説明

Fターム[4G047KD02]の内容

重金属無機化合物 (11,210) | 製法−基板上への膜形成(気相法を除く) (127) | 溶液を基板に塗布するもの (100) | 有機の金属化合物の溶液 (75)

Fターム[4G047KD02]に分類される特許

41 - 60 / 75


【課題】FF−MOD法を用いた酸化物超電導薄膜の製造において、JcおよびIcが高い酸化物超電導膜を安定して得ることが可能となる技術を提供する。
【解決手段】塗布熱分解法により酸化物超電導薄膜を製造する際に使用される酸化物超電導薄膜製造用の原料溶液であって、フッ素を含まない金属有機化合物を溶質とする溶液に、フッ酸が添加されている酸化物超電導薄膜製造用の原料溶液。総金属イオン濃度に対する前記フッ酸の添加量が、0.05%〜5%である酸化物超電導薄膜製造用の原料溶液。溶質が、希土類元素のトリメチル酢酸塩、銅のトリメチル酢酸塩およびバリウムのプロピオン酸塩である酸化物超電導薄膜製造用の原料溶液。酸化物超電導薄膜が、REBaCu7−X(RE:希土類元素)薄膜である酸化物超電導薄膜製造用の原料溶液。 (もっと読む)


【課題】高Icの厚膜化ができ、再現良く高Ic値を得ることができる酸化物超電導薄膜の製造方法を提供する。
【解決手段】フッ素を含まない金属有機化合物を用いて塗布熱分解法により超電導線材用の酸化物超電導薄膜を製造する酸化物超電導薄膜の製造方法であって、金属有機化合物の有機成分を熱分解するための仮焼成を水蒸気を含む雰囲気中で行い、さらに、結晶化熱処理のための本焼成熱処理の前に、前記本焼成熱処理を施す薄膜に含まれる炭酸塩を熱分解するための中間熱処理を行う。前記の中間熱処理は、650〜720℃の温度範囲で、10〜180分行う熱処理であり、酸化物超電導薄膜の厚さは0.3〜5μmである。 (もっと読む)


【課題】基板上にRE123超電導薄膜が形成された酸化物超電導薄膜線材に対して、適切な酸素量の導入の調整を、容易に行うことができ、高いTcおよびIcの酸化物超電導薄膜線材を安定して製造することができる酸化物超電導薄膜線材の熱処理装置および方法を提供する。
【解決手段】所定の温度に加熱するヒータと、リールに巻回されたテープ状の酸化物超電導薄膜線材を繰出す繰出し機構を備える酸素熱処理室と、酸素熱処理室より繰出された酸化物超電導薄膜線材を、冷媒により冷却された冷却部材に接触させて冷却する冷却機構を備える冷却室と、冷却された酸化物超電導薄膜線材を、リールに巻取る巻取り機構を備える巻取り室とを備えている酸化物超電導薄膜線材の熱処理装置。前記熱処理装置を用いる酸化物超電導薄膜線材の熱処理方法。 (もっと読む)


【課題】MOD溶液の塗膜を仮焼する際に、表面に発生する荒れが抑制された仮焼膜を形成して、その後の本焼により充分に高いJcやIcを有する酸化物超電導薄膜を作製することができる酸化物超電導薄膜の製造方法を提供する。
【解決手段】超電導線材の製造に用いる酸化物超電導薄膜を、金属有機化合物を原料とし、塗布熱分解法により製造する酸化物超電導薄膜の製造方法であって、基板上に金属有機化合物の溶液を塗布して塗膜を作製する塗膜作製工程と、塗膜の金属有機化合物に含有される有機成分を熱分解、除去して、仮焼膜を作製する仮焼熱処理工程と、仮焼膜を結晶化させて、酸化物超電導薄膜を作製する本焼熱処理工程とを備えており、仮焼熱処理工程において、仮焼熱処理温度に至るまでの昇温を大気圧より低い圧力雰囲気下で行う。 (もっと読む)



