、他の一端を前記操作部として跳ね上げるように形成し、かつ、この部分がブレーキ解除時に車輪が前後方向に向いた場合に、平面視して、台車本体の周囲から顕出するものとしたことを要旨とするものである。
【0021】
請求項4記載の本発明によれば、ブレーキペダルは一端を前記操作部として跳ね上げるように形成したので、足で踏み易いものであり、ブレーキを掛け易く、しかも、台車本体の周囲から顕出するので、コーナー部の着色に対応して、ブレーキの存在を迅速に把握できる。
【0022】
請求項5記載の本発明は、ブレーキペダルは、一端の操作部を閉塞端としてコ字形アームからなり、ブレーキ時には車輪が空隙に入り込むことを要旨とするものである。
【0023】
請求項5記載の本発明によれば、ブレーキペダルをコ字形アームとしたことにより、ブレーキ時には車輪が空隙に入り込むことで車輪との干渉を処理できる。また、軽いものとなり、踏み込みや元に戻しなどの足での操作がスムーズに行なわれる。
【0024】
請求項6記載の本発明は、跳ね上げるように形成した操作部は、足踏片を前方に突き出させたことを要旨とするものである。
【0025】
請求項6記載の本発明によれば、操作部は、コ字形アームの一端の閉塞端であり、ここに足踏片を前方に突き出させたことにより、足掛けのスペースを十分確保できるものとなる。
【発明の効果】
【0026】
以上述べたように本発明の運搬台車は、台車本体の裏面の周辺部の少なくとも四隅にキャスターを取付けた運搬台車において、ブレーキ付きキャスターの存在位置を容易に認識でき、坂道等でも、確実かつ迅速にブレーキをかけることができ、事故を未然に防ぐことができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の運搬台車の実施形態を示すブレーキ解除時の側面図、図2は同上平面図、図3はブレーキ時の側面図、図4は同上平面図で、鉄製またはアルミニウム合金製の角パイプによるフレーム6と、このフレーム6の上部に接合される鉄製またはアルミニウム合金製の載置板であるベース7とで構成される台車本体の下側に、台座2bに車輪2aを回転自在に取付けたキャスター2を設けたものである。
【0028】
キャスター2は、前記台車本体の裏面の周辺部の少なくとも四隅に取付けたものの他に、少なくとも四隅に取付けた旋回キャスター2をつなぐ輪郭線の内側で、使用時の進行方向と同じ方向の縦列に2輪以上のキャスター2を設けた。
【0029】
かかる台車本体の四隅の角部では、フレーム6を構成する縦横の角パイプをアルミニウムなどによる押出し形材で形成、全体形状が平面L字形であるコーナー部材5で接合する。
【0030】
コーナー部材5は、その詳細を図8、図9に示すと、手押し棒3が挿着される筒状で外周面が円弧状の挿入孔12をL字形の角部に形成し、この挿入孔12の箇所から互いに直交する方向にフレーム6の取付部として対向する側壁部材13a,13bをそれぞれ垂直に突設した。
【0031】
前記側壁部材13a,13bのうち、外側に位置する側壁部材13bは、挿入孔12の外周部に連成するものであり、挿入孔12との接続部分では挿入孔12と同じ高さを備え、端部ではフレーム6とほぼ同じ高さを備えて、底辺が傾斜部14に形成される。
【0032】
挿入孔12の底部には手押し棒3の脱落を防止するための支持板12aが設けてある。
【0033】
以上のようにしてフレーム6にコーナー部材5を取付けるには、対向する側壁部材13a,13bの間の空隙にフレーム6を差込む。この場合、側壁部材13a,13bの間は、上下とも開口に形成されているから、フレーム6をこの側壁部材13a,13bの間に差込んでも、これとは反対にコーナー部分に位置する縦横のフレーム6にコーナー部材5を差込んでもよい。また、差込方向も、上下のいずれからでも行える。
【0034】
側壁部材13a,13bの間にフレーム6が挿入された状態で、リベット15またはボルトでコーナー部材5をフレーム6に固定する。このフレーム6との結合はリベット15などを使用するものであるから、アルミニウム製のコーナー部材5に対して、フレーム6が同材質のものである必要はない。
【0035】
