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Fターム[5G321CA22]の内容

Fターム[5G321CA22]に分類される特許

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【課題】厚膜の酸化物超電導層の場合でも、多結晶体部分の形成が抑制されて、充分な超電導特性を発揮することができる酸化物超電導線材とその製造方法を提供する。
【解決手段】塗布熱分解法を用いた酸化物超電導線材の製造方法であって、金属結晶粒の集合組織である配向金属基板31表面の金属結晶面が、配向金属基板表面に対して所定の角度で傾斜している配向金属基板を作製する配向金属基板作製工程と、作製された配向金属基板上に中間層を形成する中間層形成工程と、中間層上に塗布熱分解法を用いて酸化物超電導層を形成する酸化物超電導層形成工程とを備えている酸化物超電導線材の製造方法。塗布熱分解法を用いて形成された酸化物超電導層が、配向金属基板表面にある金属結晶粒の金属結晶面が配向金属基板表面に対して所定の角度で傾斜している配向金属基板上に設けられている酸化物超電導線材。 (もっと読む)


【課題】支持体上に超電導物質をコーティングした超電導膜に、イオン照射によってピン止め中心を導入することにより、磁場中での臨界電流密度特性が高められた超電導材料膜の製造方法を提供する。
【解決手段】支持体上に作製された超電導膜に、低エネルギー・軽イオンを照射することによって、超電導膜の中に有効なピン止め点が導入されるため、磁場中でのJc及びJcの磁場角度依存性が高められた超電導材料膜が製造できる。また、塗布熱分解法の仮焼成工程の後に低エネルギー・軽イオンを照射して、さらに本焼成することによっても、磁場中でのJc及びJcの磁場角度依存性が高められた超電導材料膜が製造できる。 (もっと読む)


【課題】超電導体の破損を防止して信頼性を高めると共に、効率よく低コストで製造することが可能な超電導電流リード及び該超電導電流リードを用いた超電導マグネット装置を提供することを目的とする。
【解決手段】荷重支持体、及び、前記荷重支持体の両端にそれぞれ電極を有し、前記電極間を接続するように超電導体が設けられた超電導電流リードであって、前記荷重支持体は金属からなり、前記電極と前記荷重支持体とは接合されており、前記電極によって前記超電導体が支持されていることを特徴とする超電導電流リード及び該超電導電流リードを用いた超電導マグネット装置を提供する。 (もっと読む)


【課題】臨界電流値が高い厚膜のテープ状RE系(123)超電導体を製造する。
【解決手段】ハステロイ基板上にGdZrおよびCeOを順次形成した複合基板上に、RE1+XBa2−XCu(ここでREは、Y、Nd、Sm、Gd、Eu,Yb、Pr又はHoから選択された少なくとも1種以上の元素を示す。以下同じ。)からなるRE系(123)超電導体を構成する金属元素を含む原料溶液を塗布し、仮焼熱処理を施す。原料溶液は、有機溶媒とフッ素を含む金属有機酸塩の混合溶液からなる。仮焼成熱処理を施した後、前記仮焼成処理の温度より高く、且つ、超電導体生成の熱処理より低い温度で中間熱処理を施し、次いで、超電導体生成の熱処理を施すことにより、YBCO超電導膜を有するテープ状RE系(123)超電導体を製造する。 (もっと読む)


【課題】原料の種類が増えるのを抑制しつつ臨界電流特性を良好にする。
【解決手段】基材と、前記基材上に形成され、希土類元素とCuO鎖とCuO面とを含んで構成されたRE系超電導体ユニットを複数含有する超電導層と、複数ある前記CuO鎖のうち、前記超電導層と前記超電導層の前記基材側に隣接する層との界面周囲の前記RE系超電導体ユニット中に存在し、前記RE系超電導体ユニットの格子定数により定まるCuO鎖の長さよりも1.2倍以上2倍以下積層方向に長いCuO鎖と、前記長いCuO鎖に対して積層方向に隣接して存在する刃状転位と、を備える酸化物超電導薄膜。 (もっと読む)


【課題】単層でも臨界電流特性を良好にする。
【解決手段】基材上に形成され、RE系超電導体20を主成分として含有する酸化物超電導薄膜であって、RE系超電導体20は、CuO面22と、CuO単鎖24と、CuO重鎖26とを有し、さらに、CuO単鎖24とCuO重鎖26が隣り合う異種鎖部と、CuO単鎖24同士又はCuO重鎖26同士が隣り合う同種鎖部と、を有する。 (もっと読む)


【課題】フォーマ上にラップ巻きしても、フォーマ上における巻回当初の状態を維持し易い超電導薄膜線材、およびこの超電導薄膜線材を用いた超電導ケーブルを提供する。
【解決手段】表面段差1SCと、表面薄肉部1SAと、裏面段差1RCと、裏面薄肉部1RAと、を備える。表面段差1SCは、超電導薄膜線材1の表面側で、かつ線材1の幅方向の一端側で、線材1の長手方向に沿って形成される。表面薄肉部1SAは、表面段差1SCから線材1の幅方向の一端にわたる領域であり、表面段差1SCよりも低い領域である。裏面段差1RCは、線材1の裏面側で、かつ線材1の幅方向の他端側で、線材1の長手方向に沿って形成される。裏面薄肉部1RAは、裏面段差1RCから線材1の幅方向の他端にわたる領域であり、裏面段差1RCよりも低い領域である。 (もっと読む)


