説明

部品実装装置

【課題】多数の基板に部品実装する場合の生産性を向上できる小型で簡易な機構の部品実装装置を提供すること。
【解決手段】部品供給装置3は、第1基板搬送装置21と第2基板搬送装置22との間の下方に配置され、部品移載装置4の昇降旋回部材43は、第1基板保持装置23および第2基板保持装置26の間において旋回可能に構成されている。そして、昇降旋回部材43の旋回により、割出ヘッド44の採取装着部材45は、第1基板保持装置23の第1基板P1および第2基板保持装置26の第2基板P2に向くことが可能なように構成されている。これにより、部品供給装置3から第2部品実装位置M2に搬送された第2基板P2までの部品移載装置4による部品移動距離は、従来の部品実装装置の該部品移動距離よりも短縮されることになる。よって、第1基板P1および第2基板P2に対する部品実装時間のばらつきを少なくでき、基板生産効率を向上できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板の部品装着面に部品を実装する部品実装装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、基板の部品装着面を鉛直方向と平行な状態で保持する基板保持装置(装着対象物保持装置)と、基板保持装置の下方に配置された部品供給装置から部品を採取し、基板保持装置に保持されている基板の部品装着面に部品を実装する部品移載装置(部品保持装置)とを備えた部品実装装置が開示されている。この部品移載装置は、部品を保持する複数の採取装着部材(部品保持部材)と、複数の採取装着部材が設けられた円錐台形状の割出ヘッド(装着面変更部材)とを備えている。
【0003】
すなわち、割出ヘッドの円錐台形状の周面には、複数の採取装着部材が等角度間隔で立設されている。そして、割出ヘッドは、円錐台形状の中心軸線回りに回転可能に構成され、円錐台形状の中心軸線が基板保持装置に保持されている基板の部品装着面に対し45度傾斜するように配置されている。部品移載装置は、割出ヘッドを回転して鉛直方向を向いている採取装着部材により部品供給装置から部品を採取し、割出ヘッドを回転して部品を採取した採取装着部材を水平方向に向け、該採取装着部材により部品を基板の部品装着面に実装する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3939119号公報(段落番号0009、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の部品実装装置の基板保持装置は、基板の部品装着面を鉛直方向と平行な状態で保持する装置であるため、基板の部品装着面を水平方向に保持する装置と比較して小型化が可能である。しかし、部品移載装置の割出ヘッドは、基板保持装置に保持されている基板の部品装着面に向いて固定されている。このため、例えば、基板の生産性を倍増させる目的で2台の基板保持装置(第1基板保持装置および第2基板保持装置)を基板の搬送方向と直角な方向に並べて配置し、部品供給装置を第1基板保持装置の外側下方に配置した場合、部品供給装置から第2基板保持装置に保持された基板までの部品移載装置による部品移動距離は、第1基板保持装置に保持された基板までの部品移動距離と比較して長くなる。よって、第1および第2基板保持装置に保持された基板に対する部品実装時間にばらつきが生じ、基板生産効率が低下する場合がある。また、部品供給装置を第1基板保持装置および第2基板保持装置の間の下方に配置した場合、1台の部品移載装置では第1および第2基板保持装置に保持された基板の実装に対応することができず、第1および第2基板保持装置に夫々対応する2台の部品移載装置が必要となる。よって、2台の部品移載装置を夫々動作させる複雑な機構や制御手段が必要となり、装置コストが高くなる傾向にある。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、多数の基板に部品実装する場合の生産性を向上させることができる小型で簡易な機構の部品実装装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、請求項1に係る発明の構成上の特徴は、第1基板を搬送方向に搬送する第1基板搬送装置と、前記搬送方向と直角な方向に所定間隔をあけて前記第1基板搬送装置と平行に配置され、第2基板を前記搬送方向に搬送する第2基板搬送装置と、前記第1基板搬送装置と前記第2基板搬送装置との間の下方に配置され、前記第1および第2基板搬送装置により第1および第2部品実装位置に夫々搬送された前記第1および第2基板の部品装着面に実装される部品を供給する部品供給装置と、前記部品供給装置から前記部品を採取して前記第1および第2基板搬送装置によって前記第1および第2部品実装位置に搬送された前記第1および第2基板の部品装着面に実装する部品移載装置と、を備えた部品実装装置であって、前記第1基板搬送装置は、前記第1部品実装位置において