説明

防犯機能を有する駐輪設備

【目的】 強盗や強姦などに襲われたような場合に、犯罪者の威嚇と警察などへの通報を速かに行なえるようにすること、また市街地に展開した自転車や自動二輪車の駐輪場の有効利用を行うことを目的とする。
【構成】 駐輪ユニット又はこの駐輪ユニットを集合させて成る駐輪場の側にパニックルームを備えた、防犯機能を有する駐輪設備とした。また駐輪ユニット又はこの駐輪ユニットを集合させて成る駐輪場の側に周囲撮影用のカメラと管理側の通信装置との間で通信を行なうための通信装置とを備えた、防犯機能を有する駐輪設備とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、駐輪ユニットまたはこの駐輪ユニットを集合させて成る駐輪場が防犯機能を有するものに関する。
【背景技術】
【0002】
近年街中の治安が悪化し、強盗や強姦などの重大犯罪が著しく増加している。このような犯罪の殆どは人目の少ない場所で起こっているが、特に女性や子供がこのような場所を利用せざるを得ない社会環境があることもまた事実である。
【0003】
ところで環境問題が叫ばれている折から、市街地での交通には自転車を利用することが好ましい。このため当発明者の発明に係わる特開2001−188999の「パーキングシステム及びパーキング方法」では市街地に散在させた複数の駐車場を利用して一時返却や乗り継ぎを自由にするがシステムを提案した。
【特許文献1】特開2001−188999号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したような治安の悪化に対して、強盗や強姦などに襲われたような場合にどのようにしたら、犯罪者を威嚇することが出来るか、また警察などへの通報を速かに行なわせることが出来るかが課題となっている。他方で上述のような市街地に展開した自転車や自動二輪車の駐輪場の有効利用が課題となっている。従ってこの発明はこのような2つの公益性のある課題の解決を目指すものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題は、駐輪ユニットまたはこの駐輪ユニットを集合させて成る駐輪場の側にパニックルームを備えていることを特徴とする、防犯機能を有する駐輪設備とすることにより達成される。前記駐輪ユニットとは自転車や自動二輪車を止める駐車台が2台以上設けられているものを指し、これを集めてある程度の規模にしたものが駐輪場であり、これ等を街中に展開するが、このような駐輪ユニットや駐輪場の側にパニックルームを備えることにより、強盗や強姦などに襲われたような場合にはこのパニックルームに逃げ込んで難を逃れることが出来るのである。前記パニックルームはここに逃げ込んで内側から鍵を掛けることにより危険を回避しようとする構造物のことであり、近年の重大犯罪の増加に対処べく屋内に設けられるようになった。しかしながら町中での犯罪に対処するためには町中にパニックルームが設けられている必要があるが、この課題をこの発明では解決しているのである。このようなパニックルームに逃げ込まれて騒がれれば、強盗や強姦などは退散せざるを得ず、また再犯が抑制されることにもなるのである。なお地震などの災害時にもこのパニックルームを利用することが出来る。
【0006】
さらに管理側の通信装置との間で通信を行なうための通信装置を備えたものとするとなお良い。前記通信装置を用いて警報を送ったり管理者側と連絡を取ることが可能になり、後はこの安全なパニックルーム内で助けを待てば良いのである。
【0007】
また周囲撮影用のカメラを備えこのカメラからの画像を前記通信装置を介して前記管理側の通信装置に送信するように設定されて成るものとするとなお良い。このようなカメラを備えていれば、パニックルームの内側にいてシャッターを押して犯人を撮影することが出来、またその画像を前記通信装置を介して管理側に送信することができる。或いはこのパニックルームが使用されたら自動的にビデオカメラなどで周囲を撮影し、前記通信装置を介して管理側に送信するようにしても良い。
【0008】
また上記課題は、駐輪ユニットまたはこの駐輪ユニットを集合させて成る駐輪場の側に周囲撮影用のカメラと管理側の通信装置との間で通信を行なうための通信装置とを備えていることを特徴とする、防犯機能を有する駐輪設備とすることにより達成される。ここではパニックルームを備えていないが、強盗や強姦などに追われたらここに逃げて来てスイッチを入れると、周囲を撮影してこの画像を通信装置から管理側の通信装置に向けて送信する。従って警察などの助けを呼ぶことが出来るし、犯罪者にしてみれば撮影されてしまうわけであるから、このことで犯罪者は威嚇されてしまうと言うわけである。
【0009】
