説明

髄膜炎性疾患の予防および治療のための新規免疫原性組成物

【課題】ナイセリア属ORF2086タンパク質の単離とその利用方法を提供する。
【解決手段】該交差反応性免疫原性抗原が被験者における髄膜炎菌血清群B(Neisseria meningitides serogroup B)による感染に対して免疫原性を提供するタンパク質をナイセリア菌株から単離する。更に組換えにより製造することのできる免疫原性部分、その生物学的均等物、前述の物質に免疫特異的に結合する抗体、および前述の各物質をコードする核酸配列、同様に髄膜炎菌血清群Bによる感染に対して有効な免疫原性組成物において、該物質を使用することができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下を含む組成物:
(a)ナイセリア種(Neisseria species)のオープンリーディングフレーム(ORF2
086)によりコードされる少なくとも1つのタンパク質であって、該オープンリーディングフレームが交差反応性の免疫原性抗原をコードし、該交差反応性免疫原性抗原が被験者における髄膜炎菌血清群B(Neisseria meningitides serogroup B)による感染に対して免疫原性を提供するタンパク質;または
(b)(a)に記載の少なくとも1つのタンパク質の少なくとも1つの免疫原性部分;または
(c)(a)に記載の少なくとも1つのタンパク質または(b)に記載の免疫原性フラグメントの、少なくとも1つの生物学的均等物。
【請求項2】
少なくとも1つのタンパク質が配列番号:254から259のアミノ酸配列のいずれかを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
少なくとも1つのタンパク質が、ナイセリア菌株L3 6275,CDC2369,CDC1034,L4 891,B16B6,W135(ATCC35559),C11,Y(ATCC35561),M98 250732,M98 250771,CDC1135,M97 252153,CDC1610,CDC1492,L8 M978;M97 252988,M97 252697,6557,2996,M97 252976,M97 251854,CDC1521,M98 250622,870446,M97 253248,M98 250809,L5 M981,NMBまたはM98 250572のいずれかのORF2086によりコードされる、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
少なくとも1つのタンパク質が配列番号:260から278または279から299のアミノ酸配列のいずれかを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
少なくとも1つのタンパク質が、ナイセリア菌株880049,M982,CDC1573,M97 253524またはM98 250670のいずれかのORF2086によりコードされる、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
少なくとも1つのタンパク質が配列番号:2−174の偶数番号のいずれかのアミノ酸配列を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
配列番号:176−252の偶数番号のいずれかのアミノ酸配列を含む少なくとも1つのタンパク質を付加的に含む、請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
少なくとも1つのタンパク質が配列番号:224−252の偶数番号のいずれかのアミノ酸配列を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
前記の少なくとも1つのタンパク質、免疫原性部分または生物学的均等物が、非病原性であり実質的にいかなる感染性不純物も含まない、請求項1に記載の組成物。
【請求項10】
少なくとも1つのタンパク質が、質量分析による測定で分子量 約26,000から約30,000ダルトンである、請求項1に記載の組成物。
【請求項11】
少なくとも1つのタンパク質が、10%−20%SDSポリアクリルアミドゲルにおける測定で分子量 約28−35kDaである、請求項10に記載の組成物。
【請求項12】
該組成物が医薬的に受容可能なバッファー、希釈剤、アジュバントまたは担体を付加的に含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項13】
該組成物が付加的に担体を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項14】
該組成物が付加的にアジュバントを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項15】
該アジュバントが液体を含む、請求項14に記載の組成物。
【請求項16】
タンパク質が組換えタンパク質である、請求項1に記載の組成物。
【請求項17】
タンパク質が天然のナイセリア種から単離される、請求項1に記載の組成物。
【請求項18】
タンパク質がリポタンパク質である、請求項1に記載の組成物。
【請求項19】
タンパク質が脂質化されていない、請求項1に記載の組成物。
【請求項20】
組成物が少なくとも1つのPorA、PorB、トランスフェリン結合タンパク質、またはopacityタンパク質(Opc)を付加的に含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項21】
組成物がナイセリア種の少なくとも1つの付加的な表面抗原を付加的に含み、前記の付加的な表面抗原がORF2086タンパク質ではない、請求項1に記載の組成物。
【請求項22】
該組成物が付加的に多糖を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項23】
該組成物が付加的なペプチド、ポリペプチドまたはタンパク質を含み、該組成物が哺乳類において2つまたはそれより多くの細菌に対して免疫応答を惹起する複合体を形成する、請求項1に記載の組成物。
【請求項24】
配列番号:254−259のいずれかを含む、少なくとも1つの免疫原性タンパク質またはポリペプチド、を含む組成物。
【請求項25】
少なくとも1つのタンパク質が、質量分析による測定で分子量 約26,000−30,000ダルトンである、請求項24に記載の組成物。
【請求項26】
少なくとも1つのタンパク質が、10%−20%SDSポリアクリルアミドゲルにおける測定で分子量 約28−35kDaである、請求項25に記載の組成物。
【請求項27】
該組成物が医薬的に受容可能なバッファー、希釈剤、アジュバントまたは担体を付加的に含む、請求項24に記載の組成物。
【請求項28】
該組成物が付加的に担体を含む、請求項24に記載の組成物。
【請求項29】
該組成物が付加的にアジュバントを含む、請求項24に記載の組成物。
【請求項30】
該アジュバントが液体を含む、請求項29に記載の組成物。
【請求項31】
タンパク質が脂質化されていない、請求項24に記載の組成物。
【請求項32】
タンパク質が組換えタンパク質である、請求項24に記載の組成物。
【請求項33】
タンパク質またはポリペプチドが天然のナイセリア種から単離される、請求項24に記載の組成物。
【請求項34】
タンパク質がリポタンパク質である、請求項24に記載の組成物。
【請求項35】
組成物が、少なくとも1つのPorA、PorB、トランスフェリン結合タンパク質、またはopacityタンパク質(Opc)を付加的に含む、請求項24に記載の組成物。
【請求項36】
組成物がナイセリア種の少なくとも1つの付加的な表面抗原を付加的に含み、前記の付加的な表面抗原がORF2086タンパク質ではない、請求項24に記載の組成物。
【請求項37】
該組成物が付加的に多糖を含む、請求項24に記載の組成物。
【請求項38】
該組成物が付加的なペプチド、ポリペプチドまたはタンパク質を含み、該組成物が哺乳類において2つまたはそれより多くの細菌に対して免疫応答を惹起する複合体を形成する、請求項24に記載の組成物。
【請求項39】
配列番号:260−278のいずれかを含む、少なくとも1つの免疫原性タンパク質またはポリペプチドを含む組成物。
【請求項40】
該組成物が医薬的に受容可能なバッファー、希釈剤、アジュバントまたは担体を付加的に含む、請求項39に記載の組成物。
【請求項41】
配列番号:279−299のいずれかを含む、少なくとも1つの免疫原性タンパク質またはポリペプチドを含む組成物。
【請求項42】
