説明

遮光性テープ

【課題】養生シートの固定に用いても太陽光による変色の程度の違いが目立たず、問題のない遮光性テープを提供する
【解決手段】樹脂層と粘着剤層とが積層された粘着テープであって、粘着テープ中に酸化チタンが、1.85〜18g/mの割合で配合されることを特徴とする遮光性テープ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遮光性テープに関し、詳しくは養生シートを床などの内装材に貼り、太陽光による変色を防止するための遮光性テープに関する。
【背景技術】
【0002】
新築住宅の建築後、販売されるまでの間において、床材、壁材、ドア、柱など、室内空間に太陽光が照射され、色が薄くなったり、変色したりする場合がある。このような太陽光による色の変化を防止するために、養生シートをテープで固定することが一般に行われている。
【0003】
この場合、養生シートとテープの遮光性の違いにより、テープを貼り付けた部分と養生シートを固定した部分とで色が微妙に異なることが問題となっていた。
【0004】
遮光性を高めるためにはアルミテープなどの遮光性の高い素材を用いることで、テープ部分の変色の問題は回避できるが、養生シートも可視光、紫外光などを一部通すので、太陽光による変色の色むらの問題は解消しない。
【0005】
特許文献1は、黒色の遮光層を有する遮光用粘着テープが開示されているが、黒色は光を吸収するために温度が上昇しやすく、基材ないし粘着剤が劣化しやすくなることによる糊残り、養生シートとの光透過性のバランスの問題で色むらを生じる可能性があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】再表2007/141939
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、例えば、養生シートの固定に用いても太陽光による変色の程度の違いが目立たず、問題のない遮光性テープを提供することも目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は上記課題に鑑み検討を重ねた結果、生テープに酸化チタンを特定の割合で配合することにより養生シートと同様の遮光性を有し、光による床材などの内装材の変色の程度に差がないテープが得られることを見出した。
【0009】
本発明は、以下の遮光性テープを提供するものである。
(1)樹脂層と粘着剤層とが積層された粘着テープであって、粘着テープ中に酸化チタンが、1.85〜18g/mの割合で配合されることを特徴とする遮光性テープ。
(2)樹脂層が、熱可塑性樹脂に酸化チタンが配合された遮光性樹脂層であり、酸化チタンが遮光性樹脂層中に1.85〜18g/mの割合で配合されることを特徴とする(1)に記載の遮光性テープ。
(3)酸化チタンは、遮光性樹脂層中に1〜30質量%配合されていることを特徴とする(1)または(2)に記載の遮光性テープ。
(4)遮光性樹脂層は、厚さが15μm〜100μmである、(1)〜(3)の何れか1項に記載の遮光性テープ。
(5)熱可塑性樹脂は、ポリエステル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂から選択される樹脂を少なくとも1以上含む、(1)〜(4)の何れか1項に記載の遮光性テープ。
(6)遮光性樹脂層に、さらに織布が積層体され、粘着剤層が織布側に直接、または樹脂層を介して積層された、(1)〜(5)の何れか1項に記載の遮光性テープ。
(7)織布がポリエステル織布であり、粘着剤層がアクリル粘着剤層である、(6)に記載の遮光性テープ。
(8)ポリエステル織布を構成するタテ糸は、2段又は3段で熱延伸を行った25〜75dtexのポリエステル糸で伸度が5〜20%、密度が40〜80本/インチであり、ポリエステル織布を構成するヨコ糸は、100〜250dtexのポリエステル糸で密度が12〜25本/インチである、(6)または(7)に記載の遮光性テープ。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、酸化チタンの配合により、養生シートと同様な遮光性、特に紫外線を遮光する効果を有し、床材、壁材、柱、天井、ドア、ふすまなどの太陽光の照射で変色する場所において、養生シートとテープの貼付場所において変色に差のない遮光性テープが得られる。
【0011】
ポリエステル織布を基材として使用した場合には、基材が伸びにくく、手で簡単に切ることができ、養生シートの貼り付け作業を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】樹脂層/基材層/樹脂層/アクリル粘着剤層の4層構成の遮光性テープを示す。
【図2】樹脂層/基材層/アクリル粘着剤層の3層構成の遮光性テープを示す。
【図3】光透過率の結果を示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の遮光性テープ1は、図1に示されるように、基材層3の片側に遮光性樹脂層2を有し、基材層3の反対側には樹脂層5を介してアクリル粘着剤層4を積層した、樹脂層/基材層/樹脂層/アクリル粘着剤層の4層構成の遮光性養生テープであってもよく、図2に示されるように、基材層に直接アクリル粘着剤層を積層した、樹脂層/基材層/アクリル粘着剤層の3層構成の遮光性養生テープのいずれであってもよい。遮光性樹脂層2には、酸化チタンが配合されている。
【0014】
粘着テープ中に酸化チタンが、1.85〜18g/mの割合で配合されるのが好ましく、1.85〜15g/mの割合で配合されるのがより好ましい。
