説明

電力/ダイエリア削減を目的とするクロックスペクトラム拡散(ディザリング)回路の完全デジタル化

【課題】クロック列をデジタル的にスペクトラム拡散する。
【解決手段】クロック列を形成するクロック、及びクロック列を変調し、ディザリングされたクロック列を生成するべく、クロック列の周波数を時間変動分周値によって分周する可変分周器を有する。本回路は更に、周波数変調波形を生成するべくディザリングされたクロック列を蓄積する第1のアキュムレータ、及び位相変調信号を生成するべく、周波数変調波形を蓄積する第2のアキュムレータを有する。本回路は更に、位相変調信号に基づいて、時間変動分周値を計算する位相値計算器、及び最初に述べたクロック列の拡散スペクトラムである第2のクロック列を生成するべく、ディザリングされたクロック列の変調をトラッキング及びフィルタリングするクローズドループ制御回路を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は概して集積回路、より具体的には、デジタル回路においてクロックのスペクトルをデジタル的に拡散することに関する。
【背景技術】
【0002】
本願は優先権として、2005年8月1日出願のUS特許仮出願No.60/704,510、タイトル「電力/ダイエリア削減を目的とするクロックスペクトラム拡散(ディザリング)回路の完全デジタル化」、2005年9月30日出願のUS特許仮出願No.60/722,731、タイトル「電力/ダイエリア削減を目的とするクロックスペクトラム拡散(ディザリング)回路の完全デジタル化」、及び2005年10月6日出願のUS特許仮出願No.11/246,328、タイトル「電力/ダイエリア削減を目的とするクロックスペクトラム拡散(ディザリング)回路の完全デジタル化」を主張する。これらの開示は参照することにより本願にそのまま援用される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
クロックをスペクトラム拡散するとは、一般的に、周波数領域に渡ってクロックパルス電力を拡散することが含まれる。図1は、第1のクロック列100及びスペクトラム拡散クロック列105を示す簡略図である。スペクトラム拡散クロック列105におけるパルスは、第1のクロック列100におけるクロックパルスから生成しても良いスペクトルの拡散したパルスでる。スペクトラム拡散パルスのクロックエッジは図1における矢印で示されるとおり、左右に変動する。スペクトラム拡散クロック列は一般的に、ジッタ感度が概して低く、及び/又はクロックパルスにおいて低ピーク電力が望まれるアプリケーションに対して用いられる。
【0004】
クロック列のスペクトラムを拡散するための従来の回路は、たいていデジタル及びアナログ回路の両方、一般的にはデジタル変調器及びアナログ位相インターポレータを含む。デジタル変調器はクロック発振器からクロック列(例えば、第1のクロック列)を受け取る。クロック列はデジタルクロック列であっても良い。デジタル変調器は、ディザリングされた波形を生成する目的で、ディザ波形を用いてクロック列を変調しても良い。ディザリングされた波形はその後、ディザリングされた波形を位相補間するアナログ位相インターポレータに送られても良い。アナログ位相インターポレータはスペクトラム拡散クロック列を、ディザリングされた波形の位相補間に基づいて生成及び出力する。
【0005】
これらのクロック列のスペクトラムを拡散するための従来の回路は、とりわけ低電力回路アプリケーションに対して、多数の特有の欠点を備える。例えば、クロック列を変調するための従来の一般的なデジタル変調器は概して、クロック列のクロック周波数で動作し、そのクロック周波数は一般的に(例えば、水晶発振器によって生成される)自走クロックであり、比較的高い周波数である。従来のデジタル変調器は自走クロック周波数で動作するので、これらのデジタル変調器は比較的大電流を引き込む傾向がある。
【0006】
これら従来の回路内において比較的大電流を引き込むものは、一般的にデジタル変調器だけではなく、アナログ位相インターポレータもまた一般的に比較的大電流を引き込む。例えば、アナログインターポレータはデジタル変調器と同じ程度の大電流を引き込む。更に、これら従来の回路は一般的にアナログデバイス(すなわちアナログ位相インターポレータ)を含んでいるので、スペクトラム拡散クロックパルスの形状、及びクロックパルスの電力低減量は概して、アナログ位相インターポレータのリニアリティによって制限される。比較的高リニアリティのアナログ位相インターポレータは、設計及び製造において比較的コストがかさみ、サイズも大きくなる。また、これら従来の回路はしばしばデジタル回路及びアナログ回路の両方を含んでいるので、比較的多大なダイスペースを必要とし、それにより製造コストが比較的大きくなりがちである。
【0007】
それゆえ、クロック列のスペクトラムを拡散するための回路において、従来回路より比較的ダイエリアの占有面積が小さく、より小さい電流を引き込む新しい回路が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
