説明

電気作動装置にパワー供給する供給ユニット及び方法

本発明は、電気作動装置12の専用コネクタ手段30、32と解除可能に接触するコネクタ素子22、24、26、28によって、電気作動装置に電気パワー及び/又は電気信号を供給する供給ユニット10に関する。本発明によれば、供給ユニット10は、パラメータを測定する測定装置34を有し、パラメータは、前記パラメータから、供給ユニット10のコネクタ素子22、24、26、28のうち1つのコネクタ素子22と他のコネクタ素子24との間に電気的に相互接続される外部容量の存在を判定するのに適している。本発明は更に、対応する電気作動装置12、供給ユニット10及び電気作動装置12を有する電気システム20、並びに電気作動装置12に電気パワー及び/又は電気信号を供給する方法に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気作動装置の専用コネクタ手段と解除可能に接触するコネクタ素子によって、電気作動装置に電気パワー及び/又は電気信号を供給する供給ユニット及び方法と、対応する電気作動装置と、電気作動装置及び供給ユニットを有する電気システムと、に関する。
【背景技術】
【0002】
電気システムは、例えば、医用患者監視システムであり、前記システムは、例えば電池駆動のポータブル生理学的監視装置である電気作動装置を有する。電気作動装置の専用コネクタ手段と解除可能に接触するコネクタ素子によって、電気作動装置に電気パワー及び/又は電気信号を供給する供給ユニットは、例えば監視装置の電池を再充電するための充電ステーションである。
【0003】
生理学的監視装置は、人間の1より多くの生理学的パラメータを測定し視覚化するための装置である。これらの監視装置は、概して、さまざまな生理学的信号を測定する複数のセンサ素子を有する。多くの場合、センサは、取り外し可能であり、パワー及び信号の伝送並びに通信及び識別のためのコネクタ手段を有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
医療環境において、洗浄及び消毒は、重要性が高まっている本質的な要求である。患者監視システムの患者リーク電流及び補助電流は、法的要求により制限されている。導電性コネクタ(雌型)及び/又はコネクタピン(雄型)であるコネクタ素子及び/又はコネクタ手段と偶発的に接触する場合に、患者の安全のために必要とされる要求を満たすための多くの機械的構造が存在する。それらの設計の固有の孔、空洞、スプライス、ベント等の設計のため、雄型及び雌型コネクタの原理に基づくコネクタ手段は、洗浄し、殺菌するのが常に困難である。
【0005】
従って、例えば適用される部品用のコネクタ素子が使用中でないときに、患者又はバイスタンダがこれらの接点に触れる可能性があるかぎり、コネクタ素子及び/又はコネクタ手段のような導電性接点に絶えずパワーを印加することは許容できない。通常、この要求は、コネクタ素子及び/又はコネクタ手段を用いて解決され、これは、適当な機械的構造によって、偶発的な接触に対する保護を確実にする。いわゆる「テストフィンガ」が、保護効率の検証のために使用される。
【0006】
機械的構造の原理に基づく安全装置は、常に、医療環境において、1つの大きな不利益を有する:それらは、消毒、洗浄及び液体の進入に対する保護のニーズに本質的に応じない。消毒するのが容易であり効率的である医療装置は、一般に、いかなる孔、空洞、スプライス、ベント等ももたない滑らかな表面を有する。完全に非接触のパワー伝送及び通信の手段があり、これは、完全に封止されたハウジングを可能にするが、これらの方法は、特定の条件下において、不利益を有する。これらの不利益は、特にハイパワー消費を伴う適用される部品に関して、電気的接点を必要とする。
【0007】
ワイヤレス医用センサの増大する要求に関して、以下を可能にするコネクタの必要性が生じている:(a)防水ハウジング構造、(b)孔及び空洞のない滑らかなハウジング表面、(c)小さい挿入力、(d)相対的に高いバッテリ充電電流の伝送、及び(e)電磁界のゼロ放出。
【0008】
本発明の目的は、供給ユニット、電気作動装置、電気システム、及びコネクタ素子によって電気作動装置に電気パワー及び/又は電気信号を供給する方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の目的は、請求項1、7、11及び13に記載の特徴により達成される。
【0010】
