説明

避難用キャリングバッグ

【課題】必要な防災用品があらかじめ収納され、しかも、災害時でも持ち出し易く、避難地では簡易テントに容易に変換でき極めて至便である避難用キャリングバッグを提供する。
【解決手段】災害時に使用する発電機25、蓄電器26、浄水器28等の防災用品4が収納されると共に移動できるように車輪7を備えた収納容器1と、該収納容器1と一体に設けられ展開することにより簡易テント2が組み立てられるようにしたテント本体3とからなり、収納容器1は三次元方向に自在に伸縮する枠部材11により枠組され、収納容器1の外周壁5a〜5eを分割し枠部材11を三次元方向に伸張させると共にテント本体3を張設してその枠部材11を覆うことにより簡易テント2が形成されるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に家に備え付けられ、発電機、充電器、浄水器等の防災用品が収納されると共に地震などの災害時には収納容器を広げて容易に簡易テントに変換し得るようにした避難用キャリングバッグに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、地震などの災害が発生して家屋が倒壊してしまうと、安全な広い場所に急ぎ避難し、その場所で救援の来るのを待つことになる。そこで、これら避難者をしばらくの間収容しうる架設テントが考え出されている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】登録実用新案第3027194号公報(第5−6頁、図1、図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前記特許文献1のような仮設テントがその場で緊急に用意でき形成できるのであれば喜ばしいことであるが、避難地によっては仮設テントを持った救援が到着するに何日も掛かる場合がある。その間、避難者は野宿のような生活を強いられ、雨の日や寒い日はこれらを凌ぐに苦労するばかりか不安になることも多い。
【0004】
そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、必要な防災用品があらかじめ収納され、しかも、災害時でも移動し易く避難地では容易に簡易テントに変換でき、救助が来るまでまたは来てからでもしばらくの間は一応生活ができるような利便性を備えた避難用キャリングバッグを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる目的を達成するため本発明の避難用キャリングバッグは、災害時に使用する発電機、蓄電器、浄水器等の防災用品が収納されると共に移動できるように車輪を備えた収納容器と、該収納容器に一体に設けられ展開することにより簡易テントが組み立てられるテント本体とからなり、前記収納容器は三次元方向に自在に伸縮する枠部材により枠組され、収納容器の外周壁を分割し枠部材を三次元方向に伸張させると共にテント本体を張設してその枠部材を覆うことにより簡易テントが形成されるようにした構成からなる。
【発明の効果】
【0006】
本発明の避難用キャリングバッグは、発電機、蓄電器等の防災用品が収納され、しかも、車輪を備えていることから移動が容易であって、避難地では容易に簡易テントに変換できることから、災害時には救援を待つことなく自分で速やかに用意でき極めて至便であるという効果がある。また、このようにして救援が来るまでまたは来てからもしばらくの間は一応生活ができるので、災害に対する備えという点で安心感が得られるという効果もある。
【0007】
また、一つの簡易テントに一家族が入ることが望ましく、これにより個人のプライバシーも守られ、精神的及び肉体的疲労を軽減することができるばかりか健康面の悪化も押えられるという有益な効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明に係る避難用キャリングバッグの実施の形態を図面に基き説明する。図1は避難用キャリングバッグの斜視図、図2は同分解斜視図、図3は同中央縦断面図をそれぞれ示す。避難用キャリングバッグAは、上面が開口する直方体形状の収納容器1と、該収納容器1に一体に設けられ簡易テント2を構成するテント本体3と、前記収納容器1内に収納され災害時に使用される防災用品4とから構成される。
