説明

録画再生装置

【課題】 録画された多数の番組に対してユーザーの消去操作の負担と誤消去の危険性を軽減できる録画再生装置を提供することにある。
【解決手段】 符号化された映像データを含むコンテンツを記録する主記録媒体HDD103と、録画予約を設定する録画予約設定手段203と、録画予約設定手段による録画予約設定に基づいて主記録媒体HDD103に番組の映像データを録画する録画実行手段206とを有し、映像データの録画および再生を行う録画再生装置1であって、録画予約される番組に有効期限を設定する有効期限設定手段204と、番組の有効期限および現在時刻に基づいて、番組を分類し、分類された番組ごとに録画番組一覧表示を行う一覧表示手段212とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビ番組などの録画/再生を行う録画再生装置に関し、特に録画番組の管理に適用して有効な技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
HDD(ハードディスクドライブ)など装置に内蔵される主記録媒体の大容量化、低価格化、主記録媒体への記録再生アクセス速度の高速化、記録再生伝送速度の高速化、および動画を含む画像信号および音声信号を圧縮符号化する処理の高速化が進んだことに伴い、これらの技術を用いて、テレビ番組の画像信号および音声信号を圧縮符号化して記録し、復号して再生することができ、また、長期間の保管用のためのDVD−Rなど装置に着脱可能な第2の記録媒体に主記録媒体HDD内の録画番組をダビングできる録画再生装置が製品化されるようになってきた。
【0003】
このような録画再生装置によれば、HDDに代表される大容量の主記録媒体に複数のテレビ番組の画像信号および音声信号を記録することが可能となる。例えば400GBの大容量HDDを搭載した録画再生装置では、LP記録モードで約360時間、SP記録モードで約180時間の長時間で膨大な番組の映像データが記録可能であり、また、装置に着脱可能な第2の記録媒体であるDVD−Rも、1枚で4.7GBの容量を持つDVD−Rメディアの場合には、LP記録モードで約4時間、SP記録モードで約2時間の映像データが記録可能である。
【0004】
このため、このような録画再生装置には、複数の番組を予約録画することができるように録画する番組を設定する機能と、毎日の天気予報や連続ドラマのように複数回にわたって放送される番組の録画を一つの録画予約で設定できる機能を持たせるようにすることが望ましい。また、録画された番組を一覧表示できる機能や既に視聴した番組を消去できる機能を持たせるようにすることが望ましい。
【0005】
しかしながら、HDDが大容量化されるのに伴って、HDD内に録画保存される番組数が膨大になるため、視聴して保存不要となった番組や2日前の天気予報番組など視聴せずとも保存不要となった多数の番組を、必要の都度、ユーザーが消去操作によって消去する必要があるため、ユーザーの負担が多大となる上にユーザーが録画番組を誤消去する危険性が増してしまう。
【0006】
そこで、従来では、複数回にわたって放送される番組を一つの録画予約で録画する場合に、前回の放送時に記録した番組を今回の放送時に記録を実行する直前(1分前など)に自動的に消去することにより、ユーザーの消去操作の負担を軽減することができるようにしているものがあった(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
また、複数回にわたって放送される番組を一つの録画予約で録画する場合に、ユーザーが自動消去の間隔を設定し、その間隔で自動的に消去することにより、ユーザーの消去操作の負担を軽減することができるようにしているものがあった(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開2002− 33986号公報
【特許文献2】特開2004−180061号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1,2に記載されたものは、複数回にわたって放送される番組を一つの録画予約で録画する場合にのみユーザーの消去操作の負担が軽減されるものであり、単発の番組の録画に対してはユーザーの消去操作の負担や誤消去の危険性が軽減されないという、なお改善すべき課題があった。
【0009】
また、HDDが大容量化されるのに伴って、HDD内に録画保存される番組数が膨大になるため、以下の課題が顕著になってくる。
【0010】
第1の課題は、HDD内に録画保存される番組が、ユーザーが視聴したい肝心の未視聴の番組だけでなく、未視聴であっても数日前のニュースや天気予報の録画番組など既に視聴する価値が無くなった番組や、毎朝の連続ドラマの録画番組など1週間まとめて視聴する目的で未視聴のまま保管している番組や、未視聴/既視聴に関係なく永久保管を目的として保管している番組や、既に視聴する価値が無くなってはいるが、ユーザーが消去していない番組など、膨大な数あるために、例え「未視聴」といった検索キーによって録画番組を絞込み検索をしたとしても、ユーザーが視聴したい肝心の録画番組を探すのが難しいということである。
【0011】
