説明

電子黒板

【課題】外部記憶媒体に記憶されている画像データが示す画像の状態を容易に確認できるようにする。
【解決手段】第1の操作指示に応じて、筆記面上の画像を光学読取部に光学的に読み取らせる処理と、光学読取部から出力される画像データをコネクタに装着されている外部記憶媒体に番号を追番で付与して記憶させる処理とを実行するようにした。また、第2の操作指示に応じて(S101)、コネクタに装着されている外部記憶媒体に記憶されて番号が最大の画像データに基づく画像印刷を前記プリンタに実行させる処理を実行するようにした(S102、S103)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子黒板に関する。
【背景技術】
【0002】
電子黒板は、筆記面に筆記された画像を読み取り画像データとして出力する機能を有している。一般的な電子黒板は、プリンタを備え、画像データをプリンタに出力して画像印刷させる。
【0003】
また、画像データの出力先をプリンタに限定しない電子黒板がある(例えば、特許文献1参照)。特に近年、フラッシュメモリのような外部記憶媒体に対して画像データの出力を可能とした電子黒板が普及している。
【0004】
【特許文献1】特開平10−136140号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、筆記具の消耗や筆圧の低下によって筆記画像の濃度が薄くなることにより、読み取った画像データが示す画像の状態が悪い(画像の一部が欠けている等)ことがある。
【0006】
外部記憶媒体に記憶されている画像データが示す画像の状態を確認しようとする場合、例えば、この外部記憶媒体をパーソナルコンピュータ(PC)に接続し、このPCのディスプレイに画像として表示させる作業等が必要であり、非常に煩雑である。
【0007】
本発明の目的は、外部記憶媒体に記憶されている画像データが示す画像の状態を容易に確認することができる電子黒板を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の電子黒板は、筆記可能な筆記面と、前記筆記面上の画像を光学的に読み取り画像データとして出力する光学読取部と、画像印刷を実行するプリンタと、外部記憶媒体の挿脱を許容するコネクタと、操作指示の入力を受け付ける操作指示部と、情報処理を実行する情報処理部と、を備え、前記情報処理部が、前記操作指示部での第1の操作指示に応じて、前記筆記面上の画像を前記光学読取部に光学的に読み取らせる処理と、当該光学読取部から出力される画像データを一時記憶領域に一時記憶させてファイル形式のデータ形態で前記コネクタに装着されている前記外部記憶媒体に番号を追番で付与して記憶させる処理と、を実行し、また、前記情報処理部が、前記操作指示部での第2の操作指示に応じて、前記コネクタに装着されている前記外部記憶媒体に記憶されて前記番号が最大の画像データに基づく画像印刷を前記プリンタに実行させる処理を実行するようにした。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、所定の操作指示によって外部記憶媒体から最大の番号が付与された画像データが読み出されて画像印刷されるため、最も新しく読み取りされた画像データが示す画像について、その状態を容易に確認することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明の一実施の形態に係る電子黒板100を図1ないし図11に基づいて説明する。
【0011】
図1は、電子黒板100を示す斜視図である。電子黒板100における長方形のフレーム110は、一対のスタンド101によって支持されている。このフレーム110はエンドレス状の筆記用の筆記シート102を収納し、この筆記シート102におけるフレーム110の前面側の開口部から外部に露出した部分が、マーカーペン等によって文字や図形等の画像(描画)が筆記される板面である筆記面103となる。本明細書中では筆記面103上の描画についても画像というものとする。尚、筆記シート102の素材には、ポリエチレン製のものなどが採用されている。また、フレーム110の右下には、CCDラインセンサ304(図2及び図3参照)によって読み取られた画像を用紙(図示せず)に印刷して発行するためのプリンタ104が設けられている。
【0012】
フレーム110は、筆記面103の上方に位置する上縁部111と、筆記面103の両側に位置する左側縁部112及び右側縁部113と、筆記面103の下方に位置し、手前側に向け突出形成された下側棚部114とを備える。
【0013】
上縁部111と、左側縁部112及び右側縁部113とは、上縁部111の両側に配置された左上側コーナ部材115及び右上側コーナ部材116を介して接続されている。また、下側棚部114は、左側縁部112及び右側縁部113の両下方に配置された左下側コーナ部材117及び右下側コーナ部材120を介して接続されている。