【課題】
マイクロクラックの発生を抑制して300nm以上の膜厚を持つサファイア基板上に超電導材料の成膜を可能にする及びその製造方法を提供する。
【解決手段】
酸化物が超電導物質を形成する金属の有機化合物溶液を基板上に塗布し乾燥させる工程(1)、紫外光であるエキシマレーザによって金属の有機化合物の有機成分を光分解するレーザ照射工程(2)、金属の有機化合物中の有機成分を熱分解させる仮焼成工程(3)、超電導物質への変換を行う本焼成工程(4)を経て基板上にエピタキシャル成長させた超電導薄膜材料を製造するに際し、本焼成工程を行う前に所定の箇所のみにレーザ照射を行うことにより、超電導物質内にa軸成長する前駆体箇所とc軸成長する前駆体箇所を混在させたのちに本焼成工程を行い、所定の箇所のみc軸成長させることを特徴とする超電導材料の内部応力を緩和することを特徴とする酸化物超電導材料の製造方法。 (もっと読む)


【課題】厚膜化した場合にも、結晶が充分にc軸配向して、所望する高いIcを有する超電導特性に優れた酸化物超電導薄膜を得ることができる酸化物超電導薄膜の製造方法を提供する。
【解決手段】基板上に有機金属化合物の溶液を塗布、乾燥して塗膜を作製する塗膜作製工程と、塗膜の有機金属化合物に含有される有機成分を熱分解、除去して、仮焼膜を作製する仮焼熱処理工程と、仮焼膜を結晶化させて、酸化物超電導薄膜を作製する本焼熱処理工程とを備えており、仮焼熱処理工程において、赤外線加熱により仮焼膜を作製することを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】厚膜化してもJcの低下を招くことがなく、充分に高いIcを有する酸化物超電導層が基材上に形成された酸化物超電導線材とその製造方法を提供する。
【解決手段】基板上に、有機金属化合物を原料とし、塗布熱分解法により酸化物超電導層を形成する酸化物超電導線材の製造方法であって、本焼成最適温度がそれぞれ異なる複数の酸化物超電導層を、本焼成最適温度の高い酸化物超電導層から、順次、基板上に積層する酸化物超電導線材の製造方法。基板上に形成される酸化物超電導層は3層以上であり、各酸化物超電導層の厚みは0.05〜1.0μmである酸化物超電導線材の製造方法。 (もっと読む)


【課題】PVD法を用いて、膜厚の増加に比例してIcが増加し、所望する高いIcの酸化物超電導膜を得ることができる酸化物超電導膜の製造方法を提供する。
【解決手段】基板上に物理蒸着法を用いて酸化物超電導薄膜を形成することを繰り返して所定の厚みの成膜を行う薄膜成膜工程と、成膜された酸化物超電導薄膜の表面を平滑化する平滑化工程とを繰り返して厚膜の酸化物超電導膜を形成する酸化物超電導膜の製造方法。前記物理蒸着法はパルスレーザ蒸着法である。前記平滑化工程は研磨による平滑化工程である。 (もっと読む)


【課題】厚膜化した場合においても充分確実に結晶の配向の乱れが抑制された酸化物超電導層を形成することができ、充分に高いJc、Icの酸化物超電導線材を確実に提供する。
【解決手段】基板上に、有機金属化合物を原料とし、塗布熱分解法により酸化物超電導層を形成して、酸化物超電導線材を製造する酸化物超電導線材の製造方法であって、基板上に有機金属化合物の溶液を塗布して塗布膜を作製する塗布膜作製工程と、塗布膜の有機金属化合物に含有される有機成分を熱分解、除去して、仮焼膜を作製する仮焼熱処理工程と、仮焼膜に含有される炭酸塩を分解、除去する中間熱処理工程と、炭酸塩が分解、除去された仮焼膜を結晶化させて、酸化物超電導層を形成させる本焼熱処理工程とを有しており、中間熱処理工程が、所定の減圧雰囲気下で行われる酸化物超電導線材の製造方法。 (もっと読む)


【課題】原料溶液の1回塗布当たり塗布厚を厚くした場合であっても、仮焼膜表面に凹凸の皺が発生することがなく、効率的に厚膜の酸化物超電導薄膜を作製して、高いIcの酸化物超電導薄膜を提供する。
【解決手段】基板上に、フッ素を含まない有機金属化合物を原料とする酸化物超電導薄膜を、塗布熱分解法により形成する酸化物超電導薄膜線材の製造方法であって、有機金属化合物を溶媒に溶解して調製された原料溶液を基板上に塗布して塗膜を作製する塗膜作製工程と、塗膜を溶媒の沸点と有機金属化合物の熱分解開始温度との間の温度雰囲気に所定時間保持して溶媒を乾燥させ除去する溶媒乾燥除去工程と、溶媒が乾燥、除去された塗膜を加熱することにより有機金属化合物を熱分解し、有機成分を除去して、仮焼膜を作製する仮焼熱処理工程と、仮焼膜を結晶化させて酸化物超電導薄膜を作製する本焼熱処理工程とを備えている酸化物超電導薄膜線材の製造方法。 (もっと読む)