第2の課題は、長期間の保管用のためのDVD−Rなど装置に着脱可能な第2の記録媒体にHDD内の録画された番組をダビングする際に、HDD内に録画保存された番組が膨大であるために、第2の記録媒体にダビング対象とする目的で保存された番組がどれかユーザーが容易に判断できないということである。また、DVD−Rにダビングする録画番組がHDD内に必要充分の容量だけ貯まったかどうか、ユーザーが容易に判断できないということである。
【0012】
そこで、本発明の目的は、多数の録画番組を記録できる主記録媒体を有する録画再生装置において、ユーザーが再生したい録画番組を探すのが容易になり、永久保存すべき録画番組および削除すべき録画番組を容易に判別することができ、録画された多数の番組に対してユーザーの消去操作の負担と誤消去の危険性を軽減できる録画再生装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明による録画再生装置は、符号化された映像データを含むコンテンツを記録する記録媒体と、録画予約を設定する録画予約設定手段と、録画予約設定手段による録画予約設定に基づいて記録媒体に番組の映像データを録画する録画実行手段とを有し、映像データの録画および再生を行う録画再生装置であって、録画予約される番組に有効期限を設定する有効期限設定手段と、番組の有効期限および現在時刻に基づいて、番組を分類し、分類された番組ごとに録画番組一覧表示を行う一覧表示手段とを備えたものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、有効期限が現在時刻より後の新しい録画番組だけを通常の番組一覧表示とするほか、有効期限が永久保管とされた録画番組だけを永久保管の番組一覧表示とするため、ユーザーが再生したい録画番組を探すのが容易になる。
【0015】
また、本発明によれば、長期間の保管用のためのDVD−Rなど装置に着脱可能な第2の記録媒体にダビングする目的でハードディスク内に保存した録画番組だけを永久保管の番組一覧表示とするため、ユーザーが永久保管の番組を容易に判別できる。
【0016】
また、本発明によれば、永久保管の番組がHDD内に必要充分の容量貯まった時にユーザーに報知されるため、DVD−Rなどの第2の記録媒体に録画番組をダビングする操作をユーザーが効率良くできるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0018】
<録画再生装置の構成>
図1により、本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の構成について説明する。図1は本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の構成を示す構成図である。
【0019】
図1において、録画再生装置1は、主記録媒体HDD103、第2の記録媒体104、チューナー105、エンコーダ106、デコーダ107、オーバーレイ部108、メニュー表示部109、ユーザー入力部111、CPU112、バス113、ROM114、RAM115、RTC116から構成される。
【0020】
この録画再生装置1には、アンテナ101およびモニター102が接続されている。この録画再生装置1は、アンテナ101で受信された電波から得られた映像および音声を主記録媒体HDD103に記録し、記録された映像をモニター102上で再生することができる。また、主記録媒体HDD103に記録された映像データは、必要に応じて装置に着脱可能なDVD−Rなど第2の記録媒体にダビングすることができる。
【0021】
録画再生装置1のチューナー105は、アンテナ101で受信された電波から目的のチャンネルを選局し、そのチャンネルの映像および音声をエンコーダ106に与える。エンコーダ106は、与えられた映像および音声を所定の記録形式で符号化する。
【0022】
エンコーダ106により符号化されたデータは、主記録媒体HDD103に記録される。デコーダ107は、主記録媒体HDD103に記録されたデータを復号化し、復号化した映像のデータをオーバーレイ部108に出力する。
【0023】
また、メニュー表示部109は、録画再生装置1の動作設定や状況を表す表示データを作成する。オーバーレイ部108は、デコーダ107からの映像のデータにメニュー表示部109からの表示データを合成した所定の表示形式の映像を生成する。オーバーレイ部108により生成された映像が、モニター102上に表示される。
【0024】
モニター102に表示された映像を見る指示やその他の録画再生装置1に対する指示をユーザーが行うのに、例えばリモコン110が用いられる。ユーザーがリモコン110を用いて指示を入力すると、ユーザー入力部111が、リモコン110からの入力を受け付け、その内容をCPU112に伝える。CPU112は、バス113を通じて行われるデータ転送や録画再生装置1における各種の処理を制御する。
【0025】
ROM114には、プログラムが記録されており、CPU112は、RAM115や主記録媒体HDD103を用いながら、このプログラムに従って動作する。RTC116は、リアルタイムクロックであり、常に現在時刻を保持し、プログラムされた指定の時刻になると、装置の動作のために必要な電源を投入してCPU112に指定の時刻になったことを通知する。
【0026】
