高濃度酸素入り飲料用容器
【課題】容器本体に充填された飲料から酸素が漏れるのを防止することができ、酸素を高濃度に圧縮した状態で長期間保存して高濃度酸素入り飲料の品質が低下するのを防止することができる高濃度酸素入り飲料物用容器を提供すること。
【解決手段】高濃度に圧縮された酸素を含有するミネラルウォーター５が谷填される飲料用容器１において、開口部２ａを有し、内周部に酸化防止剤からなるコーティング装置４が形成されたアルミニウムまたは鋼鉄等からなる容器本体２と、アルミニウムまたは鋼鉄等からなり、開口部２ａに着脱自在に設けられた蓋３とを備えている。
【解決手段】高濃度に圧縮された酸素を含有するミネラルウォーター５が谷填される飲料用容器１において、開口部２ａを有し、内周部に酸化防止剤からなるコーティング装置４が形成されたアルミニウムまたは鋼鉄等からなる容器本体２と、アルミニウムまたは鋼鉄等からなり、開口部２ａに着脱自在に設けられた蓋３とを備えている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、高濃度に圧縮された酸素を含有する酸素が充填された高濃度酸素入り飲料用容器に関する。
【背景技術】
【０００２】
近時、１リットル当たり数十ｍｇの酸素を含有した飲料水の飲料水が販売されており、この高濃度酸素入り飲料水は、高濃度の酸素によって血中の酸素濃度が高められことにより、心身を安定させるとともにダイエットや美容、疲労回復等の身体にとって良好な作用を及ぼすことから注目されている（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
この高濃度酸素入りは、通常、軽量で安価なペットボトル（例えば、特許文献２参照）に充填された状態で販売されている。
【特許文献１】特開平１０−３１４５６１号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、このような従来のペットボトルに充填された高濃度酸素入り飲料水にあっては、軟質なペットボトルに充填されているため、ペットボトルから酸素が外部に漏れてしまい、酸素を高濃度に保持することができない。このため、上述した心身の安定作用等の高濃度酸素入り飲料水の良好な作用を維持することができず、飲料水の品質を低下してしまうという問題があった。
【０００５】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、容器本体に充填された飲料から酸素が漏れるのを防止することができ、酸素を高濃度に圧縮した状態で長期間保存して高濃度酸素入り飲料の品質が低下するのを防止することができる高濃度酸素入り飲料用容器を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の高濃度酸素入り飲料用容器は、高濃度に圧縮された酸素を含有する飲料水が充填された容器において、開口部を有し、内周部に酸化防止剤がコーティングされた金属製の容器本体と、金属からなり、前記開口部に着脱自在に設けられた蓋とからなるものから構成される。
【０００７】
この構成により、容器本体を金属から構成したので、容器本体に充填された飲料から酸素が漏れるのを防止することができ、酸素を高濃度に圧縮した状態で長期間保存することができる。
【０００８】
また、容器本体の内周部を酸化防止剤でコーティングしたので、酸素が容器本体と反応して酸化するのを防止することができ、高濃度酸素入り飲料の品質を長期に亙って保持することができる。
【０００９】
また、本発明の高濃度酸素入り飲料用容器の前記容器本体がアルミニウムまたは鋼鉄からなる構成される。
【００１０】
この構成により、容器本体がアルミニウムまたは鋼鉄から構成したので、高濃度酸素入り飲料用容器の製造コストを低減することができ、高濃度酸素入り飲料の価格が上昇するのを抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１１】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を用いて説明する。
【００１２】
図１、図２は、本発明に係る高濃度酸素入り飲料用容器の一実施の形態を示す図である。
【００１３】
まず、構成を説明する。図１、図２において、飲料用容器１は上端部に開口部２ａが設けられたアルミニウムまたは鋼鉄等からなる容器本体２と、開口部２ａを開放および閉塞するように容器本体２に着脱自在に設けられたアルミニウムまたは鋼鉄等からなる蓋３とを備えている。
【００１４】
また、容器本体２の内周部には酸化防止剤からなるコーティング層４が設けられており、このコーティング層４は人体に無害な材料が用いられている。また、容器本体２内には深海深層水、鉱泉水、湧き水等の中に、大気中の酸素濃度に対して３０倍程度の高濃度に圧縮された酸素を含有したミネラルウォーター（高濃度酸素入り飲料）５が充填されている。