供給ユニットは、パラメータを測定する測定装置を有し、前記パラメータは、前記パラメータから、供給ユニットのコネクタ素子のうち1つのコネクタ素子と他のコネクタ素子との間に電気的に相互接続される外部容量の存在を判定するのに適している。この外部容量は、好適には、電気作動装置の予め決められた特徴的な容量である。
【0011】
コネクタ素子及び対応するコネクタ手段のこのような構造によって、少なくとも1つのコネクタ素子は、残りのコネクタ素子がカバーされていて、適用される部品による予想外のアクセスから保護されているか否かを検出することが要求される。
【0012】
電気パワー及び/又は電気信号の電気作動装置への供給は、パラメータ依存の供給であり、前記パラメータは、コネクタ素子のうち1つのコネクタ素子と他のコネクタ素子との間に電気的に相互接続される外部容量の存在を判定するのに適している。
【0013】
本発明による供給ユニットによれば、電気作動装置の特徴的な容量によって、特定のタイプの電気作動装置及び/又は個別の電気作動装置を判定することが可能であり、前記特徴的な容量は、前記タイプの電気作動装置及び/又は前記個別の電気作動装置に特徴的である。
【0014】
それぞれ異なるタイプの電気作動装置及び/又は個別の電気作動装置は、それら自身、それぞれ異なる個別の容量レンジ内の特徴的な容量を有し、例えば100nFから700nFまでの全体の容量レンジの中に7つの個別の容量レンジを有し、各々が、100nFの幅を有する。例えば、100nFから200nFまでの第1の個別の容量レンジ内で測定される各々の容量は、1つのタイプの電気作動装置及び/又は個別の電気作動装置に割り当てられる。
【0015】
本発明の第1の実施形態によれば、パラメータは、時間依存の電流及び/又は時間依存の電圧、及び/又は前記時間依存の電流及び/又は電圧に基づく時定数である。測定されるパラメータは特に、パルス生成装置により生成されるパルスに応答するパラメータである。パルスは、好適には方形波である。前記パラメータが応答パラメータである場合、応答パラメータは、応答電圧及び/又は応答電流である。
【0016】
本発明の他の実施形態によれば、供給ユニットは更に、パルス生成装置と、パルス生成装置及び測定装置を制御する制御装置と、を有する。パラメータは、コネクタ素子へのパルス送信に対する応答として測定可能な応答パラメータである。
【0017】
本発明の他の実施形態によれば、供給ユニットは更に、測定されたパラメータを解析することによって、供給ユニットと電気作動装置との電気接続を識別する識別装置を有する。
【0018】
本発明の更に他の実施形態によれば、供給ユニットは、コネクタ素子のうち少なくとも1つを電気的に絶縁し、及び/又はコネクタ素子のうち少なくとも1つをグラウンドと短絡させるセーフガード装置を有する。カバーされていないコネクタ素子の場合、セーフガード装置は、潜在的に危険な電圧を有するすべてのコネクタ素子が、ゼロ電位又はフローティング状態であることを確実にする。
【0019】
好適には、供給ユニットは、バッテリ駆動装置である電気作動装置のバッテリを再充電するための充電ステーションである。
【0020】
本発明は更に、上述した供給ユニットと協働する電気作動装置に関する。電気作動装置は、コネクタ手段を有し、前記電気作動装置は、供給ユニットの1つのコネクタ素子及び他のコネクタ素子専用のコネクタ手段のうち2つの間で測定可能な特徴的な容量を有する。
【0021】
本発明の好適な実施形態において、電気作動装置は、生理学的監視装置である。医療環境において、洗浄及び消毒は、重要性が増している本質的な要求である。患者監視システムの患者リーク電流及び補助電流は、法的要求により制限されている。
【0022】
本発明の他の実施形態によれば、電気作動装置はバッテリ駆動装置である。
【0023】
本発明は更に、上述の供給ユニット及び上述の電気作動装置を有する電気システムに関する。本発明の好適な実施形態によれば、電気システムは、医療環境である。
【0024】
本発明は更に、電気作動装置の専用コネクタ手段と解除可能に接触するコネクタ素子によって、電気作動装置に電気パワー及び/又は電気信号を供給する方法に関する。電気作動装置は、測定されるパラメータに依存して前記供給を与えられ、前記パラメータは、コネクタ素子のうち1つのコネクタ素子と他のコネクタ素子との間に電気的に相互接続される外部容量の存在を判定するのに適している。
【0025】
本発明の好適な実施形態によれば、パラメータは、時間依存の電流若しくは時間依存の電圧、又は前記時間依存の電流若しくは電圧に基づく時定数である。
【0026】
特に、コネクタ素子は、電気作動装置に電気パワー及び/又は電気信号を供給する供給ユニットのコネクタ素子である。
【0027】