前記第1基板の部品装着面が前記搬送方向と直角な平面内で水平面に対し0度を除く所定角度傾斜する第1実装平面に位置するように前記第1基板を保持する第1基板保持装置を有し、前記第2基板搬送装置は、前記第2部品実装位置において前記第2基板の部品装着面が前記搬送方向と直角な平面内で水平面に対し前記所定角度の補角傾斜する第2実装平面に位置するように前記第2基板を保持する第2基板保持装置を有し、前記部品移載装置は、水平面内で直角な2方向に水平駆動装置によって移動可能な実装ヘッドと、前記実装ヘッドに水平面と直角な旋回軸線回りに旋回可能に且つ前記旋回軸線方向に昇降可能に装架された昇降旋回部材と、前記昇降旋回部材に前記旋回軸線と前記所定角度の半角をなして交叉する割出軸線回りに回転可能に装架された割出ヘッドと、前記割出ヘッドに放射状に装架され、前記部品供給装置から前記部品を採取して前記第1および第2基板搬送装置によって前記第1および第2部品実装位置に搬送された前記第1および第2基板の部品装着面に実装する複数の採取装着部材と、前記旋回軸線方向に前記昇降旋回部材を昇降させる上下駆動装置と、前記割出軸線が前記搬送方向と直角な平面内で前記第1基板搬送装置側に位置する第1回転位置と前記第2基板搬送装置側に位置する第2回転位置との間で前記昇降旋回部材を旋回させる旋回装置と、前記採取装着部材が、水平面と直角な採取方向および前記昇降旋回部材が前記第1回転位置に旋回されているときは前記第1実装平面と直角な第1実装割出方向、前記第2回転位置に旋回されているときは前記第2実装平面と直角な第2実装割出方向に向くように前記割出ヘッドを順次割出す割出装置と、を備えることである。
【0008】
請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、前記部品供給装置は、前記部品を供給するフィーダが前記第1および第2基板搬送装置の一方の外側から前記搬送方向と直角な方向に着脱可能であり、且つ装着される前記フィーダの部品取出部が前記第1および第2基板搬送装置の中央部分に位置するように配置されていることである。
【0009】
請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、前記部品供給装置は、前記部品を供給するフィーダが前記第1および第2基板搬送装置の両方の外側から前記搬送方向と直角な方向に夫々着脱可能であり、且つ装着される前記フィーダの部品取出部が前記第1および第2基板搬送装置の中央部分に位置するように配置されていることである。
【0010】
請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請求項3において、前記部品供給装置は、前記第1基板搬送装置の外側から装着される前記フィーダの前記部品取出部と、前記第2基板搬送装置の外側から装着される前記フィーダの前記部品取出部とが、前記搬送方向に交互に、且つ一直線上に並ぶように配置されていることである。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に係る発明によれば、部品供給装置は、第1基板搬送装置と第2基板搬送装置との間の下方に配置され、部品移載装置の昇降旋回部材は、第1基板搬送装置の第1基板保持装置および第2基板搬送装置の第2基板保持装置の間において旋回可能に構成されている。そして、昇降旋回部材の旋回により、割出ヘッドの採取装着部材は、第1基板保持装置に保持されている第1基板の部品装着面および第2基板保持装置に保持されている第2基板の部品装着面に向くことが可能なように構成されている。例えば、従来の第1基板保持装置および第2基板保持装置を基板の搬送方向と直角な方向に並べて配置し、部品供給装置を第1基板保持装置の外側下方に配置した構成の部品実装装置の場合、部品供給装置から第2部品実装位置に搬送された第2基板までの部品移載装置による部品移動距離は、第1部品実装位置に搬送された第1基板までの部品移動距離と比較して長くなる。これに対し、本発明の部品実装装置の場合、部品供給装置から第2部品実装位置に搬送された第2基板までの部品移載装置による部品移動距離は、従来の部品実装装置の該部品移動距離よりも短縮されることになる。よって、第1基板および第2基板に対する部品実装時間のばらつきを少なくすることができ、基板生産効率を向上させることができる。
【0012】
また、第1および第2基板保持装置は、第1および第2部品実装位置において第1および第2基板の各部品装着面が傾斜した状態で保持するように構成されている。これにより、本発明の部品実装装置は、従来の2枚の基板の部品装着面を水平方向に夫々保持する部品実装装置と比較して小型化が可能である。
【0013】
請求項2に係る発明によれば、部品供給装置は、フィーダが第1および第2基板搬送装置の一方の外側から搬送方向と直角な方向に着脱可能に配置されている。これにより、作業者は、例えば装置前方側から全てのフィーダの着脱を行うことができる。よって、フィーダ着脱の作業効率を向上させることができる。そして、フィーダ着脱の作業スペースは、装置前方側にのみ設ければよい。よって、部品実装装置の設置スペースの省スペース化を図ることができる。
