説明

1−[(6,7−置換−アルコキシキノキサリニル)アミノカルボニル]−4−(ヘテロ)アリールピペラジン誘導体

本発明は下記化学式1で表される新規のキノキサリン−ピペラジン化合物、1−[(6,7−置換−アルコキシキノキサリン−3−イル]アミノカルボニル]−4−(ヘテロ)アリールピペラジン誘導体及びその薬剤学的許容可能な塩、その化合物の製造方法、及びそのような化合物を含む組成物に関する。また、キノキサリン−ピペラジン化合物を投与することで癌を含む過剰増殖性疾患を治療する方法に関する。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は新規キノキサリンピペラジン化合物である1−[(6,7−置換−アルコキシキノキサリニル)アミノカルボニル]−4−(ヘテロ)アリールピペラジン誘導体と薬学的に許容可能なその塩、その化合物の製造方法、及びキノキサリンピペラジン化合物の癌を含む過剰増殖性疾患の治療方法に関する。
【0002】
背景技術
化学療法は様々な細胞分裂工程の段階を阻害して癌細胞を死滅させ、化学療法にはアルカリ化剤(例えば、シクロホスファミド、カルマスティン、シスプラチン)、代謝拮抗物質(例えば、メトトレキサート、5−FU、ゲムシタビン)、細胞毒性抗生物質(例えば、ドキソルビシン、マイトマイシン)、及び植物性誘導体(例えば、パクリタキセル、ビンクリスチン、エトポシド)。を含む数種類の化学療法がある。また、化学療法は白血病、その他の血液癌、及び手術のできない固形癌や転移性固形癌用の主要治療剤として使用される。
しかし、既存の化学療法薬は、有効成分が限られており、副作用と多剤耐性の発達を弱化させるという問題点がある。
新規ピペラジン化合物は主要のような疾患を治療するために有力で新規の治療的分子をを提供する。抗腫瘍剤の新規開発に関し、米国特許出願公開第2003/0092910号には下記化学式(A)で表されるピペラジン化合物が提示されている。
【0003】
化学式A

【0004】
米国特許出願公開第2003/0092910号には、Ra及びRbが結合したC3−C4不飽和環形態の1−[(2−アルコキシキノキサリン−3−イル]アミノカルボニル−4−アリールピペラジンの生成について提示されている。しかし、化学式(A)の化合物はキノキサリン環のC−5、C−6、C−7及びC−8の位置に水素原子しか置換することができない。
即ち、米国特許出願公開第2003/0092910号に記載された化合物は、1−[(2−アルコキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル−4−アリールピペラジンのキノキサリン環のC−6の位置に水素ではない他の置換基はなく、キノキサリンのC−6の位置に水素ではない他の置換基の化合物は製造されず、抗腫瘍剤としての実験は行われていない。
【0005】
本発明は1−[(2−アルコキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル−4−アリールピペラジン誘導体の優れた抗腫瘍活性と非常に低い毒性に着眼して開発されたものであり、キノキサリン環のC−6の位置に水素ではない他の官能基による新規1−[(6,7−置換−アルコキシキノキサリン)アミノカルボニル]−4−(ヘテロ)アリールピペラジン誘導体、及びこれら新規の化合物の強い抗腫瘍活性と製造方法を提示している。
従って、本発明の目的は、新規化合物である1−[(6,7−置換−アルコキシキノキサリニル)アミノカルボニル]−4−(ヘテロ)アリールピペラジン誘導体を提供することである。
また、本発明の別の目的は、新規化合物である1−[(6,7−置換−アルコキシキノキサリニル)アミノカルボニル]−4−(ヘテロ)アリールピペラジン誘導体の製造方法を提供することである。
更に、本発明のまた別の目的は、1−[(6,7−置換−アルコキシキノキサリニル)アミノカルボニル]−4−(ヘテロ)アリールピペラジン誘導体の抗腫瘍剤としての用途を提供することである。
【0006】
【特許文献1】米国特許出願公開第2003/0092910号
【非特許文献1】J. Med. Chem., 1995, 38, 3720-2740
【非特許文献2】Bull. Soc. Jpn., 1998, 71, 1125-1135
【非特許文献3】J. Med. Chem., 1990, 33, 2240-2254
【0007】
本発明は下記化学式1で表される新規キノキサリン−ピペラジン誘導体、またはその薬剤学的に許容可能な塩、その製造方法、及び過剰増殖性疾患、疾病、対象(例えばヒトの患者または別の動物対象)の病気の治療での用途を含む。本発明による方法は物質をキノキサリン−ピペラジン化合物効果的な投与量を含む。このような治療は過剰増殖性の病気を防止、改善及び/または抑制することができ、及び/または悪性腫瘍のような腫瘍の細胞増殖または成長を防止または抑制することができる。本発明の治療法は少なくとも測定不可能な程度の全身腫瘍組織量を減少させ、過剰増殖性の病気を患う患者の生存を改善させる。病気のうち、本発明による腫瘍と感染性疾患の治療剤は腫瘍、更に詳しくは様々な原因による腫瘍(肺、大腸、胃、平滑筋、食道、非ホジキンリンパ腫、非小細胞肺癌など)である。
【0008】
本発明による方法で使用される化合物
本発明による方法で使用される化合物は化学式1で表される1−[6,7−置換アルコキシキノキサリニル]アミノカルボニル]−4−(ヘテロ)アリールピペラジン誘導体を有するキノキサリン−ピペラジン誘導体を含む。
【0009】
化学式1

前記化学式1において、X及びYは各々NまたはC−R7であり、R1及びR2は各々水素原子、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルまたはハロゲンであり、R3はC1−C6アルキルであり、R4、R5、R6及びR7は各々水素、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6アルキルカルボニル、ハロゲン、シアノまたはニトロである。
前記ハロゲンはフッ素、塩素、臭素またはヨー素を意味する。
前記アルコキシとはメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ及びt−ブトキシを含む C1−C6アルコキシを意味する。
前記アルキルはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシル及びシクロヘキシルを含むC1−C6アルキルを意味する。
前記ハロアルキルはトリフルオロメチルのようにF、Clなどのハロゲンで置換されたC1−C6アルキルを意味する。
前記アルキルカルボニルはメチルカルボニルまたはエチルカルボニルのようにアルキルによりケトン化されたカルボニルを意味する。
【0010】
本発明による前記化学式1で表される化合物において、特に好ましくは、X及びYは各々N、C−H、C−F、C−Cl、C−CN、C−CH3またはC−OCH3であり、R1及びR2は水素原子、F、Cl,メチルまたはメトキシであり、R3はメチルであり、R4、R5及びR6は各々水素原子、Cl、Br、ニトロ、メチル、トリフルオロメチル、メトキシまたはアセチルであり、R7は水素原子、F、Cl、シアノ、メチルまたはメトキシである。
【0011】
本発明は前記化学式1で表される化合物の製造方法を含む。本発明による製造方法は下記反応式1で表されるような2段階の製造工程からなる。反応式1は下記化学式2で表される6,7−置換−2−アルコキシ−3−アミノキノキサリンとL−C(=O)−L'基で表される供与試薬を塩基存在下で有機溶媒の中で反応させ、下記化学式3で表される化合物を製造する第1段階反応、前記製造された化学式3で表される化合物を下記化学式4で表される1−(ヘテロ)アリールピペラジン誘導体の化合物と塩基の存在下で有機溶媒の中で反応させ、下記化学式1で表される化合物を製造する第2段階反応を含む。
【0012】
反応式1

【0013】
前記反応式1において、X、Y、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は各々前記で定義した通りであり、L及びL'は各々イミダゾール、Cl、エトキシ、フェノキシまたは4−ニトロフェノキシである。
前記反応式による2段階製造反応では、中間体により合成される前記化学式3で表される化合物の分離精製工程なしでも連続的に下記反応を行うこともできる。
前記反応式1の化学式1の化合物の製造方法をより詳細に説明すると下記の通りである。
前記反応にて使用されたL−C(=O)−L'基の供与試薬は1,1−カルボニルジイミダゾール、ホスゲン、カルボニルジフェノキシド、クロロ蟻酸フェニル、4−ニトロ・クロロ蟻酸フェニル(4-nitro phenylchloroformate)及びクロロ蟻酸エチルが含まれ、含量は化学式2に対して1.0〜1.5等量を使用し、好ましくは1.0〜1.1等量使用するのが良い。
この反応は通常の有機溶媒、例えばテトラヒドロフラン(THF)、ジクロロメタン、アセトニトリル、クロロホルム及びジメチルホルムアミドを使用することが好ましい。
【0014】
また、この反応は通常の無機または有機塩基のような結合剤の存在下で反応させることが好ましい。この反応において使用された通常の無機または有機塩基は水素化ナトリウム、水素化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、トリエチルアミン、ピリジン及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデス−7−エン(以下、DBUとする)を含む。
この反応は0℃〜溶媒の沸点の温度、好ましくは室温〜100℃で5〜48時間、好ましくは10〜24時間反応させる。
【0015】
前記反応式1の第2反応では通常の有機溶媒の中で前記化合物3と前記化合物4を反応させて前記化合物1が得られるが、反応は50℃〜100℃で5〜48時間行う。前記化学式4で表される化合物は1.0〜1.5等量を使用する。
また、この反応は、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、トリエチルアミン、ピリジン、DBUなどのような通常の無機または有機塩基の存在下で行われるのが好ましい。
前記反応式1による前記化合物2、3及び1の分離及び精製は多重コラムクロマトグラフィ装置(Quad3+;Biotage Co.,VA,USA)及び自動サンプル注入装置がある高速液体コラムクロマトグラフィにより行われ、前記化学式1で表される化合物の構造はNMR及びMassスペクトルにより分析した。
また、出発物質として使用される前記化学式2で表される6,7−置換−2−アルコキシ−3−アミノキノキサリンは新規化合物であり、下記反応式2によると、化学式5で表される化合物とNaOR3(R3はC1−C6アルキル)で表されるナトリウムアルコキシドを反応させて化学式2で表される化合物が得られる。
【0016】
反応式2

【0017】
反応式2において、R1、R2及びR3は前記反応式1で定義した通りである。
前記化学式5で表される化合物は、J. Med. Chem., 1995, 38, 3720-2740またはBull. Soc. Jpn., 1998, 71, 1125-1135に記述された方法にて製造される。
前記反応式2によるアルコキシ反応はTHFのような通常の有機溶媒の中でナトリウムアルコキシドと反応させて製造することができ、ナトリウムアルコキシドは前記化学式5で表される出発化合物に対して1.0〜10.0等量、好ましくは1.0〜1.1等量を使用する。
また、下記反応式3によると、前記化学式2で表される化合物は、化学式6で表される化合物と2,4−ジメトキシベンジルアミンを反応させて化学式7で表される化合物が得られ、前記化学式7で表される化合物とトリフルオロ酢酸(TFA)を反応させることで得られる。
【0018】
反応式3

