説明

配管凍結防止制御システム及びその凍結防止制御方法

【課題】コージェネレーション・システムの配管凍結防止制御技術を提供する。
【課題手段】外気温(Te)が凍結限界温度(T0)以下のときに、凍結防止回路C3の循環水を不凍結担保温度(Tx)に達するまでヒータ通電を行い加熱し、昇温後に所定時間(ΔHf)ヒータ2dの通電を停止する。ここに、不凍結担保温度(Tx)は、当該外気温条件下で、ヒータ2通電停止から少なくとも所定時間(ΔHf)は配管不凍結を担保する温度として定める。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は配管凍結防止制御技術に係り、特にコージェネレーション・システムの配管凍結防止制御技術に関する。
【背景技術】
【0002】
コージェネレーション・システムは、発電時に発生する排熱を回収して同時にお湯を作り、貯湯ユニットに貯めて給湯需要に対応するものであり、総合熱効率が高いシステムとして注目されている。
コージェネレーション・システムは屋外に設置されるケースも多く、この場合、冬期における外部配管(渡り配管)の凍結防止が必要となる。従来、配管に電熱ヒータを巻いて加熱する等の対策が取られている。しかしながら、ヒータ加熱については電力消費量が増大し、省エネの要請に反するという問題がある。
【0003】
ヒータ加熱における消費電力低減策として、渡り配管の異なる2か所の温度を測定し、それらの値に基づいて循環量又はヒータ加熱量を制御する技術が提案されている(例えば特許文献1)。図6を参照して、具体的には特許文献1のコージェネレーション・システム100は、発電ユニット101、熱交換器102、貯湯ユニット103、熱交換器102と貯湯ユニット103を結ぶ貯湯循環回路Caを備えている。
貯湯循環回路Ca経路中には温度センサ107a、107bが介装されており、内部を循環する水の温度Ta、Tbを計測可能としている。さらに、循環ポンプ105、三方弁104及びヒータ106a、106bが介装されている。三方弁104にはバイパス配管108が接続されており、貯湯タンク103aをバイパスする凍結防止回路Cbが形成されている。
運転停止時に循環水の温度Ta、Tbがともに所定の循環担保温度(Tf)以上となるように、ヒータ106a、106bの加熱量を制御する。また2か所の温度差が基準値以下となるようにポンプ循環量を制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−32320号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の制御技術によれば、ヒータを広範囲に配設することなく凍結防止が可能となり、消費電力の低減化が可能となる。しかしながら、上記技術にあっても凍結防止運転中に循環ポンプ等の補機やセンサ類等の電力供給が必要であり、省エネ性に一定の限界がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記各課題を解決するためのものであって、コージェネレーション・システムにおいて省エネ性のさらなる向上を可能とする配管凍結防止技術を提供するものである。本発明は、以下の内容を要旨とする。すなわち、
【0007】
(1)コージェネレーション・システムの配管凍結防止制御システムであって、
発電ユニットと、発電ユニットで生じた発電排熱を外部に与える熱交換器と、該熱交換器の熱交換により得た発電排熱をお湯として蓄熱する貯湯タンクと、発電ユニットと、該熱交換器との間を配管で結び温水又は水を循環させる発電ユニット冷却回路と、該熱交換器と貯湯タンクとの間を配管で結び、貯湯タンク内の水を循環させる排熱回収回路と、該排熱回収回路において、配管凍結を防止するために貯湯タンクをバイパスする凍結防止回路と、外気温(Te)及び凍結防止回路の循環水温度(T1)を、それぞれ計測する手段と、外気温(Te)が配管凍結のおそれのある凍結限界温度(T0)以下のときに、凍結防止回路の循環水温度(T1)を所定の不凍結担保温度(Tx)まで加熱する加熱制御手段と、