なお請求項2または請求項4に記載の防犯機能を有する駐輪設備に於いて、前記通信部が無線通信手段を備えているものとすることが出来る。無線通信手段を利用すれば、通信ケーブルの引き回しが不要になると言うメリットが出て来る。なおこの発明では前記管理側の通信装置が管理センターのコンピュータであったり携帯電話機であったりする。すなわち前者では主として管理センターのコンピュータを通じて管理者に警報内容が通知されるが、後者では警報内容が直接的に管理者に通知されるのである。
【0010】
また請求項2または請求項4に記載の防犯機能を有する駐輪設備に於いて、前記通信部がインターネット接続手段を備えているものとすることが出来る。通信装置は管理者側の監視装置とインターネットを介して通信することができるのである。
【0011】
また請求項2または請求項4に記載の防犯機能を有する駐輪設備に於いて、自家発電部を備えているものとすることが出来る。燃料電池などの自家発電部を備えていることによって、電源取れない場所や、電源コードを引き回さなければならないような場所であっても、どんな所でもこの発明の防犯機能を有する駐輪設備を簡単に設置することが出来るようになる。
【0012】
なお前記自家発電部が太陽光発電装置であるものとすることが出来る。中間の太陽光を利用して発電し、かつこれを蓄電して夜間に備えることが可能となる。この場合前記太陽光発電装置が時計からの時刻信号によりモータを作動させて太陽光発電面を太陽の方角に合わせるように動作するものであれば発電能力を常時高いレベルに保っておくことが可能となる。また前記自家発電部が風力発電装置であるものとすることが出来る。風さえあれば昼夜を問わずに電力を得ることが可能である。このように太陽光発電装置や風力発電装置を利用すれば購入するエネルギー消費量を削減することが可能で、エネルギー消費量の削減と言う現代社会の大問題に対応し得るのである。なお太陽光発電装置と風力発電装置とを併設することによりお互いの長所を活かすことが可能となる。何れも環境問題の少ないクリーンな電力である。
【0013】
次に請求項2または請求項4に記載の防犯機能を有する駐輪設備に於いて、商品の自動販売機または商品やサービスを受けることが出来るキオスク端末を備えているものとすることが出来る。商品の自動販売機が備わっていることにより、無人で商品を販売することが出来る。また現在のコンビニエンスストアなどでこのようなキオスク端末を見ることが出来る。キオスク端末では音楽データや各種のチケットを購入することが可能であるが、更に野菜や肉などの商品を購入して自宅まで配達してもらうようなデリバリーサービスに利用出来ると便利である。或いはこの場にタクシーを呼ぶために利用出来るようにすると良い。この他このキオスク端末では様々なサービスが提供可能である。
なお地震などの災害時にもこの自動販売機やキオスク端末を活用することが出来る。
【0014】
さらに商品に関して商品在庫や釣銭残量などのセンシング手段を備えておりこのセンシング手段からのデータを元にWWW文書を生成すると共にこのWWW文書をWWWサーバへ転送するものとすることが出来る。これによって商品在庫に係るデータや売り上げ金額や釣銭の残高に係るデータを管理者に報告することが可能である。すなわち故障や盗難などのトラブルや在庫状況を逸早く管理者に知らせることができるため、管理者はこれ等の状況にスピーディーに対処し得るのである。或いは前記のセンシング手段から受けた信号を各種分析してこの分析結果を送信するようにしてもよい。さらにこの請求項の発明では管理者に報告するに当たって前記各種データを記載したWWW文書を生成すると共にこのWWW文書をWWWサーバへ転送するようにしている。従って各種データをWWW文書化してWWWサーバに置いておくことで、WWWを閲覧し得る機能を有するパーソナルコンピュータや携帯電話からこのデータに簡単にアクセスすることが可能となる。なおWWWとはWorld Wide Webのことである。なお自家発電部を備えているものではセンシング手段をこの自家発電部に取り付けるようにすると良い。これによって自家発電部から得た電力消費量や蓄電状況など電力状況に係るデータを管理者に報告することが可能になる。
【0015】
また商品に関し商品在庫や釣銭残量などのセンシング手段を備えておりこのセンシング手段からのデータを元に電子メールを生成すると共にこの電子メールを所定の電子メールアドレスに宛てて送信するものとすることが出来る。すなわち上述したWWWを利用するのではなく電子メールを利用するシステムとすることが可能である。すなわちセンシング手段からの感知内容を記載した電子メールを生成すると共にこの電子メールを所定の電子メールアドレスに宛てて送信する。これによって電子メールが取り扱えるパーソナルコンピュータや携帯電話へ前記感知内容を通知することができ、管理者の迅速な対応に繋げることが可能となる。
