説明

配車処理システム

【課題】人為的なミスの発生を防止して速度超過の監視を適切に行うことができ、管理者の負担を軽減し得る配車処理システムを提供する。
【解決手段】位置情報、動態情報、速度情報を無線伝送する移動局11〜14と、ポーリングにより各移動局11〜14からの送信情報を基地局21を介して収集し、各移動局を管理する管理センタ20とにより配車処理システムを構成する。管理センタ20は、収集した各移動局11〜14の位置情報及び速度情報と道路情報データベース203に予め設定されている道路の法定速度との照合を行って移動局の速度超過を監視し、速度超過の累計時間が一定時間を超えた場合に警告メッセージを移動局へ送信して安全運転を促す。管理センタ20は、速度超過の警告メッセージを送信しても速度超過を繰り返す移動局に対しては、自動的に配車候補から除外する処置を行い、配車除外通知を送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば業務用無線によるタクシー配車用AVM(Automatic Vehicle Monitoring)システム等の配車処理システムに係り、特に移動局の速度超過を監視する機能を備えた配車処理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のタクシー配車用AVMシステム等のタクシー無線システムでは、図7に示すように車両(タクシー)に搭載されている移動局1a、1b、…の現在位置をGPS(Global Positioning System:人工衛星を利用した測位システム)により移動局自身が検出して記憶している。そして、各移動局1a、1b、…は基地局2との間で位置情報及び動態情報Aを基地局2からの定期的なポーリング信号を基点とし、車両番号毎に割り当てられた専用の送信スロットで返送する。基地局2では移動局全車両に対して順にポーリングを行い、全ての移動局1a、1b、…の位置情報、動態情報Aを把握する。なお、基地局2は少なくとも1つあって、AVMシステム3を用いた管理センタ4に接続されており、管理センタ4ではタクシー顧客からの要求に従い、移動局1a、1b、…の位置情報及び動態情報から最適車両検索を行ってタクシー車両の配車を行う。
【0003】
また、従来では、移動局1a、1b、…の安全運行を管理するため、管理センタ4において、管理者がAVMシステム3の端末画面上で移動局1a、1b、…の位置情報と動態情報Aを一定時間監視し、感覚的に移動距離の多い移動局1cを発見した場合に、その移動局1cに音声で速度違反の通知Bを行い、安全運転を促すようにしている。
【0004】
また、本発明に関連する公知技術として、管理センタがポーリングにより複数の移動局からの位置情報及び動態情報を収集し、その収集した情報から滞留禁止場所における滞留継続時間を計測し、一定時間を超えて滞留している移動局へ警告メッセージを通知する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−336444号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来のタクシー配車処理システムでは、管理センタ4は顧客の現在位置の情報に従い、最適な移動局(車両)の検索にGPSシステムやポーリングによるデータ伝送の技術を使用し、また配車情報を文字等で伝送することで運用の効率を図ると共に、各移動局1a、1b、…の移動速度を監視して安全運行を管理している。
【0007】
しかし、従来の配車処理システムにおける安全運行の管理は、管理者がAVMシステム3の端末画面上で移動局1a、1b、…の位置と状態を一定時間監視し、感覚的に移動距離の多い移動局を発見して音声で速度違反を通知するようにしたもので、管理者の感覚に頼っており、人為的ミスを生じ易く、正確性や公平性に欠け、速度違反の監視を適切に行うことができないという問題があった。また、管理者が配車業務中に安全運行の管理を行っているので、管理者の負担が大きいという問題があった。
【0008】
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、移動局の速度超過をリアルタイムで自動的に検知して警告を通知でき、人為的なミスの発生を防止して速度超過を適切に監視でき、管理者の負担を軽減し得る配車処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、自車両の車両番号と位置情報や動態情報及び速度情報を無線送信する移動局と、ポーリングにより前記移動局からの送信情報を収集すると共に配車情報を前記移動局に送信して配車処理する管理センタとにより構成される配車処理システムであって、
前記管理センタは、前記各移動局の位置情報や動態情報に加えて速度情報を管理し、前記位置情報及び速度情報と道路情報データベース上に予め設定された道路の法定速度との照合を行い、速度超過の時間を算出し、該速度超過の時間が一定の時間を超えた場合に当該移動局に警告を通知することを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、自車両の車両番号と位置情報や動態情報及び速度情報を無線送信する移動局と、ポーリングにより前記移動局からの送信情報を収集すると共に配車情報を前記移動局に送信して配車処理する管理センタとにより構成される配車処理システムであって、