【0019】
前記反応式3において、R1、R2及びR3は前記反応式1で定義した通りである。
前記化学式6で表される化合物はJ. Med. Chem., 1990, 33, 2240-2254に記述されている方法により製造される。
前記反応式2による前記化学式6で表される化合物と2,4−ジメトキシベンジルアミンの反応はスルホン酸ジメチルのような通常の有機溶媒の中で行われ、前記化学式7で表される化合物を製造する。この時、前記化学式6で表される化合物に対して2,4−ジメトキシベンジルアミンの使用量は1.0〜5.0等量、好ましくは1.0〜1.1等量使用する。
その次、前記化学式7で表される化合物とトリフルオロ酢酸をジクロロメタンのような通常の有機溶媒の中で反応させ、前記化学式2で表される化合物が得られる。この時、トリフルオロ酢酸はジクロロメタンに対して0.5〜1.5等量、好ましくは1.0等量使用する。
【0020】
本発明による化合物は、腫瘍を含む過剰増殖性疾病の広範囲に対し非常に活発であり、抗腫瘍剤として使用することができる。
また、本発明による化合物は公知された方法により薬剤学的に許容可能な賦形剤と混合し、薬剤組成物が得られ、これはヒトまたは哺乳類の様々な種類の腫瘍の予防または治療に使用される。
一方、本発明は前記化学式1で表される化合物を含有する薬剤組成物または有効成分として薬剤学的に許容可能なその塩を含む。
【0021】
前記化学式1で表される化合物の薬剤学的に許容可能な塩は、薬剤学的に許容な無機、有機塩類、アルカリ金属及びアンモニウムであり、例えば、塩酸、臭素酸、硫酸、硫酸水素ナトリウム、リン酸、硝酸、炭酸のような無機酸塩;蟻酸、酢酸、プロピオン酸、シュウ酸、コハク酸、安息香酸、クエン酸、マレイン酸、マロン酸、タルタル酸、グルコン酸、乳酸、フマル酸、ラクトビオン酸、サリチル酸、アセチルサリチル酸(アスピリン)のような有機酸塩;グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、システイン、シスチン、アスパラギン酸、グルタミン酸、リシン、アルギニン、チロシン、プロリンのようなアミノ酸塩;硫酸メタン、硫酸エタン、硫酸ベンゼン、硫酸トルエンのような硫酸塩;ナトリウム塩またはカリウム塩のようなアルカリ金属塩;カルシウム塩またはマグネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩;アンモニア塩;メチルアミン塩、ジメチルアミン塩、トリメチルアミン塩、ピペラジン塩、モルホリン塩またはトリス−(2−ヒドロキシエチル)アミン塩のような生理学的に許容可能な有機塩基塩である。
【0022】
一方、前記化学式1で表される新規化合物及び薬剤学的に許容可能なその塩を無毒性薬剤学的に許容可能な担体、補強剤及びexpientのような賦形剤と結合させ、その混合物を錠剤、カプセル剤、トローチ剤、液剤、懸濁剤などの経口または非経口により投与し、ヒトまたは哺乳類の様々な種類の腫瘍の予防または治療に使用される。
有効成分として前記化学式1で表される化合物を含む薬剤組成物の精製に使用される賦形剤としては甘味剤、結合剤、溶解剤、溶解補助剤、湿潤剤、乳化剤、等張剤、吸着剤、崩解剤、酸化防止剤、防腐剤、平滑剤、充填剤、芳香剤などがあり、例えば、ラクトース、デキストロース、スクロース、マンニトール、ソルビトール、セルロース、グリシン、シリカ、タルク、ステアリン酸、ステアリン、ステリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム・アルミニウム、澱粉、ゼラチン、トラガカント・ガム、グリシン、シリカ、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、メチルセルロース、カルボキシルメチル・セルロース・ナトリウム、寒天、水、エタノール、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、塩化ナトリウム、塩化カリウム、オレンジエッセンス、イチゴエッセンス、バニラアロマなどを挙げることができる。
前記化学式1で表される化合物の1日投与量は、患者の年齢、体重、性別、投与形態、健康状態、疾病程度により異なり、体重70kgの成人を基準として一般的に0.01〜5,000mgであり、医師の処方または薬剤師の判断により1回〜数回に分けて投与することができる。
【実施例】
【0023】
以上説明した本発明は下記実施例及び実験例により更に詳しく説明するが、本発明がこれに限定されるわけではない。
(実施例1)1−[(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−フェニルピペラジン(化合物1)
a)3−アミノ−6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン
3−アミノ−2−クロロ−6−フルオロキノキサリン(550mg、2.78mmol)をテトラヒドロフラン40mlに溶解した後、25重量%メトキシ酸ナトリウム/メタノール溶液(6.01g、27.8mmol)を室温で添加し、1時間攪拌した。この混合液に減圧下で濃縮し、溶媒を除去した後、ジクロロメタンで抽出し、有機膜を水で洗浄してMgSO4で乾燥した。減圧下で濃縮した後、粗製生物をシリカコラムクロマトグラフィにより精製し、n−ヘキサン:酢酸エチル(2:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物491mg(91%)を得た。
【0024】
b)エチルN−(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメート
室温で3−アミノ−6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン(580mg、3.00mmol)とクロロ蟻酸エチル(391mg、3.60mmol)をジクロロメタン50mlに溶解した後、ピリジン(285mg、3.60mmol)を添加した。室温で10時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、シリカコラムクロマトグラフィにより精製した。n−ヘキサン:酢酸エチル(3:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物740mg(93%)を得た。
【0025】
c)1−[(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−フェニルピペラジン
室温でエチルN−(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメート(27mg、0.10mmol)と1−フェニルピペラジン(24mg、0.15mmol)をテトラヒドロフラン2mlに溶解した後、DBU(23mg、0.15mmol)を添加した。70℃で7時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、シリカコラムクロマトグラフィにより精製した。n−ヘキサン:酢酸エチル(2:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物34mg(88%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.29(s、4H)、3.77(s、3H)、4.14(s、4H)、6.89−6.97(m、4H)、7.24−7.46(m、5H)、7.62−7.71(m、1H)
【0026】
(実施例2)1−[(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物2)
エチルN−(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例1と同様の方法により反応させ、標記化合物(84%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.15(s、4H)、3.79−3.87(m、6H)、4.11(s、4H)、6.86−7.02(m、4H)、7.18−7.22(m、1H)、7.39−3.50(m、1H)、7.65−7.72(m、1H)
【0027】
(実施例3)1−[(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物3)
エチルN−(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例1と同様の方法により反応させ、標記化合物(87%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.28(s、4H)、3.80(s、6H)、4.13(s、4H)、6.45−6.58(m、3H)、7.01(s、1H)、7.17−7.23(m、2H)、7.37−7.70(m、2H)
【0028】
(実施例4)1−[(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物4)
エチルN−(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(4−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例1と同様の方法により反応させ、標記化合物(80%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.18(s、4H)、3.79(s、6H)、4.08−4.15(m、4H)6.85−6.98(m、4H)、7.22−7.76(m、4H)
【0029】
(実施例5)1−[(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペラジン(化合物5)
エチルN−(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペラジンを実施例1と同様の方法により反応させ、標記化合物(80%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.18(s、4H)、3.79(s、6H)、4.08−4.15(m、4H)、6.85−6.98(m、4H)、7.22−7.76(m、4H)
【0030】
(実施例6)1−[(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピペラジン(化合物6)
エチルN−(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピペラジンを実施例1と同様の方法により反応させ、標記化合物(76%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.22(s、4H)、3.79−3.85(m、12H)、4.13(s、4H)、6.19(s、2H)、7.20−7.34(m、1H)、7.35−7.36(m、1H)、7.44(s、1H)、7.67−7.70(m、1H)
【0031】
(実施例7)1−[(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−メチルフェニル)ピペラジン(化合物7)
エチルN−(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−メチルフェニル)ピペラジンを実施例1と同様の方法により反応させ、標記化合物(73%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 2.35(s、3H)、2.98−3.03(m、4H)、3.73−3.78(m、3H)、4.10−4.14(m、4H)、7.02−7.17(m、2H)、7.19−7.29(m、2H)、7.36(s、1H)、7.48−7.60(m、1H)、7.67−7.74(m、1H)
【0032】
(実施例8)1−[(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メチルフェニル)ピペラジン(化合物8)
エチルN−(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−メチルフェニル)ピペラジンを実施例1と同様の方法により反応させ、標記化合物(90%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 2.33(s、3H)、3.26−3.30(m、4H)、3.74−3.78(m、3H)、4.13(s、4H)、6.75−6.78(m、3H)、7.14−7.28(m、2H)、7.36(s、1H)、7.44−7.51(dd、J=9.8及び2.4Hz、1H)、7.67−7.74(m、1H)
【0033】
(実施例9)1−[(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2,6−ジメチルフェニル)ピペラジン(化合物9)
エチルN−(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2,6−ジメチルフェニル)ピペラジンを実施例1と同様の方法により反応させ、標記化合物(65%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.26(s、3H)、3.20(s、4H)、3.71(s、3H)、4.12−4.18(m、4H)、6.99−7.01(m、3H)、7.26−7.32(m、2H)、7.53−7.81(m、2H)
【0034】
(実施例10)1−[(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3,5−ジメチルフェニル)ピペラジン(化合物10)
エチルN−(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3,5−ジメチルフェニル)ピペラジンを実施例1と同様の方法により反応させ、標記化合物(79%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.29(s、6H)、3.27(s、4H)、3.88(s、3H)、4.14(s、4H)、6.59(s、3H)、7.01−7.10(s、1H)、7.24−7.36(m、2H)、7.47−7.71(m、2H)
【0035】
(実施例11)1−[(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−トリフルオロトリル)ピペラジン(化合物11)
エチルN−(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−トリフルオロトリル)ピペラジンを実施例1と同様の方法により反応させ、標記化合物(80%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.34(s、4H)、3.79(s、3H)、4.10(s、4H)、7.07−7.24(m、3H)、7.35−7.43(m、3H)、7.71(m、1H)
【0036】
(実施例12)1−[(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−フルオロフェニル)ピペラジン(化合物12)
エチルN−(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−フルオロフェニル)ピペラジンを実施例1と同様の方法により反応させ、標記化合物(91%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.18(s、4H)、3.78(s、3H)、4.13(s、4H)、6.93−7.10(m、5H)、7.20−7.34(m、1H)、7.46−7.60(m、1H)、7.67−7.74(m、1H)
【0037】
(実施例13)1−[(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン(化合物13)
エチルN−(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(4−フルオロフェニル)ピペラジンを実施例1と同様の方法により反応させ、標記化合物(85%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.19(s、4H)、3.77(s、3H)、4.13(s、4H)、6.88−7.02(m、4H)、7.23−7.27(m、1H)、7.45−7.71(m、3H)
【0038】
(実施例14)1−[(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−クロロフェニル)ピペラジン(化合物14)
エチルN−(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−クロロフェニル)ピペラジンを実施例1と同様の方法により反応させ、標記化合物(87%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.14(s、4H)、3.79(s、3H)、4.13(s、4H)、6.97−7.05(m、2H)、7.22−7.28(m、2H)、7.33−7.40(m、2H)、7.46−7.51(d、J=10.2Hz、1H)、7.66−7.73(m、1H)
【0039】
(実施例15)1−[(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−クロロフェニル)ピペラジン(化合物15)
エチルN−(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−クロロフェニル)ピペラジンを実施例1と同様の方法により反応させ、標記化合物(70%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.30(s、4H)、3.76(s、3H)、4.13(s、4H)、6.77−6.91(m、3H)、7.15−7.33(m、3H)、7.44−7.58(d、J=10.0Hz、1H)、7.58−7.75(m、1H)
【0040】
(実施例16)1−[(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(4−クロロフェニル)ピペラジン(化合物16)
エチルN−(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(4−クロロフェニル)ピペラジンを実施例1と同様の方法により反応させ、標記化合物(95%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.25(s、4H)、3.78(s、3H)、4.13(s、4H)、6.86(d、J=8.4Hz、2H)、7.22−7.26(m、3H)、7.44(m、1H)、7.70(m、1H)
【0041】
(実施例17)1−[(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−シアノフェニル)ピペラジン(化合物17)
エチルN−(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−シアノフェニル)ピペラジンを実施例1と同様の方法により反応させ、標記化合物(85%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.31(s、4H)、3.73−3.85(m、3H)、4.06−4.16(m、4H)、7.03−7.11(m、3H)、7.20−7.34(m、1H)、7.50−7.62(m、3H)、7.67−7.74(m、1H)
【0042】
(実施例18)1−[(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(4−アセチルフェニル)ピペラジン(化合物18)
エチルN−(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(4−アセチルフェニル)ピペラジンを実施例1と同様の方法により反応させ、標記化合物(90%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 2.54(s、3H)、3.42−3.48(m、4H)、3.79(s、3H)、4.14(s、4H)、6.89(d、J=9.0Hz、2H)、7.10−7.50(m、3H)、7.69−7.80(m、1H)、7.91(d、J=7.8Hz、2H)
【0043】
(実施例19)1−[(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(4−ニトロフェニル)ピペラジン(化合物19)
エチルN−(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−フルオロフェニル)ピペラジンを実施例1と同様の方法により反応させ、標記化合物(86%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.18(s、4H)、3.62(s、3H)、3.99−4.01(m、4H)、7.01−7.18(m、4H)、7.53−7.57(m、1H)、7.70−7.78(m、1H)、8.06−8.11(m、2H)
【0044】
(実施例20)1−[(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−ピリジル)ピペラジン(化合物20)
エチルN−(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−ピリジル)ピペラジンを実施例1と同様の方法により反応させ、標記化合物(79%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.71(s、7H)、4.11(s、4H)、6.66(d、J=9.0Hz、2H)、7.10(m、1H)、7.22−7.25(m、1H)、7.38−7.54(m、3H)、7.65−7.68(m、1H)、8.19(d、J=3.8Hz、1H)
【0045】
(実施例21)1−[(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−ピリミジル)ピペラジン(化合物21)
エチルN−(6−フルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−ピリミジル)ピペラジンを実施例1と同様の方法により反応させ、標記化合物(71%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.68(s、4H)、3.96(s、3H)、4.12(s、4H)、6.23(t、J=4.4Hz、1H)、7.02(s、1H)、6.89−7.00(m、1H)、7.36−7.43(m、1H)、7.67(m、1H)、8.32(d、J=4.4Hz、2H)
【0046】
(実施例22)1−[(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−フェニルピペラジン(化合物22)
a)3−アミノ−6−クロロ−2−メトキシキノキサリン
3−アミノ−2,6−ジクロロキノキサリン(1.30g、6.07mmol)をテトラヒドロフラン60mlに溶解した後、25重量%メトキシ酸ナトリウム/メタノール溶液(13.1g、60.7mmol)を室温で添加し、90分間攪拌した。この混合液に減圧下で濃縮し、溶媒を除去した後、ジクロロメタンで抽出し、有機膜を水で洗浄してMgSO4で乾燥した。減圧下で濃縮した後、粗製生物をシリカコラムクロマトグラフィにより精製し、n−ヘキサン:酢酸エチル(2:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物1.22g(96%)を得た。
【0047】
b)エチルN−(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメート
室温で3−アミノ−6−クロロ−2−メトキシキノキサリン(629mg、3.00mmol)とクロロ蟻酸エチル(391mg、3.60mmol)をジクロロメタン50mlに溶解した後、ピリジン(285mg、3.60mmol)を添加した。室温で10時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、シリカコラムクロマトグラフィにより精製した。n−ヘキサン:酢酸エチル(3:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物803mg(95%)を得た。
【0048】
c)1−[(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−フェニルピペラジン
室温でエチルN−(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメート(27mg、0.10mmol)と1−フェニルピペラジン(24mg、0.15mmol)をテトラヒドロフラン2mlに溶解した後、DBU(23mg、0.15mmol)を添加した。70℃で7時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、シリカコラムクロマトグラフィにより精製した。n−ヘキサン:酢酸エチル(2:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物36mg(91%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.22−3.30(m、4H)、3.75−3.78(m、3H)、4.08−4.13(m、4H)、6.89−6.96(m、3H)、7.19−7.44(m、5H)、7.64−7.80(m、1H)
【0049】
(実施例23)1−[(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物23)
エチルN−(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例22と同様の方法により反応させ、標記化合物(77%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.10−3.17(m、4H)、3.80−3.89(m、6H)、4.08−4.15(m、4h)、6.88−7.07(m、4H)、7.20−7.32(m、1H)、7.41−7.44(m、1H)、7.50−7.68(m、1H)、7.82(s、1H)
【0050】
(実施例24)1−[(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物24)
エチルN−(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例22と同様の方法により反応させ、標記化合物(70%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.22−3.30(m、4H)、3.76−3.80(m、6H)、4.08−4.14(m、4H)、6.46−6.57(m、3H)、7.20(t、J=8.1Hz、1H)、7.34−7.44(m、1H)、7.50−7.67(m、1H)、7.80(s、1H)
【0051】
(実施例25)1−[(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物25)
エチルN−(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(4−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例22と同様の方法により反応させ、標記化合物(81%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.16(s、4H)、3.78(s、3H)、4.16(s、4H)、6.88−6.93(m、4H)、7.27−7.80(m、4H)
【0052】
(実施例26)1−[(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペラジン(化合物26)
エチルN−(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペラジンを実施例22と同様の方法により反応させ、標記化合物(81%)を得た。MS(ESI)m/z458(M+1)
【0053】
(実施例27)1−[(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピペラジン(化合物27)
エチルN−(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピペラジンを実施例22と同様の方法により反応させ、標記化合物(84%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.17−3.25(m、4H)、3.81−3.86(m、12H)、4.09−4.16(m、4H)、6.21(s、2H)、7.21−7.30(m、1H)、7.33−7.54(m、1H)、7.58−7.69(m、1H)、7.81(s、1H)
【0054】
(実施例28)1−[(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−メチルフェニル)ピペラジン(化合物28)
エチルN−(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例22と同様の方法により反応させ、標記化合物(80%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.35(s、3H)、2.95−3.02(m、4H)、3.74−3.77(m、3H)、4.08−4.14(m、4H)、7.01−7.57(m、7H)、7.64−7.85(m、1H)
【0055】
(実施例29)1−[(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メチルフェニル)ピペラジン(化合物29)
エチルN−(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−メチルフェニル)ピペラジンを実施例22と同様の方法により反応させ、標記化合物(90%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.20−3.30(m、4H)、3.74−3.77(m、3H)、4.11−4.14(m、4H)、6.74−7.25(m、4H)、7.64−7.81(m、1H)
【0056】
(実施例30)1−[(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2,6−ジメチルフェニル)ピペラジン(化合物30)