上述したコンポーネント、請求項に記載のコンポーネント、記述される実施形態において本発明により使用されるコンポーネントは、当該分野において知られている選択基準が制限なく適用されることができるように、それらコンポーネントの大きさ、形状、材料選択及び技術的概念に関していかなる特別な除外も受けない。
【0028】
本発明の目的の付加的な詳細、フィーチャ、特徴及び利点は、従属請求項、図面並びにそれぞれの図面及び例の以下の説明に開示されており、それらは、例示の形で、本発明による実施形態を示す。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の好適な実施形態による電気作動装置にパワー供給する供給ユニットの測定装置の回路図。
【図2】電圧方形波及び応答キャパシタ電圧対時間を示す図。
【図3】対応する電流方形波及び応答キャパシタ電流対時間を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0030】
図1は、左側に、電気作動装置12に電気パワー及び/又は電気信号を供給する供給ユニット10と、右側に、供給ユニットとインタラクトすることが可能な3つの異なるアイテムを示している。当該電気作動装置12は、コネクタ手段のうち2つの間で測定可能な予め決められた特徴的な容量(キャパシタ14として示される)と、抵抗経路16(特に人間の一部を通る抵抗経路)と、いわゆるテストフィンガ18(特に国際規格IEC60601に従う)と、を有する。
【0031】
供給ユニット10及び電気作動装置12は、共通の電気システム20の部品である。電気作動装置12は、好適には、生理学的監視装置又はセンサであり、バッテリ駆動装置であることが好ましく、供給ユニット10は、好適には、バッテリ駆動装置のバッテリを再充電するための充電ステーションである。
【0032】
供給ユニット10は、電気作動装置12の専用コネクタ手段30、32と解除可能に接触するコネクタ素子22、24、26、28によって、電気作動装置12に電気パワー及び/又は電気信号を供給する。供給ユニット10は、パラメータを測定する測定装置34を更に有し、前記パラメータは、前記パラメータから、供給ユニット10のコネクタ素子22、...、28のうち1つのコネクタ素子22と他のコネクタ素子24との間に電気的に相互接続される外部容量の存在を判定するのに適している。
【0033】
供給ユニット10は更に、パルス生成装置36と、パルス生成装置36及び測定装置34を制御するコントローラユニット38と、を有する。特に、測定装置34は、供給ユニット10のコントローラユニット38内に実現される。供給ユニット10は更に、測定されたパラメータを解析することによって、供給ユニット10と電気作動装置12との電気接続を識別する識別装置(コントローラ38により実現される)と、コネクタ素子26、28のうち少なくとも1つを電気的に絶縁し、及び/又はコネクタ素子26、28のうち少なくとも1つをグラウンドと短絡させるセーフガード装置40と、を有する。
【0034】
電気作動装置12は、2つのコネクタ手段30、32の間の電流経路42に電気的に配置され、予め規定された固定値をもつ識別キャパシタ14を有する。
【0035】
基本的に、検出メカニズムは、(各)電気作動装置12の内部に位置する予め規定された固定値をもつ識別(ID)キャパシタ14の肯定の識別に基づく。信頼性のある検出を達成するために、電気作動装置12の存在の状態を、他の状態から確実に区別することが可能である必要がある。システムは、以下の状態をとりうる:
1)有効な電気作動装置12が存在する:パワーが他の理由のためにコントローラユニット38によってディスエーブルされない限り、パワーは印加されることができる;
2)有効な電気作動装置12が存在しない:パワーオフされ、制御ラインがディスエーブルされる;
3)1つのコネクタ素子22と他のコネクタ24との間の抵抗経路16:両方のコネクタ素子22、24が、同時に患者/看護師により接触され、又はコネクタ素子22、24が、水/食塩水又は洗浄剤のような導電性物質により汚される:パワーオフされ、制御ラインがディスエーブルされる;
4)患者又は看護師がこのコネクタ素子22、24と接触する、又はコネクタ素子22、24及び供給ユニット10のハウジングが汚される、という理由でもたらされる高帯電接点及び保護アースの間の抵抗経路:パワーオフされ、制御ラインがディスエーブルされる。
【0036】
(状態3及び4は、状態1又は状態2と同時に生じることがあるが、後者のケースは、状態1に関する偽検出の判定を与えてはならないことに注意すべきである。)
