説明

防振脚及び被防振体

【課題】 被防振体の横方向における全方向での横振動を吸収することができ、しかも、防振性能に優れた防振脚を提供する。
【解決手段】 上面に開口部24を有する箱体23内において支持板26を転動子25,27によって上下から挟持する。支持板26上に固定した支持軸28を開口部24を通じて箱体23外部に延出させ、その先端に固定した支持板30上に縦振動吸収体33を設置する。支持軸28と箱体23との間に、両部材の振動を吸収する横振動吸収体29を設ける。箱体23をテーブル12上に載置した状態で、支持板30(縦振動吸収体33)上にプリンタ10を設置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えばプリンタ、複写機等の被防振体と、この被防振体が設置されるテーブル、ラック、フロア等の設置部との間に配置され、主として被防振体が発生する横振動を吸収するための防振脚、及び同防振脚を備えた被防振体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の防振装置としては、例えば特許文献1に開示されるものがある。この防振装置では、例えばプリンタの筐体に固定される金具の下側に、テーブル上面に当接してプリンタ全体を支持する硬度の高いゴムが設けられ、金具の上側に、プリンタ内部においてモータ等の機構部が取り付けられているボードを筐体に対して支持する硬度の低いゴムが設けられている。この両ゴムは一体的に加硫成形されている。そして、プリンタ作動時に発生するプリンタの横振動は、両ゴムの弾性伸縮によって吸収され、テーブルの横振動が抑制される。
【0003】
また、特許文献2に開示された防振装置では、テーブル等に設置される下台板の上側に戸車を介して上台板が配置され、この上台板の上にプリンタが載置される。そして、プリンタ作動時に発生するプリンタの横振動は、下台板と上台板との間に設けられた弾性部材によって吸収される。
【特許文献1】特開平5−131718号公報
【特許文献2】特開平5−85016号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1に記載のものでは、一方のゴムがプリンタの筐体を支持し、他方のゴムがプリンタ内部のボードを支持しているので、各ゴムの硬度はいずれもある程度高い必要がある。このため、キャリッジの方向転換に伴って大きな横振動が発生するようにプリンタに用いた場合、その横振動を効果的に吸収できない可能性がある。
【0005】
一方、上記特許文献2のものでは、下台板に対する上台板の相対移動方向が戸車により一方向のみに規制されるので、プリンタに発生する複数方向の横振動を吸収することができない。また、戸車を使用するため全体が大きくなるのを避けることができない。
【0006】
この発明は、以上のような従来の問題点を解消して、被防振体の横方向における全方向での横振動を吸収することができ、しかも、防振性能に優れた防振脚を提供することにある。また、同防振脚を備えた被防振体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明に係る防振脚は、設置部上に設置される被防振体の脚として機能する防振脚であって、下端に支持板を有し、前記被防振体の下面を弾性部材を介して支持する支持部材と、その支持板を水平移動可能に上下から挟持する挟持部材を有し、前記設置部上に設置される箱状の設置部材とを備え、前記支持部材及び設置部材の少なくとも一方には、両部材間の横方向の振動を吸収する横振動吸収部材を設けたことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記横振動吸収部材は、合成樹脂の発泡体からなることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記横振動吸収部材は、前記支持部材が挿通する前記設置部材の上側開口部を塞ぐように同設置部材と前記支持部材との間に介在されていることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記設置部材の下側、及び、前記支持部材の上側のいずれか一方には、前記設置部に対する前記被防振体の高さを調節するための高さ調整機構が設けられていることを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明に係る被防振体は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の防振脚を備え、同防振脚を介して設置部上に設置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
この本発明によれば、被防振体に横振動が発生すると、箱状の設置部材内において支持板が同横振動方向へ相対移動する。このため、被防振体に発生した横振動が、その方向に関係なく横振動吸収体によって吸収される。しかも、横振動吸収体が被防振体を支持していないので、その硬度を高くする必要がなく、防振性能を向上することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