【００１５】
このミネラルウォーター５は酸素を深海深層水、鉱泉水、湧き水等に高濃度で圧縮して混合させる製造装置によって製造される。なお、高濃度酸素入り飲料としては、お茶、コーヒー等の飲料に酸素を含有したものであっても良い。
【００１６】
また、開口部２ａの外周部にはねじ部２ｂが形成されているとともに、蓋３の内周部にねじ部３ａが形成されており、ねじ部３ａがねじ部２ｂに螺合することにより、蓋３が容器本体２に装着され、容器本体２内のミネラルウォーター５が密閉される。
【００１７】
以上のような構成を有する飲料用容器１にあっては、容器本体２を金属から構成したので、容器本体２に充填されたミネラルウォーターから酸素が漏れるのを防止することができ、酸素を高濃度に圧縮した状態で長期間保存することができる。
【００１８】
また、容器本体２の内周部には酸化防止剤からなるコーティング層４が設けられているので、酸素が容器本体２と反応して酸化するのを防止することができ、ミネラルウォーター５の品質を長期に亙って保持することができる。
【００１９】
また、本実施の形態では、容器本体２をアルミニウムまたは鋼鉄等からなる構成したので、飲料用容器１の製造コストを低減することができ、ミネラルウォーターの価格が上昇するのを抑制することができる。
【産業上の利用可能性】
【００２０】
以上のように、本発明に係る高濃度酸素入り飲料用容器は、容器本体に充填された飲料から酸素が漏れるのを防止することができ、酸素を高濃度に圧縮した状態で長期間保存して高濃度酸素入り飲料の品質が低下するのを防止することができるという効果を有し、高濃度に圧縮された酸素を含有する酸素が充填された高濃度酸素入り飲料用容器等として有用である。
【図面の簡単な説明】
【００２１】
【図１】本発明の一実施の形態に係る高濃度酸素入り飲料用容器の外観図
【図２】本発明の一実施の形態に係る高濃度酸素入り飲料用容器の断面図
【符号の説明】
【００２２】
１ 飲料用容器
１ 容器本体
【技術分野】
【０００１】
本発明は、高濃度に圧縮された酸素を含有する酸素が充填された高濃度酸素入り飲料用容器に関する。
【背景技術】
【０００２】
近時、１リットル当たり数十ｍｇの酸素を含有した飲料水の飲料水が販売されており、この高濃度酸素入り飲料水は、高濃度の酸素によって血中の酸素濃度が高められことにより、心身を安定させるとともにダイエットや美容、疲労回復等の身体にとって良好な作用を及ぼすことから注目されている（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
この高濃度酸素入りは、通常、軽量で安価なペットボトル（例えば、特許文献２参照）に充填された状態で販売されている。
【特許文献１】特開平１０−３１４５６１号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、このような従来のペットボトルに充填された高濃度酸素入り飲料水にあっては、軟質なペットボトルに充填されているため、ペットボトルから酸素が外部に漏れてしまい、酸素を高濃度に保持することができない。このため、上述した心身の安定作用等の高濃度酸素入り飲料水の良好な作用を維持することができず、飲料水の品質を低下してしまうという問題があった。
【０００５】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、容器本体に充填された飲料から酸素が漏れるのを防止することができ、酸素を高濃度に圧縮した状態で長期間保存して高濃度酸素入り飲料の品質が低下するのを防止することができる高濃度酸素入り飲料用容器を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の高濃度酸素入り飲料用容器は、高濃度に圧縮された酸素を含有する飲料水が充填された容器において、開口部を有し、内周部に酸化防止剤がコーティングされた金属製の容器本体と、金属からなり、前記開口部に着脱自在に設けられた蓋とからなるものから構成される。
【０００７】
この構成により、容器本体を金属から構成したので、容器本体に充填された飲料から酸素が漏れるのを防止することができ、酸素を高濃度に圧縮した状態で長期間保存することができる。
【０００８】
また、容器本体の内周部を酸化防止剤でコーティングしたので、酸素が容器本体と反応して酸化するのを防止することができ、高濃度酸素入り飲料の品質を長期に亙って保持することができる。
【０００９】
また、本発明の高濃度酸素入り飲料用容器の前記容器本体がアルミニウムまたは鋼鉄からなる構成される。
【００１０】
