説明

電動モータ

【課題】ステータの樹脂モールド時に、外力によりバスバーがインシュレータからずれることを防止できる電動モータを提供する。
【解決手段】ステータコア8に装着されたフロント側インシュレータ13を介してコイル18が巻回されている。フロント側インシュレータ13には、6角形状を有して一部に切り欠き27が形成されたバスバー17の環状部26が、フロント側インシュレータ13に設けられた直線状の溝部28に沿って一体に嵌め込まれている。また、環状部26のバスバー端子25近傍の一方の屈曲部分がフロント側インシュレータ13の側面角部に当接している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動モータに関するものである。
【背景技術】
【0002】
電動モータは、回転するロータと、このロータの外周面の外側に固定されたステータとで構成される。ステータは、ステータコアに装着されたインシュレータを介してコイルが巻回されている。例えば、3相の電動モータであれば、対向した3組のコイルでU相、V相、W相を構成している。これらの各コイル間の接続線(渡り線)に繋がるリード線を結線し、コイルの結線作業を容易にする手段として、各コイルの端部と接続するための複数の端子を備える板状のバスバーを用いる方法等が用いられている(例えば、特許文献1あるいは特許文献2参照)。
【0003】
このバスバーには、環状部(リング)に一端が開いたスリット状部を有するバスバー端子が複数形成されたものがある。そして、各バスバー端子にコイルの端部が係合されており、係合部位がさらにヒュージングにより抵抗溶接されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平6−233483号公報
【特許文献2】特開2001−103700号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の電動モータでは、ステータコアに装着したインシュレータにバスバーを固定した後、インシュレータを介してコイルが巻回されるため、製造上のばらつきによりコイルのリード線取り出し位置にずれが生じる場合がある。このような場合には、コイルの端部とバスバーに配置した各バスバー端子とを接続するために係合部位の位置合わせが必要となる。また、ヒュージングのためにコイルの端部と各バスバー端子の係合部位のスペース確保が必要となる。このため、上記に代わる方法として、インシュレータにコイル相互間を接続したバスバーを一体に樹脂モールドする場合がある。しかしながら、このときインシュレータに当接したバスバーに成形圧力がかかり、バスバーの位置にずれが生じる可能性がある。これにより、ステータの結線作業が煩雑となるとともに、コイル同士の接触、あるいは断線等が発生する場合がある。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ステータのモールド時に、外力によりバスバーがインシュレータからずれることを防止できる電動モータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ステータコアとコイルとを絶縁するインシュレータと、前記インシュレータに固定されるとともに各相の前記コイルと電気的に接続される環状のバスバーと、を備え、前記バスバーには、前記各コイルの端部を係合するバスバー端子が複数形成されている電動モータにおいて、前記バスバーは、多角形状に形成された環状部を有し、前記環状部が前記インシュレータに設けた直線状の溝部に嵌め込まれて支持されるとともに、前記溝部によって形成される形状より大きな径で形成されていることを要旨とする。
【0008】
上記構成によれば、複数のバスバー端子が配置された各相のコイル共用のバスバーがインシュレータに嵌め込まれており、ステータコアに装着したインシュレータに巻回されたコイルの端部と各バスバー端子との係合部位がヒュージングにより結線されている。このとき、バスバーの環状部は多角形状に形成され、支持する溝の形状より径方向にわずかに大きく形成されているので、インシュレータに設けた直線状の溝に沿って容易に嵌め込みができるとともに、バスバーがインシュレータを押圧して支持される。これにより、電動モータのステータの結線作業を容易に行なうことができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電動モータにおいて、前記バスバーは、前記環状部の一部に切り欠きが形成されていることを要旨とする。
【0010】
上記構成によれば、バスバーの環状部の一部が切り欠かれているので、バスバーをインシュレータに容易に嵌め込み、固定することができる。また、バスバーの環状部がインシュレータをばね力により押圧しているので、コイル形成後にステータを樹脂モールドするときに、外力によりバスバーがインシュレータからずれることを防止できる。
【発明の効果】
【0011】
ステータのモールド時に、外力によりバスバーがインシュレータからずれることを防止できる電動モータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施形態に係る電動オイルポンプ装置の概略構成を示す軸方向断面図。