ここで、ROM114には、容量設定手段201、録画予約設定手段203、有効期限設定手段204、録画実行手段206、容量判定手段209、自動消去手段210、ユーザー報知手段211、一覧表示手段212、有効期限変更手段213、再生実行手段214、再生終了検知手段215を実現するためのプログラムが記録されている。
【0027】
また、主記録媒体HDD103には、有効期限初期値テーブル20、設定容量値202、録画予約データ205、録画済み番組管理データ207、録画済み番組映像データ208を格納するデータ領域が設けられている。
【0028】
設定容量値202としては、自動消去対象録画データの保存限度容量202aおよび永久保管対象録画データの報知設定容量202bの情報が格納されている。
【0029】
CPU112やROM114、RAM115、RTC116、主記録媒体HDD103などによって構成される録画再生装置1内のコンピュータと、ROM114内に記録されているプログラムが協働することによって、録画再生装置1として機能するようになっている。
【0030】
<録画再生装置の録画済み管理データおよび有効期限初期値テーブルの一例>
次に、図2〜図4により、本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の録画済み番組管理データ207および有効期限初期値テーブル20の一例について説明する。図2は本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の録画済み番組管理データとして格納される録画番組テーブルの一例を示す図、図3は本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の録画済み番組管理データとして格納される容量テーブルの一例を示す図、図4は本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の有効期限初期値テーブルの一例を示す図である。
【0031】
図2において、録画番組テーブル207aは、録画済み番組に関する情報が格納されており、例えば、録画日、チャンネル、開始時刻、録画時間、番組名、画質、映像データ名、容量、有効期限の情報が格納されている。有効期限の情報は、録画済み番組が保存しておく価値が無くなるまでの日時が設定されており、本実施の形態では、この有効期限の情報に基づいて、録画済み番組をグループ分けすることにより、録画済み番組の管理が行われている。
【0032】
また、図3において、容量テーブル207bは、録画済み番組の録画データの合計容量に関する情報が格納されており、例えば、有効期限の情報によりグループ分けされた、自動消去対象録画データ容量、永久保管対象録画データ容量、その他の通常録画データ容量のそれぞれの合計容量が格納されている。
【0033】
また、図4において、有効期限初期値テーブル20は、番組の予約を行う際に初期値として設定される有効期限に関する情報が格納されており、例えば、連続予約と番組名に含まれる語句の組み合わせによる有効期限が格納されている。
【0034】
ここで、有効期限とは、録画された番組を視聴する価値が持続し主記憶媒体HDD103内に保存しておく必要のあるグループAから視聴する価値が低くなり主記憶媒体HDD103内に必ずしも保存しておかなくてもよいグループBに変更させる日時のことと定義する。
【0035】
また、有効期限を永久保管とするとは、いつまでも有効期限に到達しないようにする、すなわち、録画された番組を視聴する価値が常に持続し主記憶媒体HDD103内にずっと保存しておくグループCに所属させることと定義する。
【0036】
<録画再生装置の動作および表示例>
次に、図5〜図19により、本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の動作および表示例について説明する。図5は本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の動作を示すフローチャート、図6は本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の自動消去処理ルーチンの動作を示すフローチャート、図7は本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の録画予約処理ルーチンの動作を示すフローチャート、図8は本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の一覧表示処理ルーチンの動作を示すフローチャート、図9は本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の有効期限変更処理ルーチンの動作を示すフローチャート、図10〜図19は本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の動作時の画面表示の一例を示す図である。
【0037】
まず、CPU112は、購入後で初期設定が完了していない状態であるかどうかを判断し、初期設定が完了していない状態であった場合には、初期処理ルーチンを実行する。
【0038】
