Sp35またはTrkAアンタゴニストの投与により髄鞘形成、ニューロンの生存および希乏突起膠細胞の分化を促進するための方法
本発明は、髄鞘形成、ニューロンの生存および希乏突起膠細胞の分化の促進方法、ならびにTrkAアンタゴニストの投与により髄鞘脱落および髄鞘発育不全疾患を処置するための方法に関する。本発明はまた、TrkAアンタゴニストの使用によりSp35発現を阻害または低減させる方法に関する。さらに、本発明は、一般的に、Sp35とTrkAの相互作用をブロックするため、およびSp35アンタゴニストの投与によりTrkAリン酸化を阻害または低減させるための方法に関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
CNSニューロンと希乏突起膠細胞の混合物を、
(i)TrkAアンタゴニスト化合物;
(ii)TrkAアンタゴニストポリペプチド;
(iii)TrkAアンタゴニスト抗体またはその断片;
(iv)TrkAアンタゴニストポリヌクレオチド;
(v)TrkAアプタマー;および
(vi)前記TrkAアンタゴニストの2種類以上の組合せ
からなる群より選択されるTrkAアンタゴニストを含む組成物と接触させることを含む、中枢神経系(CNS)ニューロンの髄鞘形成を促進するための方法。
【請求項2】
(i)TrkAアンタゴニスト化合物;
(ii)TrkAアンタゴニストポリペプチド;
(iii)TrkAアンタゴニスト抗体またはその断片;
(iv)TrkAアンタゴニストポリヌクレオチド;
(v)TrkAアプタマー;および
(vi)前記TrkAアンタゴニストの2種類以上の組合せ
からなる群より選択されるTrkAアンタゴニストを含む組成物の有効量を、CNSニューロンの髄鞘形成を必要とする哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物におけるCNSニューロンの髄鞘形成を促進するための方法。
【請求項3】
(i)TrkAアンタゴニスト化合物;
(ii)TrkAアンタゴニストポリペプチド;
(iii)TrkAアンタゴニスト抗体またはその断片;
(iv)TrkAアンタゴニストポリヌクレオチド;
(v)TrkAアプタマー;および
(vi)前記TrkAアンタゴニストの2種類以上の組合せ
からなる群より選択されるTrkAアンタゴニストを含む組成物の治療有効量を、髄鞘発育不全または髄鞘脱落と関連する疾患、障害または損傷の処置を必要とする哺乳動物に投与することを含む、
哺乳動物における髄鞘発育不全または髄鞘脱落と関連する疾患、障害または損傷を処置するための方法。
【請求項4】
(i)TrkAアンタゴニスト化合物;
(ii)TrkAアンタゴニストポリペプチド;
(iii)TrkAアンタゴニスト抗体またはその断片;
(iv)TrkAアンタゴニストポリヌクレオチド;
(v)TrkAアプタマー;および
(vi)前記TrkAアンタゴニストの2種類以上の組合せ
からなる群より選択されるTrkAアンタゴニストを含む組成物の有効量を、CNSニューロンの生存の促進を必要とする哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物におけるCNSニューロンの生存を促進するための方法。
【請求項5】
CNSニューロンを、
(i)TrkAアンタゴニスト化合物;
(ii)TrkAアンタゴニストポリペプチド;
(iii)TrkAアンタゴニスト抗体またはその断片;
(iv)TrkAアンタゴニストポリヌクレオチド;
(v)TrkAアプタマー;および
(vi)前記TrkAアンタゴニストの2種類以上の組合せ
からなる群より選択されるTrkAアンタゴニストを含む組成物と接触させることを含む、CNSニューロンにおけるSp35発現を阻害するための方法。
【請求項6】
前記TrkAアンタゴニストがTrkAアンタゴニスト化合物である、請求項1〜5に記載の方法。
【請求項7】
前記TrkAアンタゴニスト化合物が、K252a;K252a誘導体;リドカイン;ブピバカイン;プロカイン;1H−[1,2,4]オキサジアゾロ[4,3−α]キノキサリン−1−オン(ODQ);メチル水銀;エンドカンナビノイドアナンダミド;CEP−701;CEP−751;PD098059;タモキシフェン;ツニカマイシン;3−モルホリノシドノンイミン(Sin−1);トリホスチンAG879;ハービマイシンA;ゲニステイン;5−アザシチジン;およびトリホスチンRG508964からなる群より選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記TrkAアンタゴニスト化合物がK252aである、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記TrkAアンタゴニストがTrkAアンタゴニストポリペプチドである、請求項1〜5いずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記TrkAアンタゴニストポリペプチドが、
(i)配列番号:4の36〜68;
(ii)配列番号:4の90〜113;
(iii)配列番号:4の115〜137;
(iv)配列番号:4の90〜137;
(v)配列番号:4の68〜140;
(vi)配列番号:4の141〜192;
(vii)配列番号:4の211〜269;
(viii)配列番号:4の211〜283;
(ix)配列番号:4の194〜269;
(x)配列番号:4の194〜283;
(xi)配列番号:4の299〜365;
(xii)配列番号:4の366〜407;
(xiii)配列番号:4の366〜424;
(xiv)配列番号:4の1〜68;
(xv)配列番号:4の1〜113;
(xvi)配列番号:4の1〜137;
(xvii)配列番号:4の1〜140;
(xviii)配列番号:4の1〜192;
(xix)配列番号:4の1〜269;
(xx)配列番号:4の1〜283;
(xxi)配列番号:4の1〜365;
(xxii)配列番号:4の1〜407;
(xxiii)配列番号:4の1〜439;
(xxiv)配列番号:4の36〜68;
(xxv)配列番号:4の36〜113;
(xxvi)配列番号:4の36〜137;
(xxvii)配列番号:4の36〜140;
(xxviii)配列番号:4の36〜192;
(xxix)配列番号:4の36〜269;
(xxx)配列番号:4の36〜283;
(xxxi)配列番号:4の36〜365;
(xxxii)配列番号:4の36〜407;
(xxxiii)配列番号:4の36〜439;
(xxxiv)配列番号:4の194〜269;
(xxxv)配列番号:4の194〜283;
(xxxvi)配列番号:4の194〜365;
(xxxvii)配列番号:4の211〜269;
(xxxviii)配列番号:4の211〜283;
(xxxix)配列番号:4の211〜365;
(xl)配列番号:4の299〜365;
(xli)配列番号:4の1〜441;
(xlii)配列番号:4の36〜441;
(xliii)配列番号:4のX〜Y;
(xliv)配列番号:4のX1〜Y1;
(xlv)かかるポリペプチドの断片、変異体または誘導体;および
(xlvi)前記ポリペプチド断片またはその変異体もしくは誘導体のいずれかの少なくとも2つの組合せ
からなる群より選択され、
Xは配列番号:4のアミノ酸1〜40であり、Yは配列番号:4のアミノ酸60〜450であり、X1は配列番号:4のアミノ酸1〜36であり、Y1はアミノ酸360〜445である、
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記TrkAアンタゴニストポリペプチドが配列番号:4の1〜441である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記TrkAアンタゴニストポリペプチドが、さらに非TrkA部分を含む、請求項9〜11いずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記非TrkA部分が、前記TrkAアンタゴニストポリペプチドに融合されたポリペプチドである、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記非TrkA部分が、抗体Ig部分、血清アルブミン部分、標的化部分、レポーター部分および精製助長部分からなる群より選択される、請求項12または13いずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記非TrkA部分が抗体Ig部分である、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記抗体Ig部分がヒンジとFc部分である、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記TrkAアンタゴニストポリペプチドがポリマーにコンジュゲートされる、請求項12に記載の方法。
【請求項18】
