説明

関節チェーンの運動を表わす情報決定のための自律的システム及び方法

本発明は、少なくとも2つの固体要素(ES1_1、ES2_1、ES1_2、ES2_2、ES3_2、ES1_3、ES2_3、ES3_3、ES4_3)、及び前記2つの要素をつないでいる少なくとも1つの関節(ART1_1、ART1_2、ART2_2、ART1_3、ART2_3、ART3_3)を備える、関節チェーン(CA_1、CA_2、CA_3)の運動を表わす情報を決定するための自律システムに関する。本システムは、前記関節チェーンの2つの異なる要素上に固定して取り付けられ、行われた測定を伝送するために適する、装置間距離を測定するための、少なくとも2つの装置(DISP1_1、DISP2_1、DISP1_2、DISP2_2、DISP3_2、DISP1_3、DISP2_3、DISP3_3、DISP4_3)を備える。さらに、本システムは、測定装置により供給された少なくとも1つの測定値に基づき、2つの測定器を隔てる少なくとも1つの距離を決定する手段と、装置間距離を測定するための前記装置により伝送された測定値に基づき、前記関節チェーンの運動を表わす情報を計算するのに適する、前記関節チェーンに取り付けられた計算手段(CALC)とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、関節チェーンの運動を表わす情報を決定するための自律的システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ロボット又は人間のような関節チェーンの運動を捕捉することは、多くの用途、例えば生体力学解析、遠隔操作、仮想の人物のアニメーション、又は関節チェーンが通常腕、前腕及び手を含む上肢である、動作によるマンマシン・インターフェースにおいて使用される技術である。
【0003】
1つが動いている物体上に置かれ、もう1つが物体の運動に対して固定されている、2つの異なった部分を備える装置が存在する。このタイプの装置は材料を物体上、及び物体の環境中に同時に設置することを必要とし、それは、これら各種の材料の間に障害物がある場合に問題を生じ、そしてそのような装置の範囲を制限する。設置時間及び較正時間が長く、費用もかかる。
【0004】
物体の運動シーケンスの周囲全体に置かれるカメラによって見られる画像に基づいて、物体の運動の再構成を可能にする、例えば米国特許出願公開第2003/0215130A1号明細書、及び米国特許出願公開第2005/00883333A1号明細書において記述されているような、光学に基づく非常に広範囲の装置もまた存在する。非常に目立つマーカーが、移動する物体上に置かれる。コンピュータ・ツールによって行われるプロセスは、立体視法の原理を通して各マーカーの三次元又は3Dにおける位置の決定を可能にする。しかしながら、使用されるカメラの最小数量を大きくする、光学的吸蔵の問題が多く残る。
【0005】
或る著者たちは、例えば“Skeleton−Based Motion Capture for Robust Reconstruction of Human Motion”(L.Herda; P.Fua; R.Plankers; R.Boulic; D.Thalmann, Computer Graph lab (LIG), EPFL−web 01/2000)という文献に記載のように、このタイプの欠点を軽減することを提案している。他の著者たちは、例えば“Marker−free Kinematic Skeleton Estimation from Sequences of Volume Data”(C.Theobalt; E.Aguiar; M.Magnor; H.Theisel; H−P.Seidel; MPI Informatik)という文献において、移動する物体のモデルをそこに関連付けることにより、単一のカメラから取り出されたシルエットに基づく処理方法を提案している。
【0006】
しかしながら、例えこれらの欠点が軽減されるとしても、それらは残る。
【0007】
電磁気学に基づくシステムは、物体上に置かれるセンサーの角度及び位置を再構築する。
【0008】
光学システムと同様に、超音波システムは送信器の位置を見つける。これら2つの技術は、カメラに基づくシステムのように、同じくスペースの制限に悩まされる。
【0009】
別の装置は、関節の所に置かれる角度センサーによって取得される、角度の測定値に基づく動きの再構築を用いる、外骨格のような動く物体又は身体の上に置かれる、単一のブロックにある。これらの装置は、動きの捕捉のスペース的な制限から解放されることを可能にする。しかしながら、これらの装置は、構造物又は人間の上に置かれる機械的な関節式の腕及び/又は脚を備えるが、これらは相当に重くて扱いにくいため、束縛となる。
【0010】
例えば、仏国特許出願公開第2897680号明細書において記述されている他の装置は、ジャイロ旋回計、加速度計、又は磁力計のような慣性磁力式センサーを使用し、そして関節チェーンの完全な動きの再構築を可能にする、関節チェーンのセグメント間の角度計算又は固体要素を用いる。それは製作が容易な装置である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】米国特許出願公開第2003/0215130A1号明細書
