説明

N−[4−(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)−フェニル]−スルホンアミド及び薬剤としてのその使用

【課題】血清及びグルココルチコイド調節キナーゼ(SGK)活性の不適切にもとづく疾患、例えば変性関節障害又は炎症過程、例えば骨関節炎又はリウマチの治療に有効な化合物、薬剤としてその使用、及びそれを含む薬学的組成物の提供。
【解決手段】下記式Iの化合物。


(式中、Arはフェニル、及び窒素、酸素及び硫黄からなる系列より選ばれる環ヘテロ原子を含む5員又は6員単環式芳香族複素環からなる系列より選ばれ、R1は水素及びアミノ他、R2はハロゲン及びアルキル他、及びnは0、1及び2から選ばれる)


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
いずれかの立体異性形態の若しくは任意の比率の立体異性形態の混合物の式I
【化1】

[式中、
Arは、フェニル、及び窒素、酸素及び硫黄からなる系列より選ばれる1、2又は3個の同一又は異なる環ヘテロ原子を含み、そして環炭素原子を介して結合される5員又は6員単環式芳香族複素環、からなる系列より選ばれ、それらは、すべて、非置換であるか又は1つ若しくはそれ以上の同一若しくは異なる置換基R10によって置換されており;
nは、0、1及び2からなる系列より選ばれ;
R1は、水素、−N(R11)−R12、−N(R13)−C(O)−R14、−N(R13)−S(O)2−R15、−N(R13)−C(O)−NH−R14、−C(O)−N(R16)−R17、−CN、(C1−C4)−アルキル及び−(C1−C4)−アルキル−O−R18からなる系列より選ばれ;
R2は、ハロゲン、−(C1−C4)−アルキル、−O−(C1−C4)−アルキル及び−CNからなる系列より選ばれ;
R10は、ハロゲン、(C1−C4)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、−(C1−C4)−アルキル−(C3−C7)−シクロアルキル、−O−(C1−C4)−アルキル、−O−(C3−C7)−シクロアルキル、−O−(C1−C4)−アルキル−(C3−C7)−シクロアルキル−、−N(R19)−R20、−N(R21)−N(R19)−R20、−N(R21)−C(O)−R22、−NO2、−C(O)−N(R23)−R24及び−CNからなる系列より選ばれ、
そしてAr中の隣接環炭素原子に結合した2つの基R10は、それらを担持している炭素原子と一緒になって、窒素、酸素及び硫黄からなる系列より選ばれる0、1又は2個の同一又は異なる環ヘテロ原子を含み、そして非置換であるか又はハロゲン、−(C1−C4)−アルキル、−O−(C1−C4)−アルキル及び−CNからなる系列より選ばれる1つ若しくはそれ以上の同一若しくは異なる置換基によって置換された5員〜8員不飽和環を形成することができ;
R11及びR12は、互いに独立して水素、(C1−C4)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル及び−(C1−C4)−アルキル−(C3−C7)−シクロアルキルからなる系列より選ばれるか、
又はR11及びR12は、それらを担持している窒素原子と一緒になって、R11及びR12を担持している窒素原子に加えて、窒素、酸素及び硫黄からなる系列から選ばれる0又は1個のさらなる環ヘテロ原子を含み、そして非置換であるか又はフッ素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれる1つ若しくはそれ以上の同一若しくは異なる置換基によって置換された単環式4員〜7員飽和複素環を形成し;
R13は、水素、(C1−C4)−アルキル及び(C3−C7)−シクロアルキルからなる系列より選ばれ;
R14及びR15は、互いに独立して(C1−C8)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、−(C1−C4)−アルキル−(C3−C7)−シクロアルキル、フェニル、−(C1−C4)−アルキル−フェニル、Het及び−(C1−C4)−アルキル−Hetからなる系列より選ばれ、ここにおいてフェニル及びHetは、すべて、非置換であるか又は1つ若しくはそれ以上の同一若しくは異なる置換基R30によって置換されており;
R16は、水素、(C1−C4)−アルキル及び(C3−C7)−シクロアルキルからなる系列より選ばれ;
R17は、水素、(C1−C8)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、−(C1−C4)−アルキル−(C3−C7)−シクロアルキル、フェニル、−(C1−C4)−アルキル−フェニル、Het及び−(C1−C4)−アルキル−Hetからなる系列より選ばれ、ここにおいてフェニル及びHetは、すべて、非置換であるか又は1つ若しくはそれ以上の同一若しくは異なる置換基R30によって置換されており、
又はR16及びR17は、それらを担持している窒素原子と一緒になって、R16及びR17を担持している窒素原子に加えて、窒素、酸素及び硫黄からなる系列から選ばれる0又は1個のさらなる環ヘテロ原子を含み、そして非置換であるか又はフッ素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれる1つ若しくはそれ以上の同一若しくは異なる置換基によって置換された単環式4員〜7員飽和複素環を形成し;
R18は、水素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R19は、水素、(C1−C4)−アルキル及び(C3−C7)−シクロアルキルからなる系列より選ばれ;
R20は、水素、(C1−C8)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、−(C1−C4)−アルキル−(C3−C7)−シクロアルキル、フェニル、−(C1−C4)−アルキル−フェニル、Het及び−(C1−C4)−アルキル−Hetからなる系列より選ばれ、ここにおいてフェニル及びHetは、すべて、非置換であるか又は1つ若しくはそれ以上の同一若しくは異なる置換基R30によって置換されており、
