説明

部品供給装置

【課題】頭付部品の頭部を支持して整列搬送する部品供給装置において、搬送時、頭部の噛み込みが発生しても、自動的にこれを解除可能な部品供給装置を提供する。
【解決手段】部品供給装置1は、多数の頭付部品Sを貯留可能な貯留ホッパ4と、前記貯留ホッパ4内を昇降して頭付部品Sを押上げる押上板16と、前記押上板16の上昇によって順次供給される頭付部品Sの脚部を遊嵌するよう所定の間隔をおいて配置される二本の送りベルト12a,12bを有し、この送りベルト12a,12bを正転方向に循環移動させて当該頭付部品Sを整列供給する部品送り機構6と、前記送りベルト12a,12bに支持された頭付部品Sを検出する満杯センサ25とから成り、当該満杯センサ25の検出信号に応じて送りベルト12a,12bを一時的に逆転方向に循環移動するように構成したことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、頭付あるいは鍔付部品等を整列供給する部品供給装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、被供給部品の一例として、ボルト、ねじ等の頭付部品をねじ締め工具に供給する際には、貯留ホッパ内で昇降する扇状の押上板と、頭付部品の頭部を支持するシュートを有するとともに、当該頭付部品を振動装置の振動作用により下流側に搬送可能な直進フィーダとを備えた部品供給装置(特許文献1)が使用されている。この部品供給装置では、前記貯留ホッパは傾斜底面部を備えており、この傾斜底面部を頭付部品が転げて、押上板の上面に載置される。そして、押上板の上昇にともない、当該頭付部品がすくい上げられ、押上板の上面に沿ってシュート部に滑落し、シュート部上で直立した姿勢で一列に整列されて、下流側に搬送される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開昭60−102313号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記部品供給装置においては、押上板からシュート部に移載される頭付部品が全て整列姿勢でシュート部に支持されることは不可能であり、中には、横たわった状態で頭部が噛み込んでしまう頭付部品もあり、搬送供給が阻害される問題を有している。そのため、作業者は定期的に当該噛み込みの有無を確認しなければならず、作業者の負担が増加していた。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みて創成されたものであり、頭付部品の頭部を支持して整列搬送する部品供給装置において、頭部の噛み込みが発生しても、自動的にこれを解除可能な部品供給装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の部品供給装置は、多数の頭付部品を貯留可能な貯留ホッパと、前記貯留ホッパ内を昇降して頭付部品を押上げる押上板と、前記押上板の上昇によって順次供給される頭付部品の脚部を遊嵌するよう所定の間隔をおいて配置される二本の送りベルトを有し、この送りベルトを正転方向に循環移動させて当該頭付部品を整列供給する部品送り機構と、前記送りベルトに支持された頭付部品を検出する満杯センサとから成り、当該満杯センサの検出信号に応じて送りベルトを一時的に逆転方向に循環移動するように構成したことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の部品供給装置は、多数の頭付部品を貯留可能な貯留ホッパと、前記貯留ホッパ内を昇降して頭付部品を押上げる押上板と、前記押上板の上昇によって順次供給される頭付部品の脚部を遊嵌するよう所定の間隔をおいて配置される二本の送りベルトを有し、この送りベルトを正転方向に循環移動させて当該頭付部品を整列供給する部品送り機構と、この部品送り機構の先端に連設して当該部品送り機構から供給された頭付部品を受け取り、これを所定の位置に搬送供給する分離供給ユニットと、この分離供給ユニットに支持された頭付部品の有無を検出する光電センサとから成り、当該光電センサの検出信号に応じて送りベルトを一時的に逆転方向に循環移動するように構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の部品供給装置においては、満杯センサが被供給部品を検出しない状態が続いた場合には、送りベルトに支持された被供給部品の搬送経路において満杯センサの検出位置よりも上流側で被供給部品の噛み込みが発生して、下流への被供給部品の搬送が塞き止められている。そこで、満杯センサの検出信号に応じて送りベルトを一時的に逆転方向に循環移動させることにより、自動的に噛み込みを解除し、部品供給を継続することが可能となる。
