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Fターム[2G002DA05]の内容

原子炉の緊急防護のための構成 (640) | 作用を施こす系統 (124) | ガス処理又は空調系 (22)

Fターム[2G002DA05]に分類される特許

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【課題】定期検査時における原子炉圧力容器内の作業をより早く開始することができ、異常事象時におけるドライウェルヘッド内の可燃性ガスを排出できる原子炉格納容器を提供する。
【解決手段】原子炉格納容器2は、原子炉格納本体容器3の上端にドライウェルヘッド4を着脱可能に取り付けている。水素ガス排出通路13が、ドライウェルヘッド4の内面に設置され、ドライウェルヘッド4内側の領域6の頂部に配置されるガス流入口15を有する。水素ガス排出通路14が、原子炉格納本体容器3の上端部の内面に設置され、原子炉格納本体容器3の外面に取り付けられる水素ガス排出管16に接続される。分離された水素ガス排出通路13及び水素ガス排出通路14は、ドライウェルヘッド4を原子炉格納本体容器3に取り付けたときに互いに接触し、水素ガス排出通路13が水素ガス排出通路14に連絡される。 (もっと読む)


【課題】低酸素濃度環境における水素処理性能を向上できる原子力プラントの水素処理設備を提供する。
【解決手段】原子力プラントの水素処理設備は、触媒式水素処理設備であり、板状の複数の触媒カートリッジ5をケーシング内に配置している。ケーシング内には、複数の触媒カートリッジ5で仕切られた複数のガス通路9が形成される。各触媒カートリッジ5は、酸素吸蔵・放出材7で作られた担体部材6の表面に、触媒金属(白金)8を担持して構成される。水素処理設備は窒素ガスが充填された原子炉格納容器内に配置される。冷却材喪失事故時に、原子炉圧力容器に接続された配管に生じたき裂から原子炉格納器内に放出された蒸気及び水素を含む窒素ガスがガス通路9に供給される。ガス通路9に流入した窒素ガスに含まれる水素は触媒金属8の作用により酸素吸蔵・放出材7から放出された酸素と反応して水を生成する。 (もっと読む)


【課題】
原子炉格納容器における冷却性能が向上することは勿論、全電源喪失時であっても、簡単な構成で電気を使用せずに原子炉格納容器の冷却を行うこと。
【解決手段】
上記課題を解決するために、本発明の原子炉システムは、炉心を内包する原子炉圧力容器と、該原子炉圧力容器を格納する原子炉格納容器と、該原子炉格納容器内に前記原子炉圧力容器を取り囲むように設置されたドライウェルと、前記原子炉格納容器の下部に設置され、該原子炉格納容器内の圧力上昇を抑制するための圧力抑制プールを保有する圧力抑制室と、前記ドライウェルと前記圧力抑制プールを連結するベント管とを備えた原子炉システムにおいて、前記ドライウェル内に、前記原子炉格納容器外から取り入れた空気が流れて前記原子炉格納容器外に排出される空気流路が設置されていることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】
全電源喪失が生じ、原子炉圧力容器内で発生した水素が蒸気とともに格納容器内に放出される場合でも、格納容器内での水素の蓄積を低減すると共に、原子炉建屋内に水素の漏洩が生じても水素爆発を防ぐことができることは勿論、炉心で発生した放射能を封じ込めること。
【解決手段】
本発明では、上記課題を解決するために、原子炉圧力容器から格納容器内に向けて全電源喪失時でも水素を含む蒸気が放出可能な原子炉隔離時冷却系の途中に、前記原子炉圧力容器内で発生した水素と反応させるための酸素を発生する金属酸化物が収められた酸素発生器と、該酸素発生器の下流側に位置し、前記原子炉圧力容器内で発生した水素を酸素と再結合させて水に戻すための触媒が納められた再結合器とが設置されていることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】任意の圧力レベルで、原子炉格納容器内のガスをベントすることができるとともに、放射性物質のリークが生じた場合も安全に処理することができる原子炉格納容器の減圧装置を提供すること。
【解決手段】原子炉格納容器2に第1隔離弁12を介して接続され原子炉格納容器内で発生した気体を排気塔15に移送する排気管13と、排気管13の途中に第2隔離弁14を介して接続された非常用ガス処理系11と、排気管13の第2隔離弁14の上流側から分岐する緊急排気管13cと、緊急排気管13cに直列に配置された複数の止め弁18と、緊急排気管13cの前記複数の止め弁18の下流側に配置された放射線モニター19と、放射線モニター19の出力により第2隔離弁14を開放するとともに非常用ガス処理系11を起動させる制御手段20とを備える。 (もっと読む)