又はR19及びR20は、それらを担持している窒素原子と一緒になって、R19及びR20を担持している窒素原子に加えて、窒素、酸素及び硫黄からなる系列から選ばれる0又は1個のさらなる環ヘテロ原子を含み、そして非置換であるか又はフッ素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれる1つ若しくはそれ以上の同一若しくは異なる置換基によって置換された単環式4員〜7員飽和複素環を形成し;
R21は、水素、(C1−C4)−アルキル及び(C3−C7)−シクロアルキルからなる系列より選ばれ;
R22は、(C1−C4)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル及び−(C1−C4)−アルキル−(C3−C7)−シクロアルキルからなる系列より選ばれ;
R23及びR24は、互いに独立して水素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R30は、ハロゲン、(C1−C4)−アルキル、−O−(C1−C4)−アルキル及び−CNからなる系列より選ばれ;
Hetは、窒素、酸素及び硫黄からなる系列より選ばれる1又は2個の同一又は異なる環ヘテロ原子を含み、そして環炭素原子を介して結合される単環式4員〜7員飽和、部分不飽和又は芳香族複素環であり;
ここにおいて、すべてのシクロアルキル基は、フッ素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれる1つ又はそれ以上の同一の置換基によって置換されていてもよく;
ここにおいて、すべてアルキル基は、アルキル基上に存在し得る任意の他の置換基と独立して、1つ又はそれ以上のフッ素置換基によって置換されていてもよい]
の化合物、又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項2】
Arが、フェニル、及び窒素、酸素及び硫黄からなる系列より選ばれる1又は2個の同一又は異なる環ヘテロ原子を含み、そして環炭素原子を介して結合される5員又は6員単環式芳香族複素環、からなる系列より選ばれ、それらはすべて、非置換であるか又は1つ若しくはそれ以上の同一若しくは異なる置換基R10によって置換されており;
nが、0、1及び2からなる系列より選ばれ;
R1が、水素、−N(R11)−R12、−N(R13)−C(O)−R14、−N(R13)−S(O)2−R15、−N(R13)−C(O)−NH−R14、(C1−C4)−アルキル及び−(C1−C4)−アルキル−O−R18からなる系列より選ばれ;
R2が、ハロゲン、−(C1−C4)−アルキル及び−CNからなる系列より選ばれ;
R10が、ハロゲン、(C1−C4)−アルキル、−O−(C1−C4)−アルキル、−N(R19)−R20、−N(R21)−N(R19)−R20、−N(R21)−C(O)−R22、−NO2、−C(O)−N(R23)−R24及び−CNからなる系列より選ばれ、
そしてAr中の隣接環炭素原子に結合した2つの基R10が、それらを担持している炭素原子と一緒になって、窒素、酸素及び硫黄からなる系列より選ばれる0、1又は2個の同一又は異なる環ヘテロ原子を含み、そして非置換であるか又はハロゲン、−(C1−C4)−アルキル、及び−CNからなる系列より選ばれる1つ若しくはそれ以上の同一若しくは異なる置換基によって置換された5員〜7員不飽和環を形成することができ;
R11及びR12が、互いに独立して水素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれるか、
又はR11及びR12が、それらを担持している窒素原子と一緒になって、R11及びR12を担持している窒素原子に加えて、窒素、酸素及び硫黄からなる系列から選ばれる0又は1個のさらなる環ヘテロ原子を含み、そして非置換であるか又はフッ素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれる1つ若しくはそれ以上の同一若しくは異なる置換基によって置換された単環式4員〜6員飽和複素環を形成し;
R13が、水素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R14及びR15が、互いに独立して(C3−C7)−シクロアルキル、フェニル、−(C1−C4)−アルキル−フェニル、Het及び−(C1−C4)−アルキル−Hetからなる系列より選ばれ、ここにおいてフェニル及びHetは、すべて、非置換であるか又は1つ若しくはそれ以上の同一若しくは異なる置換基R30によって置換されており;
R18が、水素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R19が、水素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R20が、水素、(C1−C8)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル及び−(C1−C4)−アルキル−(C3−C7)−シクロアルキルからなる系列より選ばれ;
又はR19及びR20が、それらを担持している窒素原子と一緒になって、R19及びR20を担持している窒素原子に加えて、窒素、酸素及び硫黄からなる系列から選ばれる0又は1個のさらなる環ヘテロ原子を含み、そして非置換であるか又はフッ素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれる1つ若しくはそれ以上の同一若しくは異なる置換基によって置換された単環式4員〜6員飽和複素環を形成し;
R21が、水素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R22が、(C1−C4)−アルキル及び(C3−C7)−シクロアルキルからなる系列より選ばれ;
R23及びR24が、互いに独立して水素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R30が、ハロゲン、(C1−C4)−アルキル及び−CNからなる系列より選ばれ;
Hetが、窒素、酸素及び硫黄からなる系列より選ばれる1又は2個の同一又は異なる環ヘテロ原子を含み、そして環炭素原子を介して結合される単環式4員〜7員飽和、部分不飽和又は芳香族複素環であり;
