説明

金型落下防止装置

【課題】金型ラックに保管されている金型が不測に落下してしまうことを防止できる金型落下防止装置を提供する。
【解決手段】金型ラック1に載置されている金型4の前方において、金型4の落下を阻止する起立状態と金型4の落下を阻止しない倒伏状態とに回動可能に下端を軸支された落下防止部材8と、落下防止部材8の起立状態を保持するストッパ9とを備える。落下防止部材8は、金型4の前方において起立状態となって金型4の前部を支えるため、金型ラック1に保管されている金型4が不測に落下してしまうことを防止できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、金型ラックに保管されている金型が不測に落下してしまうことを防止する金型落下防止装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、プラスチック製品の成形工場やプレス工場等においては、射出成形用金型、プレス用金型等の多数の金型を使用しない場合には、金型ラック(金型保管棚)に保管している。なお、金型ラックとしては、金型の保管棚からの出し入れを自動化したり、台車を用いて比較的弱い力で移動できるようにしたものが公知となっている(特許文献1〜3)。
【0003】
【特許文献1】特開平6−340309号公報
【特許文献2】特開2006−205486号公報
【特許文献3】特開2006−219211号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の金型ラックでは、金型ラックの載置部に載置されている金型が、例えば、地震により金型ラックごと揺すられた場合、不測に落下してしまうことを防止できる機構が設けられていなかった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、金型ラックに保管されている金型が不測に落下してしまうことを防止できる金型落下防止装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に係る金型落下防止装置は、上記課題を解決するために、金型ラックに載置されている金型の落下を阻止する起立状態と前記金型の落下を阻止しない倒伏状態とに回動可能に下端を軸支された落下防止部材と、前記落下防止部材の前記起立状態を保持するストッパと、を備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項2に係る金型落下防止装置は、請求項1に係る金型落下防止装置において、前記ストッパは、前記落下防止部材の回動軌跡に干渉して前記落下防止部材の前記起立状態を保持するロック位置と、ロック解除位置とに回動可能に設けられていることを特徴とするものである。
【0008】
請求項3に係る金型落下防止装置は、請求項2に係る金型落下防止装置において、前記金型ラックに取り付けられる取付ベースを備え、前記取付ベースに前記ストッパをロック位置に保持する凹部が形成されていることを特徴とするものである。
【0009】
請求項4に係る金型落下防止装置は、請求項1に係る金型落下防止装置において、前記落下防止部材と一体に回動する操作杆と、前記操作杆の下端に形成されたフックと前記金型ラックに形成された掛止部とからなる前記ストッパとを有し、前記フックと前記掛止部との係合により、前記落下防止部材の前記起立状態が保持されることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に係る金型落下防止装置によれば、倒伏状態にある落下防止部材を回動して起立状態とすると、落下防止部材が金型ラックに載置されている金型の落下を阻止する起立状態となり、ストッパによって落下防止部材の起立状態を保持することにより、落下防止部材によって金型が支えられるため、金型ラックに保管されている金型が不測に落下してしまうことを防止できる。
【0011】
請求項2に係る金型落下防止装置によれば、落下防止部材を回動して起立状態とした後、ストッパをロック位置に回動すると、ストッパが落下防止部材の回動を規制する位置に移動して落下防止部材の起立状態を保持できる一方、金型を出し入れする際には、ストッパをロック解除位置に回動した後、落下防止部材を回動して倒伏状態とすると、落下防止部材を金型の落下を阻止しない位置とすることができる。よって、金型の落下防止時と金型の出し入れ時との切替を、簡単な操作で実現することができる。