エチルN−(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2,6−ジメチルフェニル)ピペラジンを実施例22と同様の方法により反応させ、標記化合物(67%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.33−2.40(m、6H)、3.14−3.22(m、4H)、3.69−3.76(m、3H)、4.06−4.18(m、4H)、6.97−7.04(m、3H)、7.20−7.85(m、4H)
【0057】
(実施例31)1−[(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3,5−ジメチルフェニル)ピペラジン(化合物31)
エチルN−(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3,5−ジメチルフェニル)ピペラジンを実施例22と同様の方法により反応させ、標記化合物(79%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.29(s、6H)、3.19−3.29(m、4H)、3.73−3.89(m、3H)、4.11−4.14(m、4H)、6.58(s、3H)、7.19−7.25(m、1H)、7.36−7.64(m、2H)、7.67−7.81(m、1H)
【0058】
(実施例32)1−[(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−トリフルオロトリル)ピペラジン(化合物32)
エチルN−(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−トリフルオロトリル)ピペラジンを実施例22と同様の方法により反応させ、標記化合物(84%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.27−3.37(m、4H)、3.76−3.80(m、3H)、4.12−4.14(m、4H)、7.08−7.26(m、4H)、7.36−7.45(m、3H)、7.64−7.80(m、1H)
【0059】
(実施例33)1−[(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−フルオロフェニル)ピペラジン(化合物33)
エチルN−(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−フルオロフェニル)ピペラジンを実施例22と同様の方法により反応させ、標記化合物(80%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.12−3.21(m、4H)、3.77−3.84(m、3H)、4.11−4.15(m、4H)、6.95−7.10(m、4H)、7.20−7.45(m、3H)、7.65−7.82(m、1H)
【0060】
(実施例34)1−[(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン(化合物34)
エチルN−(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(4−フルオロフェニル)ピペラジンを実施例22と同様の方法により反応させ、標記化合物(77%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.13−3.20(m、4H)、3.77(s、3H)、4.14(s、4H)、6.88−7.02(m、4H)、7.20−7.24(m、1H)、7.36−7.44(m、1H)、7.50−7.67(m、1H)、7.80(s、1H)
【0061】
(実施例35)1−[(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−クロロフェニル)ピペラジン(化合物35)
エチルN−(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−クロロフェニル)ピペラジンを実施例22と同様の方法により反応させ、標記化合物(76%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.08−3.17(m、4H)、3.78−3.86(m、3H)、4.09−4.15(m、4H)、7.00−7.07(m、2H)、7.20−7.45(m、5H)、7.65−7.84(m、1H)
【0062】
(実施例36)1−[(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−クロロフェニル)ピペラジン(化合物36)
エチルN−(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−クロロフェニル)ピペラジンを実施例22と同様の方法により反応させ、標記化合物(85%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.22−3.32(m、4H)、3.73−3.77(m、3H)、4.11−4.14(m、4H)、6.78−6.90(m、3H)、7.19−7.44(m、4H)、7.64−7.80(m、1H)
【0063】
(実施例37)1−[(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(4−クロロフェニル)ピペラジン(化合物37)
エチルN−(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(4−クロロフェニル)ピペラジンを実施例22と同様の方法により反応させ、標記化合物(96%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.18−3.26(m、4H)、3.76(s、3H)、4.11−4.14(m、4H)、6.84−6.87(d、J=8.7Hz、2H)、7.22−7.34(m、3H)、7.41−7.53(m、1H)、7.65−7.66(m、1H)、7.79(s、1H)
【0064】
(実施例38)1−[(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−シアノフェニル)ピペラジン(化合物38)
エチルN−(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−シアノフェニル)ピペラジンを実施例22と同様の方法により反応させ、標記化合物(91%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.25−3.32(m、4H)、3.84(s、3H)、4.08−4.15(m、4H)、7.06−7.08(m、2H)、7.21(m、1H)、7.41−7.67(m、4H)、7.82(s、1H)
【0065】
(実施例39)1−[(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(4−アセチルフェニル)ピペラジン(化合物39)
エチルN−(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(4−アセチルフェニル)ピペラジンを実施例22と同様の方法により反応させ、標記化合物(85%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.54(s、3H)、3.50(s、4H)、3.80(s、3H)、4.14(s、4H)、6.89(d、J=7.7Hz、2H)、7.44(s、1H)、7.66(s、1H)、7.79(s、1H)、7.79(s、1H)、7.91(d、J=7.7Hz、2H)
【0066】
(実施例40)1−[(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(4−ニトロフェニル)ピペラジン(化合物40)
エチルN−(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(4−ニトロフェニル)ピペラジンを実施例22と同様の方法により反応させ、標記化合物(82%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.62−3.66(m、8H)、4.06(s、3H)、7.07(d、J=9.0Hz、2H)、7.58(d、J=8.4Hz、1H)、7.76−7.80(m、2H)、8.11(d、J=9.0Hz、2H)、9.46(s、1H)
【0067】
(実施例41)1−[(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−ピリジル)ピペラジン(化合物41)
エチルN−(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−ピリジル)ピペラジンを実施例22と同様の方法により反応させ、標記化合物(70%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.63−3.73(m、7H)、4.08−4.15(m、4H)、6.68(d、J=8.7Hz、2H)、7.20−7.31(m、1H)、7.42−7.53(m、2H)、7.65−7.80(m、2H)、8.21(d、J=3.6Hz、1H)
【0068】
(実施例42)1−[(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−ピリミジル)ピペラジン(化合物42)
エチルN−(6−クロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−ピリミジル)ピペラジンを実施例22と同様の方法により反応させ、標記化合物(90%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.71(s、4H)、3.99(s、3H)、4.15(s、4H)、6.55(s、1H)、7.27−7.43(m、2H)、7.66(s、1H)、7.80(s、1H)、8.35(s、2H)
【0069】
(実施例43)1−[(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−フェニルピペラジン(化合物43)
a)3−アミノ−2−メトキシ−6−メトキシキノキサリン
3−アミノ−2−クロロ−6−メチルキノキサリン(550mg、2.84mmol)をテトラヒドロフラン30mlに溶解した後、25重量%メトキシ酸ナトリウム/メタノール溶液(6.14g、28.4mmol)を室温で添加し、60分間攪拌した。この混合液に減圧下で濃縮し、溶媒を除去した後、ジクロロメタンで抽出し、有機膜を水で洗浄してMgSO4で乾燥した。減圧下で濃縮した後、粗製生物をシリカコラムクロマトグラフィにより精製し、n−ヘキサン:酢酸エチル(2:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物467mg(87%)を得た。
【0070】
b)エチルN−(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)カルバメート
室温で3−アミノ−2−メトキシ−6−メチルキノキサリン(568mg、3.00mmol)とクロロ蟻酸エチル(391mg、3.60mmol)をジクロロメタン50mlに溶解した後、ピリジン(285mg、3.60mmol)を添加した。室温で10時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、シリカコラムクロマトグラフィにより精製した。n−ヘキサン:酢酸エチル(3:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物768mg(98%)を得た。
【0071】
c)1−[(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−フェニルピペラジン
室温でエチルN−(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)カルバメート(26mg、0.10mmol)と1−フェニルピペラジン(24mg、0.15mmol)をテトラヒドロフラン2mlに溶解した後、DBU(23mg、0.15mmol)を添加した。70℃で7時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、シリカコラムクロマトグラフィにより精製した。n−ヘキサン:酢酸エチル(2:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物34mg(90%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.42−2.48(m、3H)、3.22−3.30(m、4H)、3.77(s、3H)、4.12(s、4H)、6.90−7.12(m、4H)、7.25−7.32(m、3H)、7.48−7.65(m、2H)
【0072】
(実施例44)1−[(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物44)
エチルN−(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例43と同様の方法により反応させ、標記化合物(66%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.42−2.49(m、3H)、3.10−3.16(m、4H)、3.80−3.89(m、6H)、4.08−4.17(m、4H)、6.88−7.11(m、5H)、7.26−7.32(m、1H)、7.48−7.64(m、2H)
【0073】
(実施例45)1−[(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物45)
エチルN−(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例43と同様の方法により反応させ、標記化合物(73%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.43−2.48(m、3H)、3.23−3.30(m、4H)、3.76−3.87(m、3H)、4.04−4.13(m、4H)、6.45−6.50(m、2H)、6.57(d、J=8.4Hz、1H)、7.01−7.12(m、1H)、7.17−7.33(m、3H)、7.48−7.65(m、2H)
【0074】
(実施例46)1−[(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物46)
エチルN−(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(4−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例43と同様の方法により反応させ、標記化合物(80%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 2.48(s、3H)、3.16−3.14(m、4H)、3.78−3.82(m、6H)、4.13(s、4H)、6.84−7.02(m、4H)、7.14−7.33(m、3H)、7.53−7.64(m、1H)
【0075】
(実施例47)1−[(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペラジン(化合物47)
エチルN−(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペラジンを実施例43と同様の方法により反応させ、標記化合物(94%)を得た。MS(ESI)m/z438(M+1)
【0076】
(実施例48)1−[(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピペラジン(化合物48)
エチルN−(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピペラジンを実施例43と同様の方法により反応させ、標記化合物(94%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.44−2.49(m、3H)、3.18−3.25(m、4H)、3.80−3.86(m、12H)、4.04−4.13(m、4H)、6.20(s、2H)、7.02−7.20(m、1H)、7.31−7.40(m、1H)、7.46−7.63(m、2H)
【0077】
(実施例49)1−[(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−メチルフェニル)ピペラジン(化合物49)
エチルN−(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−メチルフェニル)ピペラジンを実施例43と同様の方法により反応させ、標記化合物(95%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.32−2.56(m、6H)、2.88−3.00(m、4H)、3.77(s、3H)、4.08−4.13(m、4H)、7.02−7.04(m、3H)、7.19−7.39(m、3H)、7.51−7.65(m、2H)
【0078】
(実施例50)1−[(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メチルフェニル)ピペラジン(化合物50)
エチルN−(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−メチルフェニル)ピペラジンを実施例43と同様の方法により反応させ、標記化合物(90%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.33−2.46(m、6H)、3.14−3.37(m、4H)、3.73−3.87(m、3H)、4.05−4.18(m、4H)、6.72−6.78(m、3H)、7.00−7.20(m、2H)、7.30−7.38(m、1H)、7.49−7.62(m、2H)
【0079】
(実施例51)1−[(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2,6−ジメチルフェニル)ピペラジン(化合物51)
エチルN−(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2,6−ジメチルフェニル)ピペラジンを実施例43と同様の方法により反応させ、標記化合物(88%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.04−2.58(m、9H)、3.14−3.20(m、4H)、3.71−3.76(m、3H)、4.07−4.14(m、4H)、7.00−7.15(m、4H)、7.25−7.76(m、3H)
【0080】
(実施例52)1−[(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3,5−ジメチルフェニル)ピペラジン(化合物52)
エチルN−(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3,5−ジメチルフェニル)ピペラジンを実施例43と同様の方法により反応させ、標記化合物(87%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.29(s、6H)、2.42−2.48(m、3H)、3.20−3.28(m、4H)、3.75−3.80(m、3H)、4.10−4.13(m、4H)、6.59(s、3H)、7.00−7.12(m、1H)、7.31(d、J=8.4Hz、1H)、7.48−7.65(m、2H)
【0081】
(実施例53)1−[(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−トリフルオロトリル)ピペラジン(化合物53)
エチルN−(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−トリフルオロトリル)ピペラジンを実施例43と同様の方法により反応させ、標記化合物(82%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.46−2.49(m、3H)、3.18−3.31(m、4H)、3.73−3.80(m、3H)、4.10−4.19(m、4H)、7.10−7.20(m、4H)、7.34−7.39(m、2H)、7.56−7.65(m、2H)
【0082】
(実施例54)1−[(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−フルオロフェニル)ピペラジン(化合物54)
エチルN−(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−フルオロフェニル)ピペラジンを実施例43と同様の方法により反応させ、標記化合物(79%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.42−2.49(m、3H)、3.12−3.19(m、4H)、3.79(s、3H)、4.11−4.13(m、4H)、6.97−7.12(m、5H)、7.26−7.33(m、1H)、7.48−7.63(m、2H)
【0083】
(実施例55)1−[(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン(化合物55)
エチルN−(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(4−フルオロフェニル)ピペラジンを実施例43と同様の方法により反応させ、標記化合物(70%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.43−2.49(m、3H)、3.13−3.21(m、4H)、3.77(s、3H)、4.11−4.13(m、4H)、6.88−6.99(m、4H)、7.13(m、1H)、7.25(m、1H)、7.48−7.65(m、2H)
【0084】
(実施例56)1−[(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−クロロフェニル)ピペラジン(化合物56)
エチルN−(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−クロロフェニル)ピペラジンを実施例43と同様の方法により反応させ、標記化合物(66%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.43−2.49(m、3H)、3.10−3.15(m、4H)、3.81(s、3H)、3.08−4.12(m、4H)、7.00−7.12(m、3H)、7.24−7.40(m、3H)、7.49−7.65(m、2H)
【0085】
(実施例57)1−[(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−クロロフェニル)ピペラジン(化合物57)
エチルN−(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−クロロフェニル)ピペラジンを実施例43と同様の方法により反応させ、標記化合物(72%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.45(s、3H)、3.26(s、4H)、3.77(s、3H)、4.08−4.18(m、4H)、6.78−6.90(m、3H)、7.15−7.38(m、3H)、7.56−7.64(m、2H)
【0086】
(実施例58)1−[(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(4−クロロフェニル)ピペラジン(化合物58)
エチルN−(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(4−クロロフェニル)ピペラジンを実施例43と同様の方法により反応させ、標記化合物(78%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.45(s、3H)、3.26(s、4H)、3.77(s、3H)、4.08−4.18(m、4H)、6.78−6.90(m、3H)、7.15−7.38(m、3H)、7.56−7.64(m、2H)
【0087】
(実施例59)1−[(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−シアノフェニル)ピペラジン(化合物59)
エチルN−(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−シアノフェニル)ピペラジンを実施例43と同様の方法により反応させ、標記化合物(91%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.46(s、3H)、3.28(s、4H)、3.86(s、3H)、4.08−4.19(m、4H)、7.01−7.08(m、3H)、7.17−7.37(m、1H)、7.49−7.61(m、4H)
【0088】
(実施例60)1−[(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(4−アセチルフェニル)ピペラジン(化合物60)
エチルN−(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(4−アセチルフェニル)ピペラジンを実施例43と同様の方法により反応させ、標記化合物(87%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.45−2.53(m、6H)、3.47(s、4H)、3.81(s、3H)、3.87−4.13(m、4H)、6.88(d、J=8.7Hz、2H)、7.22−7.36(m、2H)、7.56−7.76(m、2H)、7.90(d、J=8.7Hz、2H)
【0089】
(実施例61)1−[(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(4−ニトロフェニル)ピペラジン(化合物61)
エチルN−(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(4−ニトロフェニル)ピペラジンを実施例43と同様の方法により反応させ、標記化合物(86%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.46(s、3H)、3.52−3.58(m、4H)、3.82(s、3H)、4.09−4.13(m、4H)、6.85(d、J=9.2Hz、2H)、7.03−7.15(m、1H)、7.41(m、1H)、7.52−7.58(m、2H)、8.16(d、J=9.2Hz、2H)
【0090】
(実施例62)1−[(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−ピリジル)ピペラジン(化合物62)
エチルN−(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−ピリジル)ピペラジンを実施例43と同様の方法により反応させ、標記化合物(83%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.43−2.47(m、3H)、3.63−3.73(m、7H)、4.13(s、4H)、6.67(d、J=8.4Hz、2H)、7.01−7.12(m、1H)、7.30−7.33(m、1H)、7.48−7.62(m、3H)、8.21(dd、J=4.8Hz、1H)
【0091】
(実施例63)1−[(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−ピリミジル)ピペラジン(化合物63)
エチルN−(2−メトキシ−6−メチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−ピリミジル)ピペラジンを実施例43と同様の方法により反応させ、標記化合物(93%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.47(s、4H)、3.71(s、3H)、3.91−3.99(m、4H)、4.13(s、3H)、6.53(s、1H)、7.01−7.13(m、1H)、7.27−7.30(m、1H)、7.52−7.61(m、2H)、8.33(d、J=4.8Hz、2H)
【0092】
(実施例64)1−[(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−フェニルピペラジン(化合物64)
a)3−アミノ−2,6−ジメトキシキノキサリン
3−アミノ−2−クロロ−6−メトキシキノキサリン(1.50g、7.16mmol)をテトラヒドロフラン60mlに溶解した後、25重量%メトキシ酸ナトリウム/メタノール溶液(15.5g、71.6mmol)を室温で添加し、21時間攪拌した。この混合液に減圧下で濃縮し、溶媒を除去した後、ジクロロメタンで抽出し、有機膜を水で洗浄してMgSO4で乾燥した。減圧下で濃縮した後、粗製生物をシリカコラムクロマトグラフィにより精製し、n−ヘキサン:酢酸エチル(2:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物1.18g(80%)を得た。
【0093】
b)エチルN−(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメート
室温で3−アミノ−2,6−ジメトキシキノキサリン(616mg、3.00mmol)とクロロ蟻酸エチル(391mg、3.60mmol)をジクロロメタン50mlに溶解した後、ピリジン(285mg、3.60mmol)を添加した。室温で10時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、シリカコラムクロマトグラフィにより精製した。n−ヘキサン:酢酸エチル(3:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物799mg(96%)を得た。
【0094】
c)1−[(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−フェニルピペラジン
室温でエチルN−(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメート(28mg、0.10mmol)と1−フェニルピペラジン(24mg、0.15mmol)をテトラヒドロフラン2mlに溶解した後、DBU(23mg、0.15mmol)を添加した。70℃で7時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、シリカコラムクロマトグラフィにより精製した。n−ヘキサン:酢酸エチル(2:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物36mg(92%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.27(s、4H)、3.73−3.86(m、6H)、4.08−4.11(m、4H)、6.88−7.03(m、4H)、7.15(s、1H)、7.26−7.33(m、3H)、7.57−7.62(m、1H)