【0014】
下側棚部114は筆記面103より手前側に突出形成され、マーカーペンやクリーナを配置することができる他、筆記面103の画像をクリーナで除去した際に発生する消し粉を受ける。
【0015】
フレーム110の右側縁部113には、電子黒板100を操作するための各種のボタンを有する操作指示部の操作パネル107が一体的に設けられている。
【0016】
右下側コーナ部材120には、電子黒板100のオンオフ操作を行う電源スイッチ141と、外部記憶媒体としてのUSBメモリ150が接続できるコネクタの役割を果たすUSBポート142とが配置されている。
【0017】
下側棚部114の右下側コーナ部材120側の位置には、表示部パネル501が設けられている。
【0018】
図2は、電子黒板100の内部構造を概略的に示す横断平面図である。図3は、電子黒板100の内部を概略的に示す縦断正面図である。
【0019】
フレーム110内の左右両端部には筆記シート102を回転して搬送させる一対のローラ201が設けられている。ローラ201は鉛直方向に向けられた軸心を有するもので、一対のローラ201間にはエンドレス状の筆記シート102が掛け渡されて、一方のローラ201には図示しないベルト伝動機構を介してモータ202(図4参照)が連結されている。そして、モータ202が駆動されるとベルト伝動機構(図示せず)を介してローラ201が回転し、このローラ201の回転により筆記シート102が左右方向に回転搬送される。
【0020】
筆記シート102の筆記面103のすぐ背後には、筆記面103に対する筆記性を確保するための筆記ボード251が配設されている。
【0021】
筆記シート102の筆記面103と反対側(以下、筆記シート102の背面側と称する)には、筆記面103に筆記された文字、図形等の画像を画像データとして読み取るための光学読取部203が設けられている。この光学読取部203は、筆記シート102の背面側であって一方のローラ201側に位置させて、筆記シート102に光を照射するための例えば蛍光灯311からなる光源301を有している。
【0022】
電子黒板100は、光学読取部203の一部として、ミラー302及びレンズ303を有し、光源301が筆記シート102へと光を照射して、その反射光を集光する縮小光学系である光学系305と、光学系305により集光された光を受光するCCDラインセンサ304とを備えている。
【0023】
図4は、電子黒板100のハードウェア構成を示すブロック図である。電子黒板100は、各種の動作を制御するCPU401を備えている。このCPU401には、制御プログラムや画像処理パラメータ等の固定データを記憶するROM402と、各種データを一時的に記憶しワークエリアとして使用されるRAM403とがバスライン411を介して接続されている。なお、ROM402はCPU401に内蔵されていてもよい。CPU401、ROM402、及びRAM403は、情報処理を実行する情報処理部421を構成する。情報処理部421には、プリンタ104、操作パネル107、モータ202、表示部パネル501がそれぞれ入出力回路(いずれも図示せず)とバスライン411とを介して接続されている。操作パネル107には、後述するコピーボタン105、データ確認ボタン106、及び、サムネイルボタン108等が操作指示部として配置されている。表示部パネル501には、LCD503及び選択ボタン502が配置されている。
【0024】
情報処理部421には、光源301に接続されてこの光源301の点灯を制御する点灯回路405がバスライン411を介して接続されている。
【0025】
情報処理部421には、バスライン411とUSBコントローラ406とを介してUSBポート142が接続されており、さらにこのCPU401には、CCDラインセンサ304に接続されて、読み取られた画像データに対して、各種画像処理を施す各種回路等によって構成された画像処理部404がバスライン411を介して接続されている。
【0026】
電子黒板100には、各部に電力を供給する電源装置を制御する電源制御部408が配置されており、電源スイッチ141により電源制御部408を操作して電子黒板100のオンオフ操作を行う。
【0027】
このように構成された電子黒板100で、操作パネル107が有するコピーボタン105が押下された場合に情報処理部421がROM402に格納された制御プログラムに従い実行する処理について説明する。点灯回路405の動作により光源301が点灯している。コピーボタン105の押下により、情報処理部421は、モータ202を回転駆動させる。これにより、筆記シート102の筆記面103に、光源301からの光が照射される。そして、光学系305が筆記面103からの反射光を集光して、集光された光をCCDラインセンサ304が1ライン毎に受光することで筆記面103に筆記された画像が画像データとして読み取りされる。