ここにおいて、すべてのシクロアルキル基は、フッ素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれる1つ又はそれ以上の同一の置換基によって置換されていてもよく;
ここにおいて、すべてアルキル基は、アルキル基上に存在し得る任意の他の置換基と独立して、1つ又はそれ以上のフッ素置換基によって置換されていてもよい、
請求項1に記載された、いずれかのその立体異性形態の若しくは任意の比率の立体異性形態の混合物の式Iの化合物、又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項3】
Arが、フェニル、及び窒素、酸素及び硫黄からなる系列より選ばれる1又は2個の同一又は異なる環ヘテロ原子を含み、そして環炭素原子を介して結合される5員又は6員単環式芳香族複素環からなる系列より選ばれ、それらはすべて、非置換であるか又は1つ若しくはそれ以上の同一若しくは異なる置換基R10によって置換されており;
nが、0及び1からなる系列より選ばれ;
R1が、水素、−N(R11)−R12、−N(R13)−C(O)−R14、−N(R13)−S(O)2−R15、−N(R13)−C(O)−NH−R14及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R2が、ハロゲン及び−(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R10が、ハロゲン、(C1−C4)−アルキル、−O−(C1−C4)−アルキル、−N(R19)−R20、−N(R21)−N(R19)−R20、−N(R21)−C(O)−R22、−NO2及び−CNからなる系列より選ばれ、
そしてAr中の隣接環炭素原子に結合した2つの基R10が、それらを担持している炭素原子と一緒になって、窒素、酸素及び硫黄からなる系列より選ばれる0、1又は2個の同一又は異なる環ヘテロ原子を含み、そして非置換であるか又はハロゲン及び−(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれる1つ若しくはそれ以上の同一若しくは異なる置換基によって置換された5員〜7員不飽和環を形成することができ;
R11及びR12が、互いに独立して水素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれるか、
又はR11及びR12が、それらを担持している窒素原子と一緒になって、R11及びR12を担持している窒素原子に加えて、窒素、酸素及び硫黄からなる系列から選ばれる0又は1個のさらなる環ヘテロ原子を含み、そして非置換であるか又はフッ素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれる1つ若しくはそれ以上の同一若しくは異なる置換基によって置換された単環式4員〜6員飽和複素環を形成し;
R13が、水素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R14及びR15が、互いに独立して(C3−C7)−シクロアルキル、フェニル、−(C1−C4)−アルキル−フェニル、Het及び−(C1−C4)−アルキル−Hetからなる系列より選ばれ、ここにおいてフェニル及びHetは、すべて、非置換であるか又は1つ若しくはそれ以上の同一若しくは異なる置換基R30によって置換されており;
R19が、水素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R20が、水素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
又はR19及びR20が、それらを担持している窒素原子と一緒になって、R19及びR20を担持している窒素原子に加えて、窒素、酸素及び硫黄からなる系列から選ばれる0又は1個のさらなる環ヘテロ原子を含み、そして非置換であるか又はフッ素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれる1つ若しくはそれ以上の同一若しくは異なる置換基によって置換された単環式4員〜6員飽和複素環を形成し;
R21が、水素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R22が、(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R30が、ハロゲン、(C1−C4)−アルキル及び−CNからなる系列より選ばれ;
Hetが、窒素、酸素及び硫黄からなる系列より選ばれる1又は2個の同一又は異なる環ヘテロ原子を含み、そして環炭素原子を介して結合される単環式5員又は6員飽和、部分不飽和又は芳香族複素環であり;
ここにおいて、すべてのシクロアルキル基は、フッ素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれる1つ又はそれ以上の同一の置換基によって置換されていてもよく;
ここにおいて、すべてアルキル基は、アルキル基上に存在し得る任意の他の置換基と独立して、1つ又はそれ以上のフッ素置換基によって置換されていてもよい、
請求項1又は2に記載された、いずれかのその立体異性形態の若しくは任意の比率の立体異性形態の混合物の式Iの化合物、又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項4】
Arが、非置換であるか又は1つ若しくはそれ以上の同一若しくは異なる置換基R10によって置換されたフェニルであり;
nが、0及び1からなる系列より選ばれ;
R1が、水素、−N(R11)−R12、−N(R13)−C(O)−R14、−N(R13)−S(O)2−R15、−N(R13)−C(O)−NH−R14及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R2が、ハロゲン及び−(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R10が、ハロゲン、(C1−C4)−アルキル、−O−(C1−C4)−アルキル、−N(R19)−R20、−N(R21)−N(R19)−R20、−N(R21)−C(O)−R22、−NO2及び−CNからなる系列より選ばれ、