【0095】
(実施例65)1−[(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物65)
エチルN−(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例64と同様の方法により反応させ、標記化合物(84%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.15(s、4H)、3.83−3.89(m、9H)、4.12−4.17(m、4H)、6.88−6.95(m、3H)、7.02−7.05(m、1H)、7.14(d、J=8.7Hz、1H)、7.31(s、1H)、7.541(d、J=8.7Hz、1H)、7.63(d、J=9.0Hz、1H)
【0096】
(実施例66)1−[(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物66)
エチルN−(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例64と同様の方法により反応させ、標記化合物(80%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.28(s、4H)、3.80−3.87(m、9H)、4.11(s、4H)、6.45−6.49(m、2H)、6.56(d、J=8.4Hz、1H)、6.91(s、1H)、7.04−7.36(m、3H)、7.53−7.62(m、1H)
【0097】
(実施例67)1−[(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物67)
エチルN−(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(4−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例64と同様の方法により反応させ、標記化合物(81%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.16(s、4H)、3.78−3.88(m、9H)、4.12−4.17(m、4H)、6.84−6.97(m、4H)、7.16−7.32(m、3H)、7.62−7.66(m、1H)
【0098】
(実施例68)1−[(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペラジン(化合物68)
エチルN−(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3,5−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例64と同様の方法により反応させ、標記化合物(81%)を得た。MS(ESI)m/z454(M+1)
【0099】
(実施例69)1−[(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピペラジン(化合物69)
エチルN−(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピペラジンを実施例64と同様の方法により反応させ、標記化合物(97%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.55−3.87(m、10H)、4.12(s、4H)、6.67(d、J=8.4Hz、1H)、7.14(d、J=9.0Hz、1H)、7.25(s、1H)、7.34(s、1H)、7.51(t、J=7.2Hz、1H)、7.64(d、J=9.0Hz、1H)、8.21(d、J=3.6Hz、1H)
【0100】
(実施例70)1−[(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−メチルフェニル)ピペラジン(化合物70)
エチルN−(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−メチルフェニル)ピペラジンを実施例64と同様の方法により反応させ、標記化合物(90%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.35(s、3H)、2.95−3.02(m、4H)、3.75−3.90(m、6H)、4.09−4.13(m、4H)、6.99−7.31(m、7H)、7.50−7.66(m、1H)
【0101】
(実施例71)1−[(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メチルフェニル)ピペラジン(化合物71)
エチルN−(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−メチルフェニル)ピペラジンを実施例64と同様の方法により反応させ、標記化合物(95%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.33(s、3H)、3.26(s、4H)、3.72−3.89(m、6H)、4.09−4.18(m、4H)、6.72−6.78(m、4H)、7.03−7.37(m、3H)、7.57−7.65(m、1H)
【0102】
(実施例72)1−[(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2,6−ジメチルフェニル)ピペラジン(化合物72)
エチルN−(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2,6−ジメチルフェニル)ピペラジンを実施例64と同様の方法により反応させ、標記化合物(87%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.33−2.36(m、6H)、3.14−3.22(m、4H)、3.70−3.90(m、6H)、4.09−4.15(m、4H)、6.67−7.32(m、6H)、7.50−7.65(m、1H)
【0103】
(実施例73)1−[(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3,5−ジメチルフェニル)ピペラジン(化合物73)
エチルN−(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3,5−ジメチルフェニル)ピペラジンを実施例64と同様の方法により反応させ、標記化合物(65%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.28(s、6H)、3.26(s、4H)、3.76−3.87(m、6H)、4.11(s、4H)、6.59(s、2H)、6.90(m、1H)、7.14(d、J=8.7Hz、1H)、7.32(s、1H)、7.51(d、J=7.5Hz、1H)、7.64(d、J=8.7Hz、1H)
【0104】
(実施例74)1−[(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−トリフルオロトリル)ピペラジン(化合物74)
エチルN−(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−トリフルオロトリル)ピペラジンを実施例64と同様の方法により反応させ、標記化合物(77%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.33(s、4H)、3.74−3.90(m、6H)、4.09−4.19(m、4H)、6.92(s、1H)、7.02−7.19(m、5H)、7.38(t、J=7.5Hz、1H)、7.59−7.66(m、1H)
【0105】
(実施例75)1−[(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−フルオロフェニル)ピペラジン(化合物75)
エチルN−(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−フルオロフェニル)ピペラジンを実施例64と同様の方法により反応させ、標記化合物(72%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.18(s、4H)、3.73−3.88(m、6H)、4.11−4.15(m、4H)、6.88−7.15(m、5H)、7.33(s、1H)、7.51(d、J=8.7Hz、1H)、7.64(d、J=9.0Hz、1H)
【0106】
(実施例76)1−[(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン(化合物76)
エチルN−(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(4−フルオロフェニル)ピペラジンを実施例64と同様の方法により反応させ、標記化合物(86%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.25(s、4H)、3.77(s、3H)、3.87(s、3H)、4.09−4.12(m、4H)、6.86−7.00(m、3H)、7.12−7.24(m、3H)、7.55−7.65(m、2H)
【0107】
(実施例77)1−[(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−クロロフェニル)ピペラジン(化合物77)
エチルN−(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−クロロフェニル)ピペラジンを実施例64と同様の方法により反応させ、標記化合物(89%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.09−3.16(m、4H)、3.79−3.90(m、6H)、4.10−4.16(m、4H)、7.00−7.30(m、7H)、7.38−7.66(m、1H)
【0108】
(実施例78)1−[(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−クロロフェニル)ピペラジン(化合物78)
エチルN−(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−クロロフェニル)ピペラジンを実施例64と同様の方法により反応させ、標記化合物(85%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.21−3.32(m、4H)、3.75−3.88(m、6H)、4.10−4.13(m、4H)、6.80−6.90(m、4H)、7.14−7.29(m、3H)、7.63−7.66(m、1H)
【0109】
(実施例79)1−[(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(4−クロロフェニル)ピペラジン(化合物79)
エチルN−(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(4−クロロフェニル)ピペラジンを実施例64と同様の方法により反応させ、標記化合物(86%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.25(s、4H)、3.77(s、3H)、3.87(s、3H)、4.09−4.12(m、4H)、6.86−7.00(m、3H)、7.12−7.24(m、3H)、7.55−7.65(m、2H)
【0110】
(実施例80)1−[(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−シアノフェニル)ピペラジン(化合物80)
エチルN−(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−シアノフェニル)ピペラジンを実施例64と同様の方法により反応させ、標記化合物(94%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.30(s、4H)、3.88−3.90(m、6H)、4.07−4.20(m、4H)、6.94−7.07(m、3H)、7.27−7.34(m、2H)、7.53−7.63(m、3H)
【0111】
(実施例81)1−[(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(4−アセトフェニル)ピペラジン(化合物81)
エチルN−(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(4−アセトフェニル)ピペラジンを実施例64と同様の方法により反応させ、標記化合物(87%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 2.54−2.58(m、3H)、3.49−3.67(m、4H)、3.87−3.96(m、6H)、4.12−4.16(m、4H)、6.87−7.03(m、2H)、7.19−7.31(m、3H)、7.62−7.66(m、1H)、7.89−7.97(m、2H)
【0112】
(実施例82)1−[(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(4−ニトロフェニル)ピペラジン(化合物82)
エチルN−(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(4−ニトロフェニル)ピペラジンを実施例64と同様の方法により反応させ、標記化合物(81%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.57(s、4H)、3.75−3.87(m、6H)、4.09−4.16(m、4H)、6.84(d、J=9.3Hz、2H)、6.91−7.27(m、3H)、7.56−7.63(m、1H)、8.16(d、J=9.3Hz、2H)
【0113】
(実施例83)1−[(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−ピリジル)ピペラジン(化合物83)
エチルN−(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−ピリジル)ピペラジンを実施例64と同様の方法により反応させ、標記化合物(84%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.87(s、3H)、3.73−3.88(m、6H)、4.11−4.15(m、4H)、6.88−7.15(m、5H)、7.33(s、1H)、7.51(d、J=8.7Hz、1H)、7.64(d、J=9.0Hz、1H)
【0114】
(実施例84)1−[(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(2−ピリミジル)ピペラジン(化合物84)
エチルN−(2,6−ジメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(2−ピリミジル)ピペラジンを実施例64と同様の方法により反応させ、標記化合物(80%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.72(s、3H)、3.87−3.96(m、7H)、4.12−4.15(m、4H)、6.54(t、J=4.8Hz、1H)、6.92(s、1H)、7.04−7.36(m、3H)、7.62(m、1H)、8.34(d、J=4.8Hz、2H)
【0115】
(実施例85)1−[(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−フェニルピペラジン(化合物85)
a)2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)−6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン
2−クロロ−6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン(4.00g、18.8mmol)をジメチルスルホキシド40mlに溶解した後、2,4−ジメトキシベンジルアミン(7.86g、47.0mmol)を室温で添加した。室温で24時間攪拌した後、水を更に加えた後、酢酸エチルで抽出し、有機膜を水で洗浄してMgSO4で乾燥した。減圧下で濃縮した後、粗製生物をシリカコラムクロマトグラフィにより精製し、n−ヘキサン:酢酸エチル(6:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物4.45g(92%)を得た。
【0116】
b)2−アミノ−6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン
室温で2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)−6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン(2.70g、7.86mmol)に50%トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン混合溶液60mlを添加した。室温で24時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、飽和重炭酸ナトリウム溶液で中和した。食塩水を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機膜をMgSO4で乾燥した。減圧下で濃縮した後、粗製生物をシリカコラムクロマトグラフィにより精製し、n−ヘキサン:酢酸エチル(4:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物1.27g(84%)を得た。
【0117】
c)エチルN−(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメート
室温で2−アミノ−6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン(580mg、3.00mmol)とクロロ蟻酸エチル(391mg、3.60mmol)をジクロロメタン50mlに溶解した後、ピリジン(285mg、3.60mmol)を添加した。室温で10時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、シリカコラムクロマトグラフィにより精製した。n−ヘキサン:酢酸エチル(3:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物756mg(95%)を得た。
【0118】
d)1−[(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−フェニルピペラジン
室温でエチルN−(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメート(27mg、0.10mmol)と1−フェニルピペラジン(24mg、0.15mmol)をテトラヒドロフラン2mlに溶解した後、DBU(23mg、0.15mmol)を添加した。70℃で7時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、シリカコラムクロマトグラフィにより精製した。n−ヘキサン:酢酸エチル(2:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物34mg(83%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.28−3.31(m、4H)、3.75−3.78(m、4H)、4.15(s、4H)、6.90−6.97(m、3H)、7.24−7.42(m、5H)、7.80(dd、J=9.0及び6.0Hz、1H)
【0119】
(実施例86)1−[(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物86)
エチルN−(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例85と同様の方法により反応させ、標記化合物(82%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.14−3.17(m、4H)、3.78−3.81(m、4H)、3.88(s、3H)、4.14(s、3H)、6.88−7.41(m、7H)、7.81(dd、J=9.0及び5.7Hz、1H)
【0120】
(実施例87)1−[(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物87)
エチルN−(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例85と同様の方法により反応させ、標記化合物(77%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.28−3.31(m、4H)、3.74−3.77(m、4H)、3.80(s、3H)、4.15(s、3H)、6.46−6.58(m、2H)、7.18−7.28(m、4H)、7.40(dd、J=9.3及び2.7Hz、1H)、7.78−7.81(m、1H)
【0121】
(実施例88)1−[(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物88)
エチルN−(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(4−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例85と同様の方法により反応させ、標記化合物(84%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.15−3.18(m、4H)、3.78(s、4H)、4.15(s、3H)、6.85−6.96(m、4H)、7.22−7.42(m、3H)、7.81(dd、J=9.0及び6.0Hz、1H)
【0122】
(実施例89)1−[(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペラジン(化合物89)
エチルN−(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペラジンを実施例85と同様の方法により反応させ、標記化合物(76%)を得た。MS(ESI)m/z442(M+1)
【0123】
(実施例90)1−[(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピペラジン(化合物90)
エチルN−(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピペラジンを実施例85と同様の方法により反応させ、標記化合物(83%)を得た。
【0124】
(実施例91)1−[(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−メチルフェニル)ピペラジン(化合物91)
エチルN−(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−メチルフェニル)ピペラジンを実施例85と同様の方法により反応させ、標記化合物(77%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 2.95(s、3H)、2.99−3.02(m、4H)、3.74−3.77(m、4H)、4.15(s、3H)、7.01−7.05(m、2H)、7.17−7.42(m、5H)、7.81−7.84(m、1H)
【0125】
(実施例92)1−[(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メチルフェニル)ピペラジン(化合物92)
エチルN−(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3−メチルフェニル)ピペラジンを実施例85と同様の方法により反応させ、標記化合物(87%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 2.33(s、3H)、3.26−3.30(m、4H)、3.74−3.77(m、4H)、4.15(s、3H)、6.74−6.77(m、3H)、7.16−7.29(m、3H)、7.40(dd、J=9.6Hz及び2.7Hz、1H)、7.78−7.81(m、1H)
【0126】
(実施例93)1−[(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2,6−ジメチルフェニル)ピペラジン(化合物93)
エチルN−(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2,6−ジメチルフェニル)ピペラジンを実施例85と同様の方法により反応させ、標記化合物(76%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.36(s、6H)、3.18−3.21(m、4H)、3.69−3.72(m、4H)、4.15(s、3H)、6.97−7.04(m、3H)、7.22−7.42(m、4H)、7.82−7.87(m、1H)
【0127】
(実施例94)1−[(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3,5−ジメチルフェニル)ピペラジン(化合物94)
エチルN−(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3,5−ジメチルフェニル)ピペラジンを実施例85と同様の方法により反応させ、標記化合物(86%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.29(s、6H)、3.25−3.29(m、4H)、3.73−3.77(m、4H)、4.16(s、3H)、6.55−6.59(m、3H)、7.21−7.43(m、3H)、7.78−7.83(m、1H)
【0128】
(実施例95)1−[(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3−トリフルオロトリル)ピペラジン(化合物95)
エチルN−(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3−トリフルオロトリル)ピペラジンを実施例85と同様の方法により反応させ、標記化合物(85%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.36(s、4H)、3.78(s、4H)、4.16(s、3H)、7.08−7.41(m、7H)、7.79(t、J=8.4Hz、1H)
【0129】
(実施例96)1−[(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−フルオロフェニル)ピペラジン(化合物96)
エチルN−(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−フルオロフェニル)ピペラジンを実施例85と同様の方法により反応させ、標記化合物(85%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.17−3.20(m、4H)、3.77−3.80(m、4H)、4.13(s、3H)、6.97−7.09(m、4H)、7.24−7.41(m、3H)、7.81−7.82(m、1H)
【0130】
(実施例97)1−[(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン(化合物97)
エチルN−(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(4−フルオロフェニル)ピペラジンを実施例85と同様の方法により反応させ、標記化合物(82%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.18−3.21(m、4H)、3.74−3.78(m、4H)、4.14(s、3H)、6.88−6.92(m、4H)、7.25−7.42(m、3H)、7.76−7.81(m、1H)
【0131】
(実施例98)1−[(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−クロロフェニル)ピペラジン(化合物98)
エチルN−(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−クロロフェニル)ピペラジンを実施例85と同様の方法により反応させ、標記化合物(87%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.13−3.16(m、4H)、3.78−3.81(m、4H)、4.15(s、3H)、7.02−7.06(m、3H)、7.23−7.42(m、4H)、7.82−7.83(m、1H)
【0132】
(実施例99)1−[(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3−クロロフェニル)ピペラジン(化合物99)
エチルN−(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3−クロロフェニル)ピペラジンを実施例85と同様の方法により反応させ、標記化合物(82%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.30(s、4H)、3.91(s、4H)、4.15(s、3H)、6.79−6.91(m、3H)、7.17−7.42(m、4H)、7.79(m、1H)
【0133】
(実施例100)1−[(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(4−クロロフェニル)ピペラジン(化合物100)
エチルN−(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(4−クロロフェニル)ピペラジンを実施例85と同様の方法により反応させ、標記化合物(86%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.24−3.27(m、4H)、3.74−3.77(m、4H)、4.15(s、3H)、6.84−6.89(m、2H)、7.14−7.43(m、5H)、7.77−7.82(m、1H)
【0134】
(実施例101)1−[(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−シアノフェニル)ピペラジン(化合物101)
