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国際特許分類[D21H21/16]の内容

国際特許分類[D21H21/16]に分類される特許

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【課題】本発明は、動物油分を有する食品などを収容する紙製容器の製造に用いられ、製造時において耐油剤のロスが発生せず、耐油剤による設備汚れも生じさせない、動物油分の浸透を防止した多層抄き耐油板紙を提供する。
【解決手段】本発明に係る多層抄き耐油板紙は、表層、裏層、及び1層又は複数層からなる中間層を有する多層抄きの基紙を支持体とし、表層及び裏層はサイズ剤を含有せず、中間層は中間層原料パルプ100質量部に対してサイズ剤を固形分換算で0.05〜0.30質量部の範囲で含有し、基紙の各層の坪量質量比は(中間層の合計質量)/(表層質量+裏層質量)=1/0.2〜1/2の範囲であり、基紙の両面は水溶性高分子と基紙100質量部に対して固形分換算で0.10〜0.50質量部の範囲のフッ素樹脂系耐油剤とがサイズプレスで塗布されて、更にその上にはバインダーとして水溶性高分子を含む塗工層が設けられている。 (もっと読む)


【課題】本発明は、製造時において耐油剤のロスが発生せず、耐油剤による設備汚れも生じず、臭気が少なく、更に紙製容器に加工するときには特殊な接着剤を使用する必要がない多層抄き耐油板紙及びその製造方法並びにそれを用いた紙製容器を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る多層抄き耐油板紙は、少なくとも表層、裏層及び中間層を有する多層抄きの基紙を支持体とし、中間層は中間層原料パルプ100質量部に対してサイズ剤を固形分換算で0.05〜0.50質量部の範囲で含有し、表層及び裏層はサイズ剤を含有せず、表層及び裏層の坪量はそれぞれ40〜80g/mであり、かつ、基紙の両面は、フッ素樹脂系耐油剤がサイズプレスされて、更にその上には水溶性高分子だけからなるバインダーを含む塗工層が設けられている。 (もっと読む)


本発明は、紙またはボール紙を処理するのに使用される糊剤を乳化するように、油および水を乳化するためのデバイス、システム、および方法であって、ベンチュリデバイス(50)の連続相供給ノズル(66)を通して、加圧下で連続相を混合セクションに供給するステップを伴う、デバイス、システム、および方法に関する。分散相が、ベンチュリデバイスの混合セクション(80)中に加圧下で任意選択により供給される。混合セクション内で形成されたエマルジョンは、混合相用ノズル(60)を通ってベンチュリデバイスの外に排出される。ベンチュリデバイスの混合相用ノズル(60)の直径は、1:1超および4:1未満の比で、連続相用ノズル(66)の直径より大きい。
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【課題】 耐油層塗工時に、塗料の起泡による操業性低下を防止し、表面欠陥の発生を抑えることによって優れた耐油性を有し、さらに安全性の高い食品包装にも使用可能な耐油紙を提供する。
【解決手段】 紙支持体の少なくとも片面に、少なくとも1層の耐油層を設けた耐油紙において、前記耐油層中にポリエチレングリコールの重合度が6乃至10のジオレイン酸ポリエチレングリコールを耐油層全固形分中の0.01乃至1.0質量%含有させる。また、前記耐油層中に含有する耐油剤がアクリル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂から選択される少なくとも1種であることが好ましい。さらに前記耐油層の塗工量の合計が0.5〜20g/mであることが好ましい。 (もっと読む)


脂肪酸無水物を含有するサイズ剤を使用して、高温浸透液に対する板紙の抵抗性を高める方法、および不溶化剤を開示する。さらに、高温耐浸透性を付与するために有用な組成物を開示する。 (もっと読む)