【0014】
請求項3に係る発明によれば、部品供給装置は、フィーダが第1および第2基板搬送装置の両方の外側から搬送方向と直角な方向に夫々着脱可能に配置されている。これにより、第1基板搬送装置により第1部品実装位置に搬送された第1基板に対しては、第1基板搬送装置側のフィーダに収納されている部品を実装し、第2基板搬送装置により第2部品実装位置に搬送された第2基板に対しては、第2基板搬送装置側のフィーダに収納されている部品を実装することができる。よって、第1および第2基板の基板種が異なり、異なる部品種の部品を実装しなければならないときのフィーダ管理が容易となり、作業者の負担を軽減することができる。
【0015】
請求項4に係る発明によれば、部品供給装置は、第1基板搬送装置の外側から装着されるフィーダの部品取出部と、第2基板搬送装置の外側から装着されるフィーダの部品取出部とが、搬送方向に交互に、且つ一直線上に並ぶように配置されている。これにより、全てのフィーダの部品取出部の基板搬送方向と直角な方向の座標位置は同一となるので、部品実装プログラムの作成が容易となる。よって、作業者の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の第1の実施の形態による部品実装装置の全体構成の概略を示す平面図である。
【図2】図1の部品実装装置の概略を示す側面図である。
【図3】図1の部品実装装置の部品移載装置の内部構造を示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態による部品実装装置の全体構成の概略を示す平面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態による部品実装装置の全体構成の概略を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、図において、基板搬送方向をY方向、Y方向と直角な水平方向をX方向、Y方向と直角な鉛直方向をZ方向とする。先ず、第1の実施形態による部品実装装置1について説明する。図1および図2に示すように、第1の実施形態による部品実装装置1は、第1基板搬送装置21と、第2基板搬送装置22と、部品供給装置3と、部品移載装置4とにより概略構成されている。
【0018】
第1および第2基板搬送装置21,22は、同一もしくは異なる基板種の第1および第2基板P1,P2を、第1および第2部品実装位置(図1の二点鎖線で示す位置)M1,M2に対し夫々搬入・搬出する装置であり、基台10の上方においてX方向に所定間隔をあけて互いに平行に配置されている。
【0019】
第1基板搬送装置21は、第1基板P1を保持する第1基板保持装置23と、第1基板P1の搬送を案内する一対のガイドレール24a,24bと、第1基板P1を搬送する一対のコンベアベルト25a,25bとにより概略構成されている。第1基板保持装置23は、第1部品実装位置M1において第1基板P1の部品装着面P11がY方向と直角な平面内で水平面Hに対し時計回りに0度を除く所定角度θ、本例では鋭角で傾斜する第1実装平面S1に位置するように第1基板P1を保持可能に構成されている。
【0020】
第1基板保持装置23は、第1基板P1を保持する複数本のバックアップピン231と、該バックアップピン231が載置されるバックアッププレート232と、該バックアッププレート232を昇降する昇降装置233とを備え、一対のコンベアベルト25a,25bの間の下方に鉛直線から時計回りに所定角度θ傾斜させて配設されている。複数本のバックアップピン231は、昇降装置233によるバックアッププレート232の上昇動作により、第1部品実装位置M1において所定角度θで傾斜する第1基板P1を裏面から保持可能なようにバックアッププレート232上に配置されている。
【0021】
一対のガイドレール24a,24bは、Y方向に延在し第1基板P1の縦幅と略同一の距離を隔てて互いに平行に、且つ一対のガイドレール24a,24b間のなす面が上記所定角度θで第2基板搬送装置22に向かって下方へ傾斜するように配置されている。一対のコンベアベルト25a,25bは、第1基板P1を一対のガイドレール24a,24bに沿って搬送可能なように、一対のガイドレール24a,24bの内側近傍に並設されている。一方のコンベアベルト25aには、第1基板P1の角部近傍に当接して第1基板をY方向に押動する爪251が、第1基板P1の横幅よりも若干大きい間隔で設けられている。
【0022】