エチルN−(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−シアノフェニル)ピペラジンを実施例85と同様の方法により反応させ、標記化合物(88%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.31(s、4H)、3.84(s、4H)、4.15(s、3H)、7.03−7.10(m、2H)、7.25−7.61(m、5H)、7.82(dd、J=8.7及び5.7Hz、1H)
【0135】
(実施例102)1−[(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(4−アセチルフェニル)ピペラジン(化合物102)
エチルN−(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(4−アセチルフェニル)ピペラジンを実施例85と同様の方法により反応させ、標記化合物(91%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 2.54(s、3H)、3.50(s、4H)、3.90(s、4H)、4.15(s、3H)、6.89(d、J=8.7Hz、2H)、7.25−7.62(m、3H)、7.79(s、1H)、7.91(d、J=9.0Hz、1H)
【0136】
(実施例103)1−[(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(4−ニトロフェニル)ピペラジン(化合物103)
エチルN−(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(4−ニトロフェニル)ピペラジンを実施例85と同様の方法により反応させ、標記化合物(89%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.57−3.59(m、4H)、3.64−3.66(m、4H)、4.04(s、3H)、7.05(d、J=9.5Hz、2H)、7.44(dt、J=8.9Hz及び2.9Hz、1H)、7.54(dd、J=9.8及び2.8Hz、1H)、7.81(dd、J=9.1及び5.9Hz、1H)、8.08(d、J=9.4Hz、2H)、9.35(s、1H)
【0137】
(実施例104)1−[(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(4−クロロフェニル)ピペラジン(化合物100)
エチルN−(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−ピリジル)ピペラジンを実施例85と同様の方法により反応させ、標記化合物(80%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.72−3.76(m、8H)、4.16(s、3H)、6.66−6.70(m、2H)、7.24−7.52(m、4H)、7.80−7.81(m、1H)、8.21(dd、J=5.4及び1.8Hz、1H)
【0138】
(実施例105)1−[(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−ピリミジル)ピペラジン(化合物105)
エチルN−(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−ピリミジル)ピペラジンを実施例85と同様の方法により反応させ、標記化合物(79%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.69(s、4H)、3.98(s、4H)、4.14(s、3H)、6.54(t、J=4.8Hz、1H)、7.21−7.41(m、3H)、7.79(t、J=8.4Hz、1H)、8.34(d、J=4.8Hz、2H)
【0139】
(実施例106)1−[(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−フェニルピペラジン(化合物106)
a)6−クロロ−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)−3−メトキシキノキサリン
2,6−ジクロロ−3−メトキシキノキサリン(4.00g、17.5mmol)をジメチルスルホキシド40mlに溶解した後、2,4−ジメトキシベンジルアミン(14.6g、87.3mmol)を室温で添加した。室温で36時間攪拌した後、水を更に加えた後、酢酸エチルで抽出し、有機膜を水で洗浄してMgSO4で乾燥した。減圧下で濃縮した後、粗製生物をシリカコラムクロマトグラフィにより精製し、n−ヘキサン:酢酸エチル(30:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物4.93g(78%)を得た。
【0140】
b)2−アミノ−6−クロロ−3−メトキシキノキサリン
室温で6−クロロ−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)−3−メトキシキノキサリン(4.42g、12.3mmol)に50%トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン混合溶液50mlを添加した。室温で18時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、飽和重炭酸ナトリウム溶液で中和した。食塩水を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機膜をMgSO4で乾燥した。減圧下で濃縮した後、粗製生物をシリカコラムクロマトグラフィにより精製し、n−ヘキサン:酢酸エチル(4:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物1.52g(59%)を得た。
【0141】
c)エチルN−(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメート
室温で2−アミノ−6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン(629mg、3.00mmol)とクロロ蟻酸エチル(391mg、3.60mmol)をジクロロメタン50mlに溶解した後、ピリジン(285mg、3.60mmol)を添加した。室温で10時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、シリカコラムクロマトグラフィにより精製した。n−ヘキサン:酢酸エチル(3:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物811mg(96%)を得た。
【0142】
d)1−[(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−フェニルピペラジン
室温でエチルN−(6−フルオロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメート(28mg、0.10mmol)と1−フェニルピペラジン(24mg、0.15mmol)をテトラヒドロフラン2mlに溶解した後、DBU(23mg、0.15mmol)を添加した。70℃で7時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、シリカコラムクロマトグラフィにより精製した。n−ヘキサン:酢酸エチル(2:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物36mg(94%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.30(s、4H)、3.77(s、4H)、4.15(s、3H)、6.90−6.97(m、3H)、7.28−7.45(m、4H)、7.75−7.76(m、1H)
【0143】
(実施例107)1−[(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物107)
エチルN−(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例106と同様の方法により反応させ、標記化合物(92%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.17(s、4H)、3.82(s、4H)、3.89(s、3H)、4.15(s、3H)、6.89−6.97(m、3H)、7.06(m、1H)、7.45(m、1H)、7.75(s、2H)
【0144】
(実施例108)1−[(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物108)
エチルN−(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例106と同様の方法により反応させ、標記化合物(85%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.14−3.16(m、4H)、3.76−3.80(m、7H)、4.14(s、3H)、6.46−6.58(m、3H)、7.14−7.44(m、3H)、7.62−7.74(m、2H)
【0145】
(実施例109)1−[(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物109)
エチルN−(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(4−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例106と同様の方法により反応させ、標記化合物(90%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 3.17(s、4H)、3.78(s、7H)、4.15(m、3H)、6.85−6.96(m、4H)、7.29−7.49(m、2H)、7.74−7.77(m、2H)
【0146】
(実施例110)1−[(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペラジン(化合物110)
エチルN−(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペラジンを実施例106と同様の方法により反応させ、標記化合物(91%)を得た。MS(ESI)m/z458(M+1)
【0147】
(実施例111)1−[(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピペラジン(化合物111)
エチルN−(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピペラジンを実施例106と同様の方法により反応させ、標記化合物(83%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.24(s、4H)、3.81−3.86(m、12H)、4.15(s、3H)、6.21(s、2H)、7.36−7.45(m、1H)、7.27(s、1H)、7.36−7.45(m、1H)、7.64−7.75(m、2H)
【0148】
(実施例112)1−[(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−メチルフェニル)ピペラジン(化合物112)
エチルN−(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−メチルフェニル)ピペラジンを実施例106と同様の方法により反応させ、標記化合物(89%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.35(s、3H)、3.01(s、4H)、3.76(s、4H)、4.14(s、3H)、7.03−7.52(m、6H)、7.68−7.77(m、2H)
【0149】
(実施例113)1−[(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メチルフェニル)ピペラジン(化合物113)
エチルN−(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3−メチルフェニル)ピペラジンを実施例106と同様の方法により反応させ、標記化合物(97%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.27−3.30(m、4H)、3.74−3.77(m、4H)、4.15(s、3H)、6.75−6.78(m、3H)、7.11−7.45(m、3H)、7.74−7.76(m、2H)
【0150】
(実施例114)1−[(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2,6−ジメチルフェニル)ピペラジン(化合物114)
エチルN−(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2,6−ジメチルフェニル)ピペラジンを実施例106と同様の方法により反応させ、標記化合物(90%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.36(s、3H)、3.14(s、4H)、3.70(s、4H)、4.15(s、3H)、6.95−7.01(m、3H)、7.26−7.46(m、3H)、7.61−7.81(m、2H)
【0151】
(実施例115)1−[(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3,5−ジメチルフェニル)ピペラジン(化合物115)
エチルN−(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3,5−ジメチルフェニル)ピペラジンを実施例106と同様の方法により反応させ、標記化合物(85%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.29(s、6H)、3.25−3.29(m、4H)、3.73−3.76(m、4H)、4.15(s、3H)、6.59(s、3H)、7.30−7.49(m、3H)、7.74−7.77(m、1H)
【0152】
(実施例116)1−[(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3−トリフルオロトリル)ピペラジン(化合物116)
エチルN−(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3−トリフルオロトリル)ピペラジンを実施例106と同様の方法により反応させ、標記化合物(81%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.37−3.38(m、4H)、3.77−3.80(m、4H)、4.16(s、3H)、7.08−7.45(m、6H)、7.73−7.76(m、2H)
【0153】
(実施例117)1−[(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−フルオロフェニル)ピペラジン(化合物117)
エチルN−(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−フルオロフェニル)ピペラジンを実施例106と同様の方法により反応させ、標記化合物(93%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.18(s、4H)、3.78(s、4H)、4.14(s、3H)、6.94−7.11(m、4H)、7.35−7.45(m、2H)、7.74−7.77(m、2H)
【0154】
(実施例118)1−[(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン(化合物118)
エチルN−(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(4−フルオロフェニル)ピペラジンを実施例106と同様の方法により反応させ、標記化合物(88%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.19−3.22(m、4H)、3.75−3.78(m、4H)、4.16(s、3H)、6.89−6.93(m、4H)、7.29−7.46(m、2H)、7.74−7.76(m、1H)
【0155】
(実施例119)1−[(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−クロロフェニル)ピペラジン(化合物119)
エチルN−(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−クロロフェニル)ピペラジンを実施例106と同様の方法により反応させ、標記化合物(91%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.15(s、4H)、3.79(s、4H)、4.15(s、3H)、6.99−7.06(m、2H)、7.23−7.45(m、4H)、7.74−7.79(m、2H)
【0156】
(実施例120)1−[(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3−クロロフェニル)ピペラジン(化合物119)
エチルN−(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3−クロロフェニル)ピペラジンを実施例106と同様の方法により反応させ、標記化合物(86%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.30(s、4H)、3.76(s、4H)、4.15(s、3H)、6.79−6.90(m、3H)、7.15−7.45(m、3H)、7.62−7.75(m、2H)
【0157】
(実施例121)1−[(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(4−クロロフェニル)ピペラジン(化合物121)
エチルN−(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(4−クロロフェニル)ピペラジンを実施例106と同様の方法により反応させ、標記化合物(94%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.25(s、4H)、3.76(s、4H)、4.15(s、3H)、6.86(d、J=9.0Hz、2H)、7.22−7.45(m、4H)、7.72−7.75(m、2H)
【0158】
(実施例122)1−[(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−シアノフェニル)ピペラジン(化合物122)
エチルN−(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−シアノフェニル)ピペラジンを実施例106と同様の方法により反応させ、標記化合物(89%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.30(s、4H)、3.84(s、3H)、4.14(s、3H)、7.02−7.10(m、2H)、7.35−7.89(m、6H)
【0159】
(実施例123)1−[(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(4−アセトフェニル)ピペラジン(化合物123)
エチルN−(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(4−アセトフェニル)ピペラジンを実施例106と同様の方法により反応させ、標記化合物(81%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.54(s、3H)、3.50(s、4H)、3.79(s、4H)、4.15(s、3H)、6.89(d、J=9.0Hz、2H)、7.31−7.50(m、2H)、7.65−7.75(m、2H)、7.90(d、J=8.7Hz、2H)
【0160】
(実施例124)1−[(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(4−ニトロフェニル)ピペラジン(化合物124)
エチルN−(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(4−ニトロフェニル)ピペラジンを実施例106と同様の方法により反応させ、標記化合物(96%)を得た。1H NMR(300MHz、DMSO−d6):δ 3.57−3.65(m、8H)、4.17(s、3H)、7.05(d、J=9.5Hz、2H)、7.55(dd、J=8.9及び2.2Hz、1H)、7.74−7.79(m、2H)、8.08(d、J=9.4Hz、2H)、9.40(s、1H)
【0161】
(実施例125)1−[(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−ピリジル)ピペラジン(化合物125)
エチルN−(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−ピリジル)ピペラジンを実施例106と同様の方法により反応させ、標記化合物(87%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.73(m、8H)、4.15(s、3H)、6.68(d、J=8.4Hz、2H)、7.11−7.76(m、5H)、8.21(dd、J=3.6及び0.6Hz、1H)
【0162】
(実施例126)1−[(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−ピリミジル)ピペラジン(化合物126)
エチルN−(6−クロロ−3−メトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−ピリミジル)ピペラジンを実施例106と同様の方法により反応させ、標記化合物(90%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.69−3.73(m、4H)、3.98(s、4H)、4.16(s、3H)、6.54−6.55(m、1H)、7.28−7.49(m、1H)、7.63−7.75(m、2H)、8.33(d、J=4.8Hz、2H)
【0163】
(実施例127)1−[(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−フェニルピペラジン(化合物127)
a)2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)−3−メトキシキノキサリン
2−クロロ−3−メトキシ−6−メチルキノキサリン(3.05g、14.6mmol)をジメチルスルホキシド40mlに溶解した後、2,4−ジメトキシベンジルアミン(9.77g、58.4mmol)を室温で添加した。60℃で45時間攪拌した後、水を更に加えた後、酢酸エチルで抽出し、有機膜を水で洗浄してMgSO4で乾燥した。減圧下で濃縮した後、粗製生物をシリカコラムクロマトグラフィにより精製し、n−ヘキサン:酢酸エチル(13:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物4.48g(90%)を得た。
【0164】
b)2−アミノ−3−メトキシ−6−メチルキノキサリン
室温で2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)−3−メトキシ−6−メチルキノキサリン(4.48g、13.2mmol)に50%トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン混合溶液30mlを添加した。室温で18時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、飽和重炭酸ナトリウム溶液で中和した。食塩水を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機膜をMgSO4で乾燥した。減圧下で濃縮した後、粗製生物をシリカコラムクロマトグラフィにより精製し、n−ヘキサン:酢酸エチル(3:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物2.01g(81%)を得た。
【0165】
c)エチルN−(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)カルバメート
室温で2−アミノ−3−メトキシ−6−メチルキノキサリン(1.15g、6.08mmol)とクロロ蟻酸エチル(1.32g、12.2mmol)をジクロロメタン30mlに溶解した後、ピリジン(0.96g、12.2mmol)を添加した。室温で24時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、シリカコラムクロマトグラフィにより精製した。n−ヘキサン:酢酸エチル(3:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物1.59g(100%)を得た。
【0166】
d)1−[(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−フェニルピペラジン
室温でエチルN−(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)カルバメート(30mg、0.10mmol)と1−フェニルピペラジン(24mg、0.15mmol)をテトラヒドロフラン2mlに溶解した後、DBU(23mg、0.15mmol)を添加した。70℃で7時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、シリカコラムクロマトグラフィにより精製した。n−ヘキサン:酢酸エチル(2:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物34mg(90%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.43(s、3H)、3.22−3.29(m、4H)、3.73−3.87(m、4H)、4.13(s、3H)、6.87−7.74(m、9H)
【0167】
(実施例128)1−[(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物128)
エチルN−(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例127と同様の方法により反応させ、標記化合物(90%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.49(s、3H)、3.09−3.18(m、4H)、3.77−3.82(m、4H)、3.88(s、3H)、4.13(s、3H)、6.87−7.80(m、8H)
【0168】
(実施例129)1−[(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物129)
エチルN−(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例127と同様の方法により反応させ、標記化合物(89%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.49(s、3H)、3.19−3.32(m、4H)、3.61−3.90(m、4H)、3.79(s、3H)、4.17(s、3H)、6.44−6.58(m、4H)、7.00−7.65(m、3H)、7.72(d、J=8.2Hz、1H)
【0169】
(実施例130)1−[(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物130)
エチルN−(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(4−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例127と同様の方法により反応させ、標記化合物(96%)を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):δ 2.50(s、3H)、3.15−3.17(m、4H)、3.68−3.78(m、4H)、3.78(s、3H)、4.14(s、3H)、6.84−7.75(m、8H)
【0170】
(実施例131)1−[(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペラジン(化合物131)
エチルN−(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペラジンを実施例127と同様の方法により反応させ、標記化合物(88%)を得た。MS(ESI)m/z438(M+1)
【0171】
(実施例132)1−[(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピペラジン(化合物132)
エチルN−(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピペラジンを実施例127と同様の方法により反応させ、標記化合物(91%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.49(s、3H)、3.16−3.23(m、4H)、3.71−3.95(m、4H)、3.80(s、3H)、3.86(s、6H)、4.13(s、3H)、6.19(s、2H)、7.08−7.62(m、3H)、7.72(d、J=8.6Hz、1H)
【0172】
(実施例133)1−[(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−メチルフェニル)ピペラジン(化合物133)
エチルN−(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−メチルフェニル)ピペラジンを実施例127と同様の方法により反応させ、標記化合物(84%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.35(s、3H)、2.50(s、3H)、2.89−3.09(m、4H)、3.68−3.88(m、4H)、4.14(s、3H)、6.99−7.78(m、7H)、7.76(d、J=8.0Hz、1H)
【0173】
(実施例134)1−[(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メチルフェニル)ピペラジン(化合物134)