前記ポリマーが、ポリアルキレングリコール、糖ポリマーおよびポリペプチドからなる群より選択される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記ポリマーがポリアルキレングリコールである、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ポリアルキレングリコールがポリエチレングリコール(PEG)である、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記TrkAアンタゴニストポリペプチドが、1、2、3または4つのポリマーにコンジュゲートされる、請求項17に記載の方法。
【請求項22】
前記ポリマーの総分子量が5,000Da〜100,000Daである、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記TrkAアンタゴニストがTrkAアンタゴニスト抗体またはその断片である、請求項1〜5に記載の方法。
【請求項24】
前記TrkAアンタゴニスト抗体またはその断片が、TrkAモノクローナル抗体;MC192;MNAC13モノクローナル抗体;またはAB1577抗体のFab断片からなる群より選択される、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記TrkAアンタゴニストがTrkAアンタゴニストポリヌクレオチドである、請求項1〜5に記載の方法。
【請求項26】
前記TrkAアンタゴニストポリヌクレオチドが、
(i)アンチセンスポリヌクレオチド;
(ii)リボザイム;
(iii)低分子干渉RNA(siRNA);および
(iv)低分子ヘアピン型RNA(shRNA)
からなる群より選択される、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記TrkAアンタゴニストポリヌクレオチドが、TrkA mRNAのコード部分に相補的な少なくとも10塩基を含むアンチセンスポリヌクレオチドである、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記TrkAアンタゴニストポリヌクレオチドがリボザイムである、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
前記TrkAアンタゴニストポリヌクレオチドがsiRNAである、請求項26に記載の方法。
【請求項30】
前記TrkAアンタゴニストポリヌクレオチドがshRNAである、請求項26に記載の方法。
【請求項31】
前記TrkAアンタゴニストがTrkAアンタゴニストアプタマーである、請求項1〜5に記載の方法。
【請求項32】
前記CNSニューロンが哺乳動物中に存在し、前記接触させることが、有効量の前記TrkAアンタゴニストを、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、請求項1〜2または4〜5いずれか1項に記載の方法。
【請求項33】
前記哺乳動物が、髄鞘脱落、髄鞘発育不全または神経変性を伴う疾患、障害または損傷を有すると診断されている、請求項2または4いずれか1項に記載の方法。
【請求項34】
前記疾患、障害または損傷が、多発性硬化症(MS)、進行性多病巣性白質脳障害(PML)、脳脊髄炎(EPL)、橋中央ミエリン溶解(CPM)、副腎脳白質ジストロフィ、アレグザンダー病、ペリツェーウス‐メルツバッヒャー病(PMZ)、ウォーラー変性、視神経炎、横断脊髄炎、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、ハンティングトン病、アルツハイマー病、パーキンソン病、脊髄損傷、外傷性脳損傷、放射線療法後損傷、化学療法の神経系の合併症、脳卒中、急性虚血性視神経症、ビタミンE欠乏症、孤立性ビタミンE欠乏症候群、AR、バッセン‐コルンツヴァイク症候群、マルキアファーヴァ‐ビニャーミ症候群、異染性白質萎縮症、三叉神経痛、急性播種性脳炎、ギヤン‐バレー症候群、シャルコー・マリー・トゥース病およびベル麻痺からなる群より選択される、請求項3または33いずれか1項に記載の方法。
【請求項35】
前記疾患、障害または損傷が多発性硬化症(MS)である、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記TrkAアンタゴニストがボーラス注射または長時間注入によって投与される、請求項2〜4または32いずれか1項に記載の方法。
【請求項37】
前記TrkAアンタゴニストが直接、中枢神経系内に投与される、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記TrkAアンタゴニストが直接、MSの慢性病変部内に投与される、請求項35に記載の方法。
【請求項39】
前記TrkAアンタゴニストが、TrkAアンタゴニストポリペプチド;TrkAアンタゴニストポリヌクレオチド;およびTrkAアプタマーからなる群より選択される、請求項1〜38いずれか1項に記載の方法。
【請求項40】
(a)CNSニューロン内に、前記TrkAアンタゴニストをコードするポリヌクレオチドを導入すること、および(b)前記TrkAアンタゴニストを発現させることを含む、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記ポリヌクレオチドが前記CNSニューロン内に、
(a)トランスフェクション;
(b)エレクトロポレーション;
(c)形質導入;および
(d)直接マイクロインジェクション
からなる群より選択される方法によって導入される、請求項39に記載の方法。
【請求項42】
前記CNSニューロンが哺乳動物中に存在し、前記導入することが、(a)前記哺乳動物に、前記TrkAアンタゴニストをコードする前記ポリヌクレオチドを投与すること、および(b)前記TrkAアンタゴニストを発現させることを含む、請求項39〜41いずれか1項に記載の方法。
【請求項43】
前記ポリヌクレオチドが、前記ポリヌクレオチドの発現能を有する培養宿主細胞内に投与される、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記ポリヌクレオチドが発現ベクターとして投与される、請求項39〜43いずれか1項に記載の方法。
【請求項45】
前記発現ベクターがウイルスベクターである、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記ポリヌクレオチドが前記哺乳動物の疾患、障害または損傷の部位またはその付近に導入される、請求項39〜45いずれか1項に記載の方法。
【請求項47】
前記培養宿主細胞が、(a)レシピエント宿主細胞を、請求項40のポリヌクレオチドまたは請求項44もしくは請求項45のベクターで形質転換またはトランスフェクトすること、および(b)前記形質転換またはトランスフェクト宿主細胞を培養することを含む方法によって作製される、請求項43に記載の方法。
【請求項48】
前記宿主細胞が処置される哺乳動物由来である、請求項43〜47いずれか1項に記載の方法。
【請求項49】
前記ウイルスベクターが、アデノウイルスベクター、アルファウイルスベクター、エンテロウイルスベクター、ペスチウイルスベクター、レンチウイルスベクター、バキュロウイルスベクター、ヘルペスウイルスベクター、パポバウイルスベクター、パルボウイルスベクターおよびポックスイルスベクターからなる群より選択される、請求項45に記載の方法。
【請求項50】
前記ヘルペスウイルスベクターが、単純疱疹ウイルスベクターおよびエプスタイン‐バーウイルスベクターからなる群より選択される、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記ポックスウイルスベクターがワクシニアウイルスベクターである、請求項49に記載の方法。
【請求項52】
前記レンチウイルスベクターがpLL3.7である、請求項49に記載の方法。
【請求項53】
前記パルボウイルスベクターがアデノ随伴ウイルス(AAV)である、請求項49に記載の方法。
【請求項54】
前記TrkAアンタゴニストが、局所的投与、眼内投与、非経口投与、髄腔内投与、硬膜下投与および皮下投与からなる群より選択される経路によって投与される、請求項1〜5いずれか1項に記載の方法。
【請求項55】
CNSニューロンと希乏突起膠細胞の混合物を、
(i)可溶性Sp35ポリペプチド;
(ii)Sp35抗体またはその断片;
(iii)Sp35アンタゴニストポリヌクレオチド;
(iv)Sp35アプタマー;および
(v)前記Sp35アンタゴニストの2種類以上の組合せ
からなる群より選択されるSp35アンタゴニストを含む組成物と接触させることを含む、Sp35とTrkAの相互作用をブロックするための方法。
【請求項56】
CNSニューロンを、
(i)可溶性Sp35ポリペプチド;
(ii)Sp35抗体またはその断片;
(iii)Sp35アンタゴニストポリヌクレオチド;
(iv)Sp35アプタマー;および
(v)前記Sp35アンタゴニストの2種類以上の組合せ
からなる群より選択されるSp35アンタゴニストを含む組成物と接触させることを含む、TrkAリン酸化を阻害するための方法。
【請求項57】
前記Sp35アンタゴニストが可溶性Sp35ポリペプチドを含む、請求項55または56いずれか1項に記載の方法。
【請求項58】
前記可溶性Sp35ポリペプチドが、
(i)Sp35 Igドメインまたはその断片、変異体もしくは誘導体、
(ii)Sp35 LRRドメインまたはその断片、変異体もしくは誘導体、