第2基板搬送装置22は、第1基板搬送装置21と同一構成であり、第2基板P2を保持する第2基板保持装置26と、第2基板P2の搬送を案内する一対のガイドレール27a,27bと、第2基板P2を搬送する一対のコンベアベルト28a,28bとにより概略構成されている。第2基板保持装置26は、第2部品実装位置M2において第2基板P2の部品装着面P21がY方向と直角な平面内で水平面Hに対し時計回りに上記所定角度θの補角2π−θ傾斜する第2実装平面S2に位置するように第2基板P2を保持可能に構成されている。これにより、第1基板保持装置23に保持される第1基板P1の部品装着面P11と、第2基板保持装置25に保持される第2基板P2の部品装着面P21とは、対向することになる。
【0023】
第2基板保持装置26は、第2基板P2を保持する複数本のバックアップピン261と、該バックアップピン261が載置されるバックアッププレート262と、該バックアッププレート262を昇降する昇降装置263とを備え、一対のコンベアベルト28a,28bの間の下方に鉛直線から反時計回りに所定角度θ傾斜させて配設されている。複数本のバックアップピン261は、昇降装置263によるバックアッププレート262の上昇動作により、第2部品実装位置M2において所定角度θの補角2π−θで傾斜する第2基板P2を裏面から保持可能なようにバックアッププレート262上に配置されている。
【0024】
一対のガイドレール27a,27bは、Y方向に延在し第2基板P2の縦幅と略同一の距離を隔てて互いに平行に、且つ一対のガイドレール27a,27b間のなす面が上記所定角度θの補角2π−θで第1基板搬送装置21に向かって下方へ傾斜するように配置されている。一対のコンベアベルト28a,28bは、第2基板P2を一対のガイドレール27a,27bに沿って搬送可能なように、一対のガイドレール27a,27bの内側近傍に並設されている。一方のコンベアベルト28aには、第2基板P2の角部近傍に当接して第2基板をY方向に押動する爪281が、第2基板P2の横幅よりも若干大きい間隔で設けられている。
【0025】
部品供給装置3は、第1および第2基板搬送装置21,22により第1および第2部品実装位置M1,M2に夫々搬送された第1および第2基板P1,P2の部品装着面P11,P21に実装される部品を供給する装置であり、第1基板搬送装置21と第2基板搬送装置22との間の下方に配設されている。この部品供給装置3は、同一もしくは異なる部品種の部品が収容されている複数のフィーダ31が搬送方向に並列配置されている。そして、複数のフィーダ31が第1基板搬送装置21の外側からX方向に着脱可能であり、且つ装着される複数のフィーダ31の各部品取出部312が第1基板搬送装置21と第2基板搬送装置22との中央に位置するように配置されている。
【0026】
フィーダ31は、後部に部品供給リール32がセットされるフィーダ本体311と、該フィーダ本体311の前部に設けられた部品取出部312とにより概略構成されている。部品供給リール32には、部品が所定ピッチで配置されカバーテープ(図示省略)で覆われたキャリアテープ321が巻回されている。フィーダ31は、キャリアテープ321がフィーダ本体311に備えられたスプロケット(図示省略)により所定ピッチで引き出されてカバーテープが引き剥がされ、部品が部品取出部312に順次送り込まれると共にキャリアテープ321が巻き取られるように構成されている。
【0027】
部品移載装置4は、部品供給装置3から部品を採取し、第1および第2基板搬送装置21,22により第1および第2部品実装位置M1,M2に搬入される第1および第2基板P1,P2の各部品装着面P11,P21に実装する装置であり、第1基板搬送装置21と第2基板搬送装置22との間の上方に配設されている。部品移載装置4は、水平駆動装置41と、実装ヘッド42と、昇降旋回部材43と、割出ヘッド44と、採取装着部材45と、上下駆動装置46と、旋回装置47と、割出装置48とにより概略構成されている。
【0028】
水平駆動装置41は、一対の固定レール41a,41bと、ヘッド移動レール41cとにより概略構成されている。一対の固定レール41a,41bは、第1および第2基板搬送装置21,22の両端部の上方にX方向に延在し互いに平行に配置されている。ヘッド移動レール41cは、Y方向に延在して配置されて両端が一対の固定レール41a,41bに沿って移動可能に支持されている。ヘッド移動レール41cの移動は、ボールねじ(図示省略)を介してサーボモータ(図示省略)により制御されている。実装ヘッド42は、ヘッド移動レール41cに沿って移動可能に支持されている。実装ヘッド42の移動は、ボールねじ(図示省略)を介してサーボモータ(図示省略)により制御されている。
【0029】
図3に示すように、昇降旋回部材43は、円筒状の上下軸部431と、略円筒状の回転軸部432とにより概略構成されている。上下軸部431は、実装ヘッド42内に設けられた下向きに開口している円柱状の空間部42a内に、Z方向に摺動可能に装架されている。回転軸部432は、上下軸部431内に設けられた下向きに開口している小径の円柱状の空間431a内に、後述する一対の転がり軸受474を介して水平面Hと直角な旋回軸線La回りに回転可能に装架されている。
【0030】
