説明

CD20特異的抗体およびその使用方法

本発明は、CD20に特異的に結合するモノクローナル抗体およびその抗原結合性フラグメント、ならびにこれらを含む薬学的組成物を提供する。本発明はさらに、例えば、B細胞を枯渇させる方法において、またはB細胞疾患の処置において、モノクローナル抗体、抗原結合性フラグメント、および薬学的組成物を用いる方法を提供する。また、モノクローナル抗体を産生する細胞、核酸および方法も提供する。1つの実施形態において、このB細胞へのmAbまたは抗原結合性フラグメントの結合密度は、B細胞および/またはそれらの悪性対応物への1以上の従来のmAb(例えば、mAb 1F5)の結合密度よりも、少なくとも2倍高い。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
CD20に特異的に結合するモノクローナル抗体(mAb)またはその抗原結合性フラグメントであって、該mAbまたは抗原結合性フラグメントのB細胞への結合密度が、mAb 1F5のB細胞への結合密度よりも少なくとも2倍高い、mAbまたはその抗原結合性フラグメント。
【請求項2】
前記mAbまたは抗原結合性フラグメントがヒトCD20に特異的に結合する、請求項1に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項3】
請求項2に記載のmAbであって、該mAbは、以下の工程:
(a)抗体応答を誘発するのに十分な条件下で、CD20またはその抗原的に有効なフラグメントでCD20−/−哺乳動物を免疫する工程;
(b)該哺乳動物から、CD20に特異的に結合する抗体を産生する細胞を収集する工程;
(c)該抗体産生細胞から、免疫グロブリンコード遺伝子を単離する工程;
(d)該免疫グロブリンコード遺伝子を細胞に導入して、形質転換細胞を生成する工程;
(e)該形質転換細胞を、該免疫グロブリン遺伝子の転写および翻訳ならびにモノクローナル抗体の産生に十分な条件下で培養する工程;ならびに
(e)該培養物から、CD20に特異的に結合するモノクローナル抗体を回収する工程
を包含する方法によって生成される、mAb。
【請求項4】
前記抗原結合性フラグメントが、F(ab’)、Fab’、FabまたはFvフラグメントである、請求項1に記載の抗原結合性フラグメント。
【請求項5】
検出可能に標識される、請求項1に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項6】
治療化合物と結合体化される、請求項1に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項7】
細胞傷害性薬剤と結合体化される、請求項6に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項8】
裸の抗体である、請求項1に記載のmAb。
【請求項9】
二重特異性抗体である、請求項1に記載のmAb。
【請求項10】
CD20の細胞外ドメインに結合する、請求項1に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項11】
キメラmAbまたは抗原結合性フラグメントである、請求項1に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項12】
ヒト化mAbまたは抗原結合性フラグメントである、請求項1に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項13】
B細胞上のCD20への前記mAbまたは抗原結合性フラグメントの結合により、該B細胞上のmAbまたは抗原結合性フラグメントに対する結合部位のアップレギュレーションがもたらされる、請求項1に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項14】
HB20−3、HB20−4、HB20−25およびMB20−11からなる群より選択されるmAbと同じ抗原決定基に結合する、請求項1に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項15】
前記mAbがHB20−25およびMB20−11からなる群より選択される、請求項14に記載のmAb。
【請求項16】
HB20−3およびHB20−4の抗原結合性フラグメントからなる群より選択される、請求項14に記載の抗原結合性フラグメント。
【請求項17】
HB20−3、HB20−4、HB20−25およびMB20−11からなる群より選択されるmAbに由来する重鎖CDR3領域、あるいは、該HB20−3、HB20−4、HB20−25またはMB20−11の重鎖CDR3領域に対して少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する重鎖CDR3領域を含む、請求項1に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項18】
前記HB20−25mAbに由来する重鎖CDR3領域、または、該HB20−25の重鎖CDR3領域に対して少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する重鎖CDR3領域を含む、請求項17に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項19】
HB20−3、HB20−4およびHB20−25からなる群より選択されるmAbに由来する軽鎖CDR3領域、あるいは、該HB20−3、HB20−4またはHB20−25の軽鎖CDR3領域に対して少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する軽鎖CDR3領域を含む、請求項1に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項20】
前記HB20−25mAbに由来する軽鎖CDR3領域、または、前記HB20−25の重鎖CDR3領域に対して少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する軽鎖CDR3領域を含む、請求項19に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項21】
HB20−3、HB20−4およびHB20−25からなる群より選択されるmAbに由来するCDR3領域、あるいは、該HB20−3、HB20−4またはHB20−25のCDR3領域に対して少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有するCDR3領域を含む、請求項1に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項22】