(iii)Sp35細胞質ドメインまたはその断片、変異体もしくは誘導体、
(iv)Sp35膜貫通ドメインまたはその断片、変異体もしくは誘導体、
(v)LRRドメインまたはその断片、変異体もしくは誘導体のC末端のSp35塩基性領域、および
(vi)(i)〜(v)の前記Sp35ドメインまたはその断片、変異体もしくは誘導体の少なくとも2つの組合せ
からなる群より選択されるSp35領域を含む、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記可溶性Sp35ポリペプチドが、
(i)Sp35 Igドメイン、
(ii)Sp35 LRRドメイン、
(iii)Sp35細胞質ドメイン、
(iv)Sp35膜貫通ドメイン、
(v)LRRドメインのC末端のSp35塩基性領域、および
(vi)(i)〜(v)の前記Sp35ドメインの少なくとも2つの組合せ
からなる群より選択されるSp35領域を欠いている、請求項57に記載の方法。
【請求項60】
前記可溶性Sp35ポリペプチドが、Sp35膜貫通ドメインおよびSp35細胞質ドメインを欠いている、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記可溶性Sp35ポリペプチドが、
(i)Sp35 LRRドメインまたはその断片、変異体もしくは誘導体、
(ii)LRRドメインまたはその断片、変異体もしくは誘導体のC末端のSp35塩基性領域、および
(iii)Sp35免疫グロブリン(Ig)ドメインまたはその断片、変異体もしくは誘導体
を含む、請求項57〜60いずれか1項に記載の方法。
【請求項62】
前記可溶性Sp35ポリペプチドが、Sp35 LRRドメインの少なくとも一部分を含むが、Sp35 Igドメイン、Sp35塩基性領域、Sp35膜貫通ドメインおよびSp35細胞質ドメインを欠いている、請求項59 または請求項60に記載の方法。
【請求項63】
前記可溶性Sp35ポリペプチドが、
(i)配列番号:2のアミノ酸1〜33;
(ii)配列番号:2のアミノ酸1〜35;
(iii)配列番号:2のアミノ酸34〜64;
(iv)配列番号:2のアミノ酸36〜64;
(v)配列番号:2のアミノ酸66〜89;
(vi)配列番号:2のアミノ酸90〜113;
(vii)配列番号:2のアミノ酸114〜137;
(viii)配列番号:2のアミノ酸138〜161;
(ix)配列番号:2のアミノ酸162〜185;
(x)配列番号:2のアミノ酸186〜209;
(xi)配列番号:2のアミノ酸210〜233;
(xii)配列番号:2のアミノ酸234〜257;
(xiii)配列番号:2のアミノ酸258〜281;
(xiv)配列番号:2のアミノ酸282〜305;
(xv)配列番号:2のアミノ酸306〜329;
(xvi)配列番号:2のアミノ酸330〜353;
(xvii)配列番号:2のアミノ酸363〜416;
(xviii)配列番号:2のアミノ酸417〜424;
(xix)配列番号:2のアミノ酸419〜493;
(xx)配列番号:2のアミノ酸494〜551、
(xxi)配列番号:2のアミノ酸1〜64;
(xxii)配列番号:2のアミノ酸1〜89;
(xxiii)配列番号:2のアミノ酸1〜113;
(xxiv)配列番号:2のアミノ酸1〜137;
(xxv)配列番号:2のアミノ酸1〜161;
(xxvi)配列番号:2のアミノ酸1〜185;
(xxvii)配列番号:2のアミノ酸1〜209;
(xxviii)配列番号:2のアミノ酸1〜233;
(xxix)配列番号:2のアミノ酸1〜257;
(xxx)配列番号:2のアミノ酸1〜281;
(xxxi)配列番号:2のアミノ酸1〜305;
(xxxii)配列番号:2のアミノ酸1〜329;
(xxxiii)配列番号:2のアミノ酸1〜353;
(xxxiv)配列番号:2のアミノ酸1〜416;
(xxxv)配列番号:2のアミノ酸1〜424;
(xxxvi)配列番号:2のアミノ酸1〜493;
(xxxvii)配列番号:2のアミノ酸1〜551;
(xxxviii)配列番号:2のアミノ酸1〜531
(xxxix)配列番号:2のアミノ酸1〜532;
(xl)配列番号:2のアミノ酸34〜89;
(xli)配列番号:2のアミノ酸34〜113;
(xlii)配列番号:2のアミノ酸34〜137;
(xliii)配列番号:2のアミノ酸34〜161;
(xiiv)配列番号:2のアミノ酸34〜185;
(xlv)配列番号:2のアミノ酸34〜209;
(xlvi)配列番号:2のアミノ酸34〜233;
(xlvii)配列番号:2のアミノ酸34〜257;
(xlviii)配列番号:2のアミノ酸34〜281;
(xlix)配列番号:2のアミノ酸34〜305;
(l)配列番号:2のアミノ酸34〜329;
(li)配列番号:2のアミノ酸34〜353;
(lii)配列番号:2のアミノ酸34〜416;
(liii)配列番号:2のアミノ酸34〜424;
(liv)配列番号:2のアミノ酸34〜493;
(lv)配列番号:2のアミノ酸34〜551
(lvi)配列番号:2のアミノ酸34〜530;
(lvii)配列番号:2のアミノ酸34〜531;
(lviii)配列番号:2のアミノ酸34〜532;
(lix)配列番号:2のアミノ酸34〜533;
(lx)配列番号:2のアミノ酸34〜534;
(lxi)配列番号:2のアミノ酸34〜535;
(lxii)配列番号:2のアミノ酸34〜536;
(lxiii)配列番号:2のアミノ酸34〜537;
(lxiv)配列番号:2のアミノ酸34〜538;
(lxv)配列番号:2のアミノ酸34〜539;
(lxvi)配列番号:2のアミノ酸30〜532;
(lxvii)配列番号:2のアミノ酸31〜532;
(lxviii)配列番号:2のアミノ酸32〜532;
(lxix)配列番号:2のアミノ酸33〜532;
(lxx)配列番号:2のアミノ酸34〜532;
(lxxi)配列番号:2のアミノ酸35〜532;
(lxxii)配列番号:2のアミノ酸36〜532;
(lxxiii)配列番号:2のアミノ酸30〜531;
(lxxiv)配列番号:2のアミノ酸31〜531;
(lxxv)配列番号:2のアミノ酸32〜531;
(lxxvi)配列番号:2のアミノ酸33〜531;
(lxxvii)配列番号:2のアミノ酸34〜531;
(lxxviii)配列番号:2のアミノ酸35〜531;
(lxxix)配列番号:2のアミノ酸36〜531
(lxxx)配列番号:2のアミノ酸36〜89;
(lxxxi)配列番号:2のアミノ酸36〜113;
(lxxxii)配列番号:2のアミノ酸36〜137;
(lxxxiii)配列番号:2のアミノ酸36〜161;
(lxxxiv)配列番号:2のアミノ酸36〜185;
(lxxxv)配列番号:2のアミノ酸36〜209;
(lxxxvi)配列番号:2のアミノ酸36〜233;
(lxxxvii)配列番号:2のアミノ酸36〜257;
(lxxxviii)配列番号:2のアミノ酸36〜281;
(lxxxix)配列番号:2のアミノ酸36〜305;
(xc)配列番号:2のアミノ酸36〜329;
(xci)配列番号:2のアミノ酸36〜353;
(xcii)配列番号:2のアミノ酸36〜416;
(xciii)配列番号:2のアミノ酸36〜424;
(xciv)配列番号:2のアミノ酸36〜493;
(xcv)配列番号:2のアミノ酸36〜551
(xcvi)配列番号:2のアミノ酸36〜530;
(xcvii)配列番号:2のアミノ酸36〜531;
(xcviii)配列番号:2のアミノ酸36〜532;
(xcix)配列番号:2のアミノ酸36〜533;
(c)配列番号:2のアミノ酸36〜534;
(ci)配列番号:2のアミノ酸36〜535;
(cii)配列番号:2のアミノ酸36〜536;
(ciii)配列番号:2のアミノ酸36〜537;
(civ)配列番号:2のアミノ酸36〜538;
(cv)配列番号:2のアミノ酸36〜539;
(cvi)前記ポリペプチド断片のいずれかの変異体または誘導体、および
(cvii)前記ポリペプチド断片またはその変異体もしくは誘導体のいずれかの少なくとも2つの組合せ
からなる群より選択されるポリペプチド断片を含む、請求項57〜61いずれか1項に記載の方法。
【請求項64】
前記可溶性Sp35ポリペプチドが、配列番号:2のアミノ酸34〜532または配列番号:2のアミノ酸36〜532を含む、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記可溶性Sp35ポリペプチドが、Sp35 Igドメインまたはその断片、変異体もしくは誘導体を含む、請求項57〜64いずれか1項に記載の方法。
【請求項66】
前記可溶性Sp35ポリペプチドが配列番号:2のアミノ酸417〜493を含む、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
前記可溶性Sp35ポリペプチドが、さらに非Sp35部分を含む、請求項58〜67いずれか1項に記載の方法。
【請求項68】
前記非Sp35部分が、前記可溶性Sp35ポリペプチドに融合されたポリペプチドである、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記非Sp35部分が、抗体Ig部分、血清アルブミン部分、標的化部分、レポーター部分および精製助長部分からなる群より選択される、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