【0037】
図2は、パルス生成装置36により生成される電圧方形波パルス42、及び測定装置34により測定可能な電気作動装置12の応答する容量応答電圧44の図を示している。両方の信号42、44とも、時間tに対してプロットされている。
【0038】
図3は、パルス生成装置36により生成される対応する電流方形波46、及び測定装置34により測定可能な電気作動装置12の応答する容量応答電流48の図を示している。両方の信号46、48は、時間tに対してプロットされている。
【0039】
検出中、電気作動装置12は、図2に示されるように、パルス生成装置36により生成される方形波信号42、46によって、周期的に励起される。励起信号は、図2及び図3に示されるように非対称のデューティサイクルを有する。短いサイクルの間に、容量又はIDキャパシタ14は、パルス生成装置の直列の高インピーダンス50を通じて帯電され、他方、(低インピーダンス放電経路52、54を使用する)より長い放電時間が、識別キャパシタ14の両端のオフセット電圧の蓄積を防ぐ。
【0040】
電気作動装置12が存在する場合、駆動される1つのコネクタ素子22(パワー接点)の応答電圧44は、ほぼ線形に上昇し、応答電流フロー48は、電気作動装置12の励起中、ほぼ一定のままである。複数の電流及び電圧測定値56は、各々の励起パルスの間に取得され、本当のIDキャパシタ14及びゆえに接続されている電気作動装置12の結果と考えられる特定のレンジ内になければならない。
【0041】
非常に信頼性が高くセキュアな検出を達成するために、他のコネクタ素子24(ロー接点)を逆に流れる電流と1つのコネクタ素子22(ハイ接点)における電圧とが測定される。応答電流48及び応答電圧44波形に課されるいくつかの条件の全てが、いくつかの連続的な励起パルスサイクル中に満たされる場合のみ、電気作動装置12は、認識されたと宣言される。
【0042】
電気作動装置12が検出された後、監視される応答電圧44又は応答電流48がそれらの特定される制限内になくなるまで、パワーライン58及び他の制御ライン60がオン状態にされる。励起パルスの立ち上がりエッジの直後、応答電流48は、高インピーダンスを有する電流検知分路62によって、戻り経路において、高分解能で測定される。測定された電流が、予め規定されたレンジ内にない場合、これは、空きのスロットとみなされる。
【0043】
電気作動装置12が存在しない場合、又は1つのコネクタ素子及び他のコネクタ素子(接点)22、24の間の抵抗経路16及び/又は保護アースがある場合、電圧及び/又は電流測定(応答電圧44、応答電流48)は、これらの期待される測定波形から逸脱する。これは、電気作動装置12の不存在として考えられる。パワーが印加された後、この検出メカニズムはもはや機能しない。従って、応答電流48の電流監視が、電気作動装置12の取り外しを検出するために使用される。電流パルス46の電流及び/又は応答電流48がプリセットされた最小閾値を下回るとすぐに、電気作動装置12は、取り外されたものとみなされる。
【0044】
安全性を高めるために、電源スイッチの各々における付加のハードウェアは、マイクロコントローラからの関連する制御信号が連続的にトグルしている場合に限り、充電パワーがオン状態にされることを確実にする。マイクロコントローラがいずれかの状態にハングする場合に、パワーが不注意にオン状態に切り替えられることを回避するために、制御信号が静的ハイ又は静的ローの場合、充電パワーはオフ状態にされる(及びオフ状態にされたままである)。
【0045】
医療環境において、洗浄及び消毒は、重要性が高まっている本質的な要求である。患者監視システムの患者リーク及び補助電流は、法的要求により制限される。
【0046】
提案される検出方法は以下の利点を有する:
−これは、付加の検知方法又は付加のピンを用いない検出及び分類を可能にする;
−例えばバッテリ充電のためのパワーラインと連係して使用されることができる;
−患者リーク及び補助電流に関する医学的要求を満たす;
−センサに対し最小の付加的ハードウェアしか追加しない;
−軽量であり、ロバストである。
【0047】
特に、電気作動装置12が、充電ステーションとして形成される供給ユニット10のバッテリ充電のためにドッキングされることができるワイヤレス医用装置である場合、提案される方法は、いかなる付加の検知方法又は検出ピンをも用いることなく、全体として滑らかで防水性のある筐体設計を有する機会を提供する。全体として滑らかな装置筐体は、容易な消毒及び洗浄を可能にする。例えばカバーされていない接点ピンが、センサの取り外しによって引き起こされる場合、すべての接触可能なピンは、リーク及び補助電流の法的要求を満たす。