HB20−3、HB20−4およびHB20−25からなる群より選択されるmAbに由来するCDR1、CDR2およびCDR3領域、あるいは、該HB20−3、HB20−4またはHB20−25のCDR1、CDR2およびCDR3領域のそれぞれに対して少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有するCDR1、CDR2およびCDR3領域を含む、請求項1に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項23】
前記HB20−25mAbに由来するCDR3領域を含むか、または該CDR3領域に対して少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する、請求項22に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項24】
請求項1に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメントであって、以下:
(a)配列番号3(HB20−3)、配列番号5(HB20−4)、配列番号9(HB20−25)または配列番号21(MB20−11)の重鎖可変領域、あるいは、該配列番号3、配列番号5、配列番号9または配列番号21のアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する重鎖可変領域を含む、重鎖を含む、mAbまたは抗原結合性フラグメント;
(b)配列番号31(HB20−3)、配列番号33(HB20−4)、または配列番号37(HB20−25)の軽鎖可変領域、あるいは、該配列番号31、配列番号33、または配列番号37のアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する軽鎖可変領域を含む、軽鎖を含む、mAbまたは抗原結合性フラグメント;ならびに
(c)(a)および(b)に記載の重鎖および軽鎖を含む、mAbまたは抗原結合性フラグメント
からなる群より選択される、mAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項25】
請求項1に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメントであって、以下:
(a)配列番号3(HB20−3)の重鎖可変領域または該配列番号3のアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する重鎖可変領域を含む重鎖、および配列番号31(HB20−3)の軽鎖可変領域または該配列番号31のアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する軽鎖可変領域を含む軽鎖を含む、mAbまたは抗原結合性フラグメント;
(b)配列番号5(HB20−4)の重鎖可変領域または該配列番号5のアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する重鎖可変領域を含む重鎖、および配列番号33(HB20−4)の軽鎖可変領域または該配列番号33のアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する軽鎖可変領域を含む軽鎖を含む、mAbまたは抗原結合性フラグメント;ならびに
(c)配列番号9(HB20−25)の重鎖可変領域または該配列番号9のアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する重鎖可変領域を含む重鎖、および配列番号37(HB20−25)の軽鎖可変領域または該配列番号37のアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する軽鎖可変領域を含む軽鎖を含む、mAbまたは抗原結合性フラグメント
からなる群より選択される、mAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項26】
請求項25に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメントであって、以下:
配列番号9(HB20−25)の重鎖可変領域または該配列番号9のアミノ酸配列と少なくとも約80%のアミノ酸配列類似性を有する重鎖可変領域を含む重鎖、および配列番号37(HB20−25)の軽鎖可変領域または該配列番号37のアミノ酸配列と少なくとも約80%のアミノ酸配列類似性を有する軽鎖可変領域を含む軽鎖を含む、mAbまたは抗原結合性フラグメント
を含む、mAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項27】
HB20−3(配列番号3)、HB20−4(配列番号5)、HB20−25(配列番号9)およびMB20−11(配列番号21)からなる群より選択されるmAbに由来する重鎖可変領域を含む、請求項1に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項28】
HB20−3(配列番号31)、HB20−4(配列番号33)およびHB20−25(配列番号37)からなる群より選択されるmAbに由来する軽鎖可変領域を含む、請求項1に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項29】
薬学的に受容可能なキャリア中に、請求項1に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメントを含む、薬学的組成物。
【請求項30】
前記組成物が、単球またはマクロファージ機能を増強する化合物をさらに含む、請求項29に記載の薬学的組成物。
【請求項31】
薬学的に受容可能なキャリア中に、HB20−1、HB20−3、HB20−4およびHB20−25からなる群より選択されるモノクローナル抗体と同じ抗原決定基に特異的に結合するモノクローナル抗体(mAb)またはその抗原結合性フラグメントを含む、薬学的組成物。
【請求項32】
モノクローナル抗体HB20−25と同じ抗原決定基に特異的に結合するmAbまたはその抗原結合性フラグメントを含む、請求項31に記載の薬学的組成物。
【請求項33】
前記抗原結合性フラグメントが、F(ab’)、Fab’、FabまたはFvフラグメントである、請求項31に記載の薬学的組成物。
【請求項34】
前記mAbまたは抗原結合性フラグメントが検出可能に標識される、請求項31に記載の薬学的組成物。
【請求項35】
前記mAbまたは抗原結合性フラグメントが治療化合物と結合体化される、請求項31に記載の薬学的組成物。
【請求項36】
前記mAbまたは抗原結合性フラグメントが細胞傷害性薬剤と結合体化される、請求項35に記載の薬学的組成物。
【請求項37】
前記mAbまたは抗原結合性フラグメントが裸の抗体である、請求項31に記載の薬学的組成物。
【請求項38】