該組成物が医薬的に受容可能なバッファー、希釈剤、アジュバントまたは担体を付加的に含む、請求項41に記載の組成物。
【請求項43】
配列番号:300のアミノ酸配列を含む、少なくとも1つの単離されたタンパク質を含む組成物:ここで、
配列中xはいずれかのアミノ酸であり;
配列中5番目のアミノ酸から9番目のアミノ酸までの領域は、0から5個のいずれかのアミノ酸であり;
配列中67番目のアミノ酸から69番目のアミノ酸までの領域は、0から3個のいずれかのアミノ酸であり;そして
配列中156番目のアミノ酸は、0から1個のいずれかのアミノ酸である。
【請求項44】
5番目のアミノ酸から9番目のアミノ酸までの領域が0、4または5個のアミノ酸を含む、請求項43に記載の組成物。
【請求項45】
67番目のアミノ酸から69番目のアミノ酸までの領域が0または3個のアミノ酸を含む、請求項43に記載の組成物。
【請求項46】
少なくとも1つのタンパク質が、質量分析による測定で分子量 約26,000−30,000ダルトンである、請求項43に記載の組成物。
【請求項47】
少なくとも1つのタンパク質が、10%−20%SDSポリアクリルアミドゲルにおける測定で分子量 約28−35kDaである、請求項46に記載の組成物。
【請求項48】
該組成物が医薬的に受容可能なバッファー、希釈剤、アジュバントまたは担体を付加的に含む、請求項43に記載の組成物。
【請求項49】
該組成物が付加的に担体を含む、請求項43に記載の組成物。
【請求項50】
該組成物が付加的にアジュバントを含む、請求項43に記載の組成物。
【請求項51】
該アジュバントが液体を含む、請求項50に記載の組成物。
【請求項52】
タンパク質が脂質化されていない、請求項43に記載の組成物。
【請求項53】
タンパク質が組換えタンパク質である、請求項43に記載の組成物。
【請求項54】
タンパク質が天然のナイセリア種から単離される、請求項43に記載の組成物。
【請求項55】
タンパク質がリポタンパク質である、請求項43に記載の組成物。
【請求項56】
組成物が、少なくとも1つのPorA、PorB、トランスフェリン結合タンパク質、またはopacityタンパク質(Opc)を付加的に含む、請求項43に記載の組成物。
【請求項57】
組成物がナイセリア種の少なくとも1つの付加的な表面抗原を付加的
に含み、前記の付加的な表面抗原がORF2086タンパク質ではない、請求項43に記載の組成物。
【請求項58】
該組成物が付加的に多糖を含む、請求項43に記載の組成物。
【請求項59】
該組成物が付加的なペプチド、ポリペプチドまたはタンパク質を含み、該組成物が哺乳類において2つまたはそれより多くの細菌に対して免疫応答を惹起する複合体を形成する、請求項43に記載の組成物。
【請求項60】
以下を含む組成物:
(a)配列番号:2−252の偶数番号のいずれかのアミノ酸配列を含む少なくとも1つのタンパク質;
(b)配列番号:1−253の奇数番号のいずれかの核酸配列を含むポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされる、少なくとも1つのタンパク質;
(c)(a)もしくは(b)に記載の少なくとも1つのタンパク質の少なくとも1つの免疫原性部分;または
(d)(a)もしくは(b)に記載の少なくとも1つのタンパク質もしくは(c)に記載の免疫原性フラグメントの、少なくとも1つの生物学的均等物。
【請求項61】
少なくとも1つのタンパク質が配列番号:2−174の偶数番号のいずれかのアミノ酸配列を含む、請求項60に記載の組成物。
【請求項62】
配列番号:176−252の偶数番号のいずれかのアミノ酸配列を含む少なくとも1つのタンパク質を付加的に含む、請求項61に記載の組成物。
【請求項63】
少なくとも1つのタンパク質が配列番号:2−12の偶数番号のいずれかのアミノ酸配列を含む、請求項60に記載の組成物。
【請求項64】
少なくとも1つのタンパク質が配列番号:14−24の偶数番号のいずれかのアミノ酸配列を含む、請求項60に記載の組成物。
【請求項65】
少なくとも1つのタンパク質が配列番号:26−42の偶数番号のいずれかのアミノ酸配列を含む、請求項60に記載の組成物。
【請求項66】
少なくとも1つのタンパク質が配列番号:50−60の偶数番号のいずれかのアミノ酸配列を含む、請求項60に記載の組成物。
【請求項67】
少なくとも1つのタンパク質が配列番号:62−108の偶数番号のいずれかのアミノ酸配列を含む、請求項60に記載の組成物。
【請求項68】
少なくとも1つのタンパク質が配列番号:110−138の偶数番号のいずれかのアミノ酸配列を含む、請求項60に記載の組成物。
【請求項69】
少なくとも1つのタンパク質が配列番号:140−156の偶数番号のいずれかのアミノ酸配列を含む、請求項60に記載の組成物。
【請求項70】
少なくとも1つのタンパク質が配列番号:158−174の偶数番号のいずれかのアミノ酸配列を含む、請求項60に記載の組成物。
【請求項71】
少なくとも1つのタンパク質が配列番号:224−252の偶数番号のいずれかのアミノ酸配列を含む、請求項60に記載の組成物。
【請求項72】
組成物が少なくとも1つのPorA、PorB、トランスフェリン結合タンパク質、またはopacityタンパク質(Opc)を付加的に含む、請求項60に記載の組成物。
【請求項73】
組成物がナイセリア種の少なくとも1つの付加的な表面抗原を付加的に含み、前記の付加的な表面抗原がORF2086タンパク質ではない、請求項60に記載の組成物。
【請求項74】
少なくとも1つのタンパク質が、質量分析による測定で分子量 約26,000から約30,000である、請求項60に記載の組成物。
【請求項75】
少なくとも1つのタンパク質が、10%−20%SDSポリアクリルアミドゲルにおける測定で分子量 約28−35kDaである、請求項74に記載の組成物。
【請求項76】
該組成物が医薬的に受容可能なバッファー、希釈剤、アジュバントまたは担体を付加的に含む、請求項60に記載の組成物。
【請求項77】
該組成物が付加的に担体を含む、請求項60に記載の組成物。
【請求項78】
該組成物が付加的にアジュバントを含む、請求項60に記載の組成物。
【請求項79】
該アジュバントが液体を含む、請求項78に記載の組成物。
【請求項80】
タンパク質が脂質化されていない、請求項60に記載の組成物。
【請求項81】
タンパク質が組換えタンパク質である、請求項60に記載の組成物。
【請求項82】
タンパク質が天然のナイセリア種から単離される、請求項60に記載の組成物。
【請求項83】
タンパク質がリポタンパク質である、請求項60に記載の組成物。
【請求項84】
該組成物が付加的に多糖を含む、請求項60に記載の組成物。
【請求項85】
該組成物が付加的なペプチド、ポリペプチドまたはタンパク質を含み、該組成物が哺乳類において2つまたはそれより多くの細菌に対して免疫応答を惹起する複合体を形成する、請求項60に記載の組成物。
【請求項86】
ナイセリア種の第1の細菌株の少なくとも1つの抗原であって、ナイセリア種の第2の細菌株による被験者の感染に対して免疫原性を提供する該抗原を含む組成物。
【請求項87】
第1の菌株がナイセリア種の菌株であり、前記の第2の菌株が髄膜炎菌血清群Bの菌株である、請求項86に記載の組成物。
【請求項88】
第1の菌株が、菌株L3 6275,CDC2369,CDC1034,L4 891,B16B6,W135(ATCC35559),C11,Y(ATCC35561),M98 250732,M98 250771,CDC1135,M97 252153,CDC1610,CDC1492,L8 M978;M97 252988,M97 252697,6557,2996,M97 252976,M97 251854,CDC1521,M98 250622,870446,M97 253248,M98 250809,L5 M981,NMBまたはM98 250572のいずれかである、請求項86に記載の組成物。
【請求項89】
第1の菌株が、菌株880049,M982,CDC1573,M97 253524またはM98 250670である、請求項86に記載の組成物。
【請求項90】
タンパク質が組換えタンパク質である、請求項86に記載の組成物。
【請求項91】
タンパク質が天然のナイセリア種から単離される、請求項86に記載の組成物。
【請求項92】
タンパク質がリポタンパク質である、請求項86に記載の組成物。
【請求項93】
該組成物が医薬的に受容可能なバッファー、希釈剤、アジュバントまたは担体を付加的に含む、請求項86に記載の組成物。
【請求項94】
該組成物が付加的に担体を含む、請求項86に記載の組成物。
【請求項95】