【課題】FF−MOD法を用いて、厚膜化することにより、充分に高いIcの酸化物超電導薄膜を安定して提供する。
【解決手段】MOD法を用いて、フッ素を含まない有機金属化合物溶液の塗膜の仮焼熱処理、および仮焼膜の本焼熱処理により酸化物超電導層を作製する工程と、酸化物超電導層の上に非超電導物質からなる層を形成する工程と、非超電導物質からなる層上に、MOD法を用いて酸化物超電導層を作製すると共に、酸化物超電導層作製時の加熱により、非超電導物質と酸化物超電導層とを化学反応させて、ピン止め点として機能する反応生成物が分散した分散層を作製する工程とを備えているREBCO系酸化物超電導薄膜の製造方法。MOD法を用いて作製される酸化物超電導層を複数層備え、各酸化物超電導層の間に、ピン止め点として機能する非超電導物質が分散された分散層が形成されているREBCO系酸化物超電導薄膜。 (もっと読む)


【課題】臨界電流密度の特性に優れ、かつ剥離を防止した超電導体厚膜を容易に製造することができる酸化物超電導体厚膜の製造方法、酸化物超電導体厚膜、これを用いた磁場遮蔽体及び超電導限流器を提供する。
【解決手段】基体1の表面を粗面化し、当該表面に、実質的に(Bi、Pb)2+aSrCaCu(ただし、0<a<0.5)の組成を有する酸化物超電導体厚膜を形成する。 (もっと読む)



【課題】MOD法を用いて作製された仮焼膜を積層して厚膜の仮焼膜とした後、本焼熱処理を行って酸化物超電導薄膜を作製するに際して、結晶配向性が揃った高いIcを有する酸化物超電導薄膜を作製することができる酸化物超電導薄膜の製造方法を提供する。
【解決手段】金属有機化合物を原料とし塗布熱分解法により製造する酸化物超電導薄膜の製造方法であって、基板10上に金属有機化合物の溶液を塗布して塗膜を作製し、その後塗膜を仮焼熱処理温度にて熱処理して金属有機化合物に含有される有機成分を熱分解、除去して仮焼膜20を作製することを繰り返して積層仮焼膜層を作製する積層仮焼膜層作製工程と、積層仮焼膜層の最上層の上に積層仮焼膜層の結晶化を抑制する結晶化抑制層30を作製する結晶化抑制層作製工程と、本焼熱処理温度にて熱処理して積層仮焼膜層を結晶化させて酸化物超電導薄膜を作製する酸化物超電導薄膜作製工程とを備えている。 (もっと読む)


【課題】金属有機化合物の熱分解による超電導膜の熱処理形成において、低コストで大きい膜厚と配向性を得るための製造方法を提供する。
【解決手段】0.6〜数μm程度の膜厚の超電導膜材料の製造において、塗布熱分解法における仮焼成工程の前に、KrCl紫外エキシマランプ光を15mW/cm以上の照度で照射することにより、仮焼成工程で得られる仮焼成膜の元素分布の均一性が著しく向上し、その後の本焼成工程を経て、大きい膜厚と配向性をもつ超電導膜が製造できる。 (もっと読む)


【課題】
格子定数を変化させたCeO2層の作用でCeO2面側に高い臨界電流を有する超電導膜を得ることができるCeO2層を有するA l2O3-CeO2二層薄膜構造体、当該Al2O3-CeO2二層薄膜構造体を用いて、格子定数を変化させたCeO2層を活用してCeO2面側に高い臨界電流を有する超電導膜を形成したAl2O3-CeO2-超電導物質三層薄膜構造体及びその製造方法を提供する。
【解決手段】
厚さ0.4mm〜1.0mmのAl2O3単結晶層上に、厚さ20nm〜300nmのCeO2層を設けた薄膜構造体に、エネルギー密度1mJ/cm2〜250mJ/cm2のレーザ光を1000〜1000000パルス照射し、CeO2層の格子定数を変化させたCeO2を有するAl2O3-CeO2二層薄膜構造体のCeO2層側に厚さ100nm〜800nmの超電導薄膜を設けたAl2O3-CeO2-超電導物質三層薄膜構造体及びその製造方法。 (もっと読む)


【課題】通電方向に対して垂直方向に縞状を形成する超電導限流素子を提供する。
【解決手段】絶縁性基板4と、絶縁性基板4の少なくとも一側面に形成された超電導膜3と、超電導膜3の一側面に、第1抵抗部1と第2抵抗部2とが通電方向に交互に配置され縞状に形成された常電導抵抗膜5と、を含む超電導限流素子10。とする。 (もっと読む)


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