【課題】MOD法を用いて作製された仮焼膜を積層して厚膜の仮焼膜とした後、本焼熱処理を行って酸化物超電導薄膜を作製するに際して、結晶配向性が揃った高いIcを有する酸化物超電導薄膜を作製することができる酸化物超電導薄膜の製造方法を提供する。
【解決手段】金属有機化合物を原料とし塗布熱分解法により製造する酸化物超電導薄膜の製造方法であって、基板10上に金属有機化合物の溶液を塗布して塗膜を作製し、その後塗膜を仮焼熱処理温度にて熱処理して金属有機化合物に含有される有機成分を熱分解、除去して仮焼膜20を作製することを繰り返して積層仮焼膜層を作製する積層仮焼膜層作製工程と、積層仮焼膜層の最上層の上に積層仮焼膜層の結晶化を抑制する結晶化抑制層30を作製する結晶化抑制層作製工程と、本焼熱処理温度にて熱処理して積層仮焼膜層を結晶化させて酸化物超電導薄膜を作製する酸化物超電導薄膜作製工程とを備えている。 (もっと読む)


【課題】基材の長手方向に均一な膜厚の超電導膜を形成すること。
【解決手段】基材10が引き上げられるときに基材10に付着する超電導原料溶液40のメニスカス50を、基材10表面に付着する引き上げ方向のメニスカスの長さをy、基材10表面に直交する方向のメニスカスの長さをxとした場合、0<y/x≦3の範囲にすることで、基材10の引き上げ時のメニスカス50の形状を安定させ、基材からの超電導原料溶液40の液だれを抑制する。 (もっと読む)


【課題】コスト的に有利なFF−MOD法を用いて酸化物超電導薄膜を製造するに際して、1層当たりの仮焼膜の厚さが厚い場合でも、発泡やクラックの発生が抑制された仮焼膜を形成することができ、効率的に、高Icの酸化物超電導薄膜を製造することが可能な製造方法を提供する。
【解決手段】フッ素を含まない金属有機化合物を原料とし、塗布熱分解法を用いて製造する酸化物超電導薄膜の製造方法であって、酸化物超電導薄膜の前駆体である仮焼膜を形成するに際して、金属有機化合物の各々に含有される有機成分が熱分解を起こす温度近傍で加熱して、各金属有機化合物に含有される有機成分を熱分解させて除去する熱処理を、低温側から段階的に行い、その後、さらに高温での熱処理を行って、残存する炭素を分解、除去する。 (もっと読む)


【課題】MOD溶液の塗膜を仮焼する際に、表面に発生する荒れが抑制された仮焼膜を形成して、その後の本焼により優れた超電導特性を有する酸化物超電導薄膜を作製することができる酸化物超電導薄膜の製造方法を提供する。
【解決手段】超電導線材の製造に用いる酸化物超電導薄膜を、金属有機化合物を原料とし、塗布熱分解法により製造する酸化物超電導薄膜の製造方法であって、基板上に金属有機化合物の溶液を塗布して塗膜を作製する塗膜作製工程と、塗膜の金属有機化合物に含有される有機成分を熱分解、除去して、仮焼膜を作製する仮焼熱処理工程と、仮焼膜を結晶化させて、酸化物超電導薄膜を作製する本焼熱処理工程とを備えており、仮焼熱処理工程において、仮焼熱処理温度に至るまでの昇温を大気圧より高い圧力雰囲気下で行う。 (もっと読む)


【課題】塗布熱分解法で希土類超電導性複合金属酸化物膜を製造する際、特に大面積基板上に希土類超電導膜を製造する際に超電導特性の面内特性分布の均一性を向上させるのに有効な熱処理工程を提供する。
【解決手段】各種支持体・基板上に塗布された金属含有化合物の薄膜を、酸素分圧が0.2〜0.8atmであり、露点が20℃以上の水蒸気をふくむ雰囲気中で、200〜650℃で仮焼成を行うことで、塗布膜に含有された有機成分を均一に除去することが可能となり、超電導特性の面内特性分布の均一性を向上させる熱処理工程。 (もっと読む)