この構成により、容器本体がアルミニウムまたは鋼鉄から構成したので、高濃度酸素入り飲料用容器の製造コストを低減することができ、高濃度酸素入り飲料の価格が上昇するのを抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１１】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を用いて説明する。
【００１２】
図１、図２は、本発明に係る高濃度酸素入り飲料用容器の一実施の形態を示す図である。
【００１３】
まず、構成を説明する。図１、図２において、飲料用容器１は上端部に開口部２ａが設けられたアルミニウムまたは鋼鉄等からなる容器本体２と、開口部２ａを開放および閉塞するように容器本体２に着脱自在に設けられたアルミニウムまたは鋼鉄等からなる蓋３とを備えている。
【００１４】
また、容器本体２の内周部には酸化防止剤からなるコーティング層４が設けられており、このコーティング層４は人体に無害な材料が用いられている。また、容器本体２内には深海深層水、鉱泉水、湧き水等の中に、大気中の酸素濃度に対して３０倍程度の高濃度に圧縮された酸素を含有したミネラルウォーター（高濃度酸素入り飲料）５が充填されている。
【００１５】
このミネラルウォーター５は酸素を深海深層水、鉱泉水、湧き水等に高濃度で圧縮して混合させる製造装置によって製造される。なお、高濃度酸素入り飲料としては、お茶、コーヒー等の飲料に酸素を含有したものであっても良い。
【００１６】
また、開口部２ａの外周部にはねじ部２ｂが形成されているとともに、蓋３の内周部にねじ部３ａが形成されており、ねじ部３ａがねじ部２ｂに螺合することにより、蓋３が容器本体２に装着され、容器本体２内のミネラルウォーター５が密閉される。
【００１７】
以上のような構成を有する飲料用容器１にあっては、容器本体２を金属から構成したので、容器本体２に充填されたミネラルウォーターから酸素が漏れるのを防止することができ、酸素を高濃度に圧縮した状態で長期間保存することができる。
【００１８】
また、容器本体２の内周部には酸化防止剤からなるコーティング層４が設けられているので、酸素が容器本体２と反応して酸化するのを防止することができ、ミネラルウォーター５の品質を長期に亙って保持することができる。
【００１９】
また、本実施の形態では、容器本体２をアルミニウムまたは鋼鉄等からなる構成したので、飲料用容器１の製造コストを低減することができ、ミネラルウォーターの価格が上昇するのを抑制することができる。
【産業上の利用可能性】
【００２０】
以上のように、本発明に係る高濃度酸素入り飲料用容器は、容器本体に充填された飲料から酸素が漏れるのを防止することができ、酸素を高濃度に圧縮した状態で長期間保存して高濃度酸素入り飲料の品質が低下するのを防止することができるという効果を有し、高濃度に圧縮された酸素を含有する酸素が充填された高濃度酸素入り飲料用容器等として有用である。
【図面の簡単な説明】
【００２１】
【図１】本発明の一実施の形態に係る高濃度酸素入り飲料用容器の外観図
【図２】本発明の一実施の形態に係る高濃度酸素入り飲料用容器の断面図
【符号の説明】
【００２２】
１ 飲料用容器
１ 容器本体
【特許請求の範囲】
【請求項１】
高濃度に圧縮された酸素を含有する飲料が充填される容器において、
開口部を有し、内周部に酸化防止剤がコーティングされた金属製の容器本体と、金属からなり、前記開口部に着脱自在に設けられた蓋とからなることを特徴とする高濃度酸素入り飲料用容器。
【請求項２】
前記容器本体がアルミニウムまたは鋼鉄からなることを特徴とする請求項１に記載の高濃度酸素入り飲料用容器。
【請求項１】
高濃度に圧縮された酸素を含有する飲料が充填される容器において、
開口部を有し、内周部に酸化防止剤がコーティングされた金属製の容器本体と、金属からなり、前記開口部に着脱自在に設けられた蓋とからなることを特徴とする高濃度酸素入り飲料用容器。
【請求項２】
前記容器本体がアルミニウムまたは鋼鉄からなることを特徴とする請求項１に記載の高濃度酸素入り飲料用容器。
【図１】
【図２】
【図２】
【公開番号】特開２００７−２８４０６５（Ｐ２００７−２８４０６５Ａ）
【公開日】平成１９年１１月１日（２００７．１１．１）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００６−１０９６８２（Ｐ２００６−１０９６８２）
【出願日】平成１８年４月１２日（２００６．４．１２）
【出願人】（５０２１９７６６６）株式会社モック (13)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年１１月１日（２００７．１１．１）
【国際特許分類】
【出願日】平成１８年４月１２日（２００６．４．１２）
【出願人】（５０２１９７６６６）株式会社モック (13)
【Ｆターム（参考）】
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