前記非Sp35部分が抗体Ig部分である、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
前記抗体Ig部分がヒンジとFc部分である、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
前記可溶性Sp35ポリペプチドがポリマーにコンジュゲートされる、請求項68に記載の方法。
【請求項73】
前記ポリマーが、ポリアルキレングリコール、糖ポリマーおよびポリペプチドからなる群より選択される、請求項72に記載の方法。
【請求項74】
前記ポリマーがポリアルキレングリコールである、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
前記ポリアルキレングリコールがポリエチレングリコール(PEG)である、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
前記可溶性Sp35ポリペプチドが、1、2、3または4つのポリマーにコンジュゲートされている、請求項72に記載の方法。
【請求項77】
前記ポリマーの総分子量が5,000Da〜100,000Daである、請求項74に記載の方法。
【請求項78】
前記Sp35アンタゴニストがSp35抗体またはその断片を含む、請求項55または56いずれか1項に記載の方法。
【請求項79】
前記Sp35抗体またはその断片が、
(i)配列番号:2のアミノ酸66〜89;
(ii)配列番号:2のアミノ酸66〜113;
(iii)配列番号:2のアミノ酸66〜137;
(iv)配列番号:2のアミノ酸90〜113;
(v)配列番号:2のアミノ酸114〜137;
(vi)配列番号:2のアミノ酸138〜161;
(vii)配列番号:2のアミノ酸162〜185;
(viii)配列番号:2のアミノ酸186〜209;
(ix)配列番号:2のアミノ酸210〜233;
(x)配列番号:2のアミノ酸234〜257;
(xi)配列番号:2のアミノ酸258〜281;
(xii)配列番号:2のアミノ酸282〜305;
(xiii)配列番号:2のアミノ酸306〜329;
(xiv)配列番号:2のアミノ酸330〜353;
(xv)配列番号:2のアミノ酸34〜64;
(xvi)配列番号:2のアミノ酸363〜416;
(xvii)前記ポリペプチド断片のいずれかの変異体または誘導体;および
(xviii)前記ポリペプチド断片またはその変異体もしくは誘導体のいずれかの2種類以上の組合せ
からなる群より選択されるポリペプチド断片から本質的になるエピトープに特異的に結合する、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
前記Sp35抗体が、
【化16】
からなる群より選択される、請求項78に記載の方法。
【請求項81】
前記Sp35アンタゴニストがSp35アンタゴニストポリヌクレオチドを含む、請求項55または56いずれか1項に記載の方法。
【請求項82】
前記Sp35アンタゴニストポリヌクレオチドが、
(i)アンチセンスポリヌクレオチド;
(ii)リボザイム;
(iii)低分子干渉RNA(siRNA);および
(iv)低分子ヘアピン型RNA(shRNA)
からなる群より選択される、請求項81に記載の方法。
【請求項83】
前記Sp35アンタゴニストポリヌクレオチドが、Sp35 mRNAのコード部分に相補的な少なくとも10塩基を含むアンチセンスポリヌクレオチドである、請求項82に記載の方法。
【請求項84】
前記Sp35アンタゴニストポリヌクレオチドがリボザイムである、請求項82に記載の方法。
【請求項85】
前記Sp35アンタゴニストポリヌクレオチドがsiRNAである、請求項82に記載の方法。
【請求項86】
前記Sp35アンタゴニストポリヌクレオチドがshRNAである、請求項82に記載の方法。
【請求項87】
前記shRNAが、ヌクレオチド配列:
【化17】
を含む、請求項86に記載の方法。
【請求項88】
前記Sp35アンタゴニストがアプタマーである、請求項55または56いずれか1項に記載の方法。
【請求項89】
(a)前記CNSニューロン内に、前記Sp35アンタゴニストをコードするポリヌクレオチドを、発現制御配列への作動可能な連結によって導入すること、および(b)前記Sp35アンタゴニストを発現させることを含む、請求項55〜88いずれか1項に記載の方法。
【請求項90】
前記ポリヌクレオチドが前記CNSニューロン内に、
(a)トランスフェクション;
(b)エレクトロポレーション;
(c)形質導入;および
(d)直接マイクロインジェクション
からなる群より選択される方法によって導入される、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
前記ポリヌクレオチドが発現ベクターとして投与される、請求項89または90いずれか1項に記載の方法。
【請求項92】
前記発現ベクターがウイルスベクターである、請求項91に記載の方法。
【請求項93】
前記ウイルスベクターが、アデノウイルスベクター、アルファウイルスベクター、エンテロウイルスベクター、ペスチウイルスベクター、レンチウイルスベクター、バキュロウイルスベクター、ヘルペスウイルスベクター、パポバウイルスベクター、パルボウイルスベクターおよびポックスイルスベクターからなる群より選択される、請求項92に記載の方法。
【請求項94】
前記ヘルペスウイルスベクターが、単純疱疹ウイルスベクターおよびエプスタイン‐バーウイルスベクターからなる群より選択される、請求項93に記載の方法。
【請求項95】
前記ポックスウイルスベクターがワクシニアウイルスベクターである、請求項93に記載の方法。
【請求項96】
前記レンチウイルスベクターがpLL3.7である、請求項93に記載の方法。
【請求項97】
前記パルボウイルスベクターがアデノ随伴ウイルス(AAV)である、請求項93に記載の方法。
【請求項98】
前記組成物が、さらに、
(i)NGFアンタゴニスト;
(ii)NgR1アンタゴニスト;
(iii)TAJアンタゴニスト;および
(iv)OMgpアンタゴニスト
からなる群より選択されるさらなるアンタゴニスト
を含む、請求項1〜5または55〜56いずれか1項に記載の方法。
【請求項99】
希乏突起膠細胞または希乏突起膠細胞の前駆細胞を、
(i)TrkAアンタゴニスト化合物;
(ii)TrkAアンタゴニスト抗体またはその断片;
(iii)TrkAアンタゴニストポリヌクレオチド;
(iv)TrkAアプタマー;および
(v)前記TrkAアンタゴニストの2種類以上の組合せ
からなる群より選択されるTrkAアンタゴニストと接触させることを含む、希乏突起膠細胞の分化を促進するための方法。
【請求項100】
(i)TrkAアンタゴニスト化合物;
(ii)TrkAアンタゴニスト抗体またはその断片;
(iii)TrkAアンタゴニストポリヌクレオチド;
(iv)TrkAアプタマー;および
(v)前記TrkAアンタゴニストの2種類以上の組合せ
からなる群より選択されるTrkAアンタゴニストを含む組成物の有効量を、希乏突起膠細胞の分化の促進を必要とする哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における、希乏突起膠細胞の分化を促進するための方法。
【請求項101】
(a)希乏突起膠細胞または希乏突起膠細胞の前駆細胞内に、
(i)TrkAアンタゴニストポリペプチド;
(ii)TrkAアンタゴニストポリヌクレオチド;および
(iii)TrkAアプタマー
からなる群より選択されるTrkAアンタゴニストをコードするポリヌクレオチドを導入すること、および
(b)前記TrkAアンタゴニストを発現させること
を含む、希乏突起膠細胞の分化を促進するための方法。
【請求項102】
前記ポリヌクレオチドが、前記希乏突起膠細胞または希乏突起膠細胞の前駆細胞内に、
(a)トランスフェクション;
(b)エレクトロポレーション;
(c)形質導入;および
(d)直接マイクロインジェクション
からなる群より選択される方法によって導入される、請求項101に記載の方法。
【請求項103】
前記希乏突起膠細胞または希乏突起膠細胞の前駆細胞が哺乳動物中に存在し、前記導入することが、(a)前記哺乳動物に、前記TrkAアンタゴニストをコードする前記ポリヌクレオチドを投与すること、および(b)前記TrkAアンタゴニストを発現させることを含む、請求項101または102いずれか1項に記載の方法。
【請求項104】
前記ポリヌクレオチドが、前記ポリヌクレオチドの発現能を有する培養宿主細胞内に投与される、請求項103に記載の方法。
【請求項105】
前記ポリヌクレオチドが発現ベクターとして投与される、請求項101〜104いずれか1項に記載の方法。
【請求項106】
前記発現ベクターがウイルスベクターである、請求項105に記載の方法。
【請求項1】
CNSニューロンと希乏突起膠細胞の混合物を、
(i)TrkAアンタゴニスト化合物;
(ii)TrkAアンタゴニストポリペプチド;
(iii)TrkAアンタゴニスト抗体またはその断片;
(iv)TrkAアンタゴニストポリヌクレオチド;
(v)TrkAアプタマー;および