を備えて成り、該不凍結担保温度(Tx)は、当該外気温(Te)条件のときに、該加熱制御手段の稼働停止から少なくとも所定時間(ΔHf)は配管不凍結を担保する温度として定めたものである、ことを特徴とする。
【0008】
本発明において「不凍結担保温度(Tx)」の設定は、例えば以下の通り行うことができる。
凍結防止回路の配管内循環水温度(Ti)は、外部からの加熱がない場合、放熱により時間経過とともに温度降下していく。この場合、放熱冷却曲線は外気温により変化するが、例えば外気温が0、−10、−15℃の場合、放熱冷却曲線の凍結温度(0℃)の点を重ねて表示すると、図5(a)−(c)に示す如くとなる。これより、この点(配管凍結時刻)をHfとすると、配管凍結時刻に至るまでに所定時間(ΔHf)凍結防止を担保するためには、循環水を外気温の関数として定まる温度(不凍結担保温度)Tx=F(Te)となるように昇温しておく必要がある。従って、予め各外気温に対応して不凍結担保温度Txを求めておき、循環水をこの温度まで加熱することにより、ポンプ循環を停止しても常に配管凍結を回避することが可能となる。
【0009】
なお、不凍結担保温度(Tx)の設定は、上述の外気温ごとの放熱冷却曲線を用いる方法に限定されない。例えば図6に示すように、上記所定時間(ΔHf)が規定されているとして、外気温Te=0℃、−15℃のときの不凍結担保温度を予め求めておき、任意の外気温Teに対する不凍結担保温度Tx=F(Te)につき、同図の二点A,Bを結ぶ直線の内挿又は外挿演算による方法も可能である。
また、上記所定時間(ΔHf)の具体的設定については、例えば、
(a)配管の許容温度を考慮して設定
(b)配管の放熱特性と機器停止の間の省電力量を勘案した最適点を設定
(c)システム保守のための動作(例えば、燃料処理装置の正圧維持運転)時間帯に合わせて設定
することができる。その際、気象庁等による各地域時間毎の予測温度低下勾配などを考慮して、凍結に対し余裕度を持った時間設定とすることが望ましい。
【0010】
(2)上記(1)において、前記加熱制御手段が、前記発電ユニット冷却回路又は前記凍結防止回路経路内に配設したヒータであることを特徴とする。
【0011】
(3)上記(2)において、前記貯湯タンクは、暖房回路を含む補助熱源機を、さらに備え、前記ヒータが、該暖房回路を熱源とすることを特徴とする。
【0012】
本発明に係るコージェネレーション・システムの配管凍結防止制御方法は、
(4)上記各コージェネレーション・システムにおいて、
(a)外気温(Te)が前記凍結限界温度(T0)以下のときに、凍結防止回路の循環水を前記不凍結担保温度(Tx)に達するまで加熱するステップと、
(b)前記不凍担保温度(Tx)まで昇温後に、前記所定時間(ΔHf)該加熱制御手段を稼働停止するステップと、
(a)、(b)のステップを継続することにより、配管凍結を防止することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、補機、センサ類等が所定時間(ΔHf)稼働停止となるため、電力消費が間欠的となり、システム全体としての消費電力をより低下させることが可能となる。
さらに、例えば凍結防止監視用センサなど、常時通電を要する構成を独立させて持つ必要がないため回路構成を単純化でき、コストの低減に寄与するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】第一の実施形態に係る配管凍結防止制御システム1の構成を示す図である。
【図2】第一の実施形態における凍結防止制御フローを示す図である。
【図3】第二の実施形態に係る配管凍結防止制御システム20の構成を示す図である。
【図4】第二の実施形態における凍結防止制御フローを示す図である。
【図5】凍結防止担保温度(Tx)の設定概念を示す図である。
【図6】凍結防止担保温度(Tx)の他の設定概念を示す図である。
【図7】従来の配管凍結防止制御システム100の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態について、図1乃至4を参照してさらに詳細に説明する。なお、本発明の範囲は特許請求の範囲記載のものであって、以下の実施形態に限定されないことはいうまでもない。