前記mAbが二重特異性抗体である、請求項31に記載の薬学的組成物。
【請求項39】
前記mAbまたは抗原結合性フラグメントが、キメラmAbまたは抗原結合性フラグメントである、請求項31に記載の薬学的組成物。
【請求項40】
前記mAbまたは抗原結合性フラグメントが、ヒト化mAbまたは抗原結合性フラグメントである、請求項31に記載の薬学的組成物。
【請求項41】
前記mAbが、HB20−1、HB20−3、HB20−4およびHB20−25からなる群より選択される、請求項31に記載の薬学的組成物。
【請求項42】
前記mAbがHB20−25である、請求項31に記載の薬学的組成物。
【請求項43】
前記抗原結合性フラグメントが、HB20−1、HB20−3、HB20−4およびHB20−25の抗原結合性フラグメントからなる群より選択される、請求項31に記載の薬学的組成物。
【請求項44】
マウスCD20に特異的に結合する、モノクローナル抗体(mAb)またはその抗原結合性フラグメント。
【請求項45】
前記抗原結合性フラグメントが、F(ab’)、Fab’、FabまたはFvフラグメントである、請求項44に記載の抗原結合性フラグメント。
【請求項46】
検出可能に標識される、請求項44に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項47】
治療化合物と結合体化される、請求項44に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項48】
細胞傷害性薬剤と結合体化される、請求項47に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項49】
裸の抗体である、請求項44に記載のmAb。
【請求項50】
二重特異性抗体である、請求項44に記載のmAb。
【請求項51】
CD20の細胞外ドメインに結合する、請求項44に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項52】
B細胞上のCD20へのmAbまたは抗原結合性フラグメントの結合により、該B細胞上のmAbまたは抗原結合性フラグメントのための結合部位のアップレギュレーションがもたらされる、請求項44に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項53】
前記mAbまたは抗原結合性フラグメントが、MB20−1、MB20−2、MB20−3、MB20−6、MB20−7、MB20−8、MB20−10、MB20−11、MB20−13、MB20−14、MB20−16およびMB20−18からなる群より選択されるmAbと同じ抗原決定基に特異的に結合する、請求項44に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項54】
前記mAbが、MB20−1、MB20−2、MB20−3、MB20−6、MB20−7、MB20−8、MB20−10、MB20−11、MB20−13、MB20−14、MB20−16およびMB20−18からなる群より選択される、請求項53に記載のmAb。
【請求項55】
MB20−1、MB20−2、MB20−3、MB20−6、MB20−7、MB20−8、MB20−10、MB20−11、MB20−13、MB20−14、MB20−16およびMB20−18の抗原結合性フラグメントからなる群より選択される、請求項53に記載の抗原結合性フラグメント。
【請求項56】
MB20−1、MB20−2、MB20−7、MB20−8、MB20−11、MB20−14、MB20−16およびMB20−18からなる群より選択されるmAbに由来する重鎖CDR3領域、あるいは、該MB20−1、MB20−2、MB20−7、MB20−8、MB20−11、MB20−14、MB20−16またはMB20−18の重鎖CDR3領域に対して少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する重鎖CDR3領域を含む、請求項53に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項57】
MB20−1、MB20−2、MB20−3、MB20−7、MB20−8、MB20−13、MB20−14およびMB20−18からなる群より選択されるmAbに由来する軽鎖CDR3領域、あるいは、該MB20−1、MB20−2、MB20−3、MB20−7、MB20−8、MB20−13、MB20−14またはMB20−18の軽鎖CDR3領域に対して少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する軽鎖CDR3領域を含む、請求項53に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項58】
MB20−1、MB20−2、MB20−7、MB20−8、MB20−13、MB20−14およびMB20−18からなる群より選択されるmAbに由来するCDR3領域、あるいは、該MB20−1、MB20−2、MB20−7、MB20−8、MB20−13、MB20−14またはMB20−18のCDR3領域に対して少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有するCDR3領域を含む、請求項53に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項59】
MB20−1、MB20−2、MB20−7、MB20−8、MB20−13、MB20−14およびMB20−18からなる群より選択されるmAbに由来するCDR1、CDR2およびCDR3領域、あるいは、該MB20−1、MB20−2、MB20−7、MB20−8、MB20−13、MB20−14およびMB20−18のCDR1、CDR2およびCDR3領域のそれぞれに対して少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有するCDR1、CDR2およびCDR3領域を含む、請求項53に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項60】
請求項53に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメントであって、以下:
(a)配列番号11(MB20−1)、配列番号13(MB20−2)、配列番号15(MB20−7)、配列番号17(MB20−8)、配列番号21(MB20−11)、配列番号23(MB20−14)、配列番号25(MB20−16)または配列番号27(MB20−18)の重鎖可変領域、あるいは、該配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号21、配列番号23、配列番号25または配列番号27のアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する重鎖可変領域を含む、重鎖を含む、mAbまたは抗原結合性フラグメント;