【0009】
また、分離供給ユニットに支持された頭付部品の有無を検出する光電センサの検出信号に応じて送りベルトを一時的に逆転方向に循環移動するように構成されている。そのため、品送り機構の下流側で傾斜姿勢で支持された被供給部品は直立姿勢に正される。従って、部品送り機構から分離供給ユニットへの被供給部品の移載に際し、被供給部品の噛み込み等、被供給部品が傾斜姿勢の状態で発生してしまう問題を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の平面視断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明の要部拡大断面図である。
【図4】本発明の動作を説明する図である。
【図5】本発明の動作を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0011】
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。図1および図2において、1は被供給部品の一例のねじSを一列に整列供給する部品供給装置であり、脚部2aを備えた底板2と底板の4面を覆う側板3a,3b,3c,3dとから構成されている。前記側板3a,3b,3cの3枚には、残りの側板3dから所定間隔をおいて、しかも上部側に位置して貯留ホッパ4が取付けられている。この貯留ホッパ4は傾斜底面部4aと直立面部4bとを有しており、当該傾斜底面部4aは直立面部4bの位置する方向に傾斜している。この傾斜底面部4aの最深部にはその1/2の長さにわたって直立面部4bと平行に延びる開口5が設けられており、傾斜底面部4aの傾斜により、当該開口5に向かってねじSが転げるようになっている。また、前記貯留ホッパ4は傾斜底面部4aと直立面部4bとに連なって延びる傾斜側面部4cを有し、その下端は前記開口5の側部に達し、貯留ホッパ4に貯留されるねじSが開口5に滞留するように構成されている。さらに、前記貯留ホッパ4の直立面部4bとこの直立面部4bと所定間隔をおいて配置されるベルト取付板9とには、搬送手段の一例としての部品送り機構6を構成する案内レール7a,7bがそれぞれに取付けられており、これら案内レール7a,7bは所定間隔をおいて配置されてねじSの脚部が納まるように構成されている。
【0012】
前記貯留ホッパ4の内部には仕切板4dが取付けられている。この仕切板4dは、前記傾斜底面部4aの傾斜方向と交差するように、前記側板3cと、この側板3cに対向する側板3aとに取付けられるとともに、前記傾斜底面部4aに対してほぼ直交する方向に傾斜している。この仕切板4dにより、貯留ホッパ4内部には上方と下方に2個の空間が形成されており、詳細を後述する押上板16が位置する側であって傾斜底面部4aの最深部側に形成される下方の空間と、当該直立面部4bと対向する側板3b側に形成される上方の空間が形成される。さらに、この仕切板4dの下端部と前記傾斜底面部4aとの間には、傾斜底面部4aを転げるねじSが通過可能な隙間が設けられており、上方の空間に大量のねじSを貯留しても、仕切板4dより下方の空間へ大量のねじSが流れ込まないよう制限されている。そのため、押上板16を上昇させても貯留ホッパ4内からねじSが溢れ出すようなことは皆無となり、被供給部品を少量ずつ貯留させる必要もなくなる。しかも、大量のねじSが詳細を後述する押上板16の上面に滞留しないので、押上板16を上昇させる際、詳細を後述するロッドシリンダ13に過剰の負荷がかかることを防止することもできるので、ロッドシリンダ13の寿命も長くなる。
【0013】