【特許文献2】米国特許出願公開第2005/00883333A1号明細書
【特許文献3】仏国特許出願公開第2897680号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明の1つの目的は、より小さくてより単純な、前述の装置の代替案を提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の1つに態様によれば、少なくとも2つの固体要素と、前記2つの要素をつなぐ少なくとも1つの関節を備えた、関節チェーンの運動を表わす情報の項目を決定するため、自律システムが提案されており、前記システムは:
―前記関節チェーンの少なくとも2つの異なる要素上に固定して取付けられる、装置間距離を測定するための、少なくとも2つの装置と、
―測定装置により供給される少なくとも1つの測定値に基づき、2つの測定装置を隔てている少なくとも1つの距離を決定する手段と、
―前記距離決定手段により伝送される距離に基づく、前記関節チェーンの動きを表わす情報を計算するのに適した計算手段と
を含む。
【0014】
そのようなシステムは自律的であり、光学的吸蔵又は、外側では困難とされる可視マーカーの目視検出の問題に悩まされない。さらに、そのようなシステムは安価であり、その使用における障害は非常に限定的である。
【0015】
1つの実施形態によれば、装置間距離を測定するための前記装置の少なくとも1つは、問題の装置を他の装置から隔てている距離を決定する手段を含む。この場合、装置によって供給される測定値は、直接的には距離測定値である。
【0016】
1つの実施形態によれば、2つの測定装置を隔てている少なくとも1つの距離を決定する手段は、これらの測定装置とは別個である。この場合、2つの測定装置の少なくとも1つは、遠く離れた距離決定手段へ測定値(無線、光学、ビデオ又はその他の信号)を伝送しなければならない。
【0017】
1つの実施形態によれば、装置間距離を測定するための、少なくとも1つの前記装置は、データ送信及び/又は受信に適する。
【0018】
この送信/受信は、そのようなものとしての、距離の測定に使用され得る。距離は高周波パルスの検出用、及び到着時間の差又はTDOA(Time Difference Of Arrival)の推定用、あるいは受信信号の強度表示の推定用、もしくは到着時間又はTOA(Time Of Arrivel)の推定用のモードにより計算される。
【0019】
さらに、距離測定ユニットは有利にも、達成されるべき精度レベルの設定点を無線により受信し得る。確かに、関節チェーンの再構築は、幾何学的構成自体に依存する調整を有する。従って、システムの性能を改善するため、この精度レベルを上向きに調整すること、又はシステムの電力消費量、及びシステムの製作費用を低減するために、下向きに調整することが可能である。
【0020】
最後に、測定データは機上搭載のものよりも大きな計算能力を含むことが可能な、近くの可動ユニットに直接伝送され得る。
【0021】
1つの実施形態において、システムはまた計算手段により使用される補足的な測定値を供給する、少なくとも1つの加速度計、及び/又は1つのジャイロ旋回計、及び/又は1つの磁力計を含む。
【0022】
距離測定値は静的なデータであり、一方でジャイロ旋回計又は加速度計による慣性測定値は動的データであり、すなわち角速度及び加速度のような、運動の一次及び二次のパラメータを用いる。これらの測定値は、従って運動のより良い再構築のためには非常に補足的である。磁力計に関しては、それは各点に対して、地球の磁界の方向である、宇宙における固定された方向に対する傾斜の情報を与える。
【0023】
1つの実施形態において、システムは装置間距離を測定するための、少なくとも1つの光学装置を含む。
【0024】
それゆえ、供給される距離は無線周波数装置によって供給されるものよりも正確である。
【0025】
1つの実施形態において、システムは前記関節チェーンに取り付けられる記憶手段を備え、その記憶手段は、前記計算手段により供給される前記関節チェーンの運動を表わす前記情報を記憶すること、又は前記予め決定された装置間距離を直接記憶することに適する。
【0026】
情報は、従って運動の経験に基づいた利用のため、或いは、例えば表示及び/又は解析のために運動を表わすデータを利用する、又は装置間距離に基づいて、関節チェーンの運動の再構築を可能にする計算手段を備える、外部ステーションへのリアルタイム伝送のために記憶され得る。
【0027】
例えば、前記装置間距離の測定装置は、1つの関節に対し、前記関節につながれた固定要素に取り付けられる全ての前記装置間距離の測定装置に関する、測定装置と関節を隔てる距離の合計が最大であるように、前記関節チェーンの前記固体要素上に固定して取り付けられる。
【0028】
与えられた数の装置間距離測定装置に関して、システムの精度は最大化される。
【0029】
例えば、前記装置間距離の測定装置は、同一の固体要素上に設置された装置間の距離が最大であるように、前記関節チェーンの前記固体要素に取り付けられる。
【0030】
