説明

電動送風機とそれを用いた電気掃除機

【課題】ファンケーススペーサのシーリング部に大きな力がかかっても固定部が外れて気密性が損なわれず、送風効率を高めた電動送風機を提供することを目的とする。
【解決手段】ファンケース7の吸気開口部にはファンケーススペーサ9と当接する箇所に複数の小突部13を設け、インペラ5の吸込口11に当接したファンケーススペーサ9のシーリング部8が微小回転することで、小突部13がファンケーススペーサ9へ圧入係合する構成としたものである。これによって、シーリング部8とインペラ5の吸込口11が当接して圧入されて、シーリング部8に大きな力がかかっても、ファンケース7の複数の小突部13がファンケーススペーサ9に圧入係合し固定力を増すことでファンケーススペーサ9の固定部12には大きな力がかからないため、固定部12が外れることなく、気密性を確保し、送風効率を高め、吸引性能の高いものとすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、送風効率の高い電動送風機とそれを用いた電気掃除機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の電動送風機として、送風効率を高めるために、ファンケースとファンケーススペーサの気密性を確保することが種々提案されている。
【0003】
すなわち、樹脂製のファンケーススペーサを板金製のファンケースへ吸気上流側から挿入し、溶着することにより固定するとともに、ファンケーススペーサのシーリング部とインペラの吸込口との間のラビリンス隙間は、ファンケースを圧入する際、シーリング部をインペラの吸込口に当接させた後(または当接させながら)、当接したシーリング部をインペラの回転により切削するようにしたもの(例えば、特許文献1参照)、ファンケースとファンケーススペーサの間に気密性の高い弾性体を介して固定するか一体成形により固定するもの(例えば、特許文献2参照)、ファンケーススペーサの外周に微小の突部をファンケース側に向けて設け、樹脂の弾性を利用してファンケースとの気密性を向上させて固定するもの(例えば、特許文献3参照)などが知られている。
【0004】
図6は、前記従来の構成のうち、特許文献1参照の構成を示している。
【0005】
図に示すように、電動送風機は、電動機の回転軸20に固定され高速で回転するインペラ21と、インペラ21を覆うように電動機のフレームに圧入固定された板金製のファンケース22と、ファンケース22の中央部の吸気開口部22aに装備するとともにインペラ21の吸込口26方向へ突出した略円筒状のシーリング部23を有する樹脂製のファンケーススペーサ24とを有し、このファンケーススペーサ24の固定部27である突出した複数の突部25をファンケース22へ吸気上流側22bから吸気開口部22aへ挿入し、ファンケーススペーサ24をファンケース22の中央部に熱溶着などで溶着することにより固定している。
【0006】
さらに、ファンケーススペーサ24のシーリング部23とインペラ21の吸込口26との間のラビリンス隙間Aは、ファンケース22を電動機のフレームへ圧入する際に、シーリング部23をインペラ21の吸込口26に当接させた後(または当接させながら)、当接したシーリング部23を、インペラ21を回転させ切削することにより形成する構成としている。なお、インペラ21の吸込口26におけるシーリング部23への当接部は金属製としている。
【特許文献1】特開平5−76153号公報
【特許文献2】特開平5−22697号公報
【特許文献3】特開2000−64993号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前記特許文献1参照における従来の構成では、ファンケース22を電動機のフレームに圧入する際に、シーリング部23とインペラ21の吸込口26が当接して、この箇所でも圧入されているため、シーリング部23に大きな力がかかる。この力がシーリング部23と一体で構成されているファンケーススペーサ24、そしてその固定部27へと伝わる。そのため、ファンケーススペーサ24を溶着固定している固定部27が図6(b)に示すようにファンケース22から外れて隙間Eが生じ、ファンケース22とファンケーススペーサ24の気密性が低下し、隙間Eからファンケース22の外側へ空気が漏れて送風効率が低下するという課題を有していた。
【0008】
また、特許文献2、3参照における従来の構成では、気密性の高い弾性体を用いるか、ファンケーススペーサの外周に微小の突部をファンケース側に向けて設けても、ファンケーススペーサ24が略円環状であるため、ファンケーススペーサ24全体がファンケース22から浮くような形で外れてしまうため、気密性確保が十分に行えない場合がある。
【0009】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ファンケーススペーサのシーリング部とインペラの吸込口が当接して圧入されて、シーリング部に大きな力がかかっても固定部が外れて気密性が損なわれず、送風効率を高めた電動送風機とそれを用いた電気掃除機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記従来の課題を解決するために、本発明の電動送風機は、ファンケースの吸気開口部にはファンケーススペーサと当接する箇所に複数の小突部を設け、インペラの吸込口に当接したファンケーススペーサのシーリング部が微小回転することで、小突部がファンケーススペーサへ圧入係合する構成としたものである。