【発明の効果】
【0016】
この発明によって強盗や強姦などに襲われたような場合に犯罪者を威嚇することが出来る。或いはパニックルームを備えているものではここに逃げ込んで難を逃れることが出来る。このようなことが市街地に展開した自転車や自動二輪車の駐輪場に於いて可能になっており、この発明の公益性は極めて高い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
第1実施形態
図1乃至図4を用いてこの発明の第1実施形態のパニックルームを備えた駐輪ユニットを説明する。駐輪ユニット1は自転車を上下二段に駐車させることが出来る二段式ラックを複数台、隣り合って駐車される自転車のハンドルや荷物カゴ同士が干渉し合わない程度の間隔を空けて並設して成るものである。すなわち基台10上に立設した支柱11に下段の駐車部材12と上段の駐車部材13とを水平に取り付けたものであり、上段の駐車部材13上には、自転車を載せ上げやすいように駐車部材13から引き出して傾斜させることが出来る傾斜案内路14が設けられている。この駐車部材12,13及び傾斜案内路14は上方が開口されたチャンネル材から構成されている。また前記基台10上にはパニックルーム2が設置されており、パニックルーム2は前記支柱11に固定されている(図1を参照のこと)。
【0018】
前記パニックルーム2は人の力では破壊することが難しい鉄材やポリカーボネートなどの合成樹脂材からなる壁面を備えている。またドア20は取っ手21を引いて開けることが出来るようになっているとともに内側から強固にロックすることが出来るようになっている。またこのドア20には覗き窓22とフラッシュカメラ23が外方に向けて設けられている。なおこのパニックルーム2には後述する通信部33に接続されたアンテナ24が立設されている(図1)。
【0019】
このパニックルーム2の制御装置を図2のブロック図により、またこの制御装置の動作を図3のフローチャートを用いて説明する。制御部3には操作部30と通話部31と撮影部32と通信部33とが接続されており、制御部3はこれ等を統括している。操作部30はドア20に取り付けた図示しないスイッチを含んでおり、ドア20が内部から閉じられるとこのスイッチがONとなり、操作部30はこれを以てシャッターが切られたものとし(ステップS1)、撮影部32を制御してフラッシュカメラ23でドアの外方を一定間隔で連続して10枚の写真を撮影する(ステップS2)。この間隔や撮影枚数は適宜設定しておく。次に制御部3は通信部33を制御して管理センターに接続し(ステップS3)、撮影した画像を管理センターへ送信する(ステップS4)。なお通話部31には図示しない電話機が設けられており、パニックルーム2に逃げ込んだ人がこの電話機により直通で管理センターの監視員と話をすることが出来るようになっている。
【0020】
前記通信部33は携帯電話網により管理センターとの間でデータ通信や通話を行なう。すなわちパニックルーム2の通信部33と管理センターの管理装置91とはお互いの電話局の基地局9を介してやり取りすることが出来る。符号90,92はアンテナである。
【0021】
このように街中に展開されている駐輪ユニット1の側にパニックルーム2を備えているため、強盗や強姦などに襲われた場合にはこのパニックルーム2に逃げ込んで難を逃れることが出来るのである。なおこのような駐輪ユニット1を駐輪場と捉えることも可能である。
【0022】
第2実施形態
次に図5及び図6を用いてこの発明の第2実施形態の通報装置を備えた駐輪場を説明する。この駐輪場4は隣り合う駐輪ラックをスライドさせて間隔を狭めたり広げたりすることが可能なスライド式ラックを1ユニットの駐輪ユニット40としたものであるが、駐輪ラックをスライドさせるのは、自転車を駐車したり出庫する際に隣り合って駐車されている自転車を押しやり間隔を広くして作業が楽になるようにするためである。そしてこのような駐輪ユニット40をたくさん並設してフェンスで囲い、駐車場4としたものである。さらにこの駐車場4には管理室41とゲート42が設けられており、ゲート42には管理ポスト43が立設されており、この管理ポスト43に月極の駐車カードを読ませたり料金を投入したりすることによって利用者はゲート42の開閉を行なうことが出来る。
【0023】