【課題】原子炉圧力容器から流出した排気が十分に放射性物質を回収されないまま大気に放出されることを抑制することができる除染装置、除染方法、原子力プラント及びその改造方法を提供する。
【解決手段】原子炉格納容器10からの排気を排出する排気筒であってスクラビング用液31を貯留するスクラビング容器32と、原子炉格納容器10内のガスを逃がすベント管であってスクラビング容器32内のスクラビング用液31に原子炉格納容器10からの排気を供給する排気管路33とを備えたことを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】任意の圧力レベルで、原子炉格納容器内の気体をベントすることができるとともに、全交流電源喪失、空気作動弁の駆動源である空気圧の喪失が発生した際にも、原子炉格納容器内の気体をベントすることのできる原子炉格納容器の減圧装置等を提供する。
【解決手段】原子炉格納容器内の気体を排気塔に移送して放出する排気管と、排気管内の気体圧力を駆動源として開動作し排気管を介した気体の移送を許容する自力開閉式第1隔離弁と、排気管の気体を自力開閉式第1隔離弁の駆動部に導入するための導圧配管と直流電源駆動弁とを有する自力開閉式第1隔離弁駆動用ラインと、排気管の自力開閉式第1隔離弁より下流側に配設され、排気管内の気体圧力を駆動源として開動作する自力開閉式第2隔離弁と、排気管の気体を自力開閉式第2隔離弁の駆動部に導入するための導圧配管と直流電源駆動弁とを有する自力開閉式第2隔離弁駆動用ラインとを有する。 (もっと読む)


【課題】原子力発電施設における建屋での水素爆発を防止し得る有効適切な方法およびそのための設備を提供する。
【解決手段】原子力発電施設における建屋(特に原子炉建屋1の上部のオペレーティングフロア2)における水素濃度を水素検知器3により監視して、水素を検知した際には不活性気体噴出装置4により建屋内に不活性気体を噴出させ、建屋内に水素/空気/不活性気体の混合気体を充満せしめるとともに、混合気体における水素濃度を爆発限界以下の安全濃度に保持するように制御しつつ混合気体を排気管11により大気中に放出する。大気中に放出する直前の混合気体における水素濃度を監視して、水素濃度が安全濃度を超えていることを検知した際には混合気体中に不活性気体をさらに噴出させて水素濃度を安全濃度以下としたうえで放出する。 (もっと読む)


【課題】水素処理性能の低下をさらに抑制できる原子炉格納容器の水素処理設備を提供する。
【解決手段】水素処理設備1は、ケーシング2、複数の触媒カートリッジ3およびヨウ素吸着材カートリッジ4を有する。内部に触媒を充填した板状の複数の触媒カートリッジ3が、ケーシング2内に設置され、ケーシング2内に平行に並んで配置されている。触媒カートリッジ3の相互間には、ガス通路5が形成される。ヨウ素吸着材を内部に充填した板状の複数のヨウ素吸着材カートリッジ4が、ケーシング2内に設置され、ケーシング2内に平行に並んで配置されている。ヨウ素吸着材カートリッジ4は、触媒カートリッジ3の真下に配置され、ヨウ素吸着材カートリッジ4の横断面積および横断面形状は、触媒カートリッジ3のそれらと同じである。ヨウ素吸着材カートリッジ4の相互間には、ガス通路5が形成される。 (もっと読む)


【課題】雰囲気に存在する水素に対し、化学量論的に過不足なく酸素を供給し、水に化学変化させる水素除去技術を提供する。
【解決手段】水素除去装置10において、水素含有ガスに外側が晒されるとともに内側に供給される酸化性ガスにより前記水素含有ガス中の水素を酸化する反応媒体20と、前記酸化性ガスを反応媒体20の内側に供給するガス供給体30と、を備える構成とした。 (もっと読む)