割出ヘッド44は、円錐台形状に形成され、割出ヘッド44の上面中心から延びるヘッド回転軸441が、回転軸部432の下端部に設けられた円柱状の空間部432a内に後述する一対の転がり軸受484を介して嵌入され、旋回軸線Laと所定角度θの半角θ/2をなして交叉する割出軸線Lb回りに回転可能に装架されている。複数本(本例では、8本)の採取装着部材45は、割出ヘッド44の下面縁部に等角度間隔で放射状に装架されている。採取装着部材45は、先端部で部品を吸引可能なように真空ポンプ(図示省略)に接続されている。
【0031】
上下駆動装置46は、昇降旋回部材43の上下軸部431をZ方向に移動するステッピングモータ461およびボールネジ・ナット機構462により概略構成されている。ステッピングモータ461は、実装ヘッド42内の空間部42aの天井面に固定されている。ボールネジ・ナット機構462のボールネジの下端部は、上下軸部431の上面に固定されている。昇降旋回部材43の上下軸部431および回転軸部432は、ステッピングモータ461により任意のZ方向の位置に位置決め可能に構成されている。
【0032】
旋回装置47は、昇降旋回部材43の旋回軸部432を旋回軸線La回りに旋回するステッピングモータ471、平歯車でなるギヤ機構472、ピン473a、エアーシリンダ473bおよび一対の転がり軸受474により概略構成されている。ステッピングモータ471は、昇降旋回部材43の上下軸部431内の空間431aの上部に設けられた大径の円柱状の空間431bの天井面に固定されている。ギヤ機構472は、ステッピングモータ471と旋回軸部432との間で噛合されている。ピン473aは、エアーシリンダ473bのロッドに取付けられて旋回軸部432の外周面から内周面に貫装され、割出装置48の回転伝達軸482の外周部に設けられているノッチ482aにエアーシリンダ473bの動作により挿抜可能に設けられている。
【0033】
一対の転がり軸受474は、旋回軸部432を旋回可能に支承するように、旋回軸部432と上下軸部431との間に嵌入されている。昇降旋回部材43の旋回軸部432は、ステッピングモータ471により割出軸線LbがY方向と直角な平面内で第1基板搬送装置21側に位置する第1回転位置(実線で示す位置)と第2基板搬送装置22側に位置する第2回転位置(第1回転位置に対し旋回軸線Laに対称な一点鎖線で示す位置)との間で旋回可能に構成されている。
【0034】
割出装置48は、割出ヘッド44を割出軸線Lb回りに回転するステッピングモータ481、回転伝達軸482、2組の一対の転がり軸受483,484、傘歯車でなるギヤ機構485により概略構成されている。ステッピングモータ481は、昇降旋回部材43の上下軸部431内の空間431aの上側に連通するように設けられた大径の円柱状の空間431bの天井面に固定されている。回転伝達軸482は、ステッピングモータ481の回転軸と連結され垂下されている。一対の転がり軸受483は、回転伝達軸482を回転可能に支承するように、回転伝達軸482と旋回軸部432との間に嵌入されている。
【0035】
ギヤ機構485は、回転伝達軸482の下端部と割出ヘッド44のヘッド回転軸441の上端部との間で噛合されている。一対の転がり軸受484は、割出ヘッド44のヘッド回転軸441を回転可能に支承するように、ヘッド回転軸441と旋回軸部432との間に嵌入されている。割出ヘッド44は、ステッピングモータ481により採取装着部材45が水平面Hと直角な採取方向Np、および昇降旋回部材43の旋回軸部432が第1回転位置に回動されているときは第1実装平面S1と直角な第1実装割出方向N1、第2回転位置に回動されているときは第2実装平面S2と直角な第2実装割出方向N2に順次割出し可能に構成されている。
【0036】
また、図1,2に示すように、部品移載装置4には、第1および第2部品実装位置M1,M2に対する第1および第2基板P1,P2の位置ズレ量等を画像認識するため、第1および第2基板P1,P2を撮像する基板撮像カメラ49が下方に突出して設けられている。また、図1に示すように、部品供給装置3と第2基板搬送装置22との間には、採取装着部材45に吸着される部品の吸着状態を認識するため、部品を撮像する部品撮像カメラ50が設けられている。
【0037】
以上のような構成の第1の実施形態の部品実装装置1において、第1および第2基板P1,P2に部品実装する動作について説明する。第1および第2基板搬送装置21,22は、コンベアベルト25a,25b,28a,28bを作動し、第1および第2基板P1,P2をガイドレール24a,24b,27a,27bに沿って夫々搬送し、第1および第2部品実装位置M1,M2に夫々搬入する。
【0038】