【課題】高いサイズ度とオフセット印刷に適した表面強度と内部強度を同時に達成できる片艶紙の製造方法及び片艶紙を提供する。
【解決手段】紙料を脱水するワイヤーパート、脱水された湿紙を搾水するプレスパート、搾水された湿紙を乾燥するドライヤーパートが連設されたヤンキー抄紙機において、湿紙にサイズ定着剤を含む組成物をスプレーし、続いてサイズ剤と紙力増強剤を含む表面処理剤をスプレーする。サイズ剤と紙力増強剤を含む表面処理剤をスプレーする面がオモテ面であり、スプレーと同時または直後に、湿紙のオモテ面からウラ面の方向に向けて吸引脱水を行うことにより、表面処理剤を紙層内部に浸透させることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 本発明の課題は、良好なサイズ剤組成物の保存安定性を有し、使用時の汚れが発生し難く、紙が滑りやすくしないとともに紙に優れたサイズ性能を付与するサイズ剤組成物を提供することにある。
【解決手段】紙の製造に使用する2−オキセタノン化合物を含有するサイズ剤組成物であって、以下の(1)〜(3)を満たすことを特徴とするサイズ剤組成物。
(1)炭素数8〜10の脂肪酸8〜20質量%、炭素数12〜18である脂肪酸が92〜80質量%である脂肪酸混合物を反応させて得られる2−オキセタノン化合物
(2)前記(1)の脂肪酸混合物のうちの不飽和脂肪酸が2質量%以下である脂肪酸混合物を反応させて得られる2−オキセタノン化合物
(3)25℃で液状である2−オキセタノン化合物 (もっと読む)


分散剤としてカチオン性プレポリマーの水溶液中でのエチレン性不飽和モノマーの乳化重合によって得られる微細なカチオン性水性ポリマー分散液であって、その際、まず、該カチオン性プレポリマーを重合開始剤の存在において:(a)少なくとも2種の異なる、それぞれアミノ基及び/又は第四級アンモニウム基を有する(メタ)アクリル酸エステル、及び/又はそれぞれアミノ基及び/又は第四級アンモニウム基を有する(メタ)アクリルアミドの混合物15〜40質量%、(b)少なくとも1種の場合により置換されたスチレン40〜85質量%、(c)酸基を含有する少なくとも1種のエチレン性不飽和モノマー0.5〜5質量%及び(d)(b)とは異なる少なくとも1種の非イオン性エチレン性不飽和モノマー0〜20質量%、その際、(a)+(b)+(c)+(d)からの合計=100質量%である、を溶液重合において水と部分的にないし完全に混和可能な溶媒中で重合させることによって製造し、該プレポリマーの溶液/分散液に、次いで水を混ぜ、引き続き、該プレポリマーの水溶液中で重合開始剤の存在において(i)少なくとも1種の場合により置換されたスチレン0〜29質量%、(ii)少なくとも1種のC1〜C18−(メタ)アクリル酸エステル50〜100質量%、(iii)直鎖又は分枝鎖のC1〜C30−カルボン酸の少なくとも1種のビニルエステル0〜30質量%及び(iv)(i)、(ii)及び(iii)とは異なる少なくとも1種の非イオン性エチレン性不飽和モノマー0〜30質量%、その際、(i)+(ii)+(iii)+(iv)からの合計=100質量%である、からのモノマー混合物の乳化重合、及び少なくとも1種の重合調節剤0〜10質量%の存在における該溶液重合及び/又は乳化重合を実施する。 (もっと読む)


【課題】機械的安定性、各種サイズ効果、および塗工時の低発泡性に優れる、エマルジョン型の製紙用表面サイズ剤を提供する。
【解決手段】不飽和ジカルボン酸類およびスチレン類を含み、かつ不飽和モノカルボン酸類を含まない単量体群(a)が重合反応してなり、かつ、そのカルボキシル基が下記一般式(1)で表される含窒素化合物と塩を形成しており、かつ、重量平均分子量が5000〜20000である共重合体(A)、ならびに水溶性連鎖移動剤(B)の存在下で、親水性不飽和単量体類および疎水性不飽和単量体類を含む単量体群(C)を乳化重合してなるエマルジョン、を含有する製紙用表面サイズ剤。


(式(1)中、X、XおよびXは水素または炭素数1〜3のアルキル基を表す。) (もっと読む)


【課題】サイズ剤としてASAサイズ剤を用いる場合に発生している抄紙マシンの汚れ防止とサイズ性を両立させ、しかもASAサイズ剤に用いられる乳化剤の使用量を低くすることができるため環境への影響を抑制可能な製紙方法及びこの方法から得られる紙の提供。
【解決手段】パルプ成分が1.5〜0.1質量%濃度の水性スラリーに対し、特定分子量のカチオン性ポリマーとASAサイズ剤エマルションとを別々に用意し、各々を同時に水性スラリー中に配合するか、または、特定分子量のカチオン性ポリマーとASAサイズ剤エマルションとを予め混合し、その混合物を水性スラリーに配合後、少なくとも1度のせん断工程後に水性スラリーを脱水することを特徴とする製紙方法、及びこの製紙方法により得られる紙。 (もっと読む)


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