例えば、前記関節チェーンは少なくとも3つの固体要素を含む。2つの関節につながれた前記関節チェーンの1つの固体要素は、実質的に前記固体要素の中央に設置された装置間距離の測定装置を備える。
【0031】
これは固体要素がそこにつながれる、2つの関節からの距離を最大限にするための妥協である。この実施形態は、費用を制限するために固体のセグメント当たりに1つの装置を持つことが望まれるとき、とりわけ価値がある。
【0032】
1つの実施形態において、システムは関節チェーンの固体要素当たり、及び固体要素につながれた関節の回転又は並進の自由度当たり、少なくとも1つの装置間距離測定装置を備え、前記チェーンは閉じた部分を持たず、前記装置間距離の測定装置は次の関係:
NEQ≧NVAR
が実証されるように、固体要素上に設置される。
ここで、
NEQは、距離の測定値に対し、関節チェーンの関節により動かされる各セグメントの端部の、未知の位置変数をリンクさせる方程式の数を表わし、そして
NVARは、前記未知の位置変数の数を表わす。
【0033】
1つの実施形態において、システムは関節チェーンの固体要素当たり、及び固体要素につながれた関節の回転の自由度当たり、少なくとも1つの装置間距離測定装置を備え、前記測定装置は、関節を装置につないでいるベクトルが、関節を他の測定装置につないでいるベクトルに対して一次独立であるように、固体要素上に設置される。
【0034】
例えば、システムは関節につながれた少なくとも1つの固体要素を含み、少なくとも2つの装置間距離測定装置を備え、前記測定装置は、それらが関節と直線をなすことを避けるように、前記固体要素上に設置されている。
【0035】
例えば、システムは関節につながれた少なくとも1つの固体要素を含み、少なくとも3つの装置間距離測定装置を備え、前記測定装置は、それらが関節と平面を形成することを避けるように、前記固体要素上に設置されている。
【0036】
従って、これは関節の自由度の数に関係なく、そして特にシステムの関節が回転における3つの自由度を有するときに動作可能な構成を与える。
【0037】
1つの実施形態において、前記装置間距離の測定装置は、測定可能な最大しきい値距離を備える。
【0038】
従って、記憶及び処理するデータの数を制限し、システムの電力消費量を制限することが可能である。
【0039】
1つの実施形態において、システムは前記関節チェーンの運動、又は前記記憶手段内に記憶される装置間距離を表わす情報を伝送するため、前記関節チェーンに取り付けられる伝送手段もまた備える。
【0040】
従ってこれらの情報を、関節チェーンの運動を再構築できる、外部又は機上の電子制御ユニットに伝送することが可能である。
【0041】
1つの実施形態において、前記装置間距離の測定装置及び/又は前記計算手段、及び/又は前記記憶手段、及び/又は前記伝送手段は、前記関節チェーンとして考えられる生体において動作するのに適する。
【0042】
本発明は人間又は動物の体に適用可能である。
【0043】
本発明の別の態様によれば、少なくとも2つの固体要素、及び前記2つの要素をつないでいる少なくとも1つの関節を備える、関節チェーンの運動を表わす情報を決定する方法がまた提案されており、本方法は次のステップ:
―関節チェーンの少なくとも2つの異なる固体要素に、少なくとも2つの装置間距離測定装置を固定して取り付けるステップと、
―測定装置により供給される少なくとも1つの測定値に基づき、2つの測定装置を隔てている少なくとも1つの距離を決定するステップと、
―予め決定された距離に基づき、前記関節チェーンの運動を表わす情報を計算するステップと
を含む。
【0044】
本発明は限定されない例として記述され、添付図により例示されている、幾つかの実施形態を学ぶことにより、より良く理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の1つの態様によるシステムの1つの実施形態を概略的に例示する。
【図2】本発明の1つの態様による別の実施形態を概略的に例示する。
【図3】本発明の1つの態様による別の実施形態を概略的に例示する。
【図4a】本発明の1つの態様による、関節チェーンの運動の再構築を概略的に例示する。
【図4b】本発明の1つの態様による、関節チェーンの運動の再構築を概略的に例示する。
【図4c】本発明の1つの態様による、関節チェーンの運動の再構築を概略的に例示する。
【発明を実施するための形態】
【0046】
図1は本発明の1つの態様による、関節チェーンCA_1の運動を表わす情報を決定するための、自律システムを備える第1の関節チェーンCA_1を示す。第1の関節チェーンCA_1は2つの固体要素、この場合、固体セグメントES1_1とES2_1、及び1つの自由度を有する第1関節ART1_1を含む。1つの変形として、関節チェーンの固体要素は任意の形状であってもよい。
【0047】
第1の関節チェーンCA_1において、第1の固体セグメントES1_1は装置間距離測定用の第1の装置DISP1_1を備え、第2の固体セグメントES2_1は装置間距離測定用の第2の装置DISP2_1を備える。
【0048】
従ってシステムは、第1と第2の装置DISP1_1とDISP2_1を隔てる距離d12_1の決定を可能にする。
【0049】