この初期処理ルーチンでは、CPU112は、例えば、日時設定を行うための日時設定画面をモニター102に表示し、ユーザーが現在の日時を画面上で設定する。ユーザーが設定した日時は、CPU112がRTC116に書き込む。次に、CPU112は、自動消去対象録画データの保存限度容量202aおよび永久保管対象録画データの報知設定容量202bの情報を設定するための容量設定画面を表示し、設定容量値202に格納されている自動消去対象録画データの保存限度容量202aと永久保管対象録画データの報知設定容量202bの初期値を表示する。
【0039】
なお、自動消去対象録画データの保存限度容量202aおよび永久保管対象録画データの報知設定容量202bは、録画再生装置として固定値としての初期値は持たずに、ユーザーによる初期設定時にユーザーが設定するようにしてもよい。
【0040】
CPU112は、ユーザーが容量設定画面上でこれら容量値を変更せずに、例えば「決定」を選択した場合はその初期値を、ユーザーが変更して「決定」を選択した場合はその変更した容量値を、設定容量値202(202a,202b)として書き込む。
【0041】
永久保管対象録画データの報知設定容量202bの設定値は、ユーザーの使い勝手の観点から、DVD−Rなど装置に着脱可能な第2の記録媒体容量の2倍から4倍程度を設定するのが望ましい。ここでは、自動消去対象録画データの保存限度容量202aとして120GB、永久保管対象録画データの報知設定容量202bとして20GBが設定されたものとする。この処理は容量設定手段201により処理されている。
【0042】
次に、CPU112は、ユーザーからの指示に従って、テレビ放送の受信地域や受信チャンネルや電子番組表の受信チャンネルなど、初期設定を行い、初期処理ルーチンを終了する。
【0043】
そして、初期ルーチンの処理が終了した後は、通常の処理となり、図5に示すように、まず、CPU112は、自動消去処理ルーチンを実行し(ステップS1)、次に、CPU112は、電源投入がユーザーによるものか、RTC116によるものかを判断し(ステップS2)、RTC116による電源投入の場合は、録画処理ルーチンを実行して(ステップS3)、録画処理ルーチンが終了すると処理を終了する。
【0044】
また、ステップS2でユーザーによる電源投入の場合は、図10に示すようなメニュー画面を表示する(ステップS4)。そして、図10に示すようなメニュー画面において、ユーザーからのメニュー画面による操作の処理を行う(ステップS5)。
【0045】
図10に示す例では、「録画予約」が指示された時は録画予約処理ルーチンを実行し、「番組一覧」が指示された時は番組一覧表示ルーチンを実行し、「TV」が指示された時は放送中のテレビ番組をモニター102上で再生するテレビ表示処理を実行し、「補助機能」が指示された時は主記録媒体HDD103に記録された映像データを第2の記録媒体(DVD−Rなど)へダビングする処理などの録画再生装置1のその他の各種補助処理を行い、「電源切」が指示された時は装置の電源をオフにして装置をスタンバイ状態にして処理を終了する。
【0046】
次に、図5のステップS1による自動消去処理ルーチンの動作について説明する。
【0047】
自動消去処理ルーチンでは、図6に示すように、まず、図1に示す録画済み番組管理データ207領域内にある容量テーブル207bを計算し更新する(ステップS41)。具体的には、ステップS41においては、有効期限が現在時刻より以前の録画番組の容量合計を計算して容量テーブル207bの自動消去対象録画データ容量301とし、有効期限が「永久保管」の録画番組の容量合計を計算して永久保管対象録画データ容量302とし、有効期限が現在時刻よりも後の録画番組の容量合計を計算してその他の通常録画データ容量303とする。
【0048】
次のステップS42では、自動消去対象録画データ容量301が自動消去対象録画データの保存限度容量202a以上になったかどうかを判断し、なっていない場合は何もせずにステップS45に進み、なった場合には、有効期限の一番古い番組を録画番組テーブル207aから削除すると共に対応する映像データを録画済み番組映像データ208から削除(ステップS43)した後、自動消去対象録画データ容量301を再計算(ステップS44)して、ステップS42に戻る。
【0049】
次のステップS45では、永久保管対象録画データ容量302が永久保管対象録画データの報知設定容量202b以上になったかどうかを判断し、なっていない場合は自動消去処理ルーチンを終了し、なった場合には、例えば図11に示すようなアラーム画面を表示する(ステップS46)。次のステップS47とステップS48において、CPU112は、ユーザーがアラーム画面上の「保留」か「ダビング」を指示するまで待機し、ユーザーが「保留」を指示した場合は自動消去処理ルーチンを終了し、「ダビング」が指示された場合は、主記録媒体HDD103に記録された永久保管対象録画データを第2の記録媒体(DVD−Rなど)へダビング処理(ステップS49)を行った後、自動消去処理ルーチンを終了する。ここで、ステップS41、ステップS42、ステップS45の処理が、図1の容量判定手段209により処理され、ステップS42からステップS44までの処理が、図1の自動消去手段210により処理され、ステップS46の処理が、図1のユーザー報知手段211により処理されている。
【0050】
次に、図5のステップS5のユーザー指示による録画予約処理ルーチンの動作について説明する。