(b)配列番号39(MB20−1)、配列番号41(MB20−2)、配列番号43(MB20−3)、配列番号45(MB20−7)、配列番号47(MB20−8)、配列番号51(MB20−13)、配列番号53(MB20−14)または配列番号55(MB20−18)の軽鎖可変領域、あるいは、該配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号51;配列番号53および配列番号55のアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する軽鎖可変領域を含む、軽鎖を含む、mAbまたは抗原結合性フラグメント;ならびに
(c)(a)および(b)に記載の重鎖および軽鎖を含む、mAbまたは抗原結合性フラグメント
からなる群より選択される、mAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項61】
請求項53に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメントであって、以下:
(a)配列番号11(MB20−1)の重鎖可変領域または該配列番号11のアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する重鎖可変領域を含む重鎖、および配列番号39(MB20−1)の軽鎖可変領域または該配列番号39のアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する軽鎖可変領域を含む軽鎖を含む、mAbまたは抗原結合性フラグメント;
(b)配列番号13(MB20−2)の重鎖可変領域または該配列番号13のアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する重鎖可変領域を含む重鎖、および配列番号41(MB20−2)の軽鎖可変領域または該配列番号41のアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する軽鎖可変領域を含む軽鎖を含む、mAbまたは抗原結合性フラグメント;
(c)配列番号15(MB20−7)の重鎖可変領域または該配列番号15のアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する重鎖可変領域を含む重鎖、および配列番号45(MB20−7)の軽鎖可変領域または該配列番号45のアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する軽鎖可変領域を含む軽鎖を含む、mAbまたは抗原結合性フラグメント;
(d)配列番号17(MB20−8)の重鎖可変領域または該配列番号17のアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する重鎖可変領域を含む重鎖、および配列番号47(MB20−8)の軽鎖可変領域または該配列番号47のアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する軽鎖可変領域を含む軽鎖を含む、mAbまたは抗原結合性フラグメント;
(e)配列番号11(MB20−13)の重鎖可変領域または該配列番号11のアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する重鎖可変領域を含む重鎖、および配列番号51(MB20−13)の軽鎖可変領域または該配列番号51のアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する軽鎖可変領域を含む軽鎖を含む、mAbまたは抗原結合性フラグメント;
(f)配列番号23(MB20−14)の重鎖可変領域または該配列番号23のアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する重鎖可変領域を含む重鎖、および配列番号53(MB20−14)の軽鎖可変領域または該配列番号53のアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する軽鎖可変領域を含む軽鎖を含む、mAbまたは抗原結合性フラグメント;ならびに
(g)配列番号27(MB20−18)の重鎖可変領域または該配列番号27のアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する重鎖可変領域を含む重鎖、および配列番号55(MB20−18)の軽鎖可変領域または該配列番号55のアミノ酸配列と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する軽鎖可変領域を含む軽鎖を含む、mAbまたは抗原結合性フラグメント
からなる群より選択される、mAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項62】
MB20−1(配列番号11)、MB20−2(配列番号13)、MB20−7(配列番号15)、MB20−8(配列番号17)、MB20−11(配列番号21)、MB20−14(配列番号23)、MB20−16(配列番号25)およびMB20−18(配列番号27)からなる群より選択されるmAbに由来する重鎖可変領域を含む、請求項53に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項63】
MB20−1(配列番号39)、MB20−2(配列番号41)、MB20−3(配列番号43)、MB20−7(配列番号45)、MB20−8(配列番号47)、MB20−13(配列番号51)、MB20−14(配列番号53)およびMB20−18(配列番号55)からなる群より選択されるmAbに由来する軽鎖可変領域を含む、請求項53に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメント。
【請求項64】
薬学的に受容可能なキャリア中に、請求項53に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメントを含む、薬学的組成物。
【請求項65】
前記組成物が、単球またはマクロファージ機能を増強する化合物をさらに含む、請求項64に記載の薬学的組成物。
【請求項66】
請求項1に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメントを産生する、細胞株。
【請求項67】
前記細胞株がハイブリドーマ細胞株である、請求項66に記載の細胞株。
【請求項68】
ハイブリドーマ細胞株HB20−25およびMB20−11からなる群より選択される、請求項67に記載の細胞株。
【請求項69】
請求項44に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメントを産生する、細胞株。