従って本発明の形態は、クロック列の調整、及び具体的にはクロック列のスペクトラムを拡散するための回路、方法、装置、回路制御用コード、コード及び/又は手段を提供する。
【0009】
本発明の形態は、クロックスペクトラムを拡散するための手段を含む。より具体的には、周波数変調波形に基づいて位相値を生成するための手段、及び位相値によって位相変調されたディザリングクロック列を生成するべく、固定値と位相値とを加算して得られる分周値によってクロック列の周波数を分周するための手段を本発明は含む。本形態は更に、周波数変調波形を生成するべく、ディザリングされたクロック列を蓄積する手段、及び位相変調信号を生成し、その位相変調信号に基づいて位相値を生成するべく、周波数変調波形を蓄積する手段を含む。本形態は更に、ディザリングされたクロック列の変調をトラッキングし、ロックするための手段を含む。本発明は更に、ディザリングされたクロック列の変調のトラッキング、及びディザリングされたクロック列のフィルタリング工程に基づいて、クロック列の拡散スペクトラムであるスペクトラム拡散クロック列を生成する手段を含む。周波数変調波形は周期的又は準周期的である。周波数変調波形は三角波である。周波数変調波形はデジタル信号である。クロック列はデジタルクロック列である。ディザリングされたクロック列はデジタルクロック列である。位相値は周波数変調波形の中心に対する周波数変調波形の偏移に比例する。本形態は更に、ディザリングされたクロック列の周波数を乗算値によって乗算する手段を含む。スペクトラム拡散クロック列の平均周波数は、クロック列の周波数を乗算値によって乗算し、固定値によって除算することで得られる。本形態は更に、位相変調信号を第1の位相変調信号と第2の位相変調信号とに分ける手段、第1の位相変調信号に対して第2の位相変調信号を時間的に遅らせる手段、及びその後で位相値を生成するべく第1の位相変調信号と第2の位相変調信号との間の差を計算する手段を含む。本形態は更に、分周値を生成する目的で、位相値に固定値を加算する手段を含む。
【0010】
本発明の他の形態は、クロック列のスペクトラムを拡散する手段を含む。より具体的には、ディザリングされたクロック列を生成する手段、及び周波数変調波形を生成するべく、ディザリングされたクロック列を蓄積する手段が含まれる。本形態は更に、位相変調信号を生成するべく、周波数変調波形を蓄積する手段、及び位相変調信号に基づいて時間変動分周値を生成する手段を含む。本形態は更に、時間変動分周値に基づいて、クロック列をデジタル的に変調する手段を含む。本形態は更に、最初に述べたクロック列の拡散スペクトラムである第2のクロック列を生成するべく、ディザリングされたクロック列の変調のトラッキング、及びディザリングされたクロック列のフィルタリングを行う手段を含む。時間変動分周値は固定分周値と位相値とを加算して得られる。位相値は周波数変調波形から決定される。本形態は更に、位相変調信号に基づいて位相値を生成する手段を含む。本形態は更に、位相変調信号を第1及び第2の位相変調信号とに分ける手段、及び後に位相値を生成するべく第1の位相変調信号と第2の位相変調信号との間の差を計算する目的で、第1の位相変調信号に対して第2の位相変調信号を遅らせる手段を含む。本形態は更に、位相値に固定分周値を加算する手段を含む。位相値はデジタル周波数変調波形の中心に対するデジタル周波数変調波形の偏移に比例する。周波数変調波形は周期的又は準周期的である。周波数変調波形は三角波である。本形態は更に、クロック列を生成する手段を含む。
【0011】
クロック拡散手段の特定の形態によれば、第1のクロック列はデジタルクロック列である。クローズドループ制御手段はディザリングされたクロック列の周波数を固定乗算値によって乗算する。時間変動分周値は、固定分周値に位相値を加算して得られ、第2クロック列の平均周波数は第1のクロック列の周波数を固定乗算値で乗算し、固定分周値で除算することで得られる。本形態は更に、位相変調信号の第1部分と位相変調信号の第2部分との間の差を計算する手段を含む。第2部分は第1部分に対して時間的に遅れており、その差が位相値である。本形態は更に、時間変動分周値を生成するべく、位相値に固定分周値を加算する手段を含む。第2のクロック列を生成する目的で、ディザリングされたクロック列の変調をトラッキングし、ディザリングされたクロック列をフィルタリングする手段は位相同期ループ回路に当たる。
【0012】
本発明の性質及び利点に関する更なる理解は、以下の詳細の説明及び添付図面を参照することにより達成できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の1つの形態における、第1クロック列、及び第1クロック列から生成されるスペクトラム拡散クロック列を示す簡略図である。
【0014】
【図2】本発明の1つの形態における、スペクトラム拡散クロック列を生成するデジタル回路の簡略図である。
【0015】
【図3】本発明の1つの形態における、スペクトラム拡散クロック列を生成するための工程を備える高位フローチャートである。
【0016】