該組成物が付加的にアジュバントを含む、請求項86に記載の組成物。
【請求項96】
該アジュバントが液体を含む、請求項95に記載の組成物。
【請求項97】
タンパク質が脂質化されていない、請求項86に記載の組成物。
【請求項98】
該組成物が付加的に多糖を含む、請求項86に記載の組成物。
【請求項99】
該組成物が付加的なペプチド、ポリペプチドまたはタンパク質を含み、該組成物が哺乳類において2つまたはそれより多くの病原菌に対して免疫応答を惹起する複合体を形成する、請求項86に記載の組成物。
【請求項100】
配列番号:301のアミノ酸配列を含む、少なくとも1つの単離されたタンパク質を含
む組成物:ここで、
配列中xはいずれかのアミノ酸であり;
配列中5番目のアミノ酸から8番目のアミノ酸までの領域は、0から4個のいずれかのアミノ酸であり;
配列中66番目のアミノ酸から68番目のアミノ酸までの領域は、0から3個のいずれかのアミノ酸である。
【請求項101】
少なくとも1つのタンパク質が、質量分析による測定で分子量 約26,000から約30,000である、請求項100に記載の組成物。
【請求項102】
少なくとも1つのタンパク質が、10%−20%SDSポリアクリルアミドゲルにおける測定で分子量 約28−35kDaである、請求項101に記載の組成物。
【請求項103】
該組成物が医薬的に受容可能なバッファー、希釈剤、アジュバントまたは担体を付加的に含む、請求項100に記載の組成物。
【請求項104】
該組成物が付加的に担体を含む、請求項100に記載の組成物。
【請求項105】
該組成物が付加的にアジュバントを含む、請求項100に記載の組成物。
【請求項106】
該アジュバントが液体を含む、請求項105に記載の組成物。
【請求項107】
タンパク質が脂質化されていない、請求項100に記載の組成物。
【請求項108】
タンパク質が組換えタンパク質である、請求項100に記載の組成物。
【請求項109】
タンパク質が天然のナイセリア種から単離される、請求項100に記載の組成物。
【請求項110】
タンパク質がリポタンパク質である、請求項100に記載の組成物。
【請求項111】
該組成物が付加的に多糖を含む、請求項100に記載の組成物。
【請求項112】
該組成物が付加的なペプチド、ポリペプチドまたはタンパク質を含み、該組成物が哺乳類において2つまたはそれより多くの病原菌に対して免疫応答を惹起する複合体を形成する、請求項100に記載の組成物。
【請求項113】
5番目のアミノ酸から8番目のアミノ酸までの領域が0または4個のアミノ酸を含む、請求項100に記載の組成物。
【請求項114】
66番目のアミノ酸から68番目のアミノ酸までの領域が0または3個のアミノ酸を含む、請求項100に記載の組成物。
【請求項115】
配列番号:302のアミノ酸配列を含む、少なくとも1つの単離されたタンパク質を含む組成物:ここで、
配列中xはいずれかのアミノ酸であり;
配列中8番目のアミノ酸から12番目のアミノ酸までの領域は、0から5個のいずれかのアミノ酸である。
【請求項116】
8番目のアミノ酸から12番目のアミノ酸までの領域が0または5個のアミノ酸を含む、請求項115に記載の組成物。
【請求項117】
少なくとも1つのタンパク質が、質量分析による測定で分子量 約26,000から約30,000である、請求項115に記載の組成物。
【請求項118】
少なくとも1つのタンパク質が、10%−20%SDSポリアクリルアミドゲルにおける測定で分子量 約28−35kDaである、請求項117に記載の組成物。
【請求項119】
該組成物が医薬的に受容可能なバッファー、希釈剤、アジュバントまたは担体を付加的に含む、請求項115に記載の組成物。
【請求項120】
該組成物が付加的に担体を含む、請求項115に記載の組成物。
【請求項121】
該組成物が付加的にアジュバントを含む、請求項115に記載の組成物。
【請求項122】
該アジュバントが液体を含む、請求項121に記載の組成物。
【請求項123】
タンパク質が脂質化されていない、請求項115に記載の組成物。
【請求項124】
タンパク質が組換えタンパク質である、請求項115に記載の組成物。
【請求項125】
タンパク質が天然の材料から単離される、請求項115に記載の組成物。
【請求項126】
該組成物が付加的に多糖を含む、請求項115に記載の組成物。
【請求項127】
該組成物が付加的なペプチド、ポリペプチドまたはタンパク質を含み、該組成物が哺乳類において2つまたはそれより多くの細菌に対して免疫応答を惹起する複合体を形成する、請求項115に記載の組成物。
【請求項128】
以下のいずれかと免疫特異的に結合する少なくとも1つの抗体を含む組成物:
(a)ナイセリア種のオープンリーディングフレーム(ORF2086)によりコードされる少なくとも1つのタンパク質であって、該オープンリーディングフレームが交差反応性の免疫原性抗原をコードし、該交差反応性抗原が被験者における髄膜炎菌血清群Bによる感染に対して免疫原性を提供するタンパク質;または
(b)(a)に記載の少なくとも1つのタンパク質の少なくとも1つの免疫原性部分;または
(c)(a)に記載の少なくとも1つのタンパク質または(b)に記載の1つの免疫原性フラグメントの、少なくとも1つの生物学的均等物。
【請求項129】
抗体がモノクローナル抗体である、請求項128に記載の組成物。
【請求項130】
医薬的に受容可能な担体を付加的に含む、請求項128に記載の組成物。
【請求項131】
以下のいずれかと免疫特異的に結合する少なくとも1つの抗体を含む組成物:
(a)配列番号:254から259のいずれかを含む少なくとも1つのタンパク質;または
(b)(a)に記載の少なくとも1つのタンパク質の少なくとも1つの免疫原性部分;または
(c)(a)に記載の少なくとも1つのタンパク質もしくは(b)に記載の1つの免疫原
性フラグメントの、少なくとも1つの生物学的均等物。
【請求項132】
少なくとも1つのタンパク質、その免疫原性部分またはその生物学的均等物が、配列番号:260−299のいずれかを含む、請求項131に記載の組成物。
【請求項133】
少なくとも1つの抗体がモノクローナル抗体である、請求項131に記載の組成物。
【請求項134】
配列番号:300のアミノ酸配列を含む、少なくとも1つの単離されたタンパク質と免疫特異的に結合する、少なくとも1つの抗体を含む組成物:ここで、
配列中xはいずれかのアミノ酸であり;
配列中5番目のアミノ酸から9番目のアミノ酸までの領域は、0から5個のいずれかのアミノ酸であり;
配列中67番目のアミノ酸から69番目のアミノ酸までの領域は、0から3個のいずれかのアミノ酸であり;そして
配列中156番目のアミノ酸は0から1個のいずれかのアミノ酸である。
【請求項135】
少なくとも1つの抗体がモノクローナル抗体である、請求項134に記載の組成物。
【請求項136】
以下のいずれかと免疫特異的に結合する少なくとも1つの抗体を含む組成物:
(a)配列番号:2−252の偶数番号のいずれかのアミノ酸配列を含む少なくとも1つのタンパク質;
(b)配列番号:1−253の奇数番号のいずれかの核酸配列を含むポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされる、少なくとも1つのタンパク質;
(c)(a)または(b)に記載の少なくとも1つのタンパク質の少なくとも1つの免疫原性部分;または
(d)(a)または(b)に記載の少なくとも1つのタンパク質または(c)に記載の免疫原性フラグメントの、少なくとも1つの生物学的均等物。
【請求項137】
以下の少なくとも1つのポリヌクレオチドを含む組成物:
(a)ナイセリア種のオープンリーディングフレーム(ORF2086)によりコードされる少なくとも1つのタンパク質、もしくは前記の少なくとも1つのタンパク質の少なくとも1つの免疫原性部分もしくは生物学的均等物をコードするポリヌクレオチドであって、該オープンリーディングフレームが交差反応性の免疫原性抗原をコードし、該交差反応性の免疫原性抗原が被験者における髄膜炎菌血清群Bによる感染に対して免疫原性を提供する、ポリヌクレオチド;または
(b)(a)に記載のポリヌクレオチドのいずれかとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチド。
【請求項138】
P4リーダー配列(配列番号:322)を付加的に含む、請求項137に記載の組成物。
【請求項139】
該組成物がベクターを含む、請求項137に記載の組成物。
【請求項140】
ベクターがプラスミドである、請求項139に記載の組成物。
【請求項141】
ベクターがファージである、請求項139に記載の組成物。
【請求項142】