(vi)前記TrkAアンタゴニストの2種類以上の組合せ
からなる群より選択されるTrkAアンタゴニストを含む組成物と接触させることを含む、中枢神経系(CNS)ニューロンの髄鞘形成を促進するための方法。
【請求項2】
(i)TrkAアンタゴニスト化合物;
(ii)TrkAアンタゴニストポリペプチド;
(iii)TrkAアンタゴニスト抗体またはその断片;
(iv)TrkAアンタゴニストポリヌクレオチド;
(v)TrkAアプタマー;および
(vi)前記TrkAアンタゴニストの2種類以上の組合せ
からなる群より選択されるTrkAアンタゴニストを含む組成物の有効量を、CNSニューロンの髄鞘形成を必要とする哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物におけるCNSニューロンの髄鞘形成を促進するための方法。
【請求項3】
(i)TrkAアンタゴニスト化合物;
(ii)TrkAアンタゴニストポリペプチド;
(iii)TrkAアンタゴニスト抗体またはその断片;
(iv)TrkAアンタゴニストポリヌクレオチド;
(v)TrkAアプタマー;および
(vi)前記TrkAアンタゴニストの2種類以上の組合せ
からなる群より選択されるTrkAアンタゴニストを含む組成物の治療有効量を、髄鞘発育不全または髄鞘脱落と関連する疾患、障害または損傷の処置を必要とする哺乳動物に投与することを含む、
哺乳動物における髄鞘発育不全または髄鞘脱落と関連する疾患、障害または損傷を処置するための方法。
【請求項4】
(i)TrkAアンタゴニスト化合物;
(ii)TrkAアンタゴニストポリペプチド;
(iii)TrkAアンタゴニスト抗体またはその断片;
(iv)TrkAアンタゴニストポリヌクレオチド;
(v)TrkAアプタマー;および
(vi)前記TrkAアンタゴニストの2種類以上の組合せ
からなる群より選択されるTrkAアンタゴニストを含む組成物の有効量を、CNSニューロンの生存の促進を必要とする哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物におけるCNSニューロンの生存を促進するための方法。
【請求項5】
CNSニューロンを、
(i)TrkAアンタゴニスト化合物;
(ii)TrkAアンタゴニストポリペプチド;
(iii)TrkAアンタゴニスト抗体またはその断片;
(iv)TrkAアンタゴニストポリヌクレオチド;
(v)TrkAアプタマー;および
(vi)前記TrkAアンタゴニストの2種類以上の組合せ
からなる群より選択されるTrkAアンタゴニストを含む組成物と接触させることを含む、CNSニューロンにおけるSp35発現を阻害するための方法。
【請求項6】
前記TrkAアンタゴニストがTrkAアンタゴニスト化合物である、請求項1〜5に記載の方法。
【請求項7】
前記TrkAアンタゴニスト化合物が、K252a;K252a誘導体;リドカイン;ブピバカイン;プロカイン;1H−[1,2,4]オキサジアゾロ[4,3−α]キノキサリン−1−オン(ODQ);メチル水銀;エンドカンナビノイドアナンダミド;CEP−701;CEP−751;PD098059;タモキシフェン;ツニカマイシン;3−モルホリノシドノンイミン(Sin−1);トリホスチンAG879;ハービマイシンA;ゲニステイン;5−アザシチジン;およびトリホスチンRG508964からなる群より選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記TrkAアンタゴニスト化合物がK252aである、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記TrkAアンタゴニストがTrkAアンタゴニストポリペプチドである、請求項1〜5いずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記TrkAアンタゴニストポリペプチドが、
(i)配列番号:4の36〜68;
(ii)配列番号:4の90〜113;
(iii)配列番号:4の115〜137;
(iv)配列番号:4の90〜137;
(v)配列番号:4の68〜140;
(vi)配列番号:4の141〜192;
(vii)配列番号:4の211〜269;
(viii)配列番号:4の211〜283;
(ix)配列番号:4の194〜269;
(x)配列番号:4の194〜283;
(xi)配列番号:4の299〜365;
(xii)配列番号:4の366〜407;
(xiii)配列番号:4の366〜424;
(xiv)配列番号:4の1〜68;
(xv)配列番号:4の1〜113;
(xvi)配列番号:4の1〜137;
(xvii)配列番号:4の1〜140;
(xviii)配列番号:4の1〜192;
(xix)配列番号:4の1〜269;
(xx)配列番号:4の1〜283;
(xxi)配列番号:4の1〜365;
(xxii)配列番号:4の1〜407;
(xxiii)配列番号:4の1〜439;
(xxiv)配列番号:4の36〜68;
(xxv)配列番号:4の36〜113;
(xxvi)配列番号:4の36〜137;
(xxvii)配列番号:4の36〜140;
(xxviii)配列番号:4の36〜192;
(xxix)配列番号:4の36〜269;
(xxx)配列番号:4の36〜283;
(xxxi)配列番号:4の36〜365;
(xxxii)配列番号:4の36〜407;
(xxxiii)配列番号:4の36〜439;
(xxxiv)配列番号:4の194〜269;
(xxxv)配列番号:4の194〜283;
(xxxvi)配列番号:4の194〜365;
(xxxvii)配列番号:4の211〜269;
(xxxviii)配列番号:4の211〜283;
(xxxix)配列番号:4の211〜365;
(xl)配列番号:4の299〜365;
(xli)配列番号:4の1〜441;
(xlii)配列番号:4の36〜441;
(xliii)配列番号:4のX〜Y;
(xliv)配列番号:4のX1〜Y1;
(xlv)かかるポリペプチドの断片、変異体または誘導体;および
(xlvi)前記ポリペプチド断片またはその変異体もしくは誘導体のいずれかの少なくとも2つの組合せ
からなる群より選択され、
Xは配列番号:4のアミノ酸1〜40であり、Yは配列番号:4のアミノ酸60〜450であり、X1は配列番号:4のアミノ酸1〜36であり、Y1はアミノ酸360〜445である、
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記TrkAアンタゴニストポリペプチドが配列番号:4の1〜441である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記TrkAアンタゴニストポリペプチドが、さらに非TrkA部分を含む、請求項9〜11いずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記非TrkA部分が、前記TrkAアンタゴニストポリペプチドに融合されたポリペプチドである、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記非TrkA部分が、抗体Ig部分、血清アルブミン部分、標的化部分、レポーター部分および精製助長部分からなる群より選択される、請求項12または13いずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記非TrkA部分が抗体Ig部分である、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記抗体Ig部分がヒンジとFc部分である、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記TrkAアンタゴニストポリペプチドがポリマーにコンジュゲートされる、請求項12に記載の方法。
【請求項18】
前記ポリマーが、ポリアルキレングリコール、糖ポリマーおよびポリペプチドからなる群より選択される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記ポリマーがポリアルキレングリコールである、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ポリアルキレングリコールがポリエチレングリコール(PEG)である、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記TrkAアンタゴニストポリペプチドが、1、2、3または4つのポリマーにコンジュゲートされる、請求項17に記載の方法。
【請求項22】
前記ポリマーの総分子量が5,000Da〜100,000Daである、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記TrkAアンタゴニストがTrkAアンタゴニスト抗体またはその断片である、請求項1〜5に記載の方法。
【請求項24】
前記TrkAアンタゴニスト抗体またはその断片が、TrkAモノクローナル抗体;MC192;MNAC13モノクローナル抗体;またはAB1577抗体のFab断片からなる群より選択される、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記TrkAアンタゴニストがTrkAアンタゴニストポリヌクレオチドである、請求項1〜5に記載の方法。
