説明

駆動装置

【課題】 モータ駆動時の振動や騒音を低減すること。
【解決手段】 駆動モータ(6)と、前記駆動モータ(6)のモータ軸(8)に支持され且つ、ねじれ角βが0.1≦tanβ≦0.2のヘリカルギア(9)により構成された駆動ギア(9)を備えたことを特徴とする駆動装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置等で使用可能な駆動装置に関し、特に、駆動モータのモータ軸に固定支持されたヘリカルギア(はすば歯車)を有する駆動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置等の電子機器で使用可能な従来の駆動装置において、駆動モータのモータ軸に固着される駆動ギアとして、様々なギア(歯車)が使用されている。前記駆動ギアとして、平歯車を使用する場合も考えられるが、通常は、はすば歯車(ヘリカルギア)を使用する場合が多い。駆動ギアとして平歯車を使用すると、駆動ギアに噛合う被駆動ギアとの間の噛合い音(騒音)がはすば歯車を使用する場合に比べて大きいので、はすば歯車を使用することが多いものと考えられる。
【0003】
従来の駆動装置では、現在一般的に、ねじれ角(ギアの円筒面とギア歯の歯スジとの成す角)βが15°または20°のはすば歯車が使用されている。前記ねじれ角βは、理論的には任意の角度に設定可能であるが、現実には、はすばの加工のしやすさの観点から、15°または20°のはすば歯車しか使用されていないものと考えられる。
【0004】
また、前記はすば歯車のねじれ角を調整する技術として、下記の従来技術(J01)、(J02)が従来公知である。
(J01)特許文献1(特開平9−80840号公報)記載の技術
特許文献1には、駆動ギア(ドラム駆動ギア108)のねじれ角α1を、被駆動ギア(ドラムギア19)のねじれ角α、駆動ギア軸155の軸心の変位量(傾斜角)δ1に対して、α1=α+δ1に設定することにより、軸心の変位量δ1による駆動ギアと被駆動ギアとの噛合いねじれ角のずれを解消し、画像形成状のピッチムラを抑える技術が記載されている。また、特許文献1には、前記ねじれ角αとして22°が例示されている。
【0005】
(J02)特許文献2(特開2004−156746号公報)記載の技術
特許文献2には、ねじれ角(β)を調節することにより、回転駆動時に、ねじれ角(β)に応じて駆動軸(3)の軸方向(スラスト方向)に作用するスラスト力(Fs)によって、スラスト方向に摺動自在に支承された従動ギア(5)と駆動ギア(1)とのギア歯の歯面どうしを押さえつける力を作用させて、歯面どうしの飛びはねを防止し、噛合い周期での回転ムラを低減する技術が記載されている。即ち、特許文献2には、スラスト方向に従動ギア(5)を摺動させ且つ所定の押さえつけ力を作用させるスラスト力を発生させるために、ねじれ角を設定する技術が記載されている。
【0006】
【特許文献1】特開平9−80840号公報(段落番号「0040」〜「0056」、第7図〜第11図)
【特許文献2】特開2004−156746号公報(段落番号「0019」〜「0026」、第1図〜第3図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
(従来技術の問題点)
前記従来技術(J01)、(J02)を含む従来の駆動装置では、はすば歯車のねじれ角βにより、モータ駆動時に、駆動ギアの噛合い部に軸方向(スラスト方向)の分力が作用する。このため、スラスト方向の分力がモータ軸に作用し、モータ軸が軸方向に振動し、騒音が発生することがある。
このため、従来の駆動装置では、板金等のモータ支持フレームに駆動モータを固定する際に、ゴム等の弾性部材により構成されたダンパー(防振部材)を介して固定し、ダンパーでモータの振動等を吸収していた。従来の駆動装置では、前記ダンパーにより振動や騒音を吸収できていたので、駆動装置自体の振動や騒音を抑えることは考えられていなかった。しかしながら、前記ダンパー等の防振部材を使用しても十分防振、防音ができない場合もある上に、前記ダンパーを使用するとコストが上昇し、ダンパー用のスペースにより小型化に不向きであるという問題がある。
【0008】
本発明は、前述の事情に鑑み、次の記載内容(O01),(O02)を技術的課題とする。
(O01)モータ駆動時の振動や騒音を低減すること。
(O02)駆動装置のコストを抑え、小型化すること。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(本発明)
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施の形態の具体例(実施例)の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。また、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