【0012】
請求項3に係る金型落下防止装置によれば、ストッパをロック位置に回動すると、金型ラックに取り付けられる取付ベースに形成された凹部にストッパが保持されることにより、ストッパが落下防止部材の回動を規制する位置に保持され、落下防止部材の起立状態を保持できる。取付ベースに凹部を形成するだけの簡単な構造で、落下防止部材の起立状態及びストッパのロック位置を確実に保持することができる。
【0013】
請求項4に係る金型落下防止装置によれば、操作杆を操作すると、操作杆と一体に落下防止部材が回動して起立状態とすることができ、落下防止部材を起立状態とした後、操作杆の下端に形成されたフックを、金型ラックに形成された掛止部に係止することにより、落下防止部材の起立状態を保持することができる。金型の出し入れの際には、操作杆の下端のフックを掛止部から外し、操作杆を逆の方向に操作すると、操作杆と一体に落下防止部材が回動して倒伏状態とすることができる。よって、操作杆を介して軽く操作ができるので、操作時間がかからない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態に係る金型落下防止装置を備えた金型ラックの正面図である。金型ラック1は、使用しない金型(例えば、射出成形用金型、プレス用金型等)4を整理保管するための保管棚である。金型ラック1は、前後左右に所定間隔を開けて上下方向に立設された複数の支柱2と、金型ラック1の長手方向に沿って各支柱2、2間において上下に金型収納スペースとしての間隔を開けて横架された複数の横桟3とを備えている。図1においては、金型ラック1は中段及び上段の2段の金型収納スペースが図示されている。
【0015】
金型ラック1の前後の横桟3間にはパレット5が載置され、パレット5上には金型4が載置されている。金型4は、パレット5上に載置された状態で、フォークリフト(図示せず、フォークをパレットの孔部に差し込んで持ち上げること)によりパレットと一緒に金型ラック1の収納スペースから出し入れされる。
【0016】
金型落下防止装置6は、金型ラック1に載置されている金型4が落下してしまうことを防止するものであって、金型ラック1の中段及び上段の各横桟3の正面(前面)に配設されている。
【0017】
[第1実施形態]
次に、図1において、中段の横桟3の前面に配設されている第1実施形態の金型落下防止装置6について説明する。第1実施形態の金型落下防止装置6は、作業者が手で作業を行える程度の高さに配置されている。図2は第1実施形態の金型落下防止装置6の拡大正面図であり、図3は金型落下防止装置6の拡大側面図であり、図4は金型落下防止装置6の拡大平面図である。
【0018】
金型落下防止装置6は、概略として、金型ラック1の横桟3の前面に対して取り付けられる取付ベース7と、金型ラック1に収納されている金型4の前方において、金型4の落下を阻止する起立状態と、金型4の落下を阻止しない倒伏状態との間で手動で回動可能に、取付ベース7に下端を前後方向の軸によって軸支された落下防止部材8と、手動操作により、落下防止部材8の起立状態を保持するロック位置と、落下防止部材8の起立状態から倒伏状態への回動を阻止しないロック解除位置とに移動可能に設けられたストッパ9とを備えている。
【0019】
取付ベース7は、図3に示すように、横桟3の前面に対して取り付けられる背板10と、背板10の前方に対向する前板11と、背板10の下端と前板11の下端とを連接する底板12とを一体に備え、上方及び左右の側方が開放されている。背板10の左右両側寄りには取付用孔13、13がぞれぞれ穿設され(図2〜図4参照)、取付ベース7は、取付用孔13、13に対してボルト(図示せず)ナット(図示せず)を用いて金型ラック1の横桟3の前面に対して取り付けられる。背板10の一側寄りにはストッパ支持部14が前方に向けて突設され、ストッパ支持部14には左右方向に支軸孔15が設けられている。
【0020】