第1および第2基板保持装置23,26は、バックアッププレート232,262を昇降装置233,263により上昇し、第1および第2基板P1,P2をバックアッププレート232,262上に配置されたバックアップピン231,261によりコンベアベルト25a,25b,28a,28bから押し上げ、ガイドレール24a,24b,27a,27bの上端に内側に突設された押え部との間でクランプして位置決め固定する。部品供給装置3は、フィーダ31を作動してキャリアテープ321をスプロケットにより所定ピッチで引き出してカバーテープを引き剥がし、部品を部品取出部312に送り込む。
【0039】
ここで、部品移載装置4の昇降旋回部材43の旋回軸部432は、割出軸線LbがY方向と直角な平面内で第1基板搬送装置21側に位置する第1回転位置に位置決めされているとする。また、ピン473は、割出装置48の回転伝達軸482の外周部に設けられているノッチ482aから抜き出されているとする。部品移載装置4は、水平駆動装置41および上下駆動装置46を作動し、実装ヘッド42をX,Y方向に移動すると共に昇降旋回部材43の上下軸部431をZ方向に移動する。そして、水平面Hと直角な採取方向Npを向いている採取装着部材45を部品供給装置3の部品取出部312の上方に位置決めする。
【0040】
そして、上下駆動装置46を作動して昇降旋回部材43の上下軸部431をZ方向に下降し、採取方向Npを向いている採取装着部材45に部品を吸着する。続いて、上下駆動装置46を作動して昇降旋回部材43の上下軸部431をZ方向に上昇し、同時に割出装置48を作動して割出ヘッド44を45度回転し、部品吸着した採取装着部材45の隣の採取装着部材45を採取方向Npに向ける。そして、再び上下駆動装置46を作動して昇降旋回部材43の上下軸部431をZ方向に下降し、採取方向Npを向いている採取装着部材45に部品を吸着する。以上の操作を繰り返し、8本の採取装着部材45に部品を吸着する。
【0041】
部品移載装置4は、水平駆動装置41および上下駆動装置46を作動し、実装ヘッド42をX,Y方向に移動すると共に昇降旋回部材43の上下軸部431をZ方向に移動する。そして、第1実装平面S1と直角な第1実装割出方向N1を向いている採取装着部材45を第1基板P1の部品装着面P11の所定の実装部の上方に位置決めする。
【0042】
さらに、水平駆動装置41および上下駆動装置46を作動し、実装ヘッド42をX,Y方向に移動すると共に昇降旋回部材43の上下軸部431をZ方向に下降する。そして、第1実装割出方向N1を向いている採取装着部材45に吸着されている部品を第1基板P1の部品装着面P11の所定の実装部に実装する。続いて、水平駆動装置41および上下駆動装置46を作動し、実装ヘッド42をX,Y方向に移動すると共に昇降旋回部材43の上下軸部431をZ方向に上昇し、同時に割出装置48を作動して割出ヘッド44を45度回転し、部品吸着した採取装着部材45の隣の採取装着部材45を第1実装割出方向N1に向ける。
【0043】
そして、再び水平駆動装置41および上下駆動装置46を作動し、実装ヘッド42をX,Y方向に移動すると共に昇降旋回部材43の上下軸部431をZ方向に下降する。そして、第1実装割出方向N1を向いている採取装着部材45に吸着されている部品を第1基板P1の部品装着面P11の次の所定の実装部に実装する。以上の操作を繰り返し、8本の採取装着部材45に吸着されている部品を第1基板P1の部品装着面P11に実装する。
【0044】
第1基板P1の部品装着面P11への部品の実装が完了し、もしくは所定の部品の実装が完了したら、部品移載装置4は、割出装置48の回転伝達軸482の外周部に設けられているノッチ482aにピン473を挿入する。そして、旋回装置47を作動して昇降旋回部材43の旋回軸部432を回動し、割出軸線LbがY方向と直角な平面内で第2基板搬送装置22側に位置する第2回転位置に位置決めする。そして、上述の第1基板P1に対して実行した動作を第2基板P2に対しても実行し、部品を第2基板P2の部品装着面P21に実装する。
【0045】
そして、第1および第2基板P1,P2に対する部品実装が完了したら、第1および第2基板保持装置23,26は、バックアッププレート232,262を昇降装置233,263により下降し、第1および第2基板P1,P2をガイドレール24a,24b,27a,27bの上端に内側に突設された押え部から離間させ、コンベアベルト25a,25b,28a,28b上に載置する。そして、第1および第2基板搬送装置21,22は、コンベアベルト25a,25b,28a,28bを作動し、第1および第2基板P1,P2をガイドレール24a,24b,27a,27bに沿って夫々搬送し、第1および第2部品実装位置M1,M2から夫々搬出する。
【0046】