そしてAr中の隣接環炭素原子に結合した2つの基R10が、それらを担持している炭素原子と一緒になって、環ヘテロ原子として0、1又は2個の酸素原子を含み、そして非置換であるか又はハロゲン及び−(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれる1つ若しくはそれ以上の同一若しくは異なる置換基によって置換された5員〜7員不飽和環を形成することができ;
R11及びR12が、互いに独立して水素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ、
R13が、水素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R14及びR15が、互いに独立して(C3−C7)−シクロアルキル、フェニル、−(C1−C4)−アルキル−フェニル、Het及び−(C1−C4)−アルキル−Hetからなる系列より選ばれ、ここにおいてフェニル及びHetは、すべて、非置換であるか又は1つ若しくはそれ以上の同一若しくは異なる置換基R30によって置換されており;
R19が、水素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R20が、水素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R21が、水素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R22が、(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R30が、ハロゲン及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
Hetが、窒素、酸素及び硫黄からなる系列より選ばれる1個の環ヘテロ原子を含み、そして環炭素原子を介して結合される単環式5員又は6員飽和、部分不飽和又は芳香族複素環であり;
ここにおいて、すべてのシクロアルキル基は、フッ素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれる1つ又はそれ以上の同一の置換基によって置換されていてもよく;
ここにおいて、すべてアルキル基は、アルキル基上に存在し得る任意の他の置換基と独立して、1つ又はそれ以上のフッ素置換基によって置換されていてもよい、
請求項1〜3のいずれか1項に記載された、いずれかのその立体異性形態の若しくは任意の比率の立体異性形態の混合物の式Iの化合物、又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項5】
Arが、2,3−ジクロロ−フェニル、2,5−ジクロロ−フェニル、5−クロロ−2−ヒドラジノ−フェニル、5−クロロ−2−シアノ−フェニル、2−シアノ−5−メチル−フェニル、2−フルオロ−5−メチル−フェニル、2−クロロ−5−メトキシ−フェニル、2,5−ジクロロ−チオフェン−3−イル、8−クロロ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]ジオキセピン−7−イル、5−クロロ−1,3−ジメチル−ピラゾール−4−イル、ナフタレン−1−イル、2,4,6−トリクロロ−フェニル、5−クロロ−2−フルオロ−フェニル、2,4,5−トリフルオロ−フェニル、2,4,5−トリクロロ−フェニル、5−クロロ−2,4−ジフルオロ−フェニル、2,3,4−トリクロロ−フェニル、2,3,4−トリフルオロ−フェニル、2−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェニル、5−シアノ−2−フルオロ−フェニル、2−シアノ−5−メトキシ−フェニル、2−シアノ−5−フルオロ−フェニル、2−フルオロ−5−メトキシ−フェニル、4−アセチルアミノ−2−メチル−フェニル、2−メチル−5−ニトロ−フェニル及び2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルからなる系列より選ばれ;
nが、0及び1からなる系列より選ばれ;
R1が、水素、−N(R11)−R12、−N(R13)−C(O)−R14、−N(R13)−S(O)2−R15、−N(R13)−C(O)−NH−R14及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R2が、ハロゲン及び−(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R11及びR12が、互いに独立して水素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ、
R13が、水素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R14及びR15が、互いに独立して(C3−C7)−シクロアルキル、フェニル、−(C1−C4)−アルキル−フェニル、Het及び−(C1−C4)−アルキル−Hetからなる系列より選ばれ、ここにおいてフェニル及びHetは、すべて、非置換であるか又は1つ若しくはそれ以上の同一若しくは異なる置換基R30によって置換されており;
R30が、ハロゲン及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
Hetが、窒素、酸素及び硫黄からなる系列より選ばれる1個の環ヘテロ原子を含み、そして環炭素原子を介して結合される単環式5員又は6員飽和、部分不飽和又は芳香族複素環であり;
ここにおいて、すべてのシクロアルキル基は、フッ素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれる1つ又はそれ以上の同一の置換基によって置換されていてもよく;
ここにおいて、すべてアルキル基は、アルキル基上に存在し得る任意の他の置換基と独立して、1つ又はそれ以上のフッ素置換基によって置換されていてもよい、
請求項1〜4のいずれか1項に記載された、いずれかのその立体異性形態の若しくは任意の比率の立体異性形態の混合物の式Iの化合物、又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項6】