【請求項26】
前記TrkAアンタゴニストポリヌクレオチドが、
(i)アンチセンスポリヌクレオチド;
(ii)リボザイム;
(iii)低分子干渉RNA(siRNA);および
(iv)低分子ヘアピン型RNA(shRNA)
からなる群より選択される、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記TrkAアンタゴニストポリヌクレオチドが、TrkA mRNAのコード部分に相補的な少なくとも10塩基を含むアンチセンスポリヌクレオチドである、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記TrkAアンタゴニストポリヌクレオチドがリボザイムである、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
前記TrkAアンタゴニストポリヌクレオチドがsiRNAである、請求項26に記載の方法。
【請求項30】
前記TrkAアンタゴニストポリヌクレオチドがshRNAである、請求項26に記載の方法。
【請求項31】
前記TrkAアンタゴニストがTrkAアンタゴニストアプタマーである、請求項1〜5に記載の方法。
【請求項32】
前記CNSニューロンが哺乳動物中に存在し、前記接触させることが、有効量の前記TrkAアンタゴニストを、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、請求項1〜2または4〜5いずれか1項に記載の方法。
【請求項33】
前記哺乳動物が、髄鞘脱落、髄鞘発育不全または神経変性を伴う疾患、障害または損傷を有すると診断されている、請求項2または4いずれか1項に記載の方法。
【請求項34】
前記疾患、障害または損傷が、多発性硬化症(MS)、進行性多病巣性白質脳障害(PML)、脳脊髄炎(EPL)、橋中央ミエリン溶解(CPM)、副腎脳白質ジストロフィ、アレグザンダー病、ペリツェーウス‐メルツバッヒャー病(PMZ)、ウォーラー変性、視神経炎、横断脊髄炎、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、ハンティングトン病、アルツハイマー病、パーキンソン病、脊髄損傷、外傷性脳損傷、放射線療法後損傷、化学療法の神経系の合併症、脳卒中、急性虚血性視神経症、ビタミンE欠乏症、孤立性ビタミンE欠乏症候群、AR、バッセン‐コルンツヴァイク症候群、マルキアファーヴァ‐ビニャーミ症候群、異染性白質萎縮症、三叉神経痛、急性播種性脳炎、ギヤン‐バレー症候群、シャルコー・マリー・トゥース病およびベル麻痺からなる群より選択される、請求項3または33いずれか1項に記載の方法。
【請求項35】
前記疾患、障害または損傷が多発性硬化症(MS)である、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記TrkAアンタゴニストがボーラス注射または長時間注入によって投与される、請求項2〜4または32いずれか1項に記載の方法。
【請求項37】
前記TrkAアンタゴニストが直接、中枢神経系内に投与される、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記TrkAアンタゴニストが直接、MSの慢性病変部内に投与される、請求項35に記載の方法。
【請求項39】
前記TrkAアンタゴニストが、TrkAアンタゴニストポリペプチド;TrkAアンタゴニストポリヌクレオチド;およびTrkAアプタマーからなる群より選択される、請求項1〜38いずれか1項に記載の方法。
【請求項40】
(a)CNSニューロン内に、前記TrkAアンタゴニストをコードするポリヌクレオチドを導入すること、および(b)前記TrkAアンタゴニストを発現させることを含む、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記ポリヌクレオチドが前記CNSニューロン内に、
(a)トランスフェクション;
(b)エレクトロポレーション;
(c)形質導入;および
(d)直接マイクロインジェクション
からなる群より選択される方法によって導入される、請求項39に記載の方法。
【請求項42】
前記CNSニューロンが哺乳動物中に存在し、前記導入することが、(a)前記哺乳動物に、前記TrkAアンタゴニストをコードする前記ポリヌクレオチドを投与すること、および(b)前記TrkAアンタゴニストを発現させることを含む、請求項39〜41いずれか1項に記載の方法。
【請求項43】
前記ポリヌクレオチドが、前記ポリヌクレオチドの発現能を有する培養宿主細胞内に投与される、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記ポリヌクレオチドが発現ベクターとして投与される、請求項39〜43いずれか1項に記載の方法。
【請求項45】
前記発現ベクターがウイルスベクターである、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記ポリヌクレオチドが前記哺乳動物の疾患、障害または損傷の部位またはその付近に導入される、請求項39〜45いずれか1項に記載の方法。
【請求項47】
前記培養宿主細胞が、(a)レシピエント宿主細胞を、請求項40のポリヌクレオチドまたは請求項44もしくは請求項45のベクターで形質転換またはトランスフェクトすること、および(b)前記形質転換またはトランスフェクト宿主細胞を培養することを含む方法によって作製される、請求項43に記載の方法。
【請求項48】
前記宿主細胞が処置される哺乳動物由来である、請求項43〜47いずれか1項に記載の方法。
【請求項49】
前記ウイルスベクターが、アデノウイルスベクター、アルファウイルスベクター、エンテロウイルスベクター、ペスチウイルスベクター、レンチウイルスベクター、バキュロウイルスベクター、ヘルペスウイルスベクター、パポバウイルスベクター、パルボウイルスベクターおよびポックスイルスベクターからなる群より選択される、請求項45に記載の方法。
【請求項50】
前記ヘルペスウイルスベクターが、単純疱疹ウイルスベクターおよびエプスタイン‐バーウイルスベクターからなる群より選択される、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記ポックスウイルスベクターがワクシニアウイルスベクターである、請求項49に記載の方法。
【請求項52】
前記レンチウイルスベクターがpLL3.7である、請求項49に記載の方法。
【請求項53】
前記パルボウイルスベクターがアデノ随伴ウイルス(AAV)である、請求項49に記載の方法。
【請求項54】
前記TrkAアンタゴニストが、局所的投与、眼内投与、非経口投与、髄腔内投与、硬膜下投与および皮下投与からなる群より選択される経路によって投与される、請求項1〜5いずれか1項に記載の方法。
【請求項55】
CNSニューロンと希乏突起膠細胞の混合物を、
(i)可溶性Sp35ポリペプチド;
(ii)Sp35抗体またはその断片;
(iii)Sp35アンタゴニストポリヌクレオチド;
(iv)Sp35アプタマー;および
(v)前記Sp35アンタゴニストの2種類以上の組合せ
からなる群より選択されるSp35アンタゴニストを含む組成物と接触させることを含む、Sp35とTrkAの相互作用をブロックするための方法。
【請求項56】
CNSニューロンを、
(i)可溶性Sp35ポリペプチド;
(ii)Sp35抗体またはその断片;
(iii)Sp35アンタゴニストポリヌクレオチド;
(iv)Sp35アプタマー;および
(v)前記Sp35アンタゴニストの2種類以上の組合せ
からなる群より選択されるSp35アンタゴニストを含む組成物と接触させることを含む、TrkAリン酸化を阻害するための方法。
【請求項57】
前記Sp35アンタゴニストが可溶性Sp35ポリペプチドを含む、請求項55または56いずれか1項に記載の方法。
【請求項58】
前記可溶性Sp35ポリペプチドが、
(i)Sp35 Igドメインまたはその断片、変異体もしくは誘導体、
(ii)Sp35 LRRドメインまたはその断片、変異体もしくは誘導体、
(iii)Sp35細胞質ドメインまたはその断片、変異体もしくは誘導体、
(iv)Sp35膜貫通ドメインまたはその断片、変異体もしくは誘導体、
(v)LRRドメインまたはその断片、変異体もしくは誘導体のC末端のSp35塩基性領域、および
(vi)(i)〜(v)の前記Sp35ドメインまたはその断片、変異体もしくは誘導体の少なくとも2つの組合せ
からなる群より選択されるSp35領域を含む、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記可溶性Sp35ポリペプチドが、
(i)Sp35 Igドメイン、
(ii)Sp35 LRRドメイン、
(iii)Sp35細胞質ドメイン、
(iv)Sp35膜貫通ドメイン、
(v)LRRドメインのC末端のSp35塩基性領域、および
(vi)(i)〜(v)の前記Sp35ドメインの少なくとも2つの組合せ
からなる群より選択されるSp35領域を欠いている、請求項57に記載の方法。
【請求項60】