【図4A−4H】は、本発明における多様な実施形態を示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明は概して、デジタル信号を調整するための、デジタル回路装置及びデジタル回路手段を提供する。より具体的には、本発明はクロックスペクトルを拡散するためのデジタル回路装置及びデジタル回路手段を提供する。
【0018】
デジタルクロックスペクトラム等のクロックスペクトラムを拡散することには、クロック列におけるクロックパルス電力を周波数領域において拡散することが含まれる。図1は、本発明の1つの形態における、第1のクロック列100、及び第1のクロック列から生成されるスペクトラム拡散クロック列105を示す簡略図である。スペクトラム拡散クロック列のエッジは、図1における矢印が示すように、第1のクロック列に対して変動する。第1クロック列におけるクロックパルスは、スペクトラム拡散クロック列におけるスペクトラム拡散クロックパルスを生成する目的でデジタル的に調整されても良い。
【0019】
図2は、本発明の1つの形態における、回路200の簡略図である。回路200はクロックパルス発生器205、可変分周器210、第1アキュムレータ215、第2アキュムレータ220、遅延回路225、第1加算器230、第2加算器235、及び位相同期ループ(PLL)240を含む。本明細書では、遅延回路225及び加算器230、235を位相値計算器と称す場合がある。1つの形態によれば、先ほど挙げられた回路のそれぞれはデジタル回路である。別の形態によれば、PLLはミックスシグナル回路であっても良い。回路200はスペクトラム拡散クロック105を生成する目的で、第1のクロック列100を生成し、第1のクロック列を調整する。第1のクロック列の周波数「f1」は、水晶発振器等の自走クロックの発振周波数であっても良い。スペクトラム拡散クロック列の平均周波数「f2」はf1より小さくても、等しくても、又大きくても良い。
【0020】
1つの形態によると、クロックパルス発生器205は第1のクロック列100を生成する。第1のクロック列100はデジタルクロック列であっても良い。第1のクロック列は、クロックパルス発生器205の出力から可変分周器210の入力に送られる。可変分周器210は、周波数が「f3」であるディザリングされたクロック列245を生成する。より具体的には、可変分周器はクロック列の周波数f1を「分周」値N+δで分周する。つまり、f3はf1/(N+δ)に等しい。Nは固定値(例えば128)であっても良く、δは時間変動値(ここでは位相値と表す)であっても良い。位相値の生成について以下に詳しく述べる。位相値はNと比べて比較的小さくても良い。例えば、δの絶対値はNの10分の1であっても良く、またそれより小さくても良い(例えばNの20分の1)。Nの値は、ユーザが指定しても良く、又は回路200に結合された他の回路(図に記載無し)によって特定されても良い。Nの値は回路200が実現する特定のアプリケーションに従って、特定されても良い。
【0021】
ディザリングされたクロック列245は、可変分周器の出力から、アキュムレータ215の入力及びPLL240の入力に送られても良い。アキュムレータ215(ここでは周波数アキュムレータと表す場合がある)は、ディザリングされたクロック列を蓄積し、それから周波数変調波形250を生成する。周波数変調波形250は、デジタル信号であっても良い。周波数変調波形は周期的であっても、準周期的であっても良く、三角波、のこぎり波、ティアドロップ波、又はランダム波等の様々な形状であっても良い。周波数変調波形は、回路200において、変動するエッジを備えるディザリングされたクロック列を生成するべく、クロック列の位相を変調する目的で用いられる。具体的には、周波数変調波形はアキュムレータ215の出力からアキュムレータ220(ここでは位相アキュムレータと表す場合がある)の入力に送られる。アキュムレータ220は、周波数変調波形を蓄積し、可変分周器からディザリングされたクロック列を受け取る。アキュムレータ220は更に、蓄積された周波数変調波形から位相変調信号255を生成する。
【0022】
1つの形態によると、位相値は、周波数変調波形の中心に対する周波数変調波形の偏移に比例する。例えば、もし周波数変調波形が三角波形なら、位相値は基準線260の上又は下に属する三角波形の値に比例しても良い。
【0023】
より具体的には、位相値を計算する目的で、位相変調信号は2つの回路パス265a及び265bを介して加算器230に送られる。回路パス265aは遅延の無いパスであっても良い。回路パス265bは、第1の回路パスの位相変調信号に比べ、第2の回路パスの位相変調信号を遅延させる遅延回路225を含んでも良い。遅延回路225は、受信したディザリングされたクロック245に基づいて、回路パス265bの位相変調信号を遅延させても良い。加算器230は、遅延していない位相変調信号から遅延した位相変調信号を減算する。別の言い方をすると、加算器230は、位相変調信号における異なる「時点」での差を計算する。位相変調信号における異なる時点でのこの求められた差が位相値δである。位相値δは加算器230から加算器235に送られる。加算器235は分周値N+δを生成するべく、位相値と固定値Nを加算する。δは、例えば位相変調信号が遅延回路によって遅れる量によって、プラスにもマイナスにもなり得る。
