説明

難燃性木質ボードおよびその製造方法。

【課題】木質破片は、廃棄物として費用がかかるようになり、その処分方法も焼却処分となるため環境への負荷が懸念される。
本発明は、木地質チップを主原料に用いて準不燃性を備えた木質ボードの製造可能を提供する。
【解決手段】木質繊維の特性を有効活用し、無機質繊維状の不燃材料及び熱硬化性樹脂系を混合、添加成形し熱圧にて硬化させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、難燃性で補強された木質ボード成形品とその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
昨今まで建築廃材、木質チップは利活用されている。そして各用途でもって再利用をしている。
【0003】
木質チップの熱圧成形ボードの製造方法がある。しかし、耐摩擦性、親和性、耐火性、耐熱性、断熱性、防音性、耐薬品性、絶縁性、耐腐食性、経済性を持ち合わせている木質ボードは得られていない。
【0004】
本発明は、上記について解決する難燃性木質ボード。
【0005】
本発明の特徴を全て持ち合わせる素材は、合成物質には無い。
【0006】
本発明の難熱性木質ボードは、耐摩擦性、親和性、耐火性、耐熱性、断熱性、防音性、耐薬品性、絶縁性、耐腐食性、経済性を持ち合わせている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
昨今まで建築用部材の補強用として壁材、間仕切り材の補強材として使用された木質ボードには、耐摩擦性、親和性、耐火性、耐熱性、断熱性、防音性、耐薬品性、絶縁性、耐腐食性、経済性を持ち合わせており多用途に大量に使用された。しかしながら健康被害や衛生上有害と認識され現在では使用及び製造の禁止となっており機能を有しながら衛生上の問題を起こさない代替となる材料が求められている。
【0008】
産業廃棄物の木質の破片は、昨今自然のサイクルからはずされ廃棄物として費用がかかるようになり、その処分方法も焼却処分となるため環境への負荷が懸念される。
【課題を解決するための手段】
【0009】
木質の特性と同等の性質をもつ建築材料として用いることを可能とするために機能性を持つ木質チップや、従来廃棄物である建設廃材との難燃剤混合で成形する工程を特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、耐摩擦性、親和性、耐火性、耐熱性、断熱性、防音性、耐薬品性、絶縁性、耐腐食性の効果、機能を発揮する硬化形成の難燃性木質ボードを可能とした。廃棄費用のかかる木質チップを材料として組み合わせることで軽量化、経済性、および環境に配慮した建築材料として提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
粉砕機で木質をチップにし難燃剤,不燃材の混合物体をつくる。次にこの混合物体を硬化成形し難燃性木質ボードとする。
【産業上の利用可能性】
【0012】
本発明の難燃性木質ボードは、従来使用されたボードに無い難燃性、不燃性が要求される間仕切壁、内装材や外装や化粧スレートなどの用途の建材としての可能性。
【0013】
本発明の難燃性木質ボードには、難燃剤、熱軟化性樹脂を含有構造を有していることから耐水性、耐湿性、断熱性、耐熱電気絶縁などの特性に優れ多用途の可能性をもつ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
木質チップを主原料に用い不燃性難燃剤を添加混合したことを特徴とする難燃性木質ボード。
【請求項2】
請求項1記載の不燃性を混合成形し硬化させた難燃性木質ボードの製造方法。
【請求項3】
基材に難燃剤及び不燃材料を添加、混合し熱圧締めを特徴とする木質ボードの製造方法。
【請求項4】
請求項1〜3の部材にアルミ二ウムはくを活用することを特徴とする建築材及びその製造方法。
【請求項5】
廃棄物の古紙を破砕し木質チップの代替材として請求項1〜4の難焼性建築材及びその製造方法。

【公開番号】特開2010−234792(P2010−234792A)
【公開日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−103386(P2009−103386)
【出願日】平成21年3月30日(2009.3.30)
【出願人】(305058494)
【Fターム(参考)】