【0011】
これによって、ファンケーススペーサのシーリング部とインペラの吸込口が当接して圧入されて、シーリング部に大きな力がかかっても、ファンケースの複数の小突部がファンケーススペーサに圧入係合し固定力を増すことでファンケーススペーサの固定部には大きな力がかからないため、固定部が外れることなく、気密性を確保し、送風効率を高め、吸引性能の高いものとすることができる。また、ファンケーススペーサをファンケースへ溶着固定した際に隙間が存在していたとしても、小突部近傍でファンケースとファンケーススペーサとの隙間を最小とすることができるので、さらに気密性を確保することができる。
【0012】
本発明の電動送風機を用いた電気掃除機は、吸引性能の高い、消費エネルギーを抑えた電気掃除機を実現することができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明の電動送風機とそれを用いた電気掃除機は、気密性を確保し、送風効率を高め、吸引性能の高いものとすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
第1の発明は、電動機と、前記電動機の回転軸に固定されたインペラと、前記インペラを覆って前記電動機のフレームに圧入固定されたファンケースと、前記ファンケースの中央部の吸気開口部に装備するとともに前記インペラの吸込口方向へ突出した筒状のシーリング部を有する樹脂製のファンケーススペーサとを有し、前記ファンケースの吸気開口部には前記ファンケーススペーサと当接する箇所に複数の小突部を設け、前記インペラの吸込口に当接した前記シーリング部が微小回転することで、前記小突部が前記ファンケーススペーサへ圧入係合する構成とした電動送風機とするものである。これによって、ファンケーススペーサのシーリング部とインペラの吸込口が当接して圧入されて、シーリング部に大きな力がかかっても、ファンケースの複数の小突部がファンケーススペーサに圧入係合し固定力を増すことでファンケーススペーサの固定部には大きな力がかからないため、固定部が外れることなく、気密性を確保し、送風効率を高め、吸引性能の高いものとすることができる。また、ファンケーススペーサをファンケースへ溶着固定した際に隙間が存在していたとしても、小突部近傍でファンケースとファンケーススペーサとの隙間を最小とすることができるので、さらに気密性を確保することができる。
【0015】
この結果、シーリング部とインペラの吸込口とのラビリンス隙間を最小にすると同時に、ファンケースとファンケーススペーサの気密性を十分に確保できるため、真空圧が高まり、電動送風機の送風効率を高めることができるものである。
【0016】
第2の発明は、特に、第1の発明において、ファンケーススペーサは、小突部が圧入係合するための被圧入係合部を有する構成としたことにより、十分かつ確実に小突部がファンケーススペーサへ圧入係合でき、ファンケーススペーサの変形や割れも防ぐことができる。
【0017】
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、小突部は、鋸状としたことにより、シーリング部の微小回転力が少ない場合でも確実に圧入係合でき、また、円滑に小突部がファンケーススペーサを裂きながら圧入係合するため、ファンケーススペーサの変形や割れも防ぐことができる。
【0018】
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明において、小突部は、先端がインペラの吸込口の略内周側へ向き、かつファンケーススペーサが微小回転する際にインペラ側に移動する方向へ捻りを施したガイド形状であることにより、シーリング部の微小回転によりシーリング部と一体化しているファンケーススペーサも同時に微小回転し、小突部がファンケーススペーサへ圧入係合される際に、ファンケーススペーサは小突部がガイドとなり、この小突部が捻られた方向、つまりインペラ側へ移動しながら圧入係合される。この結果、圧入係合と同時にファンケースとファンケーススペーサの密着度を高め、さらに気密性を高めることができる。
【0019】
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明の電動送風機を有する電気掃除機とすることにより、吸引性能の高い、消費エネルギーを抑えた電気掃除機を実現することができる。
【0020】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0021】
(実施の形態1)
図1〜図3は、本発明の実施の形態1における電動送風機を示している。
【0022】
図に示すように、本実施の形態における電動送風機1は、高速で回転する回転子2を有する電動機3と、回転子2の回転軸4に固定されて回転するインペラ5と、インペラ5を覆うように電動機3のフレーム6に圧入固定された板金製のファンケース7と、前記ファンケース7の中央部の吸気開口部7aに装備するとともに前記インペラ5の吸込口11方向へ突出した筒状のシーリング部8を有する樹脂製のファンケーススペーサ9とを有している。
【0023】
