説明

(1)生乳と糖の抱合体(2)生乳と糖の抱合体の醗酵物質(3)生乳糖抱合体の醗酵物質中に含まれる小麦澱粉分解酵素

【課題】うどんパンの製造に小麦粉が使用されているが長期保存には適当ではなかった。
イースト菌を使用されているパンは長期保存に適当ではなかった。肉魚肉挽き肉の加工品は着色料、防腐剤としての化学薬品が使用されていた。
【解決の手段】うどんの製造に小麦粉へ本発明生乳糖分抱合体の混入により長期保存に成功した。又、食味も向上した。
パンの製造にはイースト菌が使用されているが、本発明の生乳糖分抱合体の醗酵物質中の小麦澱粉分解酵素によるパンの製造に成功した。又長期保存にも成功し、食味も向上した。
肉魚肉挽き肉へ本発明の生乳糖分抱合体の混入し焼き上げ長期保存に成功した。食味風味も向上した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
背景技術
【0002】
うどんパンの製造には小麦粉が使用されているが長期保存が難しい。
【0003】
肉魚肉加工品には着色料防腐剤として化学薬品が使用されている
【0004】
パンの製造にはイースト菌が使用されているが長期保存は難しい。
【発明の開示】

【発明の解決しようとする課題】
【0005】
うどんパンの長期保存方法
【0006】
肉魚肉加工製品への化学物質を全く使用しない加工食品の開発
【0007】
イースト菌を使用せずパンを焼き製造し長期保存を可能とする
【課題を解決するための手段】
【0008】
生乳1000ccに対し果糖ブドウ糖糖分を200〜400グラム混入15〜25℃として4〜7日間後極めて粘着力のつよい膠様物質を得た。即ち生乳糖抱合体である。
【0009】
生乳糖抱合体を30〜40℃として12〜36時間後生乳糖分の醗酵体を得る。
【0010】
生乳糖分の醗酵体中に小麦澱粉の分解酵素の存在を確認した。
【発明の効果】
【0011】
生乳糖抱合体は極めて粘着性が強い膠様物質であり小麦粉肉魚肉へ混入し易い、又、優れた抗菌抗黴抗変質性を持ち、又,材質の向上を得た。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
小麦薄力粉肉魚肉への生乳糖抱合体の混入により良質な食品を製造した。又、イースト菌を使用せず生乳糖抱合体の醗酵物質を加えることによりパンを製造した。
【実施例】
【0013】
小麦薄力粉1000グラムに対し生乳糖抱合体200〜400グラム混入踏み固め細断しうどんを製造した。又、30日間室温20〜30℃としても細菌黴変質の発生も無く、食味も優れていた。
【0014】
小麦薄力粉1000グラムに対し生乳糖抱合体の醗酵物質200〜400グラム加え30〜40℃として12〜36時間後全くイースト菌を使用せず3倍に膨張し焼き上げパンを製造した。又、室温20〜30℃として30日間後細菌黴の発生変質は全く無く、食味も優れていた。
【0015】
肉魚肉挽き肉300グラムに対し生乳糖抱合体10〜30グラム生乳糖分抱合体を混入焼き上げ美味なるかまぼこ様の加工製品を得た。さらに室温20〜30℃として30日間後細菌黴の発生変質等全く無く風味優れた食肉加工品を製造した。
【産業上の利用可能性】
【0016】
本発明の生乳糖抱合体並びに生乳糖抱合体の醗酵物質、小麦澱粉分解酵素を利用し実施例のごとくうどんパン肉魚肉への利用を実験的に行いその抗菌抗黴性が極めて高く又変質も起こらず食味も向上されていた事実から実施例以外にも種々に利用可能と考えられる。又、化学薬品を全く使用せず自然食品の抱合体であり長期保存にも適している。
れた抗菌抗黴作用を持ち原材料の風味を損なわず化学薬品を使用せず長期保存に成功した。
本発明の生乳糖分抱合体及びその醗酵物質は極めて抗菌抗黴性に優れ、食品のみならず医療上にも貢献し得れば幸いである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生乳と糖分の抱合体
生乳1000ccに対し糖分200グラム〜400グラム混入、10〜20℃として4〜7日間放置後極めて粘着力の強い膠様物質を得る。即ち生乳糖抱合体である。
【請求項2】
生乳と糖分の抱合体の醗酵物質
生乳糖抱合体を30〜40℃として12〜36日間後醗酵物質を得る。
【請求項3】
小麦澱粉分解酵素
請求項2の生乳糖分抱合体の醗酵物質中に小麦澱粉分解酵素の存在を確認した。
以上
【請求項1】

【請求項2】

【請求項3】
の物質全ての利用応用は本発明の範囲に属することは言う迄もない。

【公開番号】特開2006−14713(P2006−14713A)
【公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−220968(P2004−220968)
【出願日】平成16年6月30日(2004.6.30)
【出願人】(599067385)
【Fターム(参考)】