Arが、2,3−ジクロロ−フェニル、2,5−ジクロロ−フェニル、5−クロロ−2−ヒドラジノ−フェニル、5−クロロ−2−シアノ−フェニル、2−シアノ−5−メチル−フェニル、2−フルオロ−5−メチル−フェニル、2−クロロ−5−メトキシ−フェニル、2,5−ジクロロ−チオフェン−3−イル、8−クロロ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]ジオキセピン−7−イル、5−クロロ−1,3−ジメチル−ピラゾール−4−イル、ナフタレン−1−イル、5−シアノ−2−フルオロ−フェニル、2−シアノ−5−メトキシ−フェニル、2−シアノ−5−フルオロ−フェニル、2−フルオロ−5−メトキシ−フェニル、4−アセチルアミノ−2−メチル−フェニル、2−メチル−5−ニトロ−フェニル及び2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルからなる系列より選ばれ;
nが、0及び1からなる系列より選ばれ;
R1が、水素、−N(R11)−R12、−N(R13)−C(O)−R14、−N(R13)−S(O)2−R15、−N(R13)−C(O)−NH−R14及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R2が、ハロゲン及び−(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R11及びR12が、互いに独立して水素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ、
R13が、水素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
R14及びR15が、互いに独立して(C3−C7)−シクロアルキル、フェニル、−(C1−C4)−アルキル−フェニル、Het及び−(C1−C4)−アルキル−Hetからなる系列より選ばれ、ここにおいてフェニル及びHetは、すべて、非置換であるか又は1つ若しくはそれ以上の同一若しくは異なる置換基R30によって置換されており;
R30が、ハロゲン及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれ;
Hetが、窒素、酸素及び硫黄からなる系列より選ばれる1個の環ヘテロ原子を含み、そして環炭素原子を介して結合される単環式5員又は6員飽和、部分不飽和又は芳香族複素環であり;
ここにおいて、すべてのシクロアルキル基は、フッ素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれる1つ又はそれ以上の同一の置換基によって置換されていてもよく;
ここにおいて、すべてアルキル基は、アルキル基上に存在し得る他のすべての置換基と独立して、1つ又はそれ以上のフッ素置換基によって置換されていてもよい、
請求項1〜5のいずれか1項に記載された、いずれかのその立体異性形態の若しくは任意の比率の立体異性形態の混合物の式Iの化合物、又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項7】
R1が、水素及び(C1−C4)−アルキルからなる系列より選ばれる、請求項1〜6のいずれか1項に記載された、いずれかのその立体異性形態の若しくは任意の比率の立体異性形態の混合物の式Iの化合物、又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項8】
R1が、−N(R11)−R12、−N(R13)−C(O)−R14、−N(R13)−S(O)2−R15及び−N(R13)−C(O)−NH−R14からなる系列より選ばれる、請求項1〜6のいずれか1項に記載された、いずれかのその立体異性形態の若しくは任意の比率の立体異性形態の混合物の式Iの化合物、又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項9】
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]−2,3−ジクロロ−ベンゼンスルホンアミド、
2,5−ジクロロ−N−[4−(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]ベンゼンスルホンアミド、
2,5−ジクロロ−N−[2−フルオロ−4−(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]ベンゼンスルホンアミド、
2,3−ジクロロ−N−[2−フルオロ−4−(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)−フェニル]−ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]−2,5−ジクロロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]−5−クロロ−2−ヒドラジノ−ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)−2−フルオロ−フェニル]−5−クロロ−2−フルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)−2−フルオロ−フェニル]−2,5−ジクロロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)−2−フルオロ−フェニル]−2,3−ジクロロ−ベンゼンスルホンアミド、
2,5−ジクロロ−N−[4−(3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]ベンゼンスルホンアミド、
2,3−ジクロロ−N−[4−(3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]ベンゼンスルホンアミド、
5−クロロ−2−フルオロ−N−[4−(3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]ベンゼンスルホンアミド、
5−クロロ−2−シアノ−N−[4−(3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]ベンゼンスルホンアミド、
