説明

魚群探知機

【課題】必要な魚探画像を効率よく記憶して記憶手段の小容量化を図り、低コスト化を図ることができる魚群探知機を提供する。
【解決手段】イベントマークIM1〜IMnの設定時には、使用者が設定操作した任意の位置での自船位置情報とともに魚探画像表示領域14b相当分の魚探画像A2がメモリに記憶され、それを後の再表示時に表示可能な構成とした。これにより、例えば魚探画像A2に魚影Fが現れた自船位置にて使用者がイベントマークIM1〜IMnの設定操作を行うと、その位置情報のメモリへの記憶とともにその位置付近のみの魚探画像A2がメモリに記憶されるため、記憶される個々の魚探画像A2のデータ量は少なくて済む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自船位置表示(プロッター画像表示)と魚探画像表示の同時表示が可能なプロッター魚群探知機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種のプロッター魚群探知機には、例えば特許文献1にて示されているものがある。特許文献1の魚群探知機は、GPSの検出に基づく自船位置情報の表示を行うプロッター機能と、海底側に向けて発した超音波のその反響波に基づく魚探画像の表示を行う魚群探知機能とが搭載され、表示装置の一画面に自船位置情報と魚探画像とが同時に表示可能に構成されている。魚探画像は、自船位置情報と関連付けられて魚群探知機内のメモリ(記憶手段)に記憶され、航跡上の過去の自船位置を任意で選択すると、その選択した過去の自船位置での魚探画像が表示されるようになっている。
【特許文献1】特開2008−224501号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、上記特許文献1の魚群探知機では、メモリの画像記憶用の領域が許容する限り、データ量の多い魚探画像が連続して記憶される(魚影のある魚探画像のみならず、魚影のない魚探画像も多く記憶される)構成となっている。つまり、上記特許文献1の魚群探知機は、記憶容量の大きなメモリを必要とする構成であるため、装置の低コスト化の妨げとなっている。
【0004】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、必要な魚探画像を効率よく記憶して記憶手段の小容量化を図り、低コスト化を図ることができる魚群探知機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、地図上に自船位置が示されるプロッター画像とその時々の魚探画像との同時表示が可能に構成される魚群探知機であって、使用者の設定操作に基づいて任意の位置での位置情報とその位置付近の魚探画像とを相互に関連付けて記憶手段に記憶させるとともにイベントマークとして地図上に表示し、その後の読み出しで位置情報に基づく前記プロッター画像と関連付けられた魚探画像との再表示を行わせるイベントマーク設定手段を備えてなり、前記イベントマーク設定手段は、画像表示器における少なくとも魚探画像表示領域を表示可能な所定範囲内の前記魚探画像を前記位置情報とともに前記記憶手段に記憶させることをその要旨とする。
【0006】
この発明では、イベントマーク設定手段は、使用者が設定操作した任意の位置での位置情報とともに少なくとも魚探画像表示領域を表示可能な所定範囲内の魚探画像を記憶手段に記憶させるように構成される。つまり、魚探画像に魚影が現れた自船位置にて使用者がイベントマークの設定操作を行うと、その位置付近の魚探画像のみが記憶手段に記憶されるため、その魚探画像のデータ量は少なくて済む。これにより、必要な魚探画像を効率よく記憶でき、記憶手段の小容量化を図ることが可能となる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の魚群探知機において、前記イベントマーク設定手段は、前記魚探画像表示領域相当分の前記魚探画像を記憶させることをその要旨とする。
【0008】