【0024】
周波数変調波形は時間と共に変化するので、位相値もまた時間と共に変化する。例えば、周波数変調波形の周波数が増加すれば、位相値も同様に増加し、周波数変調波形の周波数が減少すれば、位相値も同様に減少する。位相値は位相変調波形の変化に従い、プラスの値からマイナスの値に減少しても良い。更に、位相値が時間と共に変化すると、分周値N+δも時間と共に変化する。又、分周値が時間変動すると、可変分周器は第1のクロック列の周波数f1を時間変動分周値で分周する。例えば、分周値が増加すると、可変分周器によって生成されたディザリングされたクロック列のエッジは広がり(すなわち、ディザリングされたクロック列の周波数は小さくなる)、分周値が減少すれば、ディザリングされたクロック列のエッジは縮まる(すなわち、ディザリングされたクロック列の周波数は大きくなる)。ディザリングされたクロック列のこの位相変化は、おおよそ周波数変調波形の周波数で変化する。
【0025】
1つの形態によると、ディザリングされたクロック列の位相変化の周波数は、PLL240の稼動可能な検知範囲以内である。従って、PLLはスペクトラム拡散クロック列を生成するべく、ディザリングされたクロック列をフィルタリングする目的で、ディザリングされたクロック列の変調をトラッキングし、ロックする。ディザリングされたクロック列のエッジ(すなわち位相)が変動すると、スペクトラム拡散クロック列のクロックパルスのエッジも同様に変動する。
【0026】
1つの形態によると、PLLはディザリングされたクロック列の周波数を乗算値「M」で乗算しても良い。それにより、スペクトラム拡散クロック列105の平均周波数f2は(M/N)・f1となる。Mの値は周波数f2を様々な所望値に合わす目的で、調整されても良い。
【0027】
図3は、スペクトラム拡散クロック列105を生成する目的で、クロック列100を形成するクロックパルスのスペクトラムを拡散するステップを備える高位フローチャートである。記載された高位フローのステップは典型例であり、高位フローチャートで示された形態から逸脱しない範囲においては、多様なステップが他のステップとして代用されても、ステップが組み合わされても、及び/又はステップが削除されても良い。最初のステップ300において、可変分周器はクロック列及び時間変動分周値を受信する。
【0028】
ステップ305において、可変分周器はクロック列を位相変調し、それによりディザリングされたクロック列を生成する目的で、クロック列の周波数を時間変動分周値で分周する。時間変動分周値は、固定値と時間変動する位相値とを加えた値であっても良い。ステップ310において、周波数アキュムレータはディザリングされたクロック列を可変分周器から受け取り、そのディザリングされたクロック列の蓄積に基づいて、周波数変調波形を生成する。ステップ315において、位相アキュムレータは周波数変調波形を周波数アキュムレータから受け取り、その周波数変調波形に基づいて、位相変調信号を生成する。ステップ320において、位相値計算器は位相変調信号における異なる時点の間の差、つまり位相値を計算する。ステップ325において、時間変動分周値を生成する目的で、位相値は固定値に加算される。ステップ330において、位相同期ループ(PLL)は可変分周器からディザリングされたクロック列を受け取る。ステップ335において、PLLはスペクトラム拡散クロック列を生成及び出力する目的で、ディザリングされたクロック列の変調をトラッキングし、ディザリングされたクロック列をフィルタリングする。
【0029】
図4A〜4Gを参照すれば、本発明における様々な実施形態が見られる。図4Aのとおり、本発明はハードディスクドライブ400の形で実現されても良い。本発明は信号処理回路及び/又は信号制御回路を実装しても良く、一般的にそれらは図4Aにおいて402に当たる。ある実施形態では、HDD400内の信号処理回路及び/又は信号制御回路402、及び/又はその他の回路(図に記載無し)が、データの処理、コーディング及び/又は暗号化の実行、計算の実行、及び/又は磁気記録メディア406に/から、出力される/受け取るデータのフォーマットをしても良い。
【0030】
HDD400は、コンピュータ等のホストデバイス(図に記載無し)、PDA、携帯電話、メディア又はMP3プレーヤ等のモバイルコンピューティングデバイス、及び/又は1つ以上の有線又は無線通信リンク408を介すその他のデバイスと通信しても良い。HDD400はランダムアクセスメモリ(RAM)等のメモリ409、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ(ROM)等のローレイテンシ不揮発性メモリ、及び/又はその他の適した電子データ記憶装置に接続されても良い。
【0031】