(第1実施形態)
次に、本発明を具体化した第1実施形態を図1及び図2に従って説明する。
図2(a),(b)に示すように、被防振体としてのプリンタ10は、その四隅においてこの実施形態の防振脚20を介して、建物内のフロア11上に載置されたテーブル12の上に設置されている。従って、前記フロア11やテーブル12は、被防振体を設置するための設置部を構成する。前記防振脚20は、プリンタ10の四隅にそれぞれ脚として取り付けられている。プリンタ10は、図示しないキャリッジの方向転換やシートフィーダの動作に伴い、左右方向やこれに直交する前後方向にそれぞれ横振動するとともに、その横振動に伴って縦振動する。各防振脚20は、プリンタ10のこれら複数の横方向での横振動及び縦振動を吸収する。
【0013】
次に、前記防振脚20の詳細について以下に説明する。
図1(a),(b)に示すように、この防振脚20においては、箱体(設置部材)23の底板下面に、充実体のゴムよりなる平板状の縦振動吸収体22が接着によって固定され、この縦振動吸収体22の下面には、充実体の熱可塑性エラストマーよりなる薄板状の滑り止め部21が接着によって固定されている。この縦振動吸収体22は、主に縦振動を吸収するためのものである。前記箱体23は上面視略正方形に形成され、その天板中央に円形の開口部(上側開口部)24を有している。箱体23の底板上面の4箇所には、転動子(ボールキャスタ)25が支持されている。この4つの転動子25上には、略正方形の支持板26が支持されている。また、箱体23の天板下面には、前記転動子25よりも外側4箇所に転動子27が固定され、各転動子27は、支持板26の上面に対し転動可能な状態で当接されている。従って、支持板26は、箱体23内において、各転動子(挟持部材)25,27により箱体23に対し横方向における全方向に相対移動可能な状態で上下から挟持されている。
【0014】
支持板26の上面中央には、箱体23の開口部24を挿通して上方に延出する支持軸(支持部材)28が固定されている。また、支持板26の上面中央には、前記支持軸28を包囲するとともに前記開口部24内に位置する円形の横振動吸収体(横振動吸収部材)が接着によって固定されている。この横振動吸収体29は、高分子材料であるウレタン等の合成樹脂からなる発泡体であって、横振動を吸収するためのものである。この横振動吸収体29の外径と開口部24の内径とはほぼ同一であって、横振動吸収体29の外周面に対して開口部24の内周縁が当接している。従って、横振動吸収体29は、箱体23に対する支持板26及び支持軸28の相対移動を許容し、箱体23の開口部24は、この横振動吸収体29によって塞がれ、箱体23の内側空間が箱体23外部から閉鎖されている。
【0015】
前記支持軸28の上端部には雄ねじ部28aが形成され、この雄ねじ部28aには、円形の支持板30の下面中央に設けられた雌ねじ部31が螺合されている。雄ねじ部28aには、支持軸28に対する支持板30の回動を規制するロックナット32が螺合されている。すなわち、支持板30に加わる荷重は、雌ねじ部31と雄ねじ部28aとの螺合部及びロックナット32と雄ねじ部28aとの螺合部によって分担して受けられる。そして、支持軸28(雄ねじ部28a)、雌ねじ部31及びロックナット32により、支持軸28の上側に設けられた高さ調整機構が構成されている。
【0016】
支持板30の上面には、充実体のゴムよりなる縦振動吸収体(弾性部材)33が接着によって固定されている。この縦振動吸収体33は、縦振動吸収体22とともに主に縦振動を吸収する。さらに、縦振動吸収体33の上面には、発泡合成樹脂からなる平板状の受け部34が接着によって固定されている。この受け部34は、プリンタ10下面のゴム脚10aを包み込んだ状態でプリンタ10の下面に当接し、受け部34に対するプリンタ10の横滑りを防止する。そして、ロックナット32を緩めた状態で支持軸28に対して縦振動吸収体33を回動させ、雄ねじ部28aの雌ねじ部31に対する螺合量を調節することにより、防振脚20の高さが調節される。
【0017】
さて、上記のように構成された防振脚20は、プリンタ10の下面の四隅に脚として設置され、それぞれ箱体23(滑り止め部21)がテーブル12上に載置されるとともにプリンタ10が支持板30(受け部34)の上に載置された状態で使用される。このとき、箱体23下側の滑り止め部21がテーブル12上面に当接し、防振脚20のテーブル12に対する横滑りが防止される。プリンタ10の使用時においてキャリッジが動作したりシートフィーダが動作したりすると、プリンタ10は左右方向やこれに直交する前後方向にそれぞれ横振動する。プリンタ10の横振動に伴って、支持板26が同横振動方向に移動する。このため、キャリッジやシートフィーダの動作に伴うプリンタ10の各横方向での横振動は横振動吸収体29の弾性伸縮によってそれぞれ吸収及び減衰され、この横振動に伴うテーブル12の横振動が抑制される。このとき、プリンタ10は、そのゴム脚10aを包み込んだ受け部34を介して支持軸28に支持されているので、その横振動により防振脚20に対して横方向にずれることがなく、プリンタ10が防振脚20から落ちることがない。