【0048】
開示される実施形態に対する他の変更例は、図面、開示及び添付の請求項の検討から、請求項に記載の本発明を実施する際に当業者により理解されることができ実施されることができる。請求項において、「含む、有する」という語は、他の構成要素又はステップを除外せず、不定冠詞「a」又は「an」は、複数性を除外しない。特定の手段が相互に異なる従属請求項に列挙されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に使用されることができないことを示さない。請求項における任意の参照符号は、本発明の範囲を制限するものとして解釈されるべきでない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気作動装置の専用コネクタ手段と解除可能に接触するコネクタ素子によって、該電気作動装置に電気パワー及び/又は電気信号を供給する供給ユニットであって、前記供給ユニットは、パラメータを測定する測定装置を有し、前記パラメータは、前記パラメータから、前記供給ユニットの前記コネクタ素子のうち1つのコネクタ素子と他のコネクタ素子との間に電気的に相互接続される外部容量の存在を判定するのに適している、供給ユニット。
【請求項2】
前記パラメータは、時間依存の電流及び/又は時間依存の電圧、及び/又は前記時間依存の電流及び/又は電圧に基づく時定数である、請求項1に記載の供給ユニット。
【請求項3】
前記供給ユニットは更に、パルス生成装置と、前記パルス生成装置及び前記測定装置を制御するコントローラユニットと、を有する、請求項1に記載の供給ユニット。
【請求項4】
前記供給ユニットは更に、前記測定されたパラメータを解析することによって、前記供給ユニットと前記電気作動装置との電気接続を識別する識別装置を有する、請求項1に記載の供給ユニット。
【請求項5】
前記供給ユニットは、前記コネクタ素子のうち少なくとも1つを電気的に絶縁し、及び/又は前記コネクタ素子のうち少なくとも1つをグラウンドと短絡させるセーフガード装置を有する、請求項1に記載の供給ユニット。
【請求項6】
前記供給ユニットは、バッテリ駆動装置である前記電気作動装置のバッテリを再充電する充電ステーションである、請求項1に記載の供給ユニット。
【請求項7】
請求項1に記載の供給ユニットと協働する電気作動装置であって、コネクタ手段を有し、前記電気作動装置は、前記供給ユニットの1つのコネクタ素子及び他のコネクタ素子専用のコネクタ手段のうち2つの間で測定可能な予め決められた特徴的な容量を有する、電気作動装置。
【請求項8】
前記電気作動装置が生理学的監視装置である、請求項7に記載の電気作動装置。
【請求項9】
前記電気作動装置がバッテリ駆動装置である、請求項7に記載の電気作動装置。
【請求項10】
前記電気作動装置は、前記2つのコネクタ手段の間の電流経路に電気的に配される、予め規定された固定値をもつ識別キャパシタを有する、請求項7に記載の電気作動装置。
【請求項11】
請求項1に記載の供給ユニットと、請求項7に記載の電気作動装置と、を有する電気システム。
【請求項12】
前記電気システムは医療環境である、請求項11に記載の電気システム。
【請求項13】
電気作動装置の専用コネクタ手段と解除可能に接触するコネクタ素子によって、該電気作動装置に電気パワー及び/又は電気信号を供給する方法であって、前記電気作動装置は、測定されるパラメータに依存して前記供給を与えられ、前記パラメータは、前記コネクタ素子のうち1つのコネクタ素子と他のコネクタ素子との間に電気的に相互接続される外部容量の存在を判定するのに適している、方法。
【請求項14】
前記パラメータは、時間依存の電流及び/又は時間依存の電圧、及び/又は前記時間依存の電流及び/又は電圧に基づく時定数である、請求項13に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2012−530518(P2012−530518A)
【公表日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−515617(P2012−515617)
【出願日】平成22年6月16日(2010.6.16)
【国際出願番号】PCT/IB2010/052712
【国際公開番号】WO2010/150142
【国際公開日】平成22年12月29日(2010.12.29)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】