【請求項70】
前記細胞株がハイブリドーマ細胞株である、請求項69に記載の細胞株。
【請求項71】
ハイブリドーマ細胞株MB20−1、MB20−2、MB20−3、MB20−6、MB20−7、MB20−8、MB20−10、MB20−11、MB20−13、MB20−14、MB20−16およびMB20−18からなる群より選択される、請求項70に記載の細胞株。
【請求項72】
請求項1に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメントあるいは請求項31に記載の薬学的組成物を、B細胞を枯渇させるのに有効な量で哺乳動物被験体に投与する工程を包含する、哺乳動物被験体においてB細胞を枯渇させる方法。
【請求項73】
請求項3に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメントあるいは請求項32に記載の薬学的組成物を、B細胞を枯渇させるのに有効な量で哺乳動物被験体に投与する工程を包含する、哺乳動物被験体においてB細胞を枯渇させる方法。
【請求項74】
前記哺乳動物被験体がヒトであり、かつ、前記薬学的組成物が皮下投与される、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
前記組成物が1回の投与当たり375mg/mよりも低い用量で投与される、請求項73に記載の方法。
【請求項76】
前記組成物が1回の投与当たり37.5mg/mよりも低い用量で投与される、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
前記組成物が1回の投与当たり0.375mg/mよりも低い用量で投与される、請求項76に記載の方法。
【請求項78】
前記組成物が0.075mg/mと125mg/mとの間の用量で投与される、請求項74に記載の方法。
【請求項79】
前記哺乳動物被験体がヒトである、請求項72に記載の方法。
【請求項80】
前記薬学的組成物が非経口経路によって投与される、請求項72に記載の方法。
【請求項81】
前記薬学的組成物が、髄腔内、静脈内、筋肉内、皮下および腹腔内投与からなる群より選択される経路によって投与される、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
0.075mg/mと125mg/mとの間の用量の前記mAbまたは抗原結合性フラグメントが、1回の投与につき前記哺乳動物被験体に投与される、請求項72に記載の方法。
【請求項83】
10mg/mと75mg/mとの間の前記mAbまたは抗原結合性フラグメントを含む用量が、1回の投与につき前記哺乳動物被験体に投与される、請求項82に記載の方法。
【請求項84】
循環B細胞において少なくとも75%の枯渇が達成される、請求項82に記載の方法。
【請求項85】
組織B細胞において少なくとも60%の枯渇が達成される、請求項82に記載の方法。
【請求項86】
循環B細胞における前記枯渇が、少なくとも7日間観察される、請求項82に記載の方法。
【請求項87】
循環B細胞における前記枯渇が、少なくとも30日間観察される、請求項82に記載の方法。
【請求項88】
前記方法が、長期間にわたる哺乳動物被験体へのmAb、抗原結合性フラグメントまたは薬学的組成物の2回以上の投与を含む、請求項82に記載の方法。
【請求項89】
B細胞疾患を処置する方法であって、CD20に特異的に結合するモノクローナル抗体(mAb)またはその抗原結合性フラグメントの処置有効量を、B細胞疾患を有する哺乳動物被験体に投与する工程を包含し、ここで、該mAbまたはその抗原結合性フラグメントは125mg/m以下の処置有効投薬量範囲を有し、循環B細胞に少なくとも75%の枯渇をもたらす、方法。
【請求項90】
前記mAbまたは抗原結合性フラグメントが、37.5mg/m以下の処置有効投薬量範囲を有する、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
前記mAbまたは抗原結合性フラグメントが、10mg/m以下の処置有効投薬量範囲を有する、請求項89に記載の方法。
【請求項92】
前記mAbまたは抗原結合性フラグメントが、0.375mg/m以下の有効投薬量範囲を有する、請求項89に記載の方法。
【請求項93】
前記mAbまたは抗原結合性フラグメントが、0.075mg/m以下の有効投薬量範囲を有する、請求項89に記載の方法。
【請求項94】
循環B細胞における前記枯渇が、少なくとも7日間観察される、請求項89に記載の方法。
【請求項95】
循環B細胞における前記枯渇が、少なくとも30日間観察される、請求項89に記載の方法。
【請求項96】
前記B細胞疾患がB細胞悪性腫瘍である、請求項89に記載の方法。
【請求項97】
前記B細胞疾患が自己免疫疾患である、請求項89に記載の方法。
【請求項98】
前記哺乳動物被験体がヒトである、請求項89に記載の方法。
【請求項99】
前記薬学的組成物が非経口経路によって投与される、請求項89に記載の方法。
【請求項100】
前記薬学的組成物が、髄腔内、静脈内、筋肉内、皮下および腹腔内投与からなる群より選択される経路によって投与される、請求項99に記載の方法。
【請求項101】
前記方法が、長期間にわたる哺乳動物被験体への薬学的組成物の2回以上の投与を含む、請求項89に記載の方法。
【請求項102】
B細胞疾患を処置する方法であって、処置有効量の請求項1に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメントあるいは請求項31に記載の薬学的組成物を、B細胞疾患を有する哺乳動物被験体に投与する工程を包含する、方法。
【請求項103】
前記B細胞疾患がB細胞悪性腫瘍である、請求項102に記載の方法。
【請求項104】
前記B細胞疾患が自己免疫疾患である、請求項102に記載の方法。
【請求項105】
前記哺乳動物被験体がヒトである、請求項102に記載の方法。
【請求項106】
前記薬学的組成物が非経口経路によって投与される、請求項102に記載の方法。
【請求項107】
前記薬学的組成物が、髄腔内、静脈内、筋肉内、皮下および腹腔内投与からなる群より選択される経路によって投与される、請求項106に記載の方法。
【請求項108】
前記方法が、長期間にわたる哺乳動物被験体への薬学的組成物の2回以上の投与を含む、請求項102に記載の方法。
【請求項109】
B細胞疾患を処置する方法であって、処置有効量の以下:
(i)請求項1に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメントあるいは請求項31に記載の薬学的組成物、および
(ii)単球またはマクロファージ機能を増強する化合物
を、B細胞疾患を有する哺乳動物被験体に投与する工程を包含する、方法。
【請求項110】
前記哺乳動物被験体が、抗CD20mAb治療に対して耐性である、請求項109に記載の方法。