【0016】
<第一の実施形態>
図1を参照して、本実施形態に係るコージェネレーション・システム1は、都市ガスを改質して得られる水素を燃料として発電する燃料電池発電ユニット(以下、発電ユニットと略称)2と、発電ユニット2の発電排熱を貯湯タンク3aにお湯として蓄熱する貯湯ユニット3と、発電ユニット2側の発電排熱を貯湯ユニット3側に移すための熱交換器2cと、発電ユニット2と熱交換器2cを結ぶ冷却水回路C1と、熱交換器2cと貯湯ユニット3とを結ぶ貯湯循環回路C2と、貯湯循環回路C2において貯湯タンク3aをバイパス循環する凍結防止回路C3と、本実施形態の凍結防止運転制御を指令する制御部4と、を主要構成として備えている。
【0017】
発電ユニット2は、原料である都市ガスを水素に改質する燃料処理装置2aと、水素と酸素を反応させて発電するセルスタック2bと、発電排熱を回収する熱交換器(排熱回収装置)2cと、発電ユニット運転停止時に凍結防止回路C3側の水を系統電力5により加熱するヒータ2dと、循環ポンプ2eと、を主要構成として備えている。冷却水回路C1は、セルスタック2b、ヒータ2d、熱交換器2c間を閉回路で結びポンプで循環させるように構成されている。
【0018】
貯湯循環回路C2は、貯湯タンク3aと熱交換器2cを結ぶ往き側配管3b、戻り側配管3cと、配管内に介装される循環ポンプ3dと、三方弁3eと、により構成されている。さらに三方弁3eにはバイパス配管3fが接続されており、三方弁3eの切り替えにより貯湯タンク3aをバイパスする凍結防止回路C3が形成されるように構成されている。
貯湯循環回路C2又は凍結防止回路C3の往き側配管3bには、温度センサS1が介装されており、内部を循環する水の温度T1を計測可能としている。
貯湯タンク3aには給水配管3g、給湯配管3hが接続されており、給湯配管3hを介してのお湯の消費に伴い、給水配管3gを介して貯湯タンク3a内に水道水が補給されるように構成されている。
【0019】
制御部4には本実施形態の制御に必要なプログラム等が格納されている。また、図5又は図6に示す外気温−不凍結担保温度Txの関係テーブルが格納されている。なお、制御部4は、CPU、クロック、RAM、ROM、バス、I/Oインターフェース等を備えたマイコンにより実装可能である。
【0020】
以上の構成により、コージェネレーション・システム1は、通常運転時において貯湯循環回路C2側に設定されており、冷却水回路C1を介して熱交換器2cに運ばれる発電ユニット2の排熱は、貯湯循環回路C2を介して貯湯タンク3aにお湯として蓄熱される。また、運転停止時において配管凍結のおそれがある場合には、水の循環は凍結防止回路C3側に切り替えられ、以下説明する凍結防止制御運転により配管凍結を防止する。
【0021】
次に図2をも参照して、制御部4の指令により行われる本実施形態における配管凍結防止制御の具体的フローについて説明する。
初期状態において、発電ユニット2は運転スケジュールに従い通常運転制御が行われている状態を想定する(S101)。この状態で三方弁3eは貯湯循環回路C2側に設定されており、発電ユニット2の排熱は貯湯タンクにお湯として蓄熱される。
この状態から発電ユニット2が運転停止した場合には(S102においてYES)、以下の配管凍結防止制御に移行する。まず、温度センサS1によりその時点における外気温度Teが計測され、さらにTeが凍結限界温度T0(例えば0℃)以下か否かが判定される(S103)。Te>T0の場合には(S103においてNO)、配管凍結のおそれなしと判定されその状態が維持される。
【0022】
Te≦T0の場合には(S103においてYES)、配管凍結のおそれがあると判定され、三方弁3eが凍結防止回路C3側に切り替えられる。また、排熱回収循環ポンプ3dが停止している場合には運転が開始される(S104)。さらに温度センサS1により熱交換入り温度T1が計測され、T1が不凍結担保温度Tx以下か否かが判定される(S104)。