この発明では、イベントマーク設定手段は、魚探画像表示領域相当分の魚探画像を記憶させるため、記憶させる魚探画像のデータ量をより確実に少なくできる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の魚群探知機において、前記魚探画像は、前記魚探画像表示領域の幅方向に沿って所定ラインずつ更新されるものであり、前記イベントマーク設定手段は、設定操作時における前記魚探画像の自船位置部分が前記魚探画像表示領域の幅方向中央に位置した際の前記魚探画像を記憶させ、それを後の再表示時に表示させることをその要旨とする。
【0009】
この発明では、魚探画像は、魚探画像表示領域の幅方向に沿って所定ラインずつ更新されており、イベントマーク設定手段は、使用者が設定操作した時の魚探画像の自船位置部分が魚探画像表示領域の幅方向中央に位置した際の魚探画像を記憶させ、それを後の再表示時に表示させる。従って、再表示時において、使用者の設定操作時の自船位置部分を中心とした魚探画像が表示されるため、例えば再表示の画像が使用者の望む魚影を中心とした魚探画像となり、使用者が視認し易い。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の魚群探知機において、前記イベントマーク設定手段は、前記位置情報に更に関連付けて、記憶する前記魚探画像にかかる航跡ライン又は前記設定操作時の航海情報を記憶させ、それを後の再表示時に表示させることをその要旨とする。
【0011】
この発明では、イベントマーク設定手段は、位置情報に更に関連付けて、記憶する魚探画像にかかる航跡ラインや設定操作時の航海情報(船速、方位、水深、水温等)を記憶させ、それを後の再表示時に表示させる。従って、再表示時において使用者に有益な情報を多く付与でき、使用者の使い勝手が向上する。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の魚群探知機において、前記イベントマーク設定手段は、複数の前記イベントマークを設定可能に構成されたことをその要旨とする。
【0013】
この発明では、イベントマーク設定手段は、複数のイベントマークを設定可能に構成される。換言すれば、上記構成では少ない記憶容量で多くのイベントマークを設定でき、使用者の使い勝手が向上する。
【0014】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の魚群探知機において、前記プロッター画像の表示領域と前記魚探画像の表示領域とは、前記画像表示器の左右に分割されて設定されていることをその要旨とする。
【0015】
この発明では、プロッター画像表示領域及び魚探画像表示領域が画像表示器の左右に分割されて設定されることで、それぞれのプロッター画像及び魚探画像が左右に分割表示され、特にその中でも魚探画像は縦長の表示が好ましいことから、使用者に視認し易い好適な表示態様となる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、必要な魚探画像を効率よく記憶して記憶手段の小容量化を図り、低コスト化を図ることができる魚群探知機を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態のプロッター魚群探知機10の構成図である。プロッター魚群探知機10は、自船位置情報の表示を行うプロッター機能と、魚探画像の表示を行う魚群探知機能とが搭載されるものであり、これらの機能を制御するマイコンよりなる制御回路11を備えている。
【0018】
即ち、制御回路11は、上記したプロッター機能として、GPS受信機12から出力された位置検出信号を入力し、その入力した信号に基づいて自船位置情報等を取得するとともに、地図情報用メモリ13に格納された地図情報を読み出し、その読み出した地図MP上に自船位置情報から自船位置Pや航跡ラインLを描画したプロッター画像A1(図2〜図4参照)を生成する位置情報処理を実施している。制御回路11は、その位置情報処理部11aにて生成したプロッター画像A1を画像表示器14のプロッター画像表示領域14aにて表示させ、そのプロッター画像A1を所定時間毎に更新してその時々の最新画像を表示させる。
【0019】
また、制御回路11は、上記した魚群探知機能として、魚探送受信機15を制御し、自船の船底等に固定された振動子16から海底に向けて所定周波数の超音波を発信させる。振動子16から発信された超音波は、海底や魚群にて反響した反響波となり、魚探送受信機15はその反響波を受信する。制御回路11は、魚探送受信機15から反響波情報を取得し、取得した反響波情報から海底Sや魚群が存在した場合にはその魚影Fが含まれる魚探画像A2(図2〜図4参照)を生成する魚探画像処理を実施している。制御回路11は、その魚探画像処理部11bにて生成した魚探画像A2を画像表示器14の魚探画像表示領域14bにて表示させ、その魚探画像A2を所定時間毎に更新してその時々の最新画像を表示させる。