そして、ファンケーススペーサ9のシーリング部8とインペラ5の吸込口11との間のラビリンス隙間Aは、ファンケース7を電動機3のフレーム6へ圧入する際に、シーリング部8をインペラ5の吸込口11に当接させた後(または当接させながら)、当接したシーリング部8を、インペラ5を回転させ切削することにより形成する構成としている。なお、インペラ5の吸込口11におけるシーリング部8への当接部は金属製としている。
【0024】
また、ファンケーススペーサ9は、シーリング部8と反対側にファンケース7への固定部12を有しており、ここには突出した複数の突部10を有し、ファンケース7へ吸気上流側7bから吸気開口部7aに挿入し、その後、熱溶着などで溶着することにより固定されている。
【0025】
また、ファンケース7の吸気開口部7aにはファンケーススペーサ9と当接する箇所(周縁)に複数の小突部13を設け、インペラ5の吸込口11に当接したシーリング部8が微小回転することで、小突部13がファンケーススペーサ9へ圧入係合する構成としている。
【0026】
また、小突部13の形状は、本実施の形態では、インペラ5の回転方向とは逆方向に鋭角な先端を突出させている鋸状としている。
【0027】
さらに、ファンケーススペーサ9には小突部13が圧入係合するための肉厚の被圧入係合部14を設けている。また、被圧入係合部14の小突部13と係合する箇所には、小突部13が噛み合う(嵌め込まれる)鋸状形状部15を設けている。
【0028】
以上のように構成された電動送風機について、以下その動作、作用を説明する。
【0029】
ファンケース7の取付けで電動機3のフレーム6へ圧入する際、シーリング部8をインペラ5の吸込口11に当接させることになるが、このときシーリング部8もインペラ5の吸込口11に圧入される状態となる。
【0030】
ファンケース7の取付け後、電動機3に電源が印加されると回転子2が高速で回転する。次に回転子2が回転することにより回転軸4に固定されたインペラ5が回転する。よって、インペラ5が高速回転することによりファンケーススペーサ9から空気を吸い込み(図1の矢印B)、インペラ5の内部を通って電動機3の内部へ導かれる(同矢印C)。その後、電動機3の内部へ導かれた空気は電動機3を冷却しながら外部へ排出される(同矢印D)。
【0031】
このとき、シーリング部8をインペラ5の吸込口11に当接させているので、当接したシーリング部8を、インペラ5を回転させ切削することによりラビリンス隙間Aを形成している。
【0032】
ここで、インペラ5が回転してシーリング部8を切削し始めるときに、初期は両者が圧接しているのでインペラ5の回転力がシーリング部8に伝わり、シーリング部8およびこれと一体化したファンケーススペーサ9も回転力を受ける(図2(b)の矢印F)。
【0033】
また、ファンケーススペーサ9はファンケース7へ固定されているが、溶着方式による固定のため強い力を受けると回転方向には微小の回転が可能である。インペラ5の回転力を受けたファンケーススペーサ9はインペラ5と同方向に微小回転する。このとき、ファンケース7のファンケーススペーサ9との当接箇所に設けた複数の小突部13がファンケーススペーサ9の被圧入係合部14へ圧入係合することになる(鋸状形状部15と噛み合う)。さらに、小突部13は鋭角な先端をインペラ5とは逆方向に突出させており、ファンケーススペーサ9が回転するほど、より小突部13がファンケーススペーサ9の被圧入係合部14へ圧入係合していくものである。
【0034】
ここで、インペラ5の回転方向は常に一定であるので、最初にファンケース7の小突部13とファンケーススペーサ9が圧入係合すれば、この圧入係合されている力が弱まることはない。
【0035】
以上のように、本実施の形態においては、ファンケース7のファンケーススペーサ9との当接箇所に複数の小突部13を設け、インペラ5の吸込口11に当接したシーリグ部8が微小回転することで、小突部13がファンケーススペーサ9へ圧入係合する構成したことにより、シーリング部8とインペラ5の吸込口11が当接して圧入されて、シーリング部8に大きな力がかかっても、小突部13がファンケーススペーサ9に圧入係合し固定力を増すことで固定部12には大きな力がかからないため、固定部12が外れることなく、気密性を確保することができるものである。
【0036】
また、ファンケーススペーサ9をファンケース7へ溶着固定した際に隙間が存在していたとしても、小突部13近傍でファンケース7とファンケーススペーサ9との隙間を最小とすることができるので、さらに気密性を確保することができる。
【0037】
この結果、シーリング部8とインペラ5の吸込口11とのラビリンス隙間Aを最小にすると同時に、ファンケース7とファンケーススペーサ9の気密性を十分に確保できるため、真空圧が高まり、電動送風機1の送風効率を高めることができるものである。
【0038】
また、ファンケーススペーサ9を、小突部13が圧入係合するための被圧入係合部14を設けた構成としたことで、十分かつ確実に小突部13がファンケーススペーサ9へ圧入係合でき、ファンケーススペーサ9の変形や割れも防ぐことができる。
【0039】
また、小突部13を全周に渡り鋸状としたことで、シーリング部8の微小回転力が少ない場合でも確実に圧入係合でき、また、円滑に小突部13がファンケーススペーサ9を裂きながら圧入係合するため、ファンケーススペーサ9の変形や割れも防ぐことができる。
【0040】