【請求項111】
前記哺乳動物被験体が、mAb C2B8を用いた治療に対して耐性である、請求項110に記載の方法。
【請求項112】
前記哺乳動物被験体が、化学療法により処置されていたかまたは現在処置中である、請求項109に記載の方法。
【請求項113】
前記哺乳動物被験体が、B細胞疾患を再発している、請求項109に記載の方法。
【請求項114】
前記哺乳動物被験体が、免疫無防備状態である、請求項109に記載の方法。
【請求項115】
CD20に特異的に結合するモノクローナル抗体を生成する方法であって、以下の工程:
(a)抗体応答を誘発するのに十分な条件下で、CD20またはその抗原的に有効なフラグメントでCD20−/−哺乳動物を免疫する工程;
(b)該哺乳動物から抗体産生細胞を収集する工程;
(c)該抗体産生細胞を、培養不死化細胞と融合させて、モノクローナル抗体産生ハイブリドーマ細胞を生成する工程;
(d)該ハイブリドーマ細胞を、モノクローナル抗体の産生に十分な条件下で培養する工程;ならびに
(e)該培養物から、CD20に特異的に結合するモノクローナル抗体を回収する工程
を包含する、方法。
【請求項116】
前記哺乳動物がマウスである、請求項115に記載の方法。
【請求項117】
前記抗体産生細胞がB細胞である、請求項115に記載の方法。
【請求項118】
前記不死化細胞が骨髄腫細胞である、請求項115に記載の方法。
【請求項119】
抗CD20モノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ細胞株を単離する工程をさらに包含する、請求項115に記載の方法。
【請求項120】
請求項115に記載の方法によって生成される、モノクローナル抗体。
【請求項121】
請求項120に記載のモノクローナル抗体の抗原結合性フラグメント。
【請求項122】
CD20に特異的に結合するモノクローナル抗体を生成する方法であって、以下の工程:
(a)抗体応答を誘発するのに十分な条件下で、CD20またはその抗原的に有効なフラグメントでCD20−/−哺乳動物を免疫する工程;
(b)該哺乳動物から、CD20に特異的に結合する抗体を産生する細胞を収集する工程;
(c)該抗体産生細胞から、免疫グロブリンコード遺伝子を単離する工程;
(d)該免疫グロブリンコード遺伝子を細胞に導入して、形質転換細胞を生成する工程;
(e)該形質転換細胞を、該免疫グロブリン遺伝子の転写および翻訳ならびにモノクローナル抗体の産生に十分な条件下で培養する工程;ならびに
(e)該培養物から、CD20に特異的に結合するモノクローナル抗体を回収する工程
を包含する、方法。
【請求項123】
HB20−1、HB20−3、HB20−4、HB20−5、HB20−25およびMB20−11からなる群より選択されるmAbに由来するCDR3領域、あるいは、該HB20−1、HB20−3、HB20−4、HB20−5、HB20−25またはMB20−11のCDR3領域に対して少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有するCDR3領域を含む、可変領域を含む重鎖をコードするヌクレオチド配列を含む、単離核酸。
【請求項124】
HB20−1、HB20−3、HB20−4、HB20−5、HB20−25およびMB20−11からなる群より選択されるmAbに由来するCDR1、CDR2およびCDR3領域、あるいは、該HB20−1、HB20−3、HB20−4、HB20−5、HB20−25またはMB20−11のCDR1、CDR2およびCDR3領域のそれぞれに対して少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有するCDR1、CDR2およびCDR3領域を含む、可変領域を含む重鎖をコードするヌクレオチド配列を含む、単離核酸。
【請求項125】
配列番号2(HB20−1)、配列番号4(HB20−3)、配列番号6(HB20−4)、配列番号8(HB20−5)、配列番号10(HB20−25)および配列番号22(MB20−11)の重鎖可変領域、あるいは、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号8、配列番号10または配列番号22と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する重鎖可変領域からなる群より選択される可変領域を有する重鎖をコードするヌクレオチド配列を含む、単離核酸。
【請求項126】
HB20−1、HB20−3、HB20−4、HB20−5およびHB20−25からなる群より選択されるmAbに由来するCDR3領域、あるいは、該HB20−1、HB20−3、HB20−4、HB20−5またはHB20−25のCDR3領域に対して少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有するCDR3領域を含む、可変領域を含む軽鎖をコードするヌクレオチド配列を含む、単離核酸。
【請求項127】
HB20−1、HB20−3、HB20−4、HB20−5およびHB20−25からなる群より選択されるmAbに由来するCDR1、CDR2およびCDR3領域、あるいは、該HB20−1、HB20−3、HB20−4、HB20−5またはHB20−25のCDR1、CDR2およびCDR3領域のそれぞれに対して少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有するCDR1、CDR2およびCDR3領域を含む、可変領域を含む軽鎖をコードするヌクレオチド配列を含む、単離核酸。
【請求項128】
配列番号30(HB20−1)、配列番号32(HB20−3)、配列番号34(HB20−4)、配列番号36(HB20−5)および配列番号38(HB20−25)の軽鎖可変領域、あるいは、配列番号30、配列番号32、配列番号34、配列番号36または配列番号38と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する軽鎖可変領域からなる群より選択される可変領域を含む軽鎖をコードするヌクレオチド配列を含む、単離核酸。
【請求項129】
請求項123に記載の単離核酸を含む、ベクター。
【請求項130】
請求項124に記載の単離核酸を含む、ベクター。
【請求項131】
請求項125に記載の単離核酸を含む、ベクター。
【請求項132】
請求項126に記載の単離核酸を含む、ベクター。
【請求項133】
請求項127に記載の単離核酸を含む、ベクター。
【請求項134】
請求項128に記載の単離核酸を含む、ベクター。
【請求項135】
請求項123に記載の単離核酸を含む、細胞。
【請求項136】
請求項124に記載の単離核酸を含む、細胞。
【請求項137】
請求項125に記載の単離核酸を含む、細胞。
【請求項138】
請求項126に記載の単離核酸を含む、細胞。
【請求項139】