【0009】
前記収納容器1は、外周壁である前側壁5aと後側壁5bと左右側壁5c,5dと底壁5eとにより構成され、前側壁5aと底壁5eとは二枚の軟質合成樹脂シート間に硬質合成樹脂板が封入され、残りの後側壁5bと左右側壁5c,5dとは軟質の合成樹脂シートにより成形されている。この内、前側壁5aと底壁5eは蝶番を介して一体に連接されるが、後側壁5bと左右側壁5c,5dとは他の側壁との間で分割可能に設けられている。
【0010】
前記前側壁5a後面の下端縁に沿って軸受6,6が固着され、該各軸受6,6に支軸8が挿通されると共に該支軸8の両端部に車輪7,7が取着される。更に詳しく説明すると、図3、図4に示すように支軸8の両端部に該支軸8と同一軸線上に位置して雄ねじ部8aが設けられる。一方、各車輪7の軸部7aにはねじ孔7bが貫設され、前記雄ねじ部8aをねじ孔7bに螺合すると共に該雄ねじ部8aにナット7cを螺締する。これにより、支軸8に車輪7が取着される。なお、両車輪7,7は左右側壁5c,5dの外側に位置するため、前記支軸8の両端部は、左右側壁5c,5dに開設された切欠35を介してその外側へ突出している。また、支軸8の一側外周面には該支軸8よりも太径のゴム筒部8bが嵌着固定されている。
【0011】
路面上を引いて避難用キャリングバッグAを移動させているとき、前記両車輪7,7の回転に伴い電気が蓄えられるようになっている。このため、底壁5eの上面であって前端縁寄りに後記する蓄電器26と一体になった小型の発電機25が配置される。小型の発電機25には、その一側面に前記支軸8と平行に位置する駆動軸31が突設され、該駆動軸31の先端部に円環状の作動輪31aが取着される。そして、この作動輪31aが支軸8に取着したゴム筒部8bの外周面に滑らず強く圧接するようになっている。作動輪31aの外周面は凹凸が設けられていることが好ましい。そこで、車輪7が回転することにより作動輪31aが同時に回転し、小型の発電機25内に電気が起こりその電気が蓄電器26に蓄えられる。
【0012】
前記底壁5eの上面に前側の支軸8側に寄せて後側が開口する一対の係止部36,36が突設され、反対側である後側に支軸8とほぼ平行に位置するゴムバンド37が張設されている。そこで、蓄電器26の前面両側に設けられた突片26a,26aを各係止部36,36に係止し、蓄電器26の後側にゴムバンド37を掛止する。これにより、蓄電器26が底壁5eの上面にしっかりと固定される。また、ゴムバンド37を外し両係止部36,36から両突片26a,26aを抜くことにより、蓄電器26及び小型の発電機25を収納容器1から外に取り出すことができる。作動輪31aにはその外周縁に折畳み自在なレバー31bが設けられており、小型の発電機25を蓄電器26と共に収納容器1から取り出した状態でも、該レバー31bを手で摘んで作動輪31aを回転させることによって電気が起こせるようになっている。
【0013】
前側壁5aの上端縁に手で握ることができる把持部9が上下に摺動自在に設けられ、この把持部9を握り路面を転がして避難用キャリングバッグAを移動できるようになっている。前記前側壁5aの一側縁であって左側壁5cと隣接する同側縁はファスナー10により該左側壁5cの一側縁に着脱自在に連接され、しかも、その位置の角部に配置され後記する簡易テント2の支柱12aに前側壁5が一体に設けられる。また、前側壁5aの他側縁は右側壁5dの同側縁にファスナー10により着脱自在に連結される。
【0014】
左側壁5cは、前記前側壁5aが一体に設けられた支柱12aにその一側縁が固着されると共に該前側壁5aの一側縁とファスナー10により着脱自在に連結され、左側壁5cの他側縁は後側壁5bの一側縁とファスナー10により着脱自在に連結される。また、左側壁5cの下側縁は底壁5eの一側縁とファスナー10により着脱自在に連結される。
【0015】