CCDラインセンサ304により1ライン毎に読み取られた画像データは、電気信号へと変換され、この電気信号は増幅器及びオフセット回路(図示せず)にてゲインやオフセットが調整された後、A/D変換部(図示せず)でデジタル信号の画像データへと変換される。その後、CCDラインセンサ304を構成する複数の素子により発生するシェーディング歪みによる誤差を補正するため、読み込まれた各画素信号に対し、シェーディング補正回路(図示せず)において公知のシェーディング補正が行われ、さらに明度補正回路(図示せず)にて、明度補正が施された後、出力される。情報処理部421は、出力された画像データをRAM403に各種画像処理後の画像データとして記憶させる。そして、情報処理部421は、プリンタ104を駆動させて、RAM403に記憶された画像データに基づく画像を印刷用紙にプリントアウトさせる。また、RAM403に記憶された画像データを、例えばTIFF形式として、USBコントローラ406を介してUSBポート142に出力して、USBメモリ150に上書きすることなく格納する。
【0028】
図5は、USBメモリ150のデータ構成を示す模式図である。USBメモリ150には、画像データを格納するための画像フォルダ150aが形成されている。情報処理部421は、画像フォルダ150aに画像データを上書きせずに順次格納する。この際、情報処理部421は、画像データに対して番号を含むファイル名を付与して画像フォルダ150aに格納する。番号は追番で累積的に付与される。つまり、画像データには追番で番号が付与されることになる。
【0029】
例えば、ブランクの画像フォルダ150aに対して画像データを格納する場合、この画像データに対しては、番号「000001」を含むファイル名「TB000001.TIF」を付与して画像フォルダ150aに格納する。続いて画像フォルダ150aに格納する画像データには、次の番号「000002」を含むファイル名「TB000002.TIF」を付与する。したがって、最大の番号を含むファイル名が付与されている画像データ(図5では、「TB000026.TIF」)が、最も新しく読み取りされた画像に基づく画像データである。なお、ファイル名に含まれる「.TIF」は、画像データのファイル形式を示す拡張子である。
【0030】
図6は、右下側コーナ部材120付近を示すものであり、(a)はUSBメモリ150の接続前の状態を示す斜視図、(b)はUSBメモリ150を接続した状態を示す斜視図である。図7は、右下側コーナ部材120付近をUSBポート142と電源スイッチ141と共に示す断面図である。
【0031】
右下側コーナ部材120は、合成樹脂で一体成型された部材であり、電源スイッチ141とUSBポート142が配置される。右下側コーナ部材120は、フレーム110より手前側(操作者側:図7中左側)に突出形成される突設部121と、突設部121の上側に形成され、前記右側縁部113の下端が接続される上側接続部122と、突設部121の左側に形成され、前記下側棚部114の右端が接続される左側接続部123とからなる。図中符号129は、左側縁部112から延設された右側縁部113接続用の突片を示している。
【0032】
右下側コーナ部材120の突設部121には、電源スイッチ141が設置される電源スイッチ設置部124が形成されている。電源スイッチ141は右下側コーナ部材120の内部から取り付けられ、その操作部141aが電源スイッチ設置部124が外方に向け突出するように配置される。電源スイッチ設置部124は、図7に示すようにその表面の位置bが筆記シート102の位置aより手前側(同)になるように形成されている。
【0033】
電源スイッチ設置部124の直上部には、USBポート142が設置されるUSBポート設置部125が形成されている。USBポート設置部125は、突出部である周囲壁部127の奥側端部に形成され、周囲壁部127はその内部にUSBメモリの周囲を覆う挿入空間部126を形成している。
【0034】
USBポート142はその前端面142aをUSBポート設置部125に接触して配置され、USBポート142の端子挿入孔143が挿入空間部126の奥側に開口する。
【0035】
また、図7に示すように、周囲壁部127の前側端部の位置cは、電源スイッチ設置部124の表面の位置bより手前側(同)になるように形成される。
【0036】
USBメモリ150は、図6(b)に示すように、接続端子151を端子挿入孔143に接続された状態で、その接続端子151側を挿入空間部126に挿入された状態となる。
【0037】
また、図6に示すように、下側棚部114のUSBポート142側の位置には、表示部パネル501が配置されている。表示部パネル501には、表示部としてのLCD503が設けられている。LCD503は、情報をドットマトリクス表示する。また、表示部パネル501には、矢印が表示された一対の選択ボタン502が設けられている。左側の選択ボタン502には、左向きの矢印が表示され、右側の選択ボタン502には、右向きの矢印が表示されている。一対の選択ボタン502は共に円形状を有している。
