Pro104抗体組成物および使用方法
本発明は、in vivoで哺乳類細胞上のPro104に結合する、単離された、抗−卵巣癌抗原、膵臓癌抗原、肺癌抗原または乳癌抗原(Pro104)抗体を提供する。本発明はまた、抗Pro104抗体および担体を含む組成物を包含する。これらの組成物は、製造品またはキット中に提供することも可能である。本発明の他の観点は、抗Pro104抗体をコードする単離核酸、および単離核酸を含む発現ベクターである。さらに提供されるのは、抗Pro104抗体を産生する細胞である。本発明は、抗Pro104抗体を産生する方法を包含する。本発明の他の観点は、癌細胞を抗Pro104抗体と接触させることを含む、Pro104発現癌細胞を死滅させる方法、および、治療的に有効量の抗Pro104抗体を哺乳類に投与することを含む、哺乳類におけるPro104発現癌を寛解または処置する方法である。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
in vivoで哺乳類細胞上のPro104に結合する、単離されたPro104抗体。
【請求項2】
in vivoで哺乳類細胞上のPro104に結合すると内部移行する、請求項1に記載の抗体。
【請求項3】
モノクローナル抗体である、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項4】
抗体断片である、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項5】
キメラ抗体またはヒト化抗体である、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項6】
アメリカンタイプカルチャーコレクション受託番号PTA-5277、PTA-6076、PTA-6077およびPTA-6078からなる群から選択されるハイブリドーマにより産生される、請求項3に記載の抗体。
【請求項7】
抗体が、アメリカンタイプカルチャーコレクション受託番号PTA-5277、PTA-6076、PTA-6077およびPTA-6078からなる群から選択されるハイブリドーマにより産生されるモノクローナル抗体により結合されるエピトープと同一のエピトープへの結合に対して競合する、請求項3に記載の抗体。
【請求項8】
増殖阻害剤に結合している、請求項3に記載の抗体。
【請求項9】
細胞毒性剤に結合している、請求項3に記載の抗体。
【請求項10】
細胞毒性剤が、毒素、抗生物質、放射性同位体および核酸分解酵素からなる群から選択される、請求項9に記載の抗体。
【請求項11】
細胞毒性剤が、毒素である、請求項10に記載の抗体。
【請求項12】
毒素が、リシン、サポニン、メイタンシノイドおよびカリケアマイシンからなる群から選択される、請求項11に記載の抗体。
【請求項13】
毒素が、メイタンシノイドである、請求項12に記載の抗体。
【請求項14】
哺乳類細胞が、癌細胞である、請求項3に記載の抗体。
【請求項15】
Pro104発現細胞に選択的に結合する、抗Pro104モノクローナル抗体。
【請求項16】
in vivoでPro104発現癌細胞の増殖を阻害する、抗Pro104モノクローナル抗体。
【請求項17】
ヒト化抗体またはヒト抗体である、請求項16に記載の抗体。
【請求項18】
細菌中で産生される、請求項17に記載の抗体。
【請求項19】
ATCC受託番号PTA-5277、PTA-6076、PTA-6077およびPTA-6078からなる群から選択されるハイブリドーマにより産生される抗Pro104抗体のヒト化形態である、請求項15に記載の抗体。
【請求項20】
癌細胞が、乳癌、卵巣癌、膵臓癌および肺癌からなる群から選択される癌からのものである、請求項16に記載の抗体。
【請求項21】
癌細胞が、卵巣癌細胞または膵臓癌細胞である、請求項20に記載の抗体。
【請求項22】
請求項3に記載の抗体を産生する、細胞。
【請求項23】
細胞が、アメリカンタイプカルチャーコレクション受託番号PTA-5277、PTA-6076、PTA-6077およびPTA-6078の下で寄託されるハイブリドーマ細胞からなる群から選択される、請求項22に記載の前記細胞。
【請求項24】
適切な細胞を培養し、抗体を該細胞培養物から回収することを含む、請求項3に記載の抗体を産生する方法。
【請求項25】
請求項3または15に記載の抗体および担体を含む、組成物。
【請求項26】
抗体が、細胞毒性剤に結合している、請求項25に記載の組成物。
【請求項27】
細胞毒性剤が、メイタンシノイドである、請求項26に記載の組成物。
【請求項28】
抗体が、ヒト抗体またはヒト化抗体であり、担体が、薬学的担体である、請求項25に記載の組成物。
【請求項29】