後側壁5bの一側縁は後記する支柱12dに固着される。また、後側壁5bの他側縁は右側壁5dの他側縁とファスナー10により着脱自在に連結される。更に、後側壁5bの下側縁はファスナー10により底壁5eの後側縁に着脱自在に連結される。右側壁5dの一側は支柱12bに固着され、その下側縁は底壁5eの一側縁とファスナー10により着脱自在に連結される。
【0016】
収納容器1内には、その内周面に簡易テント2の骨組となる枠部材11が配置される。この枠部材11は、収納容器1内の四隅部にそれぞれ位置する四本の支柱12a〜12dと、これら隣り合う支柱12a,12b、支柱12b,12c、支柱12c,12d、支柱12d,12a間に架設される折畳み自在な連結部材13とからなる。そこで、すべての支柱12a〜12d及び各連結部材13はいずれも同じ構造を有することから、便宜上、図5に示すように支柱12a,12bとその間の連結部材13について説明する。
【0017】
支柱12a,12bは、それぞれパイプを三重に重ねた構成からなり上下方向へ自在に伸縮し、共に伸びた状態で固定できるようになっている。連結部材13は、主として各支柱12a,12b間に架設される二組の横杆対16,16と二本の屋根杆17,17とからなる。すなわち、各支柱12a,12bの上端に固定部材14が設けられ、その下方に支柱12a,12bに嵌合して上下に摺動し得る可動部材15が設けられる。そして、各組の横杆対16,16はほぼ中央で交差すると共にその交差部で軸着され、しかも、自在に伸縮する構成からなる。また、各組の横杆対16,16の内、一方の横杆16の基端が各固定部材14に軸着され、他方の横杆16の基端が各可動部材15に軸着される。各横杆16,16の先端はそれぞれ相手方の組の対応位置する横杆16の先端に軸着されている。
【0018】
前記各屋根杆17は、基端側の杆と先端側の杆をほぼ中央で突き合わせると共に該突合せ部を軸着してなり、この軸着部を中心に下方へのみ折れ曲るように構成され、しかも、先端側の杆が自在に伸縮するようになっている。そして、各屋根杆17の基端は各固定部材14に軸着され、先端は枠部材11をテントとして使用できるように広げた状態でそのほぼ中央に位置する。それら先端は、別途用意した中央連結部材24により一体に連結される。該中央連結部材24は平面略X字状に成形され、各外周端面に前記各屋根杆17の先端を嵌脱自在に嵌入する保持孔32が開設される。また、基端が前記各可動部材15に軸着され、先端が各屋根杆17の基端側の杆の先端部に軸着されるようにして支持杆18が設けられる。そこで、支柱12a〜12dをそれぞれ三段に伸ばし、それら間隔を広げると共に各可動部材15を引き上げ、更に、各横杆16及び屋根杆17を伸ばす。これにより、簡易テント2の枠部材11が組み立てられることになる。
【0019】
テント本体3は、枠部材11をテントとして使用できるように広げた状態で、その周側面を覆う大きさからなる。すなわち、テント本体3は、図6に示すように対角線状に配置された屋根杆17の上面を覆う方形状の屋根布部19aを有し、該屋根布部19aの前端縁に前側の支柱12aと支柱12bとの間の上半部位を覆う上前布部19b1が連接される。また、屋根布部19aの後端縁に後側の支柱12cと支柱12dとの間を覆う後布部19cが連接され、該後布部19cの後端縁に枠部材11の底面を覆う底布部19dが連接される。そして、該底布部19dの後端縁に前記支柱12aと支柱12bとの間の下半部位を覆う下前布部19b2が連接される。これら上・下前布部19b1,19b2を連接することにより前側の支柱12a,12b間が覆われる。
【0020】
更に、前記屋根布部19aの一側縁に支柱12aと支柱12dとの間を覆う左布部19eが連接され、屋根布部19aの他側縁に支柱12bと支柱12cとの間を覆う右布部19fが連接されている。前記左布部19eの中央部には、ファスナー20に取着されたスライダー(図示せず。)をスライドすることにより開閉される扉21を備えた出入口22が設けられている。前記テント本体3の全周縁にはファスナー23が設けられ、これらファスナー23に取着されたスライダー(図示せず。)をスライドすることにより後布部19c、底布部19dと左・右布部19e,19fが着脱自在に連結される。同様に、上前布部19b1と下前布部19b2及び上・下前布部19b1,19b2と左・右布部19e,19fも着脱自在に連結される。