図2に示すように、取付ベース7の前板11の上端縁には、前板の中央に向けてU字状に切り欠かれたストッパ挿入溝16(請求項3に記載の凹部に相当する)が形成され、ストッパ挿入溝16は上方に開放されている。また、図2〜図4に示すように、前板11の他側寄りの中央部には支持孔17が設けられ、前板11の他側寄りの前面には、落下防止部材8が配設されている。
【0021】
落下防止部材8は、起立状態で、その上端が金型4の厚み方向中央から上端面に達する程度の長さの長尺な角材であり、本実施形態では角パイプで構成されている。落下防止部材8の下端部中央には前後方向に軸孔18が設けられ、落下防止部材8の下端縁の一側部には角がカットされた丸み部19が形成されている。
【0022】
前板11の支持孔17には前板11の裏面から支軸としてのボルト20が挿通され、さらにボルト20が落下防止部材8の軸孔18に挿通され、落下防止部材8の前方から、ボルト20の先端に平座金27とバネ座金21が順に挿通され、ボルト20の先端からナット22が螺合されてナット22がボルト20へ締め込まれ、さらにボルト20の先端からナット28が螺合されてナット28がボルト20へ締め込まれる。これにより、落下防止部材8の下端部が取付ベース7の前板11の前面に回動可能に軸支される。
【0023】
なお、平座金27は、バネ座金21の角が直接に落下防止部材8に当接させないための受けである。また、ナット28は、ナット22が緩むのを規制する緩み止めである。また、バネ座金21による付勢力により、落下防止部材8の裏面を前板11の前面に向けて押圧し、この押圧力により落下防止部材8の起立状態にある場合に摩擦力によって状態保持を可能としている。また、落下防止部材8は、手動によりボルト20の回りに回動可能である。
【0024】
ストッパ9は、丸棒よりなると共にその先端部分が前板11のストッパ挿入溝16に挿入されるロック部23とされ、他端が略直角に折曲されて軸部24とされ、手動により操作可能なレバーとされている。ストッパ9は、軸部24が背板10に形成されたストッパ支持部14の支軸孔15に他側方向から挿入されて回動自在に支持され、軸部24の先端がカシメ止めされて抜け止めされている。なお、ストッパ9は、軸部24を中心として手動でロック部23を回動することができる。
【0025】
取付ベース7の底板12の裏面両端の前縁寄りには、前方に向けて落下防止部材8の回動軌道に延伸した規制板25、26がそれぞれ設けられている(図2〜図4参照)。
【0026】
[落下防止部材8の作用]
以上のように構成された落下防止部材8の作用について説明する。図1に示すように、落下防止部材8が起立状態であるときには、落下防止部材8が金型ラック1に載置されている金型4の前方において起立状態となって金型4の前部を支えるため、金型ラック1に保管されている金型4が不測に落下してしまうことを防止できる。
【0027】
また、図2〜図4に示すように、ストッパ9のロック部23が前板11のストッパ挿入溝16に挿入されているロック位置にある場合には、ロック部23が前板11の前面から前方に突出されて落下防止部材8の回動を規制する位置に配置される。ストッパ9のロック部23が落下防止部材8の起立状態から倒伏状態への回動方向(図2の時計方向)に面する側面にストッパ9のロック部23が近接して配置されるため、落下防止部材8がボルト20の回りに起立状態から倒伏状態へ回動した場合にロック部23に当接し、落下防止部材8の回動がロック部23で規制されてそれ以上の時計方向の回動が不可能であるため、落下防止部材8の起立状態が保持される。
【0028】
なお、落下防止部材8のボルト20の回りの反時計方向への回動は、図2において左側の規制板25に落下防止部材8の下端面が当接することにより回動位置が規制されるため、ほぼ起立状態に保持される。
【0029】
金型ラック1に対して金型4を出し入れする際には、まず、手動によりストッパ9のロック部23を上方に持ち上げて回動させると(図3において時計方向に回動させると)、ロック部23がストッパ挿入溝16より離脱し、さらにロック部23を回動させて起立状態とすると、落下防止部材8の起立状態から倒伏状態への回動を阻止しないロック解除位置とすることができる。次いで、手動により、起立状態にある落下防止部材8を図2の時計方向に回動させると、落下防止部材8が図2において右側の規制板26に落下防止部材8の一側面が当接することにより回動位置が規制されて落下防止部材8が略水平となる倒伏状態とすることができる。