【図2】本発明の実施形態に係る電動モータのステータ部分をポンプ側から見た端面図。
【図3】図2のステータ部分に装着されるインシュレータに嵌め込まれたバスバーの形状を示す図。
【図4】図2におけるA−A方向から見たインシュレータ部分(バスバー、コイルを含む)の断面図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
次に、本発明の一実施形態に係る電動モータについて、図に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態の電動オイルポンプ装置の概略構成を示す軸方向断面図である。本実施形態である電動モータ(以下、ブラシレスモータという)2は、3相のブラシレスモータであり、自動車のトランスミッション用の油圧ポンプとして用いられる電動オイルポンプ装置1に使用されるものである。ここで、ブラシレスモータ2は、ダブルスター結線されており、対向した3組のコイルでU,U’相、V,V’相、およびW,W’相を構成している。図1に示すように、電動オイルポンプ1は、オイルを吸引・吐出するオイルポンプ(例えば、内接ギヤポンプ)3を備えており、オイルポンプ3とブラシレスモータ2とはユニット化されている。
【0014】
オイルポンプ3は、ここではトロコイド曲線型ポンプを用いていて、トロコイド歯形を有する内歯を備えたポンプ用アウタロータ(以下、アウタロータという)9の内周側に、外歯を備えたポンプ用インナロータ(以下、インナロータという)10を噛み合わせ、ポンプハウジング12内にこれらのアウタロータ9およびインナロータ10を偏心して回転自在に配置したものである。
【0015】
インナロータ10は、回転駆動軸6におけるロータ5を形成した部分より一方(図1の左側)に寄った部分に外嵌固着されて、この回転駆動軸6とともに回転するようになっている。アウタロータ9は、このインナロータ10の外歯よりも1歯多い内歯を備え、回転駆動軸6に対して偏心した位置を中心にポンプハウジング12内で回転自在となるように配置されている。また、インナロータ10は、外歯がこのアウタロータ9の内歯に全周の一部で噛み合うとともに、各外歯がこのアウタロータ9の内面に全周の各所でそれぞれほぼ内接しながら回転するようになっている。
【0016】
したがって、ブラシレスモータ2により回転駆動軸6が回転駆動されると、このオイルポンプ3のアウタロータ9およびインナロータ10の間隙の容積がこの回転駆動軸6の1回転の間に拡大と縮小を繰り返すので、これらの間隙に通じる図示しないインポートからアウトポートに向けてオイルを送り出すポンプ動作が行われることになる。
【0017】
また、図1に示すように、ブラシレスモータ2は、回転するモータ用ロータ(以下、ロータという)5と、このロータ5の外周面の外側に固定されたモータ用ステータ(以下、ステータという)4とで構成される。ロータ5は、回転駆動軸6の外周面に、例えば、複数個の永久磁石7を周方向に沿って並べて配置し形成したものである。回転駆動軸6は、ブラシレスモータ2とオイルポンプ3とで共用する回転軸であり、両端部をモータハウジング12の内部に軸受23,24によって回転自在に軸支されている。
【0018】
ステータ4は、ロータ5の外周面の外側にわずかなエアギャップを介してステータコア8の内向きの突極(以下、ティースという)を複数配置している。ティースの数は、本実施例では6個としている。このステータコア8の各ティースにはそれぞれコイル18が巻回されている。ここで、ステータコア8の軸方向両端に、コイル18をステータコア8から絶縁するためのインシュレータが装着されている。なお、便宜的にステータ4におけるポンプ側をフロント側インシュレータ13、その反対側をリア側インシュレータ19として説明する。
【0019】
ポンプハウジング12およびモータハウジング11は、非磁性材料(例えば、アルミダイカスト)で構成される。フロント側インシュレータ13およびリア側インシュレータ19は、樹脂材料(例えば、PPS等の絶縁体)により形成される。ハウジング本体は、上記ポンプハウジング12、フロント側インシュレータ13、モータハウジング11、および後述する本体ケース20で構成されている。
【0020】
フロント側インシュレータ13には、ステータコア8に巻回されたコイル18と、コイル18同士を電気的に接続しているバスバー端子25(図2参照)を備えた6角形状のバスバー17とが一体に埋設(モールド)されている。ここで、バスバー17は、長尺の金属板材(例えば、銅、銅合金)が平板を折り曲げる等の加工を施すことで、所定の形状に成形されたものである。このバスバーには、一端が開いたスリット状部を有するバスバー端子25が複数(例えば、6個)形成されている。そして、各コイル18の端部が係合されて、この係合部がさらにヒュージング加工により抵抗溶接されている。さらに、フロント側インシュレータ13には、6本のボルト14を挿通するためのボルト穴15が軸中心に対して周方向に等間隔で配置されている(図2参照)。
【0021】
また、ステータコア8に装着したリア側インシュレータ19には、コイル18同士あるいはコイル18と後述する制御基板21とを電気的に接続するためのバスバー端子30を備えたバスバー29(図2参照)が配設されるとともに、6個の金属製(鉄または銅等)のナット16がインサート成形により埋設されている。そして、ポンプハウジング12から挿入されたボルト14をリア側インシュレータ19に埋設されたナット16にねじ止めすることにより、ブラシレスモータ2のステータ4が固定されている。