前記部品送り機構6は、図1に示すように、駆動モータ10の駆動により回転するプーリ機構11を有している。このプーリ機構11には上面に突状が形成された2本の送りベルト12a,12bが当該プーリ機構11の回転に伴って回転するように取付けられており、ねじSの脚部を遊嵌させた状態で支持して、つまりねじSを吊下して搬送するように構成されている。また、この送りベルト12a,12bは、ねじSを吊下しているとき、ねじSの重さで垂れないように前記案内レール7a,7bに支持されている。この案内レール7a,7bの一端は、側板4aに設けられた露出窓8まで延びており、後記する部品受け渡し部17とともにねじSを直立させた整列姿勢で吊下するように構成されている。
【0014】
前記駆動モータ10は詳細を後述する満杯センサ25、あるは光電センサ24の検出信号に応じて正転駆動あるいは逆転駆動するように構成されている。正転時には前記送りベルト12a,12bを正転方向に循環移動させてねじSを搬送し、一方逆転時には当該送りベルト12a,12bを逆転方向に循環移動させるように構成されている。
【0015】
前記ベルト取付板9には、図2に示すように、当該ベルト取付板9の裏面に位置してロッドシリンダ13が直立して固定されており、そのスライダ14がベルト取付板9側で所定距離を往復移動するように構成されている。前記スライダ14には、昇降台15が固定されており、ベルト取付板9に削設された切り欠き窓9a内を昇降可能に構成されている。この昇降台15には押上板16が直立して固定されており、その上端面が貯留ホッパ4の最深部の開口5を塞ぐように構成されている。また、この押上板16はロッドレスシリンダ13の作動により貯留ホッパ4の直立面部4bに沿って上昇し、最上昇位置にある時その上端面が直立面部4bよりも上方に突出するように構成されている。この押上板16は直立面部4bに沿って横たわるねじSを一個載置できる厚みを持っており、しかもその上端面は貯留ホッパ4の直立面部4b側に傾斜しており、押上板16が最上昇位置に達すると、ねじSを部品送り機構6側に落下させるように構成されている。すると、押上板16の上端面により押上げられたねじSは直立面部4bを乗り越えて案内レール7a,7bおよび送りベルト12a,12b上に落下する。その際、ねじSの脚部が案内レール7a,7bと送りベルト12a,12bの間に納まり、ねじSはその頭部が送りベルト12a,12bと案内レール7a,7bとにより支持された直立姿勢となって案内ベルト7a,7bにより下流側に送られる。
【0016】
前記仕切板4dには、その下方に設けた隙間を塞ぐように暖簾4eが取付けられている。この暖簾4eはゴム製であり、仕切板4dより上方の空間に滞留するねじの重みが当該暖簾に所定重量加わると、弾性変形するように構成されている。この弾性変形により、当該隙間が再開放され、ここをねじSが通過するように構成されている。
【0017】
前記ベルト取付板9には、不整列部品排除板18が送りベルト12a,12bの上方を斜めに交叉するように固定されており、この不整列部品排除板18には直立姿勢のねじSの頭部が通過できる切欠き(図示せず)が設けられている。この切欠きは、横たわった姿勢のねじSの頭部が通過できない寸法となっており、このねじSの頭部が不整列排除板18に当接すると、送りベルト12a、12bの移動にともないその延びる方向に沿ってねじSが移動して、送りベルト12a,12b上から押し出されて貯留ホッパ4内に戻されるように構成されている。
【0018】
さらに、図3に示すように、前記直立面4bの上端で連接する前記前記案内レール7aには、切欠部7cが形成されている。この切欠部7cは、送りベルト12a,12bに支持されたねじSの搬送経路において前記不整列部品排除板18よりも上流に形成されており、当該不整列部品除去板18により排除されるねじSを確実に貯留ホッパ4内へ落下させるように構成されている。具体的には、不整列部品排除板18により排除されて切欠部7c上に載置されたねじSは、頭部あるいは脚部の重みでバランスを崩し、確実に貯留ホッパ4内に戻される。
【0019】
前記不整列部品排除板には満杯センサ25が取付けられている。この満杯センサ25は、不整列部品排除板18の下方を通過するねじSの頭部を検出するように配置されている。また、この満杯センサ25の検出信号に基づいて前記ロッドレスシリンダ13および部品送り機構6が制御されており、当該満杯センサ25が当該ねじSの頭部を所定時間検出し続けた場合、ロッドレスシリンダ13の駆動は停止し、一方当該ねじ頭部を所定時間検出しない場合、送りベルト12a,12bは一時的に逆転方向に循環移動するように構成されている。