ストリンジェントな条件が、高いストリンジェンシーのサザンハイブリダイゼーションの条件である、請求項137に記載の組成物。
【請求項143】
さらにP4リーダー配列(配列番号:322)を含む、請求項137に記載の組成物。
【請求項144】
ポリヌクレオチドが組換えポリヌクレオチドである、請求項137に記載の組成物。
【請求項145】
ポリヌクレオチドが天然の材料から単離される、請求項137に記載の組成物。
【請求項146】
該組成物が、付加的なペプチド、ポリペプチドまたはタンパク質をコードする核酸配列を付加的に含む、請求項137に記載の組成物。
【請求項147】
以下の少なくとも1つのポリヌクレオチドを含む組成物:
(a)配列番号:254−259、260−278もしくは279−299のいずれかを含む単離された少なくとも1つのタンパク質をコードするポリヌクレオチド、または(b)(a)に記載のポリヌクレオチドのいずれかとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチド。
【請求項148】
P4リーダー配列(配列番号:322)を付加的に含む、請求項147に記載の組成物。
【請求項149】
該組成物がベクターを含む、請求項147に記載の組成物。
【請求項150】
ストリンジェントな条件が、高いストリンジェンシーのサザンハイブリダイゼーションの条件である、請求項147に記載の組成物。
【請求項151】
P4リーダー配列(配列番号:322)をさらに含む、請求項147に記載の組成物。
【請求項152】
ポリヌクレオチドが組換えポリヌクレオチドである、請求項147に記載の組成物。
【請求項153】
ポリヌクレオチドが天然の材料から単離される、請求項147に記載の組成物。
【請求項154】
該組成物が、付加的なペプチド、ポリペプチドまたはタンパク質をコードする核酸配列を付加的に含む、請求項147に記載の組成物。
【請求項155】
以下の少なくとも1つのポリヌクレオチドを含む組成物:
(a)配列番号:300のアミノ酸配列を含む少なくとも1つのタンパク質をコードするポリヌクレオチドであって、xはいずれかのアミノ酸であり、5番目のアミノ酸から9番目のアミノ酸までの領域は、0から5個のいずれかのアミノ酸であり、67番目のアミノ酸から69番目のアミノ酸までの領域は、0から3個のいずれかのアミノ酸であり;そして156番目のアミノ酸は0から1個のいずれかのアミノ酸である、ポリヌクレオチド、または、
(b)(a)に記載のポリヌクレオチドのいずれかとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチド。
【請求項156】
P4リーダー配列(配列番号:322)を付加的に含む、請求項155に記載の組成物。
【請求項157】
以下を含む組成物:
(a)以下の少なくとも1つをコードする少なくとも1つのポリヌクレオチド:(i)配列番号2−252の偶数番号のいずれかのアミノ酸配列を含む少なくとも1つのタンパク質;(ii)配列番号1−253の奇数番号のいずれかの核酸配列を含むポリヌクレオチ
ドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされる少なくとも1つのタンパク質、(iii)(i)または(ii)に記載の少なくとも1つのタンパク質の少なくとも1つの免疫原性部分;もしくは(iv)(i)もしくは(ii)に記載の少なくとも1つのタンパク質または(iii)に記載の免疫原性フラグメントの、少なくとも1つの生物学的均等物、または
(b)(a)に記載のポリヌクレオチドのいずれかと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズする少なくとも1つのポリヌクレオチド。
【請求項158】
前記の少なくとも1つのポリヌクレオチドが、配列番号1−253の奇数番号のいずれかの核酸配列を含む、請求項157に記載の組成物。
【請求項159】
該組成物がベクターを含む、請求項157に記載の組成物。
【請求項160】
ストリンジェントな条件が、高いストリンジェンシーのサザンハイブリダイゼーションの条件である、請求項157に記載の組成物。
【請求項161】
該組成物が、付加的なペプチド、ポリペプチドまたはタンパク質をコードする核酸配列を付加的に含む、請求項157に記載の組成物。
【請求項162】
以下を含む組成物:
(a)ナイセリア種の第1の細菌株の少なくとも1つの抗原であって、ナイセリア種の第2の細菌株による被験者の感染に対して免疫原性を提供する該抗原をコードする、少なくとも1つのポリヌクレオチド;または
(b)(a)の少なくとも1つののポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズする少なくとも1つのポリヌクレオチド。
【請求項163】
前記の少なくとも1つの単離されたポリヌクレオチドが、配列番号:1−253の奇数番号のいずれかの核酸配列を含む、請求項162に記載の組成物。
【請求項164】
P4リーダー配列(配列番号:322)を付加的に含む、請求項162に記載の組成物。
【請求項165】
該組成物がベクターを含む、請求項162に記載の組成物。
【請求項166】
ストリンジェントな条件が、高いストリンジェンシーのサザンハイブリダイゼーションの条件である、請求項162に記載の組成物。
【請求項167】
該組成物が、付加的なペプチド、ポリペプチドまたはタンパク質をコードする核酸配列を付加的に含む、請求項162に記載の組成物。
【請求項168】
以下のいずれかを含むベクターを含む組成物:
(a)配列番号:254−259、260−278もしくは279−299のいずれかのアミノ酸配列を含む、少なくとも1つのタンパク質;または
(b)(a)に記載の少なくとも1つのタンパク質の少なくとも1つの免疫原性部分;または
(c)(a)に記載の少なくとも1つのタンパク質もしくは(b)に記載の免疫原性フラグメントの、少なくとも1つの生物学的均等物。
【請求項169】
ベクターがプラスミドである、請求項168に記載の組成物。
【請求項170】
ベクターがファージである、請求項168に記載の組成物。
【請求項171】
ベクターがバクテリオファージである、請求項168に記載の組成物。
【請求項172】
ベクターが緩和ファージ(moderate phage)である、請求項168に記載の組成物。
【請求項173】
配列番号:300のアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする少なくとも1つのポリヌクレオチドを含むベクターを含む組成物:ここで、
配列中xはいずれかのアミノ酸であり;
配列中5番目のアミノ酸から9番目のアミノ酸までの領域は、0から5個のいずれかのアミノ酸であり;
配列中67番目のアミノ酸から69番目のアミノ酸までの領域は、0から3個のいずれかのアミノ酸であり;そして
配列中156番目のアミノ酸は、0から1個のいずれかのアミノ酸である。
【請求項174】
ベクターがプラスミドである、請求項173に記載の組成物。
【請求項175】
ベクターがファージである、請求項173に記載の組成物。
【請求項176】
以下のいずれかを含むベクターを含む組成物:
(a)配列番号:2−252の偶数番号のポリペプチドの少なくとも1つをコードする少なくとも1つのポリヌクレオチド;または
(b)(a)に記載の少なくとも1つのポリヌクレオチドの少なくとも1つと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズする少なくとも1つのポリヌクレオチド。
【請求項177】
ベクターが配列番号:1−153のいずれかの核酸配列を含む、請求項176に記載の組成物。
【請求項177】
ベクターがプラスミドである、請求項176に記載の組成物。
【請求項178】
ベクターがファージである、請求項176に記載の組成物。
【請求項179】
ベクターがバクテリオファージである、請求項176に記載の組成物。
【請求項180】
ベクターが緩和ファージ(moderate phage)である、請求項176に記載の組成物。
【請求項181】
ベクターで形質転換/トランスフェクトまたは感染させた宿主細胞を含む組成物であっ
て、該ベクターが以下のいずれかを含む該組成物:
(a)ナイセリア種のオープンリーディングフレーム(ORF2086)によりコードされる少なくとも1つのタンパク質であって、該オープンリーディングフレームが交差反応性の免疫原性抗原をコードし、該交差反応性免疫原性抗原が被験者における髄膜炎菌血清群Bによる感染に対して免疫原性を提供するタンパク質;または
(b)(a)に記載の少なくとも1つのタンパク質の少なくとも1つの免疫原性部分;または