【0020】
画像表示器14ではプロッター画像A1及び魚探画像A2の同時表示(2画面表示)が可能に制御回路11による表示制御が行われており、その際、画像表示器14に向かって左側約2/3の領域がプロッター画像表示領域14a、残りの右側約1/3の領域が魚探画像表示領域14bに設定されている。因みに、魚探画像表示領域14bでは、その右端に現在の自船位置Pでの魚探画像A2の1ラインが表示され、左側ほど過去の自船位置Pでの魚探画像A2が表示される。つまり、この魚探画像表示領域14bでは、自船が進むにつれて右から左に1ラインずつシフトした魚探画像A2が順次表示される。またこの場合、表示される魚探画像A2は、1ライン毎に自船位置Pの位置情報と関連付けて魚探画像メモリ18内に一時的に記憶され、魚探画像表示領域14bを超えて表示されない過去の画像1ラインずつ順次消去される。
【0021】
また、画像表示器14には、プロッター画像A1や魚探画像A2の表示態様(地図の縮尺、魚探画像の深度等)の変更を行うスイッチや、表示画面上のカーソル(図示略)を移動させるためのテンキー等を含めた各種の操作入力部17が備えられている。操作入力部17の一つには、イベントマークIM1〜IMn(図3〜図5参照)を設定するための設定スイッチが備えられている。
【0022】
ここで、イベントマークIM1〜IMnの設定とは、使用者の操作入力部17による設定操作に基づいて任意の位置での自船位置Pの情報及びその付近の魚探画像A2を相互に関連付けて記憶し、その記憶した点を地図上にマークすることである。例えば、魚探画像A2において魚影Fが現れた時、その時の地図MP上の自船位置Pと関連付けてその時の魚探画像A2を記憶しておくのに使用する。このイベントマークIM1〜IMnの設定に関し、本実施形態では、イベントマークIM1〜IMnを設定した時の最新の画像1ライン(図3におけるイベントマーク対応線IL)が自船の進行に伴って魚探画像A2が左にシフトして魚探画像表示領域14bの幅方向中央まで移動した際に、その魚探画像表示領域14b相当分の魚探画像A2が魚探画像メモリ18内に記憶される。また、イベントマークIM1〜IMnを設定した時の自船位置Pの位置情報が位置情報メモリ19内に記憶されるとともに、記憶する魚探画像A2分の航跡ラインL(画像1ライン毎に関連付けられたその時々の位置情報)も記憶される。更に、その設定時の航海情報(船速、方位、水深、水温等)も同時に関連付けて位置情報メモリ19内に記憶されるようになっている。そして、設定(記憶)されたイベントマークIM1〜IMnは、プロッター画像表示領域14aにて表示される地図MP上にマークとして表示される。
【0023】
因みに、制御回路11でのイベントマークIM1〜IMnの設定処理フローは図6に示すように、ステップS1では、イベントマークIM1〜IMnの入力があったか否かを判定し、入力ありと判定するとステップS2に進む。次いでステップS2では、イベントマークIM1〜IMnを設定した時の最新の画像1ライン(イベントマーク対応線IL)が魚探画像表示領域14bの幅方向中央に到達したか否かを判定し、到達するとステップS3に進む。次いで、ステップS3では、イベントマークIM1〜IMnにかかる位置情報及び航海情報と、その到達時の魚探画像表示領域14b相当分の魚探画像A2とが相互に関連付けて各メモリ18,19に記憶される。そして、このイベントマークIM1〜IMnは、魚探画像メモリ18の規定された容量の限り、複数個(n個)の設定が可能になっている。
【0024】