T1≦Txの場合には(S105においてYES)、冷却水循環ポンプ2eの運転開始、さらにヒータ2dの通電が開始され、冷却水回路C2の水が加熱・循環される。これに伴い凍結防止回路C3側の循環水も熱交換により加熱される。
【0023】
このステップが所定のインターバルで継続的に行われ(同図※)、T1>Txとなった場合には(S105においてNO)、所定時間(ΔHf)配管加熱を停止しても配管凍結のおそれなしと判定され、循環ポンプ3dの運転が停止される(S106)。さらに、循環ポンプ2eの運転停止、さらにヒータ2dの通電が停止される(S108)。
その後、加熱運転停止から所定時間(ΔHf)経過した場合には(S109においてYES)、三方弁3eが凍結防止回路側に切り替えられ、排熱回収ポンプの運転が停止される(S107)。次いで、冷却水循環ポンプの運転停止、ヒータ2dOFFとなる。
【0024】
配管凍結防止制御運転中に発電ユニット2の運転が再開されるまでは(S110においてYES)、以上のフロー(S103−S109)が所定のインターバルで繰り返し行われる。発電運転が再開された場合は配管凍結防止制御運転を終了する(S101へ戻る)。
以上の工程を所定のインターバルで行うことにより、常に配管凍結を防止することができる。
【0025】
なお、本実施形態ではヒータ2dを冷却水回路C1経路内に配置する例を示したが、凍結防止回路C2側に配置する態様とすることも可能である。
【0026】
<第二の実施形態>
次に図3を参照して、本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態に係るコージェネレーション・システム20が上述のコージェネレーション・システム1と異なる点はヒータ加熱源の配設箇所及び貯湯ユニットの構成である。すなわち、本実施形態では貯湯ユニット21は貯湯タンク3aに加えて補助熱源機22を備えている。補助熱源機22は不図示の給湯回路と暖房回路22aを備えており、貯湯タンク3aの貯湯温度が低い場合には給水管24aを介して供給される給水を給湯回路で加熱し、給湯配管24aを介して給湯可能に構成されている。
また、ヒータ23は貯湯ユニット21側に配設されている。さらに、上述の実施形態ではヒータ2dの加熱源として系統電力5を用いているのに対して、本実施形態ではヒータ23の加熱源として暖房回路22aを加熱源として用いている。すなわち、暖房回路22aで加熱した温水を、循環配管22bを介して循環ポンプ22bによりヒータ23に供給している。また、温度センサS1はヒータ23の入側直前に配設されている。凍結防止を確実に行うためには、温水温度最低となる箇所で測定するのが好ましいからである。
その他の構成は上述のコージェネレーション・システム1と同様であるので、重複説明を省略する。
【0027】
次に図4をも参照して、本実施形態における配管凍結防止制御の具体的フローについて説明する。初期状態において、発電ユニット2は運転スケジュールに従い通常運転制御が行われている状態を想定する(S201)。この状態で三方弁3eは貯湯循環回路C2側に設定されており、発電ユニット2の排熱は貯湯タンクにお湯として蓄熱される。
この状態から発電ユニット2が運転停止した場合には(S202においてYES)、以下の配管凍結防止制御に移行する。まず、温度センサS1によりその時点における外気温度Teが計測され、さらにTeが凍結限界温度T0(例えば0℃)以下か否かが判定される(S203)。Te>T0の場合には(S203においてNO)、配管凍結のおそれなしと判定されその状態が維持される。
【0028】
Te≦T0の場合には(S203においてYES)、配管凍結のおそれがあると判定され、三方弁3eが凍結防止回路C3側に切り替えられる。また、排熱回収循環ポンプ3dが停止している場合には運転が開始される(S204)。
さらに温度センサS1により熱交換入り温度T1が計測され、T1が不凍結担保温度Tx以下か否かが判定される(S204)。
T1≦Txの場合には(S205においてYES)、補助熱源機22の暖房回路22aの運転開始、循環ポンプ22cの駆動が開始される(S207)。これに伴い凍結防止回路C3側の循環水も熱交換により加熱される。
【0029】