(c)(a)に記載の少なくとも1つのタンパク質または(b)に記載の免疫原性フラグメントの、少なくとも1つの生物学的均等物。
【請求項182】
ベクターで形質転換/トランスフェクトまたは感染させた宿主細胞を含む組成物であっ
て、該ベクターが以下のいずれかを含む該組成物:
(a)配列番号:254−259、260−278または279−299のいずれかを含
む少なくとも1つのタンパク質;または
(b)(a)に記載の少なくとも1つのタンパク質の少なくとも1つの免疫原性部分;または
(c)(a)に記載の少なくとも1つのタンパク質もしくは(b)に記載の免疫原性フラグメントの、少なくとも1つの生物学的均等物。
【請求項183】
以下のいずれかをコードする核酸を宿主細胞で発現させることを含む過程により調製される組成物:
(a)ナイセリア種のオープンリーディングフレーム(ORF2086)によりコードされる少なくとも1つのタンパク質であって、該オープンリーディングフレームが交差反応性の免疫原性抗原をコードし、該交差反応性免疫原性抗原が被験者における髄膜炎菌血清群Bによる感染に対して免疫原性を提供する、タンパク質;または
(b)(a)に記載の少なくとも1つのタンパク質の少なくとも1つの免疫原性部分;または
(c)(a)に記載の少なくとも1つのタンパク質もしくは(b)に記載の免疫原性フラグメントの、少なくとも1つの生物学的均等物。
【請求項184】
核酸配列が配列番号:1−253の奇数番号のいずれかである、請求項183に記載の組成物。
【請求項185】
核酸配列が配列番号:2−252の偶数番号のいずれかを含むタンパク質をコードする、請求項183に記載の組成物。
【請求項186】
核酸配列が配列番号:2−174の偶数番号のいずれかを含むタンパク質をコードする、請求項183に記載の組成物。
【請求項187】
タンパク質が、質量分析による測定で分子量 約26,000から約30,000である、請求項183に記載の組成物。
【請求項188】
タンパク質が、10%−20%SDSポリアクリルアミドゲルにおける測定で分子量 約28−35kDaである、請求項187に記載の組成物。
【請求項189】
該組成物が医薬的に受容可能なバッファー、希釈剤、アジュバントまたは担体を付加的に含む、請求項183に記載の組成物。
【請求項190】
該組成物が付加的に担体を含む、請求項183に記載の組成物。
【請求項191】
該組成物が付加的にアジュバントを含む、請求項183に記載の組成物。
【請求項192】
該アジュバントが液体である、請求項191に記載の組成物。
【請求項193】
タンパク質が脂質化されたタンパク質である、請求項183に記載の組成物。
【請求項194】
以下のいずれかをナイセリア種から単離、精製することを含む過程により調製される組成物:
(a)ナイセリア種のオープンリーディングフレーム(ORF2086)によりコードされる少なくとも1つのタンパク質であって、該オープンリーディングフレームが交差反応性の免疫原性抗原をコードし、該交差反応性免疫原性抗原が被験者における髄膜炎菌血清群Bによる感染に対して免疫原性を提供する、タンパク質;または
(b)(a)に記載の少なくとも1つのタンパク質の少なくとも1つの免疫原性部分;ま
たは
(c)(a)に記載の少なくとも1つのタンパク質もしくは(b)に記載の免疫原性フラグメントの、少なくとも1つの生物学的均等物。
【請求項195】
少なくとも1つのポリヌクレオチドが、配列番号:1−253の奇数番号のいずれかの核酸配列を含む、請求項194に記載の組成物。
【請求項196】
過程が、少なくとも1つの単離されたポリヌクレオチドに天然ではないリーダー配列を導入することをさらに含む、請求項194に記載の組成物。
【請求項197】
天然ではないリーダー配列がP4リーダー配列(配列番号:322)である、請求項196に記載の組成物。
【請求項198】
以下のいずれかをナイセリア種から単離、精製することを含む過程により製造される組成物:
(a)配列番号:254−259、260−278または279−299のいずれかを含む、少なくとも1つのタンパク質;または
(b)(a)に記載の少なくとも1つのタンパク質の少なくとも1つの免疫原性部分;または
(c)(a)に記載の少なくとも1つのタンパク質もしくは(b)に記載の免疫原性フラグメントの、少なくとも1つの生物学的均等物。
【請求項199】
ポリペプチドが、質量分析による測定で分子量 約26,000から約30,000である、請求項198に記載の組成物。
【請求項200】
ポリペプチドが、10%−20%SDSポリアクリルアミドゲルにおける測定で分子量
約28−35kDaである、請求項199に記載の組成物。
【請求項201】
該組成物が医薬的に受容可能なバッファー、希釈剤、アジュバントまたは担体を付加的に含む、請求項198に記載の組成物。
【請求項202】
該組成物が付加的に担体を含む、請求項198に記載の組成物。
【請求項203】
該組成物が付加的にアジュバントを含む、請求項198に記載の組成物。
【請求項204】
該アジュバントが液体を含む、請求項203に記載の組成物。
【請求項205】
タンパク質が脂質化されたタンパク質である、請求項198に記載の組成物。
【請求項206】
配列番号:300のアミノ酸配列を含む少なくとも1つの単離されたタンパク質をベクター中に挿入することを含む過程により製造される組成物:ここで、
配列中xはいずれかのアミノ酸であり;
配列中5番目のアミノ酸から9番目のアミノ酸までの領域は、0から5個のいずれかのアミノ酸であり;
配列中67番目のアミノ酸から69番目のアミノ酸までの領域は、0から3個のいずれかのアミノ酸であり;そして
配列中156番目のアミノ酸は、0から1個のいずれかのアミノ酸である。
【請求項207】
ベクターがプラスミドである、請求項206に記載の組成物。
【請求項208】
ベクターがファージである、請求項206に記載の組成物。
【請求項209】
ベクターがバクテリオファージである、請求項206に記載の組成物。
【請求項210】
ベクターが緩和ファージ(moderate phage)である、請求項206に記載の組成物。
【請求項211】
天然ではないリーダー配列をさらに含む、請求項206に記載の組成物。
【請求項212】
天然ではないリーダー配列がP4リーダー配列(配列番号:322)である、請求項211に記載の組成物。
【請求項213】
以下を宿主細胞で発現させること含む過程により製造される組成物:
(a)ナイセリア種のオープンリーディングフレーム(ORF2086)によりコードされる少なくとも1つのタンパク質、または前記の少なくとも1つのタンパク質の少なくとも1つの免疫原性部分または生物学的均等物をコードする少なくとも1つの単離されたポリヌクレオチドであって、該オープンリーディングフレームが交差反応性の免疫原性抗原をコードし、該交差反応性免疫原性抗原が被験者における髄膜炎菌血清群Bによる感染に対して免疫原性を提供する、ポリヌクレオチド、および(b)前記の少なくとも1つの単離されたポリヌクレオチドに結合する、天然ではないリーダー配列。
【請求項214】
天然ではないリーダー配列がP4リーダー配列(配列番号:322)である、請求項213に記載の組成物。
【請求項215】
以下を含む過程により製造される組成物:
以下のいずれかをコードする核酸配列を宿主細胞で発現させること:
(a)ナイセリア種のオープンリーディングフレーム(ORF2086)によりコードされる少なくとも1つのタンパク質であって、該オープンリーディングフレームが交差反応性の免疫原性抗原をコードし、該交差反応性免疫原性抗原が被験者における髄膜炎菌血清群Bによる感染に対して免疫原性を提供する、タンパク質;もしくは
(b)(a)に記載の少なくとも1つのタンパク質の少なくとも1つの免疫原性部分;もしくは
(c)(a)に記載の少なくとも1つのタンパク質もしくは(b)に記載の免疫原性フラグメントの、少なくとも1つの生物学的均等物;または
前述の核酸配列とストリンジェントな条件下でハイブリダイズする核酸配列を宿主細胞で発現させること。
【請求項216】
核酸配列が配列番号:1−253の奇数番号のいずれかである、請求項215に記載の組成物。
【請求項217】
核酸配列が配列番号:2−252の偶数番号のいずれかをコードする、請求項215に記載の組成物。
【請求項218】
タンパク質が、質量分析による測定で分子量 約26,000から約30,000である、請求項215に記載の組成物。
【請求項219】
タンパク質が、10%−20%SDSポリアクリルアミドゲルにおける測定で分子量 約28−35kDaである、請求項218に記載の組成物。
【請求項220】
該組成物が医薬的に受容可能なバッファー、希釈剤、アジュバントまたは担体を付加的に含む、請求項215に記載の組成物。