装置DISP1_1とDISP2_1、及び本発明の出願において記述されている全てのこれらの装置は、例えば無線パルス又はエコー・レーダー式の、又は伝播時間、受信した強度に基づく受信及び距離計算による、あるいは赤外線、ビデオ又は電磁式のドップラー効果による、距離決定のための非接触原理を用いる。
【0050】
この距離d12_1は、例えば無線伝送で、2つの装置DISP1_1とDISP2_1の1つ、又は両方により、第1の関節チェーンCA_1上に設置される計算モジュールCALCに送られる。計算モジュールCALCは、装置間距離の測定装置DISP1_1とDISP2_1により伝送された測定値に基づき、第1の関節チェーンCA_1の運動を表わす情報を計算できる。これらの情報は、全てを隔てている距離か、又は装置間距離の賢明に選定された部分か、又は関節チェーンの運動の状態を表わす計算された情報であり得る。
【0051】
例えば、2つの装置の1つは送信器であり、もう一方は計算モジュールにつながれた、又はそれを備える受信器であり得る。
【0052】
各装置は受動的又は能動的のいずれかであり得る。例えばレーダー式のシステムの場合、送信装置は能動的であり、反射器のみで構成されるその他の装置は受動的である。
【0053】
これらの情報は、記憶モジュールMEM内に記憶されることができ、そして実質的にリアルタイムで、又は第1の関節チェーンCA_1の運動終了後に、伝送モジュールTRにより、例えば第1の関節チェーンCA_1の運動をこれらの情報に基づいて再構築又は決定できる、外部の電子制御ユニットに伝送され得る。人間又は人型ロボットの場合、実施される後処理は、歩くか走る人間又は人型ロボットの足の姿勢、及び従って全体の運動を検出可能にするモデルを組み込み得る。本システムは、関節チェーンの点の位置の定義を可能にするシステムと組み合わせて用いられ得る。
【0054】
図1の例において、2つの装置DISP1_1とDISP2_1は、全ての装置DISP1_1とDISP2_1に対して、そこに装置DISP1_1、DISP2_1が取り付けられている固体要素ES1_1、ES2_1につながれた関節ART1_1から、装置DISP1_1、DISP2_1を隔てている距離の合計が最大であるように設置される。
【0055】
1つの変形として、計算モジュールCALC、及び/又は記憶モジュールMEM、及び/又は伝送モジュールTRは、装置間距離の測定装置DISP1_1内に結合され得るか又は組み込まれ得る。
【0056】
図1aのシステム上の比較において例示されているように、そこで関節チェーンは2つの固体要素、この場合固体セグメントES1_1a及びES2_1aと、1つの自由度を有する第1の関節ART1_1aを含む。計算モジュールCALC、記憶モジュールMEM、及び伝送モジュールTRは同じであり、それゆえ同様に参照記号を付けられている。図1aにおいて、2つの装置DISP1_1aとDISP2_1aは関節ART1_aの近くに置かれている。
【0057】
また、同様に考えられる測定の不確かさに関して、図1の装置DISP1_1及びDISP2_1が図1aの装置DISP1_1a及びDISP2_1aと同様である場合、図1aの距離d12_1aにおける誤差は図1の距離d12_1における誤差と同じである。しかしながら、図1aの距離d12_1aと図1の距離d12_1において同じ値を有する誤差は、装置DISP1_1aとDISP2_1aが関節ART_1aの近くに置かれているため、図1の場合の対応する角度誤差に比べて、図1aの場合には、より大きな対応する角度誤差を示唆する。
【0058】
1つの変形として、関節ART1_1が2つの自由度を持った場合、関節ART1_1、及び同一の固体要素の2つの装置が一直線にないように、2つの装置間距離測定装置が、固体要素ES1_1とES1_2の各々の上に置かれるであろう。この変形は、あらゆる関節チェーンの2つの角自由度を有するあらゆる関節に適用される。
【0059】
1つの変形として、関節ART1_1が3つの自由度を持った場合、関節ART1_1、及び同一の固体要素の3つの装置が同一平面上にないように、3つの装置間距離測定装置が、固体要素ES1_1とES1_2の各々の上に置かれるであろう。この変形は、あらゆる関節チェーンの3つの自由度を有するあらゆる関節に適用される。
【0060】
一般に、膝又は肘のような人体の関節は、1つの自由度を有する関節として考えられ、まれにしか2つの自由度を有する関節として考えられない。
【0061】
図2は本発明の1つの態様による、関節チェーンCA_2の運動を表わす情報を決定するための、自律システムを備えた第2の関節チェーンCA_2を示す。第2の関節チェーンCA_2は、3つの固体要素、この場合、固定セグメントES1_2、ES2_2及びES3_2と、1つの自由度を有する第1の関節ART1_2及び第2の関節ART2_2とを備える。1つの変形として、関節チェーンの固体要素は任意の形状であってもよい。
【0062】
第2の関節チェーンCA_2において、第1の固体要素ES1_2は第1の装置間距離測定装置DISP1_2を含み、第2の固体要素ES2_2は第2の装置間距離測定装置DISP2_2を含み、第3の固体要素ES3_2は第3の装置間距離測定装置DISP3_2を含む。従って本システムは、第1と第2の装置DISP1_2とDISP2_2、第1と第3の装置DISP1_2とDISP3_2、及び第2と第3の装置DISP2_2とDISP3_2をそれぞれ隔てている距離、d12_2、d13_2、及びd23_2の決定を可能にする。