【0038】
図6(b)に示すように、USBポート142にUSBメモリ150が接続されている状態では、情報処理部421は、USBメモリ150に設けられた画像フォルダ150aから、最大の番号を含むファイル名が付与されている画像データのファイル名を読み出して、読み出したファイル名に基づくファイル名表示をLCD503にさせている。ファイル名は画像データに付与されている番号を含むため、LCD503のファイル名表示は、画像データに付与されている番号に基づく番号表示を含むことになる。
【0039】
USBポート142にUSBメモリ150が接続されてLCD503にファイル名表示されている状態で、左側の選択ボタン502を押下すると、情報処理部421は、2番目に大きい番号を含むファイル名が付与されている画像データのファイル名を読み出して、LCD503に表示させる。こうして、USBポート142に接続されているUSBメモリ150の画像フォルダ150a記憶されている画像データから任意の画像データを選択する処理が実行される。
【0040】
次に、操作パネル107が有するデータ確認ボタン106の押下された場合に情報処理部421が実行する処理について説明する。
【0041】
図8は、データ確認ボタン106が押下された場合に実行される処理の流れを示すフローチャートである。データ確認ボタン106が押下されたならば(S101のY)、情報処理部421は、USBポート142に接続されているUSBメモリ150の画像フォルダ150aに格納されている画像データから最大の番号を含むファイル名が付与されている画像データの呼び出しを実行する(S102)。呼び出した画像データは、RAM403に記憶される。そして、情報処理部421は、プリンタ104を駆動させて、RAM403に記憶された画像データに基づく画像を印刷用紙に印刷させる(S103)。
【0042】
このようにして、データ確認ボタン106を押下するだけで画像フォルダ150aから最大の番号が付与された画像データが読み出されて画像印刷されるため、最も新しく読み取りされた画像データが示す画像の状態を容易に確認することができる。
【0043】
また、本実施の形態では、データ確認ボタン106の押下の前に、表示部パネル501が有する選択ボタン502を操作することにより、画像印刷を実行する画像データを選択することができる。
【0044】
図9は、選択ボタン502の操作後にデータ確認ボタン106が押下された場合に実行される処理の流れを示すフローチャートである。情報処理部421は、選択ボタン502の操作に応じて、USBメモリ150の画像フォルダ150aに格納されている画像データの選択を受け付ける(S201)。任意の画像データが選択された状態で、データ確認ボタン106が押下されたならば(S202のY)、情報処理部421は、USBメモリ150の画像フォルダ150aに格納されている画像データから選択されている画像データの呼び出しを実行する(S203)。呼び出した画像データは、RAM403に記憶される。そして、情報処理部421は、プリンタ104を駆動させて、RAM403に記憶された画像データに基づく画像を印刷用紙に印刷させる(S204)。
【0045】
このようにして、選択ボタン502の操作後にデータ確認ボタン106を押下するだけで画像フォルダ150aから選択された画像データが読み出されて画像印刷されるため、過去に読み取りされた任意の画像についての画像データが示す画像の状態を容易に確認することができる。
【0046】
次に、操作パネル107が有するサムネイルボタン108が押下された場合の処理について説明する。
【0047】
図10は、サムネイルボタン108が押下された場合に実行される処理の流れを示すフローチャートである。サムネイルボタン108が押下されたならば(S301のY)、情報処理部421は、USBポート142に接続されているUSBメモリ150の画像フォルダ150aに格納されている全ての画像データの呼び出しを実行する(S302)。呼び出した画像データは、RAM403に記憶される。そして、情報処理部421は、RAM403に記憶された画像データに基づき、この画像データが示す画像を縮小して配列したサムネイル画像の画像データを生成する処理を実行する(S303)。サムネイル画像についての画像の縮小率や配置の状態等を規定するデータは、ROM402に格納されている。情報処理部421は、このデータを参照して画像データを生成する。生成した画像データは、RAM403に記憶される。そして、情報処理部421は、プリンタ104を駆動させて、RAM403に記憶された画像データに基づくサムネイル画像を印刷用紙に印刷させる(S304)。
【0048】
図11は、サムネイル画像が印刷された印刷用紙Pを模式的に示す平面図である。印刷用紙Pには、画像データに基づく画像が縮小配列されて印刷されている。各々の画像の下方位置には、対応するファイル名に基づくファイル名表示が印字されている。なお、サムネイル画像は、一枚の印刷用紙Pに印刷されなくてもよく、複数枚の印刷用紙に印刷されてもよい。