ヒト化抗体が、ATCC受託番号PTA-5277、PTA-6076、PTA-6077およびPTA-6078からなる群から選択されるハイブリドーマにより産生される抗Pro104抗体のヒト化形態である、請求項28に記載の組成物。
【請求項30】
Pro104発現癌細胞を死滅させる方法であって、該癌細胞を、請求項1または2に記載の抗体と接触させ、これにより該癌細胞を死滅させることを含む、前記方法。
【請求項31】
癌細胞が、乳癌細胞、卵巣癌細胞、膵臓癌細胞および肺癌細胞からなる群から選択される、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
癌細胞が、卵巣癌細胞または膵臓癌細胞である、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
卵巣癌が卵巣漿液性腺癌であり、または乳癌が乳房浸潤性乳管癌である、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
癌細胞が、転移性の乳癌、卵巣癌、膵臓癌または肺癌からのものである、請求項31に記載の方法。
【請求項35】
抗体が、抗体断片である、請求項30に記載の方法。
【請求項36】
抗体が、ヒト化抗体である、請求項30に記載の方法。
【請求項37】
抗体が、細胞毒性剤に結合している、請求項30に記載の方法。
【請求項38】
細胞毒性剤が、メイタンシノイド、リシン、サポリンおよびカリケアマイシンからなる群から選択される毒素である、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
抗体が、ATCC受託番号PTA-5277、PTA-6076、PTA-6077およびPTA-6078からなる群から選択されるハイブリドーマにより産生される抗体のヒト化形態である、請求項30に記載の方法。
【請求項40】
細胞毒性剤が、放射性同位体である、請求項37に記載の方法。
【請求項41】
哺乳類におけるPro104発現癌を寛解する方法であって、請求項15に記載の抗体の治療的に有効な量を、該哺乳類に投与することを含む、前記方法。
【請求項42】
癌が、乳癌、卵巣癌、膵臓癌および肺癌からなる群から選択される、請求項42に記載の方法。
【請求項43】
卵巣癌が卵巣漿液性腺癌であり、または乳癌が乳房浸潤性乳管癌である、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
抗体が、ヒト化抗体である、請求項41に記載の方法。
【請求項45】
抗体が、細胞毒性剤に結合している、請求項41に記載の方法。
【請求項46】
細胞毒性剤が、メイタンシノイドである、請求項40に記載の方法。
【請求項47】
抗体を、少なくとも1種の化学療法剤と組み合わせて投与する、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
化学療法剤が、パクリタキセルまたはその誘導体である、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
容器およびその中に含まれた組成物を含む製造品であって、該組成物が、請求項3に記載の抗体を含む、前記製造品。
【請求項50】
組成物が、乳癌、卵巣癌、膵臓癌または肺癌を処置するために用いることができることを示す添付文書をさらに含む、請求項49に記載の製造品。
【請求項51】
試料中の細胞がPro104を発現するか否かを決定する方法であって、
(a)細胞の試料を、請求項3に記載のPro104抗体と、Pro104抗体のPro104への特異的な結合に適する条件の下で接触させること、および
(b)該抗体の前記試料中の細胞への結合のレベル、または前記試料中の細胞によるPro104抗体の内部移行のレベルを決定すること
を含み、ここで、前記試料中の細胞に結合するPro104抗体、または前記試料中の細胞によるPro104抗体の内部移行が、前記試料中の細胞がPro104を発現することを示す、前記方法。
【請求項52】
細胞の試料を、ATCC受託番号PTA-5277、PTA-6076、PTA-6077およびPTA-6078からなる群から選択されるハイブリドーマにより産生される抗体と接触させる、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
細胞の試料が、癌を有し、癌を有することが疑われ、または癌を発生する素因を有し得る対象からのものである、請求項51に記載の方法。
【請求項54】
癌が、乳癌、卵巣癌、膵臓癌または肺癌である、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記抗体が、標識抗体である、請求項51に記載の方法。
【請求項56】