【0063】
これらの距離d12_2、d13_2、及びd23_2は、例えば無線伝送により、2つの内の1つ又は両方によって、第2の関節チェーンCA_2上に置かれ得る計算モジュールCALCに送られる。計算モジュールCALCは、装置間距離の測定装置DISP1_2、DISP2_2、及びDISP3_2により伝送される測定値に基づき、第2の関節チェーンCA_2の運動を表わす情報を計算できる。
【0064】
これらの情報は記憶モジュールMEMに記憶され、実質的にリアルタイムで、又は第2の関節チェーンCA_2の運動の終了後に、記憶伝送モジュールTRによって、これらの情報に基づき第2の関節チェーンCA_2の運動を再構築又は決定できる、例えば外部の電子制御ユニットへ伝送され得る。人間又は人型ロボットの場合、実施される後処理は、歩くか走る人間又は人型ロボットの足の姿勢、及び従って全体の運動を検出可能にするモデルを組み込み得る。
【0065】
図2の例において、3つの装置DISP1_2、DISP2_2、及びDISP3_2は、全ての装置DISP1_2、DISP2_2、及びDISP3_2に対して、そこに装置DISP1_2、DISP2_2、及びDISP3_2が取り付けられている、固体要素ES1_2、ES2_2、ES3_2につながれた関節ART1_2、ART2_2の装置DISP1_2、DISP2_2、DISP3_2を隔てている距離の合計が最大であるように設置される。
【0066】
上記で一般的なやり方で既に提起された1つの変形において、関節ATR1_2及びART2_2が2つの自由度を持つべき場合、関節ATR1_2又はART2_2、及び関節につながれた同一の固体要素の2つの装置が直線上にないように、2つの装置間距離測定装置が、固体要素ES1_2、ES2_2、及びES3_2の各々の上に設置されるであろう。
【0067】
上記で一般的なやり方で既に提起された別の変形において、関節ATR1_2及びART2_2が3つの自由度を持つべき場合、関節ATR1_2又はART2_2、及び関節につながれた同一の固体要素の3つの装置が同一平面上にないように、3つの装置間距離測定装置が、固体要素ES1_2、ES2_2、及びES3_2の各々の上に設置されるであろう。
【0068】
図3は、第3の関節チェーンCA_3が1つの自由度を有する関節ATR1_3、ART2_3、及びART3_3を介して、次の順序でつながれている4つの固体要素ES1_3、ES2_3、ES3_3、及びES4_3を含む、本発明の1つの態様によるシステムの一実施形態を示す。
【0069】
関節チェーンの固体要素は、任意の形状であってもよい。
【0070】
第3の関節チェーンCA_3において、第1の固体要素ES1_3は第1の測定装置DISP1_3を備え、第2の固体要素ES2_3は第2の装置間距離測定装置DISP2_3を備え、第3の固体要素ES3_3は第3の装置間距離測定装置DISP3_3を備え、そして第4の固体要素ES4_3は第4の装置間距離測定装置DISP4_3を備える。従って本システムは、第1と第2の装置DISP1_3とDISP2_3、第1と第3の装置DISP1_3とDISP3_3、第1と第4の装置DISP1_3とDISP4_3、第2と第3の装置DISP2_3とDISP3_3、第2と第4の装置DISP2_3とDISP4_3、及び第3と第4の装置DISP3_3とDISP4_3をそれぞれ隔てている距離、d12_3、d13_3、d14_3、d23_3、d24_3、及びd34_3の決定を可能にする。
【0071】
これらの距離d12_3、d13_3、d14_3、d23_3、d24_3、及びd34_3は、例えば無線伝送により、関係する2つの装置の内の1つ又は両方によって、第3の関節チェーンCA_3上に置かれている計算モジュールCALCに送られる。計算モジュールCALCは、装置間距離測定装置DISP1_3、DISP2_3、DISP3_3、及びDISP4_3により伝送された測定値に基づいて、第3の関節チェーンCA_3の運動を表わす情報を計算できる。
【0072】
これらの情報は、記憶モジュールMEM内に記憶されることができ、そして実質的にリアルタイムで、又は第3の関節チェーンCA_3の運動終了後に、伝送モジュールTRにより、例えば第3の関節チェーンCA_3の運動をこれらの情報に基づいて再構築又は決定できる、外部の電子制御ユニットに伝送され得る。人間又は人型ロボットの場合、実施される後処理は、歩くか走る人間又は人型ロボットの足の姿勢、及び従って全体の運動を検出可能にするモデルを組み込み得る。
【0073】
図3の例において、4つの装置DISP1_3、DISP2_3、DISP3_3、及びDISP4_3は、それぞれ実質的に固体要素ES1_3、ES2_3、ES3_3、及びES4_3の中央に設置される。1つの変形として、装置DISP1_3とDISP4_3は関節ART1_3とART3_3の末端部に設置され得る。
【0074】