【0051】
録画予約処理ルーチンでは、図7に示すように、CPU112は、図12に示すような録画予約画面を表示し(ステップS81)、ユーザーが電子番組ガイドEPG(Electronic Program Guide)を使用して予約番組を画面上で入力する(ステップS82)。
【0052】
次に、CPU112は、ユーザーが入力した予約番組に対応した有効期限欄に、主記録媒体HDD103に格納されている有効期限初期値テーブル20を参照して録画予約する番組の性質に応じた適切な有効期限の初期値を設定する。
【0053】
なお、予約番組に対するユーザーの嗜好や生活習慣などにより有効期限を初期値以外に変更する場合は、ユーザーが画面上で入力する(ステップS83)。
【0054】
次に、CPU112は「中止」ボタンが押されたかどうか判断し(ステップS84)、押された場合は録画予約処理を終了してメニュー画面表示に戻り、押されていない場合は、ステップS85の処理に移る。ステップS85では、CPU112は「予約」ボタンが押されたかどうか判断し、押されていない場合は、ステップS84の処理に戻り、押された場合は画面の情報を録画予約データ205として保存して(ステップS86)、録画予約処理を終了してメニュー画面表示に戻る。
【0055】
ここでは、図12に図示した番組が録画予約され、有効期限が設定されたものとする。これら図7に示す一連の処理フローが、図1の録画予約設定手段203により処理され、また、ステップS83の処理が図1の有効期限設定手段204により処理されている。
【0056】
ここで、有効期限初期値テーブル20は、本実施の形態が特徴とするところの録画予約する番組の性質に応じた適切な有効期限の初期値を設定するためのものである。このテーブルには、電子番組ガイドEPGの番組名に「天気予報」か「ニュース」の語句が含まれる毎日の連続予約番組は、録画後2日過ぎれば例え未視聴であっても視聴する価値が殆ど無くなることから、その有効期限は「2日後」と定義されている。
【0057】
また、番組名に「連続ドラマ」の語句が含まれる毎日の連続予約番組や毎週の連続予約番組は、休日にまとめて視聴する習慣のユーザーもいることから、その有効期限は「8日後」と定義されている。さらに、連続予約でないその他単発の予約番組は、半月もあれば殆ど視聴できるであろうことから、その有効期限は「15日後」と定義されている。
【0058】
この有効期限初期値テーブル20は、録画再生装置1に固定的に設定されていてもよいし、録画再生装置1の初期処理時にユーザーが設定画面(図示省略)を使用して、予約番組の嗜好や生活習慣などに合わせて初期設定してもよい。
【0059】
次に、録画予約番組の録画の動作について説明する。
【0060】
番組の録画開始時刻は、録画時刻管理手段(図示省略)によって管理され、RTC116によって録画開始時刻の数分前に録画再生装置1に電源投入されるように管理される。RTC116によって録画開始時間の数分前に録画再生装置1が電源投入されると、先にメイン処理の動作で説明したように、CPU112は自動消去処理ルーチン(ステップS1)を実行後、ステップS2の判定で録画処理ルーチン(ステップS3)の処理に移る。
【0061】
録画処理ルーチン(ステップS3)では、CPU112は、まず録画予約データ205で録画番組を確認し、録画開始時刻になるまで待つ。その後、録画開始時刻になると、CPU112は、番組の映像データを録画し、録画済み番組映像データ208の領域に記録する。
【0062】
次に、CPU112は、具体的な有効期限を算出し、録画済み番組を録画済み番組管理データ207の領域に録画番組テーブル207aの形式で記録する。
【0063】
そして、電源をオフして装置をスタンバイ状態にし、録画処理ルーチンを終了する。これらの一連の処理フローが、図1の録画実行手段206により処理されている。
【0064】
なお、図2に示す録画番組テーブル207aの内容は、図12の録画予約データ205に従って、録画再生装置1が2004年7月4日(日)14時37分から2004年7月31日(木)19時41分まで動作した後の内容を示している。録画番組テーブル207aの有効期限の欄には、算出された具体的な有効期限が格納される。すなわち、図12で有効期限が「永久保管」と設定された番組には「永久保管」が、「n日後」と設定された番組には「録画日のn日後の日時」有効期限として格納される。
【0065】
次に、図5のステップS5のユーザー指示による番組一覧表示処理ルーチンの動作について説明する。
【0066】
番組一覧表示処理ルーチンでは、図8に示すように、まず、録画番組テーブル207aから録画番組を抽出し、番組一覧を表示する(ステップS91)。
【0067】
ステップS91において、最初の画面表示では、図13に示す通常の番組一覧を表示する。その後、ユーザーが画面上のタブを選択すると、CPU112は、選択したタブに応じて、図13に示す「主記憶媒体HDD内に保存しておく必要のあるグループA」となる「通常」の番組一覧、図14に示す「主記憶媒体HDD内にずっと保存しておくグループC」となる「永久保管」の番組一覧、図15に示す「HDD内に必ずしも保存しておかなくてもよいグループB」となる「期限後」の番組一覧、図16に示す「グループA、B,Cのすべて」となる「すべて」の番組一覧を表示する。