図5に於いて前記管理室41は駐輪場4の右下隅に設けられているが、フェンスの外側の角と、これと対角線上の角には後述する通報装置5が設置されている。また残る2箇所の角には第1実施形態で説明したパニックルーム2が設置されている。通報装置5は緊急通報ボタン50と表示画面51とスピーカ52とビデオカメラ53と、頂部に回動自在に取り付けられた監視カメラ54及びサイレン55を備えている。そして通報ボタン50を押すと通報装置5は管理センターに接続して、表示画面51に管理者の姿を映し、ビデオカメラ53で撮影した通報者の映像を管理センターで表示し、スピーカ52を用いて会話することが出来るようになっている。また管理者は監視カメラ54を遠隔操作して周辺の撮影を行なうことが出来るし、強盗や強姦など犯罪者が監視カメラ54で捉えられ通報者によって指示された場合にはサイレン55を鳴らすことが出来るようになっている。なお前記パニックルーム2には既述の通り逃げ込むことが出来る。上記の管理室41に管理人がいないような場合には近くの通報装置5を利用するようにする。
【0024】
第3実施形態
最後に図7乃至図10を用いてこの発明の第3実施形態のパニックルームと風力・太陽光発電装置と商品自動販売機並びにキオスク端末を備えた駐輪ユニットを説明する。これ等の装置は上述した第2実施形態の駐輪場4の外壁部分に並べて設置されているものである。すなわち3台を並設した商品自動販売機7の右側にパニックルーム2が設置されており、各々の商品自動販売機7の背後に立設した2本の支柱60に風力・太陽光発電装置6が設けられている(図9)。
【0025】
更に詳しく説明すると、この実施形態は自家発電部を備え、これには図7で表わされた風力・太陽光発電装置6が用いられており、支柱60の最上部にある風力発電モータ63(この回転軸64にプロペラ65が取り付けられている)と、その下方に設けた太陽電池61(太陽追尾装置35が付属している)とから構成されている。またその下方に設けたアーム66には照明灯67が取り付けられ、更にその下方には監視カメラ68とスピーカ69とが設けられている。なお前記風力発電部には風上を向くようにするための垂直尾翼を備えた風見鳥が備えられている(図示せず)。また前記回転軸64には3回対称形状のプロペラ65が設けられている。一般的にはプロペラが用いられているが、例えば縦長に切断した薄板を湾曲させて形成したファンなども任意に採用することが出来る。前記太陽電池61は支柱60に太陽の仰角に合わせるように傾斜させて取り付けられている。また太陽追尾装置62は発電能力を高めるために太陽電池61の表面が常に太陽方向を向くように姿勢制御する機構である。
【0026】
このようにして設けられた風力発電モータ63と太陽電池61とは図8の回路図のように接続されている。すなわち風力発電モータ63と太陽電池61とは各々制御部を介して蓄電池600の入力端部に並列接続されており、この蓄電池600の出力側端部から取り出された線はDC/DCコンバータを経て出力端子に接続されている。これにより3連の商品自動販売機7とパニックルーム2とに自家発電の電力を供給することが出来る。
【0027】
さて前記パニックルームは図10で表わされているように、内方にのみ開くドア20が設けられており、内部にキオスク端末70とこの上に設けられた電話機26と、住所表示25と、イス27とを備えている。前記電話機26を以て管理センターに通報することが出来るが、この際に壁面に表示されている住所表示25は有用である。なおキオスク端末70は平常時に利用して音楽データや各種のチケットを購入したり、野菜や肉などの商品を購入して自宅まで配達してもらうようなデリバリーサービスを受けたり、住所表示25を参照してタクシーをこの場に呼ぶために利用することが出来る。従って前記電話機26はこのような目的で利用可能に設定してあり、またドア20を締めただけではフラッシュカメラ23で撮影せず、操作部30での図示しない操作によってのみ撮影を開始するように設定されている。
【0028】
この他この実施形態では、図8で示した制御部や、前記商品自動販売7やキオスク端末70の図示しない制御部からデータを受信し(ステップS5)これを整理する(ステップS6)。と同時に画像を受信し(ステップS7)この画像を編集する(ステップS8)。こうして得られたデータと画像とから画像を掲載したWWW文書を生成して(ステップS9)、これをWWWサーバへ転送する(ステップS10)。図11を参照のこと。これにより管理者は随時このデータにWWWを以てアクセスすることが出来る。WWWサーバへはインターネットを経由してWWW閲覧機能のある携帯電話機やパーソナルコンピュータ等々からアクセスすることが可能である。
【0029】
またこの実施形態では、、前記制御部から所要データを取得し、これを分析して異常を感知したならば(ステップS11)、この感知内容を報告するための電子メールを作成して(ステップS12)、管理者の携帯電話に割り当てられた電子メールアドレスに宛ててこの電子メールを送信する(ステップS13)。図12を参照のこと。これにより管理者は遠隔地から携帯電話を用いて図8で示した制御部や前記商品自動販売7やキオスク端末70の異常を知ることが出来、素早い対応が可能となるのである。