前記可溶性Sp35ポリペプチドが、Sp35膜貫通ドメインおよびSp35細胞質ドメインを欠いている、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記可溶性Sp35ポリペプチドが、
(i)Sp35 LRRドメインまたはその断片、変異体もしくは誘導体、
(ii)LRRドメインまたはその断片、変異体もしくは誘導体のC末端のSp35塩基性領域、および
(iii)Sp35免疫グロブリン(Ig)ドメインまたはその断片、変異体もしくは誘導体
を含む、請求項57〜60いずれか1項に記載の方法。
【請求項62】
前記可溶性Sp35ポリペプチドが、Sp35 LRRドメインの少なくとも一部分を含むが、Sp35 Igドメイン、Sp35塩基性領域、Sp35膜貫通ドメインおよびSp35細胞質ドメインを欠いている、請求項59 または請求項60に記載の方法。
【請求項63】
前記可溶性Sp35ポリペプチドが、
(i)配列番号:2のアミノ酸1〜33;
(ii)配列番号:2のアミノ酸1〜35;
(iii)配列番号:2のアミノ酸34〜64;
(iv)配列番号:2のアミノ酸36〜64;
(v)配列番号:2のアミノ酸66〜89;
(vi)配列番号:2のアミノ酸90〜113;
(vii)配列番号:2のアミノ酸114〜137;
(viii)配列番号:2のアミノ酸138〜161;
(ix)配列番号:2のアミノ酸162〜185;
(x)配列番号:2のアミノ酸186〜209;
(xi)配列番号:2のアミノ酸210〜233;
(xii)配列番号:2のアミノ酸234〜257;
(xiii)配列番号:2のアミノ酸258〜281;
(xiv)配列番号:2のアミノ酸282〜305;
(xv)配列番号:2のアミノ酸306〜329;
(xvi)配列番号:2のアミノ酸330〜353;
(xvii)配列番号:2のアミノ酸363〜416;
(xviii)配列番号:2のアミノ酸417〜424;
(xix)配列番号:2のアミノ酸419〜493;
(xx)配列番号:2のアミノ酸494〜551、
(xxi)配列番号:2のアミノ酸1〜64;
(xxii)配列番号:2のアミノ酸1〜89;
(xxiii)配列番号:2のアミノ酸1〜113;
(xxiv)配列番号:2のアミノ酸1〜137;
(xxv)配列番号:2のアミノ酸1〜161;
(xxvi)配列番号:2のアミノ酸1〜185;
(xxvii)配列番号:2のアミノ酸1〜209;
(xxviii)配列番号:2のアミノ酸1〜233;
(xxix)配列番号:2のアミノ酸1〜257;
(xxx)配列番号:2のアミノ酸1〜281;
(xxxi)配列番号:2のアミノ酸1〜305;
(xxxii)配列番号:2のアミノ酸1〜329;
(xxxiii)配列番号:2のアミノ酸1〜353;
(xxxiv)配列番号:2のアミノ酸1〜416;
(xxxv)配列番号:2のアミノ酸1〜424;
(xxxvi)配列番号:2のアミノ酸1〜493;
(xxxvii)配列番号:2のアミノ酸1〜551;
(xxxviii)配列番号:2のアミノ酸1〜531
(xxxix)配列番号:2のアミノ酸1〜532;
(xl)配列番号:2のアミノ酸34〜89;
(xli)配列番号:2のアミノ酸34〜113;
(xlii)配列番号:2のアミノ酸34〜137;
(xliii)配列番号:2のアミノ酸34〜161;
(xiiv)配列番号:2のアミノ酸34〜185;
(xlv)配列番号:2のアミノ酸34〜209;
(xlvi)配列番号:2のアミノ酸34〜233;
(xlvii)配列番号:2のアミノ酸34〜257;
(xlviii)配列番号:2のアミノ酸34〜281;
(xlix)配列番号:2のアミノ酸34〜305;
(l)配列番号:2のアミノ酸34〜329;
(li)配列番号:2のアミノ酸34〜353;
(lii)配列番号:2のアミノ酸34〜416;
(liii)配列番号:2のアミノ酸34〜424;
(liv)配列番号:2のアミノ酸34〜493;
(lv)配列番号:2のアミノ酸34〜551
(lvi)配列番号:2のアミノ酸34〜530;
(lvii)配列番号:2のアミノ酸34〜531;
(lviii)配列番号:2のアミノ酸34〜532;
(lix)配列番号:2のアミノ酸34〜533;
(lx)配列番号:2のアミノ酸34〜534;
(lxi)配列番号:2のアミノ酸34〜535;
(lxii)配列番号:2のアミノ酸34〜536;
(lxiii)配列番号:2のアミノ酸34〜537;
(lxiv)配列番号:2のアミノ酸34〜538;
(lxv)配列番号:2のアミノ酸34〜539;
(lxvi)配列番号:2のアミノ酸30〜532;
(lxvii)配列番号:2のアミノ酸31〜532;
(lxviii)配列番号:2のアミノ酸32〜532;
(lxix)配列番号:2のアミノ酸33〜532;
(lxx)配列番号:2のアミノ酸34〜532;
(lxxi)配列番号:2のアミノ酸35〜532;
(lxxii)配列番号:2のアミノ酸36〜532;
(lxxiii)配列番号:2のアミノ酸30〜531;
(lxxiv)配列番号:2のアミノ酸31〜531;
(lxxv)配列番号:2のアミノ酸32〜531;
(lxxvi)配列番号:2のアミノ酸33〜531;
(lxxvii)配列番号:2のアミノ酸34〜531;
(lxxviii)配列番号:2のアミノ酸35〜531;
(lxxix)配列番号:2のアミノ酸36〜531
(lxxx)配列番号:2のアミノ酸36〜89;
(lxxxi)配列番号:2のアミノ酸36〜113;
(lxxxii)配列番号:2のアミノ酸36〜137;
(lxxxiii)配列番号:2のアミノ酸36〜161;
(lxxxiv)配列番号:2のアミノ酸36〜185;
(lxxxv)配列番号:2のアミノ酸36〜209;
(lxxxvi)配列番号:2のアミノ酸36〜233;
(lxxxvii)配列番号:2のアミノ酸36〜257;
(lxxxviii)配列番号:2のアミノ酸36〜281;
(lxxxix)配列番号:2のアミノ酸36〜305;
(xc)配列番号:2のアミノ酸36〜329;
(xci)配列番号:2のアミノ酸36〜353;
(xcii)配列番号:2のアミノ酸36〜416;
(xciii)配列番号:2のアミノ酸36〜424;
(xciv)配列番号:2のアミノ酸36〜493;
(xcv)配列番号:2のアミノ酸36〜551
(xcvi)配列番号:2のアミノ酸36〜530;
(xcvii)配列番号:2のアミノ酸36〜531;
(xcviii)配列番号:2のアミノ酸36〜532;
(xcix)配列番号:2のアミノ酸36〜533;
(c)配列番号:2のアミノ酸36〜534;
(ci)配列番号:2のアミノ酸36〜535;
(cii)配列番号:2のアミノ酸36〜536;
(ciii)配列番号:2のアミノ酸36〜537;
(civ)配列番号:2のアミノ酸36〜538;
(cv)配列番号:2のアミノ酸36〜539;
(cvi)前記ポリペプチド断片のいずれかの変異体または誘導体、および
(cvii)前記ポリペプチド断片またはその変異体もしくは誘導体のいずれかの少なくとも2つの組合せ
からなる群より選択されるポリペプチド断片を含む、請求項57〜61いずれか1項に記載の方法。
【請求項64】
前記可溶性Sp35ポリペプチドが、配列番号:2のアミノ酸34〜532または配列番号:2のアミノ酸36〜532を含む、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記可溶性Sp35ポリペプチドが、Sp35 Igドメインまたはその断片、変異体もしくは誘導体を含む、請求項57〜64いずれか1項に記載の方法。
【請求項66】
前記可溶性Sp35ポリペプチドが配列番号:2のアミノ酸417〜493を含む、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
前記可溶性Sp35ポリペプチドが、さらに非Sp35部分を含む、請求項58〜67いずれか1項に記載の方法。
【請求項68】
前記非Sp35部分が、前記可溶性Sp35ポリペプチドに融合されたポリペプチドである、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記非Sp35部分が、抗体Ig部分、血清アルブミン部分、標的化部分、レポーター部分および精製助長部分からなる群より選択される、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
前記非Sp35部分が抗体Ig部分である、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
前記抗体Ig部分がヒンジとFc部分である、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
前記可溶性Sp35ポリペプチドがポリマーにコンジュゲートされる、請求項68に記載の方法。
【請求項73】
前記ポリマーが、ポリアルキレングリコール、糖ポリマーおよびポリペプチドからなる群より選択される、請求項72に記載の方法。
【請求項74】
前記ポリマーがポリアルキレングリコールである、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
前記ポリアルキレングリコールがポリエチレングリコール(PEG)である、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