また、ファンケース7とファンケーススペーサ9の隙間が無くなることで、隙間を流れる気流音を無くすこともできる。
【0041】
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における電動送風機の要部を示している。実施の形態1と同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
【0042】
図に示すように、本実施の形態においては、小突部13を、先端が吸込口11の略内周側へ向き、かつファンケーススペーサ9が微小回転する際にインペラ5側に移動する方向へ捻りを施したガイド形状とした。
【0043】
これにより、シーリング部8の微小回転によりシーリング部8と一体化しているファンケーススペーサ9も同時に微小回転し(図4(b)の矢印H)、小突部13がファンケーススペーサ9へ圧入係合される際に、ファンケーススペーサ9は小突部13がガイドとなり、この小突部13が捻られた方向、つまりインペラ5側へ移動しながらネジが回るごとく圧入係合される。
【0044】
この結果、圧入係合と同時にファンケース7とファンケーススペーサ9の密着度を高め、さらに気密性を高めることができる。
【0045】
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3における電気掃除機を示している。
【0046】
図に示すように、掃除機本体16内に、実施の形態1、2のいずれかの電動送風機1を有し、吸引ノズル17から延長パイプやホース19を介して空気流とともに塵埃を吸引し、集塵室18に塵埃を蓄えるものである。
【0047】
ここで、電動送風機1は、気密性が損なわれず、送風効率を高め、吸引性能の高いものであるため、消費エネルギーを抑えすぐれた電気掃除機を実現することができる。
【産業上の利用可能性】
【0048】
以上のように、本発明にかかる電動送風機とそれを用いた電気掃除機は、気密性が損なわれず、送風効率を高め、吸引性能の高いものとすることができるので、電動送風機としては電気掃除機などの家庭用電化機器はもちろんのこと、圧縮機、タービン、液体用ポンプなどの産業機器にも適用可能できる。また、電気掃除機とすれば家庭用、業務用を問わず消費エネルギーを抑えた実用的なものが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の実施の形態1における電動送風機を半断面にして示した正面図
【図2】(a)同電動送風機のファンケーススペーサとインペラとファンケースの関連構成を示す半断面図(b)同ファンケーススペーサの取付け状態を示す電動機側から見た平面図
【図3】(a)同電動送風機のファンケースを示す電動機側から見た平面図(b)同ファンケーススペーサの取付け前の状態を示す電動機側から見た平面図
【図4】(a)本発明の実施の形態2における電動送風機のファンケーススペーサとインペラとファンケースの関連構成を示す半断面図(b)(a)のG−G方向から見た小突部の構成を示す側面図
【図5】本発明の実施の形態3における電気掃除機の断面図
【図6】(a)従来の電動送風機のファンケーススペーサ部分の部分断面図(b)同ファンケーススペーサとインペラとファンケースの関係を示す半断面図
【符号の説明】
【0050】
1 電動送風機
3 電動機
4 回転軸
5 インペラ
6 フレーム
7 ファンケース
7a 吸気開口部
7b 吸気上流側
8 シーリング部
9 ファンケーススペーサ
11 吸込口
13 小突部
14 被圧入係合部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電動機と、前記電動機の回転軸に固定されたインペラと、前記インペラを覆って前記電動機のフレームに圧入固定されたファンケースと、前記ファンケースの中央部の吸気開口部に装備するとともに前記インペラの吸込口方向へ突出した筒状のシーリング部を有する樹脂製のファンケーススペーサとを有し、前記ファンケースの吸気開口部には前記ファンケーススペーサと当接する箇所に複数の小突部を設け、前記インペラの吸込口に当接した前記シーリング部が微小回転することで、前記小突部が前記ファンケーススペーサへ圧入係合する構成とした電動送風機。
【請求項2】
ファンケーススペーサは、小突部が圧入係合するための被圧入係合部を有する構成とした請求項1に記載の電動送風機。
【請求項3】
小突部は、鋸状とした請求項1または2に記載の電動送風機。
【請求項4】
小突部は、先端がインペラの吸込口の略内周側へ向き、かつファンケーススペーサが微小回転する際にインペラ側に移動する方向へ捻りを施したガイド形状である請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動送風機。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の電動送風機を有する電気掃除機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−180165(P2008−180165A)
【公開日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−14764(P2007−14764)
【出願日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】