2−シアノ−5−メチル−N−[4−(3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]ベンゼンスルホンアミド、
2−フルオロ−5−メチル−N−[4−(3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]ベンゼンスルホンアミド、
2−クロロ−5−メトキシ−N−[4−(3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]−2−シアノ−5−メチル−ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]−2−クロロ−5−メトキシ−ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]−2−フルオロ−5−メチル−ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)−フェニル]−5−クロロ−2−シアノ−ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]−2,5−ジクロロ−チオフェン−3−スルホンアミド、
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]−8−クロロ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]ジオキセピン−7−スルホンアミド、
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]−5−クロロ−1,3−ジメチル−ピラゾール−4−スルホンアミド、
N−[6−[4−[(2−フルオロ−5−メチル−フェニル)スルホニルアミノ]フェニル]−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−イル]シクロプロパンカルボキサミド、
N−[6−[4−[(2−フルオロ−5−メチル−フェニル)スルホニルアミノ]フェニル]−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−イル]テトラヒドロピラン−4−カルボキサミド、
N−[6−[4−[(2−フルオロ−5−メチル−フェニル)スルホニルアミノ]フェニル]−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−イル]ピペリジン−4−カルボキサミド、
N−[6−[4−[(2−フルオロ−5−メチル−フェニル)スルホニルアミノ]フェニル]−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−イル]シクロペンタンカルボキサミド、
2,3−ジクロロ−N−[6−[4−[(2−フルオロ−5−メチル−フェニル)スルホニルアミノ]フェニル]−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−イル]ベンズアミド、
N−[6−[4−[(2−フルオロ−5−メチル−フェニル)スルホニルアミノ]フェニル]−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−イル]シクロヘキサンカルボキサミド、
N−[6−[4−[(2−フルオロ−5−メチル−フェニル)スルホニルアミノ]フェニル]−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−イル]−2−フェニル−アセトアミド、
N−[6−[4−[(2−フルオロ−5−メチル−フェニル)スルホニルアミノ]フェニル]−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−イル]チオフェン−3−カルボキサミド、
4−クロロ−N−[6−[4−[(2−フルオロ−5−メチル−フェニル)スルホニルアミノ]フェニル]−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−イル]ベンズアミド、
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]ナフタレン−1−スルホンアミド、
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]−2,4,6−トリクロロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]−5−クロロ−2−フルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]−2,4,5−トリフルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]−2,4,5−トリクロロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]−5−クロロ−2,4−ジフルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]−2,3,4−トリクロロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]−2,3,4−トリフルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]−2−クロロ−4−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホンアミド、
5−クロロ−N−[4−[3−[(5−クロロ−2,4−ジフルオロ−フェニル)スルホニルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル]フェニル]−2,4−ジフルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
5−クロロ−N−[4−[3−[(5−クロロ−1,3−ジメチル−ピラゾール−4−イル)スルホニルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル]フェニル]−1,3−ジメチル−ピラゾール−4−スルホンアミド、