前記可溶性Sp35ポリペプチドが、1、2、3または4つのポリマーにコンジュゲートされている、請求項72に記載の方法。
【請求項77】
前記ポリマーの総分子量が5,000Da〜100,000Daである、請求項74に記載の方法。
【請求項78】
前記Sp35アンタゴニストがSp35抗体またはその断片を含む、請求項55または56いずれか1項に記載の方法。
【請求項79】
前記Sp35抗体またはその断片が、
(i)配列番号:2のアミノ酸66〜89;
(ii)配列番号:2のアミノ酸66〜113;
(iii)配列番号:2のアミノ酸66〜137;
(iv)配列番号:2のアミノ酸90〜113;
(v)配列番号:2のアミノ酸114〜137;
(vi)配列番号:2のアミノ酸138〜161;
(vii)配列番号:2のアミノ酸162〜185;
(viii)配列番号:2のアミノ酸186〜209;
(ix)配列番号:2のアミノ酸210〜233;
(x)配列番号:2のアミノ酸234〜257;
(xi)配列番号:2のアミノ酸258〜281;
(xii)配列番号:2のアミノ酸282〜305;
(xiii)配列番号:2のアミノ酸306〜329;
(xiv)配列番号:2のアミノ酸330〜353;
(xv)配列番号:2のアミノ酸34〜64;
(xvi)配列番号:2のアミノ酸363〜416;
(xvii)前記ポリペプチド断片のいずれかの変異体または誘導体;および
(xviii)前記ポリペプチド断片またはその変異体もしくは誘導体のいずれかの2種類以上の組合せ
からなる群より選択されるポリペプチド断片から本質的になるエピトープに特異的に結合する、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
前記Sp35抗体が、
【化16】
からなる群より選択される、請求項78に記載の方法。
【請求項81】
前記Sp35アンタゴニストがSp35アンタゴニストポリヌクレオチドを含む、請求項55または56いずれか1項に記載の方法。
【請求項82】
前記Sp35アンタゴニストポリヌクレオチドが、
(i)アンチセンスポリヌクレオチド;
(ii)リボザイム;
(iii)低分子干渉RNA(siRNA);および
(iv)低分子ヘアピン型RNA(shRNA)
からなる群より選択される、請求項81に記載の方法。
【請求項83】
前記Sp35アンタゴニストポリヌクレオチドが、Sp35 mRNAのコード部分に相補的な少なくとも10塩基を含むアンチセンスポリヌクレオチドである、請求項82に記載の方法。
【請求項84】
前記Sp35アンタゴニストポリヌクレオチドがリボザイムである、請求項82に記載の方法。
【請求項85】
前記Sp35アンタゴニストポリヌクレオチドがsiRNAである、請求項82に記載の方法。
【請求項86】
前記Sp35アンタゴニストポリヌクレオチドがshRNAである、請求項82に記載の方法。
【請求項87】
前記shRNAが、ヌクレオチド配列:
【化17】
を含む、請求項86に記載の方法。
【請求項88】
前記Sp35アンタゴニストがアプタマーである、請求項55または56いずれか1項に記載の方法。
【請求項89】
(a)前記CNSニューロン内に、前記Sp35アンタゴニストをコードするポリヌクレオチドを、発現制御配列への作動可能な連結によって導入すること、および(b)前記Sp35アンタゴニストを発現させることを含む、請求項55〜88いずれか1項に記載の方法。
【請求項90】
前記ポリヌクレオチドが前記CNSニューロン内に、
(a)トランスフェクション;
(b)エレクトロポレーション;
(c)形質導入;および
(d)直接マイクロインジェクション
からなる群より選択される方法によって導入される、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
前記ポリヌクレオチドが発現ベクターとして投与される、請求項89または90いずれか1項に記載の方法。
【請求項92】
前記発現ベクターがウイルスベクターである、請求項91に記載の方法。
【請求項93】
前記ウイルスベクターが、アデノウイルスベクター、アルファウイルスベクター、エンテロウイルスベクター、ペスチウイルスベクター、レンチウイルスベクター、バキュロウイルスベクター、ヘルペスウイルスベクター、パポバウイルスベクター、パルボウイルスベクターおよびポックスイルスベクターからなる群より選択される、請求項92に記載の方法。
【請求項94】
前記ヘルペスウイルスベクターが、単純疱疹ウイルスベクターおよびエプスタイン‐バーウイルスベクターからなる群より選択される、請求項93に記載の方法。
【請求項95】
前記ポックスウイルスベクターがワクシニアウイルスベクターである、請求項93に記載の方法。
【請求項96】
前記レンチウイルスベクターがpLL3.7である、請求項93に記載の方法。
【請求項97】
前記パルボウイルスベクターがアデノ随伴ウイルス(AAV)である、請求項93に記載の方法。
【請求項98】
前記組成物が、さらに、
(i)NGFアンタゴニスト;
(ii)NgR1アンタゴニスト;
(iii)TAJアンタゴニスト;および
(iv)OMgpアンタゴニスト
からなる群より選択されるさらなるアンタゴニスト
を含む、請求項1〜5または55〜56いずれか1項に記載の方法。
【請求項99】
希乏突起膠細胞または希乏突起膠細胞の前駆細胞を、
(i)TrkAアンタゴニスト化合物;
(ii)TrkAアンタゴニスト抗体またはその断片;
(iii)TrkAアンタゴニストポリヌクレオチド;
(iv)TrkAアプタマー;および
(v)前記TrkAアンタゴニストの2種類以上の組合せ
からなる群より選択されるTrkAアンタゴニストと接触させることを含む、希乏突起膠細胞の分化を促進するための方法。
【請求項100】
(i)TrkAアンタゴニスト化合物;
(ii)TrkAアンタゴニスト抗体またはその断片;
(iii)TrkAアンタゴニストポリヌクレオチド;
(iv)TrkAアプタマー;および
(v)前記TrkAアンタゴニストの2種類以上の組合せ
からなる群より選択されるTrkAアンタゴニストを含む組成物の有効量を、希乏突起膠細胞の分化の促進を必要とする哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における、希乏突起膠細胞の分化を促進するための方法。
【請求項101】
(a)希乏突起膠細胞または希乏突起膠細胞の前駆細胞内に、
(i)TrkAアンタゴニストポリペプチド;
(ii)TrkAアンタゴニストポリヌクレオチド;および
(iii)TrkAアプタマー
からなる群より選択されるTrkAアンタゴニストをコードするポリヌクレオチドを導入すること、および
(b)前記TrkAアンタゴニストを発現させること
を含む、希乏突起膠細胞の分化を促進するための方法。
【請求項102】
前記ポリヌクレオチドが、前記希乏突起膠細胞または希乏突起膠細胞の前駆細胞内に、
(a)トランスフェクション;
(b)エレクトロポレーション;
(c)形質導入;および
(d)直接マイクロインジェクション
からなる群より選択される方法によって導入される、請求項101に記載の方法。
【請求項103】
前記希乏突起膠細胞または希乏突起膠細胞の前駆細胞が哺乳動物中に存在し、前記導入することが、(a)前記哺乳動物に、前記TrkAアンタゴニストをコードする前記ポリヌクレオチドを投与すること、および(b)前記TrkAアンタゴニストを発現させることを含む、請求項101または102いずれか1項に記載の方法。
【請求項104】
前記ポリヌクレオチドが、前記ポリヌクレオチドの発現能を有する培養宿主細胞内に投与される、請求項103に記載の方法。
【請求項105】
前記ポリヌクレオチドが発現ベクターとして投与される、請求項101〜104いずれか1項に記載の方法。
【請求項106】
前記発現ベクターがウイルスベクターである、請求項105に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公表番号】特表2009−544703(P2009−544703A)
【公表日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−521795(P2009−521795)
【出願日】平成19年7月24日(2007.7.24)
【国際出願番号】PCT/US2007/016589
【国際公開番号】WO2008/013782
【国際公開日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【出願人】(592221528)バイオジェン・アイデック・エムエイ・インコーポレイテッド (224)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年7月24日(2007.7.24)
【国際出願番号】PCT/US2007/016589
【国際公開番号】WO2008/013782
【国際公開日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【出願人】(592221528)バイオジェン・アイデック・エムエイ・インコーポレイテッド (224)
【Fターム(参考)】
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