【0068】
ユーザーが選択したタブと表示する番組一覧名と番組の表示条件との関係を図8のステップS91a〜ステップS91dに示す。
【0069】
このステップS91が、図1の一覧表示手段212により処理されている。
【0070】
ステップS91において、図13に示す「通常」の番組一覧では、主記録媒体HDD103に記録されている膨大な録画番組のうち、有効期限が現在時刻より後の必要最低数の録画番組だけを有効期限の日時の昇順に表示するので、ユーザーは自分が視聴したい番組を番組一覧表の最初の方に容易に見つけることができる。
【0071】
また、図14に示す「永久保管」の番組一覧では、ユーザーがDVD−Rなど装置に着脱可能な第2の記録媒体104にダビングする目的で主記録媒体HDD103内に保存した録画番組だけを表示するので、ユーザーが当該番組を容易に判別することができる。
【0072】
また、図15に示す「期限後」の番組一覧では、有効期限が現在時刻より以前の録画番組を有効期限の日時の降順に表示するので、万一、ユーザーが有効期限内に番組を視聴できなかった場合においても、ユーザーは自分が再生したい番組を番組一覧表の最初の方に容易に見つけることができる。
【0073】
図17は、図13に示す通常の番組一覧の画面において、ユーザーが録画日7/20のマジックショーの番組を選択した状態の画面を示している。ユーザーが選択した番組が白黒反転表示されている。この図17の画面上で、「変更」ボタンが押されると、CPU112は、選択された番組の有効期限変更処理ルーチンを実行し、「再生」ボタンが押されると、CPU112は、選択された番組の番組再生処理ルーチンを実行し、「戻る」ボタンが押されると、メニュー画面に戻って、番組一覧表示処理ルーチンを終了する。
【0074】
次に、図17の画面上で、「変更」ボタンが押された場合の有効期限変更処理ルーチンの動作について説明する。
【0075】
有効期限変更処理ルーチンでは、まず、図9に示すように、CPU112は、選択された番組に対して図18に示す有効期限変更画面を表示する(ステップS211)。その後、例えば録画日7/20のマジックショーの番組を「永久保管」に変更する場合は、図18に示す画面上で、ユーザーが変更後の有効期限を「永久保管」と設定する。
【0076】
次のステップS212では、CPU112は「中止」ボタンが押されたかどうか判断し、押された場合はステップS215に進み、押されていない場合は、ステップS213の処理に移る。ステップS213では、CPU112は「決定」ボタンが押されたかどうか判断し、押されていない場合はステップS212に戻り、押された場合は、録画番組テーブル207aの当該番組の有効期限を変更し(ステップS214)、番組一覧表を再度表示(ステップS215)して、有効期限変更処理ルーチンを終了する。
【0077】
この図18に示す一連の処理フローが図1の有効期限変更手段213によりされている。
【0078】
次に、図17の画面上で、「再生」ボタンが押された場合の番組再生処理ルーチンの動作について説明する。
【0079】
番組再生処理ルーチンでは、まず、CPU112は、ユーザーが選択した録画番組を再生する。次に、CPU112は、録画番組が最後まで再生されるか、または、ユーザー操作によって再生が中断されるまで待ち、録画番組が最後まで再生されるか、または、ユーザー操作によって再生が中断されたら、番組再生処理を終了する。
【0080】
なお、この再生処理ルーチンでは、録画番組が最後まで再生されるか、または、ユーザー操作によって再生が中断された場合に、例えば、図19に示す確認画面を表示させ、確認画面によりユーザーに有効期限を変更するかどうかの確認をするようにしてもよい。
【0081】
図19に示す確認画面による操作としては、「いいえ」ボタンが押された場合は、再生処理を終了し、「はい」ボタンが押された場合は、図9に示す有効期限変更処理ルーチンを実行する。
【0082】
これにより、番組を最後まで再生した場合は、番組の内容により永久保存への変更する番組である可能性が高く、途中で再生が中断された場合は、有効期限を短くして削除対象にしたい番組である可能性が高いので、ユーザーはこの確認画面により、有効期限を容易に変更することが可能である。
【0083】
以上のように、本実施の形態では、録画される番組ごとに有効期限を設けて、現在時刻を基準に、録画番組を有効期限に基づいて、「標準」、「期限後」、「永久保存」のそれぞれグループA、グループB、グループCに分類して録画番組の一覧表示を行っており、グループA、B、Cの分類は、時間軸上で現在時刻を基準に行われるので、時間の経過とともに自動的に録画番組の所属グループが変更され、所属グループの変更をユーザーが行う必要が無くなる。
【0084】
さらに、ユーザーに標準で見せる通常の録画番組一覧表として、グループAに所属する録画番組を有効期限の日時の昇順に一覧表示させているので、視聴する価値が持続している録画番組に限定された録画番組一覧表が有効期限の早く切れる順に表示され、ユーザーが視聴したい肝心の番組が通常の録画番組一覧表の最初の方に表示され、探すのが容易となる。
【0085】