図4Bのとおり、本発明はデジタル汎用ディスク(DVD)ドライブ410の形で実現されても良い。本発明は一般的に図4Bにおける412に当たる信号処理回路及び/又は信号制御回路、及び/又は大容量データ記憶装置418をDVDドライブ410内に実装しても良い。DVD410内の信号処理及び/又は制御回路412、及び/又はその他の回路(図に記載無し)がデータの処理、コーディング及び/又は暗号化の実行、演算、及び/又は光学記憶媒体416から読み出される、及び/又は光学記憶媒体に書き込まれるデータのフォーマットを行っても良い。いくつかの実施形態においては、DVD410内の信号処理及び/又は制御回路412、及び/又はその他の回路(図に記載無し)も同様に、エンコード及び/又はデコード等のその他の機能、及び/又はDVDドライブに関連するその他の信号処理機能を実行しても良い。DVDドライブ410は1つ以上の有線又は無線通信網を介して、コンピュータ、テレビ等の出力デバイス(図に記載無し)、又はその他のデバイスと通信しても良い。DVD410は不揮発性方式によりデータを記憶する大容量データ記憶装置418と通信しても良い。大容量データ記憶装置418は図4Aに示したハードディスクドライブ(HDD)を含んでも良い。HDDは約1.8インチより小さい直径を持つ1つ以上のプラッタを含む小型HDDであっても良い。DVD410はRAM又はROM等のメモリ419、フラッシュメモリ等のローレイテンシ不揮発性メモリ、及び/又はその他の適した電子データ記憶装置であっても良い。
【0032】
図4Cのとおり、本発明は高精細テレビ(HDTV)420の形で実現されても良い。本発明は一般的に図4Cにおける422に当たる信号処理回路及び/又は信号制御回路、WLANインターフェース及び/又は大容量データ記憶装置をHDTV420内に実装しても良い。HDTV420はHDTV入力信号を有線又は無線形式で受信し、ディスプレイ426に対してHDTV出力信号を生成する。いくつかの実施形態においては、HDTV420内の信号処理及び/又は制御回路422、及び/又はその他の回路(図に記載無し)がデータの処理、コーディング及び/又は暗号化の実行、演算、データのフォーマット、及び/又は必要とされるあらゆる種類のHDTV処理の実行をしても良い。
【0033】
HDTV420は、光学及び/又は磁気記憶デバイス等の不揮発性方式によりデータを記憶する大容量データ記憶装置427と通信しても良い。少なくとも1つのHDDが図4Aで示した構成を備えても良く、及び/又は少なくとも1つのDVDが図4Bで示した構成を備えても良い。HDDは約1.8インチより小さい直径を持つ1つ以上のプラッタを含む小型HDDであっても良い。HDTV420はRAM又はROM等のメモリ428、フラッシュメモリ等のローレイテンシ不揮発性メモリ、及び/又はその他の適した電子データ記憶装置と接続されても良い。HDTV420はまた、WLANネットワークインターフェース429を介してWLANとの接続をサポートしても良い。
【0034】
図4Dのとおり、本発明は乗物430の制御システムを実現し、乗物制御システム内にWLANインターフェース及び/又は大容量データ記憶装置を実装する。いくつかの実施形態においては、本発明は駆動系制御システム432を実装する。駆動系制御システムは、温度センサ、圧力センサ、回転センサ、エアフローセンサ及び/又はその他の適したセンサ等の1つ以上のセンサから入力信号を受け取り、及び/又はエンジン稼動パラメータ、トランスミッション稼動パラメータ及び/又はその他の制御信号等の1つ以上の制御信号を生成する。
【0035】
本発明はまた、乗物430内のその他の制御システム440において実装されても良い。制御システム440は同様に、入力センサ442から信号を受信し、及び/又は1つ以上の出力デバイス444に制御信号を出力しても良い。いくつかの実施形態においては、制御システム440はアンチロック・ブレーキングシステム(ABS)、ナビゲーションシステム、テレマティクスシステム、乗物テレマティクスシステム、車線逸脱システム、適応走行制御システム、ステレオ、DVD、コンパクトディスク等の乗物娯楽システムの一部であっても良い。またその他の実施形態も考えられる。
【0036】
駆動系制御システム432は、不揮発性方式によりデータを記憶する大容量データ記憶装置446と通信しても良い。大容量データ記憶装置446は、例えばハードディスクドライブHDD及び/又はDVDなどの光学及び/又は磁気記憶デバイスを含んでも良い。少なくとも1つのHDDが図4Aに示す構成を備え、及び/又は少なくとも1つのDVDが図4Bに示す構成を備えても良い。HDDは約1.8インチより小さい直径を持つ1つ以上のプラッタを含む小型HDDであっても良い。駆動系制御システム432は、RAM又はROM等のメモリ447、フラッシュメモリ等のローレイテンシ不揮発性メモリ、及び/又はその他の適した電子データ記憶装置に接続されても良い。駆動系制御システム432はまた、WLANネットワークインターフェース448を介してWLANとの接続をサポートしても良い。制御システム440はまた、大容量データ記憶装置、メモリ、及び/又はWLANインターフェースを含んでも良い(図に記載無し)。
【0037】