前記管理センタは、前記各移動局の位置情報や動態情報に加えて速度情報を管理し、前記位置情報及び速度情報と道路情報データベース上に予め設定された道路の法定速度との照合を行い、前記移動局の速度超過の継続時間、速度超過の累計時間を算出し、該速度超過の累計時間が一定の時間を超えた場合に当該移動局に警告を通知することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、移動局の速度超過を管理者の感覚に頼ることなくリアルタイムに自動的に検知して警告を通知でき、人為的なミスの発生を防止して速度超過の監視を適切に行うことができる。また、管理者は移動局の速度超過を監視することなく配車業務に集中できるので、管理者の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施例1に係る配車処理システムの構成例を示す図である。
【図2】同実施例1における移動局の構成例を示すブロック図である。
【図3】同実施例1において、速度超過移動局に速度超過警告を自動通知する場合の概念図である。
【図4】同実施例1において、速度超過移動局に速度超過警告を自動通知する場合の処理動作を示すフローチャートである。
【図5】同実施例1における移動局の運行記録例を示す図である。
【図6】同実施例1における乗務員別従事実績の月報記録例を示す図である。
【図7】従来のタクシー無線システムの概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【実施例1】
【0014】
図1は本発明の実施例1に係る配車処理システムの全体の構成例を示したもので、GPSを利用したタクシー配車用AVMシステムに実施した場合の例を示している。
図1において、11、12、13、14は車両(タクシー)に搭載される移動局で、通常運用(業務)中であり、管理センタ20から基地局21を経由して送られてくる指示を受けて業務を遂行している状態を示している。
【0015】
上記移動局11、12、13、14は、GPS衛星26からの電波を受信し、現在位置情報を取得する。
また、21、22、23は配車処理システムの基地局である。一般的に基地局21、22、23は、電波を利用して移動局11、12、13、14と双方向の通信を行ったり、有限資源である電波の管理などを行う機能を備えている。この場合、電波の届く範囲は限定されるため、例えば基地局21においては電波が届く基地局カバーエリア25内で移動局11、12、13、14との通信が可能である。
【0016】
基地局21は、各移動局11、12、13、14に対してポーリング方式によりデータを収集する。すなわち、基地局21は、各移動局11、12、13、14にポーリング信号P1の送信を行い、基地局カバーエリア25内の各移動局11、12、13、14からのポーリング信号の返信P11、P12、P13、P14の返信により、各移動局11、12、13、14の位置情報、車両の現在の状況を示す例えば「実車」、「空車」、「迎車」、「降車」等の動態情報、及び速度情報を管理センタ20から指定された移動局車両番号によりデータを収集する。
【0017】
そして、基地局21は、上記移動局11、12、13、14との間のポーリングにより収集した各移動局の位置情報、動態情報及び速度情報を移動局車両番号と共に管理センタ20へ送信する。
上記ポーリング方式によるデータ収集のための基地局21と移動局11、12、13、14間の業務用無線通信方式としては、例えばデジタルSCPC(Single Channel Per Carrier)無線システム(狭帯域デジタル通信方式標準規格ARIB STD−T61に準拠し、周波数分割により構成されたチャンネルにより通信を行うシステム)が使用される。
【0018】
管理センタ20は、基地局21、22、23に対して専用回線27などで接続されており、タクシー顧客からの要求に従い、例えば基地局21を介して収集する移動局11、12、13、14の位置情報及び動態情報から最適車両検索を行ってタクシー車両の配車を行う。また、管理センタ20は、各移動局11、12、13、14の速度情報を管理し、速度超過車両(速度違反車両)を監視している。この速度超過車両の監視動作については詳細を後述する。
【0019】
図2は、タクシー配車用AVMシステムにおける上記移動局11、12、13、14の構成例を示したものである。なお、各移動局11、12、13、14の構成は同じであるので、移動局11について説明する。
図2において、31はAVMシステムによる操作表示器で、この操作表示器31には、デジタル無線機32、カーナビ(カーナビゲーション)装置34、料金メータ36等が接続される。
【0020】
上記操作表示器31は、表示部311及び操作部312を備えると共に、CPU等の情報処理部313を備えている。上記表示部311は、待機場所や行先、顧客情報、更には乗務員への操作指示、警告メッセージ等を表示する。操作部312は、10キー等の入力キーの他、例えば「応答」、「了解」等のファンクションキーを備えている。情報処理部313は、移動局全体の制御処理を行うと共に、受信したメッセージの表示制御等を行う。