【0018】
また、プリンタ10には、キャリッジやシートフィーダの動作に伴って、上下方向の縦振動も発生する。この縦振動は、充実体のゴムよりなる縦振動吸収体22,33の縦方向での弾性伸縮により吸収され、テーブル12の上下振動が抑制される。
【0019】
さらに、地震が発生した場合の横振動は、横振動吸収体29の弾性伸縮により吸収され、プリンタ10の横振動が抑制される。また、地震の縦振動は、縦振動吸収体22,33の弾性伸縮により吸収され、プリンタ10の縦振動が抑制される。
【0020】
本実施形態は、次の各効果を有する。
(1) この実施形態によれば、作動中のプリンタ10において互いに異なる横方向で横振動が発生すると、箱体23内において支持板26が各横振動方向へ相対移動し、横振動吸収体29が各横振動を吸収する。しかも、横振動吸収体29はプリンタ10の重量を支持していないので、その硬度をより低くすることができ、防振性能を向上することができる。
【0021】
(2) 支持板26を、箱体23の上下に設けた転動子25,27により上下から挟持したので、地震による縦振動が防振脚20に加わっても、支持板26が箱体23内で上下に暴れない。このため、地震の縦振動が縦振動吸収体22,33により確実に吸収され、プリンタ10の縦振動がより確実に抑制される。
【0022】
(3) 箱体23の下側に縦振動吸収体22を設け、支持軸28の上側に縦振動吸収体33を設けたので、プリンタ10の縦振動を吸収し、テーブル12の上下振動を抑制することができる。また、地震の縦振動を吸収し、プリンタ10の上下振動を抑制することができる。
【0023】
(4) 箱体23と支持軸28との間に、高分子材料であるウレタン等の合成樹脂の発泡体からなる横振動吸収体29を介在させたので、横振動を吸収するのみならず減衰させることができる。また、複数の圧縮コイルばねや引張コイルばねを介在させる構成に較べて、部品点数及び組立工数が少なくてすむ。さらに、圧縮コイルばねや引張コイルばねを用いた場合には、横振動を減衰させるためにダンパが必要となるが、本実施形態では、その必要がない。
【0024】
(5) 合成樹脂の発泡体からなる横振動吸収体29を、箱体23の開口部24を塞ぐように支持軸28と箱体23との間に介在させた。このため、箱体23内の空間が外部から閉鎖され、外部から塵埃等が侵入しないので、支持板26や転動子25,27の動作に塵埃等による支障が起きにくくなり、防振脚20の信頼性が向上する。しかも、横振動吸収体29によって開口部24を塞ぐようにしたので、開口部24を塞ぐためだけの専用の部品が不要となり、部品点数及び組立工数の増加を招くことがない。
【0025】
(6) 支持軸28の上側に高さ調整機構を設けたので、プリンタ10の四隅に脚として設けた防振脚20によりプリンタ10を水平状態に確実に支持することができる。このため、作動中のプリンタ10が各防振脚20の上で不安定とならないので、プリンタ10の振動を各防振脚20により確実に吸収することができる。
【0026】
(7) 前述した従来のものとは異なり、戸車を使用していないため、全体を小型化できる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図3に従って説明する。なお、この第2実施形態以降の各実施形態においては、第1実施形態と異なる構成及び作用を主に説明する。
【0027】
図3(a),(b)に示すように、この防振脚20においては、円形薄板状の支持板40の下面に、充実体のゴムよりなる円形平板状の縦振動吸収体41が接着によって固定されている。支持板40の上面中央には、雄ねじ軸42が立設状態で固定され、この雄ねじ軸42の上端には、上面視円形の箱体23の底板下面中央に設けられた雌ねじ部43が螺合されている。雄ねじ軸42には、この雄ねじ軸42に対する箱体23の回動を規制するロックナット44が螺合されている。従って、ロックナット44を緩めた状態で縦振動吸収体41に対して箱体23を回動させ、雄ねじ軸42の雌ねじ孔に対する螺合量を調節することにより、防振脚20の高さが調節され、プリンタ10の底面の高さを調節できる。そして、雄ねじ軸42、雌ねじ部43及びロックナット44により、箱体23の下側に設けられた高さ調整機構が構成されている。
【0028】
箱体23の底板上面の転動子25は、180度隔てて一対設けられている。また、箱体23の天板下面の転動子27は、前記一対の転動子25とそれぞれ90度隔てて一対設けられている。支持板26は、円形をなしている。また、箱体23の周壁内面には、円環状の横振動吸収体(横振動吸収部材)45が配設されている。この横振動吸収体45は、横振動吸収体29と同様の、高分子材料であるウレタン等の合成樹脂からなる発泡体である。この横振動吸収体45の内径と、支持板26の外径とはほぼ同一であって、横振動吸収体45の内周面に対して支持板26の外周縁が当接している。支持板26と支持板30との間の支持軸(支持部材)46は、それら支持板26及び支持板30に直接固定されている。前記横振動吸収体29は、支持板26と支持板30との間において、支持軸46を包囲するとともに開口部24内に位置するように固定されている。従って、箱体23の開口部24は、箱体23に対する支持板26及び支持軸46の相対移動を許容する横振動吸収体29によって塞がれ、箱体23の内側空間が外部から閉鎖されている。