【0022】
本実施形態である電動オイルポンプ1には、樹脂製(例えば、PPS)の本体ケース20の外側端面に、ブラシレスモータ2を制御するための制御基板21が取り付けられている。制御基板21には、直流電源を交流に変換してブラシレスモータ2の各コイル18に駆動電流を供給するインバータ回路と、ホール素子等のセンサが検出したアウタロータ9の回転位置の情報に基づいてこのインバータ回路を制御する制御回路が実装されている。制御基板21は、上記回路の基板上の図示しないコイルやコンデンサ等の電子部品とともに熱伝導性のよい金属製(例えば、アルミダイカスト)の制御基板ハウジング22に密閉して収容され、それら各部材によって電動オイルポンプ装置1のコントローラが構成されている。この制御基板ハウジング22内に制御基板21や電子部品が密閉して収容されることで、コントローラへの防水性が確保されている。
【0023】
そして、上記構成により、制御基板21によって制御された駆動電流がリア側インシュレータ19のバスバー端子を介して各コイル18に供給されるようになっている。これにより、コイル18に回転磁界が発生し、永久磁石7にトルクが生じてロータ4が回転駆動される。このようにして、インナロータ10が回転駆動されると、アウタロータ9がこれに従動して回転し、これらのアウタロータ9の内歯と,インナロータ10の外歯の間隙が拡縮を繰り返すので、インポートおよびアウトポートを通じてオイルを吸入・吐出するポンプ動作が行われる。
【0024】
次に、図2は、本発明の実施形態に係る電動モータのステータ部分をポンプ側から見た端面図、図3は、図2のステータ部分に装着されるインシュレータに嵌め込まれたバスバーの形状を示す図、図4は、図2におけるA−A方向から見たインシュレータ部分(バスバー、コイルを含む)の断面図である。
【0025】
図2〜図4に示すように、ステータ4に用いられているステータコア8は、3相構造に対応するもので、6個のティースは、それぞれ周方向に対向して配置されたティースと対をなして、U,U’相、V,V’相およびW,W’相の各相を構成している。また、ステータコア8に装着されるインシュレータは、ポンプ側から挿入されるフロント側インシュレータ13と、その反対側から挿入されるリア側インシュレータ19(図1参照)とからなる一対の組部材として構成されている。
【0026】
ステータコア8に装着されたフロント側インシュレータ13およびリア側インシュレータ19を介してコイル18が巻回されている。そして、フロント側インシュレータ13には、6角形状を有したバスバー17の環状部26が、フロント側インシュレータ13に設けられた直線状の溝部28に沿って一体に嵌め込まれている。このとき、環状部26の一部には切り欠き27が形成されている。さらに、環状部26のバスバー端子25近傍の一方の屈曲部分がフロント側インシュレータ13の側面角部に当接している。
【0027】
ここで、バスバー17は、各相のコイル18間を電気的に接続するU,U’相、V,V’相およびW,W’相の各相のアース側の共用結線部材であり、それぞれ一端が開いたスリット状部(開口部)を有する6個のバスバー端子25がフロント側インシュレータ13の外周から所定の距離だけ径方向に突出した状態で一体形成されている。そして、バスバー端子25には、それぞれU,U’相、V,V’相およびW,W’相の各相を構成するコイル18の一方の端部が接続されており、バスバー端子25はフロント側インシュレータ13の周縁端面に対してポンプ方向内径側に垂直に折り曲げることができる。このとき、折り曲げられたバスバー端子25の軸方向の長さは、フロント側インシュレータ13の軸方向長さ(高さ)以下に抑えられる。
【0028】
以下に、図2を参照して、ステータ4のフロント側の組み立て方法について説明する。まず、モータハウジング11を圧入したステータコア8にフロント側インシュレータ13、リア側インシュレータ19(図1参照)およびバスバー17,29が組み込まれる。次に、一方のティースから周方向に対向するティースに1本のマグネットワイヤ(銅線)で巻回されたコイル18(例えば、U相)が形成される。巻回されたコイル18の巻き終わり端部は、フロント側インシュレータ13に嵌め込まれたバスバー17のバスバー端子25の先端部(スリット状部)に挟み込まれる。同じくコイル18の巻き始め端部は、リア側インシュレータ19に嵌め込まれたバスバー29のバスバー端子30の先端部に挟み込まれる。
【0029】
続いて、U相の周方向反対側のティースから同相で並列に巻回されたコイル18(例えば、U’相)の巻き終わり端部は、フロント側インシュレータ13のバスバー端子25の先端部に挟み込まれる。同じくコイル18の巻き始め端部はリア側インシュレータ19に嵌め込まれたバスバー29のバスバー端子30の先端部に挟み込まれる。上記U,U’相と同様にV,V’相、W,W’相にコイル18を巻回し、コイル18の巻き終わり端部を各バスバー端子25の先端部に挟み込み、ヒュージングにより抵抗溶接する。さらに、ヒュージング加工後、バスバー端子25をポンプ方向内径側に90°以上折り曲げ、ステータ4のフロント側が形成される。