このステップが所定のインターバルで継続的に行われ(同図※)、T1>Txとなった場合には(S205においてNO)、所定時間(ΔHf)凍結防止回路の加熱を停止しても配管凍結のおそれなしと判定され、循環ポンプ2eの運転停止(S206)及び暖房回路22aの運転が停止される(S208)。
【0030】
その後、運転停止から所定時間(ΔHf)経過した場合(S209においてYES)、発電ユニット2の運転が再開されるまでは(S210においてNO)、以上のフロー(S201−S209)が所定の時間間隔で繰り返し行われる。発電運転が再開された場合には(S210においてYES)、配管凍結防止制御運転を終了する(S201へ戻る)。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明は、燃料電池を用いたコージェネレーション・システムのみならず、ガスエンジン等、他の駆動源を用いたコージェネレーション・システムに広く適用可能である。
【符号の説明】
【0032】
1、20・・・・コージェネレーション・システム
2・・・・発電ユニット
2a・・・燃料処理装置
2b・・・セルスタック
2c・・・熱交換器
2d、23・・・ヒータ
2e・・・冷却水循環ポンプ
3、21・・・・貯湯ユニット
3a・・・貯湯タンク
3d・・・排熱回収循環ポンプ
3e・・・三方弁
3f・・・バイパス配管
4・・・・制御部
5・・・・系統電力
22・・・補助熱源機
22a・・・暖房回路
C1・・・冷却水回路
C2・・・排熱回収回路
C3・・・凍結防止回路
S1、S2・・・温度センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コージェネレーション・システムの配管凍結防止制御システムであって、
発電ユニットと、
発電ユニットで生じた発電排熱を外部に与える熱交換器と、
該熱交換器の熱交換により得た発電排熱をお湯として蓄熱する貯湯タンクと、
発電ユニットと、該熱交換器との間を配管で結び温水又は水を循環させる発電ユニット冷却回路と、
該熱交換器と貯湯タンクとの間を配管で結び、貯湯タンク内の水を循環させる排熱回収回路と、
該排熱回収回路において、配管凍結を防止するために貯湯タンクをバイパスする凍結防止回路と、
外気温(Te)及び凍結防止回路の循環水温度(T1)を、それぞれ計測する手段と、
外気温(Te)が配管凍結のおそれのある凍結限界温度(T0)以下のときに、凍結防止回路の循環水温度(T1)を所定の不凍結担保温度(Tx)まで加熱する加熱制御手段と、
を備えて成り、
該不凍結担保温度(Tx)は、当該外気温(Te)条件のときに、該加熱制御手段の稼働停止から少なくとも所定時間(ΔHf)は配管不凍結を担保する温度として定めたものである、
ことを特徴とする配管凍結防止制御システム。
【請求項2】
前記加熱制御手段が、前記発電ユニット冷却回路又は前記凍結防止回路経路内に配設したヒータであることを特徴とする請求項1に記載の凍結防止制御システム。
【請求項3】
前記貯湯タンクは、暖房回路を含む補助熱源機を、さらに備え、
前記ヒータの熱源が、該暖房回路を循環する温水であることを特徴とする請求項2に記載の配管凍結防止制御システム。
【請求項4】
請求項1乃至3に記載のコージェネレーション・システムにおいて、
(a)外気温(Te)が前記凍結限界温度(T0)以下のときに、凍結防止回路の循環水を前記不凍結担保温度(Tx)に達するまで加熱するステップと、
(b)前記不凍担保温度(Tx)まで昇温後に、前記所定時間(ΔHf)該加熱制御手段を稼働停止するステップと、
(a)、(b)のステップを継続することにより、配管凍結を防止することを特徴とする配管凍結防止制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−15244(P2013−15244A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−147583(P2011−147583)
【出願日】平成23年7月1日(2011.7.1)
【出願人】(000220262)東京瓦斯株式会社 (1,166)
【Fターム(参考)】