そして、操作入力部17による読み出し操作に基づいて、設定したイベントマークIM1〜IMnを後に魚探画像表示領域14bに再表示することが可能に構成されており、操作入力部17に備えられるテンキー等で再表示したいイベントマークIM1〜IMn上にカーソルを合わせて選択すると、図5に示すように、例えばイベントマークIM1についての魚探画像A2が表示される。同時に、そのイベントマークIM1がプロッター画像表示領域14aの中心となるようにその時のプロッター画像A1が表示され、またイベントマークIM1(魚探画像A2の始点から終点)にかかる航跡ラインL1が表示される。尚、この航跡ラインL1については、自船進行時に表示される航跡ラインLと異色で表示してもよい。更に、プロッター画像A1の一部に情報表示窓A3が設けられ、この情報表示窓A3には、その時の自船位置Pの位置情報や航海情報(船速、方位、水深、水温等)が表示されるようになっている。尚、設定したイベントマークIM1〜IMnは、操作入力部17による消去操作で個別又は全部が消去され、また電源オフ時に全部を消去する構成とすることもできる。
【0025】
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施形態の制御回路11は、イベントマークIM1〜IMnの設定時に、使用者が設定操作した任意の位置での自船位置Pの位置情報とともに魚探画像表示領域14b相当分の魚探画像A2を魚探画像メモリ18に記憶させるように構成されている。つまり、例えば魚探画像A2に魚影Fが現れた自船位置Pにて使用者がイベントマークIM1〜IMnの設定操作を行うと、その位置情報の位置情報メモリ19への記憶とともにその位置P付近のみの魚探画像A2が魚探画像メモリ18に記憶されるため、記憶される個々の魚探画像A2のデータ量は少なくて済む。特に、魚探画像表示領域14b相当分の魚探画像A2を記憶させる本実施形態では、個々に記憶させる魚探画像A2のデータ量は極めて少なくて済む。これにより、必要な魚探画像A2を効率よく記憶できてメモリ18の小容量化を図ることができ、ひいては装置の低コスト化を図ることができる。
【0026】
(2)本実施形態では、使用者が設定操作した時の魚探画像A2の自船位置P部分(イベントマーク対応線IL)が魚探画像表示領域14bの幅方向中央に位置した際の魚探画像A2が記憶され、それが後の再表示時に表示されるようにした。従って、再表示時において、使用者の設定操作時の自船位置P部分を中心とした魚探画像A2が表示されるため、例えば再表示の画像が使用者の望む魚影Fを中心とした魚探画像A2となり、使用者が視認し易い。
【0027】
(3)本実施形態では、位置情報に更に関連付けて、記憶する魚探画像A2にかかる航跡ラインL(,L1)や設定操作時の航海情報(船速、方位、水深、水温等)が記憶され、それが後の再表示時に表示されるようにした。従って、再表示時において使用者に有益な情報を多く付与でき、使用者の使い勝手を向上させることができる。
【0028】
(4)本実施形態では、複数のイベントマークIM1〜IMnが設定可能に構成されている。換言すれば、上記構成では少ない記憶容量で多くのイベントマークIM1〜IMnを設定でき、このことによっても使用者の使い勝手を向上させることができる。
【0029】
(5)本実施形態では、プロッター画像表示領域14a及び魚探画像表示領域14bが画像表示器14の左右に分割されて設定されていることで、それぞれのプロッター画像A1及び魚探画像A2が左右に分割表示され、特にその中でも魚探画像A2は縦長の表示が好ましいことから、使用者に視認し易い好適な表示態様として提供することができる。
【0030】
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、魚探画像A2の自船位置P部分(イベントマーク対応線IL)が魚探画像表示領域14bの幅方向中央に位置した際の魚探画像A2を記憶させたが、幅方向中央以外、例えば自船位置P部分が表示領域14bの右端や左端での魚探画像A2を記憶させてもよい。
【0031】
・上記実施形態では、記憶する魚探画像A2に関連付けて位置情報、航跡、航海情報を記憶させたが、魚探画像A2に対する付帯情報はこれに限定されるものではなく、少なくともその時のプロッター画像A1の表示が可能な位置情報以外は適宜変更してもよい。
【0032】
・上記実施形態では、イベントマークIM1〜IMnの設定時に、魚探画像表示領域14b相当分の魚探画像A2を魚探画像メモリ18に記憶させたが、例えば画像表示器14の1画面分というように、魚探画像A2の記憶範囲を適宜変更してもよい。
【0033】