【0010】
(第1発明)
前記技術的課題を解決するために、第1発明の駆動装置は、駆動モータ(6)と、前記駆動モータ(6)のモータ軸(8)に支持され且つ、ねじれ角βが0.1≦tanβ≦0.2のヘリカルギア(9)により構成された駆動ギア(9)を備えたことを特徴とする。
【0011】
(第1発明の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の駆動装置では、前記駆動モータ(6)のモータ軸(8)に支持された駆動ギア(9)は、ねじれ角βが0.1≦tanβ≦0.2のヘリカルギア(9)により構成されている。したがって、第1発明の駆動装置は、モータ駆動時の騒音を低減でき、ダンパー等を省略することもできる。
【0012】
(第1発明の形態1)
第1発明の形態1の駆動装置は、前記第1発明において、モータケーシング(20)と、前記モータケーシング(20)に支持されたスリーブ軸受(33,34)と、前記スリーブ軸受(33,34)に回転可能に支持された前記モータ軸(8)と、前記モータケーシング(20)に固定支持されたステータ(22)と、前記ステータ(22)により前記モータ軸(8)と一体的に回転駆動されるロータ(41)と、を有する前記駆動モータ(6)を備えたことを特徴とする。
【0013】
(第1発明の形態1の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態1の駆動装置では、モータ軸(8)は、モータケーシング(20)に支持されたスリーブ軸受(33,34)に回転可能に支持されている。したがって、第1発明の形態1の駆動装置では、ねじれ角βが0.1≦tanβ≦0.2のヘリカルギア(9)により駆動ギア(9)が構成されているので、モータ駆動時に、モータ軸(8)の軸方向の力が作用して、スリーブ軸受(33,34)の部分やその近傍で発生する騒音を低減できる。
【0014】
(第1発明の形態2)
第1発明の形態2の駆動装置は、前記第1発明または第1発明の形態1において、前記モータ軸(8)に装着され且つ、前記モータ軸(8)が軸方向に移動した時に前記モータケーシング(20)に固定支持された部材(33,34)と接触する軸装着部材(44,47)を備えたことを特徴とする。
【0015】
(第1発明の形態2の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態2の駆動装置では、前記モータ軸(8)に装着された軸装着部材(44,47)は、前記モータ軸(8)が軸方向に移動した時に前記モータケーシング(20)に固定支持された部材(33,34)と接触する。したがって、第1発明の形態2の駆動装置は、ねじれ角βが0.1≦tanβ≦0.2のヘリカルギア(9)により駆動ギア(9)が構成されているので、モータケーシング(20)に固定支持された部材(33,34)と軸装着部材(44,47)とが接触する際の騒音を低減できる。
【0016】
(第1発明の形態3)
第1発明の形態3の駆動装置は、前記第1発明、第1発明の形態1、2の何れかにおいて、モータ支持部材(2)に直接前記駆動モータ(6)が支持されたことを特徴とする。
(第1発明の形態3)
前記構成要件を備えた第1発明の形態3の駆動装置では、前記駆動モータ(6)は、モータ支持部材(2)に直接支持されている。したがって、第1発明の形態3の駆動装置は、ダンパー等の防振部材を介さずに、駆動モータ(6)がモータ支持部材(2)に支持されているので、コストを低減でき、小型化できる。
【発明の効果】
【0017】
前述の本発明は、下記の効果(E01),(E02)を奏する。
(E01)モータ駆動時の振動や騒音を低減することができる。
(E02)駆動装置のコストを抑え、小型化することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
【実施例1】
【0019】
図1は本発明の実施例1の駆動装置の斜視説明図である。
図1において、実施例1の駆動装置1は、モータ支持フレーム(モータ支持部材)2と、前記モータ支持フレーム2に対向して配置された対向フレーム3とを有する。前記モータ支持フレーム2は、FAX,プリンタ、複写機等の画像形成装置の内部に固定するための固定部2aを有している。前記対向フレーム3はモータ支持フレーム2側に延びる複数の連結アーム4、4を有しており、前記連結アーム4、4の先端部がモータ支持フレーム2にネジ止めされている。
【0020】
前記モータ支持フレーム2には、駆動モータ6がネジ7により固定支持されている。なお、実施例1駆動モータ6は、ゴム等のダンパーを介さずに直接モータ支持フレーム2に支持されている。また、実施例1の駆動モータ6は、ブラシレスDCモータにより構成されている。
前記駆動モータ6のモータ軸8の先端には、駆動ギアとしてのヘリカルギア(はすば歯車)9が固定支持されている。実施例1のヘリカルギア9は、ねじれ角βが8°(即ち、tanβ=0.14)に設定されている。