【請求項221】
該組成物が付加的に担体を含む、請求項215に記載の組成物。
【請求項222】
該組成物が付加的にアジュバントを含む、請求項215に記載の組成物。
【請求項223】
該アジュバントが液体を含む、請求項222に記載の組成物。
【請求項224】
ストリンジェントな条件が、高いストリンジェンシーのサザンハイブリダイゼーションの条件である、請求項215に記載の組成物。
【請求項225】
以下のいずれかをナイセリア種から単離、精製することを含む過程により製造される組成物:
(a)配列番号:2−252の偶数番号のいずれかのアミノ酸配列を含む少なくとも1つのポリペプチドをコードする少なくとも1つのポリヌクレオチド;または
(b)(a)の少なくとも1つのポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズする少なくとも1つのポリヌクレオチド。
【請求項226】
少なくとも1つのポリヌクレオチドが、配列番号:1−253の奇数番号のいずれかの核酸配列を含む、請求項225に記載の組成物。
【請求項227】
過程が、少なくとも1つのポリヌクレオチドに天然ではないリーダー配列を導入することをさらに含む、請求項225に記載の組成物。
【請求項228】
天然ではないリーダー配列がP4リーダー配列(配列番号:322)である、請求項227に記載の組成物。
【請求項229】
以下のいずれかをナイセリア種から単離、精製することを含む過程により調製される組成物:
(a)配列番号:2−252の偶数番号のいずれかのアミノ酸配列を含む、少なくとも1つのタンパク質;
(b)配列番号:1−253の奇数番号のいずれかの核酸配列を含むポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされる、少なくとも1つのタンパク質;
(c)(a)もしくは(b)に記載の少なくとも1つのタンパク質の少なくとも1つの免疫原性部分;または
(d)(a)もしくは(b)に記載の少なくとも1つのタンパク質もしくは(c)に記載の免疫原性フラグメント、の少なくとも1つの生物学的均等物。
【請求項230】
タンパク質が、質量分析による測定で分子量 約26,000から約30,000である、請求項229に記載の組成物。
【請求項231】
タンパク質が、10%−20%SDSポリアクリルアミドゲルにおける測定で分子量 約28−35kDaである、請求項230に記載の組成物。
【請求項232】
該組成物が医薬的に受容可能なバッファー、希釈剤、アジュバントまたは担体を付加的に含む、請求項229に記載の組成物。
【請求項233】
該組成物が付加的に担体を含む、請求項229に記載の組成物。
【請求項234】
該組成物が付加的にアジュバントを含む、請求項229に記載の組成物。
【請求項235】
該アジュバントが液体を含む、請求項234に記載の組成物。
【請求項236】
ストリンジェントな条件が、高いストリンジェンシーのサザンハイブリダイゼーションの条件である、請求項229に記載の組成物。
【請求項237】
以下のいずれかをベクターに挿入することを含む過程により調製される組成物:
(a)配列番号:2−252の偶数番号のいずれかを含む少なくとも1つのポリペプチドをコードする少なくとも1つの単離されたポリヌクレオチド;または
(b)(a)の少なくとも1つのポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズする少なくとも1つの単離されたポリヌクレオチド。
【請求項238】
ベクターがプラスミドである、請求項237に記載の組成物。
【請求項239】
ベクターがファージである、請求項237に記載の組成物。
【請求項240】
ベクターがバクテリオファージである、請求項237に記載の組成物。
【請求項241】
ベクターが緩和ファージ(moderate phage)である、請求項237に記載の組成物。
【請求項242】
天然ではないリーダー配列をさらに含む、請求項237に記載の組成物。
【請求項243】
天然ではないリーダー配列がP4リーダー配列(配列番号:322)である、請求項242に記載の組成物。
【請求項244】
以下のポリヌクレオチドの少なくとも1つを宿主細胞で発現させること含む過程により調製される組成物:
(a)ナイセリア種のオープンリーディングフレーム(ORF2086)によりコードされる少なくとも1つのタンパク質、または前記の少なくとも1つのタンパク質の少なくとも1つの免疫原性部分または生物学的均等物をコードするポリヌクレオチドであって、該オープンリーディングフレームが交差反応性の免疫原性抗原をコードし、該交差反応性免疫原性抗原が被験者における髄膜炎菌血清群Bによる感染に対して免疫原性を提供する、ポリヌクレオチド、および
(b)(a)に記載のポリヌクレオチドのいずれかとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチド。
【請求項246】
前記の少なくとも1つのポリヌクレオチドに結合する天然ではないリーダー配列を付加的に含む、請求項244に記載の組成物。
【請求項246】
天然ではないリーダー配列がP4リーダー配列(配列番号:322)である、請求項245に記載の組成物。
【請求項247】
少なくとも1つの免疫原性の菌株非特異的髄膜炎菌抗原であって、非病原性でいかなる感染性不純物も実質的に含まない該抗原を含む組成物。
【請求項248】
抗原が、配列番号:2−6の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項249】
抗原が、配列番号:8−12の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項250】
抗原が、配列番号:14−18の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列が同一であるアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項251】
抗原が、配列番号:20−24の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項252】
抗原が、配列番号:26−30の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項253】
抗原が、配列番号:32−36の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項254】
抗原が、配列番号:38−42の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項255】
抗原が、配列番号:44−48の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項256】
抗原が、配列番号:50−54の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項257】
抗原が、配列番号:56−60の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項258】
抗原が、配列番号:62−66の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項259】
抗原が、配列番号:68−72の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項260】
抗原が、配列番号:74−78の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項261】
抗原が、配列番号:80−84の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項262】
抗原が、配列番号:86−90の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項263】
抗原が、配列番号:92−96の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項264】
抗原が、配列番号:98−102の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項265】
抗原が、配列番号:104−108の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項266】