さらに、ユーザーに見せる期限後の録画番組一覧表として、グループBに所属する録画番組を有効期限の日時の降順に一覧表示させているので、有効期限が切れた遅い順に録画番組一覧表が表示され、万一、ユーザーが視聴したい肝心の番組を有効期限内に視聴することができなかった場合においても、ユーザーが視聴したい肝心の番組が期限後の録画番組一覧表の最初の方に表示され、探すのが容易となる。
【0086】
さらに、録画予約する番組にその予約番組の性質に応じた適切な有効期限の初期値(例えば天気予報やニュース番組の場合は2日後)を設定しているので、天気予報やニュースなど毎日連続予約された番組であっても、録画日からの日時経過が2日未満の録画番組だけしかグループAに所属しないために、ユーザーに標準で見せる通常の録画番組一覧表に表示される番組数が必要最低数になり、ユーザーが視聴したい肝心の番組を探すのが容易になる。
【0087】
また、有効期限が永久保管の録画番組のみを永久保管の録画済み番組一覧表として表示するように構成するとともに、当該番組の容量がある設定容量を越えた時にユーザーに報知するように構成しているので、視聴する価値が常に持続しHDD内にずっと保存しておくグループCの録画番組の一覧表が表示され、それらの番組が一定容量貯まった時にユーザーに報知することができる。
【0088】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0089】
例えば、本実施の形態では、録画番組を「HDD内に保存しておく必要のあるグループA」となる「通常」、「HDD内に必ずしも保存しておかなくてもよいグループB」となる「期限後」、「HDD内にずっと保存しておくグループC」となる「永久保存」に区分して番組一覧表示するために、録画番組の有効期限と現在時刻との比較で行ったが、この構成に限る必要はなく、録画番組にグループA,B,Cそれぞれに対応する符号や属性を付けて、その符号や属性別に番組一覧表示するように構成しても構わない。
【0090】
また、本実施の形態では、チューナー105を録画再生装置1に内蔵する構成としたが、チューナー105は録画再生装置1に外付けの構成であっても構わない。
【0091】
また、本実施の形態では、第2の記録媒体104を録画再生装置1に含む構成としたが、第2の記録媒体104は録画再生装置1に外付けされる構成であっても構わない。また第2の記録媒体104は構成としてなくても構わない。
【産業上の利用可能性】
【0092】
本発明は、いわゆるHDD内蔵型のDVDレコーダーのみならず、テレビチューナー外付けあるいは内蔵のテレビパソコンなどにも利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0093】
【図1】本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の構成を示す構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の録画済み番組管理データとして格納される録画番組テーブルの一例を示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の録画済み番組管理データとして格納される容量テーブルの一例を示す図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の有効期限初期値テーブルの一例を示す図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の自動消去処理ルーチンの動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の録画予約処理ルーチンの動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の一覧表示処理ルーチンの動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の有効期限変更処理ルーチンの動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の動作時の画面表示の一例を示す図である。
【図11】本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の動作時の画面表示の一例を示す図である。
【図12】本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の動作時の画面表示の一例を示す図である。
【図13】本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の動作時の画面表示の一例を示す図である。
【図14】本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の動作時の画面表示の一例を示す図である。
【図15】本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の動作時の画面表示の一例を示す図である。
【図16】本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の動作時の画面表示の一例を示す図である。
【図17】本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の動作時の画面表示の一例を示す図である。