【0015】
酸化チタンが、1.85g/m以上であると、粘着層の劣化の原因となる紫外線等の光を減衰することが可能となる。
【0016】
18g/m以下であると、酸化チタンが無機充填材として機能する場合にテープが脆くなり難くすることが可能となる。(また、これ以上の量であっても光の減衰に顕著な効果の向上が見込めない。)
酸化チタンを遮光性樹脂中に5g/m以上添加するには、酸化チタンの分散性を向上させるために、ステアリン酸亜鉛化合物、シランカップリング剤等の分散剤を配合するのが好ましい。その他の分散剤としては脂肪酸アミン系、スルホン酸アミド系、ε−カプロラクトン系、ハイドロステアリン酸系、ポリカルボン酸系、ポリエステルアミン等が挙げられる。
【0017】
なお、酸化チタンは光の遮光性の観点で、特にルチル型が好ましい。酸化チタン中にルチル型が50質量%以上含まれていることが好ましい。
【0018】
また、好ましい実施形態において、酸化チタンは平均粒径0.1〜1.0μm程度、より好ましくは平均粒径0.25〜0.5μm程度である。本発明において、酸化チタンの平均粒径は、動的光散乱式粒子径測定装置(ナノトラック:日機装製)を用いて測定を実施した。
【0019】
酸化チタンの配合量は、3〜30重量%程度、好ましくは3〜15重量%程度である。
樹脂層に配合する酸化チタンの量には最適値があり、ある一定以上配合しても遮光性はあまり改善せず、樹脂層に無機物が入りすぎることにより基材層との密着性が悪くなり、テープが手で切れにくくなったり、樹脂層2が硬く、もろくなり、クラックが発生したり表面がざらつくなどの不具合が生じる。
【0020】
酸化チタンとともに、酸化亜鉛をさらに配合してもよい。酸化亜鉛の配合量は、0.1〜5重量%程度、好ましくは0.2〜3重量%程度である。
【0021】
酸化亜鉛を使用する場合、酸化亜鉛と酸化チタンの合計量は、3.1〜30重量%程度、好ましくは3.1〜15重量%程度である。酸化チタンと酸化亜鉛との比率は1:0.01〜1:0.1である。酸化チタンと酸化亜鉛を併用することで、酸化チタンで遮蔽できない光の波長を酸化亜鉛で遮蔽することが可能となる。
【0022】
遮光性樹脂層2、樹脂層5に含まれる樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、或いはエチレンもしくはプロピレンと他の1種もしくは2種以上のα−オレフィンとの共重合体などのポリオレフィン系樹脂が挙げられる。遮光性樹脂層2、樹脂層5に含まれる樹脂としては、ポリエチレンが好ましい。遮光性樹脂層2の厚みは、15〜100μm、好ましくは15〜60μmである。樹脂層5は、遮光性樹脂層2と同様な樹脂を用いられる。樹脂層5の厚みは、15〜100μm、好ましくは15〜60μmである。
【0023】
遮光性樹脂層2には、顔料又は染料を配合して着色することができる。含量、染料としては公知のものを用いることができ、その配合量も従来と同様である。基材層3、樹脂層5を顔料又は染料で着色してもよい。
【0024】
着色は、赤、青、緑、黄色などの任意の色でよく、好ましくは緑又は青であり、特に緑が好ましい。一方で紫外線吸収剤や短波長を吸収する赤色顔料などの光吸収剤を併用すると遮光性効果をより高めることができる。
【0025】
より具体的には、遮光性テープとして効果を高める為には、酸化チタンだけでは酸化チタン同士で反射し合うため、乱反射が発生し被着体や粘着剤の劣化につながるので、光を吸収させる物質を添加する。また養生テープとして使う場合は緑や青が望ましいが遮光テープとして効果が高いのは、短波長を吸収する赤色、橙色などが優れている。ここで、紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、サリシレート系、シアノアクリルレート系、ニッケル系、トリアジン系等が挙げられる。また、赤色顔料としては、例えば、鉛丹、酸化鉄赤、アントラキノン、キナクリドン、ジケトピロロピロール、ペリレン、ペリノン、インジゴイド等が挙げられる。本発明の遮光性養生シートでは、酸化チタンの顔料の配合量が適切であるため、酸化チタンの配合量が、15重量%以下であると、過度に白くならず、視認性のよい着色が可能である。より好ましくは7.5重量%以下である。
【0026】
基材層は、ポリエステル織布から構成される。本発明の好ましい実施形態において、ポリエステル織布を構成するタテ糸は、2段又は3段で熱延伸を行った25〜75dtexのポリエステル糸で伸度が5〜20%、密度が40〜80本/インチであり、ポリエステル織布を構成するヨコ糸は、100〜250dtexのポリエステル糸で密度が12〜25本/インチである。
【0027】
粘着剤層4にはアクリル粘着剤が用いられる。具体的には、粘着剤層4は(A)(メタ)アクリル系共重合体、(B)粘着付与樹脂、及び、(C)硬化剤を含有する粘着剤組成物を塗工してなるものである。
【0028】
上記粘着剤層は(A)(メタ)アクリル系共重合体、(B)粘着付与樹脂、及び、(C)硬化剤を含有する粘着剤組成物を塗工してなるものである。
【0029】
上記(メタ)アクリル系共重合体は、(a)アルキル基の炭素数が4〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステル、(b)カルボキシル基含有単量体、(c)その他重合可能な単量体を含有する単量体混合物を重合することにより得られるものである。
【0030】