【課題】原子力発電プラント内のH2およびO2などの滞留した非凝縮性ガスが燃焼することにより損傷を受けやすい設備から非凝縮性ガスを静的に除去するシステムを提供する。
【解決手段】システムは、静的格納容器冷却系(PCCS)コンデンサの下部ヘッダに設置した触媒プレート105と、PCCSコンデンサの凝縮チューブまたはPCCSコンデンサの環状出口の内面の触媒充填部材および/または触媒コーティングとを含む。構造は、水の形成を抑制すると共に非凝縮性ガスとの接触を促進する表面または疎水性要素を有してもよい。原子力発電プラント内の非凝縮性ガスは、このシステムを個々にまたは組み合わせて設置および使用することによって除去される。内部で非凝縮性ガスの再結合を容易にするために、PCCSコンデンサの運転圧力を増大させてもよい。 (もっと読む)


【課題】二重容器漏れのような仮想事象が発生したとしても、漏洩液体金属と冷却空気との接触を防止し、液体金属冷却原子炉から確実に熱を除去する。
【解決手段】内部に液体金属3が満たされた原子炉容器4と、前記原子炉容器4を格納する格納容器6と、前記格納容器6を環状空間35を介して収納するサイロ7と、前記環状空間35を区画し、サイロ7側に空気下降流路12及び格納容器6側に空気上昇流路13を形成する筒状のコレクタ10と、を有する液体金属冷却原子炉において、前記サイロの底部14に前記液体金属3よりも比重が小さい多数の閉止部材15を配置するとともに、前記コレクタ10は締結部材19で接続された上部コレクタ10aと下部コレクタ10bからなり、前記締結部材19の融点は漏洩液体金属3aの温度よりも低いことを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】原子炉格納容器内の水素を処理する触媒式水素処理装置において、格納容器内部に様々なガスの流れが生じた場合であっても安定した水素処理性能を確保できる水素処理装置を提供することを課題とする。
【解決手段】原子炉格納容器11内の水素ガスを処理する触媒式の水素処理装置10において、水素ガスと反応する触媒2と、その触媒2を収容する触媒収納容器8を備え、触媒収納容器8は上部開口部1及び下部開口部3を備える収納容器であって、ガスが通過する上部開口部1の面積が位置によって異なるような部材4を設置することによって、上記課題を解決することができる。 (もっと読む)


【課題】可燃性ガスの濃度を短時間に低減できる原子炉格納設備を提供する。
【解決手段】2次PCV15で覆われた1次PCV3は、内部にドライウエル6、及び内側圧力抑制プール8及び内側ウエットウエル9を有する第1圧力抑制室7を形成する。1次PCV3と2次PCV15の間には、仕切り床17の下方及び上方に第2圧力抑制室16及び機器設置エリア20が形成される。第2圧力抑制室16が内側圧力抑制プール8に連通する外側圧力抑制プール25及びウエットウエル9に連通する外側ウエットウエル26を有する。破裂板19で封鎖された、外側ウエットウエル26と機器設置エリア20を連絡する複数の開口部18が、仕切り床17に形成される。機器設置エリア20の容積は各ウエットウエルの容積の合計の75%以上120%以下である。複数の触媒式可燃性ガス処理装置27が機器設置エリア20内に設置される。 (もっと読む)


【課題】放出されたガスに放射性ヨウ素が含まれている場合でも水素の処理能力を向上できる原子炉格納容器の水素処理装置を提供する。
【解決手段】冷却材喪失事故時に原子炉格納容器3内に放出された水素、酸素、放射性ヨウ素及び水蒸気を含むガスが、凝縮装置12に導かれ、水蒸気が凝縮装置12で凝縮される。凝縮装置12から排気されて高温の水素酸化装置13に供給されたガスに含まれる水素は、水素酸化装置13内の酸化銅14の作用により、酸素と反応して酸化されて水蒸気になる。制御装置28は、放射線測定装置27から入力した線量測定値が設定値を超えたとき、ブロア11の回転速度を減少(またはブロア11を停止)させる。このため、放射性ヨウ素と酸化銅14の反応で生成されたヨウ化銅が、金属銅になる。水素酸化装置13内に酸素を供給してその金属銅を酸化銅14に再生する。 (もっと読む)