エチルN−(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3−メチルフェニル)ピペラジンを実施例127と同様の方法により反応させ、標記化合物(91%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.33(s、3H)、2.46(s、3H)、3.21−3.28(m、4H)、3.72−3.86(m、4H)、4.13(s、3H)、6.74−6.78(m、4H)、7.00−8.01(m、4H)
【0174】
(実施例135)1−[(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2,6−ジメチルフェニル)ピペラジン(化合物135)
エチルN−(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2,6−ジメチルフェニル)ピペラジンを実施例127と同様の方法により反応させ、標記化合物(91%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.33(s、3H)、2.46(s、3H)、3.21−3.28(m、4H)、3.72−3.86(m、4H)、4.13(s、3H)、6.74−6.78(m、4H)、7.00−8.01(m、4H)
【0175】
(実施例136)1−[(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3,5−ジメチルフェニル)ピペラジン(化合物136)
エチルN−(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3,5−ジメチルフェニル)ピペラジンを実施例127と同様の方法により反応させ、標記化合物(95%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.29(s、6H)、2.50(s、3H)、3.18−3.29(m、4H)、3.73−3.80(m、4H)、4.12(s、3H)、6.58(s、3H)、7.31(d、J=8.4Hz、1H)、7.43(s、1H)、7.55(s、1H)、7.72(d、J=8.4Hz、1H)
【0176】
(実施例137)1−[(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3−トリフルオロトリル)ピペラジン(化合物137)
エチルN−(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3−トリメチルフェニル)ピペラジンを実施例127と同様の方法により反応させ、標記化合物(87%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.49(s、3H)、3.27−3.35(m、4H)、3.69−3.89(m、4H)、4.13(s、3H)、7.07−7.60(m、7H)、7.71(d、J=8.2Hz、1H)
【0177】
(実施例138)1−[(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−フルオロフェニル)ピペラジン(化合物138)
エチルN−(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−フルオロフェニル)ピペラジンを実施例127と同様の方法により反応させ、標記化合物(98%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.49(s、3H)、3.11−3.18(m、4H)、3.77−3.86(m、4H)、4.12(s、3H)、6.95−7.61(m、7H)、7.73(d、J=8.6Hz、1H)
【0178】
(実施例139)1−[(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン(化合物138)
エチルN−(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(4−フルオロフェニル)ピペラジンを実施例127と同様の方法により反応させ、標記化合物(90%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.47(s、3H)、3.07−3.17(m、4H)、3.77−3.87(m、4H)、4.13(s、3H)、6.87−8.01(m、8H)
【0179】
(実施例140)1−[(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−クロロフェニル)ピペラジン(化合物140)
エチルN−(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−クロロフェニル)ピペラジンを実施例127と同様の方法により反応させ、標記化合物(85%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.49(s、3H)、3.08−3.17(m、4H)、3.73−3.86(m、4H)、4.13(s、3H)、7.00−7.65(m、7H)、7.74(d、J=8.0Hz、1H)
【0180】
(実施例141)1−[(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3−クロロフェニル)ピペラジン(化合物140)
エチルN−(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3−クロロフェニル)ピペラジンを実施例127と同様の方法により反応させ、標記化合物(87%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.46(s、3H)、3.19−3.33(m、4H)、3.72−3.77(m、4H)、4.13(s、3H)、6.79−7.66(m、7H)、7.71(d、J=8.6Hz、1H)
【0181】
(実施例142)1−[(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(4−クロロフェニル)ピペラジン(化合物142)
エチルN−(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(4−クロロフェニル)ピペラジンを実施例127と同様の方法により反応させ、標記化合物(91%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.50(s、3H)、3.18−3.28(m、4H)、3.73−3.78(m、4H)、4.14(s、3H)、6.86(dd、J=12.2Hz、2H)、7.00−7.60(m、5H)、7.71(d、J=8.2Hz、1H)
【0182】
(実施例143)1−[(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−シアノフェニル)ピペラジン(化合物140)
エチルN−(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−シアノフェニル)ピペラジンを実施例127と同様の方法により反応させ、標記化合物(93%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.47(s、3H)、3.20−3.28(m、4H)、3.76−3.96(m、4H)、4.14(s、3H)、7.02−7.13(m、3H)、7.28(s、1H)、7.49−4.63(m、4H)
【0183】
(実施例144)1−[(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(4−アセトフェニル)ピペラジン(化合物144)
エチルN−(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(4−アセトフェニル)ピペラジンを実施例127と同様の方法により反応させ、標記化合物(97%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.17(s、3H)、2.54(s、3H)、3.39−3.58(m、4H)、3.71−3.90(m、4H)、4.14(s、3H)、6.89(d、J=6.4Hz、2H)、7.21−7.54(m、4H)、7.90(d、J=6.4Hz、2H)
【0184】
(実施例145)1−[(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(4−ニトロフェニル)ピペラジン(化合物145)
エチルN−(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(4−ニトロフェニル)ピペラジンを実施例127と同様の方法により反応させ、標記化合物(89%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.45(s、3H)、3.45−3.60(m、4H)、3.76−3.88(m、4H)、4.09(s、3H)、6.85(d、J=6.2Hz、2H)、7.03−7.68(m、4H)、8.16(d、J=6.0Hz、2H)
【0185】
(実施例146)1−[(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−ピリジル)ピペラジン(化合物146)
エチルN−(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−ピリジル)ピペラジンを実施例127と同様の方法により反応させ、標記化合物(88%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.49(s、3H)、3.61−3.71(m、8H)、4.12(s、3H)、6.66(d、J=8Hz、2H)、7.07−7.74(m、5H)、8.20(dd、J=5.4、1.8Hz、1H)
【0186】
(実施例147)1−[(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−ピリミジル)ピペラジン(化合物147)
エチルN−(3−メトキシ−6−メチルキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−ピリミジル)ピペラジンを実施例127と同様の方法により反応させ、標記化合物(79%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.45(s、3H)、3.60−3.80(m、4H)、3.80−4.05(m、4H)、4.13(s、3H)、6.52(t、J=4.5Hz、1H)、7.00−7.69(m、4H)、8.32(d、J=4.5Hz、2H)
【0187】
(実施例148)1−[(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−フェニルピペラジン(化合物148)
a)3,6−ジメトキシ−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)キノキサリン
2−クロロ−3,6−ジメトキシキノキサリン(3.87g、17.2mmol)をジメチルスルホキシド70mlに溶解した後、2,4−ジメトキシベンジルアミン(6.07g、36.3mmol)を室温で添加した。60℃で118時間攪拌した後、水を更に加えた後、酢酸エチルで抽出し、有機膜を水で洗浄してMgSO4で乾燥した。減圧下で濃縮した後、粗製生物をシリカコラムクロマトグラフィにより精製し、n−ヘキサン:酢酸エチル(6:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物4.69g(77%)を得た。
【0188】
b)2−アミノ−3,6−ジメトキシキノキサリン
室温で3,6−ジメトキシ−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)キノキサリン(4.45g、12.8mmol)に50%トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン混合溶液70mlを添加した。室温で18時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、飽和重炭酸ナトリウム溶液で中和した。食塩水を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機膜をMgSO4で乾燥した。減圧下で濃縮した後、粗製生物をシリカコラムクロマトグラフィにより精製し、n−ヘキサン:酢酸エチルの混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物2.50g(95%)を得た。
【0189】
c)エチルN−(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)カルバメート
室温で3−アミノ−2,6−ジメトキシキノキサリン(616mg、3.00mmol)とクロロ蟻酸エチル(391mg、3.60mmol)をジクロロメタン50mlに溶解した後、ピリジン(285g、3.60mmol)を添加した。室温で24時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、シリカコラムクロマトグラフィにより精製した。n−ヘキサン:酢酸エチル(3:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物782mg(94%)を得た。
【0190】
d)1−[(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−フェニルピペラジン
室温でエチルN−(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)カルバメート(28mg、0.10mmol)と1−フェニルピペラジン(24mg、0.15mmol)をテトラヒドロフラン2mlに溶解した後、DBU(23mg、0.15mmol)を添加した。70℃で7時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、シリカコラムクロマトグラフィにより精製した。n−ヘキサン:酢酸エチル(2:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物36mg(91%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.27(s、4H)、3.76(s、4H)、3.89(s、3H)、4.12(s、3H)、6.87−6.96(m、3H)、7.13(s、2H)、7.29−7.31(m、2H)、7.72−7.75(s、1H)
【0191】
(実施例149)1−[(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物149)
エチルN−(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例148と同様の方法により反応させ、標記化合物(84%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.13−3.16(m、4H)、3.66−3.78(m、4H)、3.88(s、3H)、3.90(s、3H)、4.12(s、3H)、6.87−7.14(m、7H)、7.76(d、J=5.1Hz、1H)
【0192】
(実施例150)1−[(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物150)
エチルN−(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例148と同様の方法により反応させ、標記化合物(90%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.27(s、4H)、3.75(s、4H)、3.79(s、3H0,3.89(s、3H)、4.12(s、3H)、6.44−6.57(m、3H)、7.14−7.22(m、4H)、7.72−7.75(m、1H)
【0193】
(実施例151)1−[(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物151)
エチルN−(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(4−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例148と同様の方法により反応させ、標記化合物(87%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.12−3.15(m、4H)、3.74−3.76(m、7H)、3.89(s、3H)、4.11(s、3H)、6.83−6.93(m、4H)、7.12−7.13(m、2H)、7.33(s、1H)、7.72−7.75(m、1H)
【0194】
(実施例152)1−[(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペラジン(化合物152)
エチルN−(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペラジンを実施例148と同様の方法により反応させ、標記化合物(86%)を得た。MS(ESI)m/z454(M+1)
【0195】
(実施例153)1−[(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピペラジン(化合物153)
エチルN−(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ピペラジンを実施例148と同様の方法により反応させ、標記化合物(92%)を得た。
【0196】
(実施例154)1−[(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−メチルフェニル)ピペラジン(化合物154)
エチルN−(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−メチルフェニル)ピペラジンを実施例148と同様の方法により反応させ、標記化合物(93%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.35(s、3H)、2.99−3.02(m、4H)、3.73−3.76(m、4H)、3.91(s、3H)、4.15(s、3H)、7.00−7.22(m、7H)、7.76−7.79(m、1H)
【0197】
(実施例155)1−[(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メチルフェニル)ピペラジン(化合物155)
エチルN−(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3−メチルフェニル)ピペラジンを実施例148と同様の方法により反応させ、標記化合物(86%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.33(s、3H)、3.26−3.29(m、4H)、3.73−3.77(m、4H)、3.90(s、3H)、4.13(s、3H)、6.73−6.77(m、3H)、7.13−7.22(m、4H)、7.74(d、J=9.8Hz、1H)
【0198】
(実施例156)1−[(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2,6−ジメチルフェニル)ピペラジン(化合物156)
エチルN−(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2,6−ジメチルフェニル)ピペラジンを実施例148と同様の方法により反応させ、標記化合物(91%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.36(s、6H)、3.17−3.21(m、4H)、3.68−3.71(m、4H)、3.91(s、3H)、4.14(s、3H)、6.95−7.03(m、3H)、7.14−7.21(m、3H)、7.77−7.80(m、1H)
【0199】
(実施例157)1−[(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3,5−ジメチルフェニル)ピペラジン(化合物157)
エチルN−(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3,5−ジメチルフェニル)ピペラジンを実施例148と同様の方法により反応させ、標記化合物(90%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.29(s、6H)、3.26(s、4H)、3.75(s、4H)、3.90(s、3H)、4.14(s、3H)、6.59(s、3H)、6.99−7.20(m、3H)、7.73−7.75(m、1H)
【0200】
(実施例158)1−[(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3−トリフルオロトリル)ピペラジン(化合物158)
エチルN−(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3−トリフルオロトリル)ピペラジンを実施例148と同様の方法により反応させ、標記化合物(83%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.28−3.34(m、4H)、3.75−3.78(m、4H)、3.90(s、3H)、4.13(s、3H)、7.06−7.14(m、5H)、7.28−7.40(m、2H)、7.73(d、J=9.9Hz、1H)
【0201】
(実施例159)1−[(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−フルオロフェニル)ピペラジン(化合物159)
エチルN−(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−フルオロフェニル)ピペラジンを実施例148と同様の方法により反応させ、標記化合物(95%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.18(s、4H)、3.66(s、4H)、3.78(s、3H)、4.15(s、3H)、6.94−7.27(m、7H)、7.73−7.87(m、1H)
【0202】
(実施例160)1−[(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン(化合物160)
エチルN−(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(4−フルオロフェニル)ピペラジンを実施例148と同様の方法により反応させ、標記化合物(92%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.17(s、4H)、3.75(s、4H)、3.89(s、3H)、4.12(s、3H)、6.86−7.01(m、4H)、7.13(s、2H)、7.32(s、1H)、7.72−7.74(m、1H)
【0203】
(実施例161)1−[(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−クロロフェニル)ピペラジン(化合物161)
エチルN−(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−クロロフェニル)ピペラジンを実施例148と同様の方法により反応させ、標記化合物(89%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.13(s、4H)、3.78(s、3H)、3.90(s、3H)、4.12(s、3H)、6.98−7.37(m、7H)、7.76(d、J=9.9Hz、1H)
【0204】
(実施例162)1−[(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(3−クロロフェニル)ピペラジン(化合物162)
エチルN−(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(3−クロロフェニル)ピペラジンを実施例148と同様の方法により反応させ、標記化合物(85%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.29(s、4H)、3.74(s、4H)、3.90(s、3H)、4.13(s、4H)、6.78−6.89(m、3H)、7.15−7.27(m、4H)、7.73(d、J=9.7Hz、1H)
【0205】
(実施例163)1−[(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(4−クロロフェニル)ピペラジン(化合物154)
エチルN−(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(4−クロロフェニル)ピペラジンを実施例148と同様の方法により反応させ、標記化合物(93%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.23(s、4H)、3.75(s、4H)、3.90(s、3H)、4.13(s、3H)、6.85(d、J=9.0Hz、2H)、7.14(s、2H)、7.20−7.25(m、3H)、7.71−7.74(m、1H)
【0206】
(実施例164)1−[(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−シアノフェニル)ピペラジン(化合物164)
エチルN−(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−シアノフェニル)ピペラジンを実施例148と同様の方法により反応させ、標記化合物(97%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.46(s、3H)、3.28(s、4H)、3.86(s、3H)、4.08−4.19(m、4H)、7.01−7.08(m、3H)、7.17−7.37(m、1H)、7.49−7.61(m、4H)
【0207】
(実施例165)1−[(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(4−アセチルフェニル)ピペラジン(化合物165)
エチルN−(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(4−アセチルフェニル)ピペラジンを実施例148と同様の方法により反応させ、標記化合物(93%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.53(s、3H)、3.48(s、4H)、3.77(s、4H)、3.90(s、3H)、4.13(s、3H)、6.86(d、J=8.7Hz、2H)、7.14−7.28(m、3H)、7.72(d、J=8.4Hz、1H)、7.89(d、J=9.0Hz、2H)
【0208】
(実施例166)1−[(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(4−ニトロフェニル)ピペラジン(化合物166)
エチルN−(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(4−ニトロフェニル)ピペラジンを実施例148と同様の方法により反応させ、標記化合物(94%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.57−3.65(m、8H)、3.90(s、3H)、4.01(s、3H)、7.06(d、J=9.4Hz、2H)、7.18−7.22(m、2H)、7.69(d、J=8.6Hz,2H)、8.09(d、J=9.4Hz、2H)、9.20(s、1H)
【0209】
(実施例167)1−[(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−ピリジル)ピペラジン(化合物167)
エチルN−(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(4−ピリジル)ピペラジンを実施例148と同様の方法により反応させ、標記化合物(94%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.73(m、8H)、3.91(s、3H)、4.15(s、3H)、6.66−6.70(m、2H)、7.13−7.20(m、3H)、7.50−7.56(m、1H)、7.66(d、J=9.0Hz、1H)、8.21(dd、J=5.1及び1.5Hz、1H)
【0210】
(実施例168)1−[(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)アミノカルボニル]−4−(2−ピリミジル)ピペラジン(化合物168)
エチルN−(3,6−ジメトキシキノキサリン−2−イル)カルバメートと1−(2−ピリミジル)ピペラジンを実施例148と同様の方法により反応させ、標記化合物(86%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.67−3.70(m、4H)、3.90(s、3H)、3.95−3.97(m、4H)、4.13(s、3H)、6.53(t、J=4.8Hz、1H)、7.11−7.23(m、4H)、7.30(d、J=9.3Hz、1H)、8.33(d、J=4.8Hz、2H)
【0211】
(実施例169)1−[(6,7−ジフルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物169)
a)2−アミノ−6,7−ジフルオロ−3−メトキシキノキサリン
2−アミノ−3−クロロ−6,7−ジフルオロキノキサリン(610mg、2.83mmol)をテトラヒドロフラン40mlに溶解した後、25重量%メトキシ酸ナトリウム/メタノール溶液(6.12g、28.3mmol)を室温で添加し、1.5時間攪拌した。この混合液に減圧下で濃縮し、溶媒を除去した後、ジクロロメタンで抽出し、有機膜を水で洗浄してMgSO4で乾燥した。減圧下で濃縮した後、粗製生物をシリカコラムクロマトグラフィにより精製し、n−ヘキサン:酢酸エチル(2:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物570mg(95%)を得た。
【0212】
b)エチルN−(6,7−ジフルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメート
室温で2−アミノ−6,7−ジフルオロ−3−メトキシキノキサリン(550mg、2.60mmol)とクロロ蟻酸エチル(564mg、5.20mmol)をジクロロメタン50mlに溶解した後、ピリジン(411mg、5.20mmol)を添加した。室温で13時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、シリカコラムクロマトグラフィにより精製した。n−ヘキサン:酢酸エチル(3:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物440mg(60%)を得た。
【0213】
c)1−[(6,7−ジフルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メトキシフェニル)ピペラジン
室温でエチルN−(6,7−ジフルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメート(25mg、0.088mmol)と1−(3−メトキシフェニル)ピペラジン(35mg、0.18mmol)をテトラヒドロフラン2mlに溶解した後、DBU(28mg、0.18mmol)を添加した。70℃で7時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、シリカコラムクロマトグラフィにより精製した。n−ヘキサン:酢酸エチル(1:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物29mg(76%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.28−3.30(m、4H)、3.76−3.77(m、4H)、3.81(s、3H)、4.12(s、3H)、6.48−6.49(m、2H)、6.56−6.58(m、1H)、7.20−7.23(m、1H)、7.29−7.30(m、1H)、7.50−7.53(m、1H)、7.60−7.62(m、1H)
【0214】
(実施例170)1−[(6,7−ジフルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペラジン(化合物170)
エチルN−(6,7−ジフルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペラジンを実施例169と同様の方法により反応させ、標記化合物(70%)を得た。MS(ESI)m/z460([M+H]+
【0215】
(実施例171)1−[(6,7−ジフルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メチルフェニル)ピペラジン(化合物171)
エチルN−(6,7−ジフルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−メチルフェニル)ピペラジンを実施例169と同様の方法により反応させ、標記化合物(66%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.34(s、3H)、3.27−3.29(m、4H)、3.75−3.77(m、4H)、4.15(s、3H)、6.75−6.78(m、4H)、7.18−7.21(m、1H)、7.49−7.53(m、1H)、7.58−7.62(m、1H)
【0216】
(実施例172)1−[(6,7−ジフルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3,5−ジメチルフェニル)ピペラジン(化合物172)
エチルN−(6,7−ジフルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3,5−ジメチルフェニル)ピペラジンを実施例169と同様の方法により反応させ、標記化合物(70%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.30(s、6H)、3.26−3.28(m、4H)、3.74−3.76(m、4H)、4.15(s、3H)、6.59(s、3H)、7.29(s、1H)、7.49−7.53(m、1H)、7.52−7.62(m、1H)
【0217】
(実施例173)1−[(6,7−ジフルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−トリフルオロトリル)ピペラジン(化合物173)
エチルN−(6,7−ジフルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−トリフルオロトリル)ピペラジンを実施例169と同様の方法により反応させ、標記化合物(59%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.33−3.35(m、4H)、3.70−3.80(m、4H)、4.15(s、3H)、7.09−7.11(m、1H)、7.14−7.16(m、2H)、7.26(s、1H)、7.38−7.41(m、1H)、7.49−7.52(m、1H)、7.54(br s、1H)
【0218】
(実施例174)1−[(6,7−ジフルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−クロロフェニル)ピペラジン(化合物174)
エチルN−(6,7−ジフルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−クロロフェニル)ピペラジンを実施例169と同様の方法により反応させ、標記化合物(67%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.30(m、4H)、3.76(m、4H)、4.15(s、3H)、6.80−6.82(m、1H)、6.87−6.91(m、2H)、7.19−7.22(m、1H)、7.29(br s、1H)、7.49−7.51(m、1H)、7.60(br s、1H)
【0219】
(実施例175)1−[(6,7−ジフルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−ブロモフェニル)ピペラジン(化合物175)
エチルN−(6,7−ジフルオロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−ブロモフェニル)ピペラジンを実施例169と同様の方法により反応させ、標記化合物(58%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.30(m、4H)、3.76(m、4H)、4.15(s、3H)、6.85−6.87(m、1H)、7.02−7.03(m、2H)、7.06−7.07(m、1H)、7.13−7.16(m、1H)、7.30(br s、1H)、7.51−7.53(m、1H)、7.60(br s、1H)
【0220】
(実施例176)1−[(6,7−ジクロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物176)
a)2−アミノ−6,7−ジクロロ−3−メトキシキノキサリン
2−アミノ−3,6,7−トリクロロキノキサリン(1.54g、6.20mmol)をテトラヒドロフラン40mlに溶解した後、25重量%メトキシ酸ナトリウム/メタノール溶液(2.01g、9.30mmol)を室温で添加し、1時間攪拌した。この混合液に減圧下で濃縮し、溶媒を除去した後、ジクロロメタンで抽出し、有機膜を水で洗浄してMgSO4で乾燥した。減圧下で濃縮した後、粗製生物をシリカコラムクロマトグラフィにより精製し、n−ヘキサン:酢酸エチル(2:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物1.21g(80%)を得た。
【0221】
b)エチルN−(6,7−ジクロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメート
室温で2−アミノ−6,7−ジクロロ−3−メトキシキノキサリン(1.16g、4.75mmol)とクロロ蟻酸エチル(1.03g、9.50mmol)をジクロロメタン50mlに溶解した後、ピリジン(751mg、9.50mmol)を添加した。室温で24時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、シリカコラムクロマトグラフィにより精製した。n−ヘキサン:酢酸エチル(2:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物1.29g(86%)を得た。
【0222】
c)1−[(6,7−ジクロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メトキシフェニル)ピペラジン
室温でエチルN−(6,7−ジクロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメート(28mg、0.089mmol)と1−(3−メトキシフェニル)ピペラジン(35mg、0.18mmol)をテトラヒドロフラン2mlに溶解した後、DBU(27mg、0.18mmol)を添加した。70℃で7時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、シリカコラムクロマトグラフィにより精製した。n−ヘキサン:酢酸エチル(1:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物27mg(66%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.28−3.30(m、4H)、3.74−3.76(m、4H)、3.81(s、3H)、4.19(s、3H)、6.47−6.49(m、3H)、6.53−6.57(m、1H)、7.30(br s、1H)、7.85(s、1H)、7.92(s、1H)
【0223】
(実施例177)1−[(6,7−ジクロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペラジン(化合物177)
エチルN−(6,7−ジクロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペラジンを実施例176と同様の方法により反応させ、標記化合物(68%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.28−3.30(m、4H)、3.74−3.76(m、4H)、3.81(s、3H)、4.19(s、3H)、6.47−6.49(m、3H)、6.53−6.57(m、1H)、7.30(br s、1H)、7.85(s、1H)、7.92(s、1H)
【0224】
(実施例178)1−[(6,7−ジクロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メチルフェニル)ピペラジン(化合物178)
エチルN−(6,7−ジクロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−メチルフェニル)ピペラジンを実施例176と同様の方法により反応させ、標記化合物(71%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.34(s、3H)、3.18−3.21(m、4H)、3.75−3.79(m、4H)、4.14(s、3H)、6.75−6.78(m、4H)、7.32(br s、1H)、7.85(s、1H)、7.92(s、1H)
【0225】
(実施例179)1−[(6,7−ジクロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3,5−ジメチルフェニル)ピペラジン(化合物179)
エチルN−(6,7−ジクロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3,5−ジメチルフェニル)ピペラジンを実施例176と同様の方法により反応させ、標記化合物(55%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.30(s、6H)、3.16−3.21(m、4H)、3.75−3.79(m、4H)、4.15(s、3H)、6.52−6.59(m、3H)、7.31(br s、1H)、7.85(s、1H)、7.92(s、1H)
【0226】
(実施例180)1−[(6,7−ジクロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−トリフルオロトリル)ピペラジン(化合物180)
エチルN−(6,7−ジクロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−トリフルオロトリル)ピペラジンを実施例176と同様の方法により反応させ、標記化合物(61%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.32−3.35(m、4H)、3.77(m、4H)、4.16(s、3H)、7.05−7.16(m、3H)、7.30(br s、1H)、7.33−7.39(m、1H)、7.86(s、1H)、7.91(s、1H)
【0227】
(実施例181)1−[(6,7−ジクロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−クロロフェニル)ピペラジン(化合物181)
エチルN−(6,7−ジクロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−クロロフェニル)ピペラジンを実施例176と同様の方法により反応させ、標記化合物(61%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.31−3.30(m、4H)、3.75−3.76(m、4H)、4.15(s、3H)、6.80−6.82(m、1H)、7.18−7.23(m、1H)、7.32(br s、1H)、7.85(s、1H)、7.91(s、1H)
【0228】
(実施例182)1−[(6,7−ジクロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−ブロモフェニル)ピペラジン(化合物182)
エチルN−(6,7−ジクロロ−2−メトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−ブロモフェニル)ピペラジンを実施例176と同様の方法により反応させ、標記化合物(72%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.29−3.31(m、4H)、3.74−3.76(m、4H)、4.16(s、3H)、6.85−6.87(m、1H)、7.02−7.04(m、1H)、7.06−7.07(m、1H)、7.13−7.15(m、1H)、7.32(br s、1H)、7.86(br s、1H)、7.;91(br s、1H)
【0229】
(実施例183)1−[(2−メトキシ−6,7−ジメチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物183)
a)2−アミノ−3−メトキシ−6,7−ジメチルキノキサリン
2−アミノ−3−クロロ−6,7−ジメトキシキノキサリン(2.59g、12.5mmol)をテトラヒドロフラン40mlに溶解した後、25重量%メトキシ酸ナトリウム/メタノール溶液(4.05g、18.7mmol)を室温で添加し、1時間攪拌した。この混合液に減圧下で濃縮し、溶媒を除去した後、ジクロロメタンで抽出し、有機膜を水で洗浄してMgSO4で乾燥した。減圧下で濃縮した後、粗製生物をシリカコラムクロマトグラフィにより精製し、n−ヘキサン:酢酸エチル(2:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物2.38g(94%)を得た。
【0230】
b)エチルN−(2−メトキシ−6,7−ジメチルキノキサリン−3−イル)カルバメート
室温で2−アミノ−3−メトキシ−6,7−ジメチルキノキサリン(2.34g、11.5mmol)とクロロ蟻酸エチル(2.50g、23.0mmol)をジクロロメタン50mlに溶解した後、ピリジン(1.82g、23.0mmol)を添加した。室温で12時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、シリカコラムクロマトグラフィにより精製した。n−ヘキサン:酢酸エチル(3:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物2.65g(84%)を得た。
【0231】
c)1−[(2−メトキシ−6,7−ジメチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メトキシフェニル)ピペラジン
室温でエチルN−(2−メトキシ−6,7−ジメチルキノキサリン−3−イル)カルバメート(35mg、0.13mmol)と1−(3−メトキシフェニル)ピペラジン(50mg、0.26mmol)をテトラヒドロフラン2mlに溶解した後、DBU(40mg、0.26mmol)を添加した。70℃で7時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、シリカコラムクロマトグラフィにより精製した。n−ヘキサン:酢酸エチル(2:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物37mg(68%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.33(s、3H)、2.39(s、3H)、3.22−3.30(m、4H)、3.75(m、4H)、3.80(s、3H)、4.13(s、3H)、6.46−6.49(m、2H)、6.55−6.58(m、1H)、7.20−7.23(m、1H)、7.52(s、1H)、7.60(s、1H)
【0232】
(実施例184)1−[(2−メトキシ−6,7−ジメチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペラジン(化合物184)
エチルN−(2−メトキシ−6,7−ジメチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペラジンを実施例183と同様の方法により反応させ、標記化合物(75%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.33(s、3H)、2.39(s、3H)、3.21−3.29(m、4H)、3.75(m、4H)、3.79(s、3H)、4.11−4.13(m、3H)、6.06(s、1H)、6.12(s、2H)、7.52(s、1H)、7.59(s、1H)
【0233】
(実施例185)1−[(2−メトキシ−6,7−ジメチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物185)
エチルN−(2−メトキシ−6,7−ジメチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−メトキシフェニル)ピペラジンを実施例183と同様の方法により反応させ、標記化合物(49%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.33(s、6H)、2.40(s、3H)、3.21−3.31(m、4H)、3.74−4.11(m、3H)、4.13(s、4H)、6.71−6.78(m、3H)、7.16−7.20(m、1H)、7.36(br s、1H)、7.52(s、1H)、7.60(s、1H)
【0234】
(実施例186)1−[(2−メトキシ−6,7−ジメチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3,5−ジメチルフェニル)ピペラジン(化合物186)
エチルN−(2−メトキシ−6,7−ジメチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3,5−ジメチルフェニル)ピペラジンを実施例183と同様の方法により反応させ、標記化合物(58%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.29−2.40(m、12H)、3.20−3.29(m、4H)、3.80−3.83(m、3H)、4.10(s、4H)、5.12(br s、1H)、6.59(s、3H)、7.36−7.60(m、2H)
【0235】
(実施例187)1−[(2−メトキシ−6,7−ジメチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−トリフルオロトリル)ピペラジン(化合物187)
エチルN−(2−メトキシ−6,7−ジメチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペラジンを実施例183と同様の方法により反応させ、標記化合物(58%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.33−2.40(m、12H)、3.27−3.38(m、4H)、3.78−3.79(m、3H)、4.13(s、4H)、7.08−7.14(m、2H)、7.36−7.40(m、2H)、7.53(s、1H)、7.59(s、1H)
【0236】
(実施例188)1−[(2−メトキシ−6,7−ジメチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−クロロフェニル)ピペラジン(化合物188)
エチルN−(2−メトキシ−6,7−ジメチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−クロロフェニル)ピペラジンを実施例183と同様の方法により反応させ、標記化合物(71%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.33(s、3H)、2.40(s、3H)、3.23−3.30(m、4H)、3.74−3.77(m、3H)、4.13(s、4H)、6.80−6.91(m、3H)、7.15−7.20(m、1H)、7.36(br s、1H)、7.53(s、1H)、7.59(s、1H)
【0237】
(実施例189)1−[(2−メトキシ−6,7−ジメチルキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−ブロモフェニル)ピペラジン(化合物189)
エチルN−(2−メトキシ−6,7−ジメチルキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−ブロモフェニル)ピペラジンを実施例183と同様の方法により反応させ、標記化合物(69%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.33(s、3H)、2.40(s、3H)、3.22−3.31(m、4H)、3.73−3.76(m、3H)、4.13(s、4H)、6.85(m、1H)、7.00−7.20(m、3H)、7.40(br s、1H)、7.53(s、1H)、7.59(s、1H)
【0238】
(実施例190)1−[(2,6,7−トリメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物190)
a)2−アミノ−3,6,7−トリメトキシキノキサリン
2−アミノ−3−クロロ−6,7−ジメトキシキノキサリン(3.27g、13.6mmol)をテトラヒドロフラン40mlに溶解した後、25重量%メトキシ酸ナトリウム/メタノール溶液(4.41g、20.4mmol)を室温で添加し、2時間攪拌した。この混合液に減圧下で濃縮し、溶媒を除去した後、ジクロロメタンで抽出し、有機膜を水で洗浄してMgSO4で乾燥した。減圧下で濃縮した後、粗製生物をシリカコラムクロマトグラフィにより精製し、n−ヘキサン:酢酸エチル(2:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物2.73g(85%)を得た。
【0239】
b)エチルN−(2,6,7−トリメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメート
室温で2−アミノ−3,6,7−ジメチルキノキサリン(2.60g、11.0mmol)とクロロ蟻酸エチル(2.40g、22.1mmol)をジクロロメタン50mlに溶解した後、ピリジン(1.75g、22.1mmol)を添加した。室温で22時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、シリカコラムクロマトグラフィにより精製した。n−ヘキサン:酢酸エチル(2:1)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物3.04g(90%)を得た。
【0240】
c)1−[(2,6,7−トリメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メトキシフェニル)ピペラジン
室温でエチルN−(2,6,7−トリメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメート(28mg、0.091mmol)と1−(3−メトキシフェニル)ピペラジン(27mg、0.18mmol)をテトラヒドロフラン2mlに溶解した後、DBU(27mg、0.18mmol)を添加した。70℃で7時間攪拌した後、減圧下で濃縮して溶媒を除去し、シリカコラムクロマトグラフィにより精製した。n−ヘキサン:酢酸エチル(1:2)の混合溶媒で抽出し、濃縮物から標題の化合物26mg(64%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.27−3.29(m、4H)、3.78−3.81(m、7H)、3.94(s、3H)、3.97−3.98(m、1H)、4.00(s、3H)、4.15(s、3H)、6.47−6.49(m、2H)、6.56−6.58(m、1H)、7.11(s、1H)、7.14−7.27(m、3H)
【0241】
(実施例191)1−[(2,6,7−トリメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペラジン(化合物191)
エチルN−(2,6,7−トリメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3,5−ジメトキシフェニル)ピペラジンを実施例190と同様の方法により反応させ、標記化合物(68%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.28−3.29(m、4H)、3.75−3.79(m、4H)、3.97(s、3H)、4.00(s、3H)、4.13(s、3H)、6.07−6.11(m、3H)、7.14(s、1H)、7.27−7.28(m、2H)
【0242】
(実施例192)1−[(2,6,7−トリメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−メチルフェニル)ピペラジン(化合物192)
エチルN−(2,6,7−トリメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−メチルフェニル)ピペラジンを実施例190と同様の方法により反応させ、標記化合物(56%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.34(s、3H)、3.25−3.30(m、4H)、3.76−3.80(m、4H)、3.98(s、3H)、4.02(s、3H)、4.16(s、3H)、6.74−6.78(m、3H)、7.14−7.26(m、4H)
【0243】
(実施例193)1−[(2,6,7−トリメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3,5−ジメチルフェニル)ピペラジン(化合物193)
エチルN−(2,6,7−トリメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3,5−ジメチルフェニル)ピペラジンを実施例190と同様の方法により反応させ、標記化合物(56%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 2.28(s、3H)、2.30(s、3H)、3.26(m、4H)、3.77(m、4H)、3.97(s、3H)、4.00(s、3H)、4.13(s、3H)、6.59(s、3H)、7.14(s、1H)、7.27(s、1H)
【0244】
(実施例194)1−[(2,6,7−トリメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−トリフルオロトリル)ピペラジン(化合物194)
エチルN−(2,6,7−トリメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−トリフルオロトリル)ピペラジンを実施例190と同様の方法により反応させ、標記化合物(67%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.34(m、4H)、3.81(m、4H)、3.97(s、3H)、4.00(s、3H)、4.13(s、3H)、7.09−7.11(m、2H)、7.14(s、3H)、7.25(m、1H)、7.38−7.41(m、1H)
【0245】
(実施例195)1−[(2,6,7−トリメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−クロロフェニル)ピペラジン(化合物195)
エチルN−(2,6,7−トリメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−クロロフェニル)ピペラジンを実施例190と同様の方法により反応させ、標記化合物(74%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.29−3.31(m、4H)、3.79(m、4H)、3.97(s、3H)、4.00(s、3H)、4.12(s、3H)、6.82(m、1H)、6.86−6.88(m、1H)、6.89−6.91(m、1H)、7.14(s、1H)、7.19−7.22(m、3H)
【0246】
(実施例196)1−[(2,6,7−トリメトキシキノキサリン−3−イル)アミノカルボニル]−4−(3−ブロモフェニル)ピペラジン(化合物196)
エチルN−(2,6,7−トリメトキシキノキサリン−3−イル)カルバメートと1−(3−ブロモフェニル)ピペラジンを実施例190と同様の方法により反応させ、標記化合物(63%)を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 3.28−3.30(m、4H)、3.78(m、4H)、3.97(s、3H)、3.99(s、3H)、4.13(s、3H)、6.86(m、1H)、7.01(s、1H)、7.06−7.07(m、1H)、7.13−7.16(m、2H)、7.22−7.28(m、2H)
【0247】
化合物1〜196の構造を下記表1に示す。