試験細胞試料中でのPro104過剰発現を検出するための方法であって:
(a)Pro104の、試験試料中の細胞により発現されたPro104への特異的な結合に適する条件の下で、前記試験細胞試料を請求項3に記載のPro104抗体と混ぜ合わせること、
(b)該Pro104抗体の前記試験試料中の細胞への結合のレベルを決定すること、
(c)ステップ(b)において細胞に結合したPro104抗体のレベルを、対照の細胞試料中の細胞に結合するPro104抗体のレベルと比較すること、
を含み、ここで、対照と比較した前記試験細胞試料中のPro104抗体の結合の増加が、前記試験細胞試料中の細胞によるPro104過剰発現の指標である、前記方法。
【請求項57】
試験細胞試料が、癌細胞試料である、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
癌細胞試料が、乳癌、卵巣癌、膵臓癌または肺癌のものである、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
卵巣癌が卵巣漿液性腺癌であり、または乳癌が乳房浸潤性乳管癌である、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
対照が、隣接する正常組織の試料である、請求項57に記載の方法。
【請求項61】
Pro104過剰発現を、その検出を必要としている対象において検出する方法であって、
(a)対象の血清試料を、請求項3に記載のPro104抗体と、Pro104抗体の、前記血清試料中のPro104への特異的な結合に適する条件の下で混ぜ合わせること、
(b)Pro104の前記血清試料中のレベルを決定すること、
(c)ステップbにおいて決定したPro104のレベルを、対照中のPro104のレベルと比較すること、を含み、ここで、対照と比較した、対象からの前記血清試料中のPro104のレベルの増大が、対象におけるPro104過剰発現の指標である、前記方法。
【請求項62】
対象が、癌を有する、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
対象が、乳癌、卵巣癌、膵臓癌もしくは肺癌またはこれらの転移癌を有する、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
卵巣癌が卵巣漿液性腺癌であり、または乳癌が乳房浸潤性乳管癌である、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
対照が、Pro104を過剰発現する癌を有さない対象からの血清試料である、請求項61に記載の方法。
【請求項66】
請求項3に記載の抗体により結合されたエピトープに結合する抗体のスクリーニング方法であって、
(a)Pro104含有試料を、試験抗体および請求項3に記載の抗体と混ぜ合わせて、混合物を形成すること、
(b)混合物中のPro104に結合したPro104抗体のレベルを決定すること、および
(c)ステップ(a)の混合物中で結合したPro104抗体のレベルを、対照混合物と比較すること、
を含み、ここで、対照と比較した、混合物中のPro104に結合するPro104抗体のレベルが、請求項3に記載の抗Pro104抗体により結合されたエピトープへの試験抗体の結合の指標である、前記スクリーニング方法。
【請求項67】
Pro104に結合するPro104抗体のレベルを、ELISAにより決定する、請求項66に記載のスクリーニング方法。
【請求項68】
対照が、Pro104、請求項3に記載のPro104抗体および、請求項3に記載のPro104抗体により結合されるエピトープに結合することが知られている抗体の混合物である、請求項66に記載のスクリーニング方法。
【請求項69】
抗Pro104抗体が標識されている、請求項66に記載のスクリーニング方法。
【請求項70】
Pro104が固体支持体に結合された、請求項69に記載のスクリーニング方法。
【請求項71】
固体支持体がセファロースビーズである、請求項70に記載のスクリーニング方法。
【請求項1】
in vivoで哺乳類細胞上のPro104に結合する、単離されたPro104抗体。
【請求項2】
in vivoで哺乳類細胞上のPro104に結合すると内部移行する、請求項1に記載の抗体。
【請求項3】
モノクローナル抗体である、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項4】
抗体断片である、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項5】
キメラ抗体またはヒト化抗体である、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項6】