前述の例示的実施形態において、2つの装置間距離測定装置を隔てている距離は、測定装置とは異なる距離決定手段により決められ得ることが注目されるであろう。これらの距離決定手段は、そのとき少なくとも1つの測定装置により供給された測定値を用いる。これらの距離決定手段は、従って測定装置から遠くにあることができる。これらの距離決定手段は、関節チェーン上又は関節チェーンから遠くに置かれ得る。
【0075】
関節チェーンの固体要素当たり、及び固体要素につながれた関節の回転における自由度当たり、少なくとも1つの測定装置を含む関節チェーンに関して、前記測定装置は、関節を装置につないでいるベクトルが、該関節を他の測定装置につないでいるベクトルに対して一次独立であるように、固体要素上に設置される。
【0076】
関節は必ずしも回転における3つ以下の自由度だけではなく、並進における3つ以下の自由度もまた有することも考え得る。
【0077】
閉じた部分のない、そして関節チェーンの固体要素当たり、及び固体要素につながれた関節の回転又は並進における自由度当たり、少なくとも1つの装置間距離測定装置を備える関節チェーンに関して、測定装置は次の関係が実証されるように、固体要素上に設置される:NEQ≧NVAR
ここで、
NEQは、距離の測定値に対し、関節チェーンの関節により動かされる各セグメントの端部の、未知の位置変数をリンクさせる方程式の数を表わし、そして
NVARは、前記未知の位置変数の数を表わす。
幾何学的関係NEQの数は:
【数1】

で表すことができ、NCAPTは関節チェーン上に存在する測定装置の総数である。さらに、決定されるべき位置の変数の数量NVARは:
【数2】

で表すことができ、NAは関節チェーンの関節の数、NDDLiは各関節の自由度の数である。関節の自由度の数は、1〜6の範囲、すなわち回転において3つ以下、並進において3つ以下である。
【0078】
NEQ=NVARである特定の場合、可能な解法を幾つか有することができ、どれが正しいものかを容易に決定できる。NEQ>NVARのとき、関節チェーンの位置を再構築するために単一の解法が決定される。
【0079】
前述の全ての実施形態において、計算モジュールCALCにより生成され、伝送モジュールTRにより伝送される関節チェーンの運動を表わす情報に基づいた、外部の電子制御ユニットによる関節チェーンの運動の再構築において、図4a、4b、及び4cに例示されるように、関節によって接続されるそれぞれの固体要素につながれた2つの装置を隔てる、装置間距離だけを考慮に入れることが可能である。
【0080】
図4aは、人間又は人型ロボットに設置される装置間距離の測定装置により供給された、測定値に基づいて測定又は決定された距離を例示している。
【0081】
図4bは外部電子ユニットのために役立つ、又は関節チェーンの運動を再構築する目的で、カルマン・フィルター、最適化、又はニューラルネットワークと共に使用するために、計算モジュールCALCに対し直接的に他の実施形態において役立つ、計算モジュールCALCにより計算された情報を例示している。
【0082】
関節チェーンの姿勢又は配置を定義する状態は、有利なことにオイラー角、カルダン角、又は四元数のような、関節の回転を定義する座標である。装置の位置Pr=(prx,pry,prz)は、関節チェーンの既知あるいは基準の姿勢に対して、測定又は推定されねばならない。装置の座標は、そのとき関節の回転の関数P=MPr=(px,py,pz)として書かれ、Mは基準の姿勢から推定されるべき姿勢へ移動することを可能にする、可変の回転マトリックスである(固体要素当たり1つのマトリックスが存在する)。装置間距離は次の関係:d122=(px1−px2)2+(py1−py2)2+(pz1−pz2)2による位置に関連付けて考えられる。装置間距離が分ると、各マトリックスMの反転は、各関節の自由度の数に関する、及び肘の角度が180°のみ変化するような関節ストッパーに関する知識を用いることができる。それは例えば収束を加速するか、又はセンサーの数の最小化を可能にすることにより、反転を助け得る。角度の集合の形で一旦姿勢が推定されると、必要ならばそこから関節チェーンの任意の点の座標を推定することが可能である。
【0083】
姿勢を定義する状態は、装置の位置又は固体要素の或る特定の点の位置であり得る(しかし、そのとき関節構造の知識は必ずしも使用されない)。この場合、これらの位置は、例えば三角形分割による距離に基づいて推定される。これらの推定位置に基づき、関節チェーンの全体姿勢は次に、例えば自由度の数及び関節ストッパーに関する知識を考慮に入れることにより決定される。
【0084】
最後に、図4cは運動の再構築を例示しており、関節チェーンとして考えられる体が、相互に関節でつながった固体要素の集合へと分割される、グラフィックの表現を用いて仮想的に表示している。
【0085】
全ての固体要素は、例えば図4cに示すように、頭TE、首C、体幹要素の集合T1、T2、T3、左腕の要素の集合BG1、BG2、BG3、BG4、右腕の要素の集合BD1、BD2、BD3、BD4、左脚の要素の集合JG1、JG2、LG3、JG4、JG5、及び右脚の要素の集合JD1、JD2、JD3、JD4、JD5として表わされ得る。
【0086】