【0248】
【表1】




【0249】





【0250】



【0251】



【0252】




【0253】

【0254】
薬剤調合
以下、化学式1で表される化合物、またはヒトに使用される治療または予防用の薬剤学的に許容可能なその塩(以下、化合物X)を含む代表的な製薬形態を例示したものである。この製剤は当業界で知られている従来の方法によって得られるが、本発明がこれに限定されるものではない。
【0255】
1)錠剤(直接加圧)
化合物X 5.0mgをふるいにかけた後、ラクトース14.1mg、クロスポビドンUSNF0.8mg及びステアリン酸マグネシウム0.1mgを混合し加圧して錠剤を製造した。
2)錠剤(湿式組立)
化合物X 5.0mgをふるいにかけた後、ラクトース16.0mg、澱粉4.0mを混合し、ポリソルベート80 0.3mgを純水に溶解して前記溶液に添加した後、微粒化し、乾燥後、ふるいをかけてコロイド状二酸化ケイ素2.7mg及びステアリン酸マグネシウム2.0mgと混合させた。微粒を加圧して錠剤を製造した。
3)粉末及びカプセル剤
化合物X 5.0mgをふるいにかけた後、ラクトース14.8mg、ポリビニルポリピロリドン10.0mg及びステアリン酸マグネシウム0.2mgを混合し、適当な装置を使用してNo.5ゼラチンカプセルに詰めた。
4)注射剤
化合物X 100mg、マンニトール180mg及びNa2HPO4・12H2O26mgを蒸留水2974mlに溶解させた。
【0256】
動物実験
1.癌細胞株の成長
この研究に使用された癌細胞はキナゾリン化合物の効果を説明するために使用され、下記から得られた:ヒトOVCAR−3(卵巣)、MCF−7(乳房、ホルモン依存性)、MDA−MB−231(乳房)、PC3(前立腺)、HepG2(肝臓)、A549(肺臓)、Caki−1(腎臓)、HT−29(大腸)、HCT116(大腸)及びPANC−1(膵臓)はAmerican Type Culture Collection(ATCC)(Manassas、VA)から確保し、MKN−45(胃)はDSMZ(独)から確保し、UMRC2(腎臓)は米国国立癌研究所(Bethesda、MD)から確保し、Huvec(ヒト臍静脈内皮細胞)、HEK293(ヒト胎児腎)及びSK−OV−3(卵巣)は韓国細胞株銀行(Seoul、韓国)から確保した。OVCAR−3、MCF−7、PC3、HepG2、A549、HT−29及びMKN−45を10%ウシ胎仔血清(FBS)、1mMピルビン酸ナトリウム、10mM HEPES及び100U/mlペニシリン及び100μg/mlストレプトマイシン(P/S)が含まれたRPMI1640培地(Invitrogen、Carlsbad、CA)で培養し、MDA−MB−231、HCT116、UMRC2、Caki−1、PANC−1及びHEK293細胞は10%FBS、P/S、10mM HEPES及び2mM L−グルタミンが含まれたダルベッコMEM培地(DMEM、Invitrogen)で培養し、HUVECは塩基性線維細胞成長因子(bFGF)3mg/ml、Heparn100mg/mL及びFBS20%を含むM199で培養した。全ての細胞株は37℃、5%CO2湿度下で培養した。
【0257】
2.細胞成長抑制実験
様々なヒトの腫瘍細胞に対する置換されたキノキサリン−ピペラジン化合物の成長抑制を評価し、化合物の特定置換グループの相対的重要度もまた研究した。置換されたピペラジン誘導体化合物(先に製造された)を対照としてDMSOを使用して試験を行った。
ヒトの腫瘍細胞株に対する様々な化合物の成長抑制実験はスルホローダミンB(SRB)方法(Skehan et al., J. National Cancer Institute, 1990, 82, 1107-1112)を使用して製造されたものである。急激に成長した腫瘍細胞を2〜3×103細胞/ウェル濃度で96−ウェルプレートに分株し、翌日、キナゾリン化合物で処理をした。3つのウェルを各処理剤に使用し、37℃で96時間、5%CO2雰囲気下にて様々な化合物を培養した後、細胞を10%トリクロロ酢酸(TCA)で固定し、4℃で1時間培養した後、水道水で3度洗浄した。その後、細胞を1%酢酸に溶解された0.4%スルホローダミンBを利用して30分間染色し、1%酢酸で4度洗浄し、再び自然乾燥させた。10mMトリス溶液で5分間振った後、Benchmark Plus Microplate reader(Bio-Rad Laboratories、Hercules、CA)を使用して530nmで各ウェルの数値を測定した。
OD530値から各ウェル当りの生きている細胞に換算するために、OD530値を標準OD530値対各細胞株に対する細胞数曲線に代入した。%生存率は下記数学式により計算した。
%生存率=生きている細胞数[実験群]/生きている細胞数[対照群]×100
そして、IC50値は非線型回帰分析により計算した。
QSAR及び組み合わせ化学技術を使用して、前記図1a〜1fに示した化合物を含む化合物の大数を合成した。合成化合物を約1μMの濃度で、3つの細胞株(PANC−1、MDA−MB−231及びUMRC2)に対して選別した。これらの細胞株の中、活性を見せる化合物を少なくとも1つ、更に選別した。これらの化合物から、下記表2に表される広範囲のスペクトル抗増殖剤として50個の化合物を更に選別した。










【0258】
【表2】




【0259】

【0260】
産業上の利用可能性
本発明による新規化合物は新規のキノキサリン−ピペラジン誘導体または強力な抗増殖性効果を有する薬剤学的に許容可能なその塩を提供し、キノキサリン−ピペラジン化合物を投与することで、癌を含む過剰増殖性疾患の治療に有効である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記化学式1で表される1−[(6,7−置換−アルコキシキノキサリニル)アミノカルボニル]−4−(ヘテロ)アリールピペラジン誘導体又は薬剤学的に許容可能なそれらの塩。

前記化学式1において、X及びYは各々NまたはC−R7であり、R1及びR2は各々水素原子、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルまたはハロゲンであり、R3はC1−C6アルキルであり、R4、R5、R6及びR7は各々水素、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6アルキルカルボニル、ハロゲン、シアノまたはニトロである。
【請求項2】
X及びYは各々N、C−H、C−F、C−Cl、C−CN、C−CH3またはC−OCH3であることを特徴とする、請求項1記載の化学式1で表される化合物。
【請求項3】
1及びR2は各々水素原子、F、Cl、メチルまたはメトキシであることを特徴とする、請求項1記載の化学式1で表される化合物。
【請求項4】
3はメチルであることを特徴とする、請求項1記載の化学式1で表される化合物。
【請求項5】
4、R5及びR6は各々水素原子、Cl、Br、ニトロ、メチル、トリフルオロメチル、メトキシまたはアセチルであることを特徴とする、請求項1記載の化学式1で表される化合物。
【請求項6】
7は水素原子、F、Cl、シアノ、メチルまたはメトキシであることを特徴とする、請求項1記載の化学式1で表される化合物。
【請求項7】
下記化学式2で表される6,7−置換−2−アルコキシ−3−アミノキノキサリンとL−C(=O)−L'基で表される供与試薬を塩基存在下で従来の溶媒の中で反応させ、下記化学式3で表される化合物を得る工程と、
前記製造された化学式3で表される化合物を下記化学式4で表される1−(ヘテロ)アリールピペラジン誘導体と反応させ、下記化学式1で表される化合物を得る工程と
からなることを特徴とする、下記化学式1で表される化合物または薬剤学的に許容可能なその酸付加塩の製造方法。








前記化学式1〜4において、X、Y、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は請求項1で定義した通りであり、L及びL'は各々イミダゾール、Cl、エトキシ、フェノキシまたは4−ニトロフェノキシである。
【請求項8】
前記化学式2で表される6,7−置換−2−アルコキシ−3−アミノキノキサリンは、下記化学式5で表される化合物とNaOR3(R3はC1−C6アルキル)で表されるナトリウムアルコキシドを反応させて製造することを特徴とする、請求項7記載の製造方法。

前記化学式5において、R1及びR2は請求項1で定義した通りである。
【請求項9】
前記化学式2で表される6,7−置換−2−アルコキシ−3−アミノキノキサリンは、下記化学式6で表される化合物と2,4−ジメトキシベンジルアミンと反応させて下記化学式7で表される化合物を製造した後、前記化学式7で表される化合物とトリフルオロ酢酸(TFA)と反応させて製造することを特徴とする、請求項7記載の製造方法。


前記化学式6及び7において、R1、R2及びR3は請求項1で定義した通りである。
【請求項10】
下記化学式2で表される6,7−置換−2−アルコキシ−3−アミノキノキサリン。

前記化学式2において、R1、R2及びR3は請求項1で定義した通りである。
【請求項11】
請求項1記載の化学式1で表される1−[(6,7−置換−アルコキシキノキサリニル)アミノカルボニル]−4−(ヘテロ)アリールピペラジン誘導体又は薬剤学的に許容可能なその塩、薬剤学的に許容可能な希釈剤または担体を含有することを特徴とする薬剤組成物。
【請求項12】
請求項1記載の前記化学式1で表される1−[(6,7−置換−アルコキシキノキサリニル)アミノカルボニル]−4−(ヘテロ)アリールピペラジン誘導体のキナキソリン−ピペラジン誘導体又は薬剤学的に許容可能なその塩を有効量投与することで、ヒトのような温血動物に対して抗増殖効果を発現させる方法。

【公表番号】特表2008−520653(P2008−520653A)
【公表日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−542886(P2007−542886)
【出願日】平成17年10月18日(2005.10.18)
【国際出願番号】PCT/KR2005/003463
【国際公開番号】WO2006/054830
【国際公開日】平成18年5月26日(2006.5.26)
【出願人】(507160850)レクサン ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (2)
【出願人】(301040648)コーリア リサーチ インスティテュート オブ ケミカル テクノロジー (4)
【Fターム(参考)】