【0021】
上記デジタル無線機32は、無線通信用のアンテナ33を備え、業務用無線例えばデジタルSCPC方式の無線システムを使用して基地局21と無線通信を行う。
上記カーナビ装置34は、図示しないがGPS受信部及びGPS地図表示部を備え、GPS衛星26(図1参照)からの電波をGPSアンテナ35により受信し、現在位置情報を取得する。この現在位置情報は、操作表示器31の情報処理部313へ送られる。
【0022】
上記料金メータ36は、タクシー料金を表示する料金表示部361を備えると共に、図示しないが「実車」ボタン、「空車」ボタン、「迎車」ボタン、「降車」ボタン及び領収書発行用のプリンタ等を備えている。
上記操作表示器31の情報処理部313は、移動局の位置情報や動態情報に加えて速度情報を収集し、図1に示した基地局21からの定期的なポーリング信号に従ってそれぞれの車両番号と共に位置情報、動態情報、速度情報をデジタル無線機32から基地局21へ送信する。
【0023】
図3は、図1に示した配車処理システムにおいて、速度超過車両を監視し、速度超過車両に速度超過警告を自動通知する場合の概念図を示したものである。
図3において、11、12、13は基地局カバーエリア25内を正常走行している移動局、14は道路の法定速度を超過して走行している速度超過の移動局を示している。上記各移動局11〜14は、常時、基地局21からの定期的なポーリング信号を基点とし、現在の位置情報、動態情報、速度情報Aを管理センタ20へ送信している。管理センタ20は、AVMシステム201を備えると共に、このAVMシステム201に接続される車両管理情報データベース202及び道路情報データベース203を備え、AVMシステム201により基地局21を経由して各移動局11〜14と通信を行い、各移動局11〜14の位置情報、動態情報、速度情報Aを収集して車両管理情報データベース202に格納する。道路情報データベース203には、移動局11〜14が走行する各道路の法定速度が予め設定されている。
【0024】
次に、管理センタ20が速度超過している移動局14を特定して速度超過警告を自動通知する場合の処理動作を上記図1〜図3及び図4に示すフローチャートに従って説明する。
各移動局11〜14は、現在位置をカーナビ装置34にてGPS衛星26により検出して記憶しており、図3に示すように基地局21からの定期的なポーリング信号に従って位置情報、動態情報、速度情報Aを管理センタ20へ送信する。
【0025】
管理センタ20のAVMシステム201は、各移動局11〜14から送られてくる位置情報、動態情報、速度情報Aを受信すると(ステップA1)、この受信情報を車両管理情報データベース202に格納する(ステップA2)。そして、上記各移動局11〜14の位置情報及び速度情報と予め道路情報データベース203に設定されている道路の法定速度との照合を行う(ステップA3)。この場合、管理センタ20は、AVMシステム201により各移動局11〜14の位置情報に基づいて道路情報データベース203を検索して現在移動局が走行している道路の法定速度を読出し、移動局の走行速度が道路の法定速度を超えたかどうかを判定する(ステップA4)。移動局の走行速度が道路の法定速度を超えていなければ、ステップA1に戻って再び各移動局11〜14から送られてくる位置情報、動態情報、速度情報Aを受信する。
【0026】
また、上記ステップA4において、移動局の走行速度が道路の法定速度を超えていると判定された場合には、その移動局の速度超過の継続時間及び速度超過の累計時間を算出し(ステップA5)、速度超過の累計時間が予め設定した一定時間を超えたかどうかを判定する(ステップA6)。速度超過の累計時間が一定時間を超えていなければ、ステップA1に戻って各移動局11〜14から送られてくる位置情報、動態情報、速度情報Aを受信する。尚、判定の基準は、速度超過の累計時間に限らず、速度超過の継続時間としてもよい。
【0027】
上記ステップA6において、速度超過の累計時間が一定時間を超えていると判定された場合、すなわち警告基準を満たしていると判定された場合には、速度超過である旨の警告メッセージを該当する移動局へ送信する(ステップA7)。
ここで、例えば移動局14が一定の時間を超えて速度超過を行っていた場合には、管理センタ20は図3に示すように移動局14に対して速度超過である旨の警告メッセージBを送信する。移動局14は、管理センタ20から送られてきた警告メッセージBをデジタル無線機32で受信し、操作表示器31へ出力する。操作表示器31は、警告メッセージを情報処理部313により表示部311に表示し、更に必要に応じて警告灯やアラーム音等により乗務員に知らせ、安全運転を促す。
【0028】
移動局14の乗務員は、上記警告メッセージBによって速度超過であることを認識し、車両速度を減速させて安全運転を行う。