請求項127に記載の単離核酸を含む、細胞。
【請求項140】
請求項128に記載の単離核酸を含む、細胞。
【請求項141】
MB20−1、MB20−2、MB20−7、MB20−8、MB20−10、MB20−11、MB20−14、MB20−16およびMB20−18からなる群より選択されるmAbに由来するCDR3領域、あるいは、該MB20−1、MB20−2、MB20−7、MB20−8、MB20−10、MB20−11、MB20−14、MB20−16またはMB20−18のCDR3領域に対して少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有するCDR3領域を含む、可変領域を含む重鎖をコードするヌクレオチド配列を含む、単離核酸。
【請求項142】
MB20−1、MB20−2、MB20−7、MB20−8、MB20−10、MB20−11、MB20−14、MB20−16およびMB20−18からなる群より選択されるmAbに由来するCDR1、CDR2およびCDR3領域、あるいは、該MB20−1、MB20−2、MB20−7、MB20−8、MB20−10、MB20−11、MB20−14、MB20−16またはMB20−18のCDR1、CDR2およびCDR3領域のそれぞれに対して少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有するCDR1、CDR2およびCDR3領域を含む、可変領域を含む重鎖をコードするヌクレオチド配列を含む、単離核酸。
【請求項143】
配列番号12(MB20−1)、配列番号14(MB20−2)、配列番号16(MB20−7)、配列番号18(MB20−8)、配列番号20(MB20−10)、配列番号22(MB20−11)、配列番号24(MB20−14)、配列番号26(MB20−16)および配列番号28(HB20−18)の重鎖可変領域、あるいは、配列番号12、配列番号14、配列番号16、配列番号18、配列番号20、配列番号22、配列番号24、配列番号26または配列番号28と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する重鎖可変領域からなる群より選択される可変領域を含む重鎖をコードするヌクレオチド配列を含む、単離核酸。
【請求項144】
MB20−1、MB20−2、MB20−3、MB20−7、MB20−8、MB20−10、MB20−13、MB20−14およびMB20−18からなる群より選択されるmAbに由来するCDR3領域、あるいは、該MB20−1、MB20−2、MB20−3、MB20−7、MB20−8、MB20−10、MB20−13、MB20−14またはMB20−18のCDR3領域に対して少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有するCDR3領域を含む、可変領域を含む軽鎖をコードするヌクレオチド配列を含む、単離核酸。
【請求項145】
MB20−1、MB20−2、MB20−3、MB20−7、MB20−8、MB20−10、MB20−13、MB20−14およびMB20−18からなる群より選択されるmAbに由来するCDR1、CDR2およびCDR3領域、あるいは、該MB20−1、MB20−2、MB20−3、MB20−7、MB20−8、MB20−10、MB20−13、MB20−14またはMB20−18のCDR1、CDR2およびCDR3領域のそれぞれに対して少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有するCDR1、CDR2およびCDR3領域を含む、可変領域を含む軽鎖をコードするヌクレオチド配列を含む、単離核酸。
【請求項146】
配列番号40(MB20−1)、配列番号42(MB20−2)、配列番号44(MB20−3)、配列番号46(MB20−7)、配列番号48(MB20−8)、配列番号50(MB20−10)、配列番号52(MB20−13)、配列番号54(MB20−14)および配列番号56(MB20−18)の軽鎖可変領域、あるいは、配列番号40、配列番号42、配列番号44、配列番号46、配列番号48、配列番号50、配列番号52、配列番号54または配列番号56と少なくとも80%のアミノ酸配列類似性を有する軽鎖可変領域からなる群より選択される可変領域を含む軽鎖をコードするヌクレオチド配列を含む、単離核酸。
【請求項147】
請求項141に記載の単離核酸を含む、ベクター。
【請求項148】
請求項142に記載の単離核酸を含む、ベクター。
【請求項149】
請求項143に記載の単離核酸を含む、ベクター。
【請求項150】
請求項144に記載の単離核酸を含む、ベクター。
【請求項151】
請求項145に記載の単離核酸を含む、ベクター。
【請求項152】
請求項146に記載の単離核酸を含む、ベクター。
【請求項153】
請求項141に記載の単離核酸を含む、細胞。
【請求項154】
請求項145に記載の単離核酸を含む、細胞。
【請求項155】
請求項143に記載の単離核酸を含む、細胞。
【請求項156】
請求項144に記載の単離核酸を含む、細胞。
【請求項157】
請求項145に記載の単離核酸を含む、細胞。
【請求項158】
請求項146に記載の単離核酸を含む、細胞。
【請求項159】
哺乳動物被験体においてB細胞を枯渇させる方法であって、請求項3に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメントを投与する工程を包含し、抗CD22または抗CD19抗体を投与する工程をさらに包含する、方法。
【請求項160】
CD20に特異的に結合する抗ヒトCD20mAbまたはその抗原結合性フラグメントであって、該mAbまたはその抗原結合性フラグメントの重鎖CDR3領域がアミノ酸配列FYXYXXXYGAXXXYを含む、抗ヒトCD20mAbまたはその抗原結合性フラグメント。
【請求項161】
アミノ酸配列NXXXXを含む重鎖CDR1領域をさらに含む、請求項160に記載のそのmAb抗原結合性フラグメント。
【請求項162】
アミノ配列XHFWXXXWXを含む軽鎖CDR3領域をさらに含む、請求項161に記載のそのmAb抗原結合性フラグメント。
【請求項163】
薬学的に受容可能なキャリア中に、請求項160に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメントを含む、薬学的組成物。
【請求項164】
薬学的に受容可能なキャリア中に、請求項161に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメントを含む、薬学的組成物。
【請求項165】
薬学的に受容可能なキャリア中に、請求項162に記載のmAbまたは抗原結合性フラグメントを含む、薬学的組成物。
【請求項166】
単球またはマクロファージ機能を増強する化合物をさらに含む、請求項163に記載の薬学的組成物。
【請求項167】