以上説明したように、本実施形態の部品実装装置1によれば、部品供給装置3は、第1基板搬送装置21と第2基板搬送装置22との間の下方に配置され、部品移載装置4の昇降旋回部材43は、第1基板搬送装置21の第1基板保持装置23および第2基板搬送装置22の第2基板保持装置26の間において旋回可能に構成されている。そして、昇降旋回部材43の旋回により、割出ヘッド44の採取装着部材45は、第1基板保持装置23に保持されている第1基板P1の部品装着面P11および第2基板保持装置26に保持されている第2基板P2の部品装着面P21に向くことが可能なように構成されている。例えば、従来の第1基板保持装置および第2基板保持装置を基板の搬送方向と直角な方向に並べて配置し、部品供給装置を第1基板保持装置の外側下方に配置した構成の部品実装装置の場合、部品供給装置から第2部品実装位置に搬送された第2基板までの部品移載装置による部品移動距離は、第1部品実装位置に搬送された第1基板までの部品移動距離と比較して長くなる。これに対し、本実施形態の部品実装装置1の場合、部品供給装置3から第2部品実装位置M2に搬送された第2基板P2までの部品移載装置4による部品移動距離は、従来の部品実装装置の該部品移動距離よりも短縮されることになる。よって、第1基板P1および第2基板P2に対する部品実装時間のばらつきを少なくすることができ、基板生産効率を向上させることができる。
【0047】
また、第1および第2基板保持装置23,26は、第1および第2部品実装位置M1,M2において第1および第2基板P1,P2の各部品装着面P11,P21が傾斜した状態で保持するように構成されている。これにより、部品実装装置1は、従来の2枚の基板の部品装着面を水平方向に夫々保持する部品実装装置と比較して小型化が可能である。
【0048】
また、部品供給装置3は、フィーダ31が第1および第2基板搬送装置21,22の一方の外側からX方向に着脱可能に配置されている。これにより、作業者は、例えば装置前方側から全てのフィーダ31の着脱を行うことができる。よって、フィーダ着脱の作業効率を向上させることができる。そして、フィーダ着脱の作業スペースは、装置前方側にのみ設ければよい。よって、部品実装装置1の設置スペースの省スペース化を図ることができる。
【0049】
次に、第2の実施形態による部品実装装置5について説明する。図1に対応させて示す図4に示すように、第2の実施形態による部品実装装置5は、第1の実施形態による部品実装装置1と比較して、第1基板搬送装置21と、第2基板搬送装置22と、部品移載装置4とは同一構成であるが、部品供給装置6が部品供給装置3とは異なる構成となっている。よって、以下では、部品供給装置6について説明する。
【0050】
この部品供給装置6は、第1の実施形態と同一構成の部品供給装置3を一対備え、それらが対向して配置された構成となっている。すなわち、部品供給装置6は、複数のフィーダ31が第1および第2基板搬送装置21,22の両方の外側からX方向に着脱可能であり、且つ装着される複数のフィーダ31の部品取出部312が第1基板搬送装置21と第2基板搬送装置22との略中央に位置するように配置されている。
【0051】
このような構成の部品供給装置6によれば、フィーダ31が第1および第2基板搬送装置21,22の両方の外側からX方向に夫々着脱可能に配置されているので、第1基板搬送装置21により第1部品実装位置M1に搬送された第1基板P1に対しては、第1基板搬送装置21側のフィーダ31に収納されている部品を実装し、第2基板搬送装置22により第2部品実装位置M2に搬送された第2基板P2に対しては、第2基板搬送装置22側のフィーダ31に収納されている部品を実装することができる。よって、第1および第2基板P1,P2の基板種が異なり、異なる部品種の部品を実装しなければならないときのフィーダ管理が容易となり、作業者の負担を軽減することができる。
【0052】
次に、第3の実施形態による部品実装装置7について説明する。図4に対応させて示す図5に示すように、第3の実施形態による部品実装装置7は、第2の実施形態による部品実装装置5と比較して、第1基板搬送装置21と、第2基板搬送装置22と、部品移載装置4とは同一構成であるが、部品供給装置8が部品供給装置6とは異なる構成となっている。よって、以下では、部品供給装置8について説明する。
【0053】
この部品供給装置8は、対向配置されている一対の部品供給装置81,82の複数のフィーダ31が、1つのフィーダ31の幅の間隔をあけて櫛歯状に夫々配置された構成となっている。すなわち、部品供給装置8は、複数のフィーダ31が第1および第2基板搬送装置21,22の両方の外側からX方向に夫々着脱可能であり、部品供給装置81のフィーダ31の部品取出部312と、部品供給装置82のフィーダ31の部品取出部312とが、Y方向に交互に、且つ一直線上に並ぶように配置されている。
【0054】
このような構成の部品供給装置8によれば、部品供給装置81のフィーダ312の部品取出部と、部品供給装置82のフィーダ31の部品取出部312とが、Y方向に交互に、且つ一直線上に並ぶように配置されているので、全てのフィーダ31の部品取出部312のX方向の座標位置は同一となるので、部品実装プログラムの作成が容易となる。よって、作業者の負担を軽減することができる。
【0055】