2,4,5−トリフルオロ−N−[4−[3−[(2,4,5−トリフルオロフェニル)スルホニルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル]フェニル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)−フェニル]−5−シアノ−2−フルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)−フェニル]−2−シアノ−5−メトキシ−ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)−フェニル]−2−シアノ−5−フルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(3−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)−フェニル]−2−フルオロ−5−メトキシ−ベンゼンスルホンアミド、
1−[6−[4−[(2−フルオロ−5−メチル−フェニル)スルホニルアミノ]フェニル]−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−イル]−3−(3−ピリジル)尿素、
1−(4−クロロフェニル)−3−[6−[4−[(2−フルオロ−5−メチル−フェニル)スルホニルアミノ]フェニル]−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−イル]尿素、
2−クロロ−N−[4−[3−[[2−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェニル]スルホニルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル]フェニル]−4−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホンアミド、
N−[6−[4−(1−ナフチルスルホニルアミノ)フェニル]−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−イル]ナフタレン−1−スルホンアミド、
2,4,6−トリクロロ−N−[4−[3−[(2,4,6−トリクロロフェニル)スルホニルアミノ]−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル]フェニル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[3−メチル−4−[[4−(3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]スルファモイル]フェニル]アセトアミド、
2−メチル−N−[4−(3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]−5−ニトロ−ベンゼンスルホンアミド、及び
N−[4−(3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)フェニル]−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホンアミド
からなる系列より選ばれる、請求項1〜8のいずれか1項に記載された式Iの化合物又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項10】
式IIの化合物及び式IIIの化合物を反応させて式IVの化合物を得、そして式IVの化合物を式Iの化合物に変換することを含む、
【化2】

[式中、式II、III及びIVの化合物中のR1、R2及びnは、式Iの化合物のとおり定義されるか又は官能基は保護された形態若しくは前駆体基の形態で存在し、式IIの化合物中の基G1は、ハロゲン又はスルホニルオキシ基であり、式II及びIVの化合物中の基G3は、水素又は保護基であり、式III及びIVの化合物中の基G4は、式Ar−S(O)2−NH−の基であり、ここにおいてArは式Iの化合物中のとおり定義され、若しくは官能基は保護された形態若しくは前駆体基の形態で存在し、又はG4はアミノ基、保護されたアミノ基若しくはアミノ基の前駆体基であり、そして式IIIの化合物中の基G5は、トリアルキルスタニル基又はボロン酸基、ボロン酸エステル基若しくは環式ボロン酸エステル基である]
請求項1〜9のいずれ1項に記載された式Iの化合物の製造方法。
【請求項11】
薬剤として使用するための請求項1〜9のいずれか1項に記載された、いずれかの立体異性形態の若しくは任意の比率の立体異性形態の混合物の式Iの化合物、又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項12】
請求項1〜9のいずれか1項に記載された、いずれかのその立体異性形態の若しくは任意の比率の立体異性形態の混合物の式Iの化合物、又はその薬学的に許容しうる塩、及び薬学的に許容しうる担体を含む薬学的組成物。
【請求項13】
血清及びグルココルチコイド調節キナーゼ(SGK)の阻害剤として又は変性関節障害、退行性軟骨病変、糖尿病、心臓血管疾患、線維症、炎症過程、疼痛、腫瘍若しくは脳梗塞の治療において使用するための、請求項1〜9のいずれか1項に記載された、いずれかの立体異性形態の若しくは任意の比率の立体異性形態の混合物における式Iの化合物、又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項14】
血清及びグルココルチコイド調節キナーゼ(SGK)を阻害する薬剤を製造するための又は変性関節障害、変性軟骨変化、糖尿病、心臓血管疾患、線維症、炎症性過程、疼痛、腫瘍若しくは脳梗塞を治療するための、請求項1〜9のいずれか1項に記載された、いずれかの立体異性形態の若しくは任意の比率の立体異性形態の混合物における式Iの化合物、又はその薬学的に許容しうる塩の使用。

【公開番号】特開2013−63936(P2013−63936A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−204135(P2011−204135)
【出願日】平成23年9月20日(2011.9.20)
【出願人】(504456798)サノフイ (433)
【Fターム(参考)】