上記アルキル基の炭素数が4〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステルは特に限定されず、例えば、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート等が挙げられる。なかでも、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート等が好適である。
【0031】
上記単量体混合物における上記炭素数が4〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステルの配合量の下限は65重量%、上限は99.8重量%である。上記炭素数が4〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステルの配合量が65重量%未満であると、凝集力が過剰に大きくなるためタックが低下し、99.8重量%を超えると、凝集力が過剰に低下するため粘着力が低下する。上記炭素数が4〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステルの配合量の好ましい下限は70重量%、好ましい上限は98重量%であり、より好ましい下限は75重量%、より好ましい上限は95重量%である。
【0032】
上記カルボキシル基含有単量体は特に限定されず、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、等が挙げられる。これらのカルボキシル基含有単量体は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、アクリル酸、メタクリル酸が好適である。
【0033】
上記単量体混合物における上記カルボキシル基含有単量体の配合量の下限は0.1重量%、上限は27重量%である。上記カルボキシル基含有単量体の配合量が0.1重量%未満であると、硬化剤との反応点が消失し粘着力が著しく低下し、27重量%を超えると、ガラス転移点が過剰に高温になり、タックが低下する。上記カルボキシル基含有単量体の配合量の好ましい下限は0.5重量%、好ましい上限は25重量%であり、より好ましい下限は0.8重量%、より好ましい上限は22重量%である。
【0034】
上記その他重合可能な単量体は特に限定されず、酢酸ビニル、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート等や、アクリルアミド、2−メチルアクリルアミド、2−エチルアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド等のアミド基含有単量体等が挙げられる。これらのその他重合可能な単量体は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、酢酸ビニル、アミド基含有単量体が好適である。
【0035】
上記単量体混合物における上記その他重合可能な単量体の配合量の下限は0.1重量%、上限は8重量%である。上記その他重合可能な単量体の配合量が0.1重量%未満であると、粘着剤組成物の保持力が低下し、8重量%を超えると、ガラス転移点が過剰に高温になり、タックが低下する。上記その他重合可能な単量体の配合量の好ましい下限は0.5重量%、好ましい上限は7重量%であり、より好ましい下限は0.8重量%、より好ましい上限は6重量%である。
【0036】
上記粘着付与樹脂は特に限定されず、ロジン類、ロジン誘導体、石油系樹脂、テルペン系樹脂、フェノール樹脂、ケトン樹脂等が挙げられる。これらの粘着付与樹脂は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、テルペンフェノールや水素化テルペン等のテルペン系樹脂が好適である。
【0037】
上記粘着剤組成物において上記(メタ)アクリル系共重合体100重量部に対する上記粘着付与樹脂の配合量の下限は0.5重量部、上限は10重量部である。上記粘着付与樹脂の配合量が0.5重量部未満であると、粘着力が低下し、10重量部を超えると、経時での変色等の問題が発生する。上記粘着付与樹脂の配合量の好ましい下限は0.8重量部、好ましい上限は9重量部であり、より好ましい下限は1.0重量部、より好ましい上限は8重量部である。
【0038】
上記粘着剤組成物は、硬化剤としてエチレンイミン又はトリレンジイソシアネートを含有する。上記(メタ)アクリル系共重合体が上記の単量体混合物からなり、かつ、硬化剤としてエチレンイミン又はトリレンジイソシアネートを用いることにより、平滑表面に対する粘着力と凹凸表面に対する粘着力とを両立することができる。これは、架橋密度が適度なレベルに保たれ、粘着剤自体の柔軟性のバランスが最適化されているためではないかと考えられる。
【0039】
上記粘着剤組成物において上記(メタ)アクリル系共重合体100重量部に対する上記硬化剤の配合量の下限は0.1重量部、上限は3重量部である。上記硬化剤の配合量が0.1重量部未満であると、再剥離性が低下し、3重量部を超えると、ガラス転移点が過剰に高温になり、タックが低下する。上記硬化剤の配合量の好ましい下限は0.3重量部、好ましい上限は2.5重量部であり、より好ましい下限は0.5重量部、より好ましい上限は2.0重量部である。
【0040】
上記粘着剤組成物は、必要に応じて、帯電防止剤、可塑剤、樹脂、界面活性剤、ワックス、微粒子充填剤、熱安定剤、酸化防止剤等の公知の添加剤を含有してもよい。
【実施例】
【0041】
以下、本発明を実施例に基づきより詳細に説明する。
実施例1〜6及び比較例1〜5
(1)遮光性テープの層構成
【0042】
【表1】