【0020】
前記送りベルト12a,12bの下流側には部品受け渡し部17が配置されている。この部品受け渡し部17は、送りベルト12a,12bの延長上に延びており、送りベルト12a,12bに吊下されている直立姿勢のねじSが部品受け渡し部17に乗り移ることができるように構成されている。この部品受け渡し部17の先端は、詳細を後述する分離供給ユニット19まで延びており、送りベルト12a,12bとともにねじSを一列に吊下して当該分離供給ユニット19に供給するように構成されている。
【0021】
一方、前記部品送り機構6の最終端であって前記部位品受け渡し部17には分離供給ユニット19が取付台(図示せず)を介して連設されている。この分離供給ユニット19は前記部品受け渡し部17の先端に連接して前記案内レール7a,7bおよび送りベルト12a、12bと交叉する方向に延びるガイドレール20を備えており、このガイドレール20に挟まれるようにして送出しブロック21が配置されている。また、ガイドレール20にはエアシリンダ22が取付けられており、このエアシリンダ22はエアの供給によりガイドレール20の延びる方向を往復移動するシリンダロッド(図示せず)を有している。このシリンダロッドには前記送出しブロック21が接続されており、当該シリンダロッドの往復移動に伴って前記ガイドレール20に案内される。さらに、この送出しブロック21には側面を切り欠いて保持穴21aが形成されている。この保持穴21aは前記部品受け渡し部17の先端に連接して部品送り機構6から供給されるねじSを受け取り、これを保持するように構成されている。また、送出しブロック21は、前記部品送り機構6から供給されるねじSを受け取り可能な位置であって常時待機する通常位置と、この受け取ったねじSを、部品送り機構6によるねじSの搬送方向と交差する方向に移動させて、ねじ締め機(図示せず)等のドライバビットの先端に吸引保持可能な位置であって送出しブロック21の移動上限位置とを往復移動するように構成されている。
【0022】
前記分離供給ユニット19には、光電センサ24が取付けられている。この光電センサ24は、投光器24aと受光器24bとから構成されている。この投光器24aは、前記送出しブロック21の通常位置に配置されている。一方受光器12bは、送出しブロック21の移動上限位置に配置されている。また、これら投光器24aおよび受光器24bは、当該投光器24aから発射された信号光が送出しブロック21上のねじSの頭部の移動経路上を入射する高さに配置されており、当該送出しブロック21上のねじSの有無を検出できるように構成されている。この光電センサ21の検出信号に応じて、前記エアシリンダ22は送出しブロック21を作動するように構成されており、当該光電センサ24がねじSの頭部を検出した場合、送出しブロック21を所定の方向に作動させて上限位置に移動るよう指令を発し、一方ねじSの頭部を検出しない場合、送出しブロック21を通常位置に復帰させるように指令を発する。この構成により、この光電センサ24は上限位置に有るねじSがねじ締め機に供給されて無くなると、前記エアシリンダ22に復帰指令信号を発し、送出しブロック21は通常位置に復帰する。そして、部品送り機構6の送出しベルト12a,12bに吊下されて一列に整列搬送されるねじSを先端のものから1個ごと分離して上限位置まで送り出すように構成されている。
【0023】
また、前記光電センサ24が送りベルト12a,12bに支持されているねじSの頭部を検出して、切出ブロックに上限位置へ移動指令を発する毎に、送りベルト12a,12bは一時的に逆転方向へ循環移動するように構成されている。
【0024】