【0049】
このようにして、サムネイルボタン108を押下するだけの容易な操作で、USBポート142に接続されたUSBメモリ150に格納されている全ての画像データに基づくサムネイル画像が印刷されるため、USBメモリ150に格納されている画像データが示す画像の状態を一覧で確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】電子黒板を示す斜視図である。
【図2】電子黒板の内部構造を概略的に示す横断平面図である。
【図3】電子黒板の内部を概略的に示す縦断正面図である。
【図4】電子黒板のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図5】USBメモリのデータ構成を示す模式図である。
【図6】右下側コーナ部材付近を示すものであり、(a)はUSBメモリの接続前の状態を示す斜視図、(b)はUSBメモリを接続した状態を示す斜視図である。
【図7】右下側コーナ部材付近をUSBポートと電源スイッチと共に示す断面図である。
【図8】データ確認ボタンが押下された場合に実行される処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】選択ボタンの操作後にデータ確認ボタンが押下された場合に実行される処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】サムネイルボタンが押下された場合に実行される処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】サムネイル画像が印刷された印刷用紙を模式的に示す平面図である。
【符号の説明】
【0051】
100…電子黒板、103…筆記面、104…プリンタ、107…操作パネル(操作指示部)、142…USBポート(コネクタ)、150…USBメモリ(外部記憶媒体)、203…光学読取部、421…情報処理部、502…選択ボタン(操作指示部)、503…LCD(表示部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筆記可能な筆記面と、
前記筆記面上の画像を光学的に読み取り画像データとして出力する光学読取部と、
画像印刷を実行するプリンタと、
外部記憶媒体の挿脱を許容するコネクタと、
操作指示の入力を受け付ける操作指示部と、
情報処理を実行する情報処理部と、
前記情報処理部が、前記操作指示部での第1の操作指示に応じて、前記筆記面上の画像を前記光学読取部に光学的に読み取らせる処理と、当該光学読取部から出力される画像データを一時記憶領域に一時記憶させてファイル形式のデータ形態で前記コネクタに装着されている前記外部記憶媒体に番号を追番で付与して記憶させる処理と、を実行する手段と、
前記情報処理部が、前記操作指示部での第2の操作指示に応じて、前記コネクタに装着されている前記外部記憶媒体に記憶されて前記番号が最大の画像データに基づく画像印刷を前記プリンタに実行させる処理を実行する手段と、
を備える電子黒板。
【請求項2】
前記情報処理部が、前記操作指示部での第3の操作指示に応じて、前記コネクタに装着されている前記外部記憶媒体に記憶されている画像データから任意の画像データを選択する処理を実行する手段と、
前記情報処理部が、前記操作指示部での第4の操作指示に応じて、前記選択した画像データに基づく画像印刷を前記プリンタに実行させる処理を実行する手段と、
を備える請求項1記載の電子黒板。
【請求項3】
情報を表示する表示部と、
前記情報処理部が、前記選択した画像データに付与されている前記番号に基づく番号表示を前記表示部に表示させる手段と、
を備える、
請求項2記載の電子黒板。
【請求項4】
前記情報処理部が、前記操作指示部での第5の操作指示に応じて、前記コネクタに装着されている前記外部記憶媒体に記憶されている画像データに基づくサムネイル画像の画像データを生成する処理と、当該生成した画像データに基づく画像印刷を前記プリンタに実行させる処理と、を実行する手段を備える、
請求項3記載の電子黒板。
【請求項5】
前記情報処理部は、前記操作指示部での第1の操作指示に応じて、前記光学読取部から出力される画像データに基づく画像印刷を前記プリンタに実行させる処理をも実行する、請求項1ないし4のいずれか一記載の電子黒板。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate


【公開番号】特開2008−228138(P2008−228138A)
【公開日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−66249(P2007−66249)
【出願日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】