アメリカンタイプカルチャーコレクション受託番号PTA-5277、PTA-6076、PTA-6077およびPTA-6078からなる群から選択されるハイブリドーマにより産生される、請求項3に記載の抗体。
【請求項7】
抗体が、アメリカンタイプカルチャーコレクション受託番号PTA-5277、PTA-6076、PTA-6077およびPTA-6078からなる群から選択されるハイブリドーマにより産生されるモノクローナル抗体により結合されるエピトープと同一のエピトープへの結合に対して競合する、請求項3に記載の抗体。
【請求項8】
増殖阻害剤に結合している、請求項3に記載の抗体。
【請求項9】
細胞毒性剤に結合している、請求項3に記載の抗体。
【請求項10】
細胞毒性剤が、毒素、抗生物質、放射性同位体および核酸分解酵素からなる群から選択される、請求項9に記載の抗体。
【請求項11】
細胞毒性剤が、毒素である、請求項10に記載の抗体。
【請求項12】
毒素が、リシン、サポニン、メイタンシノイドおよびカリケアマイシンからなる群から選択される、請求項11に記載の抗体。
【請求項13】
毒素が、メイタンシノイドである、請求項12に記載の抗体。
【請求項14】
哺乳類細胞が、癌細胞である、請求項3に記載の抗体。
【請求項15】
Pro104発現細胞に選択的に結合する、抗Pro104モノクローナル抗体。
【請求項16】
in vivoでPro104発現癌細胞の増殖を阻害する、抗Pro104モノクローナル抗体。
【請求項17】
ヒト化抗体またはヒト抗体である、請求項16に記載の抗体。
【請求項18】
細菌中で産生される、請求項17に記載の抗体。
【請求項19】
ATCC受託番号PTA-5277、PTA-6076、PTA-6077およびPTA-6078からなる群から選択されるハイブリドーマにより産生される抗Pro104抗体のヒト化形態である、請求項15に記載の抗体。
【請求項20】
癌細胞が、乳癌、卵巣癌、膵臓癌および肺癌からなる群から選択される癌からのものである、請求項16に記載の抗体。
【請求項21】
癌細胞が、卵巣癌細胞または膵臓癌細胞である、請求項20に記載の抗体。
【請求項22】
請求項3に記載の抗体を産生する、細胞。
【請求項23】
細胞が、アメリカンタイプカルチャーコレクション受託番号PTA-5277、PTA-6076、PTA-6077およびPTA-6078の下で寄託されるハイブリドーマ細胞からなる群から選択される、請求項22に記載の前記細胞。
【請求項24】
適切な細胞を培養し、抗体を該細胞培養物から回収することを含む、請求項3に記載の抗体を産生する方法。
【請求項25】
請求項3または15に記載の抗体および担体を含む、組成物。
【請求項26】
抗体が、細胞毒性剤に結合している、請求項25に記載の組成物。
【請求項27】
細胞毒性剤が、メイタンシノイドである、請求項26に記載の組成物。
【請求項28】
抗体が、ヒト抗体またはヒト化抗体であり、担体が、薬学的担体である、請求項25に記載の組成物。
【請求項29】
ヒト化抗体が、ATCC受託番号PTA-5277、PTA-6076、PTA-6077およびPTA-6078からなる群から選択されるハイブリドーマにより産生される抗Pro104抗体のヒト化形態である、請求項28に記載の組成物。
【請求項30】
Pro104発現癌細胞を死滅させる方法であって、該癌細胞を、請求項1または2に記載の抗体と接触させ、これにより該癌細胞を死滅させることを含む、前記方法。
【請求項31】
癌細胞が、乳癌細胞、卵巣癌細胞、膵臓癌細胞および肺癌細胞からなる群から選択される、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
癌細胞が、卵巣癌細胞または膵臓癌細胞である、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
卵巣癌が卵巣漿液性腺癌であり、または乳癌が乳房浸潤性乳管癌である、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
癌細胞が、転移性の乳癌、卵巣癌、膵臓癌または肺癌からのものである、請求項31に記載の方法。
【請求項35】
抗体が、抗体断片である、請求項30に記載の方法。
【請求項36】
抗体が、ヒト化抗体である、請求項30に記載の方法。
【請求項37】
抗体が、細胞毒性剤に結合している、請求項30に記載の方法。
【請求項38】
細胞毒性剤が、メイタンシノイド、リシン、サポリンおよびカリケアマイシンからなる群から選択される毒素である、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