抗原が、配列番号:110−114の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミ
ノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項267】
抗原が、配列番号:116−120の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項268】
抗原が、配列番号:122−126の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項269】
抗原が、配列番号:128−132の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項270】
抗原が、配列番号:134−138の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項271】
抗原が、配列番号:140−144の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項272】
抗原が、配列番号:146−150の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項273】
抗原が、配列番号:152−156の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項274】
抗原が、配列番号:158−162の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項275】
抗原が、配列番号:164−168の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項276】
抗原が、配列番号:170−174の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項277】
抗原が、配列番号:176−180の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項278】
抗原が、配列番号:182−186の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項279】
抗原が、配列番号:188−192の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項280】
抗原が、配列番号:194−198の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項281】
抗原が、配列番号:200−204の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項282】
抗原が、配列番号:206−210の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項283】
抗原が、配列番号:212−216の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項284】
抗原が、配列番号:218−222の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項285】
抗原が、配列番号:224−228の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項286】
抗原が、配列番号:230−234の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項287】
抗原が、配列番号:236−240の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項288】
抗原が、配列番号:242−246の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項289】
抗原が、配列番号:248−252の偶数番号のいずれかと少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項247に記載の抗原。
【請求項290】
哺乳類の免疫応答を惹起するための薬剤の製造における、請求項1−289のいずれかに記載の組成物の使用。
【請求項291】
該組成物を非経口的に投与する、請求項290の記載による使用。
【請求項292】
該組成物を粘膜から投与する、請求項290の記載による使用。
【請求項293】
哺乳類の細菌性髄膜炎に対して有効な薬剤における、請求項1−289のいずれかに記載の組成物の使用。
【請求項294】
該組成物を非経口的に投与する、請求項293の記載による組成物の使用。
【請求項295】
該組成物を粘膜から投与する、請求項293の記載による組成物の使用。
【請求項296】
該組成物を皮下注または筋注により投与する、請求項293の記載による組成物の使用。
【請求項297】
以下のいずれかをコードする核酸配列を宿主細胞で発現させることを含む組成物の調製法:
(a)ナイセリア種のオープンリーディングフレーム(ORF2086)によりコードされる少なくとも1つのタンパク質であって、該オープンリーディングフレームが交差反応性の免疫原性抗原をコードし、該交差反応性免疫原性抗原が被験者における髄膜炎菌血清群Bによる感染に対して免疫原性を提供するタンパク質;または
(b)(a)に記載の少なくとも1つのタンパク質の少なくとも1つの免疫原性部分;または
(c)(a)に記載の少なくとも1つのタンパク質もしくは(b)に記載の1つの免疫原性フラグメントの、少なくとも1つの生物学的均等物。
【請求項298】
核酸配列をin vivoで発現させる、請求項297に記載の方法。
【請求項299】
核酸配列をin vitroで発現させる、請求項297に記載の方法。
【請求項300】
P4リーダー配列(配列番号:322)を結合することをさらに含む、請求項297に記載の方法。
【請求項301】
少なくとも1つのタンパク質が配列番号:254−299のいずれかを含む、請求項297に記載の方法。
【請求項302】
以下のポリヌクレオチドの少なくとも1つを髄膜炎菌から単離、精製することを含む組成物の調製法:
(a)ナイセリア種のオープンリーディングフレーム(ORF2086)によりコードされる少なくとも1つのタンパク質、または前記の少なくとも1つのタンパク質の少なくとも1つの免疫原性部分または生物学的均等物をコードするポリヌクレオチドであって、該オープンリーディングフレームが交差反応性の免疫原性抗原をコードし、該交差反応性免疫原性抗原が被験者における髄膜炎菌血清群Bによる感染に対して免疫原性を提供する、ポリヌクレオチド;または
(b)(a)に記載のポリヌクレオチドのいずれかと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチド。
【請求項303】
ストリンジェントな条件が、高いストリンジェンシーのサザンハイブリダイゼーションの条件である、請求項302に記載の組成物。
【請求項304】
タンパク質、免疫原性部分または生物学的均等物のいずれかをナイセリア種から単離、精製することを含む、組成物の調製法。
【請求項305】
本請求項に記載のタンパク質、免疫原性部分または生物学的均等物のいずれかを含む組成物を動物に導入した後、同動物から抗体を回収することを含む、抗体組成物の調製法。
【請求項306】
請求項1−289の組成物の1つまたはそれより多くの有効量を哺乳類に投与することを含む、同哺乳類における免疫応答を惹起する方法。
【請求項307】
該組成物を非経口的に投与する、請求項306の記載による使用。
【請求項308】
該組成物を粘膜から投与する、請求項306の記載による使用。
【請求項309】
請求項1−298の組成物の1つまたはそれ以上の有効量を哺乳類に投与することを含む、同哺乳類における細菌性髄膜炎を予防または治療する方法。
【請求項310】
該組成物を非経口的に投与する、請求項309の記載による使用。
【請求項311】
該組成物を粘膜から投与する、請求項309の記載による使用。
【請求項312】
該組成物を皮下注または筋注により投与する、請求項309の記載による組成物の使用。
【請求項313】
以下を含む哺乳類における細菌性髄膜炎を予防または治療する方法:
配列番号:2−252の偶数番号のいずれかまたは配列番号:254−299のいずれかのアミノ酸配列を含む、タンパク質、免疫原性部分または生物学的均等物と免疫特異的に結合する抗体を含む抗体組成物の有効量を同哺乳類に投与すること。
【請求項313】