【0030】
落下防止部材8が倒伏状態にあるときには、落下防止部材8の長手方向が金型ラック1の横桟3の前方に横桟3の長手方向に沿う状態となるため、金型4の落下を阻止することはなく、落下防止部材8が保管されている金型4の前方から下方に退避し、金型4の出し入れの際に障害となることはない。このように、金型4の落下防止時と金型4の出し入れ時との切替を、手動による簡単な操作で実現することができる。
【0031】
[第2実施形態]
次に、図1において、上段の横桟3の前面に配設されている第2実施形態の金型落下防止装置30について説明する。第2実施形態の金型落下防止装置30は、作業者が手で直接作業を行うことができない高さに配置されている。図5は第2実施形態の金型落下防止装置30の拡大正面図である(落下防止部材8が起立状態)。また、図6は第2実施形態の金型落下防止装置30の拡大正面図である(落下防止部材8が倒伏状態)。
【0032】
第2実施形態の金型落下防止装置30は、第1実施形態の金型落下防止装置6が備えているストッパ9、ストッパ支持部14、前板11に形成されたストッパ挿入溝16を備えておらず、落下防止部材8の前面に該落下防止部材8と一体に回動する手動操作用の操作杆31が設けられ、操作杆31の下端に形成されたフック39と、金型ラック1の支柱2に形成された掛止部40とによりストッパ38が構成され、フック39を掛止部40に係止させることにより、落下防止部材8の起立状態が保持される点が異なる。また、第1実施形態と同じ構成要素には同一の符号を付してあり、詳細な説明は省略する。
【0033】
図5において、操作杆31は、金型ラック1の支柱2の長手方向に沿って配置された上下方向に長尺の縦棒32と、縦棒32の上端から水平方向に向けて直角に折曲されて落下防止部材8まで延伸された横棒33と、横棒33の先端から上方に向けて直角に折曲されて落下防止部材8の長手方向に沿って配置された取付棒34とを有し、補強のために、取付棒34の上端と横棒33の中間部とに亘って斜め棒35が、例えば、溶接により固着されると共に、縦棒32の上端寄りと横棒33の中間部に亘って斜め棒36が、例えば、溶接により固着され、トラス構造となっている。なお、横棒33、取付棒34、斜め棒35及び斜め棒36は、金属製の丸棒で構成されている。また、縦棒32は、強度を持たすため、中間部分がパイプ37で形成され、パイプ37の上端及び下端にそれぞれ金属製の丸棒が連結された構造となっている。
【0034】
操作杆31は、落下防止部材8の前面に当接する取付棒34と、横棒33の先端部分とが、落下防止部材8の前面に、例えば、溶接等により一体に固着されている。このため、落下防止部材8がボルト20の回りに回動すると、操作杆31は落下防止部材8と一体に回動する。
【0035】
操作杆31の下端に形成されたフック39は、操作杆31の下端を手前方向から上方に向けて屈曲されて形成されている。また、図7は掛止部40を拡大して示す平面図である。掛止部40は、支柱2の前面から前方に延び出した互いに向き合う2本の支脚部41、41と、支柱2の幅方向に沿って支脚部41、41間に亘るベース42と、ベース42の左右両端から前方に向けてそれぞれ延び出した基部43と、基部43の先端から支柱2の幅方向中央に向けてそれぞれ折曲された互いに向き合う2つの引掛け部44、44とを有し、引掛け部44、44間にフック39を挿脱するための間隔45が形成されている。
【0036】
[金型落下防止装置30の作用]
図5に示すように、落下防止部材8が起立状態であるときには、落下防止部材8が金型ラック1に載置されている金型4の前方において起立状態となって金型4の前部を支えるため、金型ラック1に保管されている金型4が不測に落下してしまうことを防止できる。
【0037】
操作杆31の下端に形成されたフック39と、金型ラック1の支柱2に形成された掛止部40とによりストッパ38が構成され、フック39を掛止部40の一方の(左側の)引掛け部44に係止させることにより、落下防止部材8を起立状態から倒伏状態へ(図2の時計方向へ)回動しようとすると、フック39が掛止部40の基部43に当接するため、回動動作が阻止され、落下防止部材8の起立状態が保持される。
【0038】