・上記実施形態では、プロッター画像A1と魚探画像A2とが画像表示器14の左右に分割表示され、それぞれ左側約2/3の領域と残りの右側約1/3の領域とに表示される構成としたが、使用者の操作入力部17による表示切替操作により各画像A1,A2の表示領域14a,14bの大きさを任意に変更可能としてもよい。また、画像A1,A2のいずれか一方のみの表示に切替可能としてもよい。尚、この場合、魚探画像A2の表示が最大で1画面となるため、イベントマークIM1〜IMnの設定時には1画面相当分の魚探画像A2の記憶となる。また、このような左右分割表示に限らず、例えば上下に分割表示される構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本実施形態におけるプロッター魚群探知機のブロック構成図である。
【図2】プロッター画像と魚探画像との表示態様を説明するための説明図である。
【図3】イベントマークの設定を説明するための説明図である。
【図4】イベントマークの設定を説明するための説明図である。
【図5】イベントマークの設定を説明するための説明図である。
【図6】イベントマークの設定処理を説明するためのフロー図である。
【符号の説明】
【0035】
11…制御回路(イベントマーク設定手段)、14…画像表示器、14a…プロッター画像表示領域、14b…魚探画像表示領域、18…魚探画像メモリ(記憶手段)、19…位置情報メモリ(記憶手段)、A1…プロッター画像、A2…魚探画像、IM1〜IMn…イベントマーク、L,L1…航跡ライン、MP…地図、P…自船位置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図上に自船位置が示されるプロッター画像とその時々の魚探画像との同時表示が可能に構成される魚群探知機であって、
使用者の設定操作に基づいて任意の位置での位置情報とその位置付近の魚探画像とを相互に関連付けて記憶手段に記憶させるとともにイベントマークとして地図上に表示し、その後の読み出しで位置情報に基づく前記プロッター画像と関連付けられた魚探画像との再表示を行わせるイベントマーク設定手段を備えてなり、
前記イベントマーク設定手段は、画像表示器における少なくとも魚探画像表示領域を表示可能な所定範囲内の前記魚探画像を前記位置情報とともに前記記憶手段に記憶させることを特徴とする魚群探知機。
【請求項2】
請求項1に記載の魚群探知機において、
前記イベントマーク設定手段は、前記魚探画像表示領域相当分の前記魚探画像を記憶させることを特徴とする魚群探知機。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の魚群探知機において、
前記魚探画像は、前記魚探画像表示領域の幅方向に沿って所定ラインずつ更新されるものであり、
前記イベントマーク設定手段は、設定操作時における前記魚探画像の自船位置部分が前記魚探画像表示領域の幅方向中央に位置した際の前記魚探画像を記憶させ、それを後の再表示時に表示させることを特徴とする魚群探知機。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載の魚群探知機において、
前記イベントマーク設定手段は、前記位置情報に更に関連付けて、記憶する前記魚探画像にかかる航跡ライン又は前記設定操作時の航海情報を記憶させ、それを後の再表示時に表示させることを特徴とする魚群探知機。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の魚群探知機において、
前記イベントマーク設定手段は、複数の前記イベントマークを設定可能に構成されたことを特徴とする魚群探知機。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の魚群探知機において、
前記プロッター画像の表示領域と前記魚探画像の表示領域とは、前記画像表示器の左右に分割されて設定されていることを特徴とする魚群探知機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−122130(P2010−122130A)
【公開日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−297501(P2008−297501)
【出願日】平成20年11月21日(2008.11.21)
【出願人】(000243364)本多電子株式会社 (255)
【Fターム(参考)】