外部の電子制御ユニットは、計算モジュールCALCにより供給される情報に基づき、関節チェーンの様々な固体要素間の角度を推定することにより、関節チェーンの運動を視覚的に再構築及びシミュレートできる。
【0087】
人体の場合、臀部と同様に肩は、しばしば3つの自由度を有する関節として考えられ、膝と同様に肘は、1つの自由度を有する関節として考えられる。また、装置間距離、及び装置と関節との間の距離を最大にするように、うまく分布した少なくとも3つ又は4つの装置を胴体に、そして3つ又は4つを臀部に設置すること、及び1つの装置を肩と肘の間の腕の中央、大腿部の中央、手首、及び足首に設置することは有用である。
【0088】
本発明は、関節チェーンの運動を表わす情報決定のための自律システムを安価に提案することを可能にする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2つの固体要素(ES1_1、ES2_1、ES1_2、ES2_2、ES3_2、ES1_3、ES2_3、ES3_3、ES4_3)、及び前記2つの要素をつないでいる少なくとも1つの関節(ART1_1、ART1_2、ART2_2、ART1_3、ART2_3、ART3_3)を備える、関節チェーン(CA_1、CA_2、CA_3)の運動を表わす情報を決定するための自律システムであって、前記システムが:
―前記関節チェーンの少なくとも2つの異なる要素上に固定して取り付けられ、行われた測定を伝送するために適する、装置間距離を測定するための、少なくとも2つの装置(DISP1_1、DISP2_1、DISP1_2、DISP2_2、DISP3_2、DISP1_3、DISP2_3、DISP3_3、DISP4_3)と、
―測定装置により供給された少なくとも1つの測定値に基づき、2つの測定器を隔てる少なくとも1つの距離を決定する手段と、
―前記距離決定手段により伝送された距離に基づき、前記関節チェーンの運動を表わす情報を計算するのに適した計算手段(CALC)と
を備えることを特徴とするシステム。
【請求項2】
前記距離決定手段及び前記計算手段が、前記関節チェーンに取り付けられる、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
装置間距離を測定するための前記装置(DISP1_1、DISP2_1、DISP1_2、DISP2_2、DISP3_2、DISP1_3、DISP2_3、DISP3_3、DISP4_3)の少なくとも1つが、データを送信及び/又は受信するのに適する、請求項1あるいは2のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項4】
前記計算手段によって使用される補足的な測定値を供給する、少なくとも1つの加速度計、及び/又は1つのジャイロ旋回計、及び/又は1つの磁力計を又備える請求項1〜3のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項5】
装置間距離を測定するための、少なくとも1つの光学装置(DISP1_1、DISP2_1、DISP1_2、DISP2_2、DISP3_2、DISP1_3、DISP2_3、DISP3_3、DISP4_3)を備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項6】
前記計算手段(CALC)により供給された、前記関節チェーンの運動を表わす前記情報を記憶すること、及び前記少なくとも1つの距離を直接記憶することに適した、前記関節チェーンに取り付けられる記憶手段(MEM)を備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項7】
少なくとも1つの関節に対し、前記関節につながれた固体要素に取り付けられる全ての前記測定装置に関する、測定装置と前記関節を隔てる距離の合計が最大であるように、前記測定装置(DISP1_1、DISP2_1、DISP1_2、DISP2_2、DISP3_2、DISP1_3、DISP2_3、DISP3_3、DISP4_3)が、前記関節チェーンの前記固体要素(ES1_1、ES2_1、ES1_2、ES2_2、ES3_2、ES1_3、ES2_3、ES3_3、ES4_3)に取り付けられる、請求項1〜6のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項8】
同一の固体要素上に設置される装置間の距離が最大であるように、前記測定装置(DISP1_1、DISP2_1、DISP1_2、DISP2_2、DISP3_2、DISP1_3、DISP2_3、DISP3_3、DISP4_3)が、前記関節チェーンの前記固体要素(ES1_1、ES2_1、ES1_2、ES2_2、ES3_2、ES1_3、ES2_3、ES3_3、ES4_3)に取り付けられる、請求項1〜7のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項9】
前記関節チェーンが2つの関節につながれた固体要素を含み、少なくとも1つの測定装置(DISP1_2、DISP2_2、DISP3_2、DISP1_3、DISP2_3、DISP3_3、DISP4_3)が実質的に前記固体要素の中央に設置される、請求項1〜6のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項10】