単球またはマクロファージ機能を増強する化合物をさらに含む、請求項164に記載の薬学的組成物。
【請求項168】
単球またはマクロファージ機能を増強する化合物をさらに含む、請求項165に記載の薬学的組成物。
【請求項169】
請求項163に記載の薬学的組成物を投与する工程を包含する、哺乳動物被験体においてB細胞を枯渇させる方法。
【請求項170】
請求項164に記載の薬学的組成物を投与する工程を包含する、哺乳動物被験体においてB細胞を枯渇させる方法。
【請求項171】
請求項165に記載の薬学的組成物を投与する工程を包含する、哺乳動物被験体においてB細胞を枯渇させる方法。

【図1−1】
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【図1−2】
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【図1−3】
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【図2−1】
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【図2−2】
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【図2−3】
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【図3−1】
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【図3−2】
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【図4−1】
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【図4−2】
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【図5−1】
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【図5−2】
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【図6−1】
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【図6−2】
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【図7−1】
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【図7−2】
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【図7−3】
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【図8−1】
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【図8−2】
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【図8−3】
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【図8−4】
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【図9−1】
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【図9−2】
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【図9−3】
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【図10−1】
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【図10−2】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14−1】
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【図14−2】
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【図14−3】
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【図14−4】
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【図14−5】
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【図14−6】
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【図14−7】
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【図15】
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【図16】
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【図17−1】
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【図17−2】
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【図17−3】
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【図17−4】
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【図17−5】
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【図17−6】
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【図17−7】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公表番号】特表2007−535301(P2007−535301A)
【公表日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−532859(P2006−532859)
【出願日】平成16年5月7日(2004.5.7)
【国際出願番号】PCT/US2004/014326
【国際公開番号】WO2005/000901
【国際公開日】平成17年1月6日(2005.1.6)
【出願人】(502363490)デューク ユニバーシティ (7)
【Fターム(参考)】