図1において、前記モータ支持フレーム2と対向フレーム3との間には、駆動ギア9に噛合う被駆動ギア11のギア軸12が支持されている。前記ギア軸12には、回転伝達ギア13が支持されている。また、ギア軸12の前方には、回転伝達ギア13に噛合う被回転伝達ギア14のギア軸16が前記モータ支持フレーム2と対向フレーム3との間に支持されている。
【0021】
図2は実施例1の駆動装置の駆動モータの部分断面図である。
図2において、駆動モータ6は、モータケーシング20を有している。モータケーシング20は、円筒状のケーシング本体21を有している。前記ケーシング本体21の内面には、ステータ22が支持されている。前記ステータ22は、複数のステータコア23(図2には1つのみ記載)を有しており、前記ステータコア23にはコイル24が巻付けられている。前記ステータコア23とコイル24との間は、碍子26により絶縁されている。
【0022】
図2において、前記ケーシング本体21の左端(−Y端)及び右端(+Y端)には、それぞれ円板状のカバー31、32が装着されている。各カバー31、32の内周部には、軸受支持部31a、32aが形成されており、前記軸受支持部31a、32aには、前記モータ軸8を回転可能に支持する軸受33、34が支持されている。実施例1の軸受33、34は、スリーブ軸受(全周軸受)により構成されている。
前記左側のカバー31には、モータ支持フレーム2に支持される際にネジ7が螺合するネジ孔31bが形成されている。
【0023】
前記右側のカバー32の上端部には、ブッシュ装着部32bが形成されており、ブッシュ装着部32bにはブッシュ36が装着されている。前記コイル24に電流を伝達するハーネス39は、前記ブッシュ36を貫通してカバー32の外部に導出されている。前記ハーネス39の先端部には、画像形成装置のコントローラに電気的に接続するためのコネクタ39aが設けられている。
前記ケーシング本体21、カバー31、32等によりモータケーシング20が構成されている。
【0024】
前記軸受33、34に回転可能に支持されたモータ軸8の軸方向中央部には、ロータ41が固定支持されている。前記ロータ41は、断面略コの字形のロータ本体42と、前記ロータ本体42に支持され且つ前記ステータコア23に対向して配置された磁石43とを有する。前記ロータ本体42の左端面(−Y端面)と左側の軸受33との間のモータ軸8には、ワッシャ(軸装着部材)44が装着されている。
また、前記モータ軸8の後端部には、モータ軸8の軸方向の位置決めを行うためのストッパ46が固定支持されている。前記ストッパ46の右端面(+Y端面)と右側の軸受34との間のモータ軸8には、ワッシャ(軸装着部材)47が装着されている。なお、実施例1のワッシャ44、47は、PET(ポリエチレンテレフタレート)により構成されている。
【0025】
(実施例1の作用)
図3は駆動ギアに作用する力の作用説明図である。
前記構成を備えた実施例1の駆動装置1では、駆動モータ6の駆動時に、駆動ギア9が回転し、被駆動ギア11が回転する。図3において、駆動ギア9が回転すると、駆動ギア9の被駆動ギア11との噛合部51において、被駆動ギア11に対して歯スジLに垂直な方向の力Fを作用させ、駆動ギア9にはその反力Fhが作用する。実施例1の駆動ギア9は、ねじれ角βを有するヘリカルギアにより構成されているので、図3に示すように、駆動ギア9に作用する反力Fhの接線方向の分力Fu(=Fh×cosβ)だけでなく、スラスト方向(モータ軸8の軸方向)の分力Fs(=Fh×sinβ)が作用する。
【0026】
したがって、前記スラスト方向分力Fsにより、モータ軸8は軸方向に力を受ける。このため、モータ軸8等のガタにより、モータ軸8が軸方向に移動し、軸受33とワッシャ44、ワッシャ44とロータ本体42、ストッパ46とワッシャ47、ワッシャ47と軸受34等が当接(衝突)し、騒音が発生することがある。また、前記駆動ギア9が回転し、被駆動ギア11との噛合い部51が移動していく際に、前記スラスト方向分力Fsが変動すると、モータ軸8が軸方向に振動して、騒音が発生することがある。さらに、スラスト方向分力Fsにより、例えば、軸受33とワッシャ44との間や、ワッシャ44とロータ本体42との間に押圧力が作用した状態でモータ軸8が回転すると、各部材の接触面で摺接音が発生することもある。特に、実施例1の軸受33はスリーブ軸受(スベリ軸受の1種)により構成されており、モータ駆動時に軸受33が回転しないので、回転しない軸受33と回転するロータ本体42との間に挟まれたワッシャ44の部分で摺接音が発生しやすい。この結果、前記スラスト方向分力Fsにより、振動や騒音が発生することがある。
【0027】
図4は実施例1のねじれ角と騒音値との関係を示す説明図である。