以上のようにしてコーナー部材5を取付けた運搬台車は、他物に接触しやすい角部に外周部が円弧状のコーナー部材5が取付けられているから、衝撃が吸収され、コーナー部材5が損傷するなどして交換する場合は、リベット15などを外すだけで取外しでき、新規のコーナー部材5もリベット15で固定するだけでよいから簡単に交換できる。
【0036】
また、コーナー部材5には手押し棒3の挿入孔12が形成され、ここの差込口には手押し棒3からの過重なモーメントがかかる。コーナー部材5が他物との接触だけでなく、このように内側からも変形しやすい部位を備えていることを勘案すると、かかるコーナー部材5の交換を容易に行えるようにしたことは実効的である。
【0037】
ところで、キャスター2には、ブレーキ付きキャスターとブレーキ付きでないキャスターとがあり、ブレーキ付きキャスターは台車本体の四隅のコーナー部のうち、前後のいずれかの左右の双方、もしくは一方に設けられる。
【0038】
本発明は、前記キャスターを設ける台車本体の四隅のコーナー部のうち、ブレーキ付きキャスターを裏側に設けたコーナー部を着色(例えば、赤や緑)した。
【0039】
この着色1は、コーナー部がアルミニウム合金素材の場合は焼き付け等で行い、コーナー部を形成するコーナー部材5の前記側壁部材13a,13bのうち、外側に位置する側壁部材13bの全面について施す。
【0040】
ブレーキ付きキャスターは、図5〜図7に示すように、ヨーク(把持体)2cと、車輪2aと、ブレーキシュー16と、ブレーキペダル17とからなる。
【0041】
ヨーク(把持体)2cは、金属板を曲げ加工してなるものとしており、取付板9の下方に取付けられ、ブレーキシュー16は、金属板を曲げ加工してなるものとしており、ブレーキライニング(図示せず)を設けたものとしている。
【0042】
ブレーキペダル17は、金属板を曲げ加工してなるものとしており、一端の操作部18を踏み付けて揺動させることにより、ブレーキシュー16を車輪2aに押しつけて車輪2aを固定するものである。
【0043】
ブレーキペダル17は、前記一端の操作部18を閉塞端とし、中央に空隙19を形成したコ字形アームからなり、該アームは緩やかに凹形を描くように湾曲し、かつ前記操作部18は端を跳ね上げるように形成した。
【0044】
ブレーキ時には、車輪2aはこのブレーキペダル17の空隙19に入り込むように位置付ける。
【0045】
また、前記跳ね上げるように形成した操作部18には、足踏片20を前方に突き出させて設けた。
【0046】
そして、ブレーキペダル17は、図1、図2に示すように、ブレーキ解除時に車輪2aが前後方向に向いた場合に、平面視して、前記操作部18が台車本体の周囲から顕出するものとした。
【0047】
ブレーキ操作は、ブレーキペダル17を足で踏みこむと、ブレーキペダル17が押し下がり、ブレーキシュー16が車輪2aに押しつけてられて車輪2aを固定し、ブレーキ解除にはブレーキペダル17を足で押し上げると、ブレーキシュー16の車輪2aへの係合が解かれるものである。
【0048】
ブレーキ付きキャスターは、台車本体の裏面の周辺部の少なくとも四隅のいずれかに取付ける場合に、四隅には手押し棒3を挿着するためのコーナー部材5が取付けられることから、手押し棒3、コーナー部材5を避けて回転できるように「旋回偏心半径+キャスター半径」の分だけ垂下部分から台車本体の内側に入った箇所に取付けられる。
【0049】
その結果、車輪2aの向きやブレーキ状態では、台車本体の裏面に隠れてブレーキペダルの位置がわからない。
【0050】
そこで、着色1により、キャスターを設ける台車本体の四隅のコーナー部のうち、ブレーキ付きキャスターを裏側に設けたコーナー部を把握でき、これによりブレーキ付きキャスターの存在を認識できるとともに、ブレーキ解除時に車輪2aが前後方向に向いた場合に、ブレーキペダル17が台車本体の周囲から顕出するので、確実にブレーキを掛けることができる。
【0051】