【0021】
防災用品4としては、例えば図2に示すように小型の発電機25、蓄電器26、照明器具27、浄水器28、壜入りの非常用の飲料水29、缶入りの乾パン30が用意されている。なお、図示は省略するがこれら以外に、例えばダンボール製の簡易トイレ、携帯用の簡易ストーブ、ボンベ式の簡易コンロ、鍋、食器セット、軍手、ラップフィルム、救急セット、使い捨てカイロ、万能シート、ティッシュペーパー、エアーマットなどを選択しても良い。また、個人的な必需品として財布、印鑑など貴重品を加えても良い。
【0022】
本発明に係る避難用キャリングバッグAは上記構成からなり、次にその使用方法について説明する。常には、収納容器1内に小型の発電機25、蓄電器26、浄水器28、非常用の飲料水29等の防災用品4を収納し、収納容器1の上面にテント本体3を畳みその上面を覆うようにして設置しておく。このようにして防災用品4が収納された避難用キャリングバッグAは、各家庭に一個備え付けておくことが好ましい。
【0023】
そこで、例えば地震が発生して家屋が崩壊しその中に留まることができないかまたは留まることが危険な状態になったときは、避難用キャリングバッグAを外へ持ち出す。そして、前側壁5aの上端縁から把持部9を上方へ引き出し、該把持部9を握り車輪7,7を転がしながら避難用キャリングバッグAを引いて近くの運動場など安全な場所へ移動する。
【0024】
運動場では、まず収納容器1内から防災用品4を外へ出す。そして、図7に示すように収納容器1における右側壁5dと左側壁5cと後側壁5bとをそれぞれ分離する。また、支軸8の両端部から車輪7,7を外すと共に支軸8も抜いておく。この状態で、図8に示すように各支柱12a〜12dを上下方向へ三段に伸ばして固定する。そして、支柱12aを基点として支柱12b、支柱12c及び支柱12dをそれぞれ全体に方形枠状となるように移動させて広げる。同時に、各連結部材13では、各組の横杆対16,16を伸ばすと共に各屋根杆17も伸ばす。各屋根杆17の先端はそれぞれ中央連結部材24の保持孔32に嵌入して固定する。この状態で、テント本体3を広げ、屋根布部19aを放射状に配設された4本の屋根杆17の上面に配置し、後布部19cを後側の支柱10c,10d間に張設すると共に底面に底布部19dを張設する。
【0025】
また、前側の支柱10aと支柱10bとの間で上前布部19b1と下前布部19b2をそれぞれ張設し、上前布部19b1と下前布部19b2との付き合わせ端縁をファスナー23により連結する。同様に、左側の支柱10aと支柱10dとの間及び右側の支柱10bと支柱10cとの間でも左右布部19e,19fを張設して、これら左右布部19e,19fの周側縁と後布部19c、底布部19d、上前布部19b1及び下前布部19b2との両側縁とをファスナー23により連結する。これにより、図9に示すように簡易テント2が完成する。なお、収納容器1の前側壁5a及び底壁5e、後側壁5b、左右側壁5c,5dはいずれも簡易テント2の内側であって支柱12a,12b,12dに固着され邪魔になることはない。
【0026】
小型の発電機25は蓄電器26に電気的に接続されており、避難用キャリングバッグAを引いて路面上を移動している間に車輪7,7の回転と共に作動輪31aが回転し小型の発電機25によって電気が起こされる。そして、この電気は蓄電器26に蓄えられるので、簡易テント2を組立てた後でもすぐに電気が使用できる。また、蓄電量が少ないときは、作動輪31aを手で回転させることにより電気を蓄えることができる。蓄電器26はラジオが内蔵され、DC出力端子33,33が2個、AC出力端子34が1個設けられている。よって、例えば、DC出力端子33はLEDによる照明器具27や携帯充電器(図示せず。)に接続でき、AC出力端子34はパソコン、電熱器及び湯沸し器に接続できる。
【0027】