抗体が、ATCC受託番号PTA-5277、PTA-6076、PTA-6077およびPTA-6078からなる群から選択されるハイブリドーマにより産生される抗体のヒト化形態である、請求項30に記載の方法。
【請求項40】
細胞毒性剤が、放射性同位体である、請求項37に記載の方法。
【請求項41】
哺乳類におけるPro104発現癌を寛解する方法であって、請求項15に記載の抗体の治療的に有効な量を、該哺乳類に投与することを含む、前記方法。
【請求項42】
癌が、乳癌、卵巣癌、膵臓癌および肺癌からなる群から選択される、請求項42に記載の方法。
【請求項43】
卵巣癌が卵巣漿液性腺癌であり、または乳癌が乳房浸潤性乳管癌である、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
抗体が、ヒト化抗体である、請求項41に記載の方法。
【請求項45】
抗体が、細胞毒性剤に結合している、請求項41に記載の方法。
【請求項46】
細胞毒性剤が、メイタンシノイドである、請求項40に記載の方法。
【請求項47】
抗体を、少なくとも1種の化学療法剤と組み合わせて投与する、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
化学療法剤が、パクリタキセルまたはその誘導体である、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
容器およびその中に含まれた組成物を含む製造品であって、該組成物が、請求項3に記載の抗体を含む、前記製造品。
【請求項50】
組成物が、乳癌、卵巣癌、膵臓癌または肺癌を処置するために用いることができることを示す添付文書をさらに含む、請求項49に記載の製造品。
【請求項51】
試料中の細胞がPro104を発現するか否かを決定する方法であって、
(a)細胞の試料を、請求項3に記載のPro104抗体と、Pro104抗体のPro104への特異的な結合に適する条件の下で接触させること、および
(b)該抗体の前記試料中の細胞への結合のレベル、または前記試料中の細胞によるPro104抗体の内部移行のレベルを決定すること
を含み、ここで、前記試料中の細胞に結合するPro104抗体、または前記試料中の細胞によるPro104抗体の内部移行が、前記試料中の細胞がPro104を発現することを示す、前記方法。
【請求項52】
細胞の試料を、ATCC受託番号PTA-5277、PTA-6076、PTA-6077およびPTA-6078からなる群から選択されるハイブリドーマにより産生される抗体と接触させる、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
細胞の試料が、癌を有し、癌を有することが疑われ、または癌を発生する素因を有し得る対象からのものである、請求項51に記載の方法。
【請求項54】
癌が、乳癌、卵巣癌、膵臓癌または肺癌である、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記抗体が、標識抗体である、請求項51に記載の方法。
【請求項56】
試験細胞試料中でのPro104過剰発現を検出するための方法であって:
(a)Pro104の、試験試料中の細胞により発現されたPro104への特異的な結合に適する条件の下で、前記試験細胞試料を請求項3に記載のPro104抗体と混ぜ合わせること、
(b)該Pro104抗体の前記試験試料中の細胞への結合のレベルを決定すること、
(c)ステップ(b)において細胞に結合したPro104抗体のレベルを、対照の細胞試料中の細胞に結合するPro104抗体のレベルと比較すること、
を含み、ここで、対照と比較した前記試験細胞試料中のPro104抗体の結合の増加が、前記試験細胞試料中の細胞によるPro104過剰発現の指標である、前記方法。
【請求項57】
試験細胞試料が、癌細胞試料である、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
癌細胞試料が、乳癌、卵巣癌、膵臓癌または肺癌のものである、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
卵巣癌が卵巣漿液性腺癌であり、または乳癌が乳房浸潤性乳管癌である、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
対照が、隣接する正常組織の試料である、請求項57に記載の方法。
【請求項61】
Pro104過剰発現を、その検出を必要としている対象において検出する方法であって、
(a)対象の血清試料を、請求項3に記載のPro104抗体と、Pro104抗体の、前記血清試料中のPro104への特異的な結合に適する条件の下で混ぜ合わせること、
(b)Pro104の前記血清試料中のレベルを決定すること、