なお、上述した実施形態においては、第1、第2基板搬送装置21,22は、第1、第2基板P1,P2の部品装着面P11,P21が鋭角θで傾斜した状態で、第1、第2基板P1,P2を保持して第1、第2部品実装位置M1,M2に対し搬入・搬出可能に構成されている。しかし、第1、第2基板P1,P2は、Y方向と直角な平面内で水平面Hに対し時計回りに0度を除く所定角度θで保持および搬入・搬出されればよい。よって、第1、第2基板P1,P2を垂直に立てた状態(所定角度θが直角)で保持および搬入・搬出可能なように第1、第2基板搬送装置21,22を構成してもよい。
【符号の説明】
【0056】
1,5,7…部品実装装置、21…第1基板搬送装置、22…第2基板搬送装置、3,6,8…部品供給装置、4…部品移載装置、23…第1基板保持装置、26…第2基板保持装置、31…フィーダ、312…部品取出部、41…水平駆動装置、42…実装ヘッド、43…昇降旋回部材、44…割出ヘッド、45…採取装着部材、46…上下駆動装置、47…旋回装置、48…割出装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1基板を搬送方向に搬送する第1基板搬送装置と、
前記搬送方向と直角な方向に所定間隔をあけて前記第1基板搬送装置と平行に配置され、第2基板を前記搬送方向に搬送する第2基板搬送装置と、
前記第1基板搬送装置と前記第2基板搬送装置との間の下方に配置され、前記第1および第2基板搬送装置により第1および第2部品実装位置に夫々搬送された前記第1および第2基板の部品装着面に実装される部品を供給する部品供給装置と、
前記部品供給装置から前記部品を採取して前記第1および第2基板搬送装置によって前記第1および第2部品実装位置に搬送された前記第1および第2基板の部品装着面に実装する部品移載装置と、を備えた部品実装装置であって、
前記第1基板搬送装置は、前記第1部品実装位置において前記第1基板の部品装着面が前記搬送方向と直角な平面内で水平面に対し0度を除く所定角度傾斜する第1実装平面に位置するように前記第1基板を保持する第1基板保持装置を有し、
前記第2基板搬送装置は、前記第2部品実装位置において前記第2基板の部品装着面が前記搬送方向と直角な平面内で水平面に対し前記所定角度の補角傾斜する第2実装平面に位置するように前記第2基板を保持する第2基板保持装置を有し、
前記部品移載装置は、水平面内で直角な2方向に水平駆動装置によって移動可能な実装ヘッドと、前記実装ヘッドに水平面と直角な旋回軸線回りに旋回可能に且つ前記旋回軸線方向に昇降可能に装架された昇降旋回部材と、前記昇降旋回部材に前記旋回軸線と前記所定角度の半角をなして交叉する割出軸線回りに回転可能に装架された割出ヘッドと、前記割出ヘッドに放射状に装架され、前記部品供給装置から前記部品を採取して前記第1および第2基板搬送装置によって前記第1および第2部品実装位置に搬送された前記第1および第2基板の部品装着面に実装する複数の採取装着部材と、前記旋回軸線方向に前記昇降旋回部材を昇降させる上下駆動装置と、前記割出軸線が前記搬送方向と直角な平面内で前記第1基板搬送装置側に位置する第1回転位置と前記第2基板搬送装置側に位置する第2回転位置との間で前記昇降旋回部材を旋回させる旋回装置と、前記採取装着部材が、水平面と直角な採取方向および前記昇降旋回部材が前記第1回転位置に旋回されているときは前記第1実装平面と直角な第1実装割出方向、前記第2回転位置に旋回されているときは前記第2実装平面と直角な第2実装割出方向に向くように前記割出ヘッドを順次割出す割出装置と、を備えることを特徴とする部品実装装置。
【請求項2】
請求項1において、
前記部品供給装置は、前記部品を供給するフィーダが前記第1および第2基板搬送装置の一方の外側から前記搬送方向と直角な方向に着脱可能であり、且つ装着される前記フィーダの部品取出部が前記第1および第2基板搬送装置の中央部分に位置するように配置されていることを特徴とする部品実装装置。
【請求項3】
請求項1において、
前記部品供給装置は、前記部品を供給するフィーダが前記第1および第2基板搬送装置の両方の外側から前記搬送方向と直角な方向に夫々着脱可能であり、且つ装着される前記フィーダの部品取出部が前記第1および第2基板搬送装置の中央部分に位置するように配置されていることを特徴とする部品実装装置。
【請求項4】
請求項3において、
前記部品供給装置は、前記第1基板搬送装置の外側から装着される前記フィーダの前記部品取出部と、前記第2基板搬送装置の外側から装着される前記フィーダの前記部品取出部とが、前記搬送方向に交互に、且つ一直線上に並ぶように配置されていることを特徴とする部品実装方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−221966(P2012−221966A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−82410(P2011−82410)
【出願日】平成23年4月4日(2011.4.4)
【出願人】(000237271)富士機械製造株式会社 (775)
【Fターム(参考)】