また、管理センタ20は、速度超過の警告メッセージBを送信しても速度超過を繰り返す移動局14に対しては、自動的に配車候補から除外する処置を行い、配車除外通知Cを送信する。すなわち、管理センタ20は、顧客から配車要求があった場合に配車候補の中から最適な移動局(車両)を検索するが、速度超過を繰り返す移動局14に対しては配車対象から除外すると共に配車除外通知Cを送信し、速度超過のない移動局を優先的に配車対象とする。また、上記配車除外通知Cを受信した移動局14は、以後除外を解除されない限り配車を受信できないようにする。
【0029】
次に、移動局の運行記録や乗務員別従事実績等の帳票を作成して、移動局の乗務員に対する教育・指導を行う場合について説明する。
図5は移動局の「運行記録」の例を示し、図6は「乗務員別従事実績月報」の記録例を示している。
図5に示す「運行記録」では、運行日付、移動局番号(車両番号101)と共に、「項番」、「時間」、「動態」、「地区名称」、「違反実績」、「速度超過累計」の記録項目を設けている。この「運行記録」の例では、「項番:3」において「空車」で「桶屋町」を走行した際に「速度超過」が記録されていると共に、「項番:10」において「元大工町」を走行した際に「速度超過累計」が一定時間を超えて「配車除外通知」を受けたことが記録されている。
【0030】
図6に示す「乗務員別従事実績月報」では、運行月、社員コード、社員名と共に、「日付」、「配車回数」、「実車回数」、「違反実績」、「速度超過累計」、「除外回数」の記録項目を設けている。この「乗務員別従事実績月報」では、「1日」の日付で「違反実績」があり、「速度超過累計:30分20秒」で「除外回数:3」が記録され、「29日」の日付で「違反実績」があり、「速度超過累計:10分10秒」で「除外回数:1」が記録されている。
【0031】
上記のような帳票を作成して社員即ち移動局の乗務員に示すことにより、車両の速度超過を無くして安全運転が行われるように教育・指導することができる。
上記実施例に示したようにポーリング信号を用いた業務用無線通信方式例えばSCPC方式で行われる配車処理システムにおいて、各移動局11〜14から送信される位置情報や動態情報に加えて速度情報を管理センタ20で管理し、上記位置情報及び速度情報と道路情報データベース203に予め設定された道路の法定速度との照合を行い、前記各移動局11〜14の速度超過の継続時間、速度超過の累計時間をそれぞれ算出し、速度超過の累計時間が予め設定した一定時間を超えた場合、即ち警告基準を満たしている場合に該当する移動局に警告を通知することにより、移動局11〜14の速度超過を管理者の感覚に頼ることなく自動的に検知して警告を通知でき、人為的なミスの発生を防止して速度超過の監視を適切に行うことができる。また、管理者は移動局11〜14の速度超過を監視することなく配車業務に集中できるので、管理者の負担を軽減することができる。
【0032】
また、移動局11〜14が速度超過を繰り返す場合には、該当する移動局を配車対象から除外することにより、その移動局の乗務員に速度超過であることを確実に認識させて速度違反を抑止でき、安全運転を促すことができる。すなわち、速度超過を繰り返す移動局の乗務員は、無線配車を受けることができなくなるので、以後、速度超過を反省して安全運転を心がけるようになり、この結果、車両走行時の安全性を向上することができる。
【0033】
なお、本発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるものである。
【符号の説明】
【0034】
11〜14…移動局、20…管理センタ、201…AVMシステム、202…車両管理情報データベース、203…道路情報データベース、21、22、23…基地局、25…基地局カバーエリア、26…GPS衛星、27…専用回線、31…操作表示器、311…表示部、312…操作部、313…情報処理部、32…デジタル無線機、33…デジタル無線機の無線通信用アンテナ、34…カーナビ装置、35…GPSアンテナ、36…料金メータ、361…料金表示部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自車両の車両番号と位置情報や動態情報及び速度情報を無線送信する移動局と、ポーリングにより前記移動局からの送信情報を収集すると共に配車情報を前記移動局に送信して配車処理する管理センタとにより構成される配車処理システムであって、
前記管理センタは、前記各移動局の位置情報や動態情報に加えて速度情報を管理し、前記位置情報及び速度情報と道路情報データベース上に予め設定された道路の法定速度との照合を行い、速度超過の時間を算出し、該速度超過の時間が一定の時間を超えた場合に当該移動局に警告を通知することを特徴とする配車処理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−224686(P2010−224686A)
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−69003(P2009−69003)
【出願日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【出願人】(000001122)株式会社日立国際電気 (5,007)
【Fターム(参考)】