本発明の部品供給装置1においては、押上板16によるねじSの供給量と、部品送り機構6によるねじの供給量と、分離供給ユニット19によるねじSの供給量において、押上板16によるねじSの供給量が最も多く、次いで部品送り機構6、分離供給ユニット19の順に多くなるようこれらの作動速度が調整されている。そのため、当該送りベルト12a,12bの正転方向への循環移動によりねじSが順調に送られている状態では、当該送りベルト12a,12bには絶えずねじSが支持されている状態となる。従って、所定時間が経過する度に、前記満杯センサ25がねじSを検出し、この検出信号を受けて押上板16の作動が停止するように構成されている。一方、所定時間が経過しても当該満杯センサ25がねじSを検出しない場合には、送りベルト12a,12b上において前記不整列除去板18の位置よりも上流流側でねじSが不整列姿勢の状態で送りベルト12a,12bの間に噛み込んでいると想定することができる。そこでこの場合、本発明の部品供給装置1においては、送りベルト12,12bを一時的に逆転方向へ循環移動させることにより、当該噛み込みを解除するように構成されている。
【0025】
その後、部品送り機構6の最終端に到達したねじSは送出しブロック21に移載される。このとき、図4に示すように、前記不整列除去板18の作用により送りベルト12,12bにねじSの脚部が遊嵌された姿勢で支持されたねじであっても、前方のねじSに頭部が乗り上げた状態であって脚部が傾斜した姿勢では、前記送出しブロック21の移動時、ねじの脚部が噛み込んでしまう危険がある。そこで、前記光電センサ24が送出しブロック21に供給されたねじSを検出する度に、送りベルト12,12bは一時的に逆転方向へ循環移動し、再び正転駆動を開始するように構成されている。そのため、図5に示すように、当該ねじSは直立姿勢に正されて送出しブロック21に供給されるので、当該送出しブロック21の移動時にねじSの脚部が噛み込まれて発生する問題を未然に防止することができる。
【符号の説明】
【0026】
1 部品供給装置
2 底板
2a 脚部
3a 側板
3b 側板
3c 側板
3d 側板
4 貯留ホッパ
4a 傾斜底面部
4b 直立面部
4c 傾斜側面部
4d 仕切板
4e 暖簾
5 開口
6 部品送り機構
7a 案内レール
7b 案内レール
7c 切欠部
8 露出窓
9 ベルト取付板
9a 切り欠き窓
10 駆動モータ
11 プーリ機構
12a 送りベルト
12b 送りベルト
13 ロッドシリンダ
14 スライダ
15 昇降台
16 押上板
17 部品受け渡し部
18 不整列部品排除板
19 分離供給ユニット
20 ガイドレール
21 送出しブロック
21a 保持穴
22 エアシリンダ
24 光電センサ
24a 投光器
24b 受光器
25 満杯センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多数の頭付部品を貯留可能な貯留ホッパと、前記貯留ホッパ内を昇降して頭付部品を押上げる押上板と、前記押上板の上昇によって順次供給される頭付部品の脚部を遊嵌するよう所定の間隔をおいて配置される二本の送りベルトを有し、この送りベルトを正転方向に循環移動させて当該頭付部品を整列供給する部品送り機構と、前記送りベルトに支持された頭付部品を検出する満杯センサとから成り、当該満杯センサの検出信号に応じて送りベルトを一時的に逆転方向に循環移動するように構成したことを特徴とする部品供給装置。
【請求項2】
多数の頭付部品を貯留可能な貯留ホッパと、前記貯留ホッパ内を昇降して頭付部品を押上げる押上板と、前記押上板の上昇によって順次供給される頭付部品の脚部を遊嵌するよう所定の間隔をおいて配置される二本の送りベルトを有し、この送りベルトを正転方向に循環移動させて当該頭付部品を整列供給する部品送り機構と、この部品送り機構の先端に連設して当該部品送り機構から供給された頭付部品を受け取り、これを所定の位置に搬送供給する分離供給ユニットと、この分離供給ユニットに支持された頭付部品の有無を検出する光電センサとから成り、当該光電センサの検出信号に応じて送りベルトを一時的に逆転方向に循環移動するように構成したことを特徴とする部品供給装置。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−260652(P2010−260652A)
【公開日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−110444(P2009−110444)
【出願日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【出願人】(000227467)日東精工株式会社 (263)
【Fターム(参考)】