前記関節チェーンの固体要素当たり、及び前記固体要素につながれた関節の自由度当たり、少なくとも1つの測定装置を備え、前記チェーンが閉じた部分を持たず、次の関係:NEQ≧NVAR
が実証され、ここで、
NEQが、距離の測定値に対し、前記関節チェーンの関節により動かされる各セグメントの端部の、未知の位置変数をリンクさせる方程式の数を表わし、そして
NVARが、前記未知の位置変数の数を表わすように、
前記測定装置(DISP1_1、DISP2_1、DISP1_2、DISP2_2、DISP3_2、DISP1_3、DISP2_3、DISP3_3、DISP4_3)が前記固体要素上に設置される、請求項1〜6のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項11】
少なくとも2つの測定装置を備える関節につながれた少なくとも1つの固体要素を含み、前記測定装置が前記関節と直線をなすことを避けるように、前記固定要素上に設置される請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
関節につながれた少なくとも1つの固体要素を含み、そして少なくとも3つの測定装置を備え、前記測定装置が前記関節と平面を形成するのを避けるように、前記固定要素上に設置される請求項10に記載のシステム。
【請求項13】
関節チェーンの固体要素当たり、及び固体要素につながれた関節の回転の自由度当たり、少なくとも1つの測定装置を備え、関節を装置につないでいるベクトルが、前記関節を他の測定装置につないでいるベクトルに対して一次独立であるように、前記測定装置が前記固体要素上に設置される、請求項1〜6のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項14】
前記測定装置(DISP1_1、DISP2_1、DISP1_2、DISP2_2、DISP3_2、DISP1_3、DISP2_3、DISP3_3、DISP4_3)が、測定可能な最大のしきい値距離を含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項15】
前記関節チェーンの運動を表わす情報、又は前記記憶手段内に記憶されている決定された装置間距離を伝送するために、前記関節チェーンに取り付けられた伝送手段(TR)もまた備える、請求項1〜14のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項16】
前記測定装置(DISP1_1、DISP2_1、DISP1_2、DISP2_2、DISP3_2、DISP1_3、DISP2_3、DISP3_3、DISP4_3)、及び/又は前記計算手段(CALC)、及び/又は前記記憶手段(MEM)、及び/又は前記伝送手段(TR)が、前記関節チェーンとして考えられる生体に対して動作するために適している、請求項1〜15のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項17】
少なくとも2つの固体要素(ES1_1、ES2_1、ES1_2、ES2_2、ES3_2、ES1_3、ES2_3、ES3_3、ES4_3)、及び前記2つの要素をつないでいる少なくとも1つの関節(ART1_1、ART1_2、ART2_2、ART1_3、ART2_3、ART3_3)を備える、関節チェーン(CA_1、CA_2、CA_3)の運動を表わす情報を決定するための方法であって、それが次のステップ:
―前記関節チェーンの少なくとも2つの異なる固体要素に、2つの測定装置を隔てている距離の少なくとも2つの測定装置を固定して取り付けるステップと、
―測定装置により供給される少なくとも1つの測定値に基づき、少なくとも1つの距離を決定するステップと、
―予め決定された距離に基づき、前記関節チェーンの運動を表わす情報を計算するステップとを含むことを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4a】
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【図4b】
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【図4c】
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【公表番号】特表2011−525975(P2011−525975A)
【公表日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−515380(P2011−515380)
【出願日】平成21年6月24日(2009.6.24)
【国際出願番号】PCT/EP2009/057930
【国際公開番号】WO2010/003824
【国際公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【出願人】(511001703)
【出願人】(510163846)コミシリア ア レネルジ アトミック エ オ エナジーズ オルタネティヴズ (47)
【Fターム(参考)】