本発明は、スペイン特許第2259919号にこれまで説明されている解決手段を出発点として利用して、10%の最大のフッ素含有量を有している有機金属の前駆物質の溶液を得ることに言及する。この変更は、超伝導の分解層の熱処理(熱分解)、および結晶の成長を一段階において実施可能にする。さらに、低いフッ素含有量は毒性および腐食のリスクを低下させる。 (もっと読む)


【課題】ベッド層をMOD法により形成することによりIBAD層の配向性を向上させる。
【解決手段】電解研磨基板1上に、MOD−CZO層2、IBS−GZO3、IBAD−MgO層4、LMO層5、PLD−CeO層6及びPLD−GdBCO超電導層8を順次成膜した超電導線材10において、CeO層はΔφ=4.1deg.と機械研磨基板の場合と同程度の配向性を示し、GdBCO超電導層はIc=249A(Jc〜5MA/cm)と機械研磨基板を用いた場合と同程度のIc値を示す。 (もっと読む)


【課題】ベッド層をMOD法により形成することによりIBAD層の配向性を向上させる。
【解決手段】電解研磨基板1上に、酸素雰囲気中でMOD−CZO層2、IBS−GZO3、IBAD−MgO層4、LMO層5、PLD−CeO層6及びPLD−GdBCO超電導層8を順次成膜した超電導線材10において、CeO層はΔφ=4.2deg.と機械研磨基板の場合と同程度の配向性を示し、GdBCO超電導層はIc=243A(Jc〜5MA/cm)と機械研磨基板を用いた場合と同程度のIc値を示す。 (もっと読む)


【課題】超電導線材の製造に用いる酸化物超電導薄膜の製造方法として、厚膜の酸化物超電導薄膜であっても、酸素導入過程においてクラックを発生せず、その結果、高いIc値を有する酸化物超電導薄膜の製造方法とを提供し、また高Ic値を有する超電導線材を提供する。
【解決手段】超電導線材の製造に用いる酸化物超電導薄膜の製造方法であって、酸化物超電導薄膜を形成した後の酸素導入過程において、酸素濃度を上昇させながら熱処理を行う酸化物超電導薄膜の製造方法。熱処理は、酸素濃度1ppm以上の雰囲気下で、酸素濃度をPとした場合の常用対数logPが、毎分0.5以下で上昇するように酸素濃度を制御しながら行われる。酸化物超電導薄膜の形成は塗布熱分解法により行う。 (もっと読む)


【課題】良好な結晶配向性を維持しつつも中間層を薄膜化することで、膜の内部応力に起因する基板の反り返りを防止し、生産性にも優れた配向多結晶基材とそれを備えた酸化物超電導導体を提供する。
【解決手段】金属基材11上に、イオンビームアシスト法(IBAD法)により面内に3回対称に配向するように成膜された岩塩構造の第一層13と、この第一層13上に3回対称に配向するように成膜された配向調整層12と、この配向調整層12上にIBAD法により面内に4回対称に配向するように成膜された蛍石構造あるいはそれに準じた希土類C型あるいはパイロクロア構造の第二層14とを具備する中間層15を形成する。 (もっと読む)


【課題】金属基板上の中間層及び超電導層の配向度を向上させる。
【解決手段】線材送出部11と線材巻取部14との間に、配向熱処理部12と中間層成膜部21を配置し、この装置全体を還元性雰囲気に制御されたチャンバー15内部に配置した。中間層成膜部21は、それぞれ加熱部を備えたRFスパッタリング装置からなる第1中間層成膜部21a、第2中間層成膜部21b及びRFスパッタリング装置からなる第3中間層成膜部21cにより構成され、線材送出部から送出されたNi−W合金テープは、配向熱処理部で2軸配向化され、第1乃至第3中間層成膜部において、それぞれCeO、YSZ及びCeOが蒸着され、さらにその上にTFA−MOD法により厚さ1.0μmのYBCO層が成膜された。2軸配向後のNi−W合金基板及びCeO中間層の面内配向度は、それぞれΔφ=6.5度及び6.0度を示し、YBCO層はIc=300A/cm−w、Jc=3.0MA/cmの値を示した。 (もっと読む)