図4Eのとおり、本発明はアンテナ451を備えても良い携帯電話450の形で実現されても良い。本発明は一般的に図4Eにおける452に当たる信号処理回路及び/又は信号制御回路、WLANインターフェース及び/又は大容量データ記憶装置を携帯電話450内に実装しても良い。いくつかの実施形態において、携帯電話450はマイクロフォン456、スピーカ及び/又はオーディオ出力ジャック等のオーディオ出力458、ディスプレイ460、及び/又はキーパッド、ポインティングデバイス、及び/又はボイスアクチュエーション等の入力デバイス462を含む。携帯電話450内の信号処理回路及び/又は信号制御回路452、及び/又はその他の回路(図に記載無し)がデータの処理、コーディング及び/又は暗号化の実行、演算の実行、データのフォーマット、及び/又はその他の携帯電話に関わる機能の実行をしても良い。
【0038】
携帯電話450は、例えばハードディスクドライブHDD及び/又はDVD等の光学及び/又は磁気記憶デバイス等の、不揮発性方式によりデータを記憶する大容量データ記憶装置464と通信しても良い。少なくとも1つのHDDが図4Aに示す構成を備え、及び/又は少なくとも1つのDVDが図4Bに示す構成を備えても良い。HDDは約1.8インチより小さい直径を持つ1つ以上のプラッタを含む小型HDDであっても良い。携帯電話450は、RAM又はROM等のメモリ466、フラッシュメモリ等のローレイテンシ不揮発性メモリ、及び/又はその他の適した電子データ記憶装置に接続されても良い。携帯電話450はWLANネットワークインターフェース468を介してWLANとの接続をサポートしても良い。
【0039】
図4Fのとおり、本発明はセットトップボックス480の形で実現されても良い。本発明は一般的に図4Fにおける484に当たる信号処理回路及び/又は信号制御回路、WLANインターフェース及び/又は大容量データ記憶装置をセットトップボックス480内に実装しても良い。セットトップボックス480はブロードバンドソース等のソースから信号を受信し、テレビ及び/又はモニタ、及び/又はその他のビデオ等のディスプレイ488、及び/又はオーディオ出力デバイスに適した標準及び/又は高精細オーディオ/ビデオ信号を出力する。セットトップボックス480内の信号処理回路及び/又は信号制御回路484及び/又はその他の回路(図に記載無し)がデータの処理、コーディング及び/又は暗号化の実行、演算の実行、データのフォーマット、及び/又はその他のセットトップボックス480に関わる機能の実行をしても良い。
【0040】
セットトップボックス480は、不揮発性方式によりデータを記憶する大容量データ記憶装置490と通信しても良い。大容量データ記憶容量490は例えばハードディスクドライブHDD及び/又はDVD等の光学及び/又は磁気記憶デバイスを含んでも良い。少なくとも1つのHDDが図4Aに示す構成を備え、及び/又は少なくとも1つのDVDが図4Bに示す構成を備えても良い。HDDは約1.8インチより小さい直径を持つ1つ以上のプラッタを含む小型HDDであっても良い。セットトップボックス480は、RAM又はROM等のメモリ494、フラッシュメモリ等のローレイテンシ不揮発性メモリ、及び/又はその他の適した電子データ記憶装置に接続されても良い。セットトップボックス480はWLANネットワークインターフェース496を介してWLANとの接続をサポートしても良い。
【0041】
図4Gのとおり、本発明はメディアプレーヤ472の形で実現されても良い。本発明は一般的に図4Gにおける471に当たる信号処理回路及び/又は信号制御回路、WLANインターフェース及び/又は大容量データ記憶装置をメディアプレーヤ472内に実装しても良い。いくつかの実施形態において、メディアプレーヤ472はディスプレイ476、及び/又はキーパッド、タッチパッド等のユーザ入力477を含む。いくつかの実施形態において、メディアプレーヤ472は一般的にメニュー、ドロップダウンメニュー、アイコン、及び/又はポイントアンドクリックインターフェースを、ディスプレイ476及び/又はユーザ入力477を介して実現するグラフィカル・ユーザインターフェース(GUI)を用いても良い。メディアプレーヤ472は更に、スピーカ及び/又はオーディオ出力ジャック等のオーディオ出力475を含んでも良い。メディアプレーヤ472内の信号処理回路及び/又は信号制御回路471、及び/又はその他の回路(図示せず)がデータの処理、コーディング及び/又は暗号化の実行、演算の実行、データのフォーマット、及び/又はその他のメディアプレーヤに関わる機能の実行をしても良い。
【0042】
メディアプレーヤ472は、圧縮オーディオ及び/又はビデオコンテンツ等のデータを記憶する不揮発性の大容量データ記憶装置470と通信しても良い。いくつかの実施形態において、圧縮オーディオファイルはMP3フォーマット又はその他の適した圧縮オーディオ及び/又はビデオフォーマットに準拠するファイルを含む。大容量データ記憶装置は、例えばハードディスクドライブHDD及び/又はDVD等の光学及び/又は磁気記憶デバイスを含んでも良い。少なくとも1つのHDDが図4Aに示す構成を備え、及び/又は少なくとも1つのDVDが図4Bに示す構成を備えても良い。HDDは約1.8インチより小さい直径を持つ1つ以上のプラッタを含む小型HDDであっても良い。メディアプレーヤ472は、RAM又はROM等のメモリ473、フラッシュメモリ等のローレイテンシ不揮発性メモリ、及び/又はその他の適した電子データ記憶装置に接続されても良い。メディアプレーヤ472はまた、WLANネットワークインターフェース474を介してWLANとの接続をサポートしても良い。