このように、臨時的ではあるが簡易テント2と共に電気、ガス、水、食料といった最小限生活に必要なものは揃っており、しばらくの間は簡易テントでの生活が送れることになる。
【0028】
余震も収まり簡易テント2での生活が終れば、各ファスナー23のスライダーをスライドさせ左右布部19e,19fと後布部19c、底布部19dなどを分離して、テント本体3を畳む。また、中央連結部材24を外して各屋根杆17を折り畳むと共に各連結部材13を折り畳み、各支柱12a〜12dを縮めて元の長さに納める。更に、各支柱12a〜12dを元の各隅角部に位置させ、その周囲に前後側壁5a,5b・左右側壁5c,5d・底壁5eを配置すると共にファスナー10のスライダーをそれぞれスライドさせ互いに連結して収納容器1を形成する。該収納容器1内には、底壁5e上面に前記のように蓄電器26と一体の小型の発電機25を固定すると共に照明器具27、浄水器28等の他の防災用品4を収納する。また、各軸受6,6に支軸8を挿通して該支軸8の両端部に車輪7,7を取着する。そして、避難用キャリングバッグAを引いて帰路に着く。
【0029】
本発明に係る避難用キャリングバッグAは、小型の発電機25、蓄電器26等の防災用品4が収納され、しかも、車輪7,7を備えていることから移動が容易であって、避難地では簡易テント2に容易に変換できる。よって、災害時には救援を待つことなく自分で速やかに用意でき極めて至便である。また、このようにして救援が来るまでまたは来てからもしばらくの間は一応生活ができるので、災害に対する備えという点で安心感が得られる。更に、避難地までの移動中に小型の発電機25からの電気が蓄電器26に蓄えられるので都合が良い。
【0030】
また、一つの簡易テント2に一つの家族が入ることが望ましく、これにより個人のプライバシーも守られ、精神的及び肉体的疲労が軽減されるばかりか健康面の悪化も押えられる。
【0031】
本発明に係る避難用キャリングバッグAは、その大きさや形状を設置する場所の大きさや条件に合わせて調整することもでき、本実施の形態で説明した運動場の他に屋外や体育館等の避難施設内に設置するようにしても良い。また、この避難用キャリングバッグAは、被災者のみならず例えば自衛隊・警察等救助を行なう側が利用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明に係る避難用キャリングバッグの斜視図。
【図2】同分解斜視図。
【図3】同中央縦断面図。
【図4】同車輪部位の拡大平面断面図。
【図5】枠部材部位の側面図。
【図6】テント本体の展開平面図。
【図7】簡易テントの組立手順を示す避難用キャリングバッグの斜視図。
【図8】簡易テントの組立手順を示す避難用キャリングバッグの斜視図。
【図9】簡易テントの組立完成図。
【符号の説明】
【0033】
1 収納容器
2 簡易テント
3 テント本体
4 防災用品
5a〜5e 外周壁(前後側壁・左右側壁・底壁)
7 車輪
11 枠部材
25 発電機
26 蓄電器
28 浄水器
A 避難用キャリングバッグ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
災害時に使用する発電機、蓄電器、浄水器等の防災用品が収納されると共に移動できるように車輪を備えた収納容器と、前記収納容器に一体に設けられ展開することにより簡易テントが組み立てられるテント本体とからなり、
前記収納容器は三次元方向に自在に伸縮する枠部材により枠組され、前記収納容器の外周壁を分割し前記枠部材を三次元方向に伸張させると共に前記テント本体を張設してその枠部材を覆うことにより簡易テントが形成されるようにしたことを特徴とする避難用キャリングバッグ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−16554(P2007−16554A)
【公開日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−201812(P2005−201812)
【出願日】平成17年7月11日(2005.7.11)
【出願人】(594161448)
【Fターム(参考)】