図4において、本発明者は、前記ねじれ角βが異なる複数の駆動ギアを使用して実験をした結果、ねじれ角βが0.1≦tanβ≦0.2の範囲で騒音値(ギア9、11の噛合い音や衝突音、摺接音等)が極小値となることを見出した。前記騒音値の具体的な数値は、被駆動ギア11のサイズ等により異なるが、0.1≦tanβ≦0.2、即ち、β1(=約5.7°)≦β≦β2(=約11.3°)の範囲で極小値となることが分かった。
【0028】
0.1≦tanβ≦0.2の範囲で騒音値が極小となる理由の詳細は不明であるが、ねじれ角βが小さくなりすぎると(即ち、tanβが小さくなりすぎると)、駆動ギア9が平歯車に近づくので、ギア歯の接触面の面圧が大きくなり、噛合い音が大きくなるものと考えられる。一方、ねじれ角βが大きくなると(即ち、tanβが大きくなると)、スラスト方向分力Fsが大きくなるのでスラスト方向分力Fsによる振動や騒音が大きくなると考えられる。したがって、実験の結果、tanβを0.1〜0.2とし、スラスト方向分力Fs(=Fu×tanβ)が接線方向分力Fuの0.1倍〜0.2倍になった場合に、騒音が極小になることがわかった。
したがって、実施例1の駆動装置1は、駆動ギア9としてねじれ角βが0.1≦tanβ≦0.2の範囲のヘリカルギア(はすば歯車)を使用しているので、振動、騒音を低減できる。また、実施例1の駆動装置1は、駆動モータ6がダンパーを介さずに直接モータ支持フレーム2に支持されているので、コストを低減でき、小型化できる。
【産業上の利用可能性】
【0029】
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H05)を下記に例示する。
(H01)本発明は、プリンタ、複写機、FAX、複合機等の画像形成装置に限定されず、駆動モータを有する駆動装置を使用する電子機器に使用可能である。
【0030】
(H02)前記実施例において、ダンパーを使用せずに駆動モータ6を直接モータ支持フレーム2に固定支持したが、ダンパー等の防振部材を使用することも可能であり、ダンパー等を使用することにより、更に振動、騒音を低減することができる。
(H03)前記実施例において、ねじれ角βが8°のヘリカルギアを使用したが、ねじれ角βは8°に限定されず、ねじれ角βは、0.1≦tanβ≦0.2の範囲の値に設定可能である。
【0031】
(H04)前記実施例において、軸受33、34はスリーブ軸受により構成したが、スリーブ軸受に限定されず、ボールベアリング等の軸受に変更することが可能である。
(H05)前記実施例において、ワッシャ44、47等の各部材の材料は、実施例に例示した材料に限定されず、設計に応じて適宜変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】図1は本発明の実施例1の駆動装置の斜視説明図である。
【図2】図2は実施例1の駆動装置の駆動モータの部分断面図である。
【図3】図3は駆動ギアに作用する力の作用説明図である。
【図4】図4は実施例1のねじれ角と騒音値との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
【0033】
6…駆動モータ、
8…モータ軸、
9…ヘリカルギア,駆動ギア、
20…モータケーシング、
22…ステータ、
33,34…スリーブ軸受、
41…ロータ、
44,47…軸装着部材。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動モータと、前記駆動モータのモータ軸に支持され且つ、ねじれ角βが0.1≦tanβ≦0.2のヘリカルギアにより構成された駆動ギアを備えたことを特徴とする駆動装置。
【請求項2】
モータケーシングと、前記モータケーシングに支持されたスリーブ軸受と、前記スリーブ軸受に回転可能に支持された前記モータ軸と、前記モータケーシングに固定支持されたステータと、前記ステータにより前記モータ軸と一体的に回転駆動されるロータと、を有する前記駆動モータを備えたことを特徴とする請求項1記載の駆動装置。
【請求項3】
前記モータ軸に装着され且つ、前記モータ軸が軸方向に移動した時に前記モータケーシングに固定支持された部材と接触する軸装着部材を備えたことを特徴とする請求項2記載の駆動装置。
【請求項4】
モータ支持部材に直接前記駆動モータが支持されたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載の駆動装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−50783(P2006−50783A)
【公開日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−228171(P2004−228171)
【出願日】平成16年8月4日(2004.8.4)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】