該組成物を非経口的に投与する、請求項312の記載による使用。
【請求項314】
該組成物を粘膜から投与する、請求項312の記載による使用。
【請求項315】
該組成物を皮下注または筋注により投与する、請求項312の記載による組成物の使用。
【請求項316】
以下のいずれかをコードする核酸配列を宿主細胞で発現させること
を含む組成物の調製法:
(a)配列番号:2−252の偶数番号のいずれか、または配列番号:254−299のいずれかのアミノ酸配列を含む、少なくとも1つのタンパク質;
(b)配列番号:1−253の奇数番号のいずれかの核酸配列を含むポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされる、少なくとも1つのタンパク質;
(c)(a)もしくは(b)に記載の少なくとも1つのタンパク質の少なくとも1つの免疫原性部分;または
(d)(a)もしくは(b)に記載の少なくとも1つのタンパク質もしくは(c)に記載の免疫原性フラグメントの、少なくとも1つの生物学的均等物。
【請求項317】
核酸配列をin vivoで発現させる、請求項316に記載の方法。
【請求項318】
核酸配列をin vitroで発現させる、請求項316に記載の方法。
【請求項319】
ベクターがプラスミドである、請求項316に記載の方法。
【請求項320】
ベクターがファージである、請求項316に記載の方法。
【請求項321】
前記の少なくとも1つの単離されたポリヌクレオチドに、天然ではないリーダー配列を結合することをさらに含む、請求項316に記載の方法。
【請求項322】
天然ではないリーダー配列がP4リーダー配列(配列番号:267)である、請求項316に記載の方法。
【請求項323】
配列番号:300のアミノ酸配列を含む少なくとも1つの単離されたタンパク質をナイセリア種から単離、精製することを含む組成物の調製法:ここで
配列中xはいずれかのアミノ酸であり;
配列中5番目のアミノ酸から9番目のアミノ酸までの領域は、0から5個のいずれかのアミノ酸であり;
配列中67番目のアミノ酸から69番目のアミノ酸までの領域は、0から3個のいずれかのアミノ酸であり;そして
配列中156番目のアミノ酸は、0から1個のいずれかのアミノ酸である。
【請求項324】
少なくとも1つの単離されたポリヌクレオチドに、天然ではないリーダー配列を導入することをさらに含む、請求項323に記載の方法。
【請求項325】
天然ではないリーダー配列がP4リーダー配列(配列番号:322)である、請求項323に記載の方法。
【請求項326】
以下のいずれかをナイセリア種から単離、精製することを含む組成物の調製法:
(a)配列番号:2−252の偶数番号のいずれかのアミノ酸配列、もしくは配列番号:254−259、260−278もしくは279−299のいずれかのアミノ酸配列を含む、少なくとも1つのタンパク質;または
(b)配列番号:1−253の奇数番号のいずれかの核酸配列を含むポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされる、少なくとも1つのタンパク質。
【請求項327】
ストリンジェントな条件が、高いストリンジェンシーのサザンハイブリダイゼーションの条件である、請求項326に記載の組成物。
【請求項328】
以下を含む組成物を動物に導入した後、同動物から抗体を回収することを含む、抗体組成物の調製法:
(a)配列番号:2−252の偶数番号のいずれかのアミノ酸配列、もしくは配列番号:254−259、260−278もしくは279−299のいずれかのアミノ酸配列を含む、少なくとも1つのタンパク質;または
(b)配列番号:1−253の奇数番号のいずれかのポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされる、少なくとも1つのタンパク質。
【請求項329】
ストリンジェントな条件が、高いストリンジェンシーのサザンハイブリダイゼーションの条件である、請求項328に記載の組成物。
【請求項330】
以下の核酸配列を発現する組換え細胞を含む、形質転換/トランスフェクトまたは感染
させた細胞株:
(a)配列番号:254−259、260−278もしくは279−299のいずれかのアミノ酸配列を含む、少なくとも1つの単離されたタンパク質をコードする核酸配列;または
(b)(a)に記載のポリヌクレオチドのいずれかとストリンジェントな条件下でハイブリダイズする核酸配列。
【請求項331】
以下を含む、形質転換/トランスフェクトまたは感染させた細胞株:
以下の核酸配列を発現する組換え細胞、すなわち(a)ナイセリア種のオープンリーディングフレーム(ORF2086)によりコードされる少なくとも1つのタンパク質、もしくは前記の少なくとも1つのタンパク質の少なくとも1つの免疫原性部分もしくは生物学的均等物をコードする核酸配列であって、該オープンリーディングフレームが交差反応性の免疫原性抗原をコードし、該交差反応性免疫原性抗原が被験者における髄膜炎菌血清群Bによる感染に対して免疫原性を提供する、核酸配列、または(b)(a)のポリヌクレオチドのいずれかとストリンジェントな条件下でハイブリダイズする核酸配列;または
以下をコードする核酸配列を発現する組換え細胞、すなわち(c)(a)もしくは(b)のいずれかによりコードされる少なくとも1つのポリペプチド;または(d)配列番号:2−252の偶数番号のいずれかのアミノ酸配列を含む少なくとも1つのポリペプチド。
【請求項332】
ポリペプチドがモノクローナル抗体である、請求項331に記載の形質転換/トランス
フェクトまたは感染させた細胞株。
【請求項333】
組換え細胞がハイブリドーマである、請求項331に記載の形質転換/トランスフェク
トまたは感染させた細胞株。
【請求項334】
組換え細胞がトリオーマである、請求項331に記載の形質転換/トランスフェクトま
たは感染させた細胞株。
【請求項335】
以下を含む、形質転換/トランスフェクトまたは感染させた細胞株:
以下を含む核酸配列を発現する組換え細胞:
(a)配列番号:2−252の偶数番号のいずれかを含むタンパク質をコードする少なくとも1つのポリヌクレオチド;
(b)配列番号:1−253の奇数番号のいずれかの核酸配列を含む少なくとも1つのポリヌクレオチド;
(c)(a)もしくは(b)のいずれかとストリンジェントな条件下でハイブリダイズする少なくとも1つのポリヌクレオチド;または
以下をコードする核酸配列を発現する組換え細胞:
(d)(a)、(b)もしくは(c)によりコードされる少なくとも1つのポリペプチド;または
(e)配列番号:2−252の偶数番号のいずれかのアミノ酸配列を含む少なくとも1つのポリペプチド。
【請求項336】
ポリペプチドがモノクローナル抗体である、請求項335に記載の形質転換/トランス
フェクトまたは感染させた細胞株。
【請求項337】
組換え細胞がハイブリドーマである、請求項335に記載の形質転換/トランスフェク
トまたは感染させた細胞株。
【請求項338】
組換え細胞がトリオーマである、請求項335に記載の形質転換/トランスフェクトま
たは感染させた細胞株。
【請求項339】
検査サンプルの殺菌活性をORF2086抗血清に対して検出することを含む、免疫原性タンパク質を同定する方法。
【請求項340】
ORF2086核酸プローブに対して検査サンプルのポリヌクレオチド検出することを含む、免疫原性タンパク質を同定する方法。
【請求項341】
実質的に当請求項で述べた組成物。
【請求項342】
実質的に当請求項で述べた使用。

【図1−A】
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【図1−B】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9−A】
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【図9−B】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2010−162023(P2010−162023A)
【公開日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−7996(P2010−7996)
【出願日】平成22年1月18日(2010.1.18)
【分割の表示】特願2003−563462(P2003−563462)の分割
【原出願日】平成14年10月11日(2002.10.11)
【出願人】(500349339)ワイエス・ホールディングス・コーポレーション (3)
【氏名又は名称原語表記】Wyeth Holdings Corporation
【Fターム(参考)】