金型を出し入れする際には、操作杆31の下端のフック39を間隔45を介して掛止部40の引掛け部44から外し、手動により操作杆31を左方に移動させて持ち上げると、操作杆31と一体に落下防止部材8がボルト20の回りに図5の時計方向に回動し、落下防止部材8が図2において右側の規制板26に落下防止部材8の一側面が当接することにより回動位置が規制され、落下防止部材8を倒伏状態とすることができる(図6参照)。
【0039】
金型4の落下防止を行う時には、金型4を出し入れする際の操作と逆の操作となり、図6において、手動により操作杆31を下方に押し下げると、操作杆31と一体に落下防止部材8がボルト20の回りに図6の反時計方向に回動して起立状態とすることができ、落下防止部材8を起立状態とした後、操作杆31の下端のフック39を、支柱2に形成された掛止部40の間隔45を介して引掛け部44に係止することにより、落下防止部材8の起立状態を保持することができる。これらの手動による操作杆31の操作は、作業者が片手で軽く行うことができ、操作時間がかからない。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の実施形態に係る金型落下防止装置を備えた金型ラックの正面図である。
【図2】第1実施形態の金型落下防止装置の拡大正面図である。
【図3】同上の金型落下防止装置の拡大側面図である。
【図4】同上の金型落下防止装置の拡大平面図である。
【図5】第2実施形態の金型落下防止装置の拡大正面図である(起立状態)。
【図6】第2実施形態の金型落下防止装置の拡大正面図である(倒伏状態)。
【図7】掛止部を拡大して示す平面図である。
【符号の説明】
【0041】
1 金型ラック
2 支柱
3 横桟
4 金型
5 パレット
6 金型落下防止装置(第1実施形態)
7 取付ベース
8 落下防止部材
9 ストッパ
10 背板
11 前板
12 底板
13 取付用孔
14 ストッパ支持部
15 支軸孔
16 ストッパ挿入溝
17 支持孔
18 軸孔
19 丸み部
20 ボルト
21 バネ座金
22 ナット
23 ロック部
24 軸部
25 規制板
26 規制板
27 平座金
28 ナット
30 金型落下防止装置(第2実施形態)
31 操作杆
32 縦棒
33 横棒
34 取付棒
35 斜め棒
36 斜め棒
37 パイプ
38 ストッパ
39 フック
40 掛止部
41 支脚部
42 ベース
43 基部
44 引掛け部
45 間隔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金型ラックに載置されている金型の落下を阻止する起立状態と前記金型の落下を阻止しない倒伏状態とに回動可能に下端を軸支された落下防止部材と、
前記落下防止部材の前記起立状態を保持するストッパと、を備えた
ことを特徴とする金型落下防止装置。
【請求項2】
前記ストッパは、前記落下防止部材の回動軌跡に干渉して前記落下防止部材の前記起立状態を保持するロック位置と、ロック解除位置とに回動可能に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の金型落下防止装置。
【請求項3】
前記金型ラックに取り付けられる取付ベースを備え、前記取付ベースに前記ストッパをロック位置に保持する凹部が形成されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の金型落下防止装置。
【請求項4】
前記落下防止部材と一体に回動する操作杆と、
前記操作杆の下端に形成されたフックと、前記金型ラックに形成された掛止部とからなる前記ストッパとを有し、
前記フックと前記掛止部との係合により、前記落下防止部材の前記起立状態が保持される、ことを特徴とする請求項1に記載の金型落下防止装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−137978(P2010−137978A)
【公開日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−318051(P2008−318051)
【出願日】平成20年12月15日(2008.12.15)
【出願人】(000146434)株式会社城南製作所 (47)
【Fターム(参考)】