【0043】
図4Hのとおり、本発明はアンテナ439を備えてもよいIPネットワーク上音声伝送(VoIP)電話483の形で実現されても良い。本発明は一般的に図4Hにおける482に当たる信号処理回路及び/又は信号制御回路、無線インターフェース、及び/又は大容量データ記憶装置をVoIP電話内に実装しても良い。いくつかの実施形態において、VoIP電話483はマイクロフォン487、スピーカ及び/又はオーディオ出力ジャック等のオーディオ出力489、ディスプレイモニタ491、キーパッド、ポインティングデバイス、ボイスアクチュエーション、及び/又はその他の入力デバイス等の入力デバイス492、及びワイアレス・フィデリィティ(Wi−Fi)通信モジュール486を部分的に含む。VoIP電話483内の信号処理回路及び/又は信号制御回路482及びその他の回路(図に記載無し)がデータの処理、コーディング及び/又は暗号化の実行、演算の実行、データのフォーマット、及び/又はその他のVoIP電話に関わる機能の実行をしても良い。
【0044】
VoIP電話483は、例えばハードディスクドライブHDD及び/又はDVD等の光学及び/又は磁気記憶デバイス等の、不揮発性方式によりデータを記憶する大容量データ記憶装置481と通信しても良い。少なくとも1つのHDDが図4Aに示す構成を備え、及び/又は少なくとも1つのDVDが図4Bに示す構成を備えても良い。HDDは約1.8インチより小さい直径を持つ1つ以上のプラッタを含む小型HDDであっても良い。VoIP電話483は、RAM又はROM等であっても良いメモリ485、フラッシュメモリ等のローレイテンシ不揮発性メモリ、及び/又はその他の適した電子データ記憶装置に接続されても良い。VoIP電話483はWi−Fi通信モジュール486を介してVoIPネットワークとの通信網を構築する。また、上記形態に加え、その他の実施形態も考えられる。
【0045】
上記実施形態は一例に過ぎず、本願の精神に逸脱せず、特許請求の範囲内での多様な変更または改良は当業者であれば考えられるであろう。例えば、実施形態200においては位相同期ループ回路が用いられているが、その他の形態において、ディザリングされたクロック列の位相又は周波数のトラッキング及びフィルタリングに適した周波数同期ループ、遅延同期ループ、又はその他のクローズドループ制御回路が用いられても良いことは明らかであろう。それゆえ、上記記載は本請求項に定義された発明の範囲を制限するものではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クロック列のスペクトラムを拡散する方法であって、
周波数変調波形に基づいて、位相値を生成する工程と、
前記位相値によって位相変調されたディザリングされたクロック列を生成する目的で、前記クロック列の周波数を、固定値と位相値を加算して得られる分周値によって分周する
工程と、
前記周波数変調波形を生成する目的で、前記ディザリングされたクロック列を蓄積する工程と、
位相変調信号を生成し、更に前記位相変調信号に基づいて前記位相値を生成する目的で、前記周波数変調波形を蓄積する工程と、
前記ディザリングされたクロック列の変調をトラッキング及びロックする工程と、
前記トラッキング及びロック工程に基づいて、前記クロック列の拡散スペクトラムであるスペクトラム拡散クロック列を生成する工程とを備えるクロック列のスペクトラムを拡散する方法。
【請求項2】
前記周波数変調波形は、周期的又は準周期的である請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記周波数変調波形は、三角波である請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記周波数変調波形は、デジタル信号である請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記クロック列は、デジタルクロック列である請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ディザリングされたクロック列は、デジタルクロック列である請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記位相値は、前記周波数変調波形の中心に対する前記周波数変調波形の偏移に比例する請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記ディザリングされたクロック列の周波数を乗算値によって乗算する工程を更に備える請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記スペクトラム拡散クロック列の平均周波数は、前記クロック列の周波数を前記乗算値によって乗算し、更に前記固定値により除算することで得られる請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記位相変調信号を第1の位相変調信号と第2の位相変調信号とに分ける工程と、
前記第1の位相変調信号に対して、前記第2の位相変調信号を時間的に遅らせる工程と、