【産業上の利用可能性】
【0030】
この発明は地震対策の一環として設置することが出来る。大型のパニックルームを備えていれば避難所として利用可能である。この視点からは商品自動販売機は水や食料の保管庫でもある。通話通信機能を利用して助けを求めることが出来る。自家発電部を備えていれば、この電力で照明、ラジオ、携帯電話などの電力を賄うことが出来る。この他ベンチを設置して日常的なコミュニティーの場とすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】 第1実施形態の説明図である。
【図2】 パニックルーム2の制御装置のブロック図である。
【図3】 制御装置の動作を表わすフローチャートである。
【図4】 制御装置と管理装置91との通信状況の説明図である。
【図5】 第2実施形態の説明図である。
【図6】 通報装置5の正面方向からの説明図である。
【図7】 第3実施形態の風力・太陽光発電装置6の説明図である。
【図8】 風力・太陽光発電装置6のブロック図である。
【図9】 駐輪場4の説明図である。
【図10】 パニックルーム2の内部説明図である。
【図11】 制御装置の動作を表わすフローチャートである。
【図12】 制御装置の動作を表わすフローチャートである。
【符号の説明】
【0032】
1 駐輪ユニット
10 基台
11 支柱
12 駐車部材
13 駐車部材
14 傾斜案内路
2 パニックルーム
20 ドア
21 取っ手
22 覗き窓
23 フラッシュカメラ
24 アンテナ
25 住所表示
26 電話機
27 イス
3 制御部
30 操作部
31 通話部
32 撮影部
33 通信部
4 駐輪場
40 駐輪ユニット
41 管理室
42 ゲート
43 操作ポスト
5 通報装置
50 緊急通報ボタン
51 表示画面
52 スピーカ
53 ビデオカメラ
54 監視カメラ
55 サイレン
6 風力・太陽光発電装置
60 支柱
61 太陽電池
62 太陽追尾装置
63 風力発電モータ
64 回転軸
65 プロペラ
66 アーム
67 照明灯
68 監視カメラ
69 スピーカ
600蓄電池
7 商品自動販売機
70 キオスク端末

【特許請求の範囲】
【請求項1】
駐輪ユニットまたはこの駐輪ユニットを集合させて成る駐輪場の側にパニックルームを備えていることを特徴とする、防犯機能を有する駐輪設備。
【請求項2】
管理側の通信装置との間で通信を行なうための通信装置を備えている請求項1に記載の防犯機能を有する駐輪設備。
【請求項3】
周囲撮影用のカメラを備え、このカメラからの画像を前記通信部を介して前記管理側の通信装置に送信するように設定されて成る、請求項2に記載の防犯機能を有する駐輪設備。
【請求項4】
駐輪ユニットまたはこの駐輪ユニットを集合させて成る駐輪場の側に、周囲撮影用のカメラと管理側の通信装置との間で通信を行なうための通信装置とを備えていることを特徴とする、防犯機能を有する駐輪設備。
【請求項5】
前記通信部が無線通信手段を備えている請求項2または請求項4に記載の防犯機能を有する駐輪設備。
【請求項6】
前記通信部がインターネット接続手段を備えている請求項2または請求項4に記載の防犯機能を有する駐輪設備。
【請求項7】
自家発電部を備えている請求項1または請求項4に記載の防犯機能を有する駐輪設備。
【請求項8】
前記自家発電部が太陽光発電装置である請求項7に記載の防犯用の駐輪設備。
【請求項9】
前記自家発電部が風力発電装置である請求項7に記載の防犯機能を有する駐輪設備。
【請求項10】
商品の自動販売機または商品やサービスを受けることが出来るキオスク端末を備えている請求項1または請求項4に記載の防犯機能を有する駐輪設備。
【請求項11】
更に商品に関して商品在庫や釣銭残量などのセンシング手段を備えておりこのセンシング手段からのデータを元にWWW文書を生成すると共にこのWWW文書をWWWサーバへ転送するものである、請求項10に記載の防犯機能を有する駐輪設備。
【請求項12】
更に商品に関して商品在庫や釣銭残量などのセンシング手段を備えておりこのセンシング手段からのデータを元に電子メールを生成すると共にこの電子メールを所定の電子メールアドレスに宛てて送信するものである、請求項10に記載の防犯機能を有する駐輪設備。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2007−182743(P2007−182743A)
【公開日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−27673(P2006−27673)
【出願日】平成18年1月6日(2006.1.6)
【出願人】(391009040)横浜特殊船舶株式会社 (7)
【Fターム(参考)】