なお、前記運搬台車は、前記台車本体の裏面の周辺部の少なくとも四隅に取付けたものの他に、少なくとも四隅に取付けた旋回キャスター2をつなぐ輪郭線の内側で、使用時の進行方向と同じ方向の縦列に2輪以上のキャスターを設けたものとしたが、これに限定されるものでなく、例えば、特開2009−227042号公報にあるように、平面長方形の台車本体の、長手方向の左右両側にそれぞれ縦列に3輪ずつ旋回キャスター2を軸着した運搬台車において、前記3輪のキャスターのうちの真中のキャスターを前後の2輪の旋回キャスターよりも外側に配置させたものや、台車本体の裏面の周辺部の少なくとも四隅にのみキャスターを設けたものなど、種々のタイプのものに適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の運搬台車の1実施形態を示すブレーキ解除時の側面図である。
【図2】本発明の運搬台車の1実施形態を示すブレーキ解除時の平面図である。
【図3】本発明の運搬台車の1実施形態を示すブレーキ時の側面図である。
【図4】本発明の運搬台車の1実施形態を示すブレーキ時の平面図である。
【図5】本発明で使用するブレーキ付きキャスターの側面図である。
【図6】本発明で使用するブレーキ付きキャスターの正面図である。
【図7】本発明で使用するブレーキ付きキャスターの底面図である。
【図8】コーナー部材の平面図である。
【図9】コーナー部材の側面図である。
【図10】運搬台車の底面図である。
【図11】運搬台車の平面図である。
【図12】運搬台車の側面図である。
【図13】運搬台車の使用状態を示す説明図である。
【図14】従来のブレーキ付きキャスターの側面図である。
【符号の説明】
【0053】
1 着色 2 キャスター
2a 車輪 2b 台座
2c ヨーク 3 手押し棒
5 コーナー部材 6 フレーム
7 ベース 8 区画
9 取付板 10 ブラインドリベット
11 ボルトとナット 12 挿入孔
12a 支持板 13a,13b 側壁部材
14 傾斜部 15 リベット
16 ブレーキシュー 17 ブレーキペダル
18 操作部 19 空隙
20 足踏片 33 ブレーキペダル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
台車本体の裏面の周辺部の少なくとも四隅にキャスターを取付けた運搬台車において、台車本体の四隅のコーナー部のうち、ブレーキ付きキャスターを裏側に設けたコーナー部を着色したことを特徴とする運搬台車。
【請求項2】
コーナー部は、台車本体のフレームを構成する縦横の角パイプを接合するものとして、全体形状が平面L字形であるコーナー部材で形成し、コーナー部材は、手押し棒が挿着される筒状で外周面が円弧状の挿入孔をL字形の角部に形成し、この挿入孔の箇所から互いに直交する方向に前記フレームの取付部として対向する側壁部材をそれぞれ垂直に突設したもので、前記着色は前記側壁部材のうち、外側に位置する側壁部材について行う請求項1記載の運搬台車。
【請求項3】
外側に位置する側壁部材は、前記挿入孔の外周部に連成するものであり、挿入孔との接続部分では挿入孔と同じ高さを備え、端部ではフレームとほぼ同じ高さを備えて、底辺が傾斜部に形成される請求項2記載の運搬台車。
【請求項4】
ブレーキ付きキャスターは、ヨークと、車輪と、ブレーキシュー、ブレーキペダルとからなり、ブレーキペダルは一端の操作部を踏み付けて揺動させることにより、ブレーキシューを車輪に押しつけて車輪を固定するものであり、ブレーキシューに一端を軸支し、他の一端を前記操作部として跳ね上げるように形成し、かつ、この部分がブレーキ解除時に車輪が前後方向に向いた場合に、平面視して、台車本体の周囲から顕出するものとした請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の運搬台車。
【請求項5】
ブレーキペダルは、一端の操作部を閉塞端としてコ字形アームからなり、ブレーキ時には車輪が空隙に入り込む請求項4記載の運搬台車。
【請求項6】
跳ね上げるように形成した操作部は、足踏片を前方に突き出させた請求項5記載の運搬台車。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2012−61988(P2012−61988A)
【公開日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−208949(P2010−208949)
【出願日】平成22年9月17日(2010.9.17)
【出願人】(597144484)ジーオーピー株式会社 (50)
【Fターム(参考)】