【0029】
さて、本実施形態において、キャリッジ及びシートフィーダの動作に伴うプリンタ10の各横方向での横振動は、いずれも両横振動吸収体29,45によって吸収及び減衰される。また、プリンタ10の縦振動は両縦振動吸収体33,41により吸収される。さらに、地震の横振動は両横振動吸収体29,45によって吸収され、地震の縦振動は両縦振動吸収体33,41により吸収される。従って、この実施形態も、前記第1実施形態と同じ作用効果を有する。
【0030】
(変形例)
なお、この発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、以下のような様態で具体化してもよい。
【0031】
・ 上記防振脚20を、被防振体としてのプリンタ10の脚として予めプリンタ10に一体的に組み込んでもよい。この場合、縦振動吸収体33及び受け部34をなくすとともに、支持板30をプリンタ10の筐体に固定する。
【0032】
・ 前記横振動吸収体29,45において、その内周部または外周部に粘弾性体を設ける。この場合には、横振動に対する減衰作用が向上する。
・ 第1実施形態において箱体23下面の縦振動吸収体22を設けない構成とする。また、第2実施形態において支持板40下面の縦振動吸収体41を設けない構成とする。
【0033】
・ この発明を、被防振体としてのベッド等の家具と、この家具が設置される設置部としてのフロアとの間に介在される防振脚に具体化してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】(a)は第1実施形態の防振脚を示す平面図、(b)は同じく縦断面図。
【図2】(a)は防振脚の設置状態を示すプリンタの正面図、(b)は同じく平面図。
【図3】(a)は第2実施形態の防振脚を示す平面図、(b)は同じく縦断面図。
【符号の説明】
【0035】
10…被防振体としてのプリンタ、11…設置部を構成するフロア、12…同じくテーブル、20…防振脚、22…縦振動吸収体、23…設置部材としての箱体、24…(上側)開口部、25,27…挟持部材を構成する転動子、26…支持板、28…高さ調整機構を構成する支持部材支持軸、28a…同じく雄ねじ部、29…横振動吸収部材としての横振動吸収体、31…高さ調整機構を構成する雌ねじ部、32…同じくロックナット、33…弾性部材としての縦振動吸収体、41…縦振動吸収体、42…高さ調整機構を構成する雄ねじ軸、43…同じく雌ねじ部、44…同じくロックナット、45…横振動吸収部材としての横振動吸収体、46…支持部材としての支持軸。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
設置部上に設置される被防振体の脚として機能する防振脚であって、
下端に支持板を有し、前記被防振体の下面を弾性部材を介して支持する支持部材と、その支持板を水平移動可能に上下から挟持する挟持部材を有し、前記設置部上に設置される箱状の設置部材とを備え、前記支持部材及び設置部材の少なくとも一方には、両部材間の横方向の振動を吸収する横振動吸収部材を設けたことを特徴とする防振脚。
【請求項2】
前記横振動吸収部材は、合成樹脂の発泡体からなることを特徴とする請求項1に記載の防振脚。
【請求項3】
前記横振動吸収部材は、前記支持部材が挿通する前記設置部材の上側開口部を塞ぐように同設置部材と前記支持部材との間に介在されていることを特徴とする請求項2に記載の防振脚。
【請求項4】
前記設置部材の下側、及び、前記支持部材の上側のいずれか一方には、前記設置部に対する前記被防振体の高さを調節するための高さ調整機構が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の防振脚。
【請求項5】
請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の防振脚を備え、同防振脚を介して設置部上に設置されることを特徴とする被防振体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−90451(P2006−90451A)
【公開日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−277511(P2004−277511)
【出願日】平成16年9月24日(2004.9.24)
【出願人】(000119232)株式会社イノアックコーポレーション (1,145)
【出願人】(596004761)イノアックエラストマー株式会社 (33)
【Fターム(参考)】