【課題】受動的安全性を備えた液体金属冷却原子炉を提供する。
【解決手段】核燃料炉心2を液体金属3中に沈めた原子炉容器4を格納する格納容器6と、格納容器6を収納するサイロ8と、格納容器6を間隔を置き下方側から覆うサイロ8内に設けた保護容器11と、保護容器11と格納容器6との間に形成され、大気を導入流下させ、保護容器6底部近傍で流れ方向を変えて排出する間に格納容器6を外側から冷却する第1空気冷却流路13とを備えるもので、第1空気冷却流路13は、液体金属3の原子炉容器4、格納容器6から保護容器11内への漏出時、漏出液体金属3液面に多数個の中空容器19を浮かべて第1空気冷却流路13を閉塞する。 (もっと読む)


【課題】原子炉格納容器内に発生する水素ガスを安全かつ低コストで処理可能な水素処理装置を提供する。
【解決手段】コントローラ15により、水素ガス吸蔵装置2の処理能力を検出しつつ、水素ガス吸蔵装置2による水素ガスの吸蔵と水素ガス吸蔵装置2からの水素ガスの放出とを繰り返す。
【効果】原子力格納容器1内に発生した大量の水素ガスをバッチ方式で処理するので、水素ガス吸蔵装置2の小型化と低コスト化とを図ることができる。また、水素ガスの処理に伴ってアンモニア等の有毒物質を発生しないので、水素ガスの処理を安全に行うことができる。 (もっと読む)


【課題】ドライウェル内の不凝縮性ガス濃度を低減して原子炉格納容器からの除熱性能の劣化を抑制する。
【解決手段】ドライウェル2および、圧力抑制プール30を収容するウェットウェル3を備えた原子炉格納容器15と、ドライウェル2と圧力抑制プール30とを連絡するベント管4と、ドライウェル2内に配設された冷却器ケーシング8と、冷却器ケーシング8内に配設されて内部を冷却水が通る冷却器5と、原子炉格納容器15の外側から冷却器5内へ冷却水を冷却水ポンプ11によって送る冷却水強制循環系統14と、原子炉格納容器15外かつ冷却器5より上方に配置された外部プール17と、外部プール17に溜まった冷却水を冷却器5内に供給する重力利用冷却系統と、冷却器ケーシング8と圧力抑制プール30とを連絡するガス排出配管18と、を有する。 (もっと読む)


【課題】 低酸素濃度条件においても水素を確実に除去し、水素による原子炉格納容器加圧を緩和できる原子力発電所の水素除去設備を提供する。
【解決手段】 本発明に係る原子力発電所の水素除去設備は、原子炉格納容器3の隔壁を貫通して設けられ内部の雰囲気ガスを導出する吸気配管7と、吸気配管7を介して導入された雰囲気ガス中の水素と酸素とを結合させる水素酸素結合装置8と、水素酸素結合装置8に酸素貯蔵設備10から酸素を供給する酸素供給手段と、水素酸素結合装置8で発生した水及び未反応物質を原子炉格納容器3に戻す戻り配管9と、を有する。 (もっと読む)


【課題】 専用の除湿設備やエアロゾル除去設備を設けることなく、水素除去装置の触媒層に流入する水蒸気及びエアロゾルを低減する。
【解決手段】 本発明に係る原子炉格納容器の水素除去装置は、原子炉格納容器2内の雰囲気を吸入して冷却水で冷却する格納容器冷却装置15と、格納容器冷却装置15に設けられ事故時に冷却された雰囲気を排出する不凝縮性ガス排出口17と、不凝縮性ガス排出口17に接続され原子炉格納容器2の壁を貫通して雰囲気を取り出す取出配管18と、取出配管18の他端に接続され雰囲気を移送する移送手段11と、移送手段11で移送された雰囲気中の水素と窒素を反応させる水素反応手段(例えば、アンモニア合成触媒層16)と、水素反応手段16で生成された反応生成物及び未反応物質を原子炉格納容器2の壁を貫通して戻す戻し配管18aと、を有する。 (もっと読む)


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