【0043】
(2)ポリエステルクロスの構成
基布構成を以下に示す。
【0044】
【表2】

【0045】
(3)評価条件
(被着体)
朝日ウッドテック製 フローリング材
ライブナチュラル、ブラックチェリー色
(経時条件)
スーパーキセノンウェザーメーター
SX75(スガ試験機)
180W,BPT:63℃、50%RT
※50hrで屋外1ヶ月に相当(300-400nmの光の総照射量は、48570kJ/m2であった。
(測定方法)
分光測色計CM-3500d(コニカミノルタ)にて
経時前と経時後の色差を測定
【0046】
(4)構成及び結果
以下の表3に示す酸化チタンの添加量、着色PE層膜厚を有する遮光テープを用いて、上記評価条件に従って、床材の変色を評価した。尚、酸化チタンとしては平均粒径0.29μmのものを使用した。結果を表3に示す。
【0047】
【表3】

【0048】
(5)光透過率
実施例1〜3、比較例1〜3のテープに上記評価条件の光を照射し、λ340nm、λ310nm、λ280nmにおける光の透過率を測定した。結果を図3及び表4に示す。
【0049】
【表4】

【0050】
本発明の遮光性テープは、λ340nm、λ310nm、λ280nmの光の透過率がいずれも0.5%未満であり、この高い遮光性により床材の変色が阻止できたものと考えられる。
【符号の説明】
【0051】
1 遮光性テープ
2 樹脂層(最外層)
3 基材層
4 アクリル粘着剤層
5 樹脂層(基材層と粘着剤層の間)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
樹脂層と粘着剤層とが積層された粘着テープであって、
粘着テープ中に酸化チタンが、1.85〜18g/mの割合で配合されることを特徴とする遮光性テープ。
【請求項2】
樹脂層が、熱可塑性樹脂に酸化チタンが配合された遮光性樹脂層であり、
酸化チタンが遮光性樹脂層中に1.85〜18g/mの割合で配合されることを特徴とする請求項1に記載の遮光性テープ。
【請求項3】
酸化チタンは、遮光性樹脂層中に1〜30質量%配合されていることを特徴とする請求項1または2に記載の遮光性テープ。
【請求項4】
遮光性樹脂層は、厚さが15μm〜100μmである、請求項1〜3の何れか1項に記載の遮光性テープ。
【請求項5】
熱可塑性樹脂は、ポリエステル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂から選択される樹脂を少なくとも1以上含む、請求項1〜4の何れか1項に記載の遮光性テープ。
【請求項6】
遮光性樹脂層に、さらに織布が積層体され、粘着剤層が織布側に直接、または樹脂層を介して積層された、請求項1〜5の何れか1項に記載の遮光性テープ。
【請求項7】
織布がポリエステル織布であり、粘着剤層がアクリル粘着剤層である、請求項6に記載の遮光性テープ。
【請求項8】
ポリエステル織布を構成するタテ糸は、2段又は3段で熱延伸を行った25〜75dtexのポリエステル糸で伸度が5〜20%、密度が40〜80本/インチであり、ポリエステル織布を構成するヨコ糸は、100〜250dtexのポリエステル糸で密度が12〜25本/インチである、請求項6または7に記載の遮光性テープ。

【図3】
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【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−214789(P2012−214789A)
【公開日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−79841(P2012−79841)
【出願日】平成24年3月30日(2012.3.30)
【出願人】(000002174)積水化学工業株式会社 (5,781)
【Fターム(参考)】