説明

VEGF非依存性腫瘍についての診断薬および治療

VEGF非依存性腫瘍を診断又は同定する方法及びVEGF非依存性腫瘍を治療する方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象から得た試験試料中の1つまたは複数の遺伝子の発現レベルを決定することを含む対象のVEGF非依存性腫瘍を検出する方法であって、参照試料と比較した、試験試料中の1つまたは複数の遺伝子の発現レベルの変化が、対象のVEGF非依存性腫瘍の存在を示し、少なくとも1つの遺伝子は、S100A8、S100A9、Tie−1、Tie−2、PDGFCおよびHGFからなる群から選択される方法。
【請求項2】
発現レベルがmRNA発現レベルである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
mRNA発現レベルを、マイクロアレイまたはqRT−PCRを使用して測定する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
mRNA発現レベルの変化が増加である、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
遺伝子のうちの1つが、S100A8またはS100A9である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
mRNA発現レベルの変化が減少である、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
遺伝子のうちの1つが、PDGFC、Tie−1またはTie−2である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
遺伝子のうちの1つがTie−1またはTie−2であり、前記方法が試験試料中の第2の遺伝子のmRNA発現レベルを決定することをさらに含み、第2の遺伝子がCD31、CD34、VEGFR1またはVEGFR2である、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
試験試料中のCD31、CD34、VEGFR1またはVEGFR2のmRNA発現レベルが、参照試料と比較して減少している、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
発現レベルがタンパク質発現レベルである、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
タンパク質発現レベルを、免疫学的アッセイを使用して測定する、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
免疫学的アッセイがELISAである、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
タンパク質発現レベルの変化が増加である、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
遺伝子のうちの1つがHGFである、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
対象から得た試験試料中の2つ以上の遺伝子の発現レベルを決定することを含む対象のVEGF非依存性腫瘍を検出する方法であって、参照試料と比較した、試験試料中の2つ以上の遺伝子の発現レベルの変化が、対象のVEGF非依存性腫瘍の存在を示し、少なくとも2つの遺伝子は、S100A8、S100A9、Tie−1、Tie−2、CD31、IL−1β、PlGF、PDGFCおよびHGFからなる群から選択される方法。
【請求項16】
発現レベルがmRNA発現レベルである、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
mRNA発現レベルの変化が増加である、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
遺伝子のうちの1つが、S100A8、S100A9、PlGFまたはIL−1βである、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
mRNA発現レベルの変化が減少である、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
遺伝子のうちの1つが、PDGFC、Tie−1、Tie−2またはCD31である、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
発現レベルがタンパク質発現レベルである、請求項15に記載の方法。
【請求項22】
タンパク質発現レベルの変化が増加である、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
遺伝子のうちの1つが、IL−1β、PlGFまたはHGFである、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
遺伝子のうちの2つが、IL−1βおよびPlGFである、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
対象がヒトである、請求項1または15に記載の方法。
【請求項26】
対象が癌と診断されている、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
癌が、非小細胞肺癌、腎臓細胞癌、神経膠芽腫、乳癌および結腸直腸癌からなる群から選択される、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
VEGF非依存性腫瘍を有する対象を治療することをさらに含み、該治療がIL−1βアンタゴニスト、PlGFアンタゴニスト、S100A8アンタゴニスト、S100A9アンタゴニスト、HGFアンタゴニストまたはc−Metアンタゴニストのうちのいずれか1つの有効量を対象に投与することを含む、請求項1または15に記載の方法。
【請求項29】
有効量の化学療法剤を対象に投与することをさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
有効量のVEGFアンタゴニストを対象に投与することをさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
VEGFアンタゴニストが抗VEGF抗体である、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
抗VEGF抗体がモノクローナル抗体である、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
抗VEGF抗体がベバシズマブである、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
IL−1βアンタゴニスト、PlGFアンタゴニスト、S100A8アンタゴニスト、S100A9アンタゴニスト、HGFアンタゴニストまたはc−Metアンタゴニストのうちのいずれか1つの有効量を対象に投与することを含む、対象のVEGF非依存性腫瘍を治療する方法。
【請求項35】
有効量のVEGFアンタゴニストを対象に投与することをさらに含む、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
VEGFアンタゴニストが抗VEGF抗体である、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
抗VEGF抗体がモノクローナル抗体である、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
抗VEGF抗体がベバシズマブである、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
IL−1βアンタゴニストが抗IL−1β抗体である、請求項34に記載の方法。
【請求項40】
c−Metアンタゴニストが抗c−Met抗体である、請求項34に記載の方法。
【請求項41】
HGFアンタゴニストが抗HGF抗体である、請求項34に記載の方法。
【請求項42】
対象がヒトである、請求項34に記載の方法。
【請求項43】
対象が癌と診断されている、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
癌が、非小細胞肺癌、腎臓細胞癌、神経膠芽腫、乳癌および結腸直腸癌からなる群から選択される、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
有効量の化学療法剤を対象に投与することをさらに含む、請求項34に記載の方法。

【図4A−C】
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【図5A−D】
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【図5E−H】
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【図6A−7A】
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【図7B−E】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9A】
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【図9B−E】
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【図10A−C】
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【図11A−D】
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【図12】
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【公表番号】特表2012−501188(P2012−501188A)
【公表日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−525256(P2011−525256)
【出願日】平成21年8月28日(2009.8.28)
【国際出願番号】PCT/US2009/055434
【国際公開番号】WO2010/025414
【国際公開日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】