その後、前記位相値を生成する目的で、前記第1の位相変調信号と前記第2の位相変調信号との間の差を計算する工程とを更に備える請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記分周値を生成する目的で、前記位相値と前記固定値とを加算する工程を更に備える請求項10に記載の方法。
【請求項12】
第1のクロック列のスペクトラムを拡散するデジタル回路であって、
ディザリングされたクロック列を生成する目的で、前記第1のクロック列を形成するクロックパルス幅をデジタル的に変調する可変分周器と、
周波数変調波形を生成するべく前記ディザリングされたクロック列を蓄積する第1のアキュムレータと、
位相変調信号を生成するべく前記周波数変調波形を蓄積する第2のアキュムレータと、
前記位相変調信号に基づいて、時間変動分周値を生成する位相値計算器と、
前記第1のクロック列の拡散スペクトラムである、第2のクロック列を生成するべく、前記ディザリングされたクロック列の変調をトラッキング及びフィルタリングするクローズドループ制御回路とを備え、
前記可変分周器は、前記時間変動分周値に基づいて、前記クロックパルス幅をデジタル的に変調する第1のクロック列のスペクトラムを拡散するデジタル回路。
【請求項13】
前記時間変動分周値は、固定分周値と位相値とを加算して得られる請求項12に記載のデジタル回路。
【請求項14】
前記位相値は、前記周波数変調波形から決定される請求項13に記載のデジタル回路。
【請求項15】
前記位相値計算器は、前記位相変調信号に基づいて前記位相値を生成する請求項13に記載のデジタル回路。
【請求項16】
前記位相値計算器は更に、前記位相変調信号を第1及び第2の位相変調信号とに分け、前記第2の位相変調信号を前記第1の位相変調信号に対して遅らせ、その後、前記位相値を生成するべく、前記第1の位相変調信号と前記第2の位相変調信号との間の差を計算する請求項15に記載のデジタル回路。
【請求項17】
前記位相値計算器は更に、前記位相値と前記固定分周値とを加算する請求項16に記載のデジタル回路。
【請求項18】
前記位相値は、前記デジタル周波数変調波形の中心に対する前記デジタル周波数変調波形の偏移に比例する請求項13に記載のデジタル回路。
【請求項19】
前記周波数変調波形は、周期的又は準周期的である請求項18に記載のデジタル回路。
【請求項20】
前記周波数変調波形は、三角波である請求項19に記載のデジタル回路。
【請求項21】
前記クロック列を生成するクロック発信器を更に備える請求項12に記載のデジタル回路。
【請求項22】
前記第1のクロック列は、デジタルクロック列である請求項12に記載のデジタル回路。
【請求項23】
前記クローズドループ制御回路は、前記ディザリングされたクロック列を固定乗算値によって乗算する請求項12に記載のデジタル回路。
【請求項24】
前記時間変動分周値は、固定分周値と位相値とを加算して得られ、前記第2のクロック列の平均周波数は、前記第1のクロック列の周波数を前記固定乗算値によって乗算し、更に前記固定分周値により除算することで得られる請求項23に記載のデジタル回路。
【請求項25】
前記位相値計算器は、前記位相変調信号を第1の加算器に転送する第1及び第2の回路パスを含み、
前記第2の回路パスは、第2の回路パスにおける前記位相変調信号を、前記第1の回路パスにおける前記位相変調信号に対して時間的に遅らせる遅延回路を含み、
前記第1の加算器は、前記第1の回路パス及び前記第2の回路パスから受け取った前記位相変調信号の間の差である前記位相値を計算する請求項12に記載のデジタル回路。
【請求項26】
前記位相値計算器は更に、前記時間変動分周値を生成し、前記時間変動分周値を前記可変分周器に転送するべく、前記位相値と固定分周値とを加算する第2の加算器を含む請求項25に記載のデジタル回路。
【請求項27】
前記クローズドループ制御回路は、位相同期ループ回路である請求項12に記載のデジタル回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図4D】
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【図4E】
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【図4F】
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【図4G】
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【図4H】
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【公開番号】特開2007−43704(P2007−43704A)
【公開日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−207502(P2006−207502)
【出願日】平成18年7月31日(2006.7.31)
【出願人】(502188642)マーベル ワールド トレード リミテッド (302)
【Fターム(参考)】