【0030】
次に、上記のように構成された本実施形態に係るブラシレスモータ2の作用および効果について説明する。
【0031】
上記構成によれば、ステータコア8に装着されたフロント側インシュレータ13およびリア側インシュレータ19を介してコイル18が巻回され、フロント側インシュレータ13には、バスバー17の6角形状を有する環状部26がフロント側インシュレータ13に設けられた直線状の溝部28に沿って一体に嵌め込まれている。ここで、バスバー17は、各相のコイル18間を電気的に接続するU,U’相、V,V’相およびW,W’相の各相のアース側の共用結線部材であり、それぞれ一端が開いたスリット状部を有する複数(例えば、6個)のバスバー端子25が径方向に突出した状態で一体形成されている。また、このバスバー17は、環状部26の径が環状部26を嵌め込むフロント側インシュレータ13の溝部28が形成する形状の径よりわずかに大きく、一部に切り欠き27が形成されている。
【0032】
これにより、バスバー17の環状部26は多角形状(例えば、6角)に形成されているので、フロント側インシュレータ13に設けられた直線状の溝部28に沿って容易に嵌め込みができるとともに、バスバー17がフロント側インシュレータ13を押圧した状態で支持される。この結果、ブラシレスモータ2の結線作業が簡素化される。そして、バスバー17の環状部26の一部が切り欠かれているので、バスバー17を容易にフロント側インシュレータ13に組み込み、固定することができる。
【0033】
さらに、バスバー17の環状部26がフロント側インシュレータ13にばね力により押圧されているので、コイル形成後に樹脂モールドするときに、成形圧力がかかることによってバスバー17がフロント側インシュレータ13からずれることを防止できる。また、環状部26のバスバー端子25近傍の一方の屈曲部分がフロント側インシュレータ13の側面角部に当接し押圧しているので、バスバー17が周方向に移動することを抑制できる。さらに、バスバー端子25にコイル18の端部を接続し、軸方向に折り曲げた後のバスバー端子25の長さが低く抑えられているので、ブラシレスモータ2の軸方向長さが長くなることを回避できる。
【0034】
以上のように、本実施形態によれば、ステータを樹脂モールドするときに、外力によりバスバーがインシュレータからずれることを防止できる電動モータを提供できる。
【0035】
以上、本発明に係る一実施形態について説明したが、本発明はさらに他の形態で実施することも可能である。
【0036】
上記実施形態では、ブラシレスモータ2のロータ5は、回転駆動軸6の外周部に複数個の永久磁石7を配置し固着する場合を示したが、リング状の永久磁石を固着したものを用いるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ブラシレスモータ2を電動オイルポンプ装置1に適用する場合を示したが、これに限定されるものでなく、同様のブラシレスモータ2を用いた他の装置に適用してもよい。
さらに、上記実施形態では、オイルポンプ3として内接ギヤポンプを用いる場合を示したが、これに限定されるものでなく、ベーン駆動や外接ギアなどを用いた回転型ポンプであってもよい。
【符号の説明】
【0037】
1:電動オイルポンプ装置、2:ブラシレスモータ(電動モータ)、
3:オイルポンプ、4:モータ用ステータ、5:モータ用ロータ、6:回転駆動軸、
7:永久磁石、8:ステータコア、9:ポンプ用アウタロータ、
10:ポンプ用インナロータ、11:モータハウジング、12:ポンプハウジング、
13,19:インシュレータ、14:ボルト、15:ボルト穴、16:ナット、
17,29:バスバー、18:モータコイル、20:本体ケース、21:制御基板、
22:制御基板ハウジング、23、24:軸受、25,30:バスバー端子、
26:バスバー環状部、27:環状部切り欠き、28:インシュレータ溝部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ステータコアとコイルとを絶縁するインシュレータと、
前記インシュレータに固定されるとともに各相の前記コイルと電気的に接続される環状のバスバーと、を備え、
前記バスバーには、前記各コイルの端部を係合するバスバー端子が複数形成されている電動モータにおいて、
前記バスバーは、多角形状に形成された環状部を有し、前記環状部が前記インシュレータに設けた直線状の溝部に嵌め込まれて支持されるとともに、前記溝部によって形成される形状より大きな径で形成されていることを特徴とする電動モータ。
【請求項2】
請求項1に記載の電動モータにおいて、
前記バスバーは、前記環状部の一部に切り欠きが形成されていることを特徴とする電動モータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−90404(P2013−90404A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−227761(P2011−227761)
【出願日】平成23年10月17日(2011.10.17)
【出願人】(000001247)株式会社ジェイテクト (7,053)
【Fターム(参考)】