【図18】本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の動作時の画面表示の一例を示す図である。
【図19】本発明の一実施の形態に係る録画再生装置の動作時の画面表示の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0094】
1…録画再生装置、20…有効期限初期値テーブル、101…アンテナ、102…モニター、103…主記録媒体HDD、104…第2の記録媒体、105…チューナー、106…エンコーダ、107…デコーダ、108…オーバーレイ部、109…メニュー表示部、110…リモコン、111…ユーザー入力部、112…CPU、113…バス、114…ROM、115…RAM、116…RTC、201…容量設定手段、202…設定容量値、203…録画予約設定手段、204…有効期限設定手段、205…録画予約データ、206…録画実行手段、207…番組管理データ、208…番組映像データ、209…容量判定手段、210…自動消去手段、211…ユーザー報知手段、212…一覧表示手段、213…有効期限変更手段、214…再生実行手段、215…再生終了検知手段、301…自動消去対象録画データ容量、302…永久保管対象録画データ容量、303…通常録画データ容量。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
符号化された映像データを含むコンテンツを記録する記録媒体と、録画予約を設定する録画予約設定手段と、前記録画予約設定手段による録画予約設定に基づいて前記記録媒体に番組の映像データを録画する録画実行手段とを有し、前記映像データの録画および再生を行う録画再生装置であって、
録画予約される番組に有効期限を設定する有効期限設定手段と、
前記番組の前記有効期限および現在時刻に基づいて、前記番組を分類し、分類された番組ごとに録画番組一覧表示を行う一覧表示手段とを備えたことを特徴とする録画再生装置。
【請求項2】
請求項1記載の録画再生装置において、
前記有効期限設定手段は、前記番組の性質に基づいて、前記有効期限の初期値を保持し、前記番組の録画予約時に、前記録画予約される番組に対して、保持している前記有効期限の初期値を設定することを特徴とする録画再生装置。
【請求項3】
請求項1または2記載の録画再生装置において、
前記一覧表示手段は、前記番組の前記有効期限および前記現在時刻に基づいて、前記有効期限が前記現在時刻より後の番組を通常の録画済み番組として分類し、通常の録画済み番組一覧として表示することを特徴とする録画再生装置。
【請求項4】
請求項3記載の録画再生装置において、
前記一覧表示手段は、前記通常の録画済み番組を前記有効期限の昇順で並べて表示することを特徴とする録画再生装置。
【請求項5】
請求項1、2、3または4記載の録画再生装置において、
前記一覧表示手段は、前記有効期限が永久保管である番組を永久保管の録画済み番組として分類し、永久保管の録画済み番組一覧として表示することを特徴とする録画再生装置。
【請求項6】
請求項5記載の録画再生装置において、
前記永久保管の録画済み番組の容量が、永久保管対象録画データの報知設定容量を超えた時、前記報知設定容量を超えた旨の情報をユーザーに報知するユーザー報知手段を備えたことを特徴とする録画再生装置。
【請求項7】
請求項5または6記載の録画再生装置において、
前記一覧表示手段は、前記永久保管の録画済み番組を録画日時の降順に並べて表示することを特徴とする録画再生装置。
【請求項8】
請求項1,2,3、4、5、6または7記載の録画再生装置において、
前記一覧表示手段は、前記有効期限が前記現在時刻より以前の番組を移行後の録画済み番組として分類し、移行後の録画済み番組一覧として表示することを特徴とする録画再生装置。
【請求項9】
請求項8記載の録画再生装置において、
前記一覧表示手段は、前記移行後の録画済み番組を前記有効期限の降順で並べて表示することを特徴とする録画再生装置。
【請求項10】
請求項8または9記載の録画再生装置において、
前記移行後の録画済み番組の容量が、自動消去対象録画データの保存限度容量を超えた時、前記移行後の録画済み番組の内、前記有効期限の古い番組から順に削除する自動消去手段を備えたことを特徴とする録画再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図18】
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【図19】
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【図17】
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【公開番号】特開2006−173766(P2006−173766A)
【公開日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−360104(P2004−360104)
【出願日】平成16年12月13日(2004.12.13)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】