(c)ステップbにおいて決定したPro104のレベルを、対照中のPro104のレベルと比較すること、を含み、ここで、対照と比較した、対象からの前記血清試料中のPro104のレベルの増大が、対象におけるPro104過剰発現の指標である、前記方法。
【請求項62】
対象が、癌を有する、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
対象が、乳癌、卵巣癌、膵臓癌もしくは肺癌またはこれらの転移癌を有する、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
卵巣癌が卵巣漿液性腺癌であり、または乳癌が乳房浸潤性乳管癌である、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
対照が、Pro104を過剰発現する癌を有さない対象からの血清試料である、請求項61に記載の方法。
【請求項66】
請求項3に記載の抗体により結合されたエピトープに結合する抗体のスクリーニング方法であって、
(a)Pro104含有試料を、試験抗体および請求項3に記載の抗体と混ぜ合わせて、混合物を形成すること、
(b)混合物中のPro104に結合したPro104抗体のレベルを決定すること、および
(c)ステップ(a)の混合物中で結合したPro104抗体のレベルを、対照混合物と比較すること、
を含み、ここで、対照と比較した、混合物中のPro104に結合するPro104抗体のレベルが、請求項3に記載の抗Pro104抗体により結合されたエピトープへの試験抗体の結合の指標である、前記スクリーニング方法。
【請求項67】
Pro104に結合するPro104抗体のレベルを、ELISAにより決定する、請求項66に記載のスクリーニング方法。
【請求項68】
対照が、Pro104、請求項3に記載のPro104抗体および、請求項3に記載のPro104抗体により結合されるエピトープに結合することが知られている抗体の混合物である、請求項66に記載のスクリーニング方法。
【請求項69】
抗Pro104抗体が標識されている、請求項66に記載のスクリーニング方法。
【請求項70】
Pro104が固体支持体に結合された、請求項69に記載のスクリーニング方法。
【請求項71】
固体支持体がセファロースビーズである、請求項70に記載のスクリーニング方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図2】
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【図12】
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【図16】
【図17】
【図18】
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【図20】
【図21】
【図22】
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【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
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【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【公表番号】特表2007−528845(P2007−528845A)
【公表日】平成19年10月18日(2007.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−517742(P2006−517742)
【出願日】平成16年6月28日(2004.6.28)
【国際出願番号】PCT/US2004/020741
【国際公開番号】WO2005/046573
【国際公開日】平成17年5月26日(2005.5.26)
【出願人】(502160545)ディアデクサス インコーポレーテッド (8)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年10月18日(2007.10.18)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年6月28日(2004.6.28)
【国際出願番号】PCT/US2004/020741
【国際公開番号】WO2005/046573
【国際公開日】平成17年5月26日(2005.5.26)
【出願人】(502160545)ディアデクサス インコーポレーテッド (8)
【Fターム(参考)】
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