【課題】高い生産性を示し、効率的に製造可能な超電導線材およびその製造方法を提供する。
【解決手段】超電導線材の製造方法は、準備工程と、溶液塗布工程と、前駆体膜を形成する工程としての仮焼成工程と、焼成前処理工程と、焼成工程とを備える。溶液塗布工程では、テープ状基材の表面に、超電導体を構成する元素を含む溶液を塗布し、溶液膜を形成する。仮焼成工程では熱処理することにより、テープ状基材の表面の溶液膜から超電導体の前駆体膜であるMOD膜を形成する。焼成前処理工程では、MOD膜が形成されたテープ状基材である線材20を巻回してパンケーキ状コイルを形成するとともに、パンケーキ状コイルにおける径方向に隣接するテープ状基材の部分の間に反応抑制層19を配置する。焼成工程では、パンケーキ状コイルに対して熱処理を行なうことにより、MOD膜から超電導層を形成する。 (もっと読む)


希土類金属Ba2Cu3O7膜を生成する組成物及び方法が記載される。組成物は、バリウム(Ba)金属有機化合物、1又はそれより多い希土類金属有機化合物を含み、組成物は、ハロゲンも含む。例えば、組成物は、ハロゲン化された有機溶媒を含む。組成物はまたほぼ230℃よりも大きい沸点を有する溶媒を含む。前駆体溶液は、また、水を生成するために、ハロゲン化された溶媒と反応しない低粘度溶媒を含む。高粘度化合物は、より厚い膜の形成を可能とするために含まれることもある。得られた前駆体溶液は、基板上に堆積され、50℃/分よりも大きい加熱速度で熱分解され、滑らかな、剪断膜を生成するために結晶化される。100nmよりも大きい厚さの膜は、4×10A/cmの輸送Jc値を用いて、77°Kでさまざまな基板上で生成される。 (もっと読む)


【課題】超電導層中に磁束ピンニング点を微細分散させることにより、磁場印加角度依存性に優れたY系酸化物超電導線材を得る。
【解決手段】2軸配向性を有する高配向性金属基板11上に、MOD法によるCe―Zr―O酸化物からなる拡散防止層12a及びRFスパッタ法によるCeO酸化物からなる反応防止層12bを順次積層した2層構造の中間層12並びにTFA―MOD法によるYBaCuからなる第1の超電導層13a及びTFA―MOD法によるY(Ce、Zr)BaCuからなる第2の超電導層13bを順次積層した2層構造の超電導層13を形成し、第2の超電導層13b中に微細に分散したBaCeO、BaZrO不純物粒子とこの粒子近傍の無配向領域が磁束ピンニング点を形成することにより、Y系酸化物超電導線材10の磁場印加角度依存性を著しく向上させることができる。 (もっと読む)


【課題】同一種類の構成元素からなり異なる金属モル濃度の酸化物超電導層を積層して超電導特性を向上させる。
【解決手段】酸化物超電導線材10は、Ni―W合金基板11上に、中間層12及び超電導層14を順次積層した構造からなり、中間層12は、Ce―Zr―O酸化物からなる第1中間層12a及びCeO酸化物からなる第2中間層12bを順次積層した2層構造を有し、超電導層14は、YBaαCuからなる第1の超電導層13a、YBaβCuからなる第2の超電導層13b及びYBaγCuからなる第3の超電導層13cからなる3層構造を有しており、α<β<γ≦2で第2中間層12b上から順次Baのモル比が2以下の範囲で増加するように配合されている。各超電導層は、TFA―MOD法により同一組成からなる複数の仮焼膜の積層体